JP6139288B2 - ホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法及びセメント固化処理装置 - Google Patents

ホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法及びセメント固化処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、ホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法及びセメント固化処理装置に関する。
加圧水型原子力発電所では、原子炉の出力調整等に使用したホウ酸含有廃液が多く発生する。また、沸騰水型原子力発電所では、原子炉に緊急に注入するホウ酸水が貯蔵されており、ホウ酸含有廃液が発生することがある。
ホウ酸含有廃液は水酸化ナトリウムや水酸化リチウム等により中和処理され、その後、セメントやアスファルトで固化されている。このうち、アスファルト固化ではアスファルトを加熱し、その熱により廃液中の水分を蒸発させアスファルト中にホウ酸ナトリウム成分を固定化している。しかしこのケースでは、アスファルトを溶融するために加熱が必要となる。また、アスファルトで放射線分解が発生した場合における水素ガスの発生、あるいはアスファルトの劣化などが生じ、固化体の安定性が低下する。また、アスファルト固化体では核種閉じ込め性が低いため、処分施設への持ち込みが制限されるなどの問題があり、近年では、セメント固化への転換が進められている。
ここで、セメント固化ではホウ酸がセメントの凝結反応を妨害するために、大幅な硬化遅延や固化体の強度低下が生じる。そのため、減容性を高めながらホウ酸含有廃液をセメント固化する観点から、水酸化カルシウム等を前処理剤として添加して固化する等、種々の提案がなされている。
例えば、ホウ酸ナトリウムを含有する廃液を90℃以上で加熱濃縮し、60℃以下の温度に冷却し、ホウ酸ナトリウムを析出させた後、高炉セメントを添加して混練し、混練物をドラム缶に排出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ホウ酸又はホウ酸塩溶液をpH7〜10に調整し、二価以上の金属酸化物、水酸化物、塩類やセメント、スラグ等の粉体と混合してスラリー化し、このスラリーの水分を30%以下として、硬化させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、従来のホウ酸含有廃液の固化処理方法のうち、ホウ酸含有廃液を過飽和にまで濃縮した液にセメントやスラグ等の固化材を添加して混合する方法では、ホウ酸ナトリウムが水を吸収して水和物を生成し、極短時間に流動性を喪失する凝結事象を起こす可能性がある。この事は、ホウ酸ナトリウム廃液を乾燥粉体として、セメント固化する場合も同様である。また、ホウ酸含有廃液を濃縮する方法では、濃縮の過程でホウ酸の重合反応や縮合反応が進行することで濃縮物が高粘度化し、濃縮効率の低下や配管の閉塞等が起こるという課題がある。
また、ホウ酸塩による硬化遅延やホウ酸ナトリウムの水和物化を回避するために、放射性のホウ酸含有廃液に水酸化カルシウムを添加して乾燥粉体化した後、圧縮固化、樹脂による固化、セメント固化等を行う方法が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この方法では、ホウ酸塩を安定化してから処理するため有用であるが、難溶化した廃液成分が配管内や乾燥機等の内部に付着する可能性があり、さらにこれら付着した廃液成分が洗浄し難い等の不都合がある。
また、放射性のホウ酸含有廃液を乾燥粉体化した後にセメント固化する方法として、難溶化等の前処理をせずにホウ酸含有廃液を乾燥し、セメントの固化促進材としてアルミン酸ナトリウムを固化材に添加するとともに、助材として水酸化リチウムを固化材に添加してセメント固化する方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。この方法では、アルミン酸ナトリウム及び水酸化リチウムの添加量が固化材中35重量%程度と多くなる。そして、これらの固化促進材等が高価であるため、コストが増大するという課題もある。
また、放射性のホウ酸含有廃液を固化する方法として、ホウ酸含有廃液を乾燥粉体化した後、ケイ酸アルカリ結着剤水溶液を混合し、さらに酸性硬化剤、硬化遅延剤、ケイ砂等からなる助剤を混合して固化する方法が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。この方法は、固化材の主成分が水ガラスであり、セメントを主成分として固化するものではない。
