JP6125345B2 - 温水コンセント - Google Patents

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Description

本発明は、壁板や床板に設置され、室外側温水配管が接続される配管接続部と、室内側温水配管に接続されている温水プラグが着脱自在に接続されるプラグ接続筒部を具備する温水コンセントに関する。
図4に示すものは、壁板(5)に設置された従来の温水コンセント(4)とこれに接続させる温水プラグ(3)を示す説明図である。
この種の温水コンセント(4)は、壁板(5)に形成した開口(50)をボックス(45)と化粧板(47)とで表裏から挟圧することにより固定されているもので、壁板(5)の裏に設置されるボックス(45)内には、一対のコンセント本体(41a)(41b)が所定の間隔をおいて連結体(48)内にて左右に並列状態で収容されている。
これら一対のコンセント本体(41a)(41b)は、略L字状に構成されており、図面にて下方に開放している配管接続筒部(42a)(42b)には、室外に設置されている熱源機(51)から延長する室外側回路である室外側温水配管(40a)(40b)が、配管継手部(44a)(44b)を介して、それぞれ接続されており、図面にて、左側方に開放しているプラグ接続筒部(43a)(43b)は、後述する温水プラグ(3)が着脱自在に接続可能となるように、室内側に露出している。
ボックス(45)は、壁板(5)の開口(50)側に向かって開放する箱体であり、その下面には、室外側温水配管(40a)(40b)を挿通させるための孔部(46)が形成されている。
温水プラグ(3)は、室内に設置されているファンヒータや床暖房器等の放熱機(52)から延長する室内側回路である室内側温水配管(30a)(30b)の先端に接続されており、全体に略L字状のケース体(31)によって包囲されている。図面にて、ケース体(31)の右側方に開放する筒内には、図示しないが、温水コンセント(4)のプラグ接続筒部(43a)(43b)にそれぞれ取り外し自在に接続可能なプラグ部が突設されている。
温水プラグ(3)のプラグ部を、コンセント本体(4)のプラグ接続筒部(43a)(43b)に差し込んで接続すると、室外側温水配管(40a)(40b)及び室内側温水配管(30a)(30b)によって温水循環回路が形成され、熱源機(51)と放熱機(52)との間を温水が循環する構成となる。
尚、室外側温水配管(40a)(40b)としては一般に銅管またはポリエチレン管が樹脂製の保護筒(49)で覆われた状態で用いられ、室内側温水配管(30a)(30b)としては柔軟性のあるゴムホース等が採用されている。
室外側温水配管(40a)(40b)は上記したように銅管またはポリエチレン管であるため、腰が強く可撓性に欠ける。そこで、通常、施工においては、壁板(5)を設置する前に、ボックス(45)内のコンセント本体(41a)(41b)の配管接続筒部(42a)(42b)に、配管継手部(44a)(44b)を介して、室外側温水配管(40a)(40b)を先に接続する先付け工法が採用されていた。これは、室外側温水配管(40a)(40b)の先端に接続されているボックス(45)を壁板(5)の裏側となる柱等の所定位置に固定しておき、その後に、壁板(5)を施工し、ボックス(45)が固定されている壁板(5)の所定位置に開口(50)を形成するもので、壁板(5)の表面の開口(50)の周辺に化粧板(47)を添設させると温水コンセント(4)の取り付けは完了する。
特開平8−200579号公報
しかしながら、上記したような先付け工法では、壁板(5)を施工した後に、ボックス(45)の開放部に合致するように開口(50)を形成するのが困難であり、また、壁板仕上後の温水コンセント(4)の取付位置の変更ができない。
