JP6137475B2 - 通気構造体および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、およびこのような画像形成装置に用いる通気構造体に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置には、記録媒体(用紙)に付着したトナー(現像剤)と溶融定着させるための定着装置が設けられている。
定着装置としては、一般的には、記録媒体に画像を定着する定着部材としての定着ローラと、当該定着ローラに対向して定着ニップを形成する対向部材としての加圧ローラとを備える。また、定着ローラ内に配設された加熱手段としてのヒータ(図示省略)が配置されている。加圧ローラは定着ローラに対して所定の圧力で圧接しており、互いに圧接する圧接部において定着ニップを形成している。
近年では、画像形成装置として高速処理機が求められている。しかしながら、高速機では、線速や対応紙厚が大きくなるにつれて、定着装置(定着器)が発する熱が大きくなり、機内の温度上昇に大きな影響を与える。
また、定着装置には、定着ローラの温度を管理するために、温度検出器(例えば、非接触型温度測定素子であるサーモパイル)が配置される。このため、このようなサーモパイル、及び定着装置に近接されるクリーニング手段(例えば、ベルトクリーニングユニット)が高温下に晒されることになる。
しかしながら、温度検出器やベルトクリーニングユニットは高温での使用は、精度の低下や機能の劣化等のために避ける必要がある。そして、従来には、このような温度検出器の温度上昇を防止するものが提案されている(特許文献1)。
この特許文献1のものは、定着装置の定着カバーに対して一定の間隔でもって対向する装置本体側のフレームに温度検出器が付設される。そして、この定着カバーと装置本体側のフレームとの間の空間に、エアを流すようにしている。すなわち、空間へのエアブローによって、温度検出器の温度上昇を防止することによって、この温検出器による正確な温度検知を長期にわたって行えるようにしている。
しかしながら、前記特許文献1に記載のものでは、温度検出器の近傍において、エアを流すようにして、温度検出器の温度上昇を防止するものであり、ベルトクリーニングユニットについては、温度上昇を防止することができない。しかも、単にエアを流すものであって、温度上昇防止機能として優れているとはいえない。
また、サーモパイルは非接触型の温度測定素子である。このため、サーモパイルの温度測定素子面が温度測定対象物に直接向けられている必要があり、定着ローラとサーモパイルとの間には物体があってはならないと共に、曝露状態であってはならない。従来においては、定着ローラ自体から放出される揮発性ガスから測定素子面汚染への問題に対しては対策がなされていない。定着ローラは使用温度が約180℃と高温での使用となるため、定着ローラに含まれえるシリコーンオイルが揮発する。この揮発ガス測定素子の測定面が汚染されると正確な温度測定へ大きな影響がでる可能性がある。
本発明は、斯かる事情に鑑み、温度上昇防止機能に優れる通気構造体および画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の通気構造体は、発熱構造部と遮熱構造部との間にダクトユニットが配設された通気構造体であって、ダクトユニットの発熱構造部側には、外気が取り込まれてこの外気が流れダクトユニット長手方向に沿って流れる発熱構造部側流路が形成され、ダクトユニットの遮熱構造部側には、発熱構造部の排気系をダクトユニット短手方向に沿って流して排気する遮熱構造部側流路が形成されたものである。
本発明の通気構造体では、発熱構造部側における温度上昇を防止でき、遮熱構造部側への発熱構造部からの熱の伝達量を少なくできる。このため、2経路の気流経路でもって、発熱構造部から遮熱構造部への熱の伝達を効率よく抑制でき、温度上昇防止機能に優れた通気構造体を構成できる。
更に、ダクト長手方向に沿って流れる気流の一部でもって、サーモパイル側に流入してくる定着装置(定着ローラ)からの揮発性ガスからの汚染防止機能にも優れた構造体となる。
本発明の画像形成装置の全体構成図である。 前記画像形成装置の定着装置とクリーニングユニットとダクトユニットの位置関係を示す簡略図である。 前記ダクトユニットの断面図である。 前記ダクトユニットの定着装置側から見た斜視図である。 前記ダクトユニットのクリーニングユニット側から見た斜視図である。 非接触型温度測定手段を構成するサーモパイル素子が組み込まれたダクトユニットの断面斜視図である。 サーモパイル周囲部隙間と定着ローラ表面温度との関係を示すグラフ図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
