JP2021071521A - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱部材表面の温度を正確に検知できる定着装置を提供する。【解決手段】温度検知素子80は、保持部材60により保持され、保持部材60は、ホルダー70と、フィルム79と、断熱部材77と、回転部材90と、を備える。ホルダー70は、加熱部材26の表面と対向して開口する凹部73が形成される。フィルム79は、凹部73の開口端を覆い、凹部に対向する面に温度検知素子が固定される。断熱部材77は、凹部73の内面に配置されて温度検知素子80を囲む。回転部材90は、ホルダー70を加熱部材26の表面に対して非接触に支持し、加熱部材26の表面と当接して加熱部材26の回転によって従動回転する。【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来の定着装置は特許文献1及び特許文献2に開示されている。これらの定着装置は、加熱部材と、加圧部材と、温度検知素子と、を有する。加熱部材は、熱源により加熱される。温度検知素子は、加熱部材表面の温度を検知する。加圧部材は、加熱部材に圧接され、加熱部材と加圧部材とによりニップ部が形成される。ニップ部には、未定着トナー像を担持した記録媒体が、送り込まれる。このとき、加熱部材による加熱作用によって記録媒体上のトナー像が溶融定着される。
温度検知素子は、保持部材に保持され、保持部材は加熱部材に当接して従動回転する回転部材を有する。これにより、温度検知素子は、加熱部材の表面に対して所定の間隔を隔てた状態で保持される。
特許文献1の定着装置は、回転部材が中空に形成され、温度検知素子が回転部材の内部に配置される。また、特許文献2の定着装置は、保持部材が加熱部材に対向して開口し、温度検知素子が保持部材の内部に配置される。
特開平2−162389号公報(12頁、第4図) 特開平6−194994号公報(段落[0027]、[0028]、第3図)
上述した特許文献1の定着装置によると、温度検知素子が、回転部材の内側に当接し、回転部材を介して加熱部材の表面温度を検知する。このため、温度検知素子の応答性が低く、温度検知素子が検知する温度と実際の加熱部材の表面温度との間にずれが発生する。このため、温度検知素子が、加熱部材表面の温度を正確に検知できない問題があった。
また、上述した特許文献2の定着装置では、記録媒体がニップ部に送り込まれる際に発生する気流や、加熱した記録媒体から発生する蒸気が保持部材の内部に流れ込み、温度検知素子が、気流や蒸気の影響を受け易い。また、保持部材が加熱部材から熱エネルギーを受けて加熱され、温度検知素子が保持部材からも熱エネルギーを受ける。このため、加熱部材表面の温度を正確に検知できない問題があった。
上記目的を達成するために本発明は、加熱部材表面の温度を正確に検知できる定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成の定着装置は、熱源により加熱される加熱部材と、加熱部材に圧接される加圧部材と、加熱部材の表面温度を検知する温度検知素子と、を備える。温度検知素子で検知した温度に基づいて熱源の温度調整を行い、加熱部材と加圧部材とにより形成されるニップ部で未定着トナー像を担持した記録媒体を挟持して、記録媒体上の未定着トナー像を溶融定着する。温度検知素子は、保持部材により保持され、保持部材は、ホルダーと、フィルムと、断熱部材と、回転部材と、を備える。ホルダーは、加熱部材の表面と対向して開口する凹部が形成される。フィルムは、凹部の開口端を覆い、凹部に対向する面に温度検知素子が固定される。断熱部材は、凹部の内面に配置されて温度検知素子を囲む。回転部材は、ホルダーを加熱部材の表面に対して非接触に支持し、加熱部材の表面と当接して加熱部材の回転によって従動回転する。
また、第2の発明では、上記の定着装置において、前記保持部材は、前記ホルダーを前記加熱部材側に付勢する付勢部材をさらに有することを特徴としている。
また、第3の発明では、上記の定着装置において、前記付勢部材は、前記ホルダーに固定される板バネ部から成ることを特徴としている。
また、第4の発明では、上記の定着装置において、前記回転部材は、前記板バネ部に回転可能に支持されることを特徴としている。
また、第5の発明では、上記の定着装置において、前記回転部材は、複数設けられることを特徴としている。
また、第6の発明では、上記の定着装置において、前記回転部材は、最外層が耐熱性樹脂から成ることを特徴としている。
また、第7の発明では、上記の定着装置において、前記断熱部材が、前記凹部の前記フィルムと対向する対向面に配置されることを特徴としている。
