JP6160456B2 - 包装ケース - Google Patents

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Description

本発明は包装ケースに関する。
物品を収容する段ボール製の収容箱では、複雑な化粧印刷を表面に施すには多くの手間を要していた。そのため、化粧印刷が容易な板材からなる包装ケースで、収容箱を覆うように設ける場合があった(例えば、特許文献1または2参照)。
特開平6−72433号公報 実開平7−4390号公報
特許文献1,2の包装ケースでは、一枚のブランクシートを折り曲げることで容易に形成できるようになっているものの、一定の形状に限定されていた。そのため、高さ寸法が異なる複数種の収容箱を包装する場合、収容箱の寸法に応じて包装ケースをそれぞれ形成する必要があり、汎用性が良くないという問題があった。
本発明は、前記した問題を解決するために創案されたものであって、収容箱の寸法に応じて形状を変更可能な包装ケースを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、収容箱を囲う筒状の包装ケースであって、上面板と、一対の側面板と、一対の調整板部と、下面板とを備えている。前記上面板は、前記各側面板の上端に連設されており、前記下面板は、一方の前記調整板部に連設された第一板部と、他方の前記調整板部に連設された第二板部とに分割されている。また、前記各調整板部は、前記各側面板の下端に連設され、且つ前記側面板との連設部分および前記下面板との連設部分に形成された互いに平行な罫線を備えている。前記第一板部の先端部には差込片が形成されるとともに、前記第二板部には前記差込片が差し込まれる係止スリットが形成されている。前記係止スリットは、筒の周方向に沿って間隔をあけて複数形成されている。そして、前記収容箱の外形に応じて選択された前記罫線が折り曲げられている。さらに、前記差込片として、筒の奥行き方向に沿って間隔をあけて並列された第一差込片と第二差込片が形成されている。前記第一差込片の基端部と前記第二差込片の基端部は、筒の奥行き方向に沿った一直線上に配置されている。また、前記係止スリットとして、前記第一差込片の差込位置に形成された第一係止スリットと前記第二差込片の差込位置に形成された第二係止スリットとが形成されている。前記第一係止スリットは、前記罫線と平行な第一の仮想基準線に沿って形成されており、前記第二係止スリットは、前記第一の仮想基準線と平行な第二の仮想基準線に沿って形成されている。前記第一係止スリットと前記第二係止スリットは、筒の奥行き方向および周方向の両方向にオフセットして配置されている。
本発明によれば、調整板部の両端に互いに平行な罫線が形成されているので、折り曲げる罫線を変更することで高さ寸法を調整することができる。さらに、差込片が差し込まれる係止スリットが筒の周方向に沿って複数形成されているので、高さ寸法を変更したときに、第一板部と第二板部の重合部分の周方向長さを調整できる。したがって、下面板の周方向長さを上面板の周方向長さと同等に保つことができる。さらに、第一係止スリットと第二係止スリットとの周方向距離を短くすることができる。したがって、隣り合う罫線の間隔をより一層小さくできるので、高さ寸法を細かく調整することができる。
請求項2に係る発明は、前記調整板部には、前記罫線と平行な他の罫線が形成されていることを特徴とする。このような構成によれば、隣り合う罫線の間隔を小さくできるので、高さ寸法を細かく調整することができる。
請求項3に係る発明は、前記第二差込片が前記第二係止スリットに差し込まれると、前記第一差込片の先端の一部が前記第一係止スリットに差し込まれ、前記第一差込片が前記第一係止スリットに差し込まれると、前記第二差込片の先端の一部が前記第二係止スリットに差し込まれることを特徴とする。
本発明によれば、収容箱の寸法に応じて包装ケースの形状を変更することができる。
