JP6144466B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚外用剤、更に詳細には、保湿効果に優れ、使用感良好な皮膚外用剤に関する。
皮膚外用剤、特にスキンケア化粧料に求められる重要な機能として、肌の水分量を維持すること、すなわち、保湿効果がある。従来、皮膚外用剤に保湿効果を付与すべく、種々の保湿剤を皮膚外用剤に含有させる試みがなされてきた。
その中でも有力なものとして、種々のアクリル系ポリマーが挙げられる。具体的には、側鎖にホスホリルコリン構造を有するアクリル系ポリマー(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)、側鎖に糖構造を有するアクリル系ポリマー(例えば、特許文献4参照)、側鎖にアミノ酸構造を有するアクリル系ポリマー(例えば、特許文献5参照)、側鎖にポリエチレン構造を有するアクリル系ポリマー(例えば、特許文献6参照)等が挙げられる。しかしながら、これらの技術に於いては、保湿効果は向上するものの、ポリマーの特性に由来して、使用時に、べたつきを感じたり、きしみ(塗布時の抵抗、なめらかさの欠如)を感じたりするという、課題が生じる場合があった。
これらの課題を解決すべく、フルオロアルキル基を有するアクリル系ポリマーを皮膚外用剤に含有させる試み(例えば、特許文献7、特許文献8及び特許文献9参照)がなされてきた。これらの技術に於いては、高い保湿効果とべたつきのなさは両立されたが、きしみ解消に関しては、ほとんど効果がなかった。
したがって、皮膚外用剤に高い保湿効果と、べたつき、きしみのない優れた使用感を与えることができる素材の開発が望まれていた。
一方、一つの(メタ)アクロイル基及び複数の、特定の分岐構造のアシル基を有するアクリルエステル系モノマーと、特定の親水性構造のアクリル系モノマーを重合して得られるコポリマーが皮膚外用剤に高い保湿効果とべたつき及びきしみのない優れた使用感を与えることは知られていなかった。
特開平06−157269 特開平06−157270 特開平06−157271 特開平2002−193730 再表WO/032560号公報 特開2003−171257 特開2004−123726 特開2004−123727 特開2005−325060
本発明の目的は、優れた保湿効果と、べたつき及びきしみのない優れた使用感を有する皮膚外用剤を提供することにある。
このような状況に鑑み、本発明者等は、優れた保湿効果と、べたつき及びきしみのない優れた使用感を有する皮膚外用剤を求めて鋭意研究した結果、一つの(メタ)アクロイル基及び複数の、特定の分岐構造のアシル基を有するアクリルエステル系モノマーと、特定の親水性構造のアクリル系モノマーを重合して得られるコポリマーが皮膚外用剤に高い保湿効果とべたつき及びきしみのない優れた使用感を与えることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)下記一般式(I)または(II)で表される疎水性モノマーから誘導される一種または二種以上の構成単位と下記A群からなる親水性モノマーから誘導される一種または二種以上の構成単位を必須構成単位として有し、他の構成単位を有していてもよいコポリマーを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
一般式(I)
(I)

(一般式(I)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R,Rは同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(II)
(II)

(一般式(II)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R,R,Rは同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数6〜22のアシル基を表す。Qは四価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)

A群:重合性カルボン酸、下記一般式(III)で表される親水性モノマー
一般式(III)
(III)

(一般式(III)中R8は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R9は水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキレン基を表し、R10は水素原子、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基又は炭素数1〜12のアシル基を表す。nは6〜40の整数を表す。)(2)一般式(I)で表される疎水性モノマーが下記一般式(IV)で表される疎水性モノマーであり、かつ、一般式(II)で表される疎水性モノマーが下記一般式(V)で表される疎水性モノマーであることを特徴とする(1)記載の皮膚外用剤。
一般式(IV)
(IV)

(一般式(IV)中R11は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R12,R13は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数10〜22のアシル基、または、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sは三価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(V)
(V)

(一般式(V)中R14は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R15,R16,R17は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数10〜22のアシル基、または、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Tは四価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(3)一般式(III)で表される親水性モノマーが、下記一般式(VI)で表される親水性モノマーであることを特徴とする(1)または(2)記載の皮膚外用剤。
一般式(VI)
(VI)

(一般式(VI)中R18は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R19は水素原子、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基又は炭素数1〜12のアシル基を表す。mは6〜40の整数を表す。)
(4)重合性カルボン酸がアクリル酸及び/またはメタクリル酸であることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載の皮膚外用剤。
(5)三価アルコールがグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択されることを特徴とする(1)〜(4)いずれかに記載の皮膚外用剤。
(6)四価のアルコールがジグリセリン、ペンタエリスリトール、エリスリトール、D−トレイトール、L−トレイトールからなる群から選択される四価のアルコールであることを特徴とする(1)〜(4)いずれかに記載の皮膚外用剤。
(7)疎水性モノマーから誘導される一種または二種以上の構成単位がコポリマーの全構成単位の1〜40質量%である、かつ、親水性モノマーから誘導される一種または二種以上の構成単位がコポリマーの全構成単位の30〜95質量%であることを特徴とする、(1)〜(6)いずれかに記載の皮膚外用剤。
(8)化粧料であることを特徴とする(1)〜(7)の何れかに記載の皮膚外用剤。
本発明によれば、優れた保湿効果と、べたつき及びきしみのない優れた使用感を有する皮膚外用剤が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
<1> 本発明の皮膚外用剤の必須成分であるコポリマーを構成する疎水性モノマーから誘導される構成単位。
本発明の皮膚外用剤の必須成分であるコポリマー(以下、単に本発明のコポリマーと呼ぶ場合がある)は下記一般式(I)又は一般式(II)で表される疎水性モノマーから誘導される構成単位(以下、単に、「構成単位I」または「構成単位II」と呼ぶこともある)の一種または二種以上を必須構成単位として含有する。
一般式(I)
(I)

(一般式(I)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R,Rは同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(II)
(II)

