JP4348230B2 - 建物用エネルギー供給システムおよび変更方法 - Google Patents

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Description

この発明は、建物用エネルギー供給システムおよび建物に関するものである。
例えば、図6に示すように、現在の建物1は、内部に電気配線2が設けられており、こ
の電気配線2は商用電源3を供給・分配し管理する配電盤4に接続され、この電気配線2
の端末にはコンセント5が設けられている。これとは別に、この建物1には、内部に給湯
用の温水配管6が設けられており、この温水配管6は給湯器7に接続され、この温水配管
6の端末には温水蛇口8が取付けられている。
一方、近年、太陽光発電システムや燃料電池などの新エネルギー源の開発が急速に進め
られており、既存のエネルギー源とこれらの新エネルギー源とを組合せて利用する技術が
多数提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、建物1内に先行配管システムを設置することを提案したものも存在している(例
えば、特許文献3参照)。
特開2002−135980号公報 特開2001−338672号公報 特開2002−10428号公報
しかしながら、図6の建物1では、電気と温水との2つのエネルギー源が、それぞれ独
立の系統として別々に設けられていたため、集中して管理することができないという問題
があった。
また、上記特許文献1、2に記載された技術では、エネルギー源を室内へ導入するため
の配線や配管などのインフラ部分はこれまで通りのままとなっている。
上記特許文献3に記載された先行配管システムは、新しいインフラを提案してはいるも
のの、あくまでも現存するエネルギー源を想定したものに過ぎず、今後、更に進化した新
エネルギー源が登場してきた場合には対応することが困難である。
しかるに、建物の耐用年数が長期化するなかで、進化した新エネルギー源が次々と登場
した場合でも、新築時にこれに対応できる配線や配管などのインフラ部分を予め用意し整
備しておくことが必要となる。
上記課題を解決するために、本発明の建物用エネルギー供給システムは、電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設し、前記第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、前記第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、前記配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備え、前記第1の電気配線に接続される商用電源の交流配電盤と、前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを備えており、前記直流配電盤には、太陽光発電システム、燃料電池又は直流電力を蓄電可能な蓄電装置から電力が供給されており、温水を貯留する貯湯槽と、前記蓄電装置と、は前記集中管理ボックスによって管理されることを特徴としている。
また、本発明の建物用エネルギー供給システムは、電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設し、前記第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、前記第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、前記配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備え、前記第1の電気配線及び前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを備えており、前記直流配電盤には、燃料電池又は直流電力を蓄電可能な蓄電装置から電力が供給され、前記燃料電池には改質器を介して水素ガスが供給され、前記蓄電装置には太陽光発電システム又は前記燃料電池から電力が供給されており、温水を貯留する貯湯槽と前記蓄電装置とは前記集中管理ボックスによって管理されることを特徴としている。
さらに、本発明の建物用エネルギー供給システムの変更方法は、電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設し、前記第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、前記第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、前記配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備える建物用エネルギー供給システムを変化させる場合、前記第1の電気配線及び前記第2の電気配線に接続される交流配電盤と、直流電力を交流電力に変換して前記交流配電盤へ送るインバータ装置と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを、前記第1の電気配線に接続される商用電源の交流配電盤と、前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、直流電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスに交換するとともに、前記第2の端子を交流用のものから直流用のものに交換することを特徴としている。
