JP6146071B2 - プリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法 - Google Patents

プリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法に関する。
LSI(Large Scale Integration)チップ等の半導体素子を実装するプリント基板に
おいて、ビアによって上層と下層の配線パターン同士を層間接続する手法が広く用いられている。プリント基板における信号線を層間接続する複数のビアが隣接すると、隣接するビア間のクロストーク(漏話)によるノイズ(クロストークノイズ)が起こる場合がある。
特に、近年では、電子機器の通信速度や処理速度の高速化に伴い、LSIチップとプリント基板間における信号の伝送速度の高速化が求められており、隣接するビア間でのクロストークが起こり易い。そこで、従来は、隣接するビア同士の間隔を広げることでクロストークノイズの発生の抑制を図っていた。
特開平5−13649号公報 特開平10−270855号公報 特開2000−223841号公報
ところで、プリント基板におけるビアの間隔は、実装するLSIにおける接続端子のピッチに合わせる必要がある。一方、LSIの接続端子は、LSIの高密度化の要請から年々狭ピッチ化が進められている。よって、このような状況下では、クロストークノイズの発生を抑制するためにビア同士の間隔を十分に確保することが難しくなりつつある。
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、隣接するビア同士の間隔が狭くてもビア間におけるクロストークノイズの発生を抑制することが可能なプリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法を提供することを目的とする。
本件の一観点によると、第1の導体層と、前記第1の導体層と異なる層に設けた第2の導体層と、前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に配設された絶縁層と、前記第1の導体層と前記第2の導体層と前記絶縁層とを貫通する複数の貫通孔と、前記貫通孔の各々に形成されて前記第1の導体層と前記第2の導体層とを層間接続する複数のビアと、を備え、前記複数のビアの各々は、前記貫通孔における内部空間の一部を占有する導体部と、残部を占有する非導体部とを有し、互いに隣接する任意の一組のビアにおいて、一方のビアにおける前記導体部が他方のビアにおける前記非導体部と向き合うように配置されている、プリント基板が提供される。
また、本件の他の観点によると、第1の導体層と、前記第1の導体層と異なる層に設けた第2の導体層と、前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に配設された絶縁層と、を備えるプリント基板の製造方法であって、前記第1の導体層と前記第2の導体層と前記絶縁層とを貫通する貫通孔を複数箇所に形成する工程と、前記貫通孔の各々に、前記第1
の導体層と前記第2の導体層とを層間接続する複数のビアを形成するビア形成工程と、前記ビア形成工程において、前記貫通孔における内部空間に、当該内部空間の一部を占有する導体部と残部を占有する非導体部とが形成されるように前記複数のビアの各々を形成し、かつ、互いに隣接する任意の一組のビアにおいて、一方のビアにおける前記導体部を他方のビアにおける前記非導体部と向き合うように配置する、プリント基板の製造方法が提供される。
本件によれば、隣接するビア同士の間隔が狭くてもビア間におけるクロストークノイズの発生を抑制することが可能なプリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法を提供することができる。
実施形態に係るプリント基板ユニットの断面構造を概略的に示す図である。 実施形態に係る電極チップの斜視図である。 実施形態に係る電極チップの側面図である。 実施形態に係る電極チップを形成する芯材を示す図である。 実施形態に係るプリント基板ユニットの構造を模式的に示す図である。 実施形態に係るプリント基板ユニットの製造工程を説明する図である(1)。 実施形態に係るプリント基板ユニットの製造工程を説明する図である(2)。 実施形態に係るプリント基板ユニットの製造工程を説明する図である(3)。 実施形態に係るプリント基板ユニットの製造工程を説明する図である(4)。 プリント基板において互いに隣接するビアの相対関係を説明する図である。 クロストーク電圧を説明する概念図である(1)。 クロストーク電圧を説明する概念図である(2)。 従来の一組の隣接するビアの概念図を示す図である。 従来例に係る一組のビアの導体対向面積を説明する図である。 実施形態に係る一組のビアの導体対向面積を説明する図である(1)。 実施形態に係る一組のビアの導体対向面積を説明する図である(2)。 変形例に係る電極チップを示す図である(1)。 変形例に係る電極チップを示す図である(2)。 変形例に係る電極チップを示す図である(3)。 変形例に係る電極チップを示す図である(4)。 変形例に係る電極チップを示す図である(5)。
