JPH0786751A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents
多層プリント配線板の製造方法Info
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- JPH0786751A JPH0786751A JP25002793A JP25002793A JPH0786751A JP H0786751 A JPH0786751 A JP H0786751A JP 25002793 A JP25002793 A JP 25002793A JP 25002793 A JP25002793 A JP 25002793A JP H0786751 A JPH0786751 A JP H0786751A
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- wiring board
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はスルーホールメッキ方法を採用せず
に製造することができる多層プリント配線板の製造方法
の提供を目的とする。 【構成】 内外層プリント配線板1,4,6を位置合わ
せしつつ貼り合わせて多層プリント配線板15を形成す
るとともに各プリント配線板1,4,6の各プリント配
線回路2,3,5,7の接続用ランド8,9,10,1
1の各スルーホール12,13,14中に複数の細線1
6を装入セットした後、細線16の毛細管現象を利用し
てスルーホール12,13,14中に溶融半田17を充
填し、これを固化する。これにより前記各プリント配線
回路2,3,5,7相互の電気的接続を行い、第1〜第
4のプリント配線回路2,3,5,7を内層した多層プ
リント配線板15を製造する。
に製造することができる多層プリント配線板の製造方法
の提供を目的とする。 【構成】 内外層プリント配線板1,4,6を位置合わ
せしつつ貼り合わせて多層プリント配線板15を形成す
るとともに各プリント配線板1,4,6の各プリント配
線回路2,3,5,7の接続用ランド8,9,10,1
1の各スルーホール12,13,14中に複数の細線1
6を装入セットした後、細線16の毛細管現象を利用し
てスルーホール12,13,14中に溶融半田17を充
填し、これを固化する。これにより前記各プリント配線
回路2,3,5,7相互の電気的接続を行い、第1〜第
4のプリント配線回路2,3,5,7を内層した多層プ
リント配線板15を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層プリント配線板の製
造方法に関する。
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板におけるプリント
配線回路の高密度化並びにプリント配線板自体の小型化
が促進され、かつその要望にこたえるためにプリント配
線板は両面板より多層板へと開発が進められ、実用化さ
れるに至っている。
配線回路の高密度化並びにプリント配線板自体の小型化
が促進され、かつその要望にこたえるためにプリント配
線板は両面板より多層板へと開発が進められ、実用化さ
れるに至っている。
【0003】そして、多層プリント配線板の製造につい
ては、図10に示される内層形成、積層工程、スルーホ
ール工程、外層形成および後工程の各工程により製造さ
れている。
ては、図10に示される内層形成、積層工程、スルーホ
ール工程、外層形成および後工程の各工程により製造さ
れている。
【0004】
【0005】さて、前記した多層プリント配線板の製造
方法によれば、各層を導通させる手段としてスルーホー
ルを介しての接続方法が採用されるとともに、図10に
示される通り通常はスルーホールメッキ、即ち、無電解
銅メッキおよび電解銅メッキによって導通する方法が実
施されている。
方法によれば、各層を導通させる手段としてスルーホー
ルを介しての接続方法が採用されるとともに、図10に
示される通り通常はスルーホールメッキ、即ち、無電解
銅メッキおよび電解銅メッキによって導通する方法が実
施されている。
【0006】しかしながら、このようなスルーホールメ
ッキによる方法は、メッキ装置自体が大掛かりで設備費
が嵩み、同時に作業環境が悪く、メッキ液自体の管理に
も厳しい要求があるとともに排水処理等環境問題でも多
くの問題点が存在するものである。よって、本発明はか
かる問題点を解消しうる多層プリント配線板の製造方法
の提供を目的とするものである。
ッキによる方法は、メッキ装置自体が大掛かりで設備費
が嵩み、同時に作業環境が悪く、メッキ液自体の管理に
も厳しい要求があるとともに排水処理等環境問題でも多
くの問題点が存在するものである。よって、本発明はか
かる問題点を解消しうる多層プリント配線板の製造方法
の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多層プリント配
線板の製造方法は、多層プリント配線板の各層を各プリ
ント配線板により形成するとともに各プリント配線板を
積層して貼り合わせ、かつ各プリント配線板の所要の回
路を各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介して
電気的に接続することにより製造する多層プリント配線
板の製造方法において、前記各層を形成する各プリント
配線板のうち、内層に位置するプリント配線板の接続用
ランドの外径を外層に位置するプリント配線板の接続用
ランドのスルーホール径より大きくするとともに、前記
外層に位置するプリント配線板の接続用ランドのスルー
ホール径を内層に位置するプリント配線板の接続用ラン
ドのスルーホール径より大径とし、かつ各プリント配線
板に穿孔した各スルーホール中に複数の細線を挿入した