(一般式(II)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R,R,Rは同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数6〜22のアシル基を表す。Qは四価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
ここで、R,Rで表されるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基等が例示できる。本発明において、Rは水素原子又はメチル基であることが好ましい。
また、R,R,R,R,Rで表される環構造を含まない、分岐を有する炭素数6〜22のアシル基としては、2−メチルペンタノイル基、3−メチルペンタノイル基、4−メチルペンタノイル基、2−エチルブタノイル基、2−エチルブタノイル基、2,2−ジメチルブタノイル基、3,3−ジメチルブタノイル基、2−メチルヘキサノイル基、4−メチルヘキサノイル基、5−メチルヘキサノイル基、2,2−ジメチルペンタノイル基、4,4−ジメチルペンタノイル基、2−メチルヘプタノイル基、2−エチルヘキシル基、2−プロピルペンタノイル基、2,2−ジメチルヘキサノイル基、2,2,3−トリメチルペンタノイル基、2−メチルオクタノイル基、3,3,5−トリメチルヘキサノイル基、2−メチルノナノイル基、4−メチルノナノイル基、8−メチルノナノイル基、4−エチルオクタノイル基、2−エチルオクタノイル基、2−ブチルヘキサノイル基、2−tert−ブチルヘキサノイル基、2,2−ジエチルヘキサノイル基、2,2−ジメチルオクタノイル基、3,7−ジメチルオクタノイル基、ネオデカノイル基、7−メチルデカノイル基)、2−メチル−2−エチルオクタノイル基、2−メチルウンデカノイル基、10−メチルウンデカノイル基、2,2ジメチルデカノイル基、2−エチルデカノイル基、2−ブチルオクタノイル基、ジエチルオクタノイル基、2−tert−ブチル−2,2,4−トリメチルペンタノイル基、10−メチルドデカノイル基、3−メチルドデカノイル基、4−メチルドデカノイル基、11−メチルドデカノイル基,10−エチルウンデカノイル基、12−メチルトリデカノイル基、2−ブチルデカノイル基、2−ヘキシルオクタノイル基、2−ブチル−2−エチルオクタノイル基、12−メチルテトラデカノイル基、14−メチルペンタデカノイル基、2−ブチルドデカノイル基、2−ヘキシルデカノイル基、16−メチルヘプタデカノイル基、2,2−ジメチルヘキサノイル基、2−ブチルヘキサデカノイル基、2−ヘキシルドデカノイル基、2,4,10,14−テトラメチルペンタノイル基、18−メチルノナデカノイル基、3,7,11,15−テトラ−メチルヘキサデカノイル基、19−メチルエイコサノイル基等を例示することができる。
上記一般式(I)又は(II)で表される疎水性モノマーの中でも特に好ましいものとして、下記一般式(IV)又は(V)で表される疎水性モノマーが挙げられる。
一般式(IV)
(IV)

(一般式(IV)中R11は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R12,R13は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数10〜22のアシル基、または、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sは三価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(V)
(V)