以下、プリント基板、プリント基板ユニット及びこれらの製造方法に係る実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施形態>
<<プリント基板及びプリント基板ユニット>>
図1は、実施形態に係るプリント基板ユニット1の断面構造を概略的に示す図である。プリント基板ユニット1は、例えばコンピュータ装置等といった電子機器の筐体に収容されている。プリント基板ユニット1は、プリント基板2及び、このプリント基板2上に実装された半導体素子3を備えている。半導体素子3は、例えばLSI(Large Scale Inte
gration)チップである。半導体素子3は、プリント基板2の上面2a上にフェイスダウ
ン(フリップチップ)方式によって搭載及び固定されている。本実施形態において、プリント基板2の上面2aは、半導体素子3の実装面である。また、半導体素子3は、高周波信号を扱う高周波半導体素子であり、例えば2.5GHz以上の動作周波数で信号の伝送を行う伝送方式を採用している。
半導体素子3の下面には、例えば半田ボール等によって形成される接続端子31が複数形成されている。半導体素子3の接続端子31は、プリント基板2の上面2aに形成された電極部分であるパッド21に接続されている。パッド21は、プリント基板2を厚さ方向に貫通する電極であるビア4に対応する位置に形成されている。ビア4は、プリント基板2を厚さ方向に貫通する貫通孔であるスルーホール5の内部に形成されており、本実施形態ではスルーホール5内に電極チップ40を挿入することで形成されている。電極チップ40の詳細については後述する。また、プリント基板2における上面2aとは反対側の下面2bの各所にもパッド21が形成されており、このパッド21に外部接続端子である複数の半田バンプ22が設けられている。
プリント基板2は、多層プリント配線基板であり、所定の配線パターンが形成された複数の配線層が絶縁層を介して積層されたものである。プリント基板2は、例えば表面に導体パターンを形成したガラス布エポキシ樹脂等の絶縁基板を複数積層することで形成されている。図1に示す例において、プリント基板2は、配線層である第1層L1〜第4層L4を有する4層構造となっている。第1層L1及び第4層L4は、それぞれパッド21及びこのパッド21に接続された信号線(信号パターン)24を有している。第1層L1及び第4層L4は、第1の導体層及び第2の導体層の一例である。また、第2層L2には、電源プレーン25が形成され、第3層L3には、グラウンドプレーン26が形成されている。第2層L2及び第3層L3は、それぞれ電源層、グラウンド層として用いられる。
電源プレーン25及びグラウンドプレーン26は、プリント基板2の平面方向に沿って面状に広がっており、いわゆるベタパターンとして形成されている。信号線24、電源プレーン25、グラウンドプレーン26、及びパッド21は、例えば、銅(Cu)等の導体によって形成されている。また、第2層L2におけるスルーホール5の周囲には、電源プレーン25が形成されない非導体領域27が環状(ドーナツ状)に形成されており、これにより第1層L1及び第4層L4における信号線24と電源プレーン25とを遮断している。同様に、第3層L3におけるスルーホール5の周囲には、グラウンドプレーン26が形成されない非導体領域27が環状に形成されており、これにより第1層L1及び第4層L4における信号線24とグラウンドプレーン26とを遮断している。また、第1層L1及び第2層L2の間、第2層L2及び第3層L3の間、第3層L3及び第4層L4の間には、絶縁樹脂よりなる絶縁層28が形成されている。また、プリント基板2の上面2a及び下面2bは、保護膜としてのソルダーレジスト29によって覆われている。また、ソルダーレジスト29は適所に開口部が形成されており、この開口部を通じて露出したパッド21に半田バンプ22や半導体素子3における接続端子31が接続されている。
<<電極チップ>>
次に、本実施形態におけるビア4を形成する柱状の電極チップ40について詳細に説明する。図2に実施形態に係る電極チップ40の斜視図を示し、図3に電極チップ40の側面図を示す。電極チップ40は、いわゆるドリル刃の如く螺旋形状を有する導体チップであり、例えば銅(Cu)等によって形成されている。以下、電極チップ40における螺旋軸の延伸方向を「軸方向」として定義する。電極チップ40のうち、ドリル刃でいうところのドリル径(直径)に相当する部分の寸法を「チップ径D」と呼ぶこととする。電極チップ40は、図4に示すような、例えばチップ径Dの40〜50%程度の芯厚tを有する芯材41を捩る(捻る)ことによって螺旋形状に成形したものである。但し、芯材41に