後、前記細線の毛細管現象により半田をスルーホール中
に変換し、各プリント配線板の所要の回路を電気的に接
続して製造することを特徴とする。
線板の製造方法は、多層プリント配線板の各層を各プリ
ント配線板により形成するとともに各プリント配線板を
積層して貼り合わせ、かつ各プリント配線板の所要の回
路を各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介して
電気的に接続することにより製造する多層プリント配線
板の製造方法において、前記各層を形成する各プリント
配線板のうち、内層に位置するプリント配線板の接続用
ランドの外径を外層に位置するプリント配線板の接続用
ランドのスルーホール径より大きくするとともに、前記
外層に位置するプリント配線板の接続用ランドのスルー
ホール径を内層に位置するプリント配線板の接続用ラン
ドのスルーホール径より大径とし、かつ各プリント配線
板に穿孔した各スルーホール中に複数の細線を挿入した
後、前記細線の毛細管現象により半田をスルーホール中
に変換し、各プリント配線板の所要の回路を電気的に接
続して製造することを特徴とする。
【0008】また、前記複数の細線に替えて複数の螺旋
状の溝を外周面に形成した円柱状基板接続端子を各プリ
ント配線板に穿孔した各スルーホール中に装入した後、
前記溝の毛細管現象により半田をスルーホール中に変換
し、各プリント配線板の所要の回路を電気的に接続して
製造することを特徴とする。
状の溝を外周面に形成した円柱状基板接続端子を各プリ
ント配線板に穿孔した各スルーホール中に装入した後、
前記溝の毛細管現象により半田をスルーホール中に変換
し、各プリント配線板の所要の回路を電気的に接続して
製造することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の方法によれば、スルーホール内に装入
した複数の細線により形成する毛細管現象、または基板
接続端子の外周面に形成した複数の螺旋状の溝による毛
細管現象により半田を吸収させてスルーホール内に半田
を充満させることができる。これにより半田にてスルー
ホールの導通を確実にするもので、スルーホールメッキ
による諸欠点を解消するとともに低価格にて信頼性の高
い多層プリント配線板を提供することができる。
した複数の細線により形成する毛細管現象、または基板
接続端子の外周面に形成した複数の螺旋状の溝による毛
細管現象により半田を吸収させてスルーホール内に半田
を充満させることができる。これにより半田にてスルー
ホールの導通を確実にするもので、スルーホールメッキ
による諸欠点を解消するとともに低価格にて信頼性の高
い多層プリント配線板を提供することができる。
【0010】
【実施例1】図1は本発明の実施例1を示す多層プリン
ト配線板の部分拡大断面図である。1は上下両面に第1
層目および第2層目のプリント配線回路2,3を形成し
た内層に位置せしめるプリント配線板(以下内層プリン
ト配線板という)、4は内層プリント配線板1の上側の
外層に位置せしめて積層した第3層目のプリント配線回
路5を形成したプリント配線板(以下第1外層プリント
配線板という)、6は内層プリント配線板1の下側の外
層に位置せしめて積層した第4層目のプリント配線回路
7を形成したプリント配線板(以下第2外層プリント配
線板という)である。
ト配線板の部分拡大断面図である。1は上下両面に第1
層目および第2層目のプリント配線回路2,3を形成し
た内層に位置せしめるプリント配線板(以下内層プリン
ト配線板という)、4は内層プリント配線板1の上側の
外層に位置せしめて積層した第3層目のプリント配線回
路5を形成したプリント配線板(以下第1外層プリント
配線板という)、6は内層プリント配線板1の下側の外
層に位置せしめて積層した第4層目のプリント配線回路
7を形成したプリント配線板(以下第2外層プリント配
線板という)である。
【0011】そして、前記各内外層プリント配線板1,
4および6には各内外層プリント配線板1,4および6
の各プリント配線回路2,3,5および7の回路を互い
に電気的に接続するための接続用ランド8,9,10お
よび11を、予め各プリント配線回路2,3,5および
7の回路パターン中に対応する位置に配設しておくとと
もに、各接続用ランド8,9,10および11の中央部
にはスルーホール12,13および14をそれぞれドリ
ル加工等の方法により穿孔することにより各内外層プリ
ント配線板1,4および6を個別に形成する。
4および6には各内外層プリント配線板1,4および6
の各プリント配線回路2,3,5および7の回路を互い
に電気的に接続するための接続用ランド8,9,10お
よび11を、予め各プリント配線回路2,3,5および
7の回路パターン中に対応する位置に配設しておくとと
もに、各接続用ランド8,9,10および11の中央部
にはスルーホール12,13および14をそれぞれドリ
ル加工等の方法により穿孔することにより各内外層プリ
ント配線板1,4および6を個別に形成する。
【0012】また、前記各内外層プリント配線板1,4
および6の各接続用ランド8,9,10および11と各
スルーホール12,13および14の形成に当たって
は、図1に示す通り、内層プリント配線板1の第1およ
び第2層目のプリント配線回路2,3の接続用ランド
8,9の外径を第1および第2外層プリント配線板4,
6の接続用ランド10,11のスルーホール13,14
の径より大径とするとともに第1および第2外層プリン
ト配線板4,6の接続用ランド10,11の各スルーホ
ール13,14の径を内層プリント配線板1の接続ラン
ド8,9のスルーホール12の径より大径(少なくとも
スルーホール12の径より0.2mm以上大径にする)
とすることにより形成する。
および6の各接続用ランド8,9,10および11と各
スルーホール12,13および14の形成に当たって
