JP3913597B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱される定着回転体の温度を制御可能な定着装置およびこの定着装置を備えた複写機、ファクシミリ、各種プリンター等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録材上にトナー像として可視像化された画像情報を当該記録材に定着するために用いる定着装置は、熱源としてのヒータで加熱される定着回転体としてのローラ部材やベルト部材と、加圧部材としての加圧ローラとを備えている。これら定着回転体と加圧ローラは互いに対向して圧接状態にあり、その温度検知には接触式と非接触式の形態がある。
【0003】
接触式の温度検知は、一般にサーミスタをローラ表面やベルト表面に接触させて、これらの表面温度を検知し、その検知結果に応じてローラ部材やベルト部材の温度制御を行うものである。このような接触式の温度検知では、サーミスタをローラ部材やベルト部材に接触させるために当該サーミスタで部材表面を傷付けてしまうおそれがある。部材表面が傷ついた場合、ローラやベルト交換あるいは定着装置の全体(ユニット)交換となり、交換コストの上昇を招くことになる。サーミスタは通常、定着装置に取り付けられているので、定着装置交換の際には使用可能であるサーミスタも同時に廃棄することになり、コスト的な面でも資源節約の面でも好ましいものではなかった。また、サーミスタは応答性が好ましくなく、精密な制御を行うには不向きである。特に省エネを考慮した定着装置では、装置待機時は低電力で、使用時のみに高速で定着温度が立ち上がることが求められているため、応答性の良い検知手段が求められている。ベルトを用いた定着装置では、ベルトを巻き掛けるローラ部材の立ち上がり時間を短縮するために、ローラの芯金や弾性体層を薄くするなどして熱容量を減らしている。
【0004】
例えば図13に示すように、非接触式の温度検知手段を採用する定着装置は、熱源としてヒータ3を内蔵する加熱ローラ2と、加圧ローラに圧接する加圧ローラ4と、非接触温度検知手段としてのサーモパイル1とを備えており、矢印A方向に進む記録材としての用紙136を両ローラ間で挟み、用紙136に担持されたトナー像に熱と圧力を加えて定着している。サーモパイル1は、熱すなわち、赤外線を受光してこれを電気信号に変換する赤外線センサであって、図14(a)、(b)に示すように、温度検知面となる赤外線入射部としての開口窓5を形成されたケーシングとしてのキャンケース6と、開口窓5を塞ぐようにキャンケース6に設けられ、赤外線を通すためのフィルター8と、キャンケース6内部に配設された光線吸収部9と、ケーシング座面6aと、フィルター8と反対側に配置された端子7とを備えている。この端子7から外部に出力された信号は、図示しない制御手段に入力される。
【0005】
このような構成の定着装置では、加圧ローラ2から放射された赤外線が、サーモパイル1の開口窓5、フィルター8を通して光線吸収部9で受光される。そして、受光した赤外線量に応じて電気信号(出力信号)が端子7から図示しない制御手段に送られ、出力の変動に応じてヒータ3の点灯を制御して加熱ローラ2の表面温度を一定範囲に維持している。
【0006】
一般に、サーモパイル1は環境温度に対する依存性が強く、周囲温度が変動すると、それに応じて素子自身の温度が変化して出力特性も変化するという特徴がある。ここでの測定対象物となる加熱ローラの温度は以下の式によって求められる。
Vout=A(Tb−Ts
A:比例定数 Tb:測定対象物の温度(K) Ts:サ−モパイル温度(K)このため、サ−モパイル1の内部に温度補償用のサ−ミスタを内蔵し、サ−ミスタの出力をもってサ−モパイルの温度を認識し、デジタルまたはアナログ補正を行うのが一般的である。赤外線を感知して電気信号を出力する非接触温度センサには、サーモパイルのほかに焦電型センサがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
非接触温度センサのうち、サーモパイルは周囲温度の影響を受けるため、周囲温度をサ−ミスタで検知して温度補償を行っている。しかし、このサ−ミスタの応答性が悪いと、急激に周囲温度が変化したときにはそれに追従できなくなって測定対象物の温度を正確に検出できなくなり、制御精度が低下してしまう。例えば、定着装置が設けられる画像形成装置内の冷えている状態、所謂冷態で電源を入れると、加熱ローラの温度は急激に上昇して、ローラ近傍にあるサ−モパイル1周囲温度も急激に上昇する。そしてサ−ミスタ出力が変化し周囲温度変化を検知して補正するが、サ−ミスタの応答性の悪さが原因となって周囲温度を低く検知することになる。このため、正確な測定対象物の温度を把握できないので設定した温度に制御できず、定着性に問題を生じることがある。また、サ−モパイルの最大使用温度は、一般に80℃で前後であるので、定着装置のような100℃を超える場合もある高温環境で使用すると、熱に耐えられず素子が壊れてしまうことも有り得る。このため、定着装置に非接触温度検知センサとしてサーモパイルを用いるには、耐熱性能を高めることが要望されている。
