JP6159437B2 - 無粘着性送り状ラベル及びその製造方法 - Google Patents

無粘着性送り状ラベル及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6159437B2
JP6159437B2 JP2016045723A JP2016045723A JP6159437B2 JP 6159437 B2 JP6159437 B2 JP 6159437B2 JP 2016045723 A JP2016045723 A JP 2016045723A JP 2016045723 A JP2016045723 A JP 2016045723A JP 6159437 B2 JP6159437 B2 JP 6159437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
adhesive
thermal paper
weight
paper layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016045723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016175410A (ja
Inventor
キム,ウンチョル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kim Eun Chul
Original Assignee
Kim Eun Chul
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kim Eun Chul filed Critical Kim Eun Chul
Publication of JP2016175410A publication Critical patent/JP2016175410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6159437B2 publication Critical patent/JP6159437B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D171/00Coating compositions based on polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D171/02Polyalkylene oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/201Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers characterised by the release coating composition on the carrier layer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/21Paper; Textile fabrics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2203/00Applications of adhesives in processes or use of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2203/334Applications of adhesives in processes or use of adhesives in the form of films or foils as a label

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)

Description

本発明は、無粘着性送り状ラベル及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、送り状ラベルの構造及び製造工程を単純化させ、低い工程温度を持たせることにより、環境汚染を減らすうえ、不良率を極力抑えて生産コストの節減を図ることができる、無粘着性送り状ラベル及びその製造方法に関する。
最近、インターネットショッピングやホームショッピングなどが急速に発展するにつれて、購入者は、デパートやお店を直接訪問することなく、それらを介して物品を購入する場合が多い。このように購入された大部分の物品は、一般小包貨物ではなく、宅配便会社に委託して迅速に購入者に配送されている。このような物品、すなわち貨物の配送は、ある企業から他の企業へ、企業から個人へ、ある個人から他の個人へと行われる。この際、貨物の包装箱には、配送情報を記録するための宅配便用送り状ラベルが貼られる。
このような宅配便用送り状ラベルは、機能的な面からみると、宅配便会社ごとにその配送情報記録の形態が異なるが、一般に受取人の個人情報、住所、物品名、規格、数量等に関する内容が記録され、受取人が受領した貨物側に残る残留用ラベルと、受取人側の情報に加えて、受取人の物品受領を確認した引受証が含まれて配送会社に回収される回収用ラベルとからなる。
宅配便用送り状ラベルを構造的な面からみると、既存の宅配便用送り状ラベルは、表面に印刷が可能な感熱紙層と、感熱紙層の背面に一般的なアクリル系溶剤タイプの粘着剤を塗布した粘着層と、粘着層に貼り付けられ、表面がシリコーンコート処理された離型紙層とを備える。ここで、感熱紙層は熱によって印刷が行われる紙をいい、離型紙はシリコーン(Silicone)層とグラシン(Glassine)ペーパーからなっており、感熱紙層の表面には差出人、受取人、貨物の種類、費用、最終伝達場所、引き受け後の引き受け確認を記録するための部分が熱により印刷される。そして、感熱紙層は、前述した回収用ラベルと残留用ラベルから構成されるのが一般的である。