さらに、本発明の建物用エネルギー供給システムの変更方法は、流体を供給可能な配管として第1の配管と第2の配管とを備えており、前記第1の電気配線に接続される商用電源の交流配電盤と、前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、直流電力を蓄電可能な蓄電装置と、第1の配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを、前記第1の電気配線及び前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、直流電力を蓄電可能
な蓄電装置と、前記第1の配管に接続される貯湯槽と、第2の配管に供給される燃料電池の改質器からの水素ガスと、を管理する集中管理ボックスに交換するとともに、前記第1の端子を交流用のものから直流用のものに交換し、前記第2の流体端子を水素ガスを取出し得るものに交換することを特徴としている。
本発明によれば、電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設することにより、エネルギーを集中管理すること
ができる。そして、上記少なくとも3系統の配線・配管群を備えることにより、将来登場する進化した新エネルギー源にも柔軟に対応することが可能となり、大掛かりな改修工事などを行わずに、新エネルギー源を導入することや、新エネルギー源と既存のエネルギー源とを併用することなどが可能となる。また、上記少なくとも3系統の配線・配管群を新築時に整備しておくことで、将来発生する新エネルギー源の導入コストを低減することができる。
また、本発明によれば、第1の電気配線に供給する電力と、第2の電気配線に供給する電力と、配管に供給する流体との少なくとも3系統のエネルギーを、集中管理可能な集中管理ボックスを備えることにより、集中管理ボックスを交換・改修するだけで、配管・配線類の工事やそれに伴う内装工事などを行わずに、エネルギー源の変化に柔軟に対応することが可能となる。
さらに、本発明によれば、第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備えることにより、端末コンセントや端子群を変更するだけで、配管・配線類の工事やそれに伴う内装工事などを行わずに、エネルギー源の変化に柔軟に対応することが可能となる。
そして、本発明によれば、上記と同様の作用効果を得ることができると共に、建物の耐用年数の長期化にも充分対応することが可能となる。
新エネルギー源に対応できるインフラを整備するという目的を、電力を供給可能な第1
の電気配線と、第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を
供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設する
、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。
図1に示すように、敷地11上に住宅などの建物12が構築されている。この建物12
は、この実施例では、下階部分13と上階部分14とからなる2階建構成とされている。
なお、上記建物12は、予め工場で組み立てられた箱状の建物ユニットを施工現場へ搬入
し、施工現場で複数個水平方向および垂直方向に組立てて構築するようにしたユニット建
物とすることもできる。
この実施例のものでは、建物12の屋内15における床下や天井裏や壁の中などの配索
可能なスペースに、電力を供給可能な第1の電気配線21と、この第1の電気配線21と
は独立して電力を供給可能な第2の電気配線22と、流体を供給可能な配管23との少な
くとも3系統の配線・配管群25を、一まとめにして敷設することにより、エネルギー源
の変化に対応可能な宅内インフラを構築する。なお、3系統の配線・配管群25に加えて
、他の配管・配線を増設しても良いことは言うまでもない。例えば、この実施例では、配
線・配管群25に第2の配管24を増設している。なお、配管23,24には、使用する
流体(例えば、温水、都市ガスやプロパンガスなどの燃料用の炭化水素ガス、或いは、そ
の他の燃料ガス、水素ガスなど)の全てに対して耐性を有する材質や規格のものを選定す
る。
そして、第1の電気配線21に供給する電力と、第2の電気配線22に供給する電力と
、配管23に供給する流体との少なくとも3系統のエネルギーを、集中管理可能な集中管
理ボックス31を屋外16などに備える。なお、第2の配管24を増設した場合には、集