【0008】
定着装置では、オフセット画像の発生を防止するために、定着回転体となるローラ部材やベルト部材の表面にわずかなシリコンオイルを塗布したり、トナー中にワックスを含有して表面離形性を向上させる方法が採られている。しかしながら、これらオイルやワックス等は、定着時の熱によって蒸発して装置を浮遊する。また、定着装置を備えた画像形成装置では、プリントやコピー時に、浮遊トナー等がファンによって撹拌されている。これら、浮遊物となるオイル、ワックス、浮遊トナーが機器の長期使用によってサーモパイルへの赤外線入射面のフィルターやレンズ等の表面に付着すると、付着物に赤外線が吸収されてセンサに対する入射量が減少し、サ−モパイルの出力が低下する現象が生じる。このため、サーモパイル等の非接触式温度検知手段では、測定対象部の温度を実際の温度よりも低く検知してしまうので、正常に戻そうとして結果として制御温度が高くなり、異常画像が発生する場合がある。例えば180℃を定着温度とし、それに相当する非接触式温度検知手段からの出力(Vout)を2Vとしたとき、汚れによって1.8Vに出力が落ちたとする。つまり、検知温度が0.2V相当低くなるので、2Vに戻そうとする制御が働き、結果として200℃近くで定着温度を制御することになる。
【0009】
本発明の目的は、熱変化を精度良く検知できる非接触温度検知手段の耐熱性能を向上させて、耐久性の向上と高精度な温度制御が可能な定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。本発明の目的は、定着部材の定着温度の安定を図って定着性のよい定着装置や画像形成装置を提供することにある。本発明の目的は、検知面への汚れ付着を防止して正確な温度制御が可能な定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る定着装置は、加熱手段で加熱される定着回転体と、この定着回転体に対して非接触状態に設けられ、定着回転体から放射される熱を検知する非接触温度検知手段と、非接触温度検知手段の検知結果に基づいて定着回転体の温度制御を行うものであって、非接触温度検知手段に外側から装着されるホルダーを有し、非接触温度検知手段とホルダーとが装着状態のときに、非接触温度検知手段の外面とホルダーの内面との間に空間部が形成されるように、非接触温度検知手段の外面あるいはホルダーの内面の少なくとも一方を形成したことを特徴としている。
【0011】
本発明に係る定着装置の特徴は、空間部が、非接触温度検知手段の外面を取り囲むように形成され、ホルダーには、非接触温度検知手段を保持する保持部や、空間部に連通して空気供給を受ける空気取入口が形成されていることにある。
【0012】
本発明に係る定着装置の特徴は、ホルダーに、非接触温度検知手段の温度検知面側で非接触温度検知手段を支持する複数のリブと、温度検知面側で前記空間部と連通する空気排出口とが形成されていることにある。空気排出口は、温度検知面に空気が案内されるように形成するのが、冷却性とともに、温度検知面への遮蔽層を空気により形成することができるので好ましい。
【0013】
本発明に係る定着装置の特徴は、空気取入口側での空気圧力が空気排出口側での空気圧力よりも高く、空気排出口側での空気圧力が大気圧より高くなるように設定されていることにある。空気取入口は、空気供給通路を介して空気供給手段と接続されている。
【0014】
本発明に係る定着装置の特徴は、空気供給手段として送風ファンや脈流ポンプを用いる点にあり、特に脈流ポンプを用いる場合、脈流ポンプによる空気供給が所定の部材の開閉動作と連動することを特徴とする。空気供給通路としては、単独通路でも空気取入口への途中で分岐する何れの形態であってもよい。空気供給通路が分岐している場合、分岐された1つの空気取入口に接続し、他の空気供給通路を別な部材の冷却通路としても用いることができるので好ましい。
【0015】
本発明に係る定着装置の特徴は、非接触温度検知手段が制御基板を有し、ホルダーに形成された係合部材によって制御基板を係止することでホルダーに位置決めされる点にある。この係合部材を弾性変形可能な部材で構成すると、非接触温度検知手段とホルダーの着脱が容易に行えるので好ましい。非接触温度検知手段の耐熱性能を考慮すると、ホルダーには耐熱性樹脂を用いるのが好ましい。定着回転体としては、ローラ部材や複数のローラに掛け渡された無端状のベルト部材が挙げられる。
【0016】
