JP6059459B2 - 易剥離性シート - Google Patents

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Description

本発明は、剥離性シートに関し、詳しくは、配送物等に貼着され、且つ該シートの表示層を剥離することができる剥離性シートに係り、特に、配送中等は表示層が不用意に剥離することがなく、意図的に剥離した際には表示層のカールが改善されるとともに、該シートの粘着層を保護するための剥離層を除去する際に誤って表示層を剥ぎ取ることがない剥離性シートに関する。
従来より、住所等を記載して配送物等の表面に貼着し、配送後に剥がして配達伝票として利用できる宛先ラベルが宅配業者等に使用されている。
また、商品に貼り付けてキャンペーン対象商品であることを表示し、販売後に顧客が剥ぎ取ってキャンペーン応募券として利用するようなシールが使用されている。
更には、個人情報等の秘密を要する情報を覆い隠すために貼着され、その情報を見る際に剥ぎ取る隠蔽シートが利用されている。
このような、一旦は所定の目的のために貼着され、該目的を果たした後に別の目的のために剥ぎ取られるシート(このようなシートを剥離性シートと称する)は、一般に、情報を表示するための表示層、表示層を仮接着して必要に応じて表示層を剥ぎ取るための仮接着層、表示層を貼着対象物(配送物や商品等)の表面に貼着するための粘着層、粘着層を保護すると共に当該剥離性シートを貼着対象物に貼着する直前に剥ぎ取られる剥離層、を順に積層してなる(特許文献1〜6参照)。
特開2010−243919号公報 特開2004−216886号公報 特開2000−155528号公報 特開平11−348170号公報 特開平11−334249号公報 特開平11−277697号公報
このような剥離性シートは貼着対象物に貼着される直前に剥離層が取り除かれ、粘着層の粘着力を利用して貼着対象物に貼着され、当初の役目を果たした後に表示層を仮接着層から剥離させて取り除くことができるように構成されている。
しかしながら、従来の剥離性シートは、剥離した表示層がカールし易く、その結果、表示層の内容を視認しにくく、また、積み重ねが困難であるので保管もしにくいという問題を含んでいる。また、粘着層と剥離層の間、及び仮接着層と表示層の間において、双方とも人の手で容易に剥ぎ取ることができる程度の弱接着状態にする必要があるので、剥離層を剥ぎ取るつもりで誤って表示層を剥ぎ取るようなトラブルが起こりやすい。
本発明はかかる実情に鑑み、上記、従来技術の問題点を解消し、剥離した表示層のカールの問題を解消するとともに、剥離層を除去する際に誤って表示層を剥ぎ取るようなトラブルが生じにくい剥離性シートを提供することを目的とする。
本発明者らは、表示層のカールの原因について検討したところ、表示層と仮接着層との接着力が強いと、表示層を仮接着層から強い力で引き剥がすため表示層の仮接着層と接していた側のみが引き伸ばされ、その結果、引き伸ばされない反対側(表示側)に丸くカールすることが原因であることを突きとめた。そして、カールの問題を解決せんとして、表示層と仮接着層との接着力を弱くすると、配送中に表示層が不用意に剥がれたり、部分的に剥がれてシワが入ったり、更には、易剥離性シートを配送物に貼着しようとして粘着層から剥離層を剥離除去する際に、表示層を剥離してしまうといったトラブルが発生することが判明した。