また、ホウ酸含有廃液等の放射性廃棄物を固化する方法として、主固化材として高炉スラグ、フライアッシュやシリカヒューム等の微粉状物質及び分散剤を含有する固化材を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献6参照。)。この方法では、高炉スラグと微粉状物質が共存することにより混錬物の高粘度化するという課題や、高分子カルボン酸化合物の放射性分解による水素ガスが発生する可能性があった。
特開平10−90490号公報 特開平11−72593号公報 特開平2−208600号公報 特開2001−97757号公報 特公平4−18640号公報 特開平8−179095号公報
このように、従来のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法においては、さらなる高減容の要望等の課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ホウ酸含有廃液を高減容で安定したセメント固化体とすることのできるホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法及びセメント固化処理装置を提供することを目的とする。
本発明によるホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法の一態様は、放射性のホウ酸含有廃液をセメント固化する方法であって、前記ホウ酸含有廃液に水酸化ナトリウムを添加し、その後、乾燥することで減容して被固化物とする減容工程と、前記被固化物と混錬水と水硬性固化材とを混錬して第1の混錬物とする第1の混錬工程と、ケイ砂と前記第1の混錬物とを混錬して第2の混錬物とする第2の混錬工程とを具備し、前記水硬性固化材重量に対する前記ケイ砂重量比(ケイ砂重量/水硬性固化材重量)は1.5〜3.0であることを特徴とする。
本発明によるホウ酸含有廃液のセメント固化処理装置の一態様は、放射性のホウ酸含有廃液をセメント固化する装置であって、混錬機と、前記ホウ酸含有廃液に水酸化ナトリウムを添加し、その後、乾燥することで減容した被固化物を混錬機に供給するホウ酸含有廃液供給装置と、前記混錬機に混錬水を供給する混錬水供給装置と、前記混錬機に水硬性固化材を供給して第1の混錬物とする水硬性固化材供給装置と、前記混錬機にケイ砂を供給して第2の混錬物とするケイ砂供給装置とを具備し、前記ケイ砂供給装置における前記水硬性固化材重量に対する前記ケイ砂重量比(ケイ砂重量/水硬性固化材重量)は1.5〜3.0であることを特徴とする。
本発明によれば、ホウ酸含有廃液を高減容で安定したセメント固化体とすることができる。
本発明の一実施形態に係るホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法の工程を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係るホウ酸含有廃液のセメント固化処理装置の概略構成図である。 実施例におけるS/Cの値とセメント固化体の強度との関係を示すグラフである。
図1は、本発明の一実施形態に係るホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法の工程を示すフロー図であり、図2は本発明の一実施形態に係るホウ酸含有廃液のセメント固化処理装置を示す概略構成図である。以下、図1及び図2を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すセメント固化処理方法は、ホウ酸含有廃液1に水酸化ナトリウム2を添加する工程(S101)と、水酸化ナトリウム2の添加されたホウ酸含有廃液1を乾燥して乾燥粉体3とする減容工程(S102)と、乾燥粉体3と混錬水4と水硬性固化材5とを混錬して第1の混錬物とする第1の混錬工程(S103)と、第1の混錬物とケイ砂6とを混錬して第2の混錬物とする第2の混錬工程(S104)とを有している。
また、図2に示すセメント固化処理装置10は、ホウ酸含有廃液1を混錬する混錬機11と、混錬機11にそれぞれ減容した被固化物を供給するホウ酸含有廃液供給装置12と、混錬水4を供給する混錬水供給装置13と、水硬性固化材5を供給する水硬性固化材供給装置14と、ケイ砂6を供給するケイ砂供給装置15を備えている。また、ホウ酸含有廃液供給装置12はホウ酸含有廃液1を減容して被固化体とするための減容装置(図示せず)を備えており、当該減容装置がホウ酸含有廃液1を例えば加熱乾燥して乾燥粉体3とする。ケイ砂供給装置15には、ケイ砂供給装置15のケイ砂供給量を所定の量に調節するケイ砂供給量調節装置16が付設されている。符号17は、混錬機11で混錬された第2の混錬物を内部に収容して固化する固化容器である。