本発明に係る画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像を現像手段によりトナー像として可視像化し、トナー像を記録材に転写した後、この記録材を定着装置に通して定着を行うものであり、この定着装置として前記特徴を備えた何れかの定着装置を用いたことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。従来技術と同一の構成は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略する。図5は、画像形成装置としてのプリンターの概略構成を示す。プリンターは、給紙装置104と、レジストローラ対106と、像担持体としての感光体ドラム108と、転写手段110と、定着装置としての定着ユニット30等を備えている。
【0018】
給紙装置104は、用紙136が積載状態で収容される給紙トレイ114と、給紙トレイ114に収容された用紙136を最上のものから順に給送する給紙コロ116及び分離部材117等を備えている。給紙コロ116によって送り出される用紙136は、レジストローラ対106で一旦停止され、斜めずれを修正された後、感光体ドラム108の回転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム108上に形成されたトナー像の先端と用紙136の搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングでレジストローラ対106により転写部位Nへ送り出される。
【0019】
感光体ドラム108の周囲には、矢印で示す回転方向順に、帯電手段としての帯電ローラ118と、図示しない露光手段の一部を構成するミラー120と、現像ローラ122aを備えた現像手段122と、転写手段110と、クリーニングブレード124aを備えたクリーニング手段124等が配置されている。帯電ローラ118と現像手段122の間において、ミラー120を介して感光体ドラム108上の露光部126に露光光103が照射され、走査されるようになっている。
【0020】
プリンターにおける画像形成動作は、従来と同様に行われる。感光体ドラム108が回転を始めると、感光体ドラム108の表面が帯電ローラ118により均一に帯電され、画像情報に基づいて露光光103が露光部126に照射、走査されて作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム108の回転により現像手段122へ移動し、現像ローラ122aによりトナーが供給されて可視像化され、トナー像が形成される。感光体ドラム108上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで転写部位Nに進入してきた用紙136上に転写手段110による転写バイアスの印加により転写される。トナー像を担持した用紙136は定着ユニット30へ向けて搬送され、定着ユニット30で定着された後、図示しない排紙トレイへ排出・スタックされる。
【0021】
転写部位Nで転写されずに感光体ドラム108上に残った残留トナーは、感光体ドラム108の回転に伴ってクリーニング手段124に至り、このクリーニング手段124を通過する間にクリーニングブレード124aにより掻き落とされて清掃される。その後、感光体ドラム108上の残留電位が図示しない除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
【0022】
定着ユニット30の構成について説明する。本形態の定着ユニット30は、定着回転体としてハロゲンヒータ3で加熱される加熱ローラ2と、この加熱ローラ2に対向して圧接する加圧ローラ4とを有し、加熱ローラ2と加圧ローラ4のニップ部に未定着のトナー像を担持した用紙136を通して、熱と圧力により定着する周知のものである。
【0023】
加熱ローラ2の周囲は上カバー31で、加圧ローラ4の周囲は下カバー41でそれぞれ覆われている。上カバー31の近傍には、非接触温度検知手段であり赤外線センサとしてのサーモパイル1を有する温度検知ユニット20が配設されている。
【0024】
図1に示すように、温度検知ユニット20は、サーモパイル1と、制御基板22とで構成されている。本形態では、熱の影響や浮遊物の付着を避けるために、温度検知ユニット20は、加熱ローラ2の真上ではなく、斜め上から検知するように配置されている。サーモパイル1のキャンケース6は金属製で筒状をなしている。キャンケース6の材料には、ステンレス材が使用されている。キャンケース6の基端側には、制御基板22が接続されている。この制御基盤22には、検知出力(Vout)用と電源供給用のケ−ブル23が接続されている。このケーブル23は、図示しない制御手段と接続されている。制御基板22の互いに対向する側縁部には、係止部となる切欠き53,54が形成されている。
【0025】