この画像形成装置は、装置本体1内の上部に画像形成部(作像装置)3が配置され、装置本体1内の下部に給送装置100を備える。この給送装置100は、媒体収容体47と、給送手段4と、媒体収容体47と給送手段4とを収納する給送装置本体101とを備え、給送装置本体101に媒体収容体47が収納された状態等においては、この媒体収容体47は保持体46に保持される。
給送手段(給送部4)は、回転軸75と給紙ローラ42と有し、この給紙ローラ42に相対向する分離体としての分離パッド43と、この給紙ローラ42とで、給紙ローラ42がその軸心廻りに回転することによって、媒体収容体47に収容された記録媒体束41から1枚の記録媒体が送出(給送)される。媒体収容体47から給送された記録媒体が縦搬送ローラ44、45によりレジストローラ81へと搬送される。そして、記録媒体の先端がレジストローラ81とレジストテンションローラ80のニップに突き当たり、先端の整合が行われる。レジストローラ81は、トナー像と記録媒体の転写位置を合わせるように回転する。
画像形成部(作像装置)3は、水平方向に配設された転写ベルト装置5と、この転写ベルト装置5との上方に水平方向に並んで配設された4つの画像形成ユニット(現像機)30M、30C、30Y、30Kを有する。ここで、一つの現像機30Kについて説明すると、像担持体としての感光体(感光体ドラム)31Kを備え、この感光体31Kの外周側に、感光体31Kの表面を帯電する帯電ローラ32Kと、感光体31K上の静電潜像にトナーを現像する現像ローラ33Kと、記録媒体にトナーを転写させる転写ローラ50Kと、転写後の残トナーを掻きとるクリーニング部(図示省略)等が配置されている。他の現像機においても同様である。
画像形成ユニット30M、30C、30Y、30Kの上方には、露光手段としての光学ユニット2が配設されている。光学ユニット2は、レーザ光を感光体ドラム31へ照射する。
転写ベルト装置5は、無端状の転写ベルト29と、駆動ローラ52、従動ローラ51とを備え、転写ベルト29が駆動ローラ52及び従動ローラ51に巻回張架される構造となっている。また、転写ベルト29の上部走行辺の内側には、各画像形成ユニット30M、30C、30Y、30Kの感光体ドラム31にそれぞれ対向する位置に、転写バイアスが印加される転写ローラ50が転写ベルト29に接触するように配置されている。
このように、転写ベルト装置5を通過することによって、記録媒体に画像が転写される。そして、画像が転写された記録媒体は、定着装置6に搬送され、この定着装置6で画像が定着される。定着装置6は、記録媒体に画像を定着する定着部材としての定着ローラ60と、当該定着ローラ60に対向して定着ニップを形成する対向部材としての加圧ローラ61とを備える。また、定着ローラ60内に配設された加熱手段としてのヒータ(図示省略)が配置されている。加圧ローラ61は定着ローラ60に対して所定の圧力で圧接しており、互いに圧接する圧接部において定着ニップを形成している。
定着装置6にて画像が定着された記録媒体は、排出装置7を介して画像形成装置本体1の上部の排出部1aに反転排紙される。排出装置7は、搬送ローラ72、73、及び排紙ローラ70、71を備える。なお、この装置本体1には手差しトレイ9が設けられている。
ところで、この画像形成装置では、転写ベルト29近傍には、転写ベルト29の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置(クリーニングユニット)10(図2参照)が配設されている。そして、前記定着装置6とこのクリーニングユニット10との間に、発熱構造部としての定着装置6と遮熱構造部としてのクリーニングユニット10との間に通気構造体11のダクトユニット12を配設している。
通気構造体11は前記ダクトユニット12を備え、図3に示すように、このダクトユニット12は、定着装置6側の発熱構造部側流路13と、クリーニングユニット10側の遮熱構造部側流路14とが形成されている。
ダクトユニット12は発熱構造部側流路13を構成するための第1中空室15と、遮熱構造部側流路14を構成するための第2中空室16とを備える。このため、第1中空室15の断面形状は、扁平矩形形状であって、その短手方向が鉛直方向に沿って配設される。また、この第1中空室15に併設される第2中空室16も、扁平矩形形状であって、その短手方向方向が鉛直方向に沿って配設される。
第1中空室15は、図3等に示すように、第1中空室15と第2中空室16との間の仕切壁24と、外周壁20と、発熱構造部側の外壁25にて構成される。そして、図4に示すように、第1中空室15のダクトユニット長手方向の一方の端部側に一対の開口部が形成され、各開口部が前記発熱構造部側流路13の吸気口13a、13bを構成する。また、第1中空室15のダクトユニット長手方向の他方の端部側に開口部が形成され、この開口部が発熱構造部側流路13の排気口13cとなる。