(一般式(V)中R14は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R15,R16,R17は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数10〜22のアシル基、または、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Tは四価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
ここで、R11,R14で表されるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基等が例示できる。本発明において、R,Rは水素原子又はメチル基であることが好ましい。
12、R13、R15、R16、R17で表される、環構造を含まない、分岐を有する炭素数10〜22のアシル基としては、2−メチルノナノイル基、4−メチルノナノイル基、8−メチルノナノイル基、4−エチルオクタノイル基、2−エチルオクタノイル基、2−ブチルヘキサノイル基、2−tert−ブチルヘキサノイル基、2,2−ジエチルヘキサノイル基)、2,2−ジメチルオクタノイル基、3,7−ジメチルオクタノイル基、ネオデカノイル基)、7−メチルデカノイル基、2−メチル−2−エチルオクタノイル基、2−メチルウンデカノイル基、10−メチルウンデカノイル基、2,2ジメチルデカノイル基、2−エチルデカノイル基、2−ブチルオクタノイル基、ジエチルオクタノイル基、2−tert−ブチル−2,2,4−トリメチルペンタノイル基、10−メチルドデカノイル基、3−メチルドデカノイル基、4−メチルドデカノイル基、11−メチルドデカノイル基,10−エチルウンデカノイル基、12−メチルトリデカノイル基、2−ブチルデカノイル基、2−ヘキシルオクタノイル基、2−ブチル−2−エチルオクタノイル基、12−メチルテトラデカノイル基、14−メチルペンタデカノイル基、2−ブチルドデカノイル基、2−ヘキシルデカノイル基、16−メチルヘプタデカノイル基、2,2−ジメチルヘキサノイル基、2−ブチルヘキサデカノイル基、2−ヘキシルドデカノイル基、2,4,10,14−テトラメチルペンタノイル基、18−メチルノナデカノイル基、3,7,11,15−テトラ−メチルヘキサデカノイル基、19−メチルエイコサノイル基等を例示することができる。
また、R12、R13、R15、R16、R17で表される、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基としては、2,2−ジメチルブタノイル基、3,3−ジメチルブタノイル基、2,2−ジメチルペンタノイル基、4,4−ジメチルペンタノイル基、2,2−ジメチルヘキサノイル基、2,2,3−トリメチルペンタノイル基、3,5,5−トリメチルヘキサノイル基等を例示することができる。
P,Sで表される、三価アルコールから誘導される基は、三価アルコールから、OH基が離脱した基であれば特に限定されないが、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択される三価アルコールから、OH基が離脱した基が好適に例示できる。
また、Q,Tで表される、四価アルコールから誘導される基は、四価アルコールから、OH基が離脱した基であれば特に限定されないが、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、エリスリトール、D−トレイトール、L−トレイトールからなる群から選択される四価アルコールから、OH基が離脱した基が好適に例示できる。
本発明のコポリマーにおける、構成単位I及び/又は構成単位IIの全構成単位に占める割合は、好ましくは1〜40質量%、より好ましくは、5〜35質量%である。下限以下では、得られるコポリマーを含有する皮膚外用剤の使用感が低下する場合があり好ましくない。また、上限以上では得られるコポリマーの皮膚外用剤の構成成分、特に水への溶解性が著しく低下し、皮膚外用剤の調製が困難になる場合があり、好ましくない。
本発明のコポリマーを構成する、一般式(I)で表される疎水性モノマーは例えば、以下の方法で合成することが可能である。
a)三価アルコールをケタール化する。具体的な合成方法としては、例えば、特開2009−136749号公報の製造例1記載の方法が例示できる。
b)aで合成したケタール化された三価アルコールと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとのエステル交換でケタールの(メタ)アクリル酸エステルを合成し、得られたケタールの(メタ)アクリル酸エステルの脱ケトン反応を行い、三価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルを合成する。具体的な合成方法としては、例えば、特開2004−18389号公報の実施例1記載の方法が例示できる。
c)bで得られた三価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルと所定の分岐構造を有するカルボン酸又はその無水物又はそのクロライドとを反応させ、一般式()で表される疎水性モノマーを得る。
なお、ケタール化された三価アルコールには市販品も存在するので、かかる市販品を利用し、上記ステップb)及びc)により本発明の三価アルコールのエステルを得ることも可能である。このような市販品としては、(S)−(+)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサラン−4−メタノール、(R)−(+)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサラン−4−メタノール(いずれも、東京化成工業(株)製)が例示できる。
さらに、三価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルにも市販品が存在するので、かかる市販品を利用し、上記ステップc)により本発明の三価アルコールのエステルを得ることも可能である。このような市販品としては、「ブレンマーGLM」(グリセリンモノメタクリレート 日本油脂(株)製)が例示できる。
また、本発明のコポリマーを構成する、一般式(II)で表される疎水性モノマーは、例えば、以下の方法で合成することが可能である。なお、ステップa)及びb)の具体的な方法に関しては、US特許4,405,798、Anne Buyle Padias, H. K. Hall Jr. Macromolecules 15, 217(1982)等に記載されている。
a)四価アルコールの三つのOH基をエステル化しマスキングする。
b)aで合成し化合物と(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸無水物又は(メタ)アクリル酸クロライドを反応させる。得られたエステルをさらに加水分解し、四価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルを合成する。
c)bで得られた四価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルと所定の分岐構造を有するカルボン酸又はその無水物又はそのクロライドとを反応させ、一般式(II)で表される疎水性モノマーを得る。
以下、一般式(I)及び(II)で表される疎水性モノマーの製造例を示す。
<製造例1>グリセリンモノアクリレートの合成
3Lの4つ口フラスコに、R)−(+)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサラン−4−メタノール(東京化成工業(株)製)79.5g、メチルアクリレート258.0g、テトラメトキシチタン3.7gを仕込んだ。そして、反応液を撹拌し、液中に窒素ガスを導入しながら、105〜110℃で2.5時間エステル交換反応を行った。反応終了後、減圧蒸留による分取によりケタールアクリレート1(中間体1)を得た。
3L4つ口フラスコに、水90.2g、カチオン交換樹脂RCP160M(三菱化学製)28.4ml、94.2gの中間体1を仕込んだ。そして、反応液を攪拌し、液中に窒素ガスを導入しながら、24℃で27時間ケタールの脱ケトン反応を行った。反応終了後、反応液からカチオン交換樹脂を濾別し、濾別した反応液をヘキサン100mlで6回洗浄して未反応の原料を除いた後、水層に酢酸エチル200mlを加えて生成物を抽出した。そして、この酢酸エチル抽出液を、減圧下(800Pa)、40℃以下で酢酸エチルおよび水を留去し、グリセリルモノアクリレートを得た。
<製造例2>トリメチロールプロパンモノアクリレートの合成
工程(1):カルシウム管、冷却管及びディーン−スターク(Dean−Stark)トラップを装着したナス型フラスコに、トリメチロールプロパン145.7g、アセトン300ml、p−トルエンスルホン酸1水和物3g及び石油エーテル300mLを加え、50℃に設定したオイルバス中で加熱還流させた。12時間後、新たに水分が生成しなくなったことを確認した後、反応混合物を室温まで冷却した。次いで、酢酸ナトリウム3gを加え、更に30分間攪拌した後、エバポレータにより石油エーテル及びアセトンを留去した。得られた粗生成物を減圧蒸留することにより、ケタール化されたトリメチロールプロパン(中間2)を得た。
工程(2):3Lの4つ口フラスコに、工程(1)で得た中間体2を104.8g、メチルアクリレート258.0g、テトラメトキシチタン3.7gを仕込んだ。そして、反応液を撹拌し、液中に窒素ガスを導入しながら、105〜110℃で2.5時間エステル交換反応を行った。反応終了後、減圧蒸留による分取により、ケタール化されたトリメチロールプロパンのアクリル酸エステル(中間体3)を得た。
工程(3):3Lの4つ口フラスコに、水90.2g、カチオン交換樹脂RCP160M(三菱化学製)28.4ml、工程(2)で得られた中間体3を115.3g仕込んだ。そして、反応液を攪拌し、液中に窒素ガスを導入しながら、24℃で27時間ケタールの脱ケトン反応を行った。反応終了後、反応液からカチオン交換樹脂を濾別し、濾別した反応液をヘキサン100mlで6回洗浄して未反応の原料を除いた後、水層に酢酸エチル200mlを加えて生成物を抽出した。そして、この酢酸エチル抽出液を、減圧下(800Pa)、40℃以下で酢酸エチルおよび水を留去し、トリメチロールプロパンモノアクリレートを得た。
<製造例3>トリメチロールプロパンモノメタクリレートの合成
製造例2におけるトリメチロールプロパン、メチルアクリレート(アクリレート)、工程(1)で得られる中間体の仕込み量、工程(2)で得られる中間体の仕込み量を表1のように変更した以外は製造例2と同様の操作をおこなって、トリメチロールプロパンモノメタクリレートを合成した。三価のアルコール及びその仕込み量、工程(1)で得られる中間体及びその仕込み量、工程(2)で得られる中間体及びその仕込み量について表1に示す。
<製造例4>ペンタエリスリトールモノアクリレートの合成
工程(A)攪拌器、冷却器付3Lの4つ口フラスコに、ペンタエリスリトール34.0g、オルトギ酸トリエチル(シグマ−アルドリッチ社製)37.0g、フタル酸ジオクチル(東京化成工業(株)製)750ml及びパラトルエンスルフォン酸(東京化成工業(株)製)0.1gをとり攪拌混合した。その後、140℃に加熱し、2.5時間反応を行った。反応終了後、減圧蒸留により精製を行って、中間体6を得た。
工程(B)攪拌装置を備えた反応容器中で、工程(A)で得た中間体6を29.2g、トリエチルアミン50.0gをテトラヒドロフラン300mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、アクリル酸クロライド東京化成工業(株)製)18.1gをテトラヒドロフラン100mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して中間体7を得た。
工程(C)攪拌器、冷却器付の容器中で、40.0gの工程(B)で得た中間体7を水300mlに攪拌溶解した。その後、攪拌を続けながら、70℃で6時間反応を行った後、水を蒸発除去し、乾燥を行って、ペンタエリスリトールモノアクリレートを得た。
<製造例5〜7>四価アルコールモノ(メタ)アクリレートの合成
製造例4の工程(A)におけるペンタエリスリトール、工程(B)における工程(A)で得られる中間体の仕込み量及びアクリル酸クロライド、工程(C)における工程(B)で得られる中間体の仕込み量を表2のように変更した以外は製造例4と同様の操作をおこなって、四価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステルを合成した。四価のアルコール及びその仕込み量、工程(A)で得られる中間体及びその仕込み量、工程(B)で得られる中間体及びその仕込み量、得られるモノ(メタ)アクリル酸エステルについて表2に示す。