定着ユニット30は、サーモパイル1に外側から装着されるホルダー24を有している。このホルダー24は、100℃以上の軟化点の耐熱性樹脂で成形されている。ホルダー24は、平坦な装着面24aと、これと直行する位置関係となる筒状のセンサ保護部240とホルダー取付面28とを備えている。装着面24aには、キャンケース6をセンサ保護部240内に挿入するとともに、装着時にキャンケース6の外周と隙間無く嵌合してサーモパイル1を保持するための保持部としての開口部25が形成されている。切欠き53,54と対応する位置には、切欠き53,54に対して進退する方向に弾性変形可能な係合部材としての爪部51,52が形成されている。各爪部は、切欠き53,54内に挿入可能な大きさであって、切欠き53,54内に挿入された際に、装着面24aとの間で制御基板22の上面56を押さえ込む押さえ部55がそれぞれ形成されている。爪部51,52と切欠き53、54の幅は略同一な幅であって、温度検知ユニット20がホルダー24に装着されたときに、爪部51,52の側面が切欠き53,54の各側面57,58によってX方向への位置決めが行われる。
【0026】
ホルダー取付面28には、複数のネジ201・・の挿通孔28a・・が形成されている。上カバー31の入射面1aとの対向部位には、サーモパイル1が加熱ローラ2に臨むための検出用開口部32が形成されている。検出用開口部32の近傍にはホルダー取付用のブラケット29を取り付けるための複数のネジ孔32a・・が形成されている。断面L字形のブラケット29は、挿通孔28a・・と対向する部位にネジ201用のネジ孔29a・・が、ネジ孔32a・・と対応する部位に挿通孔29b・・がそれぞれ形成されている。
【0027】
温度検知ユニット20が装着されたホルダー24は、図3に示すように、ブラケット29にネジ201・・で締結され、このブラケット29を、ネジ202・・で、検知用開口部32の近傍の上カバー31に取り付けられることで、センサ保護部240が検知用開口部32と対向して配置される。
【0028】
図3に示すように、サーモパイル1とホルダー24とが装着状態のときに、キャンケース6の外面6aとセンサ保護部240の内面240bとの間には、空間部32が形成される。この空間部32は、キャンケース6の外面6aの全周を取り囲むように形成されている。本形態では、ホルダー24のセンサ保護部240の内面240bを窪ませて空間部32を形成しているが、キャンケース6の外面6a側を窪ませる形態や、内面240bと外面6aの双方を窪ませて空間部32を形成する形態であっても良い。
【0029】
サーモパイル1の温度検知面となる入射面1a側に位置するセンサ保護部240の端面240aには、開口部243が形成されている。センサ保護部240には、図2,図3に示すように空間部32に連通し、空気供給を受ける空気取入口241と、端面240aに入射面1aを支持する複数のリブ242と、入射面1a側で空間部32と連通する空気排出口24aとが形成されている。サーモパイル1は、入射面1aがリブ242に突き当たることで、ホルダー24での挿入方向への位置が規制されるとともに、ホルダー24からの後退位置が開口部25によって規制されることで、矢印Y方向における加熱ローラ2との距離が一定に保たれる。
【0030】
空気排出口24aは、本形態ではサーモパイル1の軸方向に延長していて、入射面1a側でホルダー24を貫通するように形成されており、入射面1aに空気を案内されるように構成されている。
【0031】
空気取入口241には、プラグ部材26を介して空気供給通路を構成するチューブ27の一端が接続されている。プラグ部材26は中空状であって、その一端を空気取入口241に圧入されることでホルダー24と一体化されている。プラグ部材26の他端にはチューブ27が圧入される。チューブ27は、可撓性を有する耐熱性チューブであり、例えばシリコンチューブを用いる。チューブ27の材質は、シリコンに限定されるものではない。
【0032】
チューブ27の他端は、図6に示すように、空気供給手段となる送風ファン35のケーシング36の先端37と接続されている。送風ファン35は、図6、図7に示すようにケーシング36に複数のネジ204で着脱可能に取り付けられている。ケーシング36は、プリンターの外装カバー39に形成された取付孔39aに挿入されて、複数のネジ203で着脱自在に取り付けられている。ファン35の機器の外部に露出している部位は、図6,図7では省略したが、ファンカバーやエア−フィルタ等が設けられていて、安全策が講じられている。
【0033】
空気取入口241と空気排出口24aは、空気供給口241側での空気圧力が、空気排出口24a側での空気圧力よりも高く、空気排出口24a側での空気圧力が大気圧より高くなるように設定されている。
【0034】