そこで、これらの問題を解決せんとして鋭意検討した結果、表示層と仮接着層との剥離強度及び粘着層と剥離層との剥離強度が相関関係にあり、両剥離強度を調整することにより、上記問題が解決されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明の第1は、表示層、仮接着層、粘着層、剥離層からなる剥離性シートであって、表示層と仮接着層の間の剥離強度Aが15〜100gf/50mmであり、粘着層と剥離層の間の剥離強度Bが5gf/50mm以上であり、A−Bが少なくとも10gf/50mmであり、周縁部のうち少なくとも一箇所が、仮接着層及び粘着層が設けられていない剥離開始部とされており、直角に折り曲げた際の回復角度が、表示層と剥離層の間で10度以上異な剥離性シートを内容とする。
本発明の特徴の第2は、仮接着層と粘着層の間において、仮接着層側がコロナ放電処理されている上記の剥離性シートを内容とする
本発明の剥離性シートによれば、表示層と仮接着層の間の剥離強度Aが15〜100gf/50mmとされているので、配送中等において表示層が不用意に剥離することがなく、また、剥ぎ取った表示層が殆どカールせず、従って表示内容が視認し易く、また、積み重ねができるので保管も容易である。
また、粘着層と剥離層の間の剥離強度Bが5gf/50mm以上であり、A−Bが少なくとも10gf/50mmであるので、表示層よりも剥離層が優先的に剥離される。従って、剥離層を剥ぎ取ろうとして誤って表示層を剥ぎ取ってしまうというトラブルを防ぐことができる。
仮接着層と粘着層の間において、仮接着層側をコロナ放電処理することにより、仮接着粗と粘着層の間を剥離するようなトラブルを防ぐことができる。
周縁部の少なくとも一箇所を、粘着層が設けられていない剥離開始部とすることにより、剥離開始部に指で触れるだけで剥離層の端部を容易に引き出すことができ、この部分を摘んで引っ張れば、容易且つ確実に剥離層だけを剥ぎ取ることができる。
周縁部のうち少なくとも一箇所を、仮接着層及び粘着層が設けられていない剥離開始部とすることにより、剥離層の端部だけでなく表示層の端部も容易に引き出すことができ、この部分を摘んで引っ張れば、容易且つ確実に貼着対象物から表示層を剥ぎ取ることができる。
直角に折り曲げた際の回復角度が、表示層と剥離層の間で10度以上異なるように構成することにより、剥離開始部の部分を折り曲げた後に手を離すだけで、自動的に表示層と剥離層の端部が分離するので、剥離層を剥ぎ取りやすくなる。
図1は本発明に係る剥離性シートの概略説明断面図である。 図2は剥離開始部を有する剥離性シートの概略説明断面図であり、(a)は剥離層の剥離に適した剥離開始部を有する例を示し、(b)は特に表示層の剥離に適した剥離開始部を有する例を示す。 図3は剥離開始部を折り曲げた際の回復角度によって、剥離層の剥離が容易になることを示す概略説明図である。 図4は本発明に係る剥離性シートにおいて、表示層及びこれに積層された粘着層の形状の一例を示す概略説明図である。 図5(a)は図4の剥離性シートを切り出すための原紙において、表示層の原紙及びこれに積層する粘着層の形状を示す概略説明図であり、(b)は(a)の原紙から剥離性シートを切り出す態様を示す概略説明図である。 図6は本発明に係る剥離性シートにおいて、表示層及びこれに積層された粘着層の形状の別例を示す概略説明図である。 図7(a)は図6の剥離性シートを切り出すための原紙において、表示層の原紙及びこれに積層する粘着層の形状を示す概略説明図であり、(b)は(a)の原紙から剥離性シートを切り出す態様を示す概略説明図である。 図8(a)は剥離性シートの更なる別例を切り出すための原紙において、表示層の原紙及びこれに積層する粘着層及び仮接着層の形状を示す概略説明図であり、(b)は(a)の原紙から剥離性シートを切り出す態様を示す概略説明図である。 図9(a)は剥離性シートの更なる別例を切り出すための原紙において、表示層の原紙及びこれに積層する粘着層及び仮接着層の形状を示す概略説明図であり、(b)は(a)の原紙から剥離性シートを切り出す態様を示す概略説明図である。 図10(a)は汎用の剥離性シートにおける表示層と粘着層の形状を示す概略説明図であり、(b)は(a)のシートを切り分けて様々な大きさの剥離性シートとすることができることを示す説明図である。
