JP6123500B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、半導体モジュールに関する。
基板上に半導体装置(半導体チップ)を搭載した半導体モジュールが知られている。この種の半導体モジュールは、インバータ等のパワーデバイスにおけるスイッチング素子として用いられることがあり、大容量(大電流)、低損失であることが望まれる。
低損失の観点から、半導体装置の材料として、Siに比べて低損失であるSiCが注目されている。しかしながら、現時点では、SiCは、大容量化(大電流化)が困難である。
この点に関し、特許文献1には、複数の小容量のSiC半導体装置を並列に接続することが開示されている。
特開2004−95670号公報 特開2011−254021号公報
ところで、パワーデバイスのスイッチングに起因する高周波電流が、半導体装置を接続するための基板上の配線に流れると、表皮効果に起因して配線の電気抵抗及びインダクタンスが増加してしまう。
そこで、本発明は、表皮効果に起因する配線の電気抵抗及びインダクタンスの増加を低減する半導体モジュールを提供することを目的とする。
本発明の半導体モジュールは、絶縁性を有する基板と、基板上に形成された第1及び第2の配線と、第1及び第2の配線にそれぞれ接続された第1及び第2の電極を有するパワーデバイス用の複数の半導体装置とを備え、第1及び第2の配線のうちの少なくとも一方が、電流方向に沿った溝を有するか、もしくは、電流方向と交差する幅方向に分割されている。
この半導体モジュールによれば、配線の表面積が増加するので、表皮効果に起因する配線の電気抵抗及びインダクタンスの増加を低減することができる。
上記した溝の幅、もしくは、上記した幅方向に分割された分割配線の間隔が、0.01mm〜0.5mmであってもよい。
また、上記した複数の半導体装置それぞれの材料が、ワイドバンドギャップ半導体を含んでいてもよい。
また、上記した第1及び第2の配線のうちの少なくとも一方が、溝によって分割された複数の分割配線、もしくは、幅方向に分割された複数の分割配線を有し、複数の半導体装置それぞれにおける第1及び第2の電極のうちの少なくとも一方が、第1及び第2の配線のうちの対応の配線における複数の分割配線の全てに接続されていてもよい。
また、上記した第1及び第2の配線のうちの少なくとも一方が、溝によって分割された複数の分割配線、もしくは、前記幅方向に分割された複数の分割配線を有し、複数の半導体装置それぞれにおける第1及び第2の電極のうちの少なくとも一方が、第1及び第2の配線のうちの対応の配線における複数の分割配線のうちの何れかに選択的に接続されていてもよい。
配線を分割する場合、分割配線ごとに電流の大きさがばらつく可能性があるが、この構成によれば、各分割配線に流れる電流を均一化することができる。その結果、配線の電気抵抗及びインダクタンスの増加をより低減することができる。
また、複数の半導体装置を並列接続する場合、これらの半導体装置の配置順序や電気特性ばらつき等に起因して、それぞれの半導体装置に流れる電流の大きさがばらつく可能性があるが、この構成によれば、各半導体装置への電流の大きさを均等に分割することができる。
また、上記した半導体モジュールは、複数の半導体装置それぞれにおける第1及び第2の電極のうちの少なくとも一方と、第1及び第2の配線のうちの対応の配線における複数の分割配線のうちの選択されない分割配線との間に配置された絶縁膜を更に備える形態であってもよい。
本発明によれば、表皮効果に起因する配線の電気抵抗及びインダクタンスの増加を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。 図1に示す半導体モジュールのII−II線に沿った断面図である。 第1の実施形態の半導体モジュールにおける配線電流において、表皮効果の影響を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体モジュールの平面図である。 図4に示す半導体モジュールのV−V線に沿った断面図である。 本発明の変形例に係る半導体モジュールの断面図である。 従来の半導体モジュールの平面図である。 図7に示す半導体モジュールのVIII−VIII線に沿った断面図である。 従来の半導体モジュールにおける配線電流において、表皮効果の影響を模式的に示す図である。 パワーデバイスの一例を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体モジュールの平面図であり、図2は、図1に示す半導体モジュールのII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示す半導体モジュール1は、基板10と、8つのトランジスタチップ(半導体装置)20と、2つのダイオードチップ(半導体装置)30とを備えている。
基板10は、絶縁性を有し、一方の主面上に第1〜第3の配線40,50,60が形成されている。基板10の材料の例は、アルミナ等のセラミックを含む。また、第1〜第3の配線40,50,60の材料の例は、銅又は銅合金等の金属を含み、その表面にはニッケルメッキコーディングが施されていてもよい。また、基板10の一方の主面上には、より具体的には第1の配線40上には、8つのトランジスタチップ20と2つのダイオードチップ30とが、第1の配線40の長手方向に並んで搭載されている。
トランジスタチップ20の例は、バイポーラトランジスタ、MOSFET(Metal OxideSemiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(InsulatedGate Bipolar Transistor)等のトランジスタを含む。
トランジスタチップ20及びダイオードチップ30の材料の例は、ワイドバンドギャップ半導体、Si(Silicon)その他の半導体を含む。ワイドバンドギャップ半導体は、Siのバンドギャップよりも大きいバンドギャップを有する。ワイドバンドギャップ半導体の例は、SiC(Silicon Carbide)、GaN(Gallium Nitride)、ダイヤモンドを含む。
以下では、トランジスタチップ20として、SiCからなるMOSFETを用いた場合を例示する。
トランジスタチップ20は、表面側にソース電極(第2の電極)22及びゲート電極23を有しており、裏面側にドレイン電極(第1の電極)21を有している。トランジスタチップ20は、裏面が基板10と対向するように、基板10上に表面実装されている。
具体的には、トランジスタチップ20のドレイン電極21は、ペースト半田を用いて、第1の配線40に接続されている。一方、トランジスタチップ20のソース電極22及びゲート電極23は、ボンディングワイヤを用いて、第2の配線50及び第3の配線60にそれぞれ接続されている。
ダイオードチップ30は、一方の主面側にアノード電極(第2の電極)32を有しており、他方の主面側にカソード電極(第1の電極)31を有している。ダイオードチップ30は、他方の主面が基板10と対向するように、基板10上に表面実装されている。
具体的には、ダイオードチップ30のカソード電極31は、ペースト半田を用いて、第1の配線40に接続されている。一方、ダイオードチップ30のアノード電極32は、ボンディングワイヤを用いて、第2の配線50に接続されている。