また、第8の発明では、上記の定着装置において、前記断熱部材は、断熱塗膜から成ることを特徴としている。
また、第9の発明では、上記の構成の定着装置を備えた画像形成装置である。
温度検知素子は、フィルムの凹部に対向する面に固定され、フィルムは、記録媒体がニップ部に送り込まれる際に発生する気流や、加熱した記録媒体から発生する蒸気を遮蔽する。このため、温度検知素子は、気流や蒸気からの影響を低減できる。また、温度検知素子をフィルム上に配置することにより、温度検知素子は、加熱部材の表面に対してより近接して配置できる。これにより、温度検知素子は、加熱部材の表面の温度変化に対して応答性が向上する。また、凹部の内周面に断熱部材が配置され、温度検知素子は、ホルダーから受ける熱エネルギーを低減できる。従って、加熱部材表面の温度を正確に検知できる定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図 第1実施形態に係る定着装置を示す側面断面図 第1実施形態に係る定着装置の保持部材を示す斜視図 第1実施形態に係る定着装置の保持部材を示す平面図 図4中のX−X線断面図 図4中のY−Y線断面図 第1実施形態に係る定着装置の保持部材の変形例を示す断面図 第2実施形態に係る定着装置の保持部材を示す断面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る定着装置5を備えた画像形成装置1の概略構成を示す図である。以下、図1における紙面手前側を画像形成装置1の正面側(前側)とし、左右の向きは画像形成装置1を正面から見た方向を基準として説明する。
画像形成装置1は、給紙部2と、用紙搬送部3と、画像形成部4と、定着装置5と、画像読取部6とを備える。給紙部2は、画像形成装置1の下部に配置される。用紙搬送部3は、給紙部2の側方に配置される。画像形成部4は、用紙搬送部3の上方に配置される。定着装置5は、画像形成部4よりも排出側に配設される。画像読取部6は、画像形成部4及び定着装置5の上方に配設される。
給紙部2は、記録媒体である用紙9を収容する複数の給紙カセット7を備える。給紙ローラー8の回転により、複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9が、1枚ずつ用紙搬送部3に送り出される。
用紙搬送部3に送られた用紙9は、用紙搬送経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9にトナー像を形成する。画像形成部4は、図1の矢印方向に回転可能に支持された感光体11と、感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電部12、露光部13、現像部14、転写部15、クリーニング部16、及び除電部17を備える。
帯電部12は、高電圧を印加される帯電ワイヤーを備える。帯電ワイヤーからのコロナ放電によって感光体11表面に所定電位を与える。これにより、感光体11表面が一様に帯電させられる。画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、露光部13により感光体11に照射される。このとき、感光体11の表面電位が、選択的に減衰され、感光体11表面に静電潜像が、形成される。
次いで、現像部14が感光体11表面の静電潜像を現像し、感光体11表面にトナー像が形成される。このトナー像が転写部15によって感光体11と転写部15との間に供給される用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置された定着装置5に向けて搬送される。定着装置5では用紙9が加熱加圧され、用紙9上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着された用紙9は、排出ローラー対20によって排出トレイ21上に排出される。
転写部15による用紙9へのトナー像の転写後、感光体11表面に残留しているトナーは、クリーニング部16により除去され、また感光体11表面の残留電荷は除電部17により除去される。そして、感光体11は、帯電部12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は定着装置を概略的に示す側面断面図である。定着装置5は、定着ローラー(加熱部材)26と、加圧ローラー(加圧部材)19と、加熱部(熱源)30と、温度検知素子80と、を備える。加熱部30は、定着ローラー26を加熱する。
加圧ローラー19及び定着ローラー26は、定着装置5のハウジング(不図示)の長手方向に回転可能に支持される。