は、図1に示す通り、内層プリント配線板1の第1およ
び第2層目のプリント配線回路2,3の接続用ランド
8,9の外径を第1および第2外層プリント配線板4,
6の接続用ランド10,11のスルーホール13,14
の径より大径とするとともに第1および第2外層プリン
ト配線板4,6の接続用ランド10,11の各スルーホ
ール13,14の径を内層プリント配線板1の接続ラン
ド8,9のスルーホール12の径より大径(少なくとも
スルーホール12の径より0.2mm以上大径にする)
とすることにより形成する。
【0013】よって、前記構成条件に従って、内外層プ
リント配線板1,4および6を従来公知の製造方法、例
えば、内層プリント配線板1は絶縁板の両面に銅箔を貼
設した両面銅張積層板を使用して、両面の銅箔をエッチ
ング加工方法により、接続用ランド8,9を配設した第
1および第2層目のプリント配線回路2,3を形成する
とともにドリル加工方法によりスルーホール12を穿孔
して形成し、同様にして第1および第2外層プリント配
線板4,6は片面銅張積層板を使用して接続用ランド1
0および11を有する第3層目および第4層目のプリン
ト配線回路5、7を形成するとともにスルーホール13
および14をそれぞれ穿孔することにより形成する。
リント配線板1,4および6を従来公知の製造方法、例
えば、内層プリント配線板1は絶縁板の両面に銅箔を貼
設した両面銅張積層板を使用して、両面の銅箔をエッチ
ング加工方法により、接続用ランド8,9を配設した第
1および第2層目のプリント配線回路2,3を形成する
とともにドリル加工方法によりスルーホール12を穿孔
して形成し、同様にして第1および第2外層プリント配
線板4,6は片面銅張積層板を使用して接続用ランド1
0および11を有する第3層目および第4層目のプリン
ト配線回路5、7を形成するとともにスルーホール13
および14をそれぞれ穿孔することにより形成する。
【0014】その後、図1に示すように、各内外層プリ
ント配線板1,4および6の各プリント配線回路2,
3,5および7の各接続用ランド8,9,10および1
1のスルーホール12,13および14の中心位置を合
わせながら、内層プリント配線板1の上側に第1外層プ
リント配線板4、下側に第2外層プリント配線板6を積
層するとともに、プリプレグを用いて加熱加圧すること
により接合する。なお、その他の貼り合わせ方法を採用
した実施も可能である。
ント配線板1,4および6の各プリント配線回路2,
3,5および7の各接続用ランド8,9,10および1
1のスルーホール12,13および14の中心位置を合
わせながら、内層プリント配線板1の上側に第1外層プ
リント配線板4、下側に第2外層プリント配線板6を積
層するとともに、プリプレグを用いて加熱加圧すること
により接合する。なお、その他の貼り合わせ方法を採用
した実施も可能である。
【0015】前記のようにして内外層プリント配線板
1,4および6を積層かつ貼り合わせた後、図1に示す
如く、各内外層プリント配線板1,4および6の接続用
ランド8,9,10および11を介して各回路の電気的
接続を行うことができる。
1,4および6を積層かつ貼り合わせた後、図1に示す
如く、各内外層プリント配線板1,4および6の接続用
ランド8,9,10および11を介して各回路の電気的
接続を行うことができる。
【0016】即ち、この電気的接続方法は従来のメッキ
方法を採用せずに、半田付け方法を採用したものであ
る。この方法は図1に示すように前記各ランド8,9,
10および11の各スルーホール12,13および14
中に複数の導電性の細線16を装入した後、細線16の
毛細管現象を利用して溶融半田17をスルーホール1
2,13および14中に充填するとともに、この半田1
7を固化することにより各接続用ランド8,9,10お
よび11を電気的に接続することができる。なお、この
場合の半田付けは溶融半田槽に浸漬することにより実施
することができる。
方法を採用せずに、半田付け方法を採用したものであ
る。この方法は図1に示すように前記各ランド8,9,
10および11の各スルーホール12,13および14
中に複数の導電性の細線16を装入した後、細線16の
毛細管現象を利用して溶融半田17をスルーホール1
2,13および14中に充填するとともに、この半田1
7を固化することにより各接続用ランド8,9,10お
よび11を電気的に接続することができる。なお、この
場合の半田付けは溶融半田槽に浸漬することにより実施
することができる。
【0017】以下に、前記細線を用いて各接続用ランド
8,9,10および11を電気的に接続する方法につい
て具体的に述べる。前記したように各内外層プリント配
線板1,4および6(以下積層後の各プリント配線板を
単に多層板という)のスルーホール12,13および1
4中に図1に示すように細線16を装入する。
8,9,10および11を電気的に接続する方法につい
て具体的に述べる。前記したように各内外層プリント配
線板1,4および6(以下積層後の各プリント配線板を
単に多層板という)のスルーホール12,13および1
4中に図1に示すように細線16を装入する。
【0018】この細線は銅などの導電材が使用され、ス
ルーホール12の径に対して小さな径のものが用いられ
る。例えば、スルーホール12の径が0.8mmの場
合、細線16の径は50〜100μm程度であり、10
〜30本前後がスルーホール12内に装入される。この
場合、細線16としては、その表面をフラックス処理し
たものが好ましい。
ルーホール12の径に対して小さな径のものが用いられ
る。例えば、スルーホール12の径が0.8mmの場
合、細線16の径は50〜100μm程度であり、10
〜30本前後がスルーホール12内に装入される。この
場合、細線16としては、その表面をフラックス処理し
たものが好ましい。
【0019】また、細線16としては、商品名「ウイッ