ところが、従来の宅配便用送り状ラベルは、回収用ラベルを剥離すると、その背面や残留用ラベルの表面に粘着剤層のべたつきが残って汚染のおそれがあり、別途の紙を貼り付けて使用しなければならないなど、回収用ラベルや残留用ラベルの管理が不便であるという問題点があった。
このような既存の宅配便用送り状ラベルの問題点を考慮して、回収用ラベルを剥離してもべたつかないようにした宅配便用運送ラベルが特許文献1の「無粘着送り状ラベル及びその製造方法」が開示されている。このような宅配便用運送ラベルは、感熱紙と、感熱紙の表面に、分子量800〜1,300のポリオレフィン樹脂を乳化剤として乳化させた第1コーティング液を塗布して形成される第1コーティング層と、第1コーティング層の表面に、全重量に対して35〜45重量%のn−ブチルアクリレートが含有されているラテックスを第2コーティング液として塗布して形成される第2コーティング層と、第2コーティング層の表面に粘着剤の塗布によって形成される粘着層と、粘着層の表面に貼り付けられる離型紙とを含む。ところが、前記無粘着送り状ラベルは、互いに異なる第1コーティング層及び第2コーティング層を構成するために異質のコーティング液をそれぞれ製造しなければならず、2回のコーティング過程を経なければならないので、製造過程が複雑であって製造コストが上昇するという問題がある。また、前記無粘着送り状ラベルは、第1コーティング層と第2コーティング層が分離されて感熱紙が第1コーティング層と共に除去されるとき、第2コーティング層が露出されるが、第2コーティング層の主成分たるn−ブチルアクリレートの粘着力が残存する可能性があって異物によって汚染するおそれがあり、n−ブチルアクリレートの強い接着力により感熱紙の除去時に多少無理な力を加えなければならないという問題がある。その上、2種のコーティング液を製造して2回のコーティング過程を経るなどの複雑な工程条件により高い不良率を持つという問題もある。
韓国特許登録第10−1011974号公報
そこで、本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、貨物が配達された後、受取人に渡されたことを確認するための回収用ラベルを貨物から剥離しても、回収用ラベルの背面や残留用ラベルがべたつかなく、構造が簡単で製造工程も単純であるため、従来に比べて製造コストを著しく低減し且つ不良率を極力抑える、環境に優しい宅配便用無粘着性送り状ラベル及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、回収用ラベルを貨物から剥離するときに容易に剥離することが可能な、宅配便用無粘着性送り状ラベル及びその製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、表面に印刷が可能な感熱紙層、前記感熱紙層の背面に形成される粘着層と、前記粘着層の背面に貼り付けられる離型紙層とを含む宅配便用送り状ラベルにおいて、前記感熱紙層の背面と前記粘着層の表面との間に位置し、ポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水から構成される離型性コーティング液を塗布して形成され、前記感熱紙層の除去の際に前記感熱紙層の背面から分離されて前記粘着層の表面に残存し、前記粘着層の表面に残存する部分が粘着性を示さない特徴を持つ離型層をさらに含む、無粘着性送り状ラベルによって達成される。
本発明の上記目的は、表面に印刷が可能な感熱紙層、前記感熱紙層の背面に形成される粘着層と、前記粘着層の背面に貼り付けられる離型紙層を含む宅配便用送り状ラベルの製造方法において、前記感熱紙層の背面にポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水から構成される離型性コーティング液を塗布することにより、前記感熱紙層の除去の際に前記感熱紙層の背面から分離されて前記粘着層の表面に残存し、前記粘着層の表面に残存する部分が粘着性を示さない特徴を持つ離型層を形成する段階と、前記離型層の背面に粘着層を形成する段階と、前記粘着層の背面に離型紙層を貼り付ける段階とを含んでなる、無粘着性送り状ラベルの製造方法によって達成される。
本発明に係る無粘着性送り状ラベル及びその製造方法によれば、貨物が配達された後、受取人に渡されたことを確認するための回収用ラベルを貨物または包装から分離しても回収用ラベルの背面や残留用ラベルの表面がべたつかなく、適切な接着力を持つ無粘着性送り状ラベルを提供する。
本発明に係る無粘着性送り状ラベル及びその製造方法によれば、宅配便用送り状ラベルの構造が感熱紙層、離型層、粘着層、離型紙層と単純であるうえ、従来の無粘着性送り状ラベルと比較して不良率が低く、無粘着性に優れた無粘着性送り状ラベルを提供するという効果がある。すなわち、本発明は、製造工程が単純で、1次、2次コーティング過程を必要としないため、従来の発明に比べて生産コストを減らすことができ、工程を単純化させて不良率を大幅に減少させることができる。さらに、第1コーティング層と第2コーティング層とを接合させ、第1コーティング層と第2コーティング層との間で分離が起こる従来の無粘着性送り状ラベルと比較して、本発明は、2つのコーティング層ではなく、1つの離型層のみを形成し、離型層と感熱紙層との間で分離が起こるので、回収用送り状ラベルの接着物性を均一に維持することが容易であり、複雑な構造及び製造工程の単純化により不良率が大幅に減少するという利点がある。また、製造過程で有機溶媒を使用せずに、低温度で各段階が行われるので、環境に優しく、エネルギー効率の高い無粘着性送り状ラベルを提供するという効果がある。