(第1工程(図1に示すS101))
本実施形態におけるセメント固化の対象物は、ホウ酸を含有する放射性の廃液(ホウ酸含有廃液1)である。本実施形態の第1工程は、ホウ酸含有廃液1に水酸化ナトリウム2を添加する工程である。これにより、水酸化ナトリウム2がホウ酸含有廃液1中のホウ素と反応して、ホウ酸ナトリウム塩が生成する。
水酸化ナトリウム2の量は、ナトリウム/ホウ素モル比が好ましくは0.2以上、より好ましくは0.2〜0.5、特に好ましくは0.2〜0.3となる量とする。これにより、ホウ酸ナトリウム塩の水に対する溶解度を高め、配管や乾燥機等の洗浄性を向上させることができる。
(第2工程(図1に示すS102))
本実施形態の第2工程は、ホウ酸含有廃液1を高減容で多量に固化するために、ホウ酸含有廃液1を減容する工程である。本実施形態の第2工程では、ホウ酸含有廃液1を乾燥機へ供給し、ここで乾燥処理を施して乾燥粉体3とする。
配管等への付着物低減の観点から、水酸化ナトリウム2の添加後のホウ酸含有廃液1の温度は、ホウ酸ナトリウム塩の析出温度以上、好ましくは60℃以上、より好ましくは80℃〜90℃程度以上として乾燥機に供給する。乾燥機内では、ホウ酸含有廃液1を好ましくは80℃以上程度、より好ましくは120〜180℃程度、特に好ましくは160℃程度に加熱して乾燥処理する。
乾燥機としては特に限定されるものではないが、遠心薄膜乾燥機を用いることが好ましい。遠心薄膜乾燥機は、熱効率が高いことから装置をコンパクト化できる、乾燥処理時の気相部への粉体移行量が少ない、得られるホウ酸ナトリウム塩粉末の粒径が安定する等の特徴を有するためである。
なお、ホウ酸含有廃液1の減容に際しては、上記した乾燥処理を施す代わりに、濃縮処理や沈降処理を行って濃縮廃液としてもよい。濃縮処理では、例えば、ホウ酸含有廃液1を加熱濃縮し、ホウ酸含有廃液中の水分含有量を重量比で30%以下程度とする。沈降処理では、ホウ酸含有廃液1に添加剤を添加することでホウ酸ナトリウム塩を沈降させる。この沈降したホウ酸ナトリウム塩を分離して濃縮廃液とする。本実施形態では、いずれの処理を行っても同様の効果を得ることができる。なお、減容後の乾燥粉体3及び濃縮廃液は、室温程度まで冷却してもよく、また、冷却せずにそのまま次の第3工程を行ってもよい。
(第3工程(図1に示すS103))
本実施形態の第3工程は、乾燥粉体3と混練水4と水硬性固化材5とを混錬機を用いて混練して第1の混錬物とする工程である。
乾燥粉体3に含まれるホウ酸ナトリウム塩は、水を吸収して含水塩となる性質を持つ。したがって、通常のセメント練り混ぜ手順のように、セメントと混錬水とを混錬したものに乾燥粉体3を混錬すると、含水塩によってセメント混練物の粘性が極端に高まって混練不良や疑凝結を生じるおそれがある。そのため、第3工程では、乾燥粉体3と混錬水4とを先に混合撹拌し、この間にあらかじめ含水塩を生成させておき、これにセメントなどの水硬化性固化材5を混錬することが好ましい。具体的には、含水塩の生成時間を考慮して、乾燥粉体3と混練水4を例えば10分以上混練することが好ましい。
水硬性固化材5としては、特に限定されるものではないが、ポルトランドセメントを用いることが好ましい。ホウ酸含有廃液1をセメント固化する際には、セメント中のカルシウムがホウ酸と結合することでセメント固化に寄与するカルシウムが少なくなる傾向にある。そのため、水硬性固化材5中のカルシウム量が多いポルトランドセメントを好適に用いることができる。また、水硬性固化材5としては、ポルトランドセメントと高炉スラグの混合物、ポルトランドセメントとフライアッシュの混合物等を用いてもよい。
(第4工程(図1に示すS104))
本実施形態の第4工程は、第3工程で得られた第1の混錬物とケイ砂6とを混錬して第2の混錬物とする工程である。
ホウ酸含有廃液1に含まれるホウ酸は、セメントの硬化を大幅に遅延させる作用やセメント固化体8の強度を低下させる作用を有する。これらを防止するために水酸化カルシウムを添加すると、ホウ酸カルシウム塩が配管や乾燥機内に析出して付着するという問題がある。本実施形態では、第4工程で第1の混錬物にケイ砂6を混錬することで、カルシウムを用いることなく、セメントの硬化遅延を抑制し、さらには最終的に得られるセメント固化体8の強度を向上させることができる。
第4工程で混錬するケイ砂6の量は、ケイ砂6/水硬性固化材5で示される重量比(以下、S/Cと称する。)が、1.5〜3.0の範囲となる量とする。S/Cは1.7〜2.6であることが好ましく、2.3程度であることが特に好ましい。S/Cを1.5〜3.0となるようにすることで、セメント固化体8の強度を向上させ、固化特性の良好なセメント固化体8を得ることができる。