キングワイヤーCP−1515」(太陽電気産業KK
製)を使用することができる。
キングワイヤーCP−1515」(太陽電気産業KK
製)を使用することができる。
【0020】かかるスルーホール12内に装入された細
線16の間には、小さな隙間が形成されており、この隙
間により細線16の間が毛細管状態たなっている。な
お、外層4,6のランド10、11の面にも充分に半田
が広がるように細線16の長さを多層板の表裏面から突
出するように形成している。
線16の間には、小さな隙間が形成されており、この隙
間により細線16の間が毛細管状態たなっている。な
お、外層4,6のランド10、11の面にも充分に半田
が広がるように細線16の長さを多層板の表裏面から突
出するように形成している。
【0021】このような細線16を装入した後、多層板
を半田糟(図示せず)に浸漬する。半田糟には260°
C前後に保たれた溶融半田が充填されており、この半田
糟への浸漬によりスルーホール12,13および14内
に細線16の毛細管現象により溶融半田がスルーホール
12,13および14内に円滑に吸収されて満たされ、
かつ図1に示す如く両接続用ランド10,11の上面に
盛り上がった状態になる。
を半田糟(図示せず)に浸漬する。半田糟には260°
C前後に保たれた溶融半田が充填されており、この半田
糟への浸漬によりスルーホール12,13および14内
に細線16の毛細管現象により溶融半田がスルーホール
12,13および14内に円滑に吸収されて満たされ、
かつ図1に示す如く両接続用ランド10,11の上面に
盛り上がった状態になる。
【0022】半田糟への浸漬時間は5秒程度にして、多
層板の熱的ダメージを防止しているが、このような短時
間の浸漬でも溶融半田を円滑に吸収してスルーホール1
2,13および14内に充満させることができる。
層板の熱的ダメージを防止しているが、このような短時
間の浸漬でも溶融半田を円滑に吸収してスルーホール1
2,13および14内に充満させることができる。
【0023】本実施例によれば、細線16を用いること
により細線16の毛細管現象により半田を吸収して、充
分な量の半田をスルーホール内に確実に充満させること
ができるので、スルーホールの導通の信頼性を向上した
接続が可能になる。しかも、従来のメッキや印刷、半田
付けなどの煩雑な処理を行うことがないので、迅速かつ
大量の処理が可能になる。
により細線16の毛細管現象により半田を吸収して、充
分な量の半田をスルーホール内に確実に充満させること
ができるので、スルーホールの導通の信頼性を向上した
接続が可能になる。しかも、従来のメッキや印刷、半田
付けなどの煩雑な処理を行うことがないので、迅速かつ
大量の処理が可能になる。
【0024】
【実施例2】図2は実施例2を示す。本実施例では実施
例1における細線16に替えて、複数の細線16を導電
性の短管18に装入して管状体19を形成したものであ
る。なお、短管18の長さは多層板15の厚さとほぼ等
しくし、細線16は短管18の両端から突出させるとと
もに、その一端を折り曲げて傘状16aに形成してい
る。
例1における細線16に替えて、複数の細線16を導電
性の短管18に装入して管状体19を形成したものであ
る。なお、短管18の長さは多層板15の厚さとほぼ等
しくし、細線16は短管18の両端から突出させるとと
もに、その一端を折り曲げて傘状16aに形成してい
る。
【0025】かかる管状体19は短管18をスルーホー
ル12,13および14内に装入することにより、細線
16が短管18と一体になってスルーホール12,13
および14内に装入され、傘状16aが表側のランド1
0の面に接するとともに細線の他端が多層板15の裏面
に突出する。そして管状体19を装入した状態で多層板
15を半田糟に浸漬することにより、細線16の毛細管
現象で半田が吸収され、充分な量の半田がスルーホール
12,13及び14内及び傘状16aに充填される。こ
れにより傘状16aが接したランド10の面に溶融半田
を広げて溶着するとともに、多層板15の裏面では、そ
の面に突出した細線に半田が盛り上がった状態でランド
11の面に広がって溶着する。
ル12,13および14内に装入することにより、細線
16が短管18と一体になってスルーホール12,13
および14内に装入され、傘状16aが表側のランド1
0の面に接するとともに細線の他端が多層板15の裏面
に突出する。そして管状体19を装入した状態で多層板
15を半田糟に浸漬することにより、細線16の毛細管
現象で半田が吸収され、充分な量の半田がスルーホール
12,13及び14内及び傘状16aに充填される。こ
れにより傘状16aが接したランド10の面に溶融半田
を広げて溶着するとともに、多層板15の裏面では、そ
の面に突出した細線に半田が盛り上がった状態でランド
11の面に広がって溶着する。
【0026】
【実施例3】図3は実施例3を示す。本実施例では実施
例2における管状体19の短管18に比べて、短い短管
20が使用されている。短管20の長さとしては、細線
16をスルーホール12,13および14内に確実に、
しかも容易に挿入できればよく、その長さは限定される
ものではない。従って、図3に示すように短い短管であ
っても、短管側からスルーホール12,13および14
内に装入することにより細線16のスルーホール12,
13および14内への装入が容易となる。
例2における管状体19の短管18に比べて、短い短管
20が使用されている。短管20の長さとしては、細線
16をスルーホール12,13および14内に確実に、
しかも容易に挿入できればよく、その長さは限定される
ものではない。従って、図3に示すように短い短管であ
っても、短管側からスルーホール12,13および14
内に装入することにより細線16のスルーホール12,
13および14内への装入が容易となる。
【0027】