定着ローラー26は、筒形状の基材層26aと、基材層26aの外周面に設けられる熱伝導層26bと、熱伝導層26bの外周面に設けられる離型層26cと、を備える。
基材層26aは、例えば、ステンレス合金、鉄、鋼等の高い剛性を有する金属で形成される。熱伝導層26bは、基材層26aよりも熱伝導率の高い、アルミニウム、銅、銀等の高熱伝導性材料で形成される。離型層26cは、例えば、樹脂から成るチューブによって形成される。離型層26cは、熱伝導層26bの外周面に接着等によって形成される。
加熱部30は、定着ローラー26の中空部26dに設けられたハロゲンヒーターから成る。ハロゲンヒーターは、ハロゲンガスが封入されたガラス管(不図示)と、ガラス管内に長手方向に配設されたフィラメントと、を有する。フィラメントは、コイル状に複数巻き回されている。加熱部30は、定着ローラー26の内周面(基材層26aの内周面)に向かって熱を放射し、定着ローラー26を加熱する。
加圧ローラー19は、芯金19aと、弾性層19bと、離型層19cと、を備える。芯金19aは、例えば、ステンレス鋼等から成り、円筒状に形成される。弾性層19bは、芯金19aの外周面に設けられ、例えばシリコーンゴムから成る。離型層19cは、弾性層19bの表面を覆い、例えば、フッ素樹脂等からなる。加圧ローラー19は、モーター等の駆動源(不図示)によって回転駆動させられる。定着ローラー26は、加圧ローラー19の回転によって、従動回転する。加圧ローラー19と定着ローラー26との圧接する部分にニップ部Nが形成され、ニップ部Nでは、搬送される用紙9上の未定着トナー像を加熱及び加圧し用紙9上にトナー像を定着する。
温度検知素子80は、後で詳細に説明する保持部材60により保持され、定着ローラー26の長手方向の中央部に配置される。温度検知素子80は、定着ローラー26の上方に配設される。
温度検知素子80は、定着ローラー26表面の温度を非接触で検出するセンサーであり、定着ローラー26からの熱エネルギーを電気エネルギーに変換して温度を検知する。温度検知素子80が検知する温度に基づいて加熱部30が制御される。
加熱部30が作動すると、加熱部30の輻射熱で基材層26aが加熱される。この熱が熱伝導層26bと離型層26cとを介して、ニップ部Nに搬送された用紙9に伝えられる。ニップ部Nにおいて、用紙9が、加熱及び加圧されることでトナー像が用紙9に定着される。定着処理後の用紙9は、定着装置5の下流側に搬送される。
図3、図4は、保持部材60を示す斜視図及び平面図であり、図3は、ハウジング(不図示)に取付けられる前の状態を示す。図5、図6は、図4中のX−X線断面図及びY−Y線断面図である。保持部材60は、ホルダー70と、板バネ部72と、断熱部材77、78と、フィルム79と、車輪(回転部材)90と、を備える。
ホルダー70は、直方体状の樹脂成型品であり、凹部73が形成される。凹部73は、直方体状であり、定着ローラー26の表面と対向して開口する。凹部73の開口端は、矩形状の透明なフィルム79で覆われ、フィルム79の凹部73に対向する面に温度検知素子80が固定される。断熱部材77は、環状に形成され、凹部73の内周面に配置されて温度検知素子80を囲む。断熱部材78は、シート状に形成され、凹部73のフィルム79と対向する対向面に配置される。車輪90は、ホルダー70を定着ローラー26の表面に対して非接触に支持する。
凹部73はホルダー70に形成された貫通孔71の一端を断熱部材78が載置された板バネ部72で覆って形成される。板バネ部72は、矩形状の金属板から成る弾性部材であり、長手方向の長さがホルダー70よりも長い。
板バネ部72は、ホルダー70が載置されていない一端部にネジ孔72aが設けられる。ネジ孔72aにネジ41を挿通し、ハウジング(不図示)に形成されたネジ孔40に締め込む。これにより、板バネ部72の一端部が、ハウジングに固定される(図5参照)。
板バネ部72は、周縁から突出するフック72b及び支持片72cを有する。フック72b及び支持片72cは夫々反対方向に突出する。フック72bは、3箇所設けられ、フック72bの先端は内側に屈曲して形成される。ホルダー70は、フック72bの内側に係止されて板バネ部72に固定される。支持片72cは2箇所設けられ、対向して配置される挿通孔72dを有する(図6参照)。
フィルム79は、耐熱性樹脂からなり、定着ローラー26からの熱エネルギーによって変形し難い。フィルム79として、例えば、ポリイミド、ポニフェレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、フッ素樹脂から成るフィルムを用いることができる。