本発明における剥離性シート1は、図1に示すように、表示層2、仮接着層3、粘着層4、剥離層5からなり、表示層2と仮接着層3の間の剥離強度Aが15〜100gf/50mmであり、粘着層4と剥離層5の間の剥離強度Bが5gf/50mm以上であり、A−Bが少なくとも10gf/50mmであることを特徴とする。
本発明における表示層2は、住所ラベルとして使用する際には住所等を書き込んだり、あるいはその他必要な表示を予め印刷するための層であり、一旦貼り付けられた剥離性シート1のうち、後で剥ぎ取るための部分である。
表示層2は一層のシートであってもよいが、住所ラベルとして使用する場合等には、それぞれ異なる伝票(例えば受注伝票と配達伝票)として使用するために2枚以上綴られた感圧紙を表示層としてもよい。
材質も特に限定されず、後述する仮接着層3と所定の接着力で接着できるとともに、用途に応じて必要とされる機能を有するものであればよい。例えば、本発明の剥離性シート1を住所ラベルとして使用する場合には、上述の感圧紙を使用できる他、後でプリンター等を用いて住所等を印字しやすいように感熱紙を使用してもよい。また、コート紙、上質紙、クラフト紙、微塗工紙といった印刷しやすい紙製のものを使用してもよく、印刷後に樹脂等からなる保護層を印刷面に積層したものでもよい。樹脂も使用でき、例えば、隠蔽シートとして使用する場合のように情報表示の必要がない場合には、単に着色されただけの樹脂シートを用いることもできる。
本発明における仮接着層3は、上記した表示層2を一時的に接着しておき、表示層2が剥ぎ取られる際には貼着対象物側に残留する部分である。
仮接着層3の材質は特に限定されず、上記した表示層2と所定の接着力で仮接着されるものであればどのようなものでも採用できる。なお、仮接着とは配送中等のように、剥離させたくない場合には不用意に剥離せず、また意図的に剥離させたい際には容易に剥離できるように、表示層2が仮接着層3と適度の接着強度で接着されていることをいう。
表示層2と仮接着する仮接着層3の具体的な材質については、表示層2の材質にもよるので一概には言えないが、表示層2が紙製の場合にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等の樹脂が好ましい。
表示層2の材質を樹脂製とする場合には仮接着層3を紙製とすることも可能ではあるが、仮接着層3は表示層2を剥ぎ取った後に貼着対象物側に残留する部分なので、必要がない限り目立たないほうが好ましく、硫酸紙やトレーシングペーパー等のように透明又は半透明のものを選択するほうがよい。
紙製の表示層2に樹脂からなる仮接着層3を積層する場合、その方法は特に限定されないが、表示層2となる紙製基材の上に、仮接着層3となる樹脂を押し出し機を用いてカーテン状に押し出す方法が例示できる。この場合、押し出す樹脂の厚さは、通常は10〜40μm程度である。なお、一般的な押し出し機では押し出す樹脂の厚さを10μm未満にするのは困難であり、40μmを超えても本発明の効果にかわりが無く、単に多量の樹脂を使用するだけなので不経済である。
なお、本発明では表示層2を樹脂製にし、仮接着層3を紙製とすることも可能であり、この場合は表示層2になる熱可塑性樹脂を押し出し機でカーテン状に押し出すことになるが、この場合の樹脂の厚みは剥ぎ取る際の引っ張り力で伸びたり破れたりしない程度の厚さ、例えば50〜100μmにするのが好ましい。