このような構成の定着ユニット30において、プリンターの電源が導入されると、加熱ローラ2の表面は、ハロゲンヒータ3の発熱作用により180℃程度の高温まで上昇されるとともに、ファン35の図示しない駆動モータが駆動されてファンが回転し、機外の空気がチューブ27を介して空間部32へと供給される。供給された空気がホルダー24に入るとキャンケ−ス6に当り、全周に空幹部32が形成されているため、キャンケ−ス6の外面6aに沿って空気が流れる。キャンケ−ス6と開口部25は、隙間なく嵌合しているので、空気は空気排出口24aに向かって流れてホルダー24の外部へと排出される。
【0035】
このため、加熱ローラ2からの輻射熱によるキャンケース6やホルダー24の温度上昇を、供給された空気の冷却作用によって抑制することができ、サーモパイル1の耐久性の向上を図れ、サ−モパイル1の急激な温度変化を防止し、高精度な温度制御を行えるとともに、高温による素子の破損を防止できる。また、空間部32に供給された空気は、空気排出口24aから排出されるので、入射面1a側に空気による遮蔽層、すなわちエアーカーテンが形成されることになるので、サーモパイル1のフィルター8等へ機器内を浮遊している浮遊物が付着することを防止することができ、正確な温度検知を行うことができる。
【0036】
ホルダー24は、入射面1a(フィルター8)を除いてキャンケ−ス6を覆っているので、キャンケース6の急激な温度上昇を抑えながら、キャンケース6事態への汚れ付着を防止することかできる。本形態では、図4に示すように、リブ242と空気排出口24aとをそれぞれ4つとしたが、例示した数に限定されるものではない。
【0037】
本形態では、図1に示すように、温度検知ユニット20とホルダー24との固定方法が、爪部51,52が切欠き53,54に入ることで位置決め固定されるので、X方向及びY方向方向への位置決めを容易に行え、サ−モパイル1と加熱ローラ2との距離が安定し、検知位置の相違による出力のバラツキを低減でき、より安定した定着温度の制御を行える。さらに、爪部51,52を矢印方向に広げれば、切欠き53,54との係合状態を容易に解除することができるので、ユニット交換を容易に行える。
【0038】
図8,図9は、空気排出口34の別な形態を示すものである。この空気排出口34は、空間部32に連通するとともに、その先端が入射面1aと略平行となるように屈曲形成されている。このため、チューブ27、空間部32を通過した空気は、フィルター8を遮るように噴出するため、空気によって形成される遮蔽層(エアーカーテン)によって、空気排出口24aよりも一層機器内の浮遊物の付着を防止することができる。本形態においても、キャンケ−ス6の突き当て部となるリブ242は4つとしているが、これに限定されるものではない。チューブ27から供給される空気の圧力は、ほんのわずかで良く、出口圧力(大気圧)よりもわずかに高ければ微量な空気量でも十分に付着防止効果がある。
【0039】
図10は、ファン35に連通する空気供給通路を分岐させて、空気供給通路としてチューブ27a,27bで2つの経路を構成したものである。本形態では、ケーシング36の先端370を2つの開口部40,41に形成し、開口部40及び開口部41にチューブ27a,27bをそれぞれ接続したものである。本形態において、チューブ27aは、空気取入口241へと配管され、チューブ27bは、例えば定着ユニット30のケーシング31,32や、現像ユニット122等へ配管している。このようにすれば1つのファン35でサーモパイル1とこれ以外の部位の複数部分を同時に冷却でき、装置内の効率的な冷却を行える。
【0040】
図11は、空気供給手段として脈流ポンプ42を用いたものである。この脈流ポンプ42は、伸縮自在なベローズ部42aと、ベローズ42aの両端を保持する保持部42a,43aとを備えている。保持部42a側にはチューブ27が接続され、開閉弁46が内蔵されている。保持部43aは、支持部60によって矢印方向にスライド自在に支持されたロッド43の一端に形成されている。ロッドの他端43bは、プリンターの図示しない開閉カバーと接続されている。
【0041】
保持部43aには、ベローズ42a内部と外部とを連通する空気通路45が形成されている。保持部43aよりのベローズ42a内には、空気通路45を開閉する開閉弁46が内蔵されている。
【0042】
本形態では、手作業でプリンターの本体カバー等を開けると、ロッド43が連動してスライドし、ベローズ42aがつぶれて内部のエア−が開閉弁46を押し分けチューブ27へと空気を供給する。供給された空気は、空間部32を介して空気排出口24aからホルダー24の外部に排出される。つぶれたベローズ42aは、復元力で戻り、その時、空気通路45から空気が開閉弁47を押しのけ、ベロ−ズ42aの内部に取り込まれる。ベローズ42aの材質は、ポリエチレンを使用した。肉厚は0.2mm程度の薄いものである。
【0043】