【実施例4】図4は実施例4を示す。本実施例では実施
例1における細線16に替えて、複数に細線16を網目
状に編成したメッシュシートを螺旋状に巻回するととも
に、その一端を傘状16aに形成するとともに、他端を
多層板15の裏面に突出する長さに形成した内装体21
であり、網目状の細線16の間および螺旋状のメッシュ
シートの間が毛細管状態となっている。かかる構造の内
装体21をスルーホール12,13および14内に装入
することにより、細線16の毛細管現象で半田を吸収す
るためスルーホール12,13および14内及び傘状1
6aに充分な量の半田を充填することができるととも
に、傘状16aの部分が接するランド10の面に半田が
広がるとともに、多層板15の裏面に突出した部分に半
田が盛り上がってランド11の面に広がって溶着する。
例1における細線16に替えて、複数に細線16を網目
状に編成したメッシュシートを螺旋状に巻回するととも
に、その一端を傘状16aに形成するとともに、他端を
多層板15の裏面に突出する長さに形成した内装体21
であり、網目状の細線16の間および螺旋状のメッシュ
シートの間が毛細管状態となっている。かかる構造の内
装体21をスルーホール12,13および14内に装入
することにより、細線16の毛細管現象で半田を吸収す
るためスルーホール12,13および14内及び傘状1
6aに充分な量の半田を充填することができるととも
に、傘状16aの部分が接するランド10の面に半田が
広がるとともに、多層板15の裏面に突出した部分に半
田が盛り上がってランド11の面に広がって溶着する。
【0028】
【実施例5】図5は実施例5を示す。本実施例では実施
例1における細線16に替えて、メッシュシートを筒状
に巻回するとともに、その一端を傘状16aに形成した
筒体22であり、この筒体22をそのままスルーホール
12,13および14内に装入してもよく、筒体22内
に導電性の細線16((図示せず)を装入した状態でス
ルーホール12,13および14内に装入してもよく、
いずれにしても細線16の毛細管現象によって半田をス
ルーホール12,13および14内に吸収することがで
きる。
例1における細線16に替えて、メッシュシートを筒状
に巻回するとともに、その一端を傘状16aに形成した
筒体22であり、この筒体22をそのままスルーホール
12,13および14内に装入してもよく、筒体22内
に導電性の細線16((図示せず)を装入した状態でス
ルーホール12,13および14内に装入してもよく、
いずれにしても細線16の毛細管現象によって半田をス
ルーホール12,13および14内に吸収することがで
きる。
【0029】
【実施例6】図6は実施例6を示す。本実施例では実施
例1における細線16に替えて、細線16を電子部品2
3のリードに装着したものである。この電子部品23は
ICやLSIその他のチップを収納したパッケージ体2
4と、パッケージ体24から引き出された複数のリード
25とを備え、各リード25を多層板15のスルーホー
ル12,13および14内に装入することにより実装さ
れるものである。
例1における細線16に替えて、細線16を電子部品2
3のリードに装着したものである。この電子部品23は
ICやLSIその他のチップを収納したパッケージ体2
4と、パッケージ体24から引き出された複数のリード
25とを備え、各リード25を多層板15のスルーホー
ル12,13および14内に装入することにより実装さ
れるものである。
【0030】細線16はこの電子部品23のリード25
の先端部分に巻回されており、リード25とともにスル
ーホール12,13および14内に装入される。この細
線は毛細管現象を発現しうる程度のピッチにて巻回され
ており、その毛細管現象により半田が吸収されてスルー
ホール12,13および14内に充填されるとともに、
リード25が固定されるため、電子部品23の実装と接
続用ランド8,9,10および11の接続を同時に行う
ことができるメリットがある。
の先端部分に巻回されており、リード25とともにスル
ーホール12,13および14内に装入される。この細
線は毛細管現象を発現しうる程度のピッチにて巻回され
ており、その毛細管現象により半田が吸収されてスルー
ホール12,13および14内に充填されるとともに、
リード25が固定されるため、電子部品23の実装と接
続用ランド8,9,10および11の接続を同時に行う
ことができるメリットがある。
【0031】なお、前記実装部品のリード25を利用し
て、接続用ランド8,9,10および11の接続を行う
場合には、図6に示すリード25に細線16を巻回する
実施例に替えて、予め部品23のリード25自体を複数
の細線16(図示せず)によって形成した場合の実施例
を挙げることができる。また、前記した各実施例におけ
る細線16には予め半田メッキを施したものを使用して
もよい。
て、接続用ランド8,9,10および11の接続を行う
場合には、図6に示すリード25に細線16を巻回する
実施例に替えて、予め部品23のリード25自体を複数
の細線16(図示せず)によって形成した場合の実施例
を挙げることができる。また、前記した各実施例におけ
る細線16には予め半田メッキを施したものを使用して
もよい。
【0032】
【実施例7】図7および図8は実施例7を示す。本実施
例の装入体は実施例1における細線16に替えて基板接
続端子30を用いるものである。基板接続端子30は複
数の螺旋状の溝を外周面に刻設した円柱体31と、円柱
体31の一端に形成する円盤状の頭部32と、その他端
部に形成した装入部33とからなる
例の装入体は実施例1における細線16に替えて基板接
続端子30を用いるものである。基板接続端子30は複
数の螺旋状の溝を外周面に刻設した円柱体31と、円柱
体31の一端に形成する円盤状の頭部32と、その他端
部に形成した装入部33とからなる