これに対して、壁板(5)を施工した後、壁板(5)の所定位置に開口(50)を形成し、開口(50)から室外側温水配管(40a)(40b)を室内に引き出して、室内にて、室外側温水配管(40a)(40b)にボックス(45)内のコンセント本体(41a)(41b)を接続した後、室外側温水配管(40a)(40b)をボックス(45)ごと壁板(5)の裏側へ戻して、ボックス(45)を壁板(5)を取り付ける後付け工法の方が、温水コンセント(4)の取り付け作業の作業性がよく、壁板仕上後に温水コンセント(4)の取付位置を決定できるが、室外側温水配管(40a)(40b)は上記したように剛性が強いため、室外側温水配管(40a)(40b)を室内へ引き込んで、先端にボックス(45)を接続させた状態で壁板の裏側へ押し戻することは困難である。特に、壁板(5)が薄く且つ壁板(5)の裏側の空間が狭い場合は、上記した先付け工法でしか温水コンセント(4)を壁板(5)に取り付けることができないといった問題があった。
また、ボックス(45)内における配管接続筒部(42a)(42b)の向きは固定されているから、温水コンセント(4)には、ボックス(45)の一方向(図4では下方)からしか室外側温水配管(40a)(40b)を接続させることができない。室外側温水配管(40a)(40b)は上記したように剛性が強く、自由に屈曲させることができないため、熱源機(51)の設置位置によっては温水コンセント(4)へ室外側温水配管(40a)(40b)を接続させることができないといった問題もある。
本発明は、『室外の熱源機から延長する室外側温水配管が接続される配管接続筒部が一方に設けられ且つ室内の放熱機から延長する室内側温水配管に接続されている温水プラグが着脱自在に接続されるプラグ接続筒部が他方に設けられている一対のコンセント本体と、
これら一対のコンセント本体を所定の間隔をおいて並列状態に連結する連結体と、
前記連結体を収容した状態で壁板に固定され且つ前記壁板に形成される開口に向かって開放する開放端部を有するボックスとからなる温水コンセント』において、室外側温水配管の剛性が強くても、壁板の施工後に室外側温水配管にコンセント本体を接続する後付け工法にて壁板に取り付けることができるようにすると共に、室外側温水配管がボックスに対して上下左右いずれの方向に位置していても、各コンセント本体の配管接続筒部に容易に接続できるようにすることを課題とする。
請求項1に係る発明の温水コンセントは、『前記コンセント本体は略L字状に構成されると共に、前記プラグ接続筒部が前記連結体に各々回動自在に収容され、
前記ボックスの前記開放端部の周縁には、前記開口の周縁に表面側から係止可能な鍔部が外方に張り出していると共に、前記ボックスの底部には、前記プラグ接続筒部が、前記底部の外面側から、各々回動自在に差し込み可能な一対の差込孔が形成され、
前記底部を囲むように室内側へ延長する第1周壁と、前記第1周壁の開放端から段部を介してさらに室内側へ延長する第2周壁が設けられており、
前記第2周壁は前記第1周壁よりも大きく形成されていると共に、前記開口は前記第2周壁より大きく形成されており、
前記一対のコンセント本体、前記連結体及び前記ボックスを一体的に固定可能な固定手段が設けられ、
前記固定手段の固定力を弱めることにより、前記コンセント本体は、前記プラグ接続筒部を回転軸として前記配管接続筒部がボックスの底部の外面にて、前記外面に平行な状態で回動可能となること』を特徴とする。
上記技術的手段は次のように作用する。
略L字状のコンセント本体のプラグ接続筒部を、前記ボックスの底部の外面側から前記ボックスの差込孔と連結体に連続して差込み、連結体をボックスの底部に固定手段で強固に固定すると、連結体とボックスと一対のコンセント本体は一体となり、ボックスの外面には、コンセント本体の配管接続筒部がボックスの底部に平行な姿勢で突出する態様となる。
前記固定手段の固定力を弱めると、コンセント本体はプラグ接続筒部を回動軸として回動自在となり、配管接続筒部はボックスの底部に沿って、時計回り又は反時計回りに回動可能となる。
この温水コンセントを壁板に取り付けるには、まず、壁を施工し、所定位置に開口を形成する。そして、開口から、予め、壁板の裏側に配しておいた室外側温水配管を室内へ引き出し、室内にて、その先端部分に、コンセント本体の配管接続筒部をそれぞれ接続する。室外側温水配管を壁板の裏側へ戻す際には、固定手段による固定力を緩めて配管接続筒部を回動可能とすれば、室外側温水配管の腰が強くても、当該配管の動きに応じて配管接続筒部が回動するため、開口に対する配管及びボックスの姿勢にゆとりが生じ、比較的容易に室外側温水配管をボックスと共に開口内に戻すことができる。ボックスの開放端部には鍔部が張り出しているから、ボックスは、壁板の開口の周縁に鍔部が表面側から係止する態様で固定される。