本発明の実施形態に係る包装ケースの展開図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係る包装ケースの組立時の状態を示した斜視図である。 第一板部と第二板部との組立時の状態を示した図であって、(a)は係止前の状態を示した平面図、(b)は係止後の状態を示した平面図である。 包装ケースと収容箱を示した図であって、(a)は挿入前の状態を示した斜視図、(b)は挿入後の状態を示した斜視図である。 第一板部と第二板部との係止後の状態を示した図であって、図3より一段低い高さで組み立てた場合を示した平面図である。 第一板部と第二板部との係止後の状態を示した図であって、図3より二段低い高さで組み立てた場合を示した平面図である。 第一板部と第二板部との係止後の状態を示した図であって、最も低い高さで組み立てた場合を示した平面図である。 本発明の他の実施形態に係る包装ケースの展開図である。
本発明の実施形態において、「周方向」および「奥行き方向」は、図4に示す包装ケースの角筒の周方向および奥行き方向を基準としている。包装ケースを展開した状態の周方向および奥行き方向は、図1に示すようになる。また、包装ケースの上面板と下面板とは、図4に示した使用状態を基準としている。なお、下面板を上にして使用しても差し支えない。
本実施形態の包装ケース1は、図1に示した一枚の板紙製のシートを切り抜いたブランクシート1aを、罫線2,3において山折りすることで形成される。なお、図1は、包装ケース1の外面を上にした状態でブランクシート1aを図示している。
図4に示すように、包装ケース1は、収容箱4を囲うものであり、上面板10と、一対の側面板20,20と、一対の調整板部40,40と、下面板30とを備えている。包装ケース1は、断面矩形であって、両端が開放された四角筒形状を呈している。収容箱4は、例えば段ボール製の箱であって直方体形状を呈している。上面板10と側面板20と調整板部40と下面板30の奥行き方向の寸法は同一である。
上面板10は、収容箱4の上面4aを覆う部分であって、上面4aより僅かに大きい矩形形状を呈している。具体的には、上面板10は、上面4aよりも周方向両端部が側面板の厚さ分広くなっている。上面板10は、側面板20の上端に連設されている。
側面板20は、収容箱4の側面4bを覆う部分であって、上面板10の周方向両端部にそれぞれ連設されている。側面板20は、上面板10に対して直角に折り曲げられて垂下している。上面板10と側面板20とは、罫線2によって区画されている。罫線2は、奥行き方向に延在する押罫にて構成されている。
側面板20は、上面板10と同じ奥行き方向寸法を備えた矩形形状を呈している。側面板20の下端には、調整板部40が連設されており、側面4bの高さ寸法に応じて包装ケース1の高さ寸法が調整可能になっている。具体的には、調整板部40は、側面板20と下面板30との間に連設されており、且つ側面板20との連設部分、および下面板30との連設部分に互いに平行な罫線3,3が形成されている。本実施形態では、両端の罫線3,3の間に、これと平行な他の罫線3,3がさらに形成されている。
これらの複数の罫線3,3・・のうち、収容箱4の高さ寸法に応じて選択された罫線3を折り曲げることによって包装ケース1の高さが変更される。4本の罫線3,3・・は互いに等間隔ピッチで形成されている。調整板部40の位置および罫線3,3間の配置ピッチは、収容箱4の大きさに応じて決定される。なお、罫線3の配置ピッチは等間隔に限定されるものではなく、収容箱4の大きさに応じて配置ピッチを変えてもよい。
罫線3は、奥行き方向に延在するリード罫にて構成されている。リード罫には、複数のカット部C(図1の太線部分)が間欠的に形成されている。カット部Cは、板紙を貫通して形成された直線状の切込みである。隣り合う罫線3,3同士において、周方向に見てカット部Cが互いに重ならないようにオフセットして形成されている。
下面板30は、一方の調整板部40に連設された第一板部31と、他方の調整板部40に連設された第二板部32とに分割されている。