【0033】前記の基板接続端子30は、銅または鉄等
の導電性材料を用いており、その円柱体31の外径はス
ルーホール12の内径とほぼ同径に形成し、その外周面
に刻設する螺旋状の溝は、例えば図8にて円柱体31の
断面図に示すように円柱体31の外径に対して谷底及び
山頂がV字形の略三角形断面形状をなすとともに、円柱
体31の軸心に対して捩じれ角をもって形成している。
即ち、このV字形の溝が毛細管現象を発現させる隙間を
形成するものである。
の導電性材料を用いており、その円柱体31の外径はス
ルーホール12の内径とほぼ同径に形成し、その外周面
に刻設する螺旋状の溝は、例えば図8にて円柱体31の
断面図に示すように円柱体31の外径に対して谷底及び
山頂がV字形の略三角形断面形状をなすとともに、円柱
体31の軸心に対して捩じれ角をもって形成している。
即ち、このV字形の溝が毛細管現象を発現させる隙間を
形成するものである。
【0034】また、円柱体31の一端に設けられた円盤
状の頭部32は、最外層に位置するランド10の内径よ
り大きく形成して、スルーホール12,13および14
内に装入した際に図9に示すように、ランド10の面に
当接して基板接続端子30の装入深さを決定するととも
に溶融半田17をランド10の面に広げる作用をなす。
状の頭部32は、最外層に位置するランド10の内径よ
り大きく形成して、スルーホール12,13および14
内に装入した際に図9に示すように、ランド10の面に
当接して基板接続端子30の装入深さを決定するととも
に溶融半田17をランド10の面に広げる作用をなす。
【0035】円柱体31の他端に設けられた装入部33
は、円柱体31より一段細い径に形成してスルーホール
12,13および14内に装入し易くするとともに多層
板40の裏面に突出する長さに形成している。
は、円柱体31より一段細い径に形成してスルーホール
12,13および14内に装入し易くするとともに多層
板40の裏面に突出する長さに形成している。
【0036】なお、頭部32のランド10に接する面は
粗面または円柱体31の面に形成した溝と同様な形状の
溝を形成して毛細管現象を発現させることが望ましい。
また前記円柱体31の面に形成する溝は、毛細管現象を
発現しうる形状であれば本実施例で示した形状に限定し
ない。
粗面または円柱体31の面に形成した溝と同様な形状の
溝を形成して毛細管現象を発現させることが望ましい。
また前記円柱体31の面に形成する溝は、毛細管現象を
発現しうる形状であれば本実施例で示した形状に限定し
ない。
【0037】この基板接続端子30は剛性が強いためス
ルーホール12の内径とほぼ同径に形成していても押し
込みが可能であるのでスルーホール12内に固定されて
脱落することがないとともに、また押し込んだ状態でも
毛細管現象の発現に支障を生じることがなく、溶融半田
17を吸収してスルーホール12,13,14内及び頭
部32に充満させることができる。これにより円盤状の
頭部32が接しているランド10の面に半田が広げられ
て溶着し、また多層板40の裏面においては突出した装
入部33に半田が盛り上がるとともにランド11の面に
広がって溶着する。
ルーホール12の内径とほぼ同径に形成していても押し
込みが可能であるのでスルーホール12内に固定されて
脱落することがないとともに、また押し込んだ状態でも
毛細管現象の発現に支障を生じることがなく、溶融半田
17を吸収してスルーホール12,13,14内及び頭
部32に充満させることができる。これにより円盤状の
頭部32が接しているランド10の面に半田が広げられ
て溶着し、また多層板40の裏面においては突出した装
入部33に半田が盛り上がるとともにランド11の面に
広がって溶着する。
【0038】この基板接続端子30は予め半田メッキま
たは金メッキ等を施しておいてもよい。これにより半田
の吸収性を向上させるとともに基板接続端子30自身の
防錆効果を発揮する。
たは金メッキ等を施しておいてもよい。これにより半田
の吸収性を向上させるとともに基板接続端子30自身の
防錆効果を発揮する。
【0039】実施例1から実施例7において、多層板1
5または40の所要の回路を半田にて接続するに先立っ
て、第1および第2外層プリント配線板4および6の接
続用ランド10,11以外の部分にソルダレジスト2
6,27を施すとともに必要なマーキング(図示せず)
印刷等を行う。
5または40の所要の回路を半田にて接続するに先立っ
て、第1および第2外層プリント配線板4および6の接
続用ランド10,11以外の部分にソルダレジスト2
6,27を施すとともに必要なマーキング(図示せず)
印刷等を行う。
【0040】その後、さらに、必要な外径加工およびフ
ラックス塗布後の表面処理、その他の必要な加工、処理
を行い多層板の形成加工を終了させたうえで前記各層の
接続加工処理を行うものである。
ラックス塗布後の表面処理、その他の必要な加工、処理
を行い多層板の形成加工を終了させたうえで前記各層の
接続加工処理を行うものである。
【0041】以上の説明における製造方法中、内外層プ
リント配線板1,4および6の構成ならびに形成方法に
ついてはこれに限定されるものではなく、適宜、各層に
要求されるパターン等の設計に従った構成並びに形成方
法により実施することができる。
リント配線板1,4および6の構成ならびに形成方法に
ついてはこれに限定されるものではなく、適宜、各層に
要求されるパターン等の設計に従った構成並びに形成方
法により実施することができる。
【0042】そして、当然のことながら、4層の多層板
15および40の構成並びに製造方法自体に付いても前
述の実施例に限定を受けず、かつ4層以外の多層板の製
造についても同様の作用効果を得つつ実施できるととも
に前述の実施例においては、各内外層のプリント配線板
1,4および6の個別的な形成工程に関連した各スルー
ホール12,13および14の穿孔については個別的な
