JP2006084694A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成部への対流による熱の移動を効率良く低減させることができ、ファンの風量を相対的に小さくすることによって、ファン騒音と消費電力の低減を図ることができる定着装置を提供すること。
【解決手段】電子写真方式の画像形成装置における定着装置において、ヒートローラ長手方向の位置に対応し、且つ、同ローラ部長手長さと略等しい長さを有するエア吸引部がヒートローラと加圧ローラにより形成されるニップ部の直近部で、且つ、ヒートローラ側に配置され、同エア吸引部から上方向に、定着装置側面と一体的にダクトを形成する。又、ニップの用紙搬送方向下流側に該エア吸引部を近接配置し、加圧ローラ側からヒートローラ側に気流を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】電子写真方式の画像形成装置における定着装置において、ヒートローラ長手方向の位置に対応し、且つ、同ローラ部長手長さと略等しい長さを有するエア吸引部がヒートローラと加圧ローラにより形成されるニップ部の直近部で、且つ、ヒートローラ側に配置され、同エア吸引部から上方向に、定着装置側面と一体的にダクトを形成する。又、ニップの用紙搬送方向下流側に該エア吸引部を近接配置し、加圧ローラ側からヒートローラ側に気流を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ等電子写真方式の画像形成装置の定着装置に起因する熱を排熱するためのダクト、ファン等から成るエアフロー機構に関するものである。
従来、複写機、プリンタ等電子写真方式の画像形成装置では、画像形成部で感光ドラム上に作像したトナー像を転写部で用紙に転写した後、定着部の定着ローラ対で加熱及び加圧し、トナーを溶融して定着させている。このとき、定着ローラの表面温度は約200℃に温調制御されており、定着ローラを支持する枠体等により構成される定着器の外表面も定着ローラの熱により60〜80℃まで昇温する。このように、高熱を持った定着ローラ及び定着器外表面により暖められた空気が、対流により画像形成部を暖めると、画像形成部のトナーを溶融凝固させ、画質の低下等の不具合を生じさせてしまう。これを防止するために、通常、例えば特許文献1に記載されているように定着排熱用のファンが本体側面等に取り付けられて、定着器近傍の暖められた空気を吸い出す方式が採用されている。
しかしながら、上記方式では定着器の配置された空間全体から熱気を吸い出す構成のため、ファンに近い部分では風速が高く排熱効果も高いが、ファンから遠い部分では、風速が低いため排熱効果も低く、均一に排熱できない。このため、画像形成部で必要とする排熱効果を得るため、より送風能力の大きなファンを設ける必要があり、ファンの大型化や消費電力のアップ、ファン騒音の増大等の問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、画像形成部への対流による熱の移動を効率良く低減させることができ、ファンの風量を相対的に小さくすることによって、ファン騒音と消費電力の低減を図ることができる定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電子写真方式の画像形成装置における定着装置において、ヒートローラ長手方向の位置に対応し、且つ、同ローラ部長手長さと略等しい長さを有するエア吸引部がヒートローラと加圧ローラにより形成されるニップ部の直近部で、且つ、ヒートローラ側に配置され、同エア吸引部から上方向に、定着装置側面と一体的にダクトを形成することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ニップの用紙搬送方向下流側に該エア吸引部を近接配置し、加圧ローラ側からヒートローラ側に気流を形成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、該定着器が本体に対し引き出し可能に支持され、本体に収納された第1のポジションと本体から引き出された第2のポジションを持ち、どちらのポジションにおいても該エア吸引部及びダクトに送風可能であることを特徴とする。
本発明によれば、最も雰囲気温度の高いヒートローラニップ近傍の熱気を最小限の風量で集中的に吸引でき、定着ニップ上方の定着器の高温部をダクトで覆うため、画像形成部への対流による熱の移動を効率良く低減させることができる。そのため、ファンの風量を相対的に小さくすることが可能で、ファン騒音、消費電力、大きさの点で有効である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図4は実施の形態に係るモノクロプリンタの断面図であり、給紙部2から給紙された用紙は、画像形成部3でトナー像を転写され、定着部4で加熱、加圧され排紙トレイ6に排紙される。定着器のヒートローラ41内にはハロゲンヒータ43が配置され、サーミスタ44によりローラ表面温度が200℃に温調制御されている。図2及び図3は本実施の形態で用いる定着器4を単体状態でヒートローラに200℃で温調制御をしたときの温度分布の実測に基づく模式図である。同図によると、定着器の表面の(露出した部分の)温度分布は、ヒートローラ41が200℃で突出して高温で、ヒートローラ41の近傍で且つ上方の部位が定着器、雰囲気とも80℃以上と高温になっている。
図4は実施の形態に係るモノクロプリンタの断面図であり、給紙部2から給紙された用紙は、画像形成部3でトナー像を転写され、定着部4で加熱、加圧され排紙トレイ6に排紙される。定着器のヒートローラ41内にはハロゲンヒータ43が配置され、サーミスタ44によりローラ表面温度が200℃に温調制御されている。図2及び図3は本実施の形態で用いる定着器4を単体状態でヒートローラに200℃で温調制御をしたときの温度分布の実測に基づく模式図である。同図によると、定着器の表面の(露出した部分の)温度分布は、ヒートローラ41が200℃で突出して高温で、ヒートローラ41の近傍で且つ上方の部位が定着器、雰囲気とも80℃以上と高温になっている。
本実施の形態では、このような温度分布に対し、図1に示すように、ヒートローラ長手長さと略等しい長さでの吸気口を有するエアダクト45を、定着ニップの近傍で、且つ、ヒートローラ側に配置する。ダクトは樹脂製で、板金製の定着器に一体的に固定される。ダクト形状は吸気口を有する定着ニップ近傍→定着側面→定着上部→定着後方で本体後部のファンダクト46と連結する。
上記したエアダクト45により、図1に示すように、画像形成部のエアを定着ニップ近傍に引き寄せ、ニップ近傍の熱気とともに吸気口から吸い取り、ダクトで後部に送りファンダクト46で排気する。