* 1)東京化成工業(株)製
* 2)東京化成工業(株)製
<製造例8>一般式(I)で表される疎水性のモノマーの製造例その1
攪拌機及び冷却管を備えた反応容器に、16−メチルヘプタデカン酸(シグマ−アルドリッチ社製)28.4g及び塩化チオニル35.7g(東京化成工業(株)製)、ベンゼン200mlをとり攪拌混合した。攪拌を続けながら、リフラックスを4時間行った後、減圧蒸留による精製を行って、16−メチルヘプタデカン酸クロライドを得た。
攪拌装置を備えた反応容器中で、グリセリルモノメタクリレート(「ブレンマーGLM」日本油脂(株)製)16.0g、トリエチルアミン30.0gをテトラヒドロフラン300mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、上記で得た16−メチルヘプタデカン酸クロライド60.6gをテトラヒドロフラン100mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(VII)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー1)であることが確認された。
一般式(VII)
(VII)
<製造例9>一般式(II)で表される疎水性モノマーの製造例その1
攪拌機及び冷却管を備えた反応容器に、16−メチルヘプタデカン酸(シグマ−アルドリッチ社製)28.4g及び塩化チオニル35.7g(東京化成工業(株)製)、ベンゼン200mlをとり攪拌混合した。攪拌を続けながら、リフラックスを4時間行った後、減圧蒸留による精製を行って、16−メチルヘプタデカン酸クロライドを得た。
攪拌装置を備えた反応容器中で、ペンタエリスリトール(製造例4で得た化合物)19.0g、トリエチルアミン30.0gをテトラヒドロフラン500mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、上記で得た16−メチルヘプタデカン酸クロライド90.9gをテトラヒドロフラン200mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(VIII)で表される本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー2)であることが確認された。
一般式(VIII)
(VIII)
<製造例10>一般式(I)で表される疎水性のモノマーの製造例その2
攪拌機及び冷却管を備えた反応容器に、19−メチルエイコサン酸(シグマ−アルドリッチ社製)32.7g及び塩化チオニル35.7g(東京化成工業(株)製)、ベンゼン200mlをとり攪拌混合した。攪拌を続けながら、リフラックスを4時間行った後、減圧蒸留による精製を行って、19−メチルエイコサン酸クロライドを得た。
攪拌装置を備えた反応容器中で、トリメチロールエタンモノメタクリレート(製造例3で得られた化合物)18.8g、トリエチルアミン30.0gをテトラヒドロフラン300mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、上記で得た19−メチルエイコサン酸クロライド69.0gをテトラヒドロフラン100mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(IX)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー3)であることが確認された。
一般式(IX)
(IX)
<製造例11>一般式(Iで表される疎水性モノマーの製造例その3
攪拌機及び冷却管を備えた反応容器に、2,2−ジメチルオクタン酸(シグマーアルドリッチ社製)17.2g及び塩化チオニル35.7g(東京化成工業(株)製)、ベンゼン200mlをとり攪拌混合した。攪拌を続けながら、リフラックスを4時間行った後、減圧蒸留による精製を行って、2,2−ジメチルオクタン酸クロライドを得た。
攪拌装置を備えた反応容器中で、トリメチロールプロパンモノアクリレート(製造例2で得られた化合物)18.8g、トリエチルアミン30.0gをテトラヒドロフラン300mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、上記で得た2,2−ジメチルオクタン酸クロライド38.2gをテトラヒドロフラン100mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(X)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー4)であることが確認された。
一般式(X)
(X)
<製造例12>一般式(I)で表される疎水性のモノマーの製造例その4
攪拌装置を備えた反応容器中で、グリセリルモノアクリレート(製造例1で得た化合物)29.2、トリエチルアミン50.0gをテトラヒドロフラン500mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、2−エチルヘキサン酸クロライド(シグマ−アルドリッチ社製)65.1gをテトラヒドロフラン100mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(XI)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー5)であることが確認された。
一般式(XI)
(XI)
<製造例13>一般式(II)で表される疎水性モノマーの製造例その2
攪拌装置を備えた反応容器中で、ペンタエリスリトールモノメタクリレート(製造例5で得た化合物)40.8g、トリエチルアミン50.0gをテトラヒドロフラン500mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、3,5,5−トリメチルヘキサン酸クロライド(シグマ−アルドリッチ社製)106.0gをテトラヒドロフラン200mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(XII)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー6)であることが確認された。
一般式(XII)
(XII)
<製造例14>一般式(II)で表される疎水性モノマーの製造例その3
攪拌機及び冷却管を備えた反応容器に、2−ブチル−2−エチルオクタン酸(シグマ−アルドリッチ社製)22.8g及び塩化チオニル35.7g(東京化成工業(株)製)、ベンゼン200mlをとり攪拌混合した。攪拌を続けながら、リフラックスを4時間行った後、減圧蒸留による精製を行って、2−ブチル−2−エチルオクタン酸クロライドを得た。
攪拌装置を備えた反応容器中で、ジグリセリンモノアクリレート(製造例6で得た化合物)22.0g、トリエチルアミン30.0gをテトラヒドロフラン300mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、上記で得た2−ブチル−2−エチルオクタン酸ロライド74.0gをテトラヒドロフラン200mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(XIII)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー7)であることが確認された。
一般式(XIII)
(XIII)
<製造例15>一般式(II)で表される疎水性モノマーの製造例その4
攪拌機及び冷却管を備えた反応容器に、19−メチルエイコサン酸(シグマ−アルドリッチ社製)32.7g及び塩化チオニル35.7g(東京化成工業(株)製)、ベンゼン200mlをとり攪拌混合した。攪拌を続けながら、リフラックスを4時間行った後、減圧蒸留による精製を行って、19−メチルエイコサン酸クロライドを得た。
攪拌装置を備えた反応容器中で、エリスリトールモノメタクリレート(製造例7で得られた化合物)19.0g、トリエチルアミン50.0gをテトラヒドロフラン300mlに溶解した。得られた溶液を氷冷、攪拌しながら、上記で得た19−メチルエイコサン酸クロライド103.5gをテトラヒドロフラン200mlに溶解してなる溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、生成した白色沈殿を濾過し、濾液からロータリーエバポレーターを用いてテトラヒドロフラン及びトリエチルアミンを除去して生成物を得た。NMR測定により、得られた化合物が、一般式(XIV)で表される、本発明のコポリマーの必須構成単位を誘導する疎水性モノマー(疎水性モノマー8)であることが確認された。
一般式(XIV)
(XIV)
<2> 本発明のコポリマーを構成する親水性モノマーから誘導される構成単位。
本発明のコポリマーは重合性カルボン酸、その塩又は下記一般式(III)で表されるモノマーからなる群から選択される親水性モノマー誘導される構成単位の一種または二種以上を必須構成単位として含有する。(以下、一般式(III)で表されるモノマーからなる群から選択される親水性モノマー誘導される構成単位を単に、構成単位IIIと呼ぶことがある。)
一般式(III)
(III)