図示しない開閉カバーの開閉動作としては、ADFの用紙セット時の圧板開閉や、ジャム、メンテナンス時の開閉カバーの開閉動作が挙げられる。このようなプリンターに設けられた各種開閉カバーの開閉動作と連動して脈流ポンプ42による空気供給を行うことで、定期的に空気を空気排出口24aから排出することができるので、フィルター8近傍に付着した浮遊物を空気の噴射により取り除くことができる。本形態では、つぶれたベローズ42aの戻りをベローズ42aの復元力によって行っているが、戻り作用が弱い場合には戻し用のバネを追加しても良い。
【0044】
上述した形態では、定着装置として加熱ローラ2と加圧ローラ3を用いたローラ定着方式とし、サ−モパイル1は、定着回転体となる加熱ローラ2からの放射熱(赤外線)を検知しているが、測定対象はこのようなローラ部材に限定されるものではない。例えば、図12に示す定着装置300のように、定着回転体として、ヒータ305で加熱されるローラ301とローラ302とに巻き掛けられたベルト部材としての定着ベルト303を用いる場合には、この定着ベルト303を測定対象とし、同ベルトからの放射熱(赤外線)をサ−モパイル1で検知するようにすればよい。ローラ301やベルト303の種類としては、現在、主流の硬質ローラ(金属ローラの表面にテフロン(登録商標)塗装)でなく、金属ローラ又はベルトの表面にシリコンゴム層を形成した軟質ローラやベルトが挙げられる。この場合、接触式温度検知手段では、検知対象となるローラやベルトの表面がゴムのためにすぐ傷が付き易いが、本発明のような非接触の温度検知手段を用いれば、このような不具合の心配はなくなり、サーモパイル1の耐久性の向上、サ−モパイル1の急激な温度変化の防止による高精度な温度制御を行えるとともに、高温による素子の破損を防止、サーモパイル1のフィルター8等へ機器内を浮遊している浮遊物が付着することを防止することができ、正確な温度検知を行うことができるベルト定着方式の定着装置や画像形成装置を提供することができる。
【0045】
上記各形態では、空間部32に空気取入口241と空気排出口24aまたは空気排出口34を連通し、各種ポンプを用いて空気を強制的に供給しているが、空気供給手段となる各種ポンプのない形態であってもよい。この場合、空間部32内の空気は、自然対流によって空気取入口241や空気排出口24aを介して空間部32内に導入されることになる。空気取入口241や空気排出口24aあるいは空気排出口34を持たず、単に空間部32をキャンケース6の外面6aとホルダー24の内面24の間に形成する形態の場合、空気の流動による冷却や付着物の除去は望めないが、空間部32内の空気が断熱層として機能するので、空間部32のない構成よりも、サ−モパイル1の急激な温度変化を防止でき、高精度な温度制御を行えるとともに、高温による素子の破損を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、空間部の空気層に断熱効果や、空間部に供給されて流動する空気による冷却作用により、熱変化を精度良く検知できる非接触温度検知手段の耐熱性能を向上させて、耐久性の向上と高精度な温度制御を行えるとともに、定着部材の定着温度の安定を図れ定着性を向上することができる。
本発明によれば、空気排出口から排出される空気によって空気の遮蔽層が形成されるので、検知面に浮遊物が付着しにくくなるとともに、排出される空気によって検知面に付着しているものが取り除かれるので、正確な温度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触温度検知手段とホルダー及びその周辺の構成を示す拡大斜視図である。
【図2】ホルダーの先端構成を示す一部破断拡大図である。
【図3】ホルダーの内部構成と、非接触温度検知手段の装着状態,及び空気の供給経路を示す拡大断面図である。
【図4】非接触温度検知手段を装着されたホルダーを、定着回転体側から見た拡大図である。
【図5】本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
【図6】空気供給手段と空気供給通路の構成を示す拡大断面図である。
【図7】空気供給手段の一形態であるファンの正面図である。
【図8】空気排出口の別な形態を備えたホルダーの内部構成と、非接触温度検知手段の装着状態,及び空気の供給経路を示す拡大断面図である
【図9】非接触温度検知手段を装着されたホルダーを、定着回転体側から見た拡大図である。
【図10】分岐された空気供給通路の構成を示す拡大断面図である。
【図11】空気供給手段の別な形態である脈動ポンプの構成例を示す拡大断面図である。
【図12】本発明が適用されたベルト定着方式の定着装置の構成を示す拡大断面図である。
【図13】定着装置の概略構成図である。
【図14】(a)はサーモパイルの構成を示す斜視図、(b)はサーモパイルの断面図である。