吸気口13a、13bはそれぞれ矩形状であって、一方(上方)の吸気口13aは、その長手方向が鉛直方向に沿って配設され、他方(下方)の吸気口13bは短手方向が鉛直方向に沿って配設されている。また、発熱構造部側流路13には、上方側を流れる上方流路13dと下方側を流れる下方流路13eが形成される。すなわち、この第1中空室15には矩形枠体17が形成され、この上方側の長辺17aと、第1中空室15の外周壁20の上壁20aとの間で上方流路13dが形成され、下方側の長辺17bと、第1中空室15の外周壁20の下壁20bとの間で下方流路13eが形成される。
また、上方流路13d及び下方流路13eの上流側には、シロッロファンを有するファン機構Fが配置されている。このファン機構Fが駆動することによって、吸気口13a、13bからこの発熱構造部側流路13に外気が導入される。そして、上方流路13d及び下方流路13eに別れてこの発熱構造部側流路13を下流側(ダクトユニット長手方向の他方の端部側)である排気口13c側に向かって、図4の矢印A1と矢印A2に示すように、流れる。
排気口13cは、第1中空室15の外周壁20の上壁20aの下流側において上方向に開口している。このため、上方流路13d及び下方流路13eを、図4の矢印A1と矢印A2に示すように流れ、下流端で合流して、排気口13cから矢印Aのように出て行く。サーモパイル21と外周壁25との間にはわずかな隙間が設けられており、その隙間から矢印のように出て行く。
第2中空室16は、図3に示すように、第1中空室15と第2中空室16との間の仕切壁24と、上方開口部を有する外周壁26と、遮熱構造部側の側壁27とで構成できる。また、外周壁26には上方開口部(このダクトユニット12の長手方向の略全長にわたって配設され、この上方開口部が遮熱構造部側流路14の排気口14bを構成する。
この場合、吸気口14aは、定着装置6の定着ローラ60の近傍に配置される。すなわち、図3に示すように、第2中空室16の外周壁26の下壁23と、第1中空室15と第2中空室16とを仕切る仕切壁24とのコーナ部に切欠部を設ける。この切欠部をもって吸気口14aとする。この場合、この切欠部は、図5に示すように、ダクトユニット12の長手方向に沿って所定ピッチで5個配設される。
このため、各吸気口14aは、発熱構造部(定着装置6)の排気系側を向くことになって、図3の矢印B1のように、発熱構造部(定着装置6)の排気系が、下方の吸気口14aから入って、この遮熱構造部側流路14内を矢印B2のように通過して、上方の排気口14bから矢印B3のように排気される。この場合、前記したように、排気口14bを構成する切欠部は、ダクトユニット12の長手方向に沿って所定ピッチで5個配設されるので、矢印B1から矢印B3方向に流れる気流は5経路ある。
ところで、発熱構造部側流路13を構成するための第1中空室15内には、発熱構造部である定着装置6の定着ローラ60の温度を検出する非接触型温度測定手段Mが設けられている。
非接触型温度測定手段Mは、この場合、サーモパイル21にて構成される。サーモパイルとは、物体が放射する赤外線から物体の温度を測定する素子である。物体から放射された赤外線はサーモパイル内部の熱変換膜で吸収され熱に変換される。その後、膜上に形成された多数の微小熱電対によって温度として検出される。
このため、ダクトユニット12の第1中空室15の矩形枠体17内には、サーモパイル21を支持する基板からなる支持部22が配置される。なお、図例では、サーモパイル21は、シロッコファン側に2個配設され、第1中空室15の長手方向方向中間部位に1個配設されている。また、サーモパイル21は定着ローラには対向して近接配置される。
すなわち、サーモパイル21は定着装置6に最も近接する箇所であり、定着装置6から出る熱を最も効率的に断熱する必要がある。また定着装置6内の定着ローラ温度を測定するためのサーモパイル21を定着装置6から出る熱による温度上昇から最も効率的に防御する必要がある。
また、定着ローラ60の温度測定部(サーモパイルと対対向している箇所)には、温度測定用に定着装置外装に開口が設けられており、サーモパイル21から直接定着ローラ60を観察できるようになっている。そのため、定着ローラ60から出てくる揮発性ガスは外装の開口部から周囲に流出する。流出した揮発性ガスがサーモパイル21の測定面に付着した場合は正確な温度測定ができなくなるため、ガスの流入を防止する必要がある。そこで、サーモパイル21外周から流れ出てくる気流が形成されれば、定着ローラ60から流れてくる揮発性ガスから効率的に汚染を防止することができる。
このため、このダクトユニット12では、常に低温である機外からの外気を吸気する気流経路内に流すようにして、その気流経路内にサーモパイル21を配置するように設定した。
