JP6895169B2 - 温水コンセントの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、温水コンセントの取付構造、特に、電気コンセントを具備させた温水コンセントを壁板又は床板に取り付ける取付構造に関する。
図9に示すものは、壁板(W)に設置された従来の温水コンセント(4)とこれに接続させる温水プラグ(5)を示す説明図である。
この種の温水コンセント(4)は、壁板(W)内に一対のコンセント本体(41a)(41b)が、壁板(W)の表面から見て左右に2つ並列して設けられ、壁板(W)の奥側の配管接続筒部(42a)(42b)に、室外に設置されている熱源機(40)から延長する往路・復路である室外側温水配管(40a)(40b)が各々接続される。他端のプラグ接続筒部(43a)(43b)は、壁板(W)の表面に添設固定させた化粧プレート(44)の窓(45)から室内に露出している。
温水プラグ(5)は、室内に設置されているファンヒータや床暖房器具等の放熱機(50)から延長する往路・復路である室内側温水配管(50a)(50b)の先端に、略L字状のケース体(51)が接続されており、図面にて、ケース体(51)の右側方に開放するプラグ筒(52)内に、図示しないが、温水コンセント(4)のプラグ接続筒部(43a)(43b)に各々着脱自在に接続可能な一対のプラグ部が突設している。
温水プラグ(5)のプラグ筒(52)を化粧プレート(44)の窓(45)に差し込んで、プラグ部をコンセント本体(4)のプラグ接続筒部(43a)(43b)に接続すると、室外側温水配管(40a)(40b)及び室内側温水配管(50a)(50b)によって温水循環回路が形成され、熱源機(40)と放熱機(50)との間を温水を循環させることが出来る。しかしながら、ファンヒータ等の放熱機(50)の運転には電力を必要とするため、放熱機(50)の設置場所の近傍に、電気コンセントがないと放熱機(50)を作動させることが出来ない。
そこで、電気コンセントを温水コンセントの化粧プレート内に一体的に設けることが考えられる。
ガス栓と電気コンセントを、一つの取付枠体に並列状態に固定して、一つの化粧プレートから露出させたものは多数発明されており、特に、特許文献2のものでは、化粧プレートを、壁面に沿って180度回転させて上下逆転させれば、ガス栓と電気コンセントの位置を左右入れ替えることが出来る。ガス栓は、ガス栓本体の中央に、ソケット接続用プラグ筒が一つ突出している形状であるから、上下逆転させても問題なく使用することが出来るからである。
特開2015−4490号公報 特開2014−173607号公報
しかしながら、温水コンセント(4)では、一般に、プラグ接続筒部(43a)(43b)の下方に、不使用時の保護キャップ(46)を収容するスペース(45)が設けられるため、プラグ接続筒部(43a)(43b)を室内へ露出させる窓(45)は、化粧プレート(44)の上方域に偏って設けられている。このため、化粧プレート(44)を上下逆転させると、温水コンセント(4)も上下逆転させなければセットすることが出来ない。温水コンセント(4)を上下逆転させると、温水プラグ(5)も上下逆転させて接続させなければならず、使い辛いものとなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、1つの化粧プレート内に温水コンセントと電気コンセントを並設させた状態で、壁面又は床面に取り付け可能とすると共に、温水コンセント及び電気コンセントの上下の向きを変えることなく、左右の位置を入れ替えて、化粧プレート内にセット出来るようにすることを課題とする。
上記目的を達成するために講じた本発明は、
一端に室外の熱源機から延長する室外側温水配管の往路又は復路が接続される配管接続筒部を有し且つ、他端に室内の放熱機から延長する室内側温水配管の往路又は復路に接続される温水プラグのプラグ部が着脱自在に接続されるプラグ接続筒部を有する一対のコンセント本体と、
前記一対のプラグ接続筒部が所定の間隔をおいて左右に並列した状態で挿通される挿通孔部が、上下方向の中心よりも上方に偏った位置に設けられた枠体と、
壁板又は床板に設けた開口を覆うように壁板又は床板の表面に、表枠体及び固定枠を介して添設されると共に、前記枠体を嵌め込み可能な枠体用窓部と電気コンセントが嵌め込み可能な電気コンセント用窓部とが左右方向に並列するように設けられている化粧プレートとを備え、