第一板部31は、上面板10よりも周方向長さが短い矩形形状を呈している。第一板部31の調整板部40から離れた側の先端には、差込片33が連設されている。差込片33は、第一板部31の先端から立ち上がる側辺が互いに平行な五角形形状を呈している。差込片33の先端部は、三角形状を呈しており、先端に向かって尖っている。差込片33の基端部の両側縁部には、切込み34がそれぞれ形成されている。切込み34は、第一板部31の先端に沿って形成されており、差込片33の基端部の両側縁部が、第一板部31の先端から離間可能になっている。
本実施形態では、差込片33として、形状の異なる2種類の差込片(第一差込片33aと第二差込片33b)が形成されている。第一差込片33aと第二差込片33bは、第一板部31の先端で奥行き方向に沿って間隔をあけて並列されている。第一差込片33aは、第一板部31の先端面の奥行き方向中間部に位置している。第二差込片33bは、二つ設けられており、第一差込片33aの両側に位置している。第二差込片33bの奥行き方向長さは、第一差込片33aの奥行き方向長さの略半分である。
第二板部32は、上面板10よりも周方向長さが短い矩形形状を呈している。第二板部32には、差込片33が差し込まれる係止スリット35が形成されている。係止スリット35は、奥行き方向に延在する主切込み36と、主切込み36の両端に連続する傾斜切込み37,37と、傾斜切込み37の先端に連続する折返切込み38とを備えて形成されている。
主切込み36は、差込片33に対応する幅の位置に形成されており、対応する差込片33の奥行き方向長さと同等の長さ寸法を有している。
傾斜切込み37は、主切込み36に対して45度の傾斜角を成していて、主切込み36の長手方向内側に向かうとともに第二板部32の先端側に向かっている。傾斜切込み37の奥行き方向成分の長さは、差込片33の切込み34と同等の長さであり、傾斜切込み37の周方向成分の長さは、差込片33の側辺と同等の長さである。
折返切込み38は、傾斜切込み37の先端から奥行き方向外側に向かって延在している。本実施形態の折返切込み38は、主切込み36と平行に延在している。折返切込み38の長さは、差込片33の切込み34と同等の長さである。
つまり、係止スリット35の両端部は、主切込み36の端部と傾斜切込み37と折返切込み38でZ字形状を呈している。以上のような構成では、一旦差込片33を係止スリット35に差し込むと、引き抜くのが非常に困難であり、差込片33と係止スリット35は嵌め殺しとなる。
係止スリット35には、第一差込片33aが差し込まれる第一係止スリット35aと、第二差込片33bが差し込まれる第二係止スリット35bとがある。第一係止スリット35aの奥行き方向長さ(主切込み36の長さ)は、第一差込片33aの奥行き方向長さと同等である。第二係止スリット35bの奥行き方向長さ(主切込み36の長さ)は、第二差込片33bの奥行き方向長さと同等である。第一係止スリット35aは、奥行き方向中央部で第一差込片33aに対応する位置に形成されている。第二係止スリット35bは、奥行き方向の両端部で、第二差込片33bに対応する位置に形成されている。
第一係止スリット35aは、罫線3と平行な第一の仮想基準線39aに沿って形成されており、第二係止スリット35bは、第一の仮想基準線39aと平行な第二の仮想基準線39bに沿って形成されている。本実施形態では、各係止スリット35は、主切込み36が仮想基準線39b,39a上に位置するように形成されている。第一の仮想基準線39aと第二の仮想基準線39bは、交互に位置しており、周方向に間隔をあけて形成されている。第一の仮想基準線39aと第二の仮想基準線39bの周方向の離間距離は、罫線3,3間の距離の二倍である。各仮想基準線39a,39bは、第二板部32の先端側から、第二の仮想基準線39b、第一の仮想基準線39a、第二の仮想基準線39b、第一の仮想基準線39aの順で位置している。つまり、各係止スリット35は、第二板部32の先端側から、第二係止スリット35b,35b、第一係止スリット35a、第二係止スリット35b,35b、第一係止スリット35aの順で交互に形成されている。