(一般式(III)中R8は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R9は水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキレン基を表し、R10は水素原子、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基又は炭素数1〜12のアシル基を表す。nは6〜40の整数を表す。)
重合性カルボン酸又はその塩としては、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩等が例示できる。これらの中では、重合性が高いことから、アクリル酸、メタクリル酸及びその塩が特に好ましい。本発明の水溶性コポリマーに重合性のカルボン酸の塩から誘導される構成単位を導入する場合は重合性カルボン酸を予め塩となし、重合反応を行っても良いし、重合反応により、重合性カルボン酸から誘導される構成単位をコポリマーに誘導した後、塩基により中和して塩となしてもよい。
一般式(III)においてRで表されるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、1−メチルエチル基、シクロプロピル基が例示できる。本発明において、Rは水素原子又はメチル基であることが好ましい。
また、Rで表されるアルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基、2−ヒドロキシプロピレン基、1−ヒドロキシ−2−メチルエチレン基、2−ヒドロキシ−1−メチルエチレン基などが例示できるが、これらのうち、好ましくはエチレン基又はプロピレン基であり、より好ましくはエチレン基である。
また、R10で表される基のうち、炭素数6〜10の芳香族基としては、フェニル基、ベンジル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基等が例示でき;炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基としては、メチル基、エチル基、ブチル基、ターシャリーブチル基、ヘキシル基、シクロへキシル基、オクチル基、2−エチルへキシル基、ラウリル基などが好適に例示でき;炭素数1〜12のアシル基としては、フォルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、ラウロイル基などが好適に例示できる。これらのうち、Rで表される基として好ましくは炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基であり、より好ましくは炭素数1〜12のアルキル基である。
さらに、一般式(III)におけるnは6〜40の数値範囲であることが重要である。本発明においてnが上記範囲である構成単位IIをコポリマーに導入することにより、皮膚外用剤の構成成分、特に水への溶解性が良好であるコポリマーを得て、容易にコポリマーを皮膚外用剤に含有させることが可能となり、かつ、皮膚外用剤に優れた保湿効果及び使用感を付与することができる。nが6未満の場合は得られるコポリマーの皮膚外用剤の構成成分、特に水への溶解性が著しく低下する場合があり、好ましくない。反対に、nが40より大きすぎると皮膚外用剤のべたつきやきしみが増幅される場合があるので好ましくない。
上記一般式(III)で表されるモノマーのうち、Rがプロピレン基であるモノマーとして具体的には、ポリプロピレングリコール(9)モノアクリレート、ポリプロピレングリコール(13)モノアクリレート、ポリプロピレングリコール(9)モノメタクリレート、ポリプロピレングリコール(13)モノメタクリレート等が挙げられる。なお、括弧内の数字はnを表す。これらのポリマーの多くは市販品として入手可能である。これら市販品としては、具体的には、商品名「ブレンマー」AP−400、AP−550、AP−800、PP−500、PP−800(いずれも日本油脂(株)製)等が例示できる。なお、Rがエチレン基であるモノマーの具体例は後述する。
上記一般式(III)で表される親水性モノマーから誘導される構成単位の中でも特に好ましいものとして、下記一般式(VI)で表される親水性モノマーから誘導される構成単位が挙げられる。
一般式(VI)
(VI)