中管理ボックス31は、第2の配管24に供給される流体を含む4系統のエネルギーを集
中管理可能なものとするべきことは言うまでもない。また、その他の配管・配線を増設し
た場合も同様である。そして、この集中管理ボックス31を、エネルギー源の変化に応じ
て交換・改修し得るように構成する。
更に、図2に示すように、第1の電気配線21から供給される電力を取出可能な第1の
端子35と、第2の電気配線22から供給される電力を取出可能な第2の端子36と、配
管23から供給される流体を取出可能な流体端子37との少なくとも3系統の端子群を、
まとめて具有する端末コンセント39を室内に備える。なお、第2の配管24を増設した
場合には、端末コンセント39は、第2の流体端子38を含む4系統の端子群を備えたも
のとすることは言うまでもない。なお、端末コンセント39に対する端子群の配置は任意
である。また、配線・配管群25に対する端末コンセント39の設置数や設置位置などは
任意である。そして、この端末コンセント39の構成を、エネルギー源の変化に応じて変
更し得るようにする。
上記をより具体的に説明すると、図1は新築時の状態を示しており、集中管理ボックス
31には、商用電源41と、給湯器42とが接続されている。また、集中管理ボックス3
1には、都市ガスやプロパンガスなどの炭化水素ガスの供給源Gが接続されている。そし
て、集中管理ボックス31により、第1の電気配線21と第2の電気配線22とには商用
電源41からの交流電力が供給されるようにし、配管23には給湯器42からの温水が供
給されるようにする。また、第2の配管24には都市ガスやプロパンガスなどの炭化水素
ガスが供給されるようにする(なお、第1の電気配線21と第2の電気配線22とは逆に
使用しても良い。また、配管23と第2の配管24とは逆に使用しても良い。以下、同様
である)。これにより、図2に示すように、端末コンセント39の第1の端子35と第2
の端子36とには商用電源41からの交流電力を取出し得るものを用い、流体端子37に
は給湯器42からの温水を取出し得るものを用いる。更に、第2の流体端子38には都市
ガスやプロパンガスなどの炭化水素ガスを取出し得るものを用いる。例えば、この場合に
は、第1の端子35と第2の端子36とには、現行の一般品(交流100V用のコンセン
ト)を採用する。流体端子37には、温水コンセントなどを採用する。第2の流体端子3
8には、現行の一般品(ワンタッチジョイント式のガス栓など)を採用する。
次に、図3に示すように、商用電源41に対し、太陽光発電システム43や燃料電池4
4などの新エネルギー源を併用するように変化させる場合、図1の集中管理ボックス31
を、商用電源41と、太陽光発電システム43や燃料電池44などの新エネルギー源とを
接続し得るものに交換・改修する(集中管理ボックス31a)。なお、この際、給湯器4
2は撤去される。また、集中管理ボックス31aは、都市ガスやプロパンガスなどの炭化
水素ガスの供給源Gをこれまで通り接続できるようにしても良い。この集中管理ボックス
31aは、商用電源41からの交流電力を供給・分配する配電盤45と、太陽光発電シス
テム43や燃料電池44などの新エネルギー源が発生する直流電力を交流電力に変換して
配電盤45へ送るインバータ装置46とを管理し得るように構成する。また、集中管理ボ
ックス31aは、燃料電池44が発生する温水を貯留する貯湯槽47を管理し得るように
構成する。そして、集中管理ボックス31aにより、第1の電気配線21と第2の電気配
線22とにはこれまで通り配電盤45からの交流電力が供給されるようにし、配管23に
は貯湯槽47からの温水が供給されるように変更する。また、第2の配管24にはこれま
で通り都市ガスやプロパンガスなどの炭化水素ガスが供給されるようにする。よって、端
末コンセント39は、変更しないでそのまま使用する。即ち、屋内15に設けられた配線
・配管群25などのインフラ部分はそのままにして、集中管理ボックス31aの交換・改
修のみによって対応させている。
そして、図4に示すように、太陽光発電システム43や燃料電池44などの新エネルギ
ー源を主とする独立電源方式に切替えつつ、商用電源41も補助的に残すように変化させ
る場合、図3の集中管理ボックス31aを、商用電源41と、太陽光発電システム43や
燃料電池44などの新エネルギー源を接続し得るものに交換・改修する(集中管理ボック
ス31b)。なお、集中管理ボックス31bは、都市ガスやプロパンガスなどの炭化水素
ガスの供給源Gをこれまで通り接続できるようにしても良い。この集中管理ボックス31
bは、商用電源41の配電盤45を管理し得るように構成する。また、集中管理ボックス
31bは、太陽光発電システム43や燃料電池44などの新エネルギー源が発生する直流
電力を蓄電可能なバッテリーなどの蓄電装置51と直流用の配電盤52とを管理し得るよ
うに構成する。更に、集中管理ボックス31bは、燃料電池44が発生する温水を貯留す
る貯湯槽47を管理し得るように構成する。そして、集中管理ボックス31bにより、第