以下に、包装ケース1の製函手順を説明しながら作用効果を説明する。ここでは、包装ケース1の高さが最も大きい場合について説明する。以上のような構成のブランクシート1aから包装ケース1を形成するに際しては、まず、図2の(a)に示すように、上面板10を下側にして、罫線2を折り曲げる。さらに、収容箱4(図4参照)の高さ寸法に応じて、決定された罫線(本実施形態では調整板部40と下面板30との境界部分に位置する罫線)3を折り曲げる。この場合、調整板部40の全体が、側面板20と面一になり、包装ケース1の側面を構成している。
そして、図2の(b)および図3の(a)に示すように、下面板30の第一板部31の端部と第二板部32の端部とを向かい合わせる。
その後、図3の(b)に示すように、奥行き方向両端部に位置する第二差込片33b,33bを、第二板部32の先端寄りに位置する第二係止スリット35b,35bにそれぞれ差し込む。差込片33を係止スリット35に一旦差し込むと、差込片33の基端部の両側縁部が、係止スリット35の主切込み36の両端部に引っ掛かるので、分離し難く、運搬中に包装ケース1が開くのを防止できる。
一方、第二差込片33b,33bを第二係止スリット35b,35bに差し込むと同時に、第一差込片33aの先端の一部を第一係止スリット35aに差し込む。このようにすることで、第一差込片33aの先端部が第一係止スリット35a内に収容されて、露出されないので、運搬中などに第一差込片33aの先端部が他の箱や棚に引っ掛かることがない。したがって、第一差込片33aが捲れたり、破れたりするのを防止できる。
以上の手順で形成された包装ケース1は、図4の(a)に示すように、上下を逆にして、奥行き方向に沿って収容箱4を移動させて、包装ケース1の内部に収容箱4を挿入する(図4の(b)参照)。このように化粧印刷が容易な板材からなる包装ケース1で収容箱4の外側を覆うようによれば、外装に複雑な模様や文字を印刷することができるので箱の意匠性を容易に高めることができる。
次に、包装ケース1の高さが一段小さい(二番目の高さ)場合の下面板30の状態を説明する。この場合は、図5に示すように、調整板部40の罫線3のうち、下面板30側から二番目の罫線3で折り曲げられており、包装ケース1の高さ(周方向長さ)が小さくなっているとともに、第一板部31と第二板部32の周方向長さが大きくなっている。この場合、調整板部40の一部(下面板30側端部の罫線3と、二番目の罫線3との間の部分)が、下面板30と面一になり、包装ケース1の下面を構成している。調整板部40の残部(下面板30側から二番目の罫線3と、側面板20側端部の罫線3との間の部分)が、側面板20と面一になり、包装ケース1の側面を構成している。
奥行き方向中央部に位置する第一差込片33aが、第二板部32の先端の第二係止スリット35b,35bの一段後ろ(基端側)に位置する第一係止スリット35aに差し込まれている。このような構成によれば、第一板部31と第二板部32の周方向長さが大きくなっているが、第一板部31と第二板部32との重合部分の周方向長さが大きくなるので、調整板部40の一部と下面板30とを加えた幅と、上面板10の幅を同じ長さにできる。これによって、包装ケース1の上面と下面を同じ幅にできる。
一方、第二差込片33b,33bの先端の一部は第二係止スリット35b,35bに差し込まれている。このような構成によれば、第二差込片33b,33bの先端部が第二係止スリット35b内に収容されて、露出されないので、運搬中などに第二差込片33b,33bの先端部が他の箱や棚に引っ掛かることがない。したがって、第二差込片33b,33bが捲れたり、破れたりするのを防止できる。
次に、包装ケース1の高さがさらに一段小さい(三番目の高さ)場合の下面板30の状態を説明する。図6に示すように、調整板部40の罫線3のうち、下面板30側から三番目の罫線3で折り曲げられており、包装ケース1の高さ(周方向長さ)がさらに小さくなっているとともに、第一板部31と第二板部32の周方向長さが大きくなっている。この場合、調整板部40の一部(下面板30側端部の罫線3と、三番目の罫線3との間の部分)が、下面板30と面一になり、包装ケース1の下面を構成している。調整板部40の残部(下面板30側から三番目の罫線3と、側面板20側端部の罫線3との間の部分)が、側面板20と面一になり、包装ケース1の側面を構成している。