前記枠体用窓部及び電気コンセント用窓部は、それぞれ、上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線に対して対称形状に形成されており、
前記開口の周縁の壁板又は床板は、前記表枠体と裏枠体とで表裏から挟圧され、
前記固定枠の上下方向の中心から上方に偏った位置から、前記プラグ接続筒部が前記枠体の挿通孔部に向かって突出するように前記固定枠に前記コンセント本体が固定され、
前記表枠体には、前記固定枠が取り付られる固定枠用取付部と、電気コンセントが取り付けられる電気コンセント用取付部が左右方向に並列するように設けられ、
前記表枠体は上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線に対して対称形状に形成されており、
前記化粧プレートと前記固定枠には、相互に係合可能な係合部又は被係合部が各々設けられ、
これら係合部及び被係合部は、前記化粧プレートを上下逆転させても係合可能に設定されている
上記技術的手段は次のように作用する。
表枠体と裏枠体を、前記開口の周縁を表裏から挟圧させて、ネジ止め等により壁板又は床板に添設固定する。表枠体の固定枠用取付部に、温水コンセントを構成する一対のコンセント本体の各プラグ接続筒部を左右に並列させた状態で具備させた固定枠をネジ止め等により取り付ける。同様に、電気コンセント用取付部に電気コンセントをネジ止め等により取り付ける。なお、取付状態にある固定枠の上下方向の中心から上方に偏った位置から突出する前記プラグ接続筒部が挿通孔部に挿通可能となるように、前記枠体を対応させ、前記枠体を介して、固定枠用取付部に枠体用窓部が、電気コンセント用取付部に電気コンセント用窓部が各々対応するように、化粧プレートを固定枠に取り付ける。これには、化粧プレートと固定枠のどちらか一方に設けた係合部を、どちらか他方に設けた被係合部に係合させれば良い。なお、枠体と、電気コンセントとは、化粧プレートに設けた枠体用窓部及び電気コンセント用窓部にそれぞれ嵌め込み可能となっている。この状態の化粧プレートを、壁板又は床板に設けた開口周縁に、前記表枠体及び前記固定枠を介して添設固定すると、枠体用窓部から室内側に露出する枠体の挿通孔部は、枠体の上下方向の中心から上方に偏って位置しており、これに、温水プラグのプラグ筒を嵌め込んで、前記プラグ筒内のプラグ部をプラグ接続筒部に接続させると、熱源機と放熱機との間で、温水が循環する。
このものでは、1つの化粧プレート内に、一対のコンセント本体を具備させた枠体と電気コンセントを左右に並列させた状態に取り付けられ、例えば、正面から見て、化粧プレートの左寄りに枠体用窓部が、右寄りに電気コンセント用窓部が位置する場合は、温水コンセントの右側に電気コンセントが位置する組み付け状態となる。この状態から、温水コンセントの左側に電気コンセントが位置するように、温水コンセントと電気コンセントの左右の位置を変えたい場合は、化粧プレートと表枠体それぞれ、壁板又は床板に沿って180度回転させて上下を逆転させる。これにより、化粧プレートの右寄りに枠体用窓部が、左寄りに電気コンセント用窓部が位置する態様となる。枠体用窓部及び電気コンセント用窓部は、上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線に対して対称形状に形成されているから、化粧プレートを上下逆転させても、枠体及び電気コンセントは上下逆転させることなく、元の姿勢のまま、枠体用窓部及び電気コンセント用窓部に各々嵌め込むことが出来る。
また、表枠体は、化粧プレートと同様に、上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線に対して対称形状に形成されていると共に、前記係合部及び被係合部は、化粧プレートを上下逆転させても係合可能に設定されているから、表枠体の上下を逆転させても、固定枠は、プラグ接続筒部を上方に偏って位置させた元の姿勢のままで固定枠用取付部に取付可能であり、上下逆転させた化粧プレートも係合可能である。
上記温水コンセントの取付構造において、好ましくは、『前記コンセント本体は、前記プラグ接続筒部と前記配管接続筒部とが直角に交わる略L字状体とし、
前記プラグ接続筒部を所定の間隔をおいて並列状態に固定する継手ホルダーが設けられ、
前記継手ホルダーは、前記固定枠の上下方向の中心から上方に偏った位置に固定されると共に、前記枠体の挿通孔部に差し込み可能で且つ前記温水プラグのプラグ筒が外嵌可能とし、