1の電気配線21にはこれまで通り配電盤45からの交流電力が供給されるようにし、第
2の電気配線22には配電盤52からの直流電力が供給されるように変更し、配管23に
はこれまで通り貯湯槽47からの温水が供給されるようにする。また、第2の配管24に
はこれまで通り都市ガスやプロパンガスなどの炭化水素ガスが供給されるようにする。よ
って、端末コンセント39は、図3における第2の端子36を交流用のものから直流用の
ものに交換する(端子36a)。即ち、屋内15に設けられた配線・配管群25などのイ
ンフラ部分はそのままにして、集中管理ボックス31bへの交換・改修と第2の端子36
aへの変更とで対応させている。
更に、図5に示すように、太陽光発電システム43や燃料電池44などの新エネルギー
源を主とする独立電源方式で、燃料電池44の改質器55で発生された水素ガスを利用す
るように変化させる場合、上記の集中管理ボックス31bを、太陽光発電システム43や
燃料電池44などの新エネルギー源を接続し得るものに交換・改修する(集中管理ボック
ス31c)。なお、集中管理ボックス31cには、都市ガスやプロパンガスなどの炭化水
素ガスの供給源Gは接続されない。替りに、この炭化水素ガスの供給源Gは、燃料電池4
4の改質器55に接続される。この集中管理ボックス31cは、太陽光発電システム43
や燃料電池44などの新エネルギー源が発生する直流電力を蓄電可能なバッテリーなどの
蓄電装置51と直流用の配電盤52とを管理し得るように構成する。そして、集中管理ボ
ックス31cは、燃料電池44が発生する温水を貯留する貯湯槽47を管理し得るように
構成する。更に、集中管理ボックス31cは、燃料電池44の改質器55で発生された水
素ガスを管理し得るように構成する。そして、集中管理ボックス31cにより、第1の電
気配線21と第2の電気配線22との両方に配電盤52からの直流電力が供給されるよう
に変更し、配管23にはこれまで通り貯湯槽47からの温水が供給されるようにする。第
2の配管24には改質器55からの水素ガスが供給されるように変更する。よって、端末
コンセント39は、図4における第1の端子35を直流用のものに交換する(端子35a
)。また、第2の流体端子38を、水素ガスを取出し得るものに交換する(流体端子38
a)。即ち、屋内15に設けられた配線・配管群25などのインフラ部分はそのままにし
て、集中管理ボックス31cへの交換・改修と第1の端子35aと第2の流体端子38a
への変更とで対応させている。流体端子38aには、燃料電池内蔵機器を接続し、発電と
熱発生を得て、使用する。
なお、図1、図3〜図4の場合で、配線・配管群25を3系統にする場合には、配管2
3,24のうちの便宜の良い方を適宜選択すれば良い。
このように、この実施例によれば、電力を供給可能な第1の電気配線21と、第1の電
気配線21とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線22と、流体を供給可能な配管
23との少なくとも3系統の配線・配管群25を、一まとめにして屋内15に敷設するこ
とにより、エネルギーを集中管理することができる。そして、上記少なくとも3系統の配
線・配管群25を備えることにより、将来登場する進化した新エネルギー源にも柔軟に対
応することが可能となり、大掛かりな改修工事などを行わずに、新エネルギー源を導入す
ることや、新エネルギー源と既存のエネルギー源とを併用することなどが可能となる。ま
た、上記少なくとも3系統の配線・配管群25を備えた宅内インフラを新築時に整備して
おくことで、将来発生する新エネルギー源の導入コストを低減することができる。
そして、第1の電気配線21に供給する電力と、第2の電気配線22に供給する電力と
、配管23に供給する流体との少なくとも3系統のエネルギーを、集中管理可能な集中管
理ボックス31cを備えることにより、集中管理ボックス31cを交換・改修するだけで
、配線・配管群25の工事やそれに伴う内装工事などを行わずに、エネルギー源の変化に
柔軟に対応することが可能となる。
また、第1の電気配線21から供給される電力を取出可能な第1の端子35と、第2の
電気配線22から供給される電力を取出可能な第2の端子36と、配管23から供給され
る流体を取出可能な流体端子37との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端
末コンセント39を備えることにより、端末コンセント39や端子群を変更するだけで、
配線・配管群25の工事やそれに伴う内装工事などを行わずに、エネルギー源の変化に柔
軟に対応することが可能となる。
更に、このような、宅内インフラを整備した建物12にあっては、耐用年数の長期化に
も充分対応することが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか
過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論で
ある。