壁板内にボックスを設置後、固定手段の固定力を強めると、コンセント本体を所定の姿勢に維持した状態で、連結体及びボックスと一体に固定することができる。
また、熱源機の設置位置に応じて、室外側温水配管が、壁板の開口に固定させるボックスに対して上下左右どちらの方向に位置していても、コンセント本体を回動させることによっていずれの方向にも対応することができる。
請求項2の発明のものは、上記請求項1の発明の温水コンセントにおいて、『前記ボックスの底部の内面の前記差込孔の周囲と、この部分に対応する前記連結体の裏面との間に、シール部材を介在させた』もので、コンセント本体をボックスの底部に貫通させる構成としたが、配管接続筒部が突出する差込孔の周囲と連結体の裏面との間にシール部材を設けたから、ボックス内の気密性は確保され、壁板の裏側から室内へ冷気が侵入するのを防止することができる。
配管接続筒部をボックスに対して回動自在とすることによって、剛性の強い室外側温水配管であっても、ボックスに対する配管の動きにゆとりができるので、壁板の開口から一旦室内へ引き出して、配管接続筒部に接続させた後に壁板の裏側へ押し込む後付け工法が可能となり、温水コンセントの取り付け作業の作業性が向上する。
配管接続筒部はボックスの裏面側に突出させているから、室外側温水配管を配管接続筒部に接続させる際に邪魔になる部品等が存在せず、配管接続筒部の接続作業を行い易い。
さらに、ボックスを開口の裏側に押し込むとき、鍔部が開口周縁の表面側に係止することにより、ボックスを開口内に容易に仮固定することができるから、ボックスの壁板への取り付け作業が容易となる上に、このとき、開口内にてボックスの傾き調整等を行うが、このときにも、配管接続筒部が回動自在であるから、調整作業がやり易い。
また、ボックスに対する室外側温水配管の位置は固定されず、上下左右いずれから配管されても対応することができるので、配管の自由度が高く、施工性にすぐれたものとなる。
開口内でのボックスの姿勢及びコンセント本体の姿勢が確定した後、固定手段の固定力を強めることにより、連結体とボックスとコンセント本体は強固に一体化された状態に固定されるから、不用意にコンセント本体が回動したり、ずれたりすることはない。
また、ボックスの底部の差込孔の周囲と連結体の裏面との間に、シール部材を介在させ、前記固定手段によって、前記シール部材を連結体の裏面とボックスの底部との間で挟圧されるようにしておけば、温水コンセント内の気密状態は確保され、壁板の裏側の冷気が室内に侵入する不都合を防止することができる。
本願発明の実施の形態の温水コンセントの不使用状態を示す断面図である。 本願発明の実施の形態の温水コンセントの正面図である。 本願発明の実施の形態の温水コンセントに接続させる温水プラグの断面図である。 従来の温水コンセントと温水プラグを示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明の実施の形態における温水コンセント(1)の断面図であり、図2は、温水コンセント(1)の化粧板(12)の蓋板(13)を開けた状態の正面図である。
温水プラグ(3)は、従来のものと同じ構成のものが採用可能であり、図3に示すように、ファンヒータ等の放熱機(52)から延びる一対の往路及び復路を構成する一対の室内側温水配管(30a)(30b)の各々にプラグ部(32a)(32b)が連通接続されている。プラグ部(32a)(32b)は略L字状のケース体(31)の一方の包囲筒(33)内に左右に並列するように設けられている。
この実施の形態の温水コンセント(1)は、壁板(5)に設置される形式のものであり、特に、壁板(5)の裏側の空間が狭い場合を想定している。
温水コンセント(1)に内蔵させる一対のコンセント本体(10a)(10b)は、図1の左側にプラグ接続筒部(15a)(15b)が突出し、下方に配管接続筒部(17a)(17b)が開放する略L字状の流路を有しており、プラグ接続筒部(15a)(15b)に温水プラグ(3)のプラグ部(32a)(32b)が接続され、配管接続筒部(17a)(17b)に、温水を加熱する熱源機(51)から延長して往路及び復路を構成する一対の室外側温水配管(40a)(40b)がそれぞれ接続される構成となっている。