前記固定枠における前記継手ホルダーの下方には、配管接続筒部を目視可能な配管接続筒部確認用窓部が設けられている』ことである。
一対のコンセント本体のプラグ接続筒部が所定の間隔をおいて左右に並列するように固定された継手ホルダーを、固定枠の上下方向の中心から上方域に固定し、この固定枠を壁板又は床板の開口の周縁に添設されている表枠体に取り付ける。これにより、壁板又は床板の表側(室内側)にプラグ接続筒部が継手ホルダーに固定された状態で突出し、その裏側(室外側)に、配管接続筒部が壁板又は床板に沿って位置する態様となる。なお、配管接続筒部には予め室外側温水配管の往路又は復路を接続しておく。
そして、室内側に突出している継手ホルダーに温水プラグのプラグ筒を外嵌させて、プラグ接続筒部に温水プラグのプラグ部を接続させれば、化粧プレートを取り付ける前に通水試験を行うことが出来る。配管接続筒部と室外側温水配管との接続部における水漏れの有無は、固定枠に設けた配管接続筒部確認用窓部から確認することが出来る。
上記温水コンセントの取付構造において、好ましくは、『前記化粧プレートの表面には、枠体用窓部を閉塞可能なスライド式のカバー部が設けられ、
前記カバー部は、電気コンセント用窓部と反対方向にスライドさせることにより開放可能に設定されている』ことである。
カバー部の閉塞状態では、化粧プレートの表面には、カバー部と、電気コンセント用窓部に嵌め込まれた電気コンセントが左右に並列する態様にある。温水コンセント使用時には、カバー部を電気コンセントと反対側にスライドさせれば、枠体用窓部を開放させて、枠体用窓部から、温水コンセントの枠体を露出させることが出来る。このように、閉塞状態にあるカバー部は、化粧プレートの上下の向きに関わらず、電気コンセントと反対方向、すなわち、化粧プレートの外側に向かってスライドさせることで、開放させることが出来るので、スライド方向を迷うことなく開放時の操作が容易である。
さらに、上記温水コンセントの取付構造において、好ましくは、『前記化粧プレートの裏面の、枠体用窓部と電気コンセント用窓部との間には、温水コンセントの配設域と電気コンセントの配設域を遮蔽する隔壁が設けられている』ことである。
化粧プレートの裏面にて、枠体用窓部に嵌め込まれている温水コンセントと、電気コンセント用窓部に嵌め込まれている電気コンセントとは、隔壁によって隔離させているから、温水コンセントの配管接続筒部に接続される室外側温水配管と、電気コンセントから延長している電気配線が相互に干渉する不都合を防止することが出来、安全性が向上する。
本発明によれば、壁板又は床板に添設させる1つの化粧プレートに、温水コンセントと電気コンセントを具備させる構成としたから、室内の放熱機から延長している温水プラグを、化粧プレート内の温水コンセントに差し込んで温水接続すると同時に、電源プラグを化粧プレート内の電気コンセントに差し込んで電気接続することが出来る。よって、温水プラグを温水コンセントに接続した後で、電気コンセントを探したり、電気コンセントが見当たらないために、ファンヒータや床暖房器具等を希望する場所に設置出来ないといった不都合はなく、ファンヒータ等の使い勝手を良くすることが出来る。
また、化粧プレートを、壁板又は床板に沿って180度回転させて上下を逆転させるだけで、温水コンセントの上下の向きを変えることなく、温水コンセントと電気コンセントの左右の位置を入れ替えて設置することが出来るから、室外における室外側温水配管と電気配線の関係、または室内におけるファンヒータ等の放熱器の設置場所等に応じて、温水コンセントと電気コンセントの左右の位置の入れ替え作業を、現場で容易に実行することが出来、化粧プレートを新たに用意する必要もないから、使い勝手の良い温水コンセントの取付構造を提供することが出来る。