おける芯厚tのチップ径Dに対する比率については上記範囲に限られず、適宜変更することができる事項である。
電極チップ40のうち、螺旋形状の導体部分を本体部と称すと、この本体部によって形成される螺旋間には、溝部42が形成される。電極チップ40における螺旋の螺旋軸に対する角度として定義される「ネジレ角θ」は、適宜変更することができる。また、電極チップ40の軸方向における長さ(以下、単に「軸長さ」という)Lは、ビア4のビア深さに等しくなるように調節されており、本実施形態では、プリント基板ユニット1における第1層L1〜第4層L4の厚さの総和に略等しい。図2〜図4を参照して説明した電極チップ40は、例えばマイクロドリルの作製手法と同様の手法、例えば押出法やプレス法等を用いて作製することができる。
<<製造方法>>
次に、電極チップ40を用いたプリント基板ユニット1の製造工程について説明する。図5は、プリント基板ユニット1の構造を模式的に示す図である。また、図6〜9は、プリント基板ユニット1の製造工程を説明する図である。
図6に示すように、第1の樹脂シート50と、第2の樹脂シート60と、プリプレグ70とを用意する。第1の樹脂シート50は、上面にパッド21及び信号線24が形成され、下面に電源プレーン25が形成されている。第1の樹脂シート50における電源プレーン25には、適所に非導体領域27が形成されている。第2の樹脂シート60は、上面にグラウンドプレーン26が形成され、下面にパッド21及び信号線24が形成されている。第2の樹脂シート60におけるグラウンドプレーン26には、適所に非導体領域27が形成されている。第1の樹脂シート50及び第2の樹脂シート60は、例えば、両面銅張積層板の表面における銅箔に所定の導体パターンを形成したものである。銅張積層板は、例えばガラス繊維クロス等といった基材にエポキシ樹脂等の熱硬化性の絶縁樹脂を含浸させたシートと銅箔とを合わせて熱及び圧力を加えて板状に成形したものである。また、プリプレグ70は、例えばガラス繊維クロス等といった基材にエポキシ樹脂等の熱硬化性の絶縁樹脂を含浸させたものを半硬化させた樹脂シートである。
次に、第1の樹脂シート50及び第2の樹脂シート60の間に挟むようにしてプリプレグ70を配置し、これらを位置合わせしつつ積み重ね、真空加熱プレスにより一括積層する。これにより、プリプレグ70が熱硬化するとともに、プリプレグ70を介して第1の樹脂シート50及び第2の樹脂シート60が接着される。その結果、図7に示すように、第1層L1〜第4層L4がこれらの順に積層され、かつ、各層同士の間には絶縁樹脂からなる絶縁層28が形成されたプリント基板2が形成される。なお、この状態において、プリント基板2には、スルーホール5は形成されていない。
次いで、図8に示すように、プリント基板2の平面方向における所定位置に複数のスルーホール5を穿設する。スルーホール5は、プリント基板2を厚さ方向に貫通する貫通孔である。つまり、本実施形態では、プリント基板2の外層を形成する第1層L1の表面から第4層L4の表面に至るまでスルーホール5が各層を貫通して設けられる。なお、スルーホール5の穿設手法として、例えばレーザによるアブレーション加工、ドリルによる切削加工等を適宜採用できる。レーザとしては、例えば炭酸ガスレーザ、UV−YAGレーザ、エキシマレーザ等を使用してもよい。なお、スルーホール5は、プリント基板2において、ビア4を形成すべき位置に形成される。
図8に示すように、第1層L1及び第4層L4においては、スルーホール5の外周を囲むようにパッド21が環状に形成されている。また、第2層L2及び第3層L3においては、スルーホール5の外周を囲むように非導体領域27が環状に形成されている。
次いで、図9に示すように、プリント基板2における複数のスルーホール5の各々に、電極チップ40を挿入して埋め込む。なお、その際、プリント基板2に形成されたスルーホール5の内面には、めっき等の導体膜は形成されていない。また、電極チップ40については、図2〜図4において説明した通りである。ここで、電極チップ40の軸長さLは、スルーホール5の長さ、すなわち形成すべきビア4のビア深さに等しくなるように調節されている。また、電極チップ40のチップ径Dは、スルーホール5(ビア4)の直径であるビア径に等しくなるように調節されている。これにより、各スルーホール5に電極チップ40が挿入されると、螺旋形状を有する各電極チップ40は、第1層L1及び第4層L4におけるそれぞれのパッド21と電気的に接続される。