なお、コンセント本体(10a)(10b)と配管接続筒部(17a)(17b)の接続部(16a)(16b)はロウ付け等により一体的に連結された構造となっている。
一対のコンセント本体(10a)(10b)は、プラグ接続筒部(15a)(15b)がそれぞれ回動自在に差し込まれる筒部(11a)(11b)を有する連結体(11)によって所定の間隔をおいて水平に並列する態様で連結されると共に、連結体(11)の基部にはフランジ部(11c)が外方に張り出しており、このフランジ部(11c)が、ボックス(2)の底部(20)にボックス用ネジ(27)によってネジ止めされて固定される。
連結体(11)の筒部(11a)(11b)が各々対応する底部(20)各位置には、プラグ接続筒部(15a)(15b)が各々回動自在に差し込み可能な一対の差込孔(26a)(26b)が形成されている。
底部(20)の外面側から、コンセント本体(10a)(10b)のプラグ接続筒部(15a)(15b)を差込孔(26a)(26b)に差し込み、差込孔(26a)(26b)から底部(20)の内面側に突出させるプラグ接続筒部(15a)(15b)の基端部に、C型リング(19)を外嵌させて、ボックス(2)の外面側へ抜け止め状態とする。
その後、プラグ接続筒部(15a)(15b)が筒部(11a)(11b)内に挿入するように、連結体(11)をセットし、そのフランジ部(11c)をボックス(2)の底部(20)の所定位置にネジ止めすることにより、コンセント本体(10a)(10b)と連結体(11)とボックス(2)とは一体となる。
なお、ボックス用ネジ(27)を強固に締め付けると、コンセント本体(10a)(10b)のプラグ接続筒部(15a)(15b)の基端部の外周部分が、連結体(11)の筒部(11a)(11b)の基端部によって、ボックス(2)の底部(20)側に押されるように構成されている。コンセント本体(10a)(10b)は上記したようにC型リング(19)によって、差込孔(26a)(26b)に対して抜け止め状態に保持されているから、プラグ接続筒部(15a)(15b)の基端部は、連結体(11)とボックス(2)の底部(20)との間に挟圧される態様で固定されることとなる。
なお、連結体(11)のフランジ部(11c)の裏面と、それが対応するボックス(2)の底部(20)の内面との間には、シール部材(28)を介在させている。
ボックス用ネジ(27)を緩めると、コンセント本体(10a)(10b)は、プラグ接続筒部(15a)(15b)を回転軸として配管接続筒部(17a)(17b)がそれぞれボックス(2)の底部(20)の外面に平行な状態で回動自在となる。
ボックス(2)は、壁板(5)に、開口(50)を介して取り付けられる矩形の箱体であり、壁板(5)の裏側に位置させる略矩形状の底部(20)と、その四方を囲むように室内側へ延長する第1周壁(21)と、第1周壁(21)の開放端から底部(20)に平行に外方へ張り出す段部(23)と、段部(23)の延長端からさらに室内側へ延長する第2周壁(22)と、第2周壁(22)の開放端部から底部(20)及び段部(23)と平行に外方へ張り出す鍔部(25)とから構成されている。
壁板(5)に設ける開口(50)は、第2周壁(22)よりやや大きく形成されており、鍔部(25)は、開口(50)の周縁に壁板(5)の表面側から係止可能となっている。
また、第1周壁(21)には、第1周壁(21)に略一致する大きさの挿通部(54)を有する取付金具(53)が外嵌しており、取付金具(53)を壁板(5)の裏面に添設させた状態にて、挿通孔(54)の周辺部分と、段部(23)とが開口(50)内にて対向するように設定されていると共に、相互に対向する各位置に、段部(23)には固定ネジ(29)を挿通させるネジ挿通孔(23a)が、取付金具(53)には固定ネジ(29)が螺合可能なネジ孔(55)がそれぞれ形成されている。
壁板(5)の表面には、鍔部(25)まで被覆するように、化粧板(12)が添設固定される。化粧板(12)には、上下にスライド自在な蓋板(13)が備えられており、図2に示すように、蓋板(13)を下方へスライドさせることにより、温水プラグ(3)のケース体(31)のうち、プラグ部(32a)(32b)を包囲している包囲筒(33)が挿入可能な大きさ形状の開口(14)が露出する態様となる。