本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の固定枠と、継手ホルダーと、コンセント本体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の枠体と、化粧プレートの裏側を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の表枠体と、固定枠と、電気コンセントとを示す正面図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の組み付け完了状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の他の使用形態を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態の温水コンセントの取付構造の他の使用形態を示す正面図である。 従来の温水コンセントと温水プラグの説明図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明の実施の形態における電気コンセント付きの温水コンセントを壁板(W)へ取り付ける取付構造を示す分解斜視図である。
なお、この実施の形態では、壁板(W)を前方側から見たときの奥行き方向を表裏方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
この実施の形態のものは、金属製の表枠体(3)と裏枠体(35)を使って、壁板(W)に設けた開口(W0)に、温水コンセント(1)と電気コンセント(6)を並列させて取り付けると共に、これら温水コンセント(1)と電気コンセント(6)を表面から覆うように、化粧プレート(2)を取り付ける取付構造に関する。
まず、表枠体(3)について説明する。
表枠体(3)は、壁板(W)の表面に添設させると共に、壁板(W)よりやや小さく形成された矩形開放部(30)が形成されているもので、矩形開放部(30)のうち、図面において左寄りの範囲を、温水コンセント(1)の固定枠(11)を取り付けるための固定枠用取付部(30a)とし、その右側の範囲を、電気コンセント(6)を取り付けるための電気コンセント用取付部(30b)とする。
固定枠用取付部(30a)の上下辺には固定枠用取付部(30a)を囲むように、4つのネジ孔(31)が形成されており、電気コンセント用取付部(30b)の上下辺近傍の中央には、ネジ孔(32)が一つずつ形成されている。
また、表枠体(3)の四隅には、壁板(W)の開口(W0)を介して、裏枠体(35)の四隅に形成されたネジ孔(34)に対応するネジ挿通孔(33)が形成されている。
なお、表枠体(3)の形状は、上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線(X1)に対して、上下に対称な形状に形成されている。
表枠体(3)の固定枠用取付部(30a)にネジ止めされる固定枠(11)は、図2に示すように、表枠体(3)に対して平行な、上下に張り出している張出片(11a)と、これら上下の張出片(11a)の基端辺から連結片(11b)を介して、一段奥まって設けられる取付板(11c)とからなる金属板であり、張出片(11a)には、固定枠(11)を固定枠用取付部(30a)に対応させたとき、ネジ孔(31)に対応する各位置にネジ挿通孔(13)が形成されていると共に、その中央には、後述する化粧プレート(2)の係合片(25)を係合させる係合孔(14)が形成されている。
コンセント本体は、横長長円形の継手ホルダー(12)の挿通孔に差し込まれるプラグ接続筒部(10a)と、プラグ接続筒部(10a)に対して直角方向に延長する配管接続筒部(10b)とから略L字状に形成されてあり、継手ホルダー(12)を、固定枠(11)の取付板(11c)の上部域にネジ止めすることにより、固定枠(11)の取付板(11c)の上部域に、プラグ接続筒部(10a)を具備する継手ホルダー(12)が室内側に突出し、配管接続筒部(10b)が、取付板(11c)の裏面にて取付板(11c)に沿って垂下する態様となる。これら一対の配管接続筒部(10b)は、継手ホルダー(12)の下方の取付板(11c)に開放させた2つの配管接続筒部確認用窓部(15)を介して、それぞれ表面側から確認可能である。
なお、継手ホルダー(12)は、後述する温水プラグのプラグ筒が外嵌可能な大きさ形状に形成されているものとする。
電気コンセント(6)は、電気コンセント本体(60)と前記コンセント本体の周縁から張り出させた取付基板(61)とを備え、表枠体(3)の電気コンセント用取付部(30b)に対応させたとき、表枠体(3)のネジ孔(32)に対応する取付基板(61)の上下中央の各位置に、ネジ挿通孔(62)が形成されている。
固定枠(11)の表面側には、樹脂製の枠体(20)を介して、化粧プレート(2)がセットされる。