奥行き方向両端部に位置する第二差込片33b,33bが、第二板部32の先端の第二係止スリット35b,35bの二段後ろ(基端側)に位置する第二係止スリット35b,35bに差し込まれている。これによって、調整板部40の一部と下面板30とを加えた幅と、上面板10の幅を同じ長さにできるので、包装ケース1の上面と下面を同じ幅にできる。
一方、第二差込片33b,33bの先端の一部は第二係止スリット35b,35bに差し込まれている。このような構成によれば、第二差込片33b,33bの先端部が第二係止スリット35b内に収容されて、露出されないので、運搬中などに第二差込片33b,33bの先端部が他の箱や棚に引っ掛かることがない。したがって、第二差込片33b,33bが捲れたり、破れたりするのを防止できる。
次に、側面板20の高さが最も小さい(四番目の高さ)場合の下面板30の状態を説明する。図7に示すように、下面板30側から四番目の罫線3で折り曲げられており、側面板20の高さ(周方向長さ)が最も小さくなっているとともに、第一板部31と第二板部32の周方向長さが最も大きくなっている。この場合、調整板部40の全体が、下面板30と面一になり、包装ケース1の下面を構成している。
奥行き方向中央部に位置する第一差込片33aが、第二板部32の先端の第二係止スリット35b,35bの三段後ろ(もっとも基端側)に位置する第一係止スリット35aに差し込まれている。これによって、調整板部40の全体と下面板30とを加えた幅と、上面板10の幅を同じ長さにできるので、包装ケース1の上面と下面を同じ幅にできる。
なお、本実施形態では、側面板20が最も低いときに、第二差込片33b,33bの先端は係止されていないが、この先端を係止する係止スリットを別途形成してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る包装ケース1によれば、側面板20と下面板30との間に調整板部40が形成されているので、折り曲げる罫線3を変更することで包装ケース1の高さ寸法を調整することができる。また、罫線3の数を増やせばより多くの高さ寸法を選択することができる。
さらに、差込片33が差し込まれる係止スリット35が筒の周方向に沿って複数形成されているので、高さ寸法を変更したときに、第一板部31と第二板部32の重合部分の周方向長さを調整できる。これによって、包装ケース1の下面の周方向長さを上面の周方向長さと同等に保つことができるので、包装ケース1の筒形状を常に矩形にすることができる。
また、筒の奥行き方向にオフセットしている第一係止スリット35aと第二係止スリット35bが周方向に沿って間隔をあけて交互に形成されていることで、第一係止スリット35aと第二係止スリット35bとの周方向距離を短く形成することができる。これによって、隣り合う罫線3,3の間隔を小さくできるので、高さ寸法を細かく調整することができる。
さらに、第一差込片33aの両側に一対の第二差込片33bを形成しているので、第二差込片33bを差し込んだ場合には、係止した差込片33と第一板部31の端部との距離が短くなるので、第一板部31の端部が捲れにくくなる。一方、第一差込片33aを差し込んだ場合には、第一差込片33a奥行き方向長さが長いので、引っ掛かり長さを確保できる。
さらに、本実施形態に係る包装ケース1では、一枚のブランクシート1aを折り曲げることで容易に形成できる。また、一つのブランクシート1aから収容箱4の寸法に応じて複数種の形状に形成することができる。つまり、本実施形態に係る包装ケース1は、高さ寸法が異なる複数種の収容箱4を包装することができるので、汎用性が良好である。
図8は、本発明の他の実施形態に係る包装ケースを構成するブランクシート1bを示した図である。かかるブランクシート1bは、側面板20と上面板10との間にも調整板部40aが形成されて、罫線2aが複数形成されている。罫線2aは、互いに平行で且つ等間隔ピッチで形成されている。罫線2aは、側面板20と下面板30間の調整板部40の罫線3と同様に、奥行き方向に延在するリード罫にて構成されている。罫線2aの位置および罫線2a,2a間の配置ピッチは、収容箱4の幅寸法に応じて決定される。なお、罫線2a,2aの配置ピッチは等間隔に限定されるものではなく、収容箱4の大きさに応じて配置ピッチを変えてもよい。