本発明では、表示層2と仮接着層3の間の剥離強度Aが15〜100gf/50mmとされる。この剥離強度を調節する方法は特に限定されないが、紙製の表示層2の上に樹脂製の仮接着層3を積層する場合は、押し出される樹脂の温度及び押し出された樹脂が表示層2の上に積層されるまでの時間を調節することにより、剥離強度を調節することができる。即ち、積層する樹脂が変質しない範囲において、押し出しの際の樹脂の温度が高いほど剥離強度が強くなり、温度が低いと剥離強度が弱くなる傾向がある。同様に、押し出される樹脂の吐出口と表示層2の間の距離が短いほど剥離強度が強く、長いほど剥離強度が弱くなる傾向がある。
従って、押し出しの際の樹脂の温度や、押し出される樹脂の吐出口と表示層2の間の距離を適切に選択することにより、表示層2と仮接着層3の間の剥離強度を所望の強さに調節することができる。
表示層2と仮接着層3の間の剥離強度が上記の範囲内であれば、使用前の剥離性シート1の保管中や貼着対象物に貼り付け後、例えば配送中に、表示層2が不用意に仮接着層3から剥がれることがなく、また、手で引っ張れば容易に表示層を剥ぎ取ることができ、さらに剥ぎ取った表示層が殆どカールすることがない。剥離強度Aが100gf/50mmを超えた場合、表示層2を手で引っ張って仮接着層3から剥ぎ取るのが困難になるだけでなく、剥ぎ取る際に仮接着層3と接していた側のみが引き伸ばされて、剥ぎ取られた表示層2が反対側(表面側)にカールし、甚だしい場合には筒状に丸まって表示内容が読みにくくなり、伝票等としての使用が困難になる不都合が生じる。また、カールした表示層は積み重ねが困難で保管も面倒である。
なお、剥離強度Aが15gf/50mm未満の場合でも表示層2が不用意に剥がれ落ちるとは限らない。しかしながら、本発明においては、上記の通り表示層2と仮接着層3の間の剥離強度Aと粘着層4と剥離層5の間の剥離強度Bとの差A−Bが少なくとも10gf/50mmとする必要があるので、剥離強度Aを15gf/50mmより小さくすれば、剥離強度Bが小さくなりすぎて、剥離層5が不用意に剥がれ落ちるおそれが生じる。好ましくは、剥離強度Aは20〜100gf/50mmである。
本発明における粘着層4は、当該シート1を貼着対象物に接着するための層である。
粘着層4の材質は通常の粘着剤でよく、例えばアクリル系粘着剤、天然ゴム粘着剤、合成ゴム粘着剤、シリコーン系粘着剤等が全て好適に利用できる。
粘着層4は上記の仮接着層3に積層される。積層する方法は従来の剥離性ラベルにおいて粘着剤を塗布する方法と同じでよく、例えばナイフコーター、ロールコーター、ダイコーター、グラビアコーター、スクリーン印刷等の公知の方法により塗布することができる。
塗布厚も従来の剥離性シートと同様でよく、乾燥重量で10〜40g/m2 程度が好ましい。
なお、仮接着層3は表示層2が剥ぎ取られる際に表示層2と随伴することなく粘着層4を介して貼着対象物側に残留する必要がある。そのためには仮接着層3と粘着層4とは剥離しないようにする必要があり、例えば、粘着層4を積層する前に、予め仮接着層3側をコロナ放電処理等により接着強度を高めておくのが好ましい。
本発明における剥離層5は、上記粘着層4を保護し、粘着層4が目的外の部分と接着するのを防ぐために設けられる層であり、本発明の剥離性シート1を貼着対象物に貼り付ける直前に粘着層4から剥ぎ取られる部分である。
剥離層5としては、粘着層4との接着強度が容易に手で剥がせる程度のシート状物が全て使用できるが、通常は紙基材の表面をシリコーン系剥離剤で処理した剥離紙が好適である。この場合に使用される剥離剤としては、例えば信越化学工業(株)、荒川化学工業(株)、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン等から発売されている様々なグレードの剥離紙剥離剤のうち、適切なものを選択して用いることができる。