枠体(20)は、図1及び図3に示すように、継手ホルダー(12)が挿入可能で且つ温水プラグのプラグ筒が内嵌可能な挿通孔部(20a)が上部域に設けられていると共に、挿通孔部(20a)の下方には、コンセント本体のプラグ接続筒部(10a)に被嵌させる一対の保護キャップ(図示せず)を収容するための保護キャップ収容部(29)が設けられている。挿通孔部(20a)の上方域及び保護キャップ収容部(29)の下方域の中央の、固定枠(11)の係合孔(14)に対応する各位置には、透孔(24)が形成されている。
なお、この実施の形態では、一対のコンセント本体と継手ホルダー(12)と固定枠(11)と枠体(20)との組付体を温水コンセント(1)とする。
化粧プレート(2)には、枠体(20)を嵌め込み可能な枠体用窓部(21)と、電気コンセントが嵌め込み可能な電気コンセント用窓部(22)とが左右方向に並設されており、図3に示すように、枠体用窓部(21)と電気コンセント用窓部(22)との間には、隔壁(23)を設けて、温水コンセント(1)の配設域と電気コンセント(6)の配設域とを遮蔽している。
また、枠体用窓部(21)の裏面の上下辺中央からは、固定枠(11)の係合孔(14)に係合可能な係合片(25)が突設されている。
なお、化粧プレート(2)の形状は、図1に示す上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線(X2)に対して上下に対称な形状に形成されている。
化粧プレート(2)の表面には、枠体用窓部(21)を閉塞可能なスライド式のカバー部(26)が設けられている。閉塞状態にあるカバー部(26)を、電気コンセント用窓部(22)と反対方向にスライドさせれば、枠体用窓部(21)を開放させることが出来る。
なお、枠体(20)の表面にて、電気コンセント用窓部(22)側の表面が枠体用窓部(21)側の表面より一段高くなるように段部(2a)が形成されており、カバー部(26)で枠体用窓部(21)を閉塞した状態では、カバー部(26)の表面と電気コンセント用窓部(22)側の表面とが面一となるように設定されていると共に、段部(2a)に当接した状態のカバー部(26)はそれ以上、電気コンセント用窓部(22)側へスライドさせることが出来ないので、カバー部(26)を間違った方向にスライドしたり、スライド方向を迷ったりする不都合はない。
以下、表枠体(3)と裏枠体(35)とを利用して、温水コンセント(1)と電気コンセント(6)とを壁面(W)に取り付ける作業工程について説明する。
まず、壁板(W)に所定の大きさの開口(W0)を切り抜き、開口(W0)から、予め壁板(W)の裏側に設置されている温水配管や電気配線(図示せず)を室内に引き出して、室内にて、温水配管の往路・復路のそれぞれを、一対のコンセント本体の配管接続筒部(10b)に継手を介して接続する。なお、コンセント本体は、図2に示すように、継手ホルダー(12)を介して固定枠(11)に固定されているものとする。
同様に、電気コンセント(6)に電気配線を接続する。
固定枠(11)及び電気コンセント(6)を、裏枠体(35)及び表枠体(3)内に挿通させ、裏枠体(35)を開口(W0)から壁板(W)の裏側に挿入させ、表枠体(3)と裏枠体(35)で壁板(W)の開口(W0)周縁を挟圧し、取付ネジ(N1)を表枠体(3)のネジ挿通孔(33)に挿通させると共に裏枠体(35)のネジ孔(34)に螺合させて締め付ける。これにより、表枠体(3)と裏枠体(35)は、開口(W0)の周縁を挟圧する態様で壁板(W)の表裏に添設固定される。
その後、固定枠用取付部(30a)のネジ孔(31)に、固定枠(11)のネジ挿通孔(13)を合わせ、取付ネジ(N2)で締め付けることにより、図4に示すように、固定枠用取付部(30a)に固定枠(11)が固定される。
この状態にて、温水プラグのプラグ筒を継手ホルダー(12)に外嵌させて、通水状態とし、配管接続筒部(10b)と温水配管の接続状態を、固定枠(11)と固定枠用取付部(30a)との隙間に指を入れての感触検査や、配管接続筒部確認用窓部(15)からの目視検査により、漏れ等がないかの確認作業を行う。
その後、電気コンセント用取付部(30b)のネジ孔(32)に電気コンセント(6)の取付基板(61)のネジ挿通孔(62)を、それぞれ合わせて取付ネジ(N3)で締め付けることにより、電気コンセント用取付部(30b)に電気コンセント(6)を固定する。
そして、図3に示すように、化粧プレート(2)の裏側から枠体用窓部(21)に枠体(20)を嵌め込む。枠体用窓部(21)の周縁に沿った化粧プレート(2)の裏面には、上下中央に係合片(25)が、電気コンセント用窓部(22)側の一側辺には隔壁(23)が、他側辺に沿った上下2個所には位置決め突起(27)が、それぞれ突設されており、図3に示すように、係合片(25)を枠体(20)の透孔(24)に挿通させると共に、隔壁(23)と位置決め突起(27)間に挟持させる態様で、枠体(20)は化粧プレート(2)に仮固定された状態に嵌め込まれる。
枠体(20)を仮固定させた化粧プレート(2)を、図4に示すように、固定枠(11)及び電気コンセント(6)が固定された表枠体(3)の表面に、透孔(24)から突出させた係合片(25)を固定枠(11)の係合孔(14)に係合させ且つ挿通孔部(20a)に継手ホルダー(12)を挿入させる態様で取り付ける。これにより、図5に示すように、化粧プレート(2)の表面から見て、右側に電気コンセント(6)が、その左側に温水コンセント(1)が位置する態様で、電気コンセント付きの温水コンセントの壁板(W)への取り付け作業が完了する。
この例では、カバー部(26)は左側方にスライドさせることにより、温水コンセント(1)を露出させることが出来、図6に示すように、ファンヒータ等の放熱機から延びる室内側温水配管に接続させた温水プラグ(7)のプラグ筒(70)を挿通孔部(20a)内に嵌め込めば、温水接続させることが出来る。これと同時に、電気コンセント(6)に電気プラグ(図示せず)を差し込んで電気接続させることが出来るので、放熱器の使い勝手が向上する。
なお、化粧プレート(2)の裏面にて、温水コンセント(1)の取付範囲と電気コンセント(6)の取付範囲との間に設けた隔壁(23)によって、温水コンセント(1)に接続される室外側温水配管と、電気コンセント(6)に接続している電気配線が相互に干渉する不都合を防止することが出来るから、安全性の高い、電気コンセント付きの温水コンセントを提供することが出来る。
上記実施の形態では、図5に示すように、温水コンセント(1)の右側に電気コンセント(6)が位置するように化粧プレート(2)にセットされた構成としたが、温水コンセント(1)と電気コンセント(6)の位置を左右入れ替えて使用したい場合は、図7に示すように、表枠体(3)と化粧プレート(2)を、壁板(W)に沿った姿勢で180度回転させて上下を逆転させる。これにより、上述した使用例に対して、表枠体(3)では、固定枠用取付部(30a)と電気コンセント用取付部(30b)の位置が左右逆になり、化粧プレート(2)では、枠体用窓部(21)と電気コンセント用窓部(22)の位置が左右逆になる。
表枠体(3)を上下逆転させても、四隅のネジ挿通孔(33)は、裏枠体(35)のネジ孔(34)に対応するように設定されてあるため、取付ネジ(N1)の締め付けによって、表枠体(3)と裏枠体(35)とで、開口(W0)の周縁を挟圧して、表枠体(3)を壁板(W)の表面に添設固定することが出来る。
表枠体(3)は、図1に示す中心線(X1)に対して対称な形状に形成されているから、表枠体(3)の上下が逆転しても、固定枠用取付部(30a)には固定枠(11)が、電気コンセント用取付部(30b)には電気コンセント(6)が、各々姿勢を変えることなく取付可能である。
これにより、表枠体(3)において、右側に温水コンセント(1)の固定枠(11)が、その左側に電気コンセント(6)が並列して取り付けられる態様となる。
また、化粧プレート(2)も、図1に示す中心線(X2)に対して対称な形状に形成されているから、化粧プレート(2)の上下を逆転させて、右寄りに枠体用窓部(21)が、その左側に電気コンセント用窓部(22)が位置する態様としても、枠体用窓部(21)に枠体(20)を、姿勢を変えずに嵌め込むことが出来、化粧プレート(2)の裏側に突設させた係合片(25)を、枠体(20)の透孔(24)を挿通させた後に、固定枠(11)の係合孔(14)に係止させて、化粧プレート(2)を取り付けることが出来る。
これにより、図8に示すように、化粧プレート(2)の左寄りに位置する電気コンセント用窓部(22)から電気コンセント(6)を露出させることが出来ると共に、その右側に位置する枠体用窓部(21)から、温水コンセント(1)を、プラグ接続筒部(10a)が上部域に位置する元の姿勢を変えずに露出させることが出来る。よって、温水プラグ(7)も姿勢を変えずに接続させることが出来る。