すなわち、ダクトユニット12の外気吸気口13a、13bから吸気される機外の外気はシロッコファンによって、ダクト内に送風され、ダクトユニット12後方の排気口13cより排気されることになる。
このように、前記通気構造体11によれば、ダクトユニット12の発熱構造部側流路(定着装置側通路)13においては、外気が取り込まれて、この外気が流れる。これによって、ダクトユニット12の発熱構造部側、つまり定着装置6側における温度上昇を防止でき、また、ダクトユニット12の遮熱構造部側流路(クリーニングユニット側通路)14においては、発熱構造部(定着装置6)の排気系を機外へ排気することができる。これによって、遮熱構造部(クリーニングユニット10)側への発熱構造部(定着装置)からの熱の伝達量を少なくできる。
このように、前記通気構造体では、発熱構造部(定着装置6)側における温度上昇を防止でき、遮熱構造部(クリーニングユニット10)側への発熱構造部6からの熱の伝達量を少なくできる。すなわち、2経路の気流経路でもって、発熱構造部6から遮熱構造部10への熱の伝達を効率よく抑制でき、温度上昇防止機能に優れた通気構造体を構成できる。
非接触型温度測定手段Mを発熱構造部側流路13に沿って設けたものでは、安定してこの非接触型温度測定手段Mに温度上昇を防止でき、長期わたって安定して温度検知が可能となる。
非接触型温度測定手段Mをサーモパイル21にて構成したものでは、サーモパイルの特性(出力応答速度が速い、高感度で、小さい温度依存性を持つ、高い生産性)を有効に発揮できる。
ダクトユニット12にサーモパイル21を支持する支持部22を有するものでは、サーモパイル21は、温度上昇をダクトユニット12内で発生する気流によって安定して防止できる。
発熱構造部側流路13が、ダクトユニット長手方向の一端側に設けられる吸気口13a、13bと、ダクトユニット長手方向の他端側に設けられる排気口13cとを備えたものでは、ダクトユニット12の全長にわたって外気が流れるので、ダクトユニット12の温度上昇を有効に防止できる。
遮熱構造部側流路14が、ダクトユニット短手方向の下端側に設けられる吸気口14aと、ダクトユニット短手方向の上端側に設けられる排気口14bとを備えたものでは、排気の流れを短路をすることができ、発熱構造部からの遮熱構造部への熱の伝達を有効に防止できる。
このため、前記通気構造体を図1に示すような画像形成装置に用いれば、定着ローラ60の温度を検出するためのサーモパイル21の寿命を延ばすことができて、長期わたって安定して温度検知が可能となる。また、ベルトクリーニングユニット10に対しても、温度上昇による劣化を有効に防止できる。このため、この通気構造体を用いた画像形成装置は、長期にわたって高品質の画像形成が可能となる。
前記したように、定着ローラ60から出てくる揮発性ガスは外装の開口部から周囲に流出し、流出した揮発性ガスがサーモパイル21の測定面に付着した場合は正確な温度測定ができなくなる。このため、ガスの流入を防止する必要がある。
そこで、図6にように、非接触型温度測定手段Mを構成するサーモパイル21の周囲部分に配設される温度測定手段用の排気口90を外壁25に設けるのがより好ましい。この場合、排気口90の形状はサーモパイル21の測定レンズ形状に合わせた円形状に形成される。すなわち、サーモパイル21の外周に、内周壁91aとこの内周壁91aの外周側に配設される外周壁91bとを配設することによって、この内周壁91aと外周壁91bとの間でもって、所定間隔のリング状に隙間からなる排気口90を形成している。
このよう隙間からなる排気口90を設けることによって、図6の矢印C方向にエアが流れる気流経路が形成され、ダクトユニット内を流れるエア(エアブロー)の内、一部がこの隙間、つまり排気口90から流出する。
ところで、排気口90から流出するエアフロー量はこの隙間によって管理される。すなわち、サーモパイル周囲部隙間と定着ローラ表面温度との関係を示す図7に示すように、サーモパイル周囲隙間が大きくなると、定着ローラ表面温度は低下する関係にある。定着ローラ表面温度は使用環境・モードによって異なる。このため、定着ローラ表面温度における代表モードでの許容最高温度をTR1、TR2とすると、定着ローラ表面温度許容範囲内での隙間量(内周壁91aと外周壁91bとの間の寸法)は0.2mm〜1.0mmとなる。言い換えれば、隙間量を0.2mm〜1.0mmとすることによって、代表モードでの定着ローラ表面温度を、許容最高温度のTR1、TR2とすることができる。
このように、非接触型温度測定手段Mを構成するサーモパイル21の周囲部分に排気口90を設けることによって、サーモパイル21外周から流れ出てくる気流により、定着ローラ60から流れてくる揮発性ガスからより効率的に汚染を防止することができる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。また、