上記のダクト構成によれば、図3で示した最も雰囲気温度の高いヒートローラニップ近傍の熱気を最小限の風量で集中的に吸引できる。又、図2に示す定着ニップ上方の定着器の高温部をダクトで覆うため、画像形成部への対流による熱の移動を効率良く低減させることが可能である。そのため、ファンの風量を相対的に小さくすることが可能で、ファン騒音、消費電力、大きさの点で有効である。
対して、従来例は、定着器周辺に広がった熱気をファンダクト46により本体後部に吸い出す構成のため、同じファンを用いた場合には排熱効率が悪いので、より風量の大きいファンが必要となり、ファンの騒音や消費電力、大きさ等の点で不利である。又、ファン近傍である定着器後部の風速が速く、ファンから遠い定着器手前側の風速が遅いため、ヒートローラの奥手前で温度勾配ができてしまい、均一な定着ができず定着性能の点で好ましくない。
尚、本実施の形態では、ファンダクトを定着後部に配置したが、ファンの種類や位置は本件の指定するものではなく、図5のようにクロスフローファン47を定着器左側に配置しても良い。
<実施の形態2>
図6は実施の形態2に係る定着器及びダクトである。前記実施の形態1との差異は、ニップの出口側にもダクト48を配置している点である。
図6は実施の形態2に係る定着器及びダクトである。前記実施の形態1との差異は、ニップの出口側にもダクト48を配置している点である。
本実施の形態特有の効果として、両面プリントで、2面目をプリントした用紙が定着ニップを通過するときに、1面目でプリントしたトナーが定着部で再溶融し加圧ローラに粘着することにより加圧ローラ巻き付きというトラブルを生ずるが、ニップ部で上方気流を作ることで、ニップから出た直後の用紙先端を上方に押し上げ加圧ローラ巻き付きを防止することができる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
本プリンタでは、転写帯電器32、搬送ベルト31、定着器4が定搬台33上に支持され、定搬台33はレール35で本体に支持される。把手34を操作することで、転写帯電器32を図示しない感光ドラムから離間した後、図7に示すように定搬台33は本体手前側に引き出せる構成を採る。
本実施の形態では、実施の形態1で定着器側に取り付けていたダクト45と、本体側に取り付けていたファンダクト46を一体化し、定着器側に取り付けてある(49)。
定着周りのジャム処理は、定搬台33を引き出して行なうが、定着器は熱容量が大きいため冷めにくく、ヒートローラ等の高温部に触れると危険である。そこで、本例では、引き出し後もダクトとファンダクトが一体であるという特徴を利用して、ファンに給電を行なうことでダクトに送風し冷却を続けることで、高温部の温度を下げ、危険性を下げることが可能である。
又、引出し時のみファンの回転数を速くしたり、ファンを逆転させエアを吹き付けにする等して冷却効果を高めることも可能である。
又、実施の形態1のようにファンを本体側に配置した場合でも、定着側のダクトと本体側のダクトを伸縮自在な中継ダクト(例えば、蛇腹のような形態のダクト)で繋ぐことにより同等の効果が得られる。
2 給紙部
3 画像形成部
4 定着部
6 排紙トレイ
41 ヒートローラ
43 ハロゲンヒータ
44 サーミスタ
45 エアダクト
3 画像形成部
4 定着部
6 排紙トレイ
41 ヒートローラ
43 ハロゲンヒータ
44 サーミスタ
45 エアダクト
Claims (3)
- 電子写真方式の画像形成装置における定着装置において、
ヒートローラ長手方向の位置に対応し、且つ、同ローラ部長手長さと略等しい長さを有するエア吸引部がヒートローラと加圧ローラにより形成されるニップ部の直近部で、且つ、ヒートローラ側に配置され、同エア吸引部から上方向に、定着装置側面と一体的にダクトを形成することを特徴とする定着装置。 - ニップの用紙搬送方向下流側に該エア吸引部を近接配置し、加圧ローラ側からヒートローラ側に気流を形成することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 該定着器が本体に対し引き出し可能に支持され、本体に収納された第1のポジションと本体から引き出された第2のポジションを持ち、どちらのポジションにおいても該エア吸引部及びダクトに送風可能であることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004268501A JP2006084694A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004268501A JP2006084694A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=36163274
Family Applications (1)
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JP2004268501A Withdrawn JP2006084694A (ja) | 2004-09-15 | 2004-09-15 | 定着装置 |
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JP (1) | JP2006084694A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008090197A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008286992A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Nec Access Technica Ltd | 画像形成装置 |
JP2010107895A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Mitsubishi Chemicals Corp | 粉塵及び有機揮発成分除去装置 |
JP2013068818A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
CN103407298A (zh) * | 2013-07-11 | 2013-11-27 | 江苏远洋数据股份有限公司 | 打印机热定影模块用抽风式散热装置 |
JP2014112193A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-06-19 | Ricoh Co Ltd | 通気構造体および画像形成装置 |
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2004
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