ケイ砂6の粒径は、メジアン径で0.026〜1.18mm程度であることが好ましい。
また、本実施形態では、第4工程においてケイ砂6を混合するに際し、添加されるケイ砂6の全重量のうちの一部をゼオライト7に代替することが好ましい。ゼオライト7は固体酸であり、また放射性核種の吸着性能が高いため、ゼオライト7を所定の割合で添加することで、セメント固化体8の放射能の閉じ込め性(放射性核種の分配係数)を飛躍的に向上させることができる。さらに、ゼオライト7がセメント固化の進行を阻害するホウ素イオンやホウ素化合物を吸着するため、セメント固化体8の強度を向上させることができる。ホウ素イオンやホウ素化合物は、アルカリ条件下になるほど溶出し易くなるが、所定量のゼオライト7を添加することで、これがアルカリを吸着して第2の混錬物やセメント固化体8のpHの上昇を抑制する。そのため、ホウ素イオンの溶出を抑えることができるので、固化特性の良好なセメント固化体8を得ることができる。
ゼオライト7の混合量は、ゼオライト7及びケイ砂6の合計重量に対するゼオライト7の重量比(ゼオライト7重量/ゼオライト7及びケイ砂6の合計重量)が0.05〜0.40となる量であることが好ましく、0.05〜0.25であることがより好ましく、0.10〜0.20であることが特に好ましい。ゼオライト7をこのように混合することで、セメント固化体8の強度及び放射能の閉じ込め性を向上させることができる。なお、この場合、上記S/Cにおいて、Sの値はケイ砂6とゼオライト7の合計重量となる。
また、ゼオライト7の粒径はメジアン径で770μm程度であることが好ましい。ゼオライト7のイオン交換容量は、10〜200(meq)/100(g)程度であることが好ましい。
なお、ケイ砂6とゼオライト7の混合方法は特に限定されず、あらかじめケイ砂6とゼオライト7を混合して、この混合物を第1の混錬物に混合してもよく、ケイ砂6及びゼオライト7を別々に第1の混錬物に混合してもよい。ケイ砂6及びゼオライト7を別々に混合する場合には、ケイ砂6及びゼオライト7の混合順序は、いずれが先であってもよく、また同時であってもよい。
このようにして得られる第2の混練物は、良好な粘度特性を持つ。そのため、アウトドラムミキシング法によって、第2の混錬物を混錬機からドラム缶等の固化容器17に収容して固化特性の良好なセメント固化体8とすることができる。
また、本実施形態のセメント固化処理方法は、インドラムミキシング法で行ってもよい。すなわち乾燥粉体3、混錬水4、水硬性固化材5、ケイ砂6及びゼオライト7の混錬を全て放射性廃棄物固化容器の中で行い、得られる第2の混錬物をこの放射性廃棄物固化容器内でそのまま固化させてもよい。この場合には、さらに設備コスト、運転コストを低減することができる。
以上、本実施形態のセメント固化処理方法は、第2の混錬物が良好な粘度特性を持つため、作業性に優れる。さらに、カルシウムを用いないため廃液成分の配管等への付着の問題がない。また、本実施形態のセメント固化処理方法によれば、ケイ砂6を所定の割合で混合することで強度をより向上させた固化特性の良好なセメント固化体8を得ることができる。
(実施例1)
以下、図1に示した工程に基づき、ホウ酸含有廃液のセメント固化試験を実施した結果について説明する。
先ず、60℃程度に加温したホウ酸12重量%の水溶液に水酸化ナトリウムを投入して、Na/Bモル比を0.25に調整し、ホウ酸ナトリウムの水溶液を得た(図1に示すS101)。このホウ酸ナトリウム水溶液を模擬廃液として、加熱温度160℃程度に設定した遠心薄膜乾燥機に定量供給して、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体を得た(図1に示すS102)。
次に、1Lポリカップに、混練水392g、続いて上記で作製したホウ酸ナトリウム乾燥粉体315gを投入して卓上攪拌機で60分程度攪拌して混練し、スラリーを得た。
得られたスラリーに普通ポルトランドセメント375gを混合し、10分程度攪拌して混練し第1の混錬物を得た(図1に示すS103)。次いで、ケイ砂650gを混合し(S/C=1.73)、さらに60分程度撹拌して混錬して第2の混錬物を得た(図1に示すS104)。この第2の混練物について物性を測定し、その後、50mmφ×100mmHの型枠に注ぎ、セメント固化体とした。
第2の混練物の特性は、粘度が9dPa・s、充填密度が1.99であり、良好な流動特性であった。セメント固化体は、24時間後にはブリージング率0vol%、材齢7日の一軸圧縮強度が8.9MPaであり、良好な固化特性も併せて得られた。
(実施例2)