なお、第2層L2及び第3層L3においては、スルーホール5の外周を囲むように非導体領域27が形成されているため、電源プレーン25及びグラウンドプレーン26に対して電極チップ40は電気的に遮断されている。各スルーホール5に電極チップ40が配置されることにより、ビア4が形成される。ビア4は、プリント基板2を厚さ方向に貫通し、プリント基板2の第1層L1に形成されたパッド21と第4層L4に形成されたパッド21とにそれぞれ電気的に接続される。その結果、プリント基板2の第1層L1及び第4層L4における信号線24が、ビア4を介して互いに接続される。その後、第1層L1及び第4層L4の表面をソルダーレジスト29によって被覆した後、適所に開口部を形成して、パッド21及び電極チップ40の両端面を外部に露出させる。
次に、プリント基板2の上面2a側に半導体素子3を実装し、下面2b側に半田バンプ22を形成することにより、図1に示したプリント基板ユニット1が完成する。半導体素子3の実装に際しては、半導体素子3の下面に設けられた接続端子31を、ビア4を形成する電極チップ40の端面に対して接合する。また、電極チップ40は、第1層L1のパッド21と電気的に接続されているため、半導体素子3の接続端子31をパッド21に接続することで、半田バンプ22とビア4とを導通させてもよい。
ここで、スルーホール5内に挿入された電極チップ40は、上記のように螺旋形状を有している。このため、スルーホール5内のうち、導体である電極チップ40が占有する部分に導体部400が形成され、電極チップ40が占有しない部分に非導体部401が形成されることになる。この非導体部401は、電極チップ40における螺旋同士の間に形成される中空部分(隙間部分)であり、溝部42によって形成されている。このようにして、ビア4は、スルーホール5における内部空間の一部を占有する導体部400と、スルーホール5における内部空間の残部を占有する非導体部401とを含んで形成される。ビア4における導体部400は、プリント基板2における複数のビア4の各々において、同一方向に巻き回されている。
図10は、プリント基板2において互いに隣接するビア4の相対関係を説明する図である。上記のように、ビア4は、螺旋形状を有する電極チップ40に対応する導体部400と、電極チップ40の溝部42に対応する非導体部401とを有している。本実施形態では、螺旋形状を有する電極チップ40をスルーホール5に挿入することで、一組のビア4の一方における導体部400が、他方のビア4における非導体部401と向き合うように配置される。ここで、一組のビア4の一方における導体部400が他方のビア4における非導体部401と向き合うように配置される領域は、ビア4の延伸方向(軸方向)における少なくとも一部の区間に形成されればよい。これによれば、隣接するビア4間におけるクロストークが起こりにくくなるため、クロストークノイズの発生を従来に比べて抑制することができる。以下、本実施形態に係るビア4によるクロストークノイズの低減作用について詳しく説明する。
ところで、互いに隣接する一組のビア4は、並行配線とみなすことができる。本実施形
態に係るプリント基板ユニット1のように、プリント基板2及び半導体素子3間の信号を高速伝送する場合、クロストークが起こり易くなることが懸念される。このような条件下では、ビア4間におけるカップリング容量を少なくすることがクロストークノイズの低減に有効である。
クロストークノイズを発生する対象となる貫通ビア(以下、「対象ビア」という)のクロストーク電圧V0は、下記式にて算出される。
V0(t)∝C1/(C1+C2)×V1(t)・・・(1)
ここで、C1は、対象ビアとこの対象ビアに隣接する貫通ビア(以下、「隣接ビア」という)との間のカップリング容量を表す。C2は、クロストークノイズを発生する対象ビアの対地容量を表す。V1は、ノイズ源となる隣接ビアの信号電圧を表す、tは、時間を表す。図11は、クロストーク電圧を説明する概念図である。上記(1)式によれば、クロストークノイズ(クロストーク電圧)を低減するための一つのアプローチとして、対象ビアと隣接ビアとの間のカップリング容量を小さくする方法がある。
また、図12に示すように、並行する一組の平板のコンデンサ容量Cは、下記式(2)によって算出することができる。
C=εr×S/d・・・(2)
ここで、εrは比誘電率を表す。Sは、並行する平板の面積を表す。dは、並行する平板同士の間隔dを表す。
上記(2)式によれば、比誘電率平εrを一定条件で考えると、板同士の間隔dを広げるか、並行する平板の面積Sを小さくすることによって、並行する一組の平板のコンデンサ容量Cを小さくすることができることが理解できる。このことから、対象ビアと隣接ビアとの間のカップリング容量の低減は、対象ビアと隣接ビアとの間隔を大きくするか、或いは、対象ビアと隣接ビアとが互いに対向する面積を小さくすることにより実現可能である。ここで、対象ビアと隣接ビアとが互いに対向する面積とは、対象ビアと隣接ビアのそれぞれの導体部が互いに対向する面積を意味している。