本発明に係る無粘着性送り状ラベルの製造方法は、2回のコーティング過程を1回のコーティングに単純化させるうえ、中間紙を使用しないため、従来の2回コーティング過程による無粘着性送り状ラベルや中間紙を用いた無粘着性送り状ラベルが持つ高い生産コストと工程の複雑さを減少させ、製品の不良率を大幅に減少させることができる。また、従来の2回コーティング過程による無粘着性送り状ラベルの複雑な工程条件による不良要素を完全に解決して製品の不良率を大幅に減少させることができる。
無粘着性送り状ラベルの断面を示す断面図である。 無粘着性送り状ラベルからの感熱紙層の除去の際に感熱紙層と離型層との間で分離が起こり、無粘着性を有する離型層が粘着層の表面に残存することを示す断面図である。 無粘着性送り状ラベルからの感熱紙層の除去の際に感熱紙層と離型層との間で分離が起こり、無粘着性を有する離型層が粘着層の表面に残存することを示す斜視図である。 無粘着性送り状ラベルの製造方法を示す工程図である。
以下、本発明を詳細に説明する。但し、本発明の要旨を不要に曖昧にするおそれのある公知機能及び構成について詳細な説明は省略する。
本発明で使用された用語は、単に特定の実施例を説明するためのもので、本発明を限定するものではない。 単数の表現は、文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つまたはそれ以上の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。また、本発明の権利範囲は下記の実施例により限定されるものではない。
本発明は、宅配便用送り状ラベルに限定されず、感熱紙層が接着の後に除去される必要があり、除去の後にべたつかない無粘着性の表面を要する様々な場合に適用できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。本発明の実施例は、当該技術分野における通常の知識を有する者に本発明を詳細に説明するために提供されるもので、下記の実施例は様々な他の形態に変形できる。
図1は無粘着性送り状ラベル100の断面を示す断面図である。
図1に示すように、無粘着性送り状ラベル100は、感熱紙層10、離型層20、粘着層30及び離型紙層40を含む単純な構造を持つ。図1に示すように、本発明に係る無粘着性送り状ラベル100は、離型性コーティング液21を感熱紙層10の背面に直接塗布して中間紙を省略した無粘着性送り状ラベルであって、表面に印刷が可能な感熱紙層10の背面に離型性コーティング液21を直接コートして離型層20を形成し、離型層20の背面に粘着層30及び離型紙層40を順次形成してなる。
感熱紙層10は、化学物質が塗られており、熱を加えると色が現れ、受取人及び差出人の氏名、住所及び電話番号などの個人情報がその表面に印刷される機能を行う。
従来の無粘着送り状ラベルが中間紙の省略のために1次コーティング液を塗布し、その上に2次コーティング液を塗布して1次、2次コーティング層を形成する構造を持つが、これに対し、本発明に係る無粘着性送り状ラベル100は、1つの離型層20で従来の発明に係る1次コーティング層と2次コーティング層のすべての機能及び作用を行うことが可能なので、相対的に簡単な構造と製造工程を有することができる。従来の無粘着送り状ラベルは、1次コーティング層と2次コーティング層との層間付着力を低下させ、1次コーティング層と2次コーティング層との間で分離が起こり、1次コーティング層が付着した感熱紙層と2次コーティング層が付着した粘着層に分離されるが、これに対し、本発明に係る無粘着性送り状ラベル100は、感熱紙層10と1つの離型層20との間で分離が起こり、感熱紙層10と離型層20の残存する粘着層30に分離され、残存する離型層20の表面が無粘着性を示す。本発明の離型層20は、感熱紙層10と粘着層30との間に位置し、十分な粘着力を持つため、宅配便の配達中には感熱紙層10が任意に分離されない。宅配便の配達が完了して回収用ラベルを除去する必要がある場合には、過度な力を与えなくても感熱紙層10を離型層20から引き剥がすことが可能であり、粘着層30の表面に残存する離型層20は粘着力を失って無粘着性を示す。本発明は、従来の発明に比べて無粘着性送り状ラベルの構造が簡単であって、1次コーティングと2次コーティングを1回の離型性コーティング液21の塗布で代替することができるため、品質管理が容易で、製造コストが少なく、不良率が極力抑えられる。
本発明の離型層20は、ポリエチレングリコール、ポリエチレン及び乳化剤を水に混ぜて製造された離型性コーティング液21を感熱紙層10の背面に塗布することにより形成される。ポリエチレングリコールを単独で使用するときには粘着力が強すぎるため、感熱紙層10の除去の際に過度な力が要求され、感熱紙層10の除去の際に粘着層30の一部が一緒に付いてきて感熱紙層10の背面に残存してべたつきを生じさせる問題がある。また、感熱紙層10の除去の際に、感熱紙層10の一部のみが除去され、一部は粘着層30上に残存する問題が発生するおそれがある。
ポリエチレングリコールの接着力はポリエチレンを添加して調節する。ポリエチレングリコールにポリエチレンを混合して離型層20を形成すると、宅配便の配達中には任意に分離されない程度の粘着力を有しながら、回収用ラベルの除去の際には過度な力を加えなくても、感熱紙層10と離型層20との間で分離が起こる無粘着性送り状ラベル100が製造できる。製造過程中に熱を加えずに、環境に優しい無粘着性送り状ラベル100を製造するためには、有機溶媒上でポリエチレングリコールとポリエチレンを混合するよりも、水溶上で混合することが好ましい。親水性のポリエチレングリコールと親油性のポリエチレンとを水溶上で混合するためには乳化剤を必要とする。以下、ポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤を水に混ぜて離型性コーティング液21を製造する方法について説明する。
ポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水を一度に混合する場合、ポリエチレンの乳化安定性に問題が発生するおそれがあって、ポリエチレンと乳化剤を水と混合してポリエチレン水溶液を先に製造することが好ましい。ポリエチレン水溶液を先に製造した後、これを、ポリエチレングリコールを水に溶かしたポリエチレングリコール水溶液と混合することにより、離型性コーティング液21を製造することが可能である。好ましくは、ポリエチレングリコールを乳化剤と一緒に水に混ぜて製造されたポリエチレングリコール水溶液を、ポリエチレンと乳化剤を水に混ぜて製造されたポリエチレン水溶液に混合することにより、離型性コーティング液21が製造できる。
離型層20は、感熱紙層10の背面にポリエチレングリコール30〜58重量%とポリエチレン0.27〜10.8重量%を乳化剤0.53〜4.34重量%で乳化させ、水38.2〜58.86重量%に溶かした離型性コーティング液を塗布して形成されることが好ましい。
水は、ポリエチレングリコール、ポリエチレン及び乳化剤を均一に分散させる溶媒の役割を果たし、離型性コーティング液21中に38.2〜58.86重量%で含まれることが好ましい。水が38.2重量%未満である場合、離型性コーティング液21の粘度が高すぎるため、離型性コーティング液21を感熱紙層10の背面に塗布する過程の調節が難しく、離型層20の厚さが過度に厚くなる問題が発生するおそれがある。すなわち、離型性コーティング液21の粘度が高くなると、離型性コーティング液21を塗布して適切な厚さの離型層20を形成する過程に困難さがあり、作業性に問題が発生する。また、水が38.2重量%未満である場合、ポリエチレングリコール、ポリエチレン及び乳化剤を水と混合して均一な離型性コーティング液21を製造するのに問題が発生するおそれがあり、離型層20の粘着力などの物性が均一でないという問題が発生するおそれがある。また、水が58.86重量%を超える場合、離型性コーティング液21の粘度が低すぎるため、離型性コーティング液21を塗布する均一な厚さの離型層20を形成するのに問題が発生するおそれがある。また、離型層20の厚さが過度に薄くなる問題があり、接着力が弱くなって感熱紙層10が無粘着性送り状ラベルの製造過程や宅配便の配達中に離脱するおそれがある。また、離型性コーティング液21の粘度が低い場合、離型層20が感熱紙層10に含浸されて感熱紙層10の印刷性能を低下させ、粘着層30が離型層20に定着されず、感熱紙層10と粘着層30とが接触するようになり、本発明に係る無粘着性送り状ラベルの特性を失うおそれがある。
ポリエチレングリコールは、離型性コーティング液21中に30〜58重量%で含まれることが好ましい。ポリエチレングリコールが30重量%未満である場合、粘着力が弱くて感熱紙層10で感熱印刷がなされるときや宅配便の配達中に感熱紙層10が予期せぬ離脱をして無粘着性送り状ラベルの本来の機能を果たさなくなるおそれがある。ポリエチレングリコールが58重量%を超える場合、粘着力が強くなって感熱紙層10の剥離の際に必要以上の力を必要とし、感熱紙層10が奇麗に剥離されない問題が発生するおそれがある。
ポリエチレンは、離型性コーティング液21中に0.27〜10.8重量%で含まれることが好ましい。ポリエチレンが0.27重量%未満である場合、離型層20の接着力が強くなりすぎるため感熱紙層10の除去の際に過度な力が要求され、感熱紙層10の除去の際に粘着層30の一部が付いてきて感熱紙層10に残存してべたつきを生じさせる問題が発生するおそれがある。また、感熱紙層10の除去の際に感熱紙層10の一部のみが除去され、一部は粘着層30上に残存して感熱紙層が奇麗に剥離されないという問題が発生するおそれがある。ポリエチレンが7.56重量%を超える場合、離型層20の接着力が弱くて感熱紙層10で感熱印刷がなされるときや宅配便の配達中に感熱紙層10が予期せぬ離脱をして無粘着性送り状ラベルの本来の機能を果たさなくなるおそれがある。
乳化剤は、離型性コーティング液21中に0.53〜4.34重量%で含まれることが好ましい。乳化剤が0.53重量%未満である場合、ポリエチレンを水に溶かすのに難しさがあり、離型性コーティング液21に巨大粒子が作られるため、離型性コーティング液21を塗布して形成される離型層20の品質が均一にならない問題が発生するおそれがある。また、離型性コーティング液21の保管中に乳化安定性が弱いため、粒子同士が凝集して沈殿が起こるなど、貯蔵安定性に問題が発生するおそれがある。乳化剤が4.34重量%を超える場合、余剰乳化剤の影響により離型層20の接着力が弱くなって感熱紙層10で感熱印刷がなされるときや宅配便の配達中に感熱紙層10が予期せぬ離脱をして無粘着性送り状ラベルの本来の機能を果たさなくなるおそれがある。また、離型層20内の余剰乳化剤の影響により感熱紙層10の感熱性能が低下することがある。