温度検知素子80をフィルム79上に配置することにより、温度検知素子80が、定着ローラー26に近接して配置される。これにより、温度検知素子80は、定着ローラー26表面の温度変化に対して応答性がより向上する。従って、温度検知素子80は、定着ローラー26表面の温度を正確に検知できる。
また、フィルム79は、用紙9がニップ部Nに送り込まれる際に発生する気流や、加熱した用紙9から発生する蒸気を遮蔽する。これにより、温度検知素子80は、気流や蒸気の影響を受け難い。
また、保持部材60は、定着ローラー26からの熱エネルギーや、発生した蒸気によって加熱される。しかし、凹部73内部に配置された断熱部材77、78が、ホルダー70及び板バネ部72から温度検知素子80に向かう熱エネルギーを低減する。これにより、温度検知素子80は、定着ローラー26表面の温度をより正確に検知できる。
断熱部材77、78は、具体的にはメラミンスポンジ、真空断熱材、発泡断熱材、不織布等が用いられる。また、断熱部材77、78を断熱塗膜により形成してもよい。断熱塗膜は凹部73の内周面及び板バネ部72の一面に断熱塗料を塗布することにより容易に形成できる。これにより、保持部材60の部品点数を減らして製造コストを削減することができる。
車輪90は、挿通孔72dに挿通された金属製のシャフト91の両端に固定される。挿通孔72dは、孔径がシャフト91の棒径より僅かに大きく形成されている。これにより、シャフト91が、支持片72cにより回転可能に支持される。
車輪90は、弾性を有する板バネ部72により、定着ローラー26側に付勢されて定着ローラー26に押圧される。これにより、熱で定着ローラー26や定着ローラー18が膨張した場合でも、車輪90が、定着ローラー26の回転よって安定して従動回転する。従って、温度検知素子80が、定着ローラー26の表面に対して所定の間隔を隔てた状態で安定して保持される。また、車輪90を複数設けることにより、ホルダー70が安定して支持される。
なお、車輪90は、最外層がフッ素樹脂などの耐熱性樹脂から成り、温度変化によって外径が変化しない。これにより、車輪90が、定着ローラー26の表面を傷つけることを防止できる。
図6は、保持部材60の変形例を示す側面断面図であり、車輪90は、ホルダー70に回転可能に支持されてもよい。具体的には、ホルダー70の周縁から支持片72cが突出し、車輪90は、挿通孔72dに挿通されたシャフト91の両端に固定される。
本実施形態によると、温度検知素子80は、フィルム79の凹部73に対向する面に固定され、フィルム79は、用紙9がニップ部に送り込まれる際に発生する気流や、加熱した用紙9から発生する蒸気を遮蔽する。このため、温度検知素子80は、気流や蒸気からの影響を低減できる。また、温度検知素子80をフィルム79上に配置することにより、温度検知素子80は、定着ローラー26の表面に対してより近接して配置できる。これにより、温度検知素子80は、定着ローラー26表面の温度変化に対して応答性が向上する。また、保持部材60は、定着ローラー26からの熱エネルギーや、発生した蒸気によって加熱される。しかし、凹部73の内周面に配置された断熱部材77が、ホルダー70及び板バネ部72から温度検知素子80に向かう熱エネルギーを低減する。これにより、温度検知素子80は、定着ローラー26表面の温度を正確に検知できる。
また、保持部材60は、ホルダー70を定着ローラー26側に付勢する付勢部材をさらに有し、付勢部材は、ホルダー70に固定される板バネ部72から成る。ホルダー70が、定着ローラー26側に付勢されることにより、定着ローラー26や定着ローラー18が膨張した場合でも、車輪90が、定着ローラー26の回転よって安定して従動回転する。従って、温度検知素子80が、定着ローラー26の表面に対して所定の間隔を隔てた状態で安定して保持される。また、付勢部材を板バネ部72により構成することにより、部品点数を減らして製造コストを削減することができる。
また、車輪90は、板バネ部72に回転可能に支持され、部品点数を減らして製造コストをより削減することができる。
また、車輪90は、複数設けられており、ホルダー70が定着ローラー26に対して安定して支持される。これにより、温度検知素子80が、定着ローラー26の表面に対して所定の間隔を隔てた状態でより安定して保持される。
また、車輪(回転部材)90は、最外層が耐熱性樹脂から成り、温度変化によって外径が変化しない。これにより、車輪90が、定着ローラー26の表面が傷つけることを防止できる。
また、断熱部材78が、凹部73のフィルムと対向する対向面に配置される。これにより、ホルダー70及び板バネ部72から温度検知素子80に向かう熱エネルギーをより低減できる。