従来では、対象ビアと隣接ビアとの間の間隔を広げることでこれらの間のカップリング容量を低減し、対象ビアにおけるクロストーク電圧の低減を図ってきた。しかしながら、近年では、LSI等といった半導体素子に対する高密度化の要請から、半導体素子の接続端子の狭ピッチ化が進められている。このため、貫通ビアのクロストーク電圧を適正な大きさまで低減するために、貫通ビア同士の間隔を確保することが難しい場合がある。また、将来的には、信号の伝送速度が現在よりも益々速くなっていくことが予想され、貫通ビアのクロストーク電圧が増大し易い状況下におかれることになる。
これに対して、本実施形態では、図10に示すように、ビア4(電極チップ40)を螺旋形状とし、スルーホール5内の全領域を導体部で覆うのではなく、一部の領域に導体部400を形成するようにした。これにより、隣接する任意の一組のビア4において、一方のビア4における導体部400を他方のビア4における非導体部401と向き合わせた状態で配置することができる。その結果、一組の隣接するビア4において、相互の導体部400同士が互いに対向する部分の面積(以下、「導体対向面積」ともいう)を、従来の貫通ビアに比べて小さくすることができる。ここでいう、従来の貫通ビアとは、スルーホールの内周面を導体膜によって被覆したり、スルーホール内部を全て導体部で充填することにより形成した貫通ビアを指す。図13に、従来の一組の隣接するビア4´の概念図を示す。従来のビア4´は、スルーホール内に充填された導体部400によって形成されている。
ここで、図14及び図15を参照して、従来例に係る一組のビア4´の導体対向面積S
1と、本実施形態に係る一組のビア4の導体対向面積S2とを比較する。図14は、従来例に係るビア4´の導体対向面積S1を説明する図であり、従来のビア4´を四角柱状に簡略化して表している。図15は、本実施形態に係るビア4の導体対向面積S2を説明する図であり、ビア4を四角柱状に簡略化して表している。図中の符号Dは、本実施形態に係るビア4(従来のビア4´)のビア径を表す。符号Pは、隣接する一組のビア4(ビア4´)同士の間隔を表す。また、符号Lはビア4(ビア4´)の深さ(ビア深さ)を表す。
まず、図14を参照すると、図中、ハッチングを付した導体部400Aと導体部400Bが互いに重なり合う部分の面積が導体対向面積S1に相当する。従って、導体対向面積S1は、ビア4´のビア径D及びビア深さLを掛け合わせて得られる面積として算出することができる(S1=D×L)。
次に、図15を参照すると、図中、ハッチングを付した部分が、各ビア4の導体部400A,400Bを表している。各ビア4の導体部400A,400Bが互いに重なり合う部分の面積が導体対向面積S2に相当する。図16は、ビア4同士の各対向面に直交する視点A(図15を参照)からビア4を眺めて得られた平行投影図を重ね合わしたものである。図中、ビア4の対向面における導体部400A,400Bが重なり合う部分(以下、「導体対向部」という)Xの面積、すなわち導体対向面積S2は以下のように算出することができる。
図16に示すように、導体対向部Xの形状は、対角線a及びbを有する菱形として近似することができる。導体対向部Xの対角線a及びbは、芯厚t(電極チップ40における芯材41の芯厚t、図3を参照)と、電極チップ40のネジレ角θによって表すことができる。具体的には、下記(3)式、(4)式によって対角線a、bを算出することができる。そして、(5)式に基づいて、導体対向面積S2を求めることができる。
a=芯厚t/sinθ・・・(3)
b=芯厚t/cosθ・・・(4)
S2=a×b/2=芯厚t/(sinθ×cosθ×2)・・・(5)
ここで、例示的に、電極チップ40の芯厚tをビア径D(チップ径D)の50%、ネジレ角θを5°、ビア径Dを0.2mm、ビア深さLを1.8mmとすると、導体対向面積S1、S2は以下の値として算出することができる。すなわち、導体対向面積S1が0.36mm、導体対向面積S2が0.058mmとなり、導体対向面積S2は導体対向面積S1の約16%の大きさに相当する面積として算出される。
そして、従来のビア4´のカップリング容量をC1a、本実施形態に係るビア4のカップリング容量をC1bで表すと、C1b=0.16×C1aによって算出される。そして、隣接する一組のビア4のうち一方を対象ビアとした場合における対象ビアのクロストーク電圧V0b(t)は、下記(6)式によって表される。
V0b(t)∝(C1a×0.16/(C1a×0.16+C2)×V1(t)・・・(6)