ポリエチレングリコールは2,000〜150,000の分子量を有することが好ましい。ポリエチレングリコールの分子量が2,000未満である場合、粘度が低すぎるため離型層20の形成が難しく、離型層20のポリエチレングリコールが粘着層30に含浸または拡散され、感熱紙層10を分離するときに粘着層30で分離が起こるという問題が発生するおそれがある。また、ポリエチレングリコールの分子量が2,000以下である場合、感熱紙層10に含浸または拡散され、感熱紙層10の印刷品質に問題が発生するおそれがあり、感熱紙層10と粘着層30とが接触して無粘着性送り状ラベルの機能が失われるおそれがある。ポリエチレングリコールの分子量が150,000を超える場合、粘度が高すぎるため離型層20形成過程の調節が難しく、離型層20の粘着力が高くなって感熱紙層10の除去の際に過度な力が要求され、感熱紙層10の奇麗な分離が難しいという問題が発生するおそれがある。さらに好ましくは、ポリエチレングリコールは、2,000〜30,000の分子量を有することが経済性の面で妥当である。これは、ポリエチレングリコールの分子量が30,000を超える場合、その単価が高くて無粘着性送り状ラベルの製造コストを大幅に上昇させるためである。
ポリエチレンは300〜10,000の分子量を有することが好ましい。ポリエチレンの分子量が300未満である場合、粘度が低すぎるため離型層20の形成が難しく、離型層20のポリエチレンが粘着層30に含浸または拡散され、感熱紙層10を分離するときに過度な力が要求され、粘着層30で分離が起こる問題が発生するおそれがある。また、ポリエチレンの分子量が300以下である場合、感熱紙層10に含浸または拡散され、印刷品質に問題が発生するおそれがある。ポリエチレンの分子量が10,000を超える場合、乳化剤を用いても、ポリエチレンを水と混合し難くてポリエチレン水溶液を製造するのに困難さがあり、結果的にポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水を含む離型性コーティング液21を塗布して離型層20を形成するのに問題が発生するおそれがある。
乳化剤は、ポリエチレンを水に分散させることが可能ないずれのものでも構わない。但し、ポリエチレングリコール、ポリエチレンを水と適切に混合させるためにはサルフェート系乳化剤が好ましい。
本発明において、粘着層30は、離型層20の背面に粘着剤の塗布により形成され、無粘着性送り状ラベルを物品または包装に貼り付けるための付着力を提供する。
本発明において、離型紙層40は、粘着層30の背面に貼り付けられ、粘着層30との分離を容易にするために、粘着層30と接触する面にシリコーンがコートされていてもよい。
図2は無粘着性送り状ラベル100からの感熱紙層10の除去の際に感熱紙層10と離型層20との間で分離が起こることを示す断面図である。本発明に係る無粘着性送り状ラベルは、図1の離型紙層40が除去され、粘着層30が宅配便の物品や宅配便包装などの付着対象物200に貼り付けられる。回収用ラベルの除去のために適切な力を与えて感熱紙層10を分離させると、感熱紙層10と離型層20との間で分離が起こり、離型層20が粘着層30の表面に残存し、粘着層30の表面に残存する離型層20は粘着力を失って異物などが表面にくっ付かない。
図3は無粘着性送り状ラベル100からの感熱紙層10の除去時に感熱紙層10と離型層20との間で分離が起こることを示す斜視図である。図3によれば、回収用ラベルの除去のために感熱紙層10を分離すると、感熱紙層10と離型層20との間で分離が起こり、回収用ラベルの表面及び残留用ラベルの表面の両方とも粘着力を失って異物などが表面にくっ付かない。感熱紙層10の容易な除去のために、背面の角部や頂点の一部に離型層20が形成されなくてもよい。回収用ラベルの除去のために、離型層20が形成されていない部分11を把持して力を与えることにより感熱紙層10を除去することができる。
次に、上述したような構成成分及び機能を持つ無粘着性送り状ラベルの製造方法を詳細に説明する。
図4によれば、本発明に係る無粘着性送り状ラベルの製造方法は、ポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水から構成される離型性コーティング液を製造し(S10)、表面に印刷が可能な感熱紙層10の背面に離型性コーティング液21を塗布し、乾燥させて離型層20を形成する(S20)。前記離型層20は、前記感熱紙層10の除去の際に感熱紙層10と離型層20との間で分離が起こって無粘着性の離型層20が前記粘着層30の表面に残存する。前記離型層20の背面に粘着層30を形成するが(S30)、粘着層30は、送り状ラベルを宅配便の物品や宅配便の包装に固定させるための粘着力を無粘着性送り状ラベルに与える。粘着層30の背面には離型紙層40を貼り付けるが(S40)、普段は離型紙層40が貼り付けられた状態で存在し、送り状ラベルを対象物に貼り付ける必要があるとき、離型紙層40が除去されて露出した粘着層30が物品や包装に貼り付けられる。
離型層20を形成する離型性コーティング液21は、ポリエチレングリコール、ポリエチレン及び乳化剤を水に混ぜて製造される。但し、ポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水を一度に混合する場合、ポリエチレンの乳化安定性に問題が発生することがあって、ポリエチレンと乳化剤を水と混合してポリエチレン水溶液を先に製造することが好ましい。ポリエチレン水溶液を先に製造した後、これを、ポリエチレングリコールを水に溶かしたポリエチレングリコール水溶液と混合することにより、離型性コーティング液21を製造することが可能である。好ましくは、ポリエチレングリコールを乳化剤と一緒に水に混ぜて製造されたポリエチレングリコール水溶液を、ポリエチレンと乳化剤を水に混ぜて製造されたポリエチレン水溶液に混合することにより、離型性コーティング液21が製造できる。
以下、実施例によって本発明に係る無粘着性送り状ラベルの製造方法における離型性コーティング液21の製造段階について説明する。但し、離型性コーティング液21の製造段階が以下の実施例に限定されるものではない。ここで、重量%は離型性コーティング液の全重量に対する重量%である。
[実施例1]