実施例1における各成分の混合量を、混練水392g、普通ポルトランドセメント375g、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体315g、ケイ砂750g(S/C=2.00)として実施例1と同様に第2の混錬物を得た。その後、実施例1と同様にセメント固化体とした。また、実施例1と同様に第2の混錬物及びセメント固化体の物性を評価した。
第2の混練物の特性は、粘度が10dPa・s、充填密度が2.02であり、良好な流動特性であった。セメント固化体は、24時間後にはブリージング率0vol%、材齢7日の一軸圧縮強度が9.6MPaであり、良好な固化特性も併せて得られた。
(実施例3)
実施例1における各成分の混合量を、混練水392g、普通ポルトランドセメント375g、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体315g、ケイ砂850g(S/C=2.27)として実施例1と同様に第2の混錬物を得た。その後、実施例1と同様にセメント固化体とした。また、実施例1と同様に第2の混錬物及びセメント固化体の物性を評価した。
第2の混練物の特性は、粘度が12dPa・s、充填密度が2.04であり、良好な流動特性であった。セメント固化体は、24時間後にはブリージング率0vol%、材齢7日の一軸圧縮強度が12.2MPaであり、良好な固化特性も併せて得られた。
(実施例4)
実施例1における各成分の混合量を、混練水392g、普通ポルトランドセメント375g、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体315g、ケイ砂950g(S/C=2.53)として実施例1と同様に第2の混錬物を得た。その後、実施例1と同様にセメント固化体とした。また、実施例1と同様に第2の混錬物及びセメント固化体の物性を評価した。
第2の混練物の特性は、粘度が100dPa・s、充填密度が2.07であり、良好な流動特性であった。セメント固化体は、24時間後にはブリージング率0vol%、材齢7日の一軸圧縮強度が11.9MPaであり、良好な固化特性も併せて得られた。
(実施例5)
実施例1における各成分の混合量を、混練水392g、普通ポルトランドセメント375g、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体315g、ケイ砂1125g(S/C=3.00)として実施例1と同様に第2の混錬物を得た。その後、実施例1と同様にセメント固化体とした。また、実施例1と同様に第2の混錬物及びセメント固化体の物性を評価した。
第2の混練物の特性は、粘度が100dPa・s、充填密度が2.09であり、良好な流動特性であった。セメント固化体は、24時間後にはブリージング率0vol%、材齢7日の一軸圧縮強度が8.7MPaであり、良好な固化特性も併せて得られた。
以上の実施例1〜5における、S/Cの値と一軸圧縮強度の関係を図3のグラフに、S/Cの値を横軸、一軸圧縮強度を縦軸として示す。
図3よりS/Cは1.5〜3で良好な強度を得られており、2.27で最も強度が大きいことが判明した。そのため、以下の実施例6、7では、このS/C=2.27でセメント固化体の放射性閉じ込め性をより向上させるためにケイ砂の一部をゼオライトに代替し、このときのセメント固化体の物性を評価した。
(実施例6)
実施例4における各成分の混合量を、混練水390g、普通ポルトランドセメント375g、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体312g、ケイ砂680g、ゼオライト170g(S/C=2.27、ゼオライト重量/ケイ砂重量=20/80)として実施例1と同様に第2の混錬物を得た。その後、実施例1と同様にセメント固化体とした。また、実施例1と同様に第2の混錬物及びセメント固化体の物性を評価した。
第2の混練物の特性は、粘度が70dPa・s、充填密度が2.0であり、良好な流動特性であった。セメント固化体は、24時間後にはブリージング率0vol%であり、材齢7日の一軸圧縮強度が9.6MPa、材齢28日の一軸圧縮強度が12MPaであり、良好な固化特性も併せて得られた。
(実施例7)
実施例6におけるケイ砂及びゼオライトの混合量を、ケイ砂765g、ゼオライト85g(S/C=2.27、ゼオライト重量/ケイ砂重量=10/90)として実施例1と同様に第2の混錬物を製作し、実施例1と同様にセメント固化体として、その物性を評価した。
セメント固化体は、材齢28日の一軸圧縮強度は8.9MPaであり、良好な固化特性を得ることができた。
(比較例1)
実施例1において、ケイ砂を混合せずに混錬物を製作した。すなわち、混練水392g、普通ポルトランドセメント750g、ホウ酸ナトリウム乾燥粉体315gとして実施例1と同様に混錬物を得た。この混錬物について物性を測定した後、実施例1と同様にセメント固化体として、その物性を評価した。