発熱構造部側流路13の吸気口として、2個に限るものではなく、1個あっても、3個以上であってもよい。また、発熱構造部側流路13の排気口としても1個に限るものではなく、2個以上であってもよい。発熱構造部側流路13は、前記実施例では、上方流路13dと下方流路13eとの2通路を有していたが、このように、第1中空室で分離しないものであってもよく、さらには、3経路以上に分離するものであってもよい。
遮熱構造部側流路14は5経路であったが、吸気口14aを構成する切欠部の数を増減することによって、発熱構造部の排気系を排気する経路を増減することができる。
本発明の記録媒体には、一般にコピー等に用いられる普通紙、OHPシート、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m2相当以上の厚紙、封筒等の用紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シート等を含むものである。
6 定着装置
10 クリーニングユニット
11 通気構造体
12 ダクトユニット
13 発熱構造部側流路
13a、13b 吸気口
13c 排気口
14 遮熱構造部側流路
14a 吸気口
14b 排気口
21 サーモパイル
22 支持部
90
F ファン機構
M 非接触型温度測定手段
特開2001−228742号公報

Claims (12)

  1. 発熱構造部と遮熱構造部との間にダクトユニットが配設された通気構造体であって、
    ダクトユニットの発熱構造部側には、外気が取り込まれてこの外気が流れダクトユニット長手方向に沿って流れる発熱構造部側流路が形成され、ダクトユニットの遮熱構造部側には、発熱構造部の排気系をダクトユニット短手方向に沿って流して排気する遮熱構造部側流路が形成されたことを特徴とする通気構造体。
  2. 発熱構造部の温度を検出する非接触型温度測定手段を発熱構造部側流路に沿って設けたことを特徴とする請求項1に記載の通気構造体。
  3. 非接触型温度測定手段をサーモパイルにて構成することを特徴とする請求項2に記載の通気構造体。
  4. 非接触型温度測定手段を構成するサーモパイルの周囲部分に排気口を備えたことを特徴とする請求項3に記載の通気構造体。
  5. 前記排気口の形状は非接触型温度測定手段であるサーモパイルの測定レンズ形状に合わせた円形状であることを特徴とする請求項4に記載の通気構造体。
  6. 非接触型温度測定手段を構成するサーモパイルの周囲部に設けた排気口の隙間は0.2mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の通気構造体。
  7. ダクトユニットには、サーモパイルを支持する支持部を備えたことを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の通気構造体。
  8. ダクトユニットの発熱構造部側流路は、外気を取り入れるためのファン機構を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の通気構造体。
  9. 発熱構造部側流路は、ダクトユニット長手方向の一端側に設けられる吸気口と、ダクトユニット長手方向の他端側に設けられる排気口と、非接触型温度測定手段周囲側に設けられる温度測定手段用の排気口を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載の通気構造体。
  10. 遮熱構造部側流路は、ダクトユニット短手方向の下端側に設けられる吸気口と、ダクトユニット短手方向の上端側に設けられる排気口とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の通気構造体。
  11. 記録媒体に画像を定着する定着装置と、この定着装置に近接されて配設されるクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    定着装置とクリーニングユニットとの間に、前記請求項1〜請求項10のいずれか1項の通気構造体のダクトユニットを配設し、定着装置が前記発熱構造部を構成し、クリーニングユニットが前記遮熱構造部を構成することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記請求項11の画像形成装置において、
    複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機、およびインクジェット記録装置のいずれか1つ又はそれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であることを特徴とする画像形成装置。
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