反応槽で蒸留水40.00重量%に乳化剤3.00重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール50.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン1.89重量%と乳化剤0.21重量%を水4.90重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液93.00重量%に前記ポリエチレン水溶液7.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。前記成分の離型性コーティング液21を用いて感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[実施例2]
反応槽で蒸留水40.50重量%に乳化剤0.50重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール58.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン0.27重量%と乳化剤0.03重量%を水0.70重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液99.00重量%に前記ポリエチレン水溶液1.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。前記成分の離型性コーティング液21を用いて感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[実施例3]
反応槽で蒸留水26.86重量%に乳化剤3.14重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール30.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン10.80重量%と乳化剤1.20重量%を水28.00重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液60.00重量%に前記ポリエチレン水溶液40.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。前記成分の離型性コーティング液21を用いて感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[実施例4]
反応槽で蒸留水39.26重量%に乳化剤2.74重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール30.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン7.56重量%と乳化剤0.84重量%を水19.6重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液72.00重量%に前記ポリエチレン水溶液28.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。前記成分の離型性コーティング液21を用いて感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[実施例5]
反応槽で蒸留水40.00重量%に乳化剤1.00重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール40.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン5.13重量%と乳化剤0.57重量%を水13.30重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液81.00重量%に前記ポリエチレン水溶液19.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。前記成分の離型性コーティング液21を用いて感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[実施例6]
反応槽で蒸留水40.00重量%に乳化剤2.00重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール50.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン2.16重量%と乳化剤0.24重量%を水5.60重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液92.00重量%に前記ポリエチレン水溶液8.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。
[実施例7]
反応槽で蒸留水40.00重量%に乳化剤1.00重量%を混ぜて70℃に維持しながら、分子量2,000〜150,000のポリエチレングリコール55.00重量%を加えて撹拌することにより、安定したポリエチレングリコール水溶液を作る。分子量300〜10,000のポリエチレン1.08重量%と乳化剤0.12重量%を水2.80重量%に混ぜて、安定したポリエチレン水溶液を作る。前記ポリエチレングリコール水溶液96.00重量%に前記ポリエチレン水溶液4.00重量%を添加して30分撹拌維持することにより、離型性コーティング液を完成した。前記成分の離型性コーティング液21を用いて感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[比較例1]
一般に多く使用される加熱硬化型シリコーンを離型性コーティング液21として感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[比較例2]