また、断熱部材77、78は、断熱塗膜から成る。断熱塗膜は、凹部73の内周面及び板バネ部72の一面に断熱塗料を塗布することにより容易に形成できる。これにより、保持部材60の部品点数を減らして製造コストをより削減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8は第2実施形態に係る保持部材60の断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第2実施形態ではホルダー70を定着ローラー26側に付勢する付勢部材が、バネ部材75で構成される。
バネ部材75は、コイルスプリング等からなり、その一端部がハウジング(不図示)に固設され、その他端部がホルダー70に固定される。これにより、車輪90は、定着ローラー26側に付勢されて定着ローラー26に押圧される。従って、第1実施形態と同様の効果が得られる。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる定着装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
2 給紙部
3 用紙搬送部
4 画像形成部
5 定着装置
6 画像読取部
7 給紙カセット
8 給紙ローラー
9 用紙
10 用紙搬送経路
11 感光体
12 帯電部
13 露光部
14 現像部
15 転写部
16 クリーニング部
17 除電部
18 定着ローラー
19 加圧ローラー(加圧部材)
19a 芯金
19b 弾性層
19c 離型層
26 定着ローラー(加熱部材)
26a 基材層
26b 熱伝導層
26c 離型層
26d 中空部
40 ネジ孔
41 ネジ
60 保持部材
70 ホルダー
71 貫通孔
72 板バネ部
72a ネジ孔
72b フック
72c 支持片
72d 挿通孔
73 凹部
73a 対向面
75 バネ部材
77、78 断熱部材
79 フィルム
80 温度検知素子
90 車輪(回転部材)
91 シャフト
N ニップ部

Claims (9)

  1. 熱源により加熱される加熱部材と、前記加熱部材に圧接される加圧部材と、前記加熱部材の表面温度を検知する温度検知素子と、を備え、前記温度検知素子で検知した温度に基づいて前記熱源の温度調整を行い、前記加熱部材と前記加圧部材とにより形成されるニップ部で未定着トナー像を担持した記録媒体を挟持して、前記記録媒体上の未定着トナー像を溶融定着する定着装置において、
    前記温度検知素子は、保持部材により保持され、
    前記保持部材は、
    前記加熱部材の表面と対向して開口する凹部が形成されたホルダーと、
    前記凹部の開口端を覆い、前記温度検知素子が固定されるフィルムと、
    前記凹部の内周面に配置されて前記温度検知素子を囲む断熱部材と、
    前記ホルダーを前記加熱部材の表面に対して非接触に支持し、前記加熱部材の表面と当接して前記加熱部材の回転によって従動回転する回転部材と、を備え、
    前記温度検知素子は、前記凹部内側に配置され、前記加熱部材の表面に対して所定の間隔を隔てた状態で保持されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記保持部材は、前記ホルダーを前記加熱部材側に付勢する付勢部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記付勢部材は、前記ホルダーに固定される板バネ部から成ることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記回転部材は、前記板バネ部に回転可能に支持されることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記回転部材は、複数設けられることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記回転部材は、最外層が耐熱性樹脂から成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記断熱部材が、前記凹部の前記フィルムと対向する対向面に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記断熱部材は、断熱塗膜から成ることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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