蓋板(13)の開状態で、温水プラグ(3)の包囲筒(33)を開口(14)内に挿入させると、プラグ部(32a)(32b)がコンセント本体(10a)(10b)のプラグ接続筒部(15a)(15b)に装着される。
プラグ接続筒部(15a)(15b)内には、図1及び図2に示すように、弁体(18)が各々内蔵されている。これらプラグ接続筒部(15a)(15b)へプラグ部(32a)(32b)が接続されると、プラグ部(32a)(32b)内の弁体(34)がプラグ接続筒部(15a)(15b)内の弁体(18)を開弁させ、室外の熱源機(51)と室内の放熱機(52)とが流路接続すると共に電気接続することにより、室外側温水配管(40a)(40b)と室内側温水配管(30a)(30b)との間に循環流路が形成され温水が循環する。
なお、室内側温水配管(30a)(30b)としては一般にゴムホースが採用されており、室外側温水配管(40a)(40b)としては銅管またはポリエチレン管が採用されている。
次に、この実施の形態の温水コンセント(1)の設置について説明する。
まず、熱源機(51)から延長されている一対のポリエチレン管である室外側温水配管(40a)(40b)を、壁板(5)の裏側の所定位置に配管する。そして、壁板(5)を施工し、所定位置に開口(50)を形成する。
そして、壁板(5)の裏側に位置する室外側温水配管(40a)(40b)を開口(50)から室内側へ引き出す。
室内側に引き出された室外側温水配管(40a)(40b)の各先端部に、コンセント本体(10a)(10b)の配管接続筒部(17a)(17b)を接続する。
配管接続筒部(17a)(17b)は、ボックス(2)の外側に突出しているため、室外側温水配管(40a)(40b)を接続させる際に邪魔になる部材は存在しないから、室外側温水配管(40a)(40b)の接続作業を容易に行うことができる。
なお、このときのボックス用ネジ(27)は緩めておき、プラグ接続筒部(15a)(15b)をボックス(2)の差込孔(26a)(26b)内及び連結体(11)の筒部(11a)(11b)内にて回動自在としておく。
また、ボックス(2)の第1周壁(21)には、取付金具(53)が、固定ネジ(29)によって仮止めされている。
コンセント本体(10a)(10b)を接続した後、室外側温水配管(40a)(40b)を、開口(50)から壁板(5)の裏側へ戻す。
このとき、室外側温水配管(40a)(40b)はポリエチレン管からなるため腰が強く可撓性に欠けるが、これが接続されているコンセント本体(10a)(10b)はプラグ接続筒部(15a)(15b)を回動軸として、配管接続筒部(17a)(17b)は、ボックス(2)の外面にて、前記外面に平行な姿勢で回動自在であるから、ボックス(2)の姿勢や室外側温水配管(40a)(40b)の動きに応じて配管接続筒部(17a)(17b)は回動することとなり、室外側温水配管(40a)(40b)の動きにゆとりができる。よって、室外側温水配管(40a)(40b)は、コンセント本体(10a)(10b)及びボックス(2)、さらには、取付金具(53)と共に、壁板(5)の裏側へ比較的容易に収納することができる。
ボックス(2)の開放端部には鍔(25)が張り出していることから、ボックス(2)は、壁板(5)の開口(50)の周縁に表面側から鍔部(25)によって係止する態様となり、この状態にて、固定ネジ(29)を締め付けることにより、壁板(5)の開口(50)の周縁を、鍔部(25)と取付金具(53)とで挟圧する態様でボックス(2)を開口(50)内に固定することができる。
このとき、ボックス(2)の傾き調整等が行われるが、このときも、配管接続筒部(17a)(17b)がボックス(2)の外面にて回動自在であるから、調整作業が行い易い。
固定ネジ(29)の締め付けにより、ボックス(2)を壁板(5)に固定した後、ボックス用ネジ(27)を強固に締め付けることにより、コンセント本体(10a)(10b)と連結体(11)とボックス(2)は一体化することができる。また、このとき、連結体(11)のフランジ部(11c)とボックス(2)の底部(20)との間に設けたシール部材(28)が挟圧されることにより、温水コンセント(1)内の気密状態は確保され、壁板(5)の裏側の冷気がボックス(2)の差込孔(26a)(26b)を介して室内に侵入する不都合を防止することができる。