混練物の特性は、粘度が150dPa・s、充填密度が1.95であった。セメント固化体は、24時間後のブリージング率は0vol%であったが、材齢7日の一軸圧縮強度は2.9MPa程度であり、強度が不十分であることが判明した。
上記した実施例1〜7、比較例1の条件及び測定結果等を表1に示す。
Figure 0006139288
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101…第1工程、102…第2工程、103…第3工程、104…第4工程、1…ホウ酸含有廃液、2…水酸化ナトリウム、3…乾燥粉体、4…混錬水、5…水硬性固化材、6…ケイ砂、7…ゼオライト、8…セメント固化体、10…セメント固化処理装置、11…混錬機、12…ホウ酸含有廃液供給装置、13…混錬水供給装置、14…水硬性固化材供給装置、15…ケイ砂供給装置、16…ケイ砂供給量調節装置、17…固化容器。

Claims (9)

  1. 放射性のホウ酸含有廃液をセメント固化する方法であって、
    前記ホウ酸含有廃液に水酸化ナトリウムを添加し、その後、乾燥することで減容して被固化物とする減容工程と、
    前記被固化物と混錬水と水硬性固化材とを混錬して第1の混錬物とする第1の混錬工程と、
    ケイ砂と前記第1の混錬物とを混錬して第2の混錬物とする第2の混錬工程とを具備し、
    前記水硬性固化材重量に対する前記ケイ砂重量比(ケイ砂重量/水硬性固化材重量)は1.5〜3.0であることを特徴とするホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  2. 前記第2の混錬工程においてさらにゼオライトを混合し、
    前記水硬性固化材重量に対する前記ゼオライト及び前記ケイ砂の合計重量の比(ゼオライト及びケイ砂の合計重量/水硬性固化材重量)は1.5〜3.0であることを特徴とする請求項1記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  3. 前記ケイ砂の粒径は、メジアン径で0.026〜1.12mmであることを特徴とする請求項1又は2記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  4. 前記ゼオライトの粒径はメジアン径で770μm、かつ前記ゼオライトのイオン交換容量は10〜200meq/100gであることを特徴とする請求項2記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  5. 前記ケイ砂及び前記ゼオライトの合計重量に対する前記ゼオライト重量比(ゼオライト重量/ケイ砂及びゼオライトの合計重量)は0.05〜0.40であることを特徴とする請求項2又は4記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  6. 前記第2の混錬工程における前記ケイ砂及び前記ゼオライトと前記第1の混錬物との混合方法は、第1の混錬物にあらかじめ混合した前記ケイ砂及び前記ゼオライトを混合する、又は第1の混錬物に前記ケイ砂及び前記ゼオライトを別々に混合することを特徴とする請求項2、4又は5記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  7. インドラムミキシング方式又はアウトドラムミキシング方式で行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  8. 前記減容工程における前記被固化物の温度は常温〜100℃であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法。
  9. 放射性のホウ酸含有廃液をセメント固化する装置であって、
    混錬機と、
    前記ホウ酸含有廃液に水酸化ナトリウムを添加し、その後、乾燥することで減容した被固化物を混錬機に供給するホウ酸含有廃液供給装置と、
    前記混錬機に混錬水を供給する混錬水供給装置と、
    前記混錬機に水硬性固化材を供給して第1の混錬物とする水硬性固化材供給装置と、
    前記混錬機にケイ砂を供給して第2の混錬物とするケイ砂供給装置とを具備し、
    前記ケイ砂供給装置における前記水硬性固化材重量に対する前記ケイ砂重量比(ケイ砂重量/水硬性固化材重量)は1.5〜3.0であることを特徴とするホウ酸含有廃液のセメント固化処理装置。
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