一般な水溶性ポリウレタンを離型性コーティング液21として感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
[比較例3]
一般なワックスを離型性コーティング液21として感熱紙層10と粘着層30との間に離型層20を形成した。
Figure 0006159437
表1に示したように、実施例1〜7の場合、感熱紙層10の感熱性能、離型層20の塗布物性、剥離強度、感熱紙層の離脱及び貯蔵安定性などの観点から、無粘着性送り状ラベル100として求められる品質を満足させるが、これに対し、比較例1〜3の場合、無粘着性送り状ラベル100として求められる品質を満足させない。
このように、添付図面等を参照して本発明の無粘着性送り状ラベル及びその製造方法を説明した。但し、本発明の技術的思想を逸脱することなく、多様な修正や変形を加え得るのは勿論である。従って、本発明は、これらの実施例に限定されず、後述する特許請求の範囲だけでなく、このような特許請求の範囲と均等な範囲によって定められるべきである。
100 無粘着性送り状ラベル
10 感熱紙層
11 離型層が形成されていない部分
20 離型層
21 離型性コーティング液
30 粘着性
40 離型紙層
200 付着対象物

Claims (10)

  1. 表面に印刷が可能な感熱紙層、前記感熱紙層の背面に形成される粘着層と、前記粘着層の背面に貼り付けられる離型紙層とを含む宅配便用送り状ラベルにおいて、
    前記感熱紙層の背面と前記粘着層の表面との間に位置し、ポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水から構成される離型性コーティング液を塗布して形成され、前記感熱紙層の除去の際に前記感熱紙層の背面から分離されて前記粘着層の表面に残存し、前記粘着層の表面に残存する部分が粘着性を示さない離型層をさらに含む、無粘着性送り状ラベル。
  2. 前記離型性コーティング液が前記ポリエチレングリコール30〜58重量%、前記ポリエチレン0.27〜10.8重量%、前記乳化剤0.53〜4.34重量%、及び前記水38.2〜58.86重量%の組成を持つ、請求項1に記載の無粘着性送り状ラベル。
  3. 前記ポリエチレングリコールが2,000〜150,000の分子量を有する、請求項1または2に記載の無粘着性送り状ラベル。
  4. 前記ポリエチレンが300〜10,000の分子量を有する、請求項1または2に記載の無粘着性送り状ラベル。
  5. 前記乳化剤がサルフェート系である、請求項1または2に記載の無粘着性送り状ラベル。
  6. 表面に印刷が可能な感熱紙層、前記感熱紙層の背面に形成される粘着層と、前記粘着層の背面に貼り付けられる離型紙層を含む宅配便用送り状ラベルの製造方法において、
    前記感熱紙層の背面にポリエチレングリコール、ポリエチレン、乳化剤及び水から構成される離型性コーティング液を塗布することにより、前記感熱紙層の除去の際に前記感熱紙層の背面から分離されて前記粘着層の表面に残存し、前記粘着層の表面に残存する部分が粘着性を示さない特徴を持つ離型層を形成する段階と、
    前記離型層の背面に粘着層を形成する段階と、
    前記粘着層の背面に離型紙層を貼り付ける段階とを含んでなる、無粘着性送り状ラベルの製造方法。
  7. 前記離型性コーティング液が前記ポリエチレングリコール30〜58重量%、前記ポリエチレン0.27〜10.8重量%、前記乳化剤0.53〜4.34重量%、及び前記水38.2〜58.86重量%の組成を持つ、請求項6に記載の無粘着性送り状ラベルの製造方法。
  8. 前記ポリエチレングリコールが2,000〜150,000の分子量を有する、請求項6または7に記載の無粘着性送り状ラベルの製造方法。
  9. 前記ポリエチレンが300〜10,000の分子量を有する、請求項6または7に記載の無粘着性送り状ラベルの製造方法。
  10. 前記乳化剤がサルフェート系である、請求項6または7に記載の無粘着性送り状ラベルの製造方法。
JP2016045723A 2015-03-19 2016-03-09 無粘着性送り状ラベル及びその製造方法 Expired - Fee Related JP6159437B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2015-0038053 2015-03-19
KR1020150038053A KR101741746B1 (ko) 2015-03-19 2015-03-19 무점착성 송장라벨과 이의 제조 방법.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016175410A JP2016175410A (ja) 2016-10-06
JP6159437B2 true JP6159437B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=57044157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016045723A Expired - Fee Related JP6159437B2 (ja) 2015-03-19 2016-03-09 無粘着性送り状ラベル及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6159437B2 (ja)
KR (1) KR101741746B1 (ja)