本発明の実施例の概略側面図である。 端末コンセントの模式図である。 図1の第1の変更態様を示す系統図。 図1の第2の変更態様を示す系統図。 図1の第3の変更態様を示す系統図。 従来例の概略側面図である。
符号の説明
12 建物
15 屋内
21 第1の電気配線
22 第2の電気配線
23 配管
25 配線・配管群
31 集中管理ボックス
35 第1の端子
36 第2の端子
37 流体端子
39 端末コンセント

Claims (4)

  1. 電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設し、
    前記第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、前記第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、前記配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備え、
    前記第1の電気配線に接続される商用電源の交流配電盤と、前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを備えており、
    前記直流配電盤には、太陽光発電システム、燃料電池又は直流電力を蓄電可能な蓄電装置から電力が供給されており、
    温水を貯留する貯湯槽と前記蓄電装置とは前記集中管理ボックスによって管理されることを特徴とする建物用エネルギー供給システム。
  2. 電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一まとめにして屋内に敷設し、
    前記第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、前記第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、前記配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備え、
    前記第1の電気配線及び前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを備えており、
    前記直流配電盤には燃料電池又は直流電力を蓄電可能な蓄電装置から電力が供給され、前記燃料電池には改質器を介して水素ガスが供給され、前記蓄電装置には太陽光発電システム又は前記燃料電池から電力が供給されており、
    温水を貯留する貯湯槽と前記蓄電装置とは前記集中管理ボックスによって管理されることを特徴とする建物用エネルギー供給システム。
  3. 電力を供給可能な第1の電気配線と、該第1の電気配線とは独立して電力を供給可能な第2の電気配線と、流体を供給可能な配管との少なくとも3系統の配線・配管群を、一ま
    とめにして屋内に敷設し、
    前記第1の電気配線から供給される電力を取出可能な第1の端子と、前記第2の電気配線から供給される電力を取出可能な第2の端子と、前記配管から供給される流体を取出可能な流体端子との少なくとも3系統の端子群を、まとめて具有する端末コンセントを備える建物用エネルギー供給システムを変化させる場合、
    前記第1の電気配線及び前記第2の電気配線に接続される交流配電盤と、直流電力を交流電力に変換して前記交流配電盤へ送るインバータ装置と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを、
    前記第1の電気配線に接続される商用電源の交流配電盤と、前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、直流電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスに交換するとともに、
    前記第2の端子を交流用のものから直流用のものに交換することを特徴とする建物用エネルギー供給システムの変更方法。
  4. 流体を供給可能な配管として第1の配管と第2の配管とを備えており、
    前記第1の電気配線に接続される商用電源の交流配電盤と、前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、直流電力を蓄電可能な蓄電装置と、第1の配管に接続される貯湯槽と、を管理する集中管理ボックスを、
    前記第1の電気配線及び前記第2の電気配線に接続される直流配電盤と、直流電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記第1の配管に接続される貯湯槽と、第2の配管に供給される燃料電池の改質器からの水素ガスと、を管理する集中管理ボックスに交換するとともに、
    前記第1の端子を交流用のものから直流用のものに交換し、前記第2の流体端子を水素ガスを取出し得るものに交換することを特徴とする請求項3に記載の建物用エネルギー供給システムの変更方法。
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