(一般式(VI)中R18は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R19は水素原子、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基又は炭素数1〜12のアシル基を表す。mは6〜40の整数を表す。)
このような一般式(III)で表されるモノマーを具体的に例示すれば、ポリエチレングリコール(10)モノアクリレート、ポリエチレングリコール(8)モノメタクリレート、ポリエチレングリコール(23)モノアクリレート、ポリエチレングリコール(23)モノメタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(9)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(9)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(23)メタクリレート、オレイロキシポリエチレングリコール(18)メタクリレート、ラウロキシポリエチレングリコール(18)アクリレート、ラウロイロキシポリエチレングリコール(10)メタクリレート、ステアロキシポリエチレングリコール(30)モノメタクリレート等が挙げられる。なお、括弧内の数字はmの値を示す。
なお、一般式(III)において述べたように、一般式(VI)においても同様に、膚外用剤の構成成分、特に水への溶解性が良好であるコポリマーを得て、かつ、皮膚外用剤に優れた保湿効果及び使用感を付与ためにはmは6〜40の数値範囲であることが重要である。
これら上記の親水性モノマーは、対応するポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールモノエーテル、ポリエチレングリコールモノエステルとアクリル酸又はメタクリル酸のクロライド又は無水物とのエステル化反応により高収率で得ることができる。また、既に市販品も多数存在するので、かかる市販品を利用することも可能である。このような市販品としては、具体的に、商品名ブレンマー、AE−400、PE−350、AME−400、PME−400、PME−1000、ALE−800、PSE−1300等(いずれも日本油脂(株)製)等が例示できる。
本発明のコポリマーに含まれる親水性のモノマーから誘導される構成単位は1種のみでもよいが、前述の条件を満たすものであれば2種以上の構成単位を組み合わせて含有していてもよい。
本発明のコポリマーにおける、親水性のモノマーから誘導される構成単位の全構成単位に占める割合は、好ましくは30〜95質量%、より好ましくは、40〜90質量%である。下限以下では、得られるコポリマーの膚外用剤の構成成分、特に水への溶解性が著しく低下する場合があり、好ましくない。また、上限以上では得られるコポリマーを含有する皮膚外用剤のべたつきやきしみが増幅される場合があり好ましくない。
<3> 本発明のコポリマーに含まれうるその他の任意の構成単位
本発明のコポリマーは、上記の構成単位I及び構成単位IIから選択される一種又は二種以上の必須構成単位、親水性モノマーから誘導される必須構成単位以外に、通常共重合体で使用されるモノマーから誘導される単位を、発明の効果を損なわない範囲で任意の構成単位として含有することができる。かかる任意の構成単位としては、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリル酸モノアルキルアミド、メタクリル酸モノアルキルアミド等の(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸−tert−ブチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸−2エチルヘキシル、メタクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソステアリル等(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸の環状アルキルエステ、ル2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、(メタ)アクリル酸ベンジル等の(メタ)アクリル酸アリールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシメチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル等のモノマーから誘導される構造単位が例示できる。これらのモノマーの殆どは市販品として入手可能である。
<4>本発明のコポリマー
本発明のコポリマーは、上記構成単位I及び/又は構成単位II及び親水性のモノマーから誘導される必須構成単位、並びに必要に応じて任意の構成単位を、その骨格中に含有する共重合体である。
また、本発明のコポリマーは通常はその構成単位がランダムに結合したランダム共重合体であるが、ブロック共重合体又はグラフト共重合体であってもよい。
本発明のコポリマーの製造方法は特に限定されないが、例えば各構成単位を誘導するモノマーを溶媒中で混合し、アクリル系モノマーの重合で通常用いられる方法に従って重合反応を行う方法により得ることができる。
また、本発明のコポリマーは、皮膚外用剤への配合が容易であることから、水溶性であることが好ましい。ここでいう水溶性コポリマーとは25℃において、コポリマーの20質量%水溶液の透過率が90%以上あるコポリマーと定義される。このようなポリマーを得るためには、上記重合方法の中でも前記モノマー混合物を、水溶液と25℃で水と任意の割合で混和する水性溶媒との混合溶媒中で、ラジカル重合する重合方法が特に好ましい。また、重合反応後の残存モノマーの量が少ないことから、水の替わりに緩衝溶液を用いる重合法がさらに好ましい。この方法で使用する緩衝作用を有する水溶液としては、通常使用される緩衝溶液であれば特に限定されないが、具体的には、塩化カリウム−塩酸溶液、フタル酸水素カリウム−塩酸溶液、リン酸二水素カリウム−リン酸水素二ナトリウム溶液、クエン酸水素カリウム−クエン酸溶液、炭酸ナトリウム−炭酸水素ナトリウム溶液等が例示できる。また、開始剤のイオンと緩衝溶液を形成するような塩類、酸或いは塩基類の水溶液を用い、開始剤を添加した時点で緩衝溶液をとなしてもよい。さらに、この方法で用いる25℃で水と任意の割合で混和する水性溶媒としては、具体的にはメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜3のアルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコール等のジオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエチレングリコールモノアルキルエーテル、テトラヒドロフラン等が例示できる。これらの水性溶媒の中では、重合反応が進行しやすいことから、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜3のアルコールが特に好ましい。
以下本発明のコポリマーの製造例を示す。
<製造例16>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、疎水性モノマー1(製造例8)30.0g、メトキシポリエチレングリコール(23)メタクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーPME−1000」)90.0g、イソプロピルアルコール300ml、りん酸塩緩衝溶液(pH6.8)(ナカライテスク(株)製)300mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム2.0gを水20mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、65℃で16時間反応を行った。反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでイソプロピルアルコールを除去し、本発明のコポリマー1の水溶液を得た。
<製造例17>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、疎水性モノマー2(製造例9)18.0g、メトキシポリエチレングリコール(23)メタクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーPME−1000」)90.0g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(東京化成工業(株)製)12.0g、イソプロピルアルコール300ml、りん酸塩緩衝溶液(pH6.8)(ナカライテスク(株)製)300mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム2.0gを水20mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、60℃で18時間反応を行った。反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでイソプロピルアルコールを除去し、本発明のコポリマー2の水溶液を得た。
<製造例18>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに疎水性モノマー5(製造例12)36.0g、アクリル酸(東京化成工業(株)製)84.0g、エチルアルコール300mlと0.05M炭酸ナトリウム水溶液30ml及び0.1M炭酸水素ナトリウム溶液270mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム2.0gを水20mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、60℃で20時間反応を行った。反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでエチルアルコールを除去し、本発明のコポリマー3の水溶液を得た。