ここで、対象ビアの対地容量C2とカップリング容量C1aとが等しいものと仮定すると、対象ビアである一方のビア4におけるクロストーク電圧V0b(t)は、ノイズ源となる隣接ビア、すなわち他方のビア4の信号電圧V1(t)の約14%となる(V0b(t)∝0.14×V1(t))。
以上のように、本実施形態では、ビア4に螺旋構造を採用したので、互いに隣接する一組のビア4の一方における導体部400が、他方のビア4における非導体部401と向き
合うように配置される。その結果、互いに隣接する任意の一組のビア4において、導体部400同士が対向配置される部分の面積を従来に比べて小さくすることができる。よって、隣接するビア4間におけるカップリング容量を小さくすることができ、その結果、クロストークノイズの電圧レベルを従来に比べて相対的に小さくすることができる。その際、ビア4同士の間隔Pを広げる手法を用いずに、隣接するビア4間におけるクロストークを抑制し、クロストークノイズを低減することができる。そのため、本実施形態に係るビア4を適用したプリント基板2及びプリント基板ユニット1によれば、ビア4同士の間隔が狭くてもクロストークノイズの発生を抑制することが可能となる。
また、本実施形態におけるビア4(電極チップ40)は、螺旋形状を有している。このため、隣接するスルーホール5に挿入される電極チップ40同士の同期をとらなくても、隣接する一組のビア4の一方における導体部400を他方の非導体部401と対向させることができる。つまり、スルーホール5に電極チップ40を挿入する際に、隣接するスルーホール5に挿入される電極チップ40との間で相互の向き合わせを実施する必要がなく、製造工数を減らすことができる。
また、本実施形態においては、ビア4の延伸方向(軸方向)における少なくとも一部の区間において、一組のビア4の一方における導体部400と他方のビア4における非導体部401と向き合うように配置すればよい。これにより、隣接するビア4間において、双方のビア4における互いの導体部400が対向する部分の面積を低減することができる。その結果、ビア4のカップリング容量を小さくすることができ、クロストークノイズの発生を抑制することができる。
また、プリント基板2に複数形成された各ビア4の導体部400は、同一方向に巻き回されている。これによれば、互いに隣接する一組のビア4間において、導体部400同士が対向配置される部分の面積をより一層小さくことができる。その結果、クロストークノイズをより好適に低減することができる。また、本実施形態におけるビア4は、第1層L1と第4層L4における信号線24同士を電気的に接続するため、信号の高速伝送に伴ってクロストークが起こり易い条件下にあるといえる。これに対して、本実施形態のプリント基板2では、螺旋構造を有するビア4を適用することによって、ビア4のカップリング容量を小さくすることができるため、効果的にクロストークノイズの発生を抑制できる。
<変形例>
本実施形態に係る電極チップ40、ビア4、プリント基板2、及びプリント基板ユニット1は、種々の変形例を採用することができる。図17は、変形例に係る電極チップ40´を示す図である。図17に示す電極チップ40´は、螺旋形状を有する導電体チップである本体部43、及び、溝部に対応する部分に形成された絶縁体を含む絶縁部44を有する。絶縁部44は、例えば本体部43の周囲に絶縁体の粉を付着させて、焼成したものである。絶縁体としては、例えばアルミナセラミックスにガラス成分を混ぜた絶縁体等が挙げられるが、これに限定されず、種々の材料を用いることができる。また、絶縁部44は、エポキシ樹脂等といった絶縁樹脂を硬化させることで形成してもよい。
図17に示すように、電極チップ40´の外径Dは、上述したプリント基板2に穿設するスルーホール5の径に等しい。このような電極チップ40´を、上述の電極チップ40の代わりにスルーホール5に挿入する(埋め込む)ことで、ビア4が形成される。この場合、電極チップ40´の本体部43によってビア4の導体部400が形成される。また、電極チップ40´の絶縁部44によってビア4の非導体部401が形成される。これによれば、半導体素子3をプリント基板2に半田接合する際に、半田がスルーホール5内に流入することを抑制することができる。つまり、半田がスルーホール5内に流入することに起因して、ビア4間における導体対向面積が増加することを抑制することができる。従っ
て、ビア4に発生するクロストークノイズをより好適に抑制することができる。
また、図18A〜18Dに、隣接する一組の貫通ビアを形成するに用いられる電極チップの他のバリエーションを示す。一組のビア4のうち、一方のビア4Aを形成する電極チップを40Aで表し、他方のビア4Bを形成する電極チップを40Bで表す。