収容箱4の幅さ寸法に応じて選択された罫線2aが折り曲げられることによって包装ケース1の幅(周方向長さ)が変更される。リード罫には、複数のカット部C(図8の太線部分)が間欠的に形成されている。罫線2aにおいても隣り合う罫線2a,2a同士において、周方向に見てカット部Cが互いに重ならないようにオフセットして形成されている。
なお、その他の構成は前記実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。本実施形態では、包装ケース1の下面の幅が上面の幅と同じになるように、折り曲げられる罫線3が選択される。
以上のような構成によれば、収容箱4の高さ寸法のみならず、幅寸法にも応じた形状の包装ケースを形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。例えば、前記実施形態では、第一差込片33aの両側に一対の第二差込片33bが設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、第一差込片と第二差込片を一つずつ隣接させてもよいし、さらに、多くの差込片を設けてもよい。
1 包装ケース
1a ブランクシート
1b ブランクシート
2a 罫線
3 罫線
10 上面板
20 側面板
30 下面板
31 第一板部
32 第二板部
33 差込片
33a 第一差込片
33b 第二差込片
35 係止スリット
35a 第一係止スリット
35b 第二係止スリット
39a 第一の仮想基準線
39b 第二の仮想基準線
40 調整板部
40a 調整板部

Claims (3)

  1. 収容箱を囲う筒状の包装ケースであって、
    上面板と、一対の側面板と、一対の調整板部と、下面板とを備えており、
    前記上面板は、前記各側面板の上端に連設されており、
    前記下面板は、一方の前記調整板部に連設された第一板部と、他方の前記調整板部に連設された第二板部とに分割されており、
    前記各調整板部は、前記各側面板の下端に連設され、且つ前記側面板との連設部分および前記下面板との連設部分に形成された互いに平行な罫線を備えており、
    前記第一板部の先端部には差込片が形成されるとともに、前記第二板部には前記差込片が差し込まれる係止スリットが形成されており、
    前記係止スリットは、筒の周方向に沿って間隔をあけて複数形成されており、
    前記収容箱の外形に応じて選択された前記罫線が折り曲げられており、
    前記差込片として、筒の奥行き方向に沿って間隔をあけて並列された第一差込片と第二差込片が形成され、
    前記第一差込片の基端部と前記第二差込片の基端部は、筒の奥行き方向に沿った一直線上に配置されており、
    前記係止スリットとして、前記第一差込片の差込位置に形成された第一係止スリットと前記第二差込片の差込位置に形成された第二係止スリットとが形成されており、
    前記第一係止スリットは、前記罫線と平行な第一の仮想基準線に沿って形成されており、前記第二係止スリットは、前記第一の仮想基準線と平行な第二の仮想基準線に沿って形成されており、
    前記第一係止スリットと前記第二係止スリットは、筒の奥行き方向および周方向の両方向にオフセットして配置されている
    ことを特徴とする包装ケース。
  2. 前記調整板部には、前記罫線と平行な他の罫線が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装ケース。
  3. 前記第二差込片が前記第二係止スリットに差し込まれると、前記第一差込片の先端の一部が前記第一係止スリットに差し込まれ、
    前記第一差込片が前記第一係止スリットに差し込まれると、前記第二差込片の先端の一部が前記第二係止スリットに差し込まれる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装ケース。
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