本発明では、粘着層4と剥離層5の間の剥離強度Bが5gf/50mm以上である。なお、このような剥離強度は、例えば、粘着層4として使用する粘着剤と、剥離層5の表面処理に使用する剥離剤の組み合わせを適切に選択することにより得られる。
この剥離強度Bが5gf/50mm未満だと、剥離性シート1の保管中や取り扱い中に剥離層5が不用意に剥離するおそれがある。好ましくは、剥離強度Bは10gf/50mm以上である。
本発明では、表示層2と仮接着層3の間の剥離強度Aと粘着層4と剥離層5の間の剥離強度Bとの差A−Bが、少なくとも10gf/50mmとする必要がある。その結果、表示層2と剥離層5の両方に剥離させようとする力が掛かった場合に剥離強度の大きい表示層2よりも剥離強度が小さい剥離層5が優先的に剥離される。従って、本発明の剥離性シート1を貼着対象物に貼り付けるために剥離層5を粘着層4から剥がそうとする際に、誤って表示層2を剥ぎ取るようなトラブルを防ぐことができる。
剥離強度A−Bが10gf/50mm未満の場合や、粘着層4と剥離層5の間の剥離強度Bの方が大きい場合には、剥離層5を剥ぎ取ろうとする際に、誤って表示層2を剥ぎ取るおそれがある。
本発明の剥離性シートは、貼着対象物に貼着する部分よりも大きな原紙から貼着する部分をハーフカット(表示層、仮接着層、粘着層、剥離層の4層からなる積層体のうち、剥離層を裁断せずに表示層、仮接着層、粘着層の3層のみを裁断)して、貼着する部分を取り出しやすくすることができる。
また、剥離層5を剥ぎ取りやすくするには、周縁部のうち少なくとも一箇所、好ましくは角部に、図2(a)に示したような、粘着層4が設けられていない部分を設け、この部分を剥離開始部6とすればよい。
このようにすれば、剥離開始部6に触れるだけで当該剥離開始部6から剥離層5の端部が分離するので、この部分を把持して引っ張ることにより容易に剥離層5を剥ぎ取ることができる。
図2(a)に示すように、剥離性シート1の周縁部から粘着層4だけを除いた剥離開始部6(以後、剥離層用剥離開始部6aと称することがある)は、特に剥離層5の剥離に適している。
このような剥離開始部6aを設けるには、粘着剤の塗布方法として、グラビアコーターやスクリーン印刷等、場所に応じて塗布する粘着剤の量を調節できる塗布方法を選択して、剥離開始部6aとしたい場所には粘着剤を塗布しないようにすればよい。
なお、この剥離層用剥離開始部6aが設けられた剥離性シート1から表示層2を剥ぎ取る場合を考慮して、粘着層4がある部分とない部分の境目で仮接着層3を引き千切れるように構成することもできる。この場合、引き千切りやすいよう仮接着層3を薄くしたり、仮接着層3を引き千切る際に仮接着層3が粘着層4から剥離しないように、コロナ放電処理等により仮接着層3と粘着層4の間の接着強度を高めるのが好ましい。
また、図2(b)に示したように、剥離開始部6において粘着層4だけでなく仮接着層3も設けないようにすれば、剥離層5だけでなく表示層2の剥離も容易になる(以後、表示層用剥離開始部6bと称することがある)。このようにすれば、剥離開始部6(6b)を摘んで引っ張るだけで、貼着対象物に貼着された剥離性シート1から表示層2を剥ぎ取ることができる。
このような表示層用剥離開始部6bを設けるために、仮接着層3となる樹脂を所定の形状に積層する方法は特に限定されないが、例えば表示層2となる基材の仮接着層3を設けない位置に被覆材(図示せず)を一時的に被せ、その上から前記基材全面に仮接着層3となる樹脂をカーテン状に押し出して積層し、積層した樹脂が冷却硬化する前に被覆材を剥ぎ取る方法が例示できる。
所定の形状の仮接着層3を積層するためのその他の方法としては、表示層2となる基材に仮接着層3となる樹脂を積層する際に、該樹脂を中割れカーテン状(適所にスリットがあるカーテン状)に押し出す方法がある。