穿孔加工に替えてこれを各プリント配線板1,4および
6の貼り合わせによる積層工程後においてもドリル等に
よる穿孔加工の実施ができる。
15および40の構成並びに製造方法自体に付いても前
述の実施例に限定を受けず、かつ4層以外の多層板の製
造についても同様の作用効果を得つつ実施できるととも
に前述の実施例においては、各内外層のプリント配線板
1,4および6の個別的な形成工程に関連した各スルー
ホール12,13および14の穿孔については個別的な
穿孔加工に替えてこれを各プリント配線板1,4および
6の貼り合わせによる積層工程後においてもドリル等に
よる穿孔加工の実施ができる。
【0043】例えば、内層プリント配線板1については
所要のパターンによるプリント配線回路2,3の形成
後、他のプリント配線板4,6との貼り合わせ加工工程
後にスルーホール12の穿孔加工を施し、かつ第1およ
び第2外層プリント配線板4,6については貼り合わせ
前後いずれにおいても加工できるとともにそのプリント
配線回路5、7の形成についても同様である。同様にし
て、その他の多層板についても、種々の加工工程の設計
変更を行いつつ製造することができる。
所要のパターンによるプリント配線回路2,3の形成
後、他のプリント配線板4,6との貼り合わせ加工工程
後にスルーホール12の穿孔加工を施し、かつ第1およ
び第2外層プリント配線板4,6については貼り合わせ
前後いずれにおいても加工できるとともにそのプリント
配線回路5、7の形成についても同様である。同様にし
て、その他の多層板についても、種々の加工工程の設計
変更を行いつつ製造することができる。
【0044】さて、前記実施例からも明らかなとおり、
各層のプリント配線回路2,3,5および7の相互間の
電気的接続に当たってはメッキ方法によらず、半田付け
方法により達成することができることからその設備費の
削減ならびに作業環境と管理面の向上及び環境衛生上の
難点を解消できるものである。
各層のプリント配線回路2,3,5および7の相互間の
電気的接続に当たってはメッキ方法によらず、半田付け
方法により達成することができることからその設備費の
削減ならびに作業環境と管理面の向上及び環境衛生上の
難点を解消できるものである。
【0045】また、このことに加えて、各接続用ランド
8,9,10および11の半田付けによる接続の構成
上、接続用ランド8,9の外径は接続用ランド10,1
1のスルーホール13,14の径より大径とするととも
に接続用ランド8,9のスルーホール12の径に対し
て、接続用ランド10,11のスルーホール13,14
の径を大径とすることにより、従来、各回路の銅箔の厚
みによってその接続面積が限定されていた(スルーホー
ルメッキによる接続の場合)のに比べて、スルーホール
13,14の開口部分に露出される接続用ランド8,9
の表面積がその銅箔の厚みに加えられた面積が半田17
による接触面積となり、同部における半田付けによる導
通性の信頼性を向上することができるものである。
8,9,10および11の半田付けによる接続の構成
上、接続用ランド8,9の外径は接続用ランド10,1
1のスルーホール13,14の径より大径とするととも
に接続用ランド8,9のスルーホール12の径に対し
て、接続用ランド10,11のスルーホール13,14
の径を大径とすることにより、従来、各回路の銅箔の厚
みによってその接続面積が限定されていた(スルーホー
ルメッキによる接続の場合)のに比べて、スルーホール
13,14の開口部分に露出される接続用ランド8,9
の表面積がその銅箔の厚みに加えられた面積が半田17
による接触面積となり、同部における半田付けによる導
通性の信頼性を向上することができるものである。
【0046】
【発明の効果】本発明の多層プリント配線板の製造方法
によればこの種のプリント配線板の製造の簡易化、低価
額化並びに品質の信頼性を向上させることができる。
によればこの種のプリント配線板の製造の簡易化、低価
額化並びに品質の信頼性を向上させることができる。
【図1】本発明の実施例1を示す多層プリント配線板の
一部拡大断面図。
一部拡大断面図。
【図2】実施例2の細線の細部を示す断面図。
【図3】実施例3の細線の細部を示す断面図。
【図4】実施例4の細線の細部を示す断面図。
【図5】実施例5の細線の細部を示す断面図。
【図6】実施例6の細線を電子部品のリードと併用する
場合を示す電子部品の側面図。
場合を示す電子部品の側面図。
【図7】実施例7の基板接続端子を示す側面図。
【図8】基板接続端子の溝形状を示す断面図。
【図9】本発明の実施例7を示す多層プリント配線板の
一部拡大断面図。
一部拡大断面図。
【図10】従来の多層プリント配線板の製造工程を示す
図。
図。
1 内層プリント配線板 2,3 第1および第2層目のプリント配線回路 4,6 第1および第2外層のプリント配線板 5,7 第3および第4層目のプリント配線回路 8,9,10,11 接続用ランド 12,13,14 スルーホール 15 多層プリント配線板 16 細線 17 半田 18,20 短管 19 管状体 21 内層体 22 筒体 23 電子部品 24 パッケージ 25 リード 26,27 ソルダレジスト 30 基板接続端子 31 円柱体 32 頭部 33 装入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 直彦 埼玉県入間郡三芳町藤久保1106 日本シイ エムケイ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 多層プリント配線板の各層を各プリント
配線板により形成するとともに各プリント配線板を積層
して貼り合わせ、かつ各プリント配線板の所要の回路を
各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介して電気