図18Aにおいて、電極チップ40A,40Bは、導電体である本体部43及び絶縁部44から形成されており、全体として円柱形状に成形されている。本体部43は、円盤形の上端部431及び下端部432を有しており、上端部431及び下端部432の間に、円柱形状の円柱部433や平板形状の壁部434が適宜組み合わされて配置されている。例えば、電極チップ40Aにおいては、上端部431及び下端部432にそれぞれ円柱部433が接続されており、一組の円柱部433同士が壁部434によって接続されている。一方、電極チップ40Bにおいては、上端部431及び下端部432にそれぞれ壁部434が接続されており、一組の壁部434同士が円柱部433によって接続されている。つまり、電極チップ40A,40Bは、円柱部433及び壁部434が形成される位置(高さ)が互い違いになっている。また、壁部434の両側には、この壁部434を挟み込むようにして絶縁部44が形成されている。また、上端部431、下端部432及び円柱部431の径は、スルーホール5の径と等しい。
電極チップ40A,40Bがスルーホール5に埋め込まれることで、ビア4A,4Bがそれぞれ形成される。その際、電極チップ40A,40Bにおける本体部43によってビア4A,4Bの導体部400が形成される。また、電極チップ40A,40Bにおける絶縁部44によってビア4A,4Bの非導体部401が形成される。
図示のように、隣接する一組のビア4A,4Bにおいて、電極チップ40Aの円柱部431が電極チップ40Bの壁部434及び絶縁部44と同じ高さに配置されている。そして、電極チップ40Bの円柱部433が電極チップ40Aの壁部434及び絶縁部44と同じ高さに配置されている。その際、電極チップ40A,40Bの円柱部433が絶縁部44と向き合うように、相互の向きが規定されている。つまり、電極チップ40A(40B)をスルーホール5に埋め込む際、その円柱部433を、隣接する電極チップ40B(40A)の壁部434と対向させるのではなく、絶縁部44と対向させるようにする。このように、一組のビア4A,4B(電極チップ40A,40B)における互いの向き合わせを行うことによって、ビア4A,4Bにおいて互いの導体部400が対向する部分の面積を低減することができる。その結果、ビア4A,4Bのカップリング容量を小さくすることができ、クロストークノイズの発生を抑制することができる。
電極チップ40A,40Bにおいて、円柱部433及び壁部434の数や、これらの高さについては自由に変更することができる。例えば、図18Aに示した電極チップ40A,40Bの変形例を図18Bに示している。図18Bに示す一組の電極チップ40A,40Bでは、図18Aに示してものに比べて、円柱部433及び壁部434を配置する数が多くなっている。
次に、図18Cについて説明する。図18Cに示す一組の電極チップ40A,40Bは、導体である本体部43として、上端部431、下端部432及びメッシュ部435を備えている。メッシュ部435は、導体をメッシュ形状に成形したものであり、上端部431及び下端部432の間に配置されると共にこれらを接続している。また、図18A、18Bに示す例と同様に、電極チップ40A,40Bは、本体部43及び絶縁部44を含んでおり、全体として円柱形状を有している。なお、電極チップ40A,40Bの側面において、メッシュ部435は絶縁部44の表面に露出した状態となっている。
図18Cに示す電極チップ40A,40Bを、隣接するスルーホール5に埋め込むことで、電極チップ40A(40B)におけるメッシュ部435を電極チップ40B(40A)における絶縁部44と対向させることができる。これにより、ビア4A,4Bにおいて互いの導体部400が対向する部分の面積を低減することができる。その結果、ビア4A,4Bのカップリング容量を小さくすることができ、クロストークノイズの発生を抑制することができる。
次に、図18Dについて説明する。図18Dに示す一組の電極チップ40A,40Bは、導体である本体部43として、上端部431、下端部432及びこれらを繋ぐ複数の縦枠部436を備えている。複数の縦枠部436は放射状に配置されており、縦枠部436の各々は上端部431及び下端部432の縁部同士を接続している。また、図18A乃至18Cに示す例と同様に、電極チップ40A,40Bは、本体部43及び絶縁部44を含んでおり、全体として円柱形状を有している。電極チップ40A,40Bの側面には、複数の縦枠部436が一定間隔ごとに露出した状態で配置されている。つまり、電極チップ40A,40Bの側面には、縦枠部436と絶縁部44とが交互に並んで配置されている。