その後、所定の形状に積層された仮接着層3に、グラビアコーターやスクリーン印刷等、場所に応じて塗布する粘着剤の量を調節できる塗布方法により粘着剤を積層すれば、表示層用剥離開始部6bを形成することができる。
表示層用剥離開始部6bを設けた場合、表示層2を折り曲げた際の回復角度と、剥離層5を折り曲げた際の回復角度が異なれば、剥離層5も剥離させやすくなる。
即ち、図3(a)に示したように、表示層用剥離開始部6bにおいて表示層2と剥離層5を同時に折り曲げれば、表示層2と剥離層5の形状はそれぞれある程度まで回復するが、回復性の度合いが異なれば、図3(b)に示すように、表示層2と剥離層5の端部が分離するので、この部分を摘んで剥離層5を剥ぎ取りやすくなる。表示層2についても同様に剥ぎ取りやすくなる。
回復性の差については、剥離層5の端部が摘みやすくなる程度であれば特に限定されないが、例えば、表示層2と剥離層5を一旦直角に折り曲げてから、力を加えない状態で一定時間(例えば20秒)放置し、その後の表示層2及び剥離層5の折れ曲がり角度を測定した際に、折れ曲がり角度の差が大きい程好ましいが、10度以上程度であれば、剥離層5の端部を容易に摘むことができる。
本発明においては、図2(a)のような剥離層用剥離開始部6aと、図2(b)のような表示層用剥離開始部6bの両方を、一枚の剥離性シート1に設けることもできる。
なお、仮接着層3に印刷を施して、表示層2を剥ぎ取ったときに第2の表示が現れるようにすることもできる。仮接着層3が樹脂製の場合には、該樹脂を表示層2に積層し、樹脂が冷却硬化した後にコロナ放電処理を施してから、表示したい内容を鏡文字等のように表裏逆の態様で印刷し、その上に粘着層4を積層すればよい。
仮接着層3が紙製である場合には、仮接着層3になる紙製シートに普通に印刷してから透明樹脂製の表示層2を積層すればよい。仮接着層3が透明又は半透明である場合には、裏面(粘着層4が積層される面)に表裏逆の態様で印刷してもよい。
以下、本発明を実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
表示層としてラベル用感熱紙(日本製紙製、型番:TP60KS−F1)を用い、この裏面に、押し出し機を用いてポリエチレン樹脂(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー製、型番:NUC8009)をカーテン状に押し出し(樹脂温度290℃)、厚さ18μmの仮接着層を形成した。
次に、仮接着層にコロナ放電処理を施した後、スクリーン印刷法によりアクリルエマルジョン粘着剤を塗布してから乾燥させて粘着層を形成した。なお粘着剤は乾燥後における粘着層の重量が20g/m2 になるように塗布した。
この上からシリコーン剥離紙(信越化学工業製、型番:X62−1876A/B)を貼り付け、剥離層とし、剥離性シートを得た。
このようにして得られた剥離性シートを幅50mmの帯状に裁断し、島津製作所製のオートグラフ(型番:AGS−H)を用いて粘着層から剥離層を剥離速度300mm/minで剥離させ、剥離強度Bを測定したところ、5gf/50mmであった。
同様に感熱紙(表示層)と仮接着層の間についても剥離強度Aを測定したところ、結果は15gf/50mmであった。従って、剥離強度A−Bは、10gf/50mmであった。
上記の剥離性シートを200×15cmに裁断して得られた60個を、コピー用紙が1000枚入った市販段ボール箱(23×23×32cm)60個の表面にそれぞれ貼り付けた。裁断から貼り付けまでの間に、剥離層が不用意に剥がれたものが若干(3個)見られたが、剥離層を剥ぎ取る際に表示層が不用意に剥がれたものは皆無であった。