<製造例19>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、疎水性モノマー4(製造例11)24.0g、メトキシポリエチレングリコール(9)メタクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーPME−400」)72.0g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(東京化成工業(株)製)24.0g、イソプロピルアルコール300ml、0.2M塩化カリウム水溶液75ml、0.2N塩酸15.8ml及び水209.2mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム2.0gを水20mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、70℃で14時間反応を行った。反応終了後、水酸化カリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでイソプロピルアルコールを除去し、本発明のコポリマー4の水溶液を得た。
<製造例20>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、疎水性モノマー3(製造例10)9.0g、ポリエチレングリコール(10)モノアクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーAE−400」)45.0g、メチルメタクリレート(東京化成工業(株)製)6.0g、エチレングリコールモノメチルエーテル180ml及び0.002N塩酸120mを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム1.0gを水10mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、65℃で16時間反応を行った。反応終了後、水酸化カリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでエチレングリコールモノメチルエーテルを除去し、本発明のコポリマー5の水溶液を得た。
<製造例21>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、疎水性モノマー6(製造例13)24.0g、メトキシポリエチレングリコール(9)アクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーAME−400」)90.0g、2−ヒドロキシエチルアクリレート(東京化成工業(株)製)6.0g、イソプロピルアルコール300ml、りん酸塩緩衝溶液(pH6.8)(ナカライテスク(株)製)300mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム2.0gを水20mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、65℃で16時間反応を行った。反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでイソプロピルアルコールを除去し、本発明の水溶性コポリマー6の水溶液を得た。
<製造例22>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに疎水性モノマー8(製造例15)12.0g、アクリル酸(東京化成工業(株)製)100.8g、エチルアルコール300mlと0.05M炭酸ナトリウム水溶液30ml及び0.1M炭酸水素ナトリウム溶液270mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過硫酸アンモニウム2.0gを水20mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、60℃で20時間反応を行った。反応終了後、水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整し、ロータリーエバポレーターでエチルアルコールを除去し、本発明のコポリマー7の水溶液を得た。
<製造例23>
窒素導入管、冷却器及び攪拌装置を備えたフラスコに、疎水性モノマー7(製造例14)15.0g、ポリエチレングリコール(9)モノメタクリレート(日本油脂(株)製、商品名「ブレンマーPE−400」)45.0g、酢酸エチル180ml及びエチルアルコール120mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら、1時間窒素ガス置換を行った。これに過酸化ベンゾイル0.5gをエチルアルコール10mlに溶解した溶液を加え、更に攪拌を続けながら、8時間、リフラックスを行った。反応終了後、水300mlを添加し、ロータリーエバポレーターで酢酸エチル及びエチルアルコールを除去し、本発明のコポリマー8の水溶液を得た。
<製造例24>
特開2002−193730号公報の製造例1に記載の方法と同様の操作をおこなってコポリマー9を得た。
<製造例25>
特開2004−123726号公報の製造例12に記載の方法と同様の操作をおこなってコポリマー10の水溶液を得た。
<4>本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、上記構成単位I及び/又は構成単位II及び親水性のモノマーから誘導される構成単位、並びに必要に応じて任意の構成単位を、その骨格中に含有するコポリマーを必須成分として含有する。
本発明の皮膚外用剤における、該コポリマーの含有量は、好ましくは、0.5〜30質量%、さらに好ましくは、1〜25質量%である。下限値以下では本発明の効果が発揮されない場合があり好ましくない。また、上限値以上では、皮膚外用剤構成成分、特に水への溶解性が低く、コポリマーを均一に含有する皮膚外用剤の調製が困難である場合があり好ましくない。
本発明の皮膚外用剤としては、軟膏等の外用医薬品、化粧品等が好適に例示できる。さらに、化粧品としては、クリーム、乳液、化粧水、美容液等のスキンケア、アンダーメーク、ファンデーション、アイカラー、マスカラ等のメークアップ、へアトニック、ヘアリキッド、ヘアスプレー等の毛髪化粧料等が例示できる。
本発明の皮膚外用剤は発明の効果を損なわない範囲で、通常、皮膚外用剤に使用する、成分を、任意成分として含有することができる。かかる任意成分としては、具体的に、
マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル及、t−ブチルメトキシベンゾイルメタン、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。
本発明の皮膚外用剤は、上記必須成分と任意成分とを常法によって処理することにより、調製ずることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
<実施例1〜3、比較例1〜3>
下記の表3に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である化粧水及び比較例の化粧水を作製した。即ち、表1に示す成分(イ)の混合物を室温で攪拌混合し均一溶液とした。成分(ロ)の混合物を75℃に加熱し、攪拌混合し均一溶液とした。成分(イ)の混合物を攪拌しながら、室温まで冷却した成分(ロ)の混合物をゆっくり添加し、二つの溶液を混合して化粧水を得た。なお、表3中の数字は質量%を表す。
<試験例1>皮膚の保湿性試験
試験は、5名のパネラーを対象として、20℃、相対湿度50%の部屋で実施した。測定部位を37℃の温水で30秒間洗浄し、20分間安静にし、その後、測定を行った。前腕内側部の皮膚を対象として、試験予定日の前日(−1日)に試験予定部位の皮膚水分量をSKICON−200EX(IBS社製)にて測定した。その後、5%濃度のラウリル硫酸ナトリウム水溶液を含浸させたガーゼ(2cm×2cm)を30分間接触させた。翌日(0日)SKICON−200EXにて、皮膚水分量を測定、その後、実施例1〜3の化粧水及び比較例1〜3の化粧水を塗布した。試験サンプルの塗布は、一日3回実施した。塗布1日後、2日後に再度皮膚水分量を測定した。同時に、試験サンプルの塗布を行わない未処置対照の試験も実施した。なお、測定値は5名のパネラーの平均値とした。結果を表4に示す。
<試験例2>粘着性の測定
スライドガラス上に実施例1〜3の化粧水及び比較例1〜3の化粧水0.1mlを1.2cmφの面積に塗布し、化粧水の使用中の状態を意識し、40℃、相対湿度60%で一時間乾燥し、試験膜を作成した。この試験膜の粘着性をハンディー圧着試験器KES−G5((株)カトーテック製)を用いて評価した。粘着性は装置のヘッドを塗布膜から引き剥がす際の粘着力(g)で表した。すなわち、この値が高いほど塗布膜の粘着性が高いことを表している。結果を表4に示す。
<試験例3>動摩擦係数の測定
人肌類似のポリウレタン製合成皮革(試験前に予めエタノールで表面を清潔にしておく)の短冊(15cm×5cm)上の長手方向の端から1cmで、3cm×3cmの範囲に、実施例1〜3の化粧水及び比較例1〜3の化粧水20mgを均一に塗布し、両面テープで実験台に固定する。一方、同じ合成皮革片3cm×3cmを、荷重を載せる治具に両面テープで貼り付けておく。前記試料の塗布面に、上記治具を合成皮革の面を対向させて載置し、荷重200gを載せ、表面性試験機(トリラボ ハンディーラブテスター Type TL701)にて摩擦抵抗を測定した。測定条件は、掃引速度200mm/sec、掃引距離10cm、リピート回数10回とし、往路の10回の摩擦抵抗値の平均を動摩擦抵抗値とした。動摩擦係数は、動摩擦抵抗値÷荷重にて算出した。動摩擦係数が小さいほど、滑りに対する抵抗が無いことを表す。結果を表4に示す。
<試験例4>べたつき及びきしみの評価
熟練評価者5名により、肌上に塗布中の実施例1〜3の化粧水及び比較例1〜3の化粧水のべたつき及びきしみを以下の評価基準で官能評価した。
べたつき 1:べたつきをかなり感じる、2:べたつきを感じる、3:べたつきをやや感じる、4:べたつきをごくわずかに感じる、5:べたつきを全く感じない。
きしみ 1:きしみをかなり感じる、2:きしみを感じる、3:きしみをやや感じる、4:きしみをごくわずかに感じる、5:きしみを全く感じない。
なお、評価は比較例1の化粧水の評点を3.0としておこない、5名の評点の平均値をサンプルの評点とした。結果を表4に示す。