的に接続することにより製造する多層プリント配線板の
製造方法において、 前記各層を形成する各プリント配線板のうち、内層に位
置するプリント配線板の接続用ランドの外径を外層に位
置するプリント配線板の接続用ランドのスルーホール径
より大きくするとともに、前記外層に位置するプリント
配線板の接続用ランドのスルーホール径を内層に位置す
るプリント配線板の接続用ランドのスルーホール径より
大径とし、かつ各プリント配線板に穿孔した各スルーホ
ール中に複数の細線を装入した後、前記細線の毛細管現
象により半田をスルーホール中に変換し、各プリント配
線板の所要の回路を電気的に接続して製造することを特
徴とする多層プリント配線板の製造方法。 - 【請求項2】 多層プリント配線板の各層を各プリント
配線板により形成するとともに各プリント配線板を積層
して貼り合わせ、かつ各プリント配線板の所要の回路を
各プリント配線板に穿孔したスルーホールを介して電気
的に接続することにより製造する多層プリント配線板の
製造方法において、 前記各層を形成する各プリント配線板のうち、内層に位
置するプリント配線板の接続用ランドの外径を外層に位
置するプリント配線板の接続用ランドのスルーホール径
より大きくするとともに、前記外層に位置するプリント
配線板の接続用ランドのスルーホール径を内層に位置す
るプリント配線板の接続用ランドのスルーホール径より
大径とし、かつ各プリント配線板に穿孔した各スルーホ
ール中に複数の螺旋状の溝を外周面に形成した円柱状基
板接続端子を装入した後、前記溝の毛細管現象により半
田をスルーホール中に変換し、各プリント配線板の所要
の回路を電気的に接続して製造することを特徴とする多
層プリント配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25002793A JPH0786751A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 多層プリント配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25002793A JPH0786751A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 多層プリント配線板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786751A true JPH0786751A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17201753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25002793A Pending JPH0786751A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 多層プリント配線板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0786751A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6290802B1 (en) | 1998-08-18 | 2001-09-18 | Nec Corporation | Method of manufacturing laminate and grommet used for the method |
JP2012169477A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 半導体装置 |
JP2014183132A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Fujitsu Ltd | プリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法 |
CN110572961A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-13 | 依利安达(广州)电子有限公司 | 一种多层印刷线路板相邻层之间对位的检测方法 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP25002793A patent/JPH0786751A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6290802B1 (en) | 1998-08-18 | 2001-09-18 | Nec Corporation | Method of manufacturing laminate and grommet used for the method |
JP2012169477A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 半導体装置 |
JP2014183132A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Fujitsu Ltd | プリント基板、プリント基板ユニット、及びプリント基板の製造方法 |
CN110572961A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-13 | 依利安达(广州)电子有限公司 | 一种多层印刷线路板相邻层之间对位的检测方法 |
CN110572961B (zh) * | 2019-08-30 | 2022-07-15 | 依利安达(广州)电子有限公司 | 一种多层印刷线路板相邻层之间对位的检测方法 |
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