その後、上記したように、化粧板(12)を壁板(5)の表面に添設固定させれば、温水コンセント(1)の取付けが完了する。
この温水コンセント(1)を用いることで、壁板(5)の裏側の空間が狭い場合であって且つ、腰の強いポリエチレン管または銅管からなる室外側温水配管(40a)(40b)であっても、一旦、室外側温水配管(40a)(40b)を室内に引き出して、コンセント本体(10a)(10b)を取付けた後に、壁板(5)の裏側へ戻す後付け工法を可能とした上に、固定ネジ(29)を締め付けるだけで、壁板(5)が取付金具(53)と鍔部(25)とで挟圧されることとなって、ボックス(2)の取り付けが完了するから、温水コンセント(1)の取付作業が容易となり、作業性が向上する。
また、室外側温水配管(40a)(40b)をそれぞれ接続させる配管接続筒部(17a)(17b)はボックス(2)に対して回動自在としたから、室外側温水配管(40a)(40b)がボックス(2)に対して、上下左右いずれの位置からでも接続することが可能となる。よって、温水コンセント(1)の使用範囲が広がり、使い勝手の良いものとなる。
尚、上記実施の形態では、壁板(5)に設置式の温水コンセント(1)について説明したが、床面設置式のものについても同様に使用することができることは言うまでもない。
(1) ・・・・・・・・温水コンセント
(10a)(10b)・・・・・コンセント本体
(11)・・・・・・・・連結体
(15a)(15b)・・・・・プラグ接続筒部
(17a)(17b)・・・・・配管接続筒部
(2) ・・・・・・・・ボックス
(20)・・・・・・・・底部
(25)・・・・・・・・鍔部
(26a)(26b)・・・・・差込孔
(27)・・・・・・・・ボックス用ネジ(固定手段)
(3) ・・・・・・・・温水プラグ
(30a)(30b)・・・・・室内側温水配管
(40a)(40b)・・・・・室外側温水配管
(5) ・・・・・・・・壁板
(50)・・・・・・・・開口
(51)・・・・・・・・熱源機
(52)・・・・・・・・放熱機

Claims (2)

  1. 室外の熱源機から延長する室外側温水配管が接続される配管接続筒部が一方に設けられ且つ室内の放熱機から延長する室内側温水配管に接続されている温水プラグが着脱自在に接続されるプラグ接続筒部が他方に設けられている一対のコンセント本体と、
    これら一対のコンセント本体を所定の間隔をおいて並列状態に連結する連結体と、
    前記連結体を収容した状態で壁板に固定され且つ前記壁板に形成される開口に向かって開放する開放端部を有するボックスとからなる温水コンセントにおいて、
    前記コンセント本体は略L字状に構成されると共に、前記プラグ接続筒部が前記連結体に各々回動自在に収容され、
    前記ボックスの前記開放端部の周縁には、前記開口の周縁に表面側から係止可能な鍔部が外方に張り出していると共に、前記ボックスの底部には、前記プラグ接続筒部が、前記底部の外面側から、各々回動自在に差し込み可能な一対の差込孔が形成され、
    前記底部を囲むように室内側へ延長する第1周壁と、前記第1周壁の開放端から段部を介してさらに室内側へ延長する第2周壁が設けられており、
    前記第2周壁は前記第1周壁よりも大きく形成されていると共に、前記開口は前記第2周壁より大きく形成されており、
    前記一対のコンセント本体、前記連結体及び前記ボックスを一体的に固定可能な固定手段が設けられ、
    前記固定手段の固定力を弱めることにより、前記コンセント本体は、前記プラグ接続筒部を回転軸として前記配管接続筒部がボックスの底部の外面にて、前記外面に平行な状態で回動可能となることを特徴とする温水コンセント。
  2. 請求項1に記載の温水コンセントにおいて、
    前記ボックスの底部の内面の前記差込孔の周囲と、この部分に対応する前記連結体の裏面との間に、シール部材を介在させたことを特徴とする温水コンセント。
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