CN (1) CN105985744A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6783119B2 (ja) * 2016-11-11 2020-11-11 トッパン・フォームズ株式会社 積層ラベル
CN107195242B (zh) * 2017-06-24 2020-08-04 深圳市金世冠不干胶制品有限公司 一种防伪标签、防伪标签产品及其制作方法
CN107245903B (zh) * 2017-07-04 2018-12-11 吉林化工学院 一种低成本物流运单的制备方法
JP6773146B2 (ja) * 2019-01-24 2020-10-21 大日本印刷株式会社 熱転写シート
CN111326060B (zh) * 2020-03-14 2022-07-08 浙江冠豪新材料有限公司 一种可揭双层物流标签及其制备方法
KR102319128B1 (ko) * 2020-04-24 2021-10-29 주식회사 무궁화엘앤비 재활용이 용이한 상표 라벨
KR102416872B1 (ko) 2021-07-19 2022-07-05 주식회사 윈글로벌 개인정보 제거가 가능한 운송장
CN114387868B (zh) * 2022-01-13 2024-06-04 东莞市新唛标签制品有限公司 无离型纸标签及制备方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3353506B2 (ja) * 1994-12-16 2002-12-03 王子製紙株式会社 粘着シートおよびその粘着シートへの記録方法
JP2000204331A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Keiwa Inc 粘着ラベル及び粘着ラベルの加工方法
JP4641342B2 (ja) * 2000-10-30 2011-03-02 トッパン・フォームズ株式会社 剥離層形成用インクおよびそれを用いたシート
KR101011974B1 (ko) * 2010-08-27 2011-02-01 민준기 무점착 송장 라벨과 이의 제조방법
JP6059459B2 (ja) * 2012-07-20 2017-01-11 五洋紙工株式会社 易剥離性シート
CN104956423B (zh) * 2013-02-08 2017-12-01 凸版资讯股份有限公司 标签
KR101458627B1 (ko) * 2013-10-28 2014-12-04 주식회사 대진전산시스템 폴리에틸렌 코팅층이 부여된 라벨지 및 그 제조방법
CN103646607B (zh) * 2013-12-18 2015-12-16 余志诚 物流运单标签

Also Published As

Publication number Publication date
KR101741746B1 (ko) 2017-05-30
KR20160112390A (ko) 2016-09-28
JP2016175410A (ja) 2016-10-06
CN105985744A (zh) 2016-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6159437B2 (ja) 無粘着性送り状ラベル及びその製造方法
US7955678B2 (en) Heat-activated pressure-sensitive labels
JP2008162141A (ja) 擬似接着用紙
CN101952383A (zh) 标签,贴标签的方法以及粘合剂的应用
JP4859819B2 (ja) 情報記録用粘着シート
WO2018036306A1 (zh) 新型热覆合不干胶材料制作与应用工艺
JP5500474B2 (ja) 非粘着送り状ラベルとその製造方法
JP4451071B2 (ja) プラスチックラベルおよびプラスチック容器
JP2006267990A (ja) 再剥離可能な紙ラベル並びに再剥離可能な紙ラベル付き容器
JP2008129568A (ja) 再剥離可能なフィルムラベル並びに再剥離可能なフィルムラベル付プラスチック容器
CN210223303U (zh) 局部漏涂复合胶部分中间层可剥离物流标签
JP5873295B2 (ja) ラベル接着方法及び該方法によりラベルを接着した容器
JP2905782B1 (ja) 配送用伝票
JP2010286808A (ja) 粘着ラベル
JP2003177673A (ja) リサイクル対応ラベル
KR100547483B1 (ko) 감열 기록 전지를 갖는 무 점착성 라벨 송장의 제조 방법및 그 라벨 송장
JP2013076947A (ja) ラベル接着方法及び該方法によりラベルを接着したプラスチック容器
KR100500049B1 (ko) 택배용 라벨운송장
JP2020037659A (ja) 水性コーティング剤、及びこれを塗布してなる印刷物
CA2892244A1 (en) Label roll
US10181271B1 (en) Foldunder label
WO2021220795A1 (ja) ラベル付き容器
JP2010049099A (ja) 擬似接着ラベルおよびその製造方法
US10726746B1 (en) Label with dissolvable liner and methods of making and using same
US6652944B1 (en) Peelable label assembly and method of manufacturing same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6159437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees