JP5191835B2 - 温水コンセント - Google Patents

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Description

本発明は、温水コンセント、特に、室外配管に接続されているコンセント本体が、壁板内に設置されたボックス内に収容された構成の温水コンセントに関する。
温水循環暖房装置に使用される温水コンセントは、一般に、図4に示すように、室外の熱源機(4)から延びる一対の室外配管(40a)(40b)の先端に接続されるコンセント本体(1)が、壁板(3)に設けた開口(30)内に設置されている金属製又は合成樹脂製のボックス(2)内に収容されてあり、コンセント本体(1)の室内側の正面には、室内の放熱機(41)から延びる一対の室内配管(42a)(42b)の先端に接続されている温水プラグ(5)の各プラグ筒(50a)(50b)がそれぞれ差し込み可能なプラグ接続部(10a)(10b)が開口している。
コンセント本体(1)は、その上端部に突設させたフランジ部(18)を、ボックス(2)の背面板(22)に、取付ネジ(19)でネジ止めすることにより、ボックス(2)内に固定されている。
又、ボックス(2)の底板(23)の奥部分には、前記室外配管(40a)(40b)の先端がそれぞれ接続されている配管継手部(21)が水密状態に貫通固定された状態となっており、この配管継手部(21)に、コンセント本体(1)の配管接続部(11)をそれぞれ接続させる。
プラグ接続部(10a)(10b)から前記配管接続部(11)に続く各流路内には、水平移動する第1弁体(43a)とこれに連動して垂直移動する第2弁体(43b)、これら第1弁体(43a)及び第2弁体(43b)を室内側及び上方へそれぞれ付勢するバネ(44a)(44b)、及び、第1弁体(43a)から室内側へ突設されている弁軸(45)が収容されている。プラグ接続部(10a)(10b)内に、温水プラグ(5)のプラグ筒(50a)(50b)が差し込まれると、プラグ筒(50a)(50b)内の弁体(51)で前記弁軸(45)が奥へ押され、これにより、第1弁体(43a)及び第2弁体(43b)がそれぞれ所定の方向に移動させられて開弁する。これにより、室外配管(40a)(40b)と室内配管(50a)(50b)とが連通し、熱源機(4)と放熱機(41)との間に往路及び復路からなる循環流路が構成される。
そして、プラグ筒(50a)(50b)をプラグ接続部(10a)(10b)から引き抜いて、温水プラグ(5)をコンセント本体(1)から取り外すと、第1弁体(43a)及び第2弁体(43b)は、前記バネ(44a)(44b)の弾性復帰力により閉弁位置に復帰し、前記循環流路は遮断される。
又、プラグ接続部(10a)(10b)の下方のコンセント本体(1)の中央には、前記循環流路の往路又は復路連通させる凍結防止弁(52)を収容した凍結防止弁収容筒部(12)が設けてある。これらプラグ接続部(10a)(10b)の不使用時には、それぞれ保護キャップ(48)(48)が水密状態に装着されている。
尚、図4に示すコンセント本体(1)の上部域は、プラグ接続部(10a)又は(10b)を通る縦断面図を示してあり、下部域は、凍結防止弁収容筒部(12)を通る中心線を通る縦断面図を示してあり、図4はこれらを組み合わせた変則的な断面図である。
ボックス(2)は、図5に示すように、正面側の矩形開放端部(28)周縁の上辺の両端近傍から、舌片(24)(24)が垂下していると共に、下辺には、立ち上がり片(25)が直立しており、これら舌片(24)(24)及び立ち上がり片(25)に、前記壁板(3)の開口(30)の表面に添設させる枠体(32)がネジ止めされる。
枠体(32)には、プラグ接続部(10a)(10b)及び凍結防止弁(52)の操作部(49)を露出させる開口部(33a)(33b)が上下に形成されていると共に、枠体(32)の下端部には、プラグの取外し時に滴下する微小漏水を受けるための受け皿(35)が設けられてあり、前記受け皿(35)に連通する排水孔(36)が前記枠体(32)を貫通している。
枠体(32)の表面側は、枠体(32)の上端に回動自在に軸支させた化粧板(34)によって被覆されてあり、温水コンセントの使用時に、化粧板(34)を上方へ回動させて開放させると、枠体(32)の開口部(33a)(33b)から、プラグ接続部(10a)(10b)及び検査用筒部(12)が露出し、下端部には、前記排水孔(36)が開放する態様となる。
又、ボックス(2)の前記立ち上がり片(25)の中央には、凹状切欠部(20)が上方に開放するように形成されてあり、プラグ取外し時にボックス(2)の底板(23)上に滴下した漏水は、前記凹状切欠部(20)を超えて、受け皿(35)内に滴下する。受け皿(35)内に貯留した水は、排水孔(36)から排出することができるため、壁板(3)の内部へ漏水が浸入することはない。
この種の温水コンセントにおいて、放熱機(41)として、最新式の温水暖房装置を使用するために、コンセント本体(1)を温水プラグ(5)と共に取替えなければならないことがある。そのような場合、既設のボックス(2)はそのままで、コンセント本体(1)と温水プラグ(5)のみを新式のものに交換する。
新式のコンセント本体(1)の配管接続部(11)の開放端の形状を、旧式のものと同一形状に形成しておけば、旧式のコンセント本体(1)をボックス(2)から取り出して、新式のコンセント本体(1)をボックス(2)内に新たに収容する際、新式のコンセント本体(1)の配管接続部(11)を既設の配管継手部(21)に当接させてネジ止めするだけで、旧式から新式へのコンセント本体(1)の交換が完了する。
実開昭56−144891号公報 実開昭57−11421号公報
しかしながら、ボックス(2)が設置される開口(30)は、一般に、壁板(3)の下端近傍域に設けられていることが多いため、コンセント本体(1)の交換作業には、姿勢を低くして作業しなければならず、作業がやり辛い。又、ボックス(2)はそれほど大きくないため、矩形開放端部(28)からボックス(2)の内部が見え難い。これら理由により、ボックス(2)内に固定されている配管継手部(21)に対して、新式のコンセント本体(1)の配管接続部(11)の位置合わせが困難であるという不都合がある。コンセント本体(1)の取り付け位置がずれると、配管接続部(11)と配管継手部(21)とのシール性が不十分となり、両者の接続部分から循環水が漏れるといった問題が生じる。
本発明は、『室外の熱源器から延長する室外配管が配管継手部を介してそれぞれ水密状態に接続される配管接続部と、室内の放熱器から延長する室内配管が接続された温水プラグが着脱自在に接続されるプラグ接続部を具備するコンセント本体を、矩形開放端部が室内に向かって開放するように壁板内に設置されているボックス内に収容させる温水コンセント』において、コンセント本体の交換が容易に且つ確実に行えるようにすることを課題とする。
(1)請求項1に係る発明の温水コンセントは、『前記コンセント本体の左右両側部に、前記ボックスの前記矩形開放端部の左右両側辺に略接触状態に沿う外側垂直辺を有する左右ガイド片が設けられ、
前記コンセント本体の下部に、前記ボックスの前記矩形開放端部の下辺に略接触状態に沿う下ガイド片が設けられ、
前記左右ガイド片の外側垂直辺を前記矩形開放端部の左右両側辺に、前記下ガイド片の下端を前記矩形開放端部の下辺に、それぞれ略接触させながら、前記コンセント本体を前記ボックス内に収容させると、前記配管接続部の開放端が、前記ボックスに貫通固定されている前記配管継手部の室内側開放端に水密状態に当接すること』を特徴とするものである。
上記技術的手段は次のように作用する。
旧式のコンセント本体を壁板内のボックスから取り出した後、壁板内に残存させている既設のボックス内に新式のコンセント本体を収容する。このとき、コンセント本体の両側に設けた左右ガイド片の外側垂直辺を、ボックスの矩形開放端部の左右両側辺に略接触させると同時に、コンセント本体の下ガイド片の下端を前記矩形開放端部の下辺に略接触させながらコンセント本体をボックス内に挿入していく。
コンセント本体の左右両側においては、左右ガイド片の外側垂直辺をボックスの矩形開放端部の左右両側辺に対して平行に位置させない限り、コンセント本体をボックス内に収容することができないから、左右ガイド片の外側垂直辺をボックスの矩形開放端部の左右両側辺に沿わせるだけで、コンセント本体はボックスに対して横方向及び回転方向にずれることなく位置決めされる。さらに、コンセント本体の下ガイド片の下端を前記矩形開放端部の下辺に略接触させることにより、コンセント本体は縦方向にも位置決めされる。 よって、そのまま真直ぐボックスの奥へ押し込めば、コンセント本体は正しい姿勢で、ボックス内に収容され、コンセント本体の配管接続部の開放端を、ボックス内に固定されたままの配管継手部の室内側開放端に確実に当接させることができる。この状態で、コンセント本体をボックスにネジ止め等により固定すれば、コンセント本体の配管接続部を配管継手部に水密状態に接続された状態にボックス内に収容することができる。
(2)請求項2に係る発明の温水コンセントは、請求項1に記載のものにおいて、『前記下ガイド片は、前記プラグ接続部の下方に設けられている凍結防止弁収容筒部の下円弧状部分とし、
前記下円弧状部分を、ボックスの前記矩形開放端部の下辺中央部に設けた凹状切欠部内に略接触状態に収容可能な大きさ形状に設定した』もので、コンセント本体の左右ガイド片の外側垂直辺を、ボックスの矩形開放端部の左右両側辺に合わせると同時に、コンセント本体の凍結防止弁収容筒部の下円弧状部分を、ボックスの前記矩形開放端部の下辺中央部に設けた凹状切欠部に合わせることにより、コンセント本体は、ボックスに対して、奥行き方向にも斜めに歪むこともなく、前記ボックス内に収容することができる。
(3)請求項3に係る発明の温水コンセントは、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、『前記コンセント本体の上部から前記ボックスの背面板側へ向かって支持脚が延長形成され、
前記支持脚の延長長さは、前記配管接続部の開放端が前記配管継手部の室内側開放端に当接したとき、前記支持脚の延長端が前記ボックスの前記背面板に当接する長さに設定されている』もので、コンセント本体を、前記左右ガイド片と下ガイド片とを利用して既設のボックス内に挿入していくと、コンセント本体の配管接続部の開放端が配管継手部の室内側開放端に当接すると同時に、支持脚の延長端がボックスの背面板に当接する。これにより、コンセント本体が垂直姿勢で真直ぐボックス内に挿入されていることを確認することができる。又、コンセント本体の上部域が支持脚によって、ボックスの後方側から支持される態様となるから、プラグ接続部に温水プラグを装着させる際に、コンセント本体の上部域が温水プラグで押されても、コンセント本体が後方へ揺動することがない。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、コンセント本体の両側の左右ガイド片の外側垂直辺をボックスの矩形開放端部の左右両側辺に略接触させ且つコンセント本体の下ガイド片の下端を前記矩形開放端部の下辺に略接触させた状態で前記ボックス内に挿入するだけで、コンセント本体の配管接続部の開放端を、ボックス内の配管継手部の室内側開放端に、ずれることなく確実に当接させることができるから、ボックスが室内壁板の下端近傍域に設けられてあって、矩形開放端部からボックスの内部を確認しにくい場合であっても、コンセント本体を既設のボックス内に、正しい姿勢で挿入させることができ、正しく位置合わせされた状態に取り付けることが出来る。よって、既設のボックスに対するコンセント本体の交換作業が容易で且つ確実となり、コンセント本体の配管接続部の開放端がボックス内の配管継手部の室内側開放端に対してズレることがないから、循環水が接続部分から漏れる不都合を確実に防止することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、コンセント本体は上下左右に位置決めされると共に、さらに、奥行き方向にも斜めに歪むこともなく、ボックス内に収容させることができるから、ボックス内におけるコンセント本体の位置決めが一層確実となる。
また、請求項3に係る発明によれば、ボックス内の配管継手部に配管接続部を当接させた状態にボックス内で位置決め状態に収容されたコンセント本体の上部域は、支持脚によって後方側から支持され、後方(奥行き方向)に揺動することがないから、コンセント本体の上部域に、正面側から奥行き方向の力が加えられても、配管継手部と配管接続部との接続部にモーメント力が作用することがない。これにより、例えば、コンセント本体のプラグ接続部に温水プラグを装着する際にコンセント本体の上部域が温水プラグに奥行き方向に押されても、配管接続部が配管継手部に対してズレることがない。又、温水プラグの接続時にコンセント本体にかかる奥行き方向の力は、前記配管継手部と配管接続部との接続部と、支持脚のボックスの背面板への当接部とに分散されることとなるから、配管継手部と配管接続部との接続部にかかる負担を軽減させることができ、長期の使用によっても前記接続部を劣化させることがない。よって、前記接続部からの循環水の漏れを確実に防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明の実施の形態の温水コンセントの不使用時を示す縦断面図であり、図2は、コンセント本体(1)とボックス(2)のみを示す正面図である。尚、図1は、図4と同様に、コンセント本体(1)の上部域はプラグ接続部(10a)を通る縦断面図であり、下部域は、凍結防止弁収容筒部(12)を通る中央縦断面図である。
この温水コンセントは、従来例で示した室内側の放熱機(41)を最新式の温水暖房装置に変更する際に、放熱機(41)と共に取り替えられる新式のコンセント本体(1)を、既設のボックス(2)内に、正しく位置合わせされた状態で収容させるものである。
ボックス(2)は、旧式のコンセント本体(1)を取り外した後に、壁板(3)の開口(30)内に残存されたままになっているもので、基本的には、従来例で示した構成のものと同様に、室内側に開放する矩形開放端部(28)を有する略直方体状の中空の箱体が採用可能である。
ボックス(2)の底板(23)の奥には、室外配管(40a)(40b)がそれぞれ接続されている配管継手部(21)が水密状態に貫通固定されてある。
又、矩形開放端部(28)の下辺には、図1及び図2に示すように、立ち上がり片(25)が直立状態に設けられているとともに、その中央には、凹状切欠部(20)が上方に開放するように形成されてある。
次に、上記既設のボックス(2)に収容させる新式のコンセント本体(1)について説明する。
新式のコンセント本体(1)の正面側の上部域には、図2に示すように、フランジ板(13)が上下左右に張り出すように設けられてあり、このフランジ板(13)から室内側に向かって、筒状のプラグ接続部(10a)(10b)が水平方向に並列する態様で突設されている。又、前記フランジ板(13)の下方の、コンセント本体(1)の下部域の略中央には、凍結防止弁収容筒部(12)が同方向に突設されている。尚、凍結防止弁収容筒部(12)は、室内側への往路を構成する室外配管(40a)に連通するように設けられている。
フランジ板(13)の左右両側部には、一対の左右ガイド片(15)(15)が突設してあり、この左右ガイド片(15)の各々の外側端には、前記ボックス(2)の矩形開放端部(28)の両側垂直辺(26)に沿う外側垂直辺(16)が形成してある。これら両外側垂直辺(16)間の長さは、前記矩形開放端部(28)の両垂直辺(26)間の長さよりもわずかに短く設定してあり、コンセント本体(1)をボックス(2)内に収容する際には、左右ガイド片(15)(15)の両外側垂直辺(16)(16)が両垂直辺(26)(26)に略接触する態様となる。
尚、凍結防止弁収容筒部(12)は、その下側円弧状部の一部が、前記ボックス(2)の立ち上がり片(25)に設けられた前記凹状切欠部(20)内に、ちょうど嵌まり込む大きさに構成されてあり、凍結防止弁収容筒部(12)の下側円弧状部を凹状切欠部(20)内に対応させることにより、凍結防止弁収容筒部(12)の前記下側円弧状部を、下ガイド片(17)として機能させることができる。
又、フランジ部(13)の上部域の背面には、金属製の支持板(60)がネジ止めされていると共に、前記支持板(60)の一部は後方へ折り曲げられて、支持脚(6)を形成している。又、支持板(60)の上端部は、ボックス(2)の背面板(22)に取付ネジ(61)によってネジ止めされる。
前記プラグ接続部(10a)(10b)の各内部には、それぞれ、弁座(47)を具備させた筒部材(46)と、前記プラグ接続部(10a)(10b)内を開閉する弁体(43)と、温水コンセントの不使用時に前記弁体(43)を前記弁座(47)に圧接させる方向に付勢する付勢力を有するバネ(44)が収容されている。
コンセント本体(1)の背面側の下端には、前記プラグ接続部(10a)(10b)に連通する一対の配管接続部(11)(11)が設けてあり、これら配管接続部(11)(11)が、前記室外配管(40a)(40b)の先端が接続している配管継手部(21)(21)の室内側の開放端に、それぞれ水密状態に接続される。
配管接続部(11)が配管継手部(21)に接続された状態にて、前記支持脚(6)の延長端がボックス(2)の背面板(22)にちょうど当接するように、前記支持脚(6)の延長長さは設定されている。
尚、配管継手部(21)の室内側開放端には、シール性を確保するためにOリング(38)が設けてあり、配管接続部(11)の開放端を配管継手部(21)の室内側開放端にOリング(38)を介して対接させ、コンセント本体(1)の正面側から、締付ネジ(14)(14)(図2参照)を締め付けることにより、配管接続部(11)の開放端は、配管継手部(21)の室内側開放端に水密状態に固定される。
新式のコンセント本体(1)を既設のボックス(2)内に収容する際に、コンセント本体(1)の左右ガイド片(15)(15)の外側垂直辺(16)(16)を、 矩形解放端部(28)の両垂直辺(26)(26)に略接触させると同時に、凍結防止弁収容筒部(12)の下ガイド片(17)としての下側円弧状部を、ボックス(2)の立ち上がり片(25)の凹状切欠部(20)に略接触させ、その状態のまま真直ぐにボックス(2)内へ挿入させると、コンセント本体(1)の配管接続部(11)の開放端が、ボックス(2)内の配管継手部(21)の室内側開放端にちょうど当接すると同時に、コンセント本体(1)から延長させている支持脚(6)の延長端がボックス(2)の背面板(22)に当接するように各部の位置関係や長さは設定されている。
このように、コンセント本体(1)のフランジ部(13)の両側と凍結防止弁収容筒部(12)の下端部の3点を、ボックス(2)の矩形解放端部(28)の両垂直辺(26)(26)及び下辺の凹状切欠部(20)に略接触させるだけで、コンセント本体(1)は、上下及び左右方向、さらに、回転方向において位置決めされた状態となり、その状態のままボックス(2)内に真直ぐに挿入させたとき、支持脚(6)がボックス(2)の背面板(22)に当接することにより、ボックス(2)の前後方向にも位置決めされることとなる。この状態で、コンセント本体(1)の上方に設けた前記支持板(60)をボックス(2)の背面板(22)に取付ネジ(61)でネジ止めすると共に、コンセント本体(1)の下部域を締付ネジ(14)(14)で締め付けて配管継手部(21)に固定することにより、コンセント本体(1)の配管接続部(11)の開放端を配管継手部(21)の室内側開放端に確実に当接させた状態で、コンセント本体(1)を、ボックス(2)内にて、歪むことなく常に正しい姿勢で収容することができる。
これにより、ボックス(2)が壁板(3)の下端部近傍に設けられてあり、ボックス(2)に対するコンセント本体(1)の姿勢を目で確認しにくい場合であっても、コンセント本体(1)をボックス(2)に対して、常に正しく位置を合わせた状態で挿入することができ、コンセント本体(1)の配管接続部(11)をボックス(2)内の配管継手部(21)に確実に当接させることができる。よって、コンセント本体(1)のみを新式のものに取替えて、既設のボックス(2)に容易に且つ確実に設置することができ、ボックス(2)に対するコンセント本体(1)の位置がずれて、配管接続部(11)と配管継手部(21)との接続部から循環水が漏れる不都合は生じない。
尚、コンセント本体(1)をボックス(2)内に収容した後で、プラグ接続部(10a)(10b)に温水プラグ(5)が装着されない、温水コンセントの不使用時においては、図1に示すように、プラグ接続部(10a)(10b)にはそれぞれ保護キャップ(48)が嵌め込まれて、プラグ接続部(10a)(10b)を保護すると共に、プラグ接続部(10a)(10b)内への異物の混入を防止している。又、凍結防止弁収容筒部(12)からは、操作部(49)が飛び出している。
尚、保護キャップ(48)には、ボールチェーン(37)が板バネを介して連結してあり、温水コンセントの使用時には、ボールチェーン(37)を室内側へ引っ張れば、保護キャップ(48)をプラグ接続部(10a)(10b)から抜き取ることができる。
壁板(3)の開口(30)の室内側の周縁には、枠体(32)が添設されると共に、ボックス(2)の矩形解放端部(28)の上辺から垂下させている舌片(24)(24)にネジ止めにより固定されている。
枠体(32)には、従来のものと同様に、開口部(33a)(33b)が開放しており、上方の開口部(33a)からは前記プラグ接続部(10a)(10b)が、下方の開口部(33b)からは凍結防止弁(52)の操作部(49)が露出する態様となる。
又、上方の開口部(33a)の下部域には、プラグ接続部(10a)(10b)からの漏水を受ける受け皿(27)が設けられてあり、不使用時には、前述したボールチェーン(37)が収容される。
下方の開口部(33b)の下方には、プラグの取外し時に滴下する微小漏水を受ける受け皿(39)が設けてある。前記微小漏水は、前記立ち上がり片(25)の凹状切欠部(20)を超えて、前記受け皿(39)で受け止められ、前記受け皿(39)の前方に連通させた排水孔(36)を介して外部へ排出することができる。
枠体(32)の表側には、室内側へ揺動可能な化粧板(34)を、枠体(32)の上端に軸支するように取り付けて、コンセント本体(1)の取替えが完了する。
温水コンセントを使用する際には、化粧板(34)を上方へ回動させて、枠体(32)の開口部(33a)(33b)を開放させ、開口部(33a)から露出しているボールチェーン(37)を引っ張って、保護キャップ(48)をコンセント本体 (1)のプラグ接続部(10a)(10b)から取り外す。
そして、図3に示すように、温水プラグ(5)の一対のプラグ筒(50a)(50b)をコンセント本体(1)のプラグ接続部(10a)(10b)に差し込む。すると、温水プラグ(5)はコンセント本体(1)に対して抜け止め状態に接続されると共に、プラグ筒(50a)(50b)内の弁体(51)がプラグ接続部(10a)(10b)内の弁体(43)を開弁させ、室外の熱源機(4)と室内の放熱機(41)とが流路接続及び電気接続することにより、室側配管(40a)(40b)と室内配管(42a)(42b)との間に循環流路が形成され温水が循環する。
温水プラグ(5)のプラグ筒(50a)(50b)をコンセント本体(1)のプラグ接続部(10a)(10b)に差し込む際には、コンセント本体(1)の上部域に、ボックス(2)の奥行き方向の力が加えられるが、コンセント本体(1)の上部域は、支持脚(6)によって後方から支持されているから、コンセント本体(1)の上部域は後方へ揺動することはない。これにより、配管接続部(11)と配管継手部(21)との接続部に、コンセント本体(1)の揺動によるモーメント力が作用することがない。従って、コンセント本体(1)のプラグ接続部(10a)(10b)への温水プラグ(5)のプラグ筒(50a)(50b)の脱着を繰り返しても、配管接続部(11)が配管継手部(21)に対してズレることがないから、前記接続部からの循環水の漏れを確実に防止することができる。