このように、本発明実施の形態のものでは、温水コンセント(1)及び電気コンセント(6)の姿勢を変えずに、左右の位置を変更することが出来るので、電気コンセントを具備させた温水コンセントの使い勝手がさらに良好となる。
また、本発明は、電気コンセントを具備しない温水コンセントの取付構造にも採用可能である。例えば、化粧プレートの設置場所に応じて、カバー部をスライドし易いように、化粧プレートの上下を設定することが出来るので使い勝手が良いものとなる。
また、上記実施の形態では、化粧プレートは壁板に設ける構成としたが、床板に設けることも可能である。
(10a) ・・・・・・・・プラグ接続筒部
(10b) ・・・・・・・・配管接続筒部
(2) ・・・・・・・・・化粧プレート
(20)・・・・・・・・・枠体
(20a) ・・・・・・・・挿通孔部
(21)・・・・・・・・・枠体用窓部
(22)・・・・・・・・・電気コンセント用窓部
(W) ・・・・・・・・・壁板
(W0)・・・・・・・・・開口
(6) ・・・・・・・・・電気コンセント
(X2)・・・・・・・・・中心線

Claims (4)

  1. 一端に室外の熱源機から延長する室外側温水配管の往路又は復路が接続される配管接続筒部を有し且つ、他端に室内の放熱機から延長する室内側温水配管の往路又は復路に接続される温水プラグのプラグ部が着脱自在に接続されるプラグ接続筒部を有する一対のコンセント本体と、
    前記一対のプラグ接続筒部が所定の間隔をおいて左右に並列した状態で挿通される挿通孔部が、上下方向の中心よりも上方に偏った位置に設けられた枠体と、
    壁板又は床板に設けた開口を覆うように壁板又は床板の表面に、表枠体及び固定枠を介して添設されると共に、前記枠体を嵌め込み可能な枠体用窓部と電気コンセントが嵌め込み可能な電気コンセント用窓部とが左右方向に並列するように設けられている化粧プレートとを備え、
    前記枠体用窓部及び電気コンセント用窓部は、それぞれ、上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線に対して対称形状に形成されており、
    前記開口の周縁の壁板又は床板は、前記表枠体と裏枠体とで表裏から挟圧され、
    前記固定枠の上下方向の中心から上方に偏った位置から、前記プラグ接続筒部が前記枠体の挿通孔部に向かって突出するように前記固定枠に前記コンセント本体が固定され、
    前記表枠体には、前記固定枠が取り付られる固定枠用取付部と、電気コンセントが取り付けられる電気コンセント用取付部が左右方向に並列するように設けられ、
    前記表枠体は上下方向の中心を通り左右方向に沿った中心線に対して対称形状に形成されており、
    前記化粧プレートと前記固定枠には、相互に係合可能な係合部又は被係合部が各々設けられ、
    これら係合部及び被係合部は、前記化粧プレートを上下逆転させても係合可能に設定されている温水コンセントの取付構造。
  2. 請求項1に記載の温水コンセントの取付構造において、
    前記コンセント本体は、前記プラグ接続筒部と前記配管接続筒部とが直角に交わる略L字状体とし、
    前記プラグ接続筒部を所定の間隔をおいて並列状態に固定する継手ホルダーが設けられ、
    前記継手ホルダーは、前記固定枠の上下方向の中心から上方に偏った位置に固定されると共に、前記枠体の挿通孔部に差し込み可能で且つ前記温水プラグのプラグ筒が外嵌可能とし、
    前記固定枠における前記継手ホルダーの下方には、配管接続筒部を目視可能な配管接続筒部確認用窓部が設けられている温水コンセントの取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の温水コンセントの取付構造において、
    前記化粧プレートの表面には、枠体用窓部を閉塞可能なスライド式のカバー部が設けられ、
    前記カバー部は、電気コンセント用窓部と反対方向にスライドさせることにより開放可能に設定されている温水コンセントの取付構造。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の温水コンセントの取付構造において、
    前記化粧プレートの裏面の、枠体用窓部と電気コンセント用窓部との間には、温水コンセントの配設域と電気コンセントの配設域を遮蔽する隔壁が設けられている温水コンセントの取付構造。
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