表4から明らかなように、本発明の皮膚外用剤は皮膚の保湿性に優れ、かつ、使用中の塗膜の粘着性が低く、結果としてべたつきを感じず、動摩擦係数も低く、結果としてきしみを感じないという使用感に優れることが実証された。
<実施例4〜6、比較例4〜6>
下記の表5に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である乳液と比較例の乳液を作製した。即ち、表5に示す成分(イ)の混合物および成分(ロ)の混合物を80℃に加熱し、攪拌混合して、それぞれ均一溶液とした。温度を80℃に保ちながら、攪拌を行いつつ、成分(イ)の混合物に(ロ)の混合物を徐々に加えて乳化し、攪拌冷却して乳液を得た。なお、表5中の数字は質量%を表す。実施例4〜6、比較例4〜6で得た乳液を用いて、試験例1〜4と同様の方法で皮膚の保湿性、粘着性、動摩擦係数、べたつき、きしみを評価した。べたつきときしみの評価に於いては比較例4の評点を3.0とした。結果を表6に示す。

表6より明らかなように、乳液においても、本発明の皮膚外用剤が皮膚の保湿性に優れ、かつ、使用中の塗膜の粘着性が低く、結果としてべたつきを感じず、動摩擦係数も低く、結果としてきしみを感じないという使用感に優れることが実証された。
<実施例7〜9、比較例7〜9>
下記の表7に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤であるクリームと比較例のクリームを作製した。即ち、表7に示す成分(イ)の混合物に、成分(ロ)を分散させた。分散された成分(ロ)を含む成分(イ)の混合物を攪拌しながら80℃に加熱し、これに80℃に加熱された成分(ハ)の混合物を徐々に加えて乳化させた。得られた乳化物を攪拌冷却して、クリームを得た。なお、表7中の数字は質量%を表す。実施例7〜9、比較例7〜9で得たクリームを用いて、試験例1〜4と同様の方法で皮膚の保湿性、粘着性、動摩擦係数、べたつき、きしみを評価した。べたつきときしみの評価に於いては比較例7の評点を3.0とした。結果を表8に示す。

表8より明らかなように、クリームにおいても、本発明の皮膚外用剤が皮膚の保湿性に優れ、かつ、使用中の塗膜の粘着性が低く、結果としてべたつきを感じず、動摩擦係数も低く、結果としてきしみを感じないという使用感に優れることが実証された。
<実施例10〜12、比較例10〜12>
下記の表9に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤であるファンデーションと比較例のファンデーションを作製した。即ち、表9に示す成分(イ)の混合物および成分(ロ)の混合物を80℃に加熱し、攪拌混合して、それぞれ均一溶液とした。成分(イの混合物に(ハ)を加えて、ディスパーを用いて分散し、温度を80℃に保ちながら、攪拌を行いつつ、成分(ロ)の混合物を徐々に加えて乳化し、攪拌冷却してファンデーションを得た。なお、表9中の数字は質量%を表す。実施例10〜12、比較例10〜12で得たファンデーションを用いて、試験例1〜4と同様の方法で皮膚の保湿性、粘着性、動摩擦係数、べたつき、きしみを評価した。べたつきときしみの評価に於いては比較例10の評点を3.0とした。結果を表10に示す。

表10より明らかなように、メークアップ品においても、本発明の皮膚外用剤が皮膚の保湿性に優れ、かつ、使用中の塗膜の粘着性が低く、結果としてべたつきを感じず、動摩擦係数も低く、結果としてきしみを感じないという使用感に優れることが実証された。
本発明は化粧料に活用できる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)または(II)で表される疎水性モノマーから誘導される一種又は二種以上の構成単位と下記A群からなる親水性モノマーから誘導される一種又は二種以上の構成単位を必須構成単位として有し、(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸の環状アルキルエステル(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、(メタ)アクリル酸アリールエステル、(メタ)アクリル酸アルコシキアルキルエステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリルからなる群から選ばれるモノマーから誘導される1種又は2種以上の構成単位を有していてもよいコポリマーを含有し、前記疎水性モノマーから誘導される一種または二種以上の構成単位がコポリマーの全構成単位の1〜40質量%であり、かつ、前記親水性モノマーから誘導される一種または二種以上の構成単位がコポリマーの全構成単位の30〜95質量%であることを特徴とする、皮膚外用剤。
    一般式(I)
    (I)

    (一般式(I)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R、Rは同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数6〜22のアシル基を表す。Pはグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択される三価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
    一般式(II)
    (II)
    (一般式(II)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R5、R6、R7は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数6〜22のアシル基を表す。Qはジグリセリン、ペンタエリスリトール、エリスリトール、D−トレイトール、L−トレイトールからなる群から選択される四価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
    A群:重合性カルボン酸、下記一般式(III)で表される親水性モノマー
    一般式(III)
    (III)
    (一般式(III)中Rは水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、Rは水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキレン基を表し、R10は水素原子、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基又は炭素数1〜12のアシル基を表す。nは6〜40の整数を表す。)
  2. 一般式(I)で表される疎水性モノマーが下記一般式(IV)で表される疎水性モノマーであり、かつ、一般式(II)で表される疎水性モノマーが下記一般式(V)で表される疎水性モノマーであることを特徴とする、請求項1記載の皮膚外用剤。
    一般式(IV)
    (IV)
    (一般式(IV)中R11は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R12、R13は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数10〜22のアシル基、または、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sはグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択される三価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
    一般式(V)
    (V)
    (一般式(V)中R14は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R15、R16、R17は同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する、炭素数10〜22のアシル基、または、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Tはジグリセリン、ペンタエリスリトール、エリスリトール、D−トレイトール、L−トレイトールからなる群から選択される四価のアルコールからOH基が脱離した基を表す。)
  3. 一般式(III)で表される親水性モノマーが下記一般式(VI)で表される親水性モノマーであることを特徴とする請求項1または2記載の皮膚外用剤。
    一般式(VI)
    (VI)
    (一般式(VI)中R18は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R19は水素原子、炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、炭素数1〜14の脂肪族炭化水素基又は炭素数1〜12のアシル基を表す。mは6〜40の整数を表す。)
  4. 重合性カルボン酸がアクリル酸及び/またはメタクリル酸であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の皮膚外用剤。
  5. 化粧料であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の皮膚外用剤。
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