又、コンセント本体(1)にかかる前記奥行き方向の力は、配管接続部(11)を介して配管継手部(21)にかかると同時に、フランジ板(13)、支持板(60)及び支持脚(6)を介してボックス(2)の背面板(22)にも分散されるから、支持脚(6)を具備させないものに比べて、配管継手部(21)と配管接続部(11)との接続部にかかる負担を軽減させることができる。このことから、長期に渡って温水プラグ(5)の脱着を繰り返しても、前記接続部に劣化やズレを生じさせることがなく、前記接続部からの水漏れを確実に防止することができる。
本願発明の実施の形態の温水コンセントの変則縦断面図。 本願発明の実施の形態の温水コンセントの正面図。 本願発明の実施の形態の温水コンセントの使用状態を示す変則縦断面図。 従来の温水コンセントの変則縦断面図。 従来のボックスの正面図。
符号の説明
(1) ・・・・・・・・コンセント本体
(10a)(10b)・・・・・プラグ接続部
(11)・・・・・・・・配管接続部
(15)・・・・・・・・左右ガイド片
(16)・・・・・・・・外側垂直辺
(17)・・・・・・・・下ガイド片
(2) ・・・・・・・・ボックス
(21)・・・・・・・・配管継手部
(26)・・・・・・・・左右両側辺
(28)・・・・・・・・矩形開放端部
(3) ・・・・・・・・壁板
(4) ・・・・・・・・熱源機
(41)・・・・・・・・放熱機
(40a)(40b)・・・・・室外配管
(5) ・・・・・・・・温水プラグ
(50a)(50b)・・・・・室内配管

Claims (3)

  1. 室外の熱源器から延長する室外配管が配管継手部を介してそれぞれ水密状態に接続される配管接続部と、室内の放熱器から延長する室内配管が接続された温水プラグが着脱自在に接続されるプラグ接続部を具備するコンセント本体を、矩形開放端部が室内に向かって開放するように壁板内に設置されているボックス内に収容させる温水コンセントにおいて、
    前記コンセント本体の左右両側部に、前記ボックスの前記矩形開放端部の左右両側辺に略接触状態に沿う外側垂直辺を有する左右ガイド片が設けられ、
    前記コンセント本体の下部に、前記ボックスの前記矩形開放端部の下辺に略接触状態に沿う下ガイド片が設けられ、
    前記左右ガイド片の外側垂直辺を前記矩形開放端部の左右両側辺に、前記下ガイド片の下端を前記矩形開放端部の下辺に、それぞれ略接触させながら、前記コンセント本体を前記ボックス内に収容させると、前記配管接続部の開放端が、前記ボックスに貫通固定されている前記配管継手部の室内側開放端に水密状態に当接することを特徴とする温水コンセント。
  2. 請求項1に記載の温水コンセントにおいて、前記下ガイド片は、前記プラグ接続部の下方に設けられている凍結防止弁収容筒部の下円弧状部分とし、
    前記下円弧状部分を、前記ボックスの前記矩形開放端部の下辺中央部に設けた凹状切欠部内に略接触状態に収容可能な大きさ形状に設定したことを特徴とする温水コンセント。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の温水コンセントにおいて、前記コンセント本体の上部から前記ボックスの背面板側へ向かって支持脚が延長形成され、
    前記支持脚の延長長さは、前記配管接続部の開放端が前記配管継手部の室内側開放端に当接したとき、前記支持脚の延長端が前記ボックスの前記背面板に当接する長さに設定されていることを特徴とする温水コンセント。
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