上記剥離性シートが貼り付けられた段ボール箱をトラックに乗せ、4×5列に並べて3段に積み重ねた状態でトラックを100km走行させ、その後、剥離性シートを観察したところ、いずれの剥離性シートにも表示層の剥がれ等の異常は見られなかった。
また、貼り付けられた剥離性シートの表示層(感熱紙)はいずれも手で容易に剥ぎ取ることができた。なお、剥ぎ取った後の表示層のカールは小さく、表示内容の視認性は良好で、また、積み重ねも可能で保管上も問題がないことが確認された。
実施例2−9、比較例1−4
樹脂の温度及び吐出口と表示層の距離を適切に変えることにより剥離強度Aを調節し、粘着剤と剥離剤の組み合わせを適切に変えることにより剥離強度Bを調節して、剥離強度A及び剥離強度Bを表1に示すように変更した他は実施例1と同様にして易剥離性シートを得、実施例1と同様の方法で、下記の基準により評価した。結果を表1に示す。
(イ)配送後の易剥離性シートの状態:
○:表示層の剥がれやシワなし。
×:表示層の剥がれ及びシワあり。
(ロ)剥離層の不用意な剥離:
○:不用意な剥離が発生しない。
△:不用意な剥離が発生する場合がある(5%以下)。
×:不用意な剥離が発生する。
(ハ)剥離層の剥ぎ取り時における表示層の剥離:
○:表示層の剥がれなし。
×:表示層の剥がれあり。
(ニ)表示層のカール:
○:剥ぎ取った表示層のカールが小さく、表示内容の視認性が良好である。
×:剥ぎ取った表示層のカールが大きく、表示内容の視認性が不良である。
(ホ)表示層の保存性:
○:剥ぎ取った表示層の積み重ねが可能で、保存性が良好である。
×:剥ぎ取った表示層の積み重ねができず、一旦逆の方向に反らせてカールを小さくしてからでないと積み重ねができず、保存性が不良である。
(ヘ)総合評価:
○:易剥離性シートとして良好である。
×:易剥離性シートとして不良である。
Figure 0006059459
実施例10
粘着層4を図4に示した形状に塗布して、図2(a)に示す剥離層用剥離開始部6aを設けた他は実施例1と同様にして剥離性シート(a)を作成した。なお、粘着層4の形状については、スクリーン印刷法により粘着剤を図5(a)のように塗布した後、図5(b)のように裁断することにより図4の形状とした。
また、仮接着層3も粘着層4と同じ形状にして、図2(b)に示す表示層用剥離開始部6bを設けた他は上記と同様にして剥離性シート(b)を作成した。仮接着層3の形状については、円形の被覆材(図示せず)をそれぞれ結束糸で数珠繋ぎにした後、図5(a)における仮接着層3を設けない位置に被覆材を配置し、その上からポリエチレン樹脂をカーテン状に押し出して積層し、当該ポリエチレン樹脂が固まる前に結束糸を引っ張って被覆材を取り除くことにより仮接着層3を図5(a)の形状とし、その後、易剥離性シート(a)と同様の方法で粘着層4を形成してから、図5(b)のように裁断することにより図4の形状とした。
実施例11
粘着層4を図6に示した形状に塗布して、図2(a)に示す剥離層用剥離開始部6aを設けた他は実施例5と同様にして剥離性シート(a)を作成した。なお、粘着層4の形状については、スクリーン印刷法により粘着剤を図7(a)のように塗布した後、図7(b)のように裁断することにより図6の形状とした。
また、仮接着層3も粘着層4と同じ形状にして、図2(b)に示す表示層用剥離開始部6bを設けた他は上記と同様にして剥離性シート(b)を作成した。仮接着層3の形状については、ポリエチレン樹脂を中割れカーテン状に押し出して積層することにより仮接着層3を図7(a)の形状とし、その後図7(b)のように裁断することにより図6の形状とした。なお図7(a)の形状の仮接着層3はテープ状の被覆材を表示層の上に配置し、ポリエチレン樹脂をカーテン状に押し出して積層してからポリエチレン樹脂が固まる前に被覆材を取り除くことによっても得ることができる。
実施例12