図18Dに示す電極チップ40A,40Bを、隣接するスルーホール5に埋め込む際、電極チップ40A(40B)における縦枠部436を電極チップ40B(40A)における絶縁部44に対向させる。これにより、ビア4A,4Bにおいて互いの導体部400同士が対向する部分の面積を低減することができる。その結果、ビア4A,4Bのカップリング容量を小さくすることができ、クロストークノイズの発生を抑制することができる。なお、図18A〜図18Dに示す例では、絶縁部44を含んで電極チップ40A,40Bを形成するようにしているが、絶縁部44を省略してもよい。すなわち、導体である本体部43のみによって電極チップ40A,40Bを形成してもよい。
また、上記の実施形態において、プリント基板2を4層構造としているが、プリント基板2の層構造を適宜変更することができる。また、プリント基板2の内層(第2層L2、第3層L3)を電源層又はグラウンド層とせずに、信号線を含む配線層としてもよい。その場合、プリント基板2の内層(第2層L2、第3層L3)に形成する配線層は、ビア4を介して層間接続することができる。
また、本実施形態では、プリント基板2を貫通するスルーホール5に電極チップ40を埋め込むことで、ビア4を貫通ビアとして形成したが、これには限られない。例えば、プリント基板2における特定の層間を接続するビアに、図2に示した螺旋形状を有する電極チップ40や、図17又は図18の各図に示した変形例に係る電極チップを適用してもよい。また、本実施形態では、プリント基板2を3層以上の配線層を有する多層プリント基板としているが、例えば両面プリント基板(2層板)とし、表面の配線層同士をビア4によって層間接続してもよい。
以上、実施形態に沿って本件に係る電極チップ40、ビア4、プリント基板2、及び、及びプリント基板ユニット1について説明したが、本件はこれらに制限されるものではない。そして、上記実施形態について、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者にとって自明である。
1・・・プリント基板ユニット
2・・・プリント基板
3・・・半導体素子
4・・・ビア
5・・・スルーホール
21・・・パッド
22・・・半田バンプ
24・・・信号線
28・・・絶縁層
40・・・電極チップ
42・・・押付け板部
400・・導体部
401・・非導体部

Claims (7)

  1. 第1の導体層と、
    前記第1の導体層と異なる層に設けた第2の導体層と、
    前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に配設された絶縁層と、
    前記第1の導体層と前記第2の導体層と前記絶縁層とを貫通する複数の貫通孔と、
    前記貫通孔の各々に形成されて前記第1の導体層と前記第2の導体層とを層間接続する複数のビアと、
    を備え、
    前記複数のビアの各々は、前記貫通孔における内部空間の一部を占有する柱状の導体部と、残部を占有する非導体部とを有し、
    互いに隣接する任意の一組のビアにおいて、一方のビアにおける前記導体部が他方のビアにおける前記非導体部と向き合うように配置されている、
    プリント基板。
  2. 前記導体部は、螺旋形状を有している、
    請求項1に記載のプリント基板。
  3. 前記導体部は、前記複数のビアの各々において同一方向に巻き回されている、
    請求項2に記載のプリント基板。
  4. 前記ビアにおける前記非導体部は、絶縁体によって形成されている、
    請求項1から3の何れか一項に記載のプリント基板。
  5. 前記第1の導体層と前記第2の導体層とは信号線を含んでいる、
    請求項1から4の何れか一項に記載のプリント基板。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のプリント基板と、
    前記プリント基板の表面に実装された半導体素子と、
    を備える、プリント基板ユニット。
  7. 第1の導体層と、前記第1の導体層と異なる層に設けた第2の導体層と、前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に配設された絶縁層と、を備えるプリント基板の製造方法であって、
    前記第1の導体層と前記第2の導体層と前記絶縁層とを貫通する貫通孔を複数箇所に形成する工程と、
    前記貫通孔の各々に、前記第1の導体層と前記第2の導体層とを層間接続する複数のビアを形成するビア形成工程と、
    前記ビア形成工程において、前記貫通孔における内部空間に、当該内部空間の一部を占有する柱状の導体部と残部を占有する非導体部とが形成されるように前記複数のビアの各々を形成し、かつ、互いに隣接する任意の一組のビアにおいて、一方のビアにおける前記導体部を他方のビアにおける前記非導体部と向き合うように配置する、
    プリント基板の製造方法。
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