【符号の説明】
1 非接触温度検知手段
1a 温度検知面
2,303 定着回転体
3,305 加熱手段
4,304 加圧手段
6a 非接触温度検知手段の外面
22 制御基板
24 ホルダー
24a,34 空気排出口
240b ホルダーの内面
25 保持部
30,300 定着装置
32 空間部
241 空気取入口
242 複数のリブ
27,27a,27b 空気供給通路
35,42 空気供給手段
51,52 係合部材
108 像担持体
122 現像手段
136 記録材

Claims (14)

  1. 加熱手段で加熱される定着回転体と、この定着回転体に対して非接触状態に設けられ、前記定着回転体から放射される熱を検知する非接触温度検知手段と、前記非接触温度検知手段の検知結果に基づいて前記定着回転体の温度制御を行う定着装置において、
    前記非接触温度検知手段に外側から装着されるホルダーを有し、前記非接触温度検知手段と前記ホルダーとが装着状態のときに、前記非接触温度検知手段の外面と前記ホルダーの内面との間に空間部が形成されるとともに、前記ホルダーには、前記空間部に連通し空気供給を受ける空気取入口が形成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、
    前記空間部は、前記非接触温度検知手段の外面を取り囲むように形成されていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2記載の定着装置において、
    前記ホルダーには、前記非接触温度検知手段を保持する保持部が形成されていることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1,2または3記載の定着装置において、
    前記ホルダーは、前記非接触温度検知手段の温度検知面側で前記非接触温度検知手段を支持する複数のリブと、前記温度検知面側で前記空間部と連通する空気排出口とが形成されていることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項記載の定着装置において、
    前記空気排出口は、前記温度検知面に空気が案内されるように形成されていることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項4または5記載の定着装置において、
    記空気取入口側での空気圧力が、前記空気排出口側での空気圧力よりも高く、前記空気排出口側での空気圧力が大気圧より高くなるように設定されていることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の定着装置において、
    前記空気取入口は、空気供給通路を介して空気供給手段と接続されていることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項記載の定着装置において、
    前記空気供給手段は、送風ファンであることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項記載の定着装置において、
    前記空気供給手段は脈流ポンプであり、この脈流ポンプによる空気供給は所定の部材の開閉動作と連動していることを特徴とする定着装置。
  10. 請求項7、8または9記載の定着装置において、
    前記空気供給通路は分岐されていることを特徴とする定着装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか1つに記載の定着装置において、
    前記非接触温度検知手段は制御基板を有し、前記ホルダーに形成された係合部材によって前記制御基板を係止することで前記ホルダーに位置決めされていることを特徴とする定着装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1つに記載の定着装置において、
    前記ホルダーには、耐熱性樹脂が用いられていることを特徴とする定着装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか1つに記載の定着装置において、
    前記定着回転体は、ローラまたは複数のローラに掛け渡されたベルトであることを特徴とする定着装置。
  14. 像担持体上に形成された静電潜像を現像手段によりトナー像として可視像化し、前記トナー像を記録材に転写した後、この記録材を定着装置に通して定着を行う画像形成装置において、前記定着装置が、請求項1乃至13の何れか1つに記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置
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