上下の角部のいずれか一方を図2(a)に示す剥離層用剥離開始部6aとし、他方を図2(b)に示す表示層用剥離開始部6bとした他は実施例5と同様にして剥離性シートを作成した。
このような剥離性シート1は、実施例5の易剥離性シート(b)において、仮接着層3を積層する際に被覆材の配列間隔を2倍にしたうえで、粘着層4を実施例5と同様にすることにより、仮接着層3及び粘着層4を図8(a)のように形成してから、図8(b)のように裁断することにより得られる。
なお、図8に示した方法で剥離性シート1を作成すれば、剥離層用剥離開始部6aが上側にあるものと下側にあるものの2種類の剥離性シート1が得られる。
実施例13
実施例6に示した方法で、図2(a)に示す剥離層用剥離開始部6aになる部分と図2(b)に示す表示層用剥離開始部6bになる部分を図9(a)に示したように交互に設け、図9(b)のように裁断したほかは実施例1と同様にして剥離性シート1を作成した。
実施例14
細長い粘着層4を図10(a)に示すように縞模様状に設け、且つ裁断しなかったほかは実施例1と同様にして剥離性シート1を作成した。なお、仮接着層3を表示層2と同じ形状にしたものを易剥離性シート(a)とし、粘着層4と同じ形にしたものを易剥離性シート(b)とする。
この剥離性シート1は実用的な大きさの剥離性シートを切り出すための原紙として用いることができ、例えば、図10(b)に示すように様々な大きさの剥離性シートを切り出すことができる。この際、切り出される剥離性シートの各辺のうち少なくとも一辺が、原紙としての剥離性シートにおける粘着層4が設けられていない部分になるように切断すれば、剥離開始部を有する剥離性シートが得られる。
実施例15
表示層2を大王製紙社製の上質紙(型番:ユトリロ上質64g/m2 、直角に折り曲げた場合の回復角度:60度)とし、剥離層5を永豊余社製のグラシン紙とした他は実施例6の易剥離性シート(b)と同様にして剥離性シートを作成した。
このようにすれば、図3(a)のように剥離開始部6を一旦折り曲げてから手を離すと、図3(b)のように表示層2の端部と剥離層5の端部が分離して摘みやすくなるので、表示層2又は剥離層5を剥ぎ取りやすくなる。
叙上のとおり、本発明に係る剥離性シートは、表示層、仮接着層、粘着層、剥離層からなり、表示層と仮接着層の間の剥離強度が20〜100gf/50mmであり、粘着層と剥離層の間の剥離強度が10gf/50mm以上で且つ表示層と仮接着層の間の剥離強度より10gf/50mm以上小さいので、剥離層を剥ぎ取ろうとして誤って表示層を剥ぎ取るようなトラブルを防ぐことができるとともに、用済後は表示層を容易に剥離することができ、且つ剥離した表示層のカールは小さく、表示内容の視認性や保管に問題のない、使い勝手の良い剥離性シートを提供することができる。
剥離性シート
2 表示層
3 仮接着層
4 粘着層
5 剥離層
6 剥離開始部
6a 剥離層用剥離開始部
6b 表示層用剥離開始部

Claims (2)

  1. 表示層、仮接着層、粘着層、剥離層からなる剥離性シートであって、
    表示層と仮接着層の間の剥離強度Aが15〜100gf/50mmであり、
    粘着層と剥離層の間の剥離強度Bが5gf/50mm以上であり、
    A−Bが少なくとも10gf/50mmであり、
    周縁部のうち少なくとも一箇所が、仮接着層及び粘着層が設けられていない剥離開始部とされており、
    直角に折り曲げた際の回復角度が、表示層と剥離層の間で10度以上異なることを特徴とする剥離性シート。
  2. 仮接着層と粘着層の間において、仮接着層側がコロナ放電処理されていることを特徴とする請求項1に記載の剥離性シート
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