次に、第1及び第2の配線40,50、及び、これらの配線40,50と半導体チップ20,30との接続方法について詳細に説明する。
第1の配線40は、電流が流れる長手方向(以下、電流方向という。)と交差する幅方向に分割された4つの分割配線41〜44を有する。これらの分割配線41〜44における隣り合う分割配線の離間間隔dは、約0.01mm〜0.5mmであることが好ましく、より好ましくは約0.1mm〜0.2mmである。なお、分割配線の離間間隔が0.5mmを超えると、配線の断面積の低下に起因する電気抵抗の増加が無視できなくなる。
同様に、第2の配線50は、電流方向と交差する幅方向に分割された4つの分割配線51〜54を有する。これらの分割配線51〜54における隣り合う分割配線の離間間隔dは、約0.01mm〜0.5mmであることが好ましく、より好ましくは約0.1mm〜0.2mmである。
このような分割配線は、例えば、配線パターンをエッチングにより分割することで作製可能である。換言すれば、このような分割配線は、例えば、エッチングマスク形状により作成可能である。
そして、各トランジスタチップ20におけるドレイン電極21は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44の全てに接続されており、各トランジスタチップ20におけるソース電極22は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54の全てに接続されている。また、各ダイオードチップ30におけるカソード電極31は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44の全てに接続されており、各ダイオードチップ30におけるアノード電極32は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54の全てに接続されている。
次に、従来の半導体モジュールと比較しつつ、本実施形態の半導体モジュールの利点を説明する。図7は、従来の半導体モジュールの平面図であり、図8は、図7に示す半導体モジュールのVIII−VIII線に沿った断面図である。図7及び図8に示す従来の半導体モジュール1Xは、第1及び第2の配線が分割されていない点で、具体的には、第1及び第2の配線40,50に代えて非分割の第1及び第2の配線40X,50Xを備える点で、第1の実施形態の半導体モジュール1と相違している。
この種の半導体モジュール1Xは、図10に示すインバータ等のパワーデバイスにおけるスイッチング素子100として用いられることがあり、大容量(大電流)、低損失であることが望まれる。
低損失の観点から、半導体チップ20,30の材料として、Siに比べて低損失であるSiCが注目されている。しかしながら、現時点では、SiCは、大容量化(大電流化)が困難である。この点に関し、半導体モジュール1Xは、複数の小容量のSiC半導体チップ20,30を並列に接続することにより、大容量化(大電流化)を実現している。
しかしながら、この半導体モジュール1Xでは、パワーデバイスのスイッチングに起因する高周波電流が、半導体チップ20,30を接続するための配線40X,50Xに流れると、表皮効果に起因して配線の電気抵抗及びインダクタンスが増加してしまう。
例えば、スイッチング動作時、数nsecから数μsecの時間で電流が0Aから半導体素子の定格電流(数A〜数百A)まで急峻に変動することとなり、その周波数はMHz〜GHzオーダーになる。このような周波数領域では、図9に示すように、表皮効果によって、電流が配線導体の中心部を流れず、配線導体表面に集中する。この表皮効果により、配線の電気抵抗及びインダクタンスが増加してしまうこととなる。
しかしながら、この第1の実施形態の半導体モジュール1によれば、第1及び第2の配線40,50それぞれが、電流方向と交差する幅方向に分割されているので、図3に示すように配線の表面積が増加し、表皮効果に起因する配線の電気抵抗及びインダクタンスの増加を低減することができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体モジュールの平面図であり、図5は、図4に示す半導体モジュールのV−V線に沿った断面図である。図4及び図5に示す半導体モジュール1Aでは、半導体モジュール1に対して、主に、半導体チップ20,30と配線40,50における分割配線41〜44,51〜54との接続方法が異なっている。
具体的には、8つのトランジスタチップ20のうちの2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極(第1の電極)21は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの分割配線41に選択的に接続されており、これらのトランジスタチップ20におけるソース電極(第2の電極)22は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54のうちの分割配線51に選択的に接続されている。
また、他の2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの分割配線42に選択的に接続されており、これらのトランジスタチップ20におけるソース電極22は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54のうちの分割配線52に選択的に接続されている。
また、更に他の2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの分割配線43に選択的に接続されており、これらのトランジスタチップ20におけるソース電極22は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54のうちの分割配線53に選択的に接続されている。
また、残りの2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの分割配線44に選択的に接続されており、これらのトランジスタチップ20におけるソース電極22は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54のうちの分割配線54に選択的に接続されている。
一方、2つのダイオードチップ30のうちの一方におけるカソード電極(第1の電極)31は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの分割配線41,42に選択的に接続されており、このダイオードチップ30におけるアノード電極(第2の電極)32は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54のうちの分割配線51,52に選択的に接続されている。
また、2つのダイオードチップ30のうちの他方におけるカソード電極31は、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの分割配線43,44に選択的に接続されており、このダイオードチップ30におけるアノード電極32は、対応の第2の配線50における4つの分割配線51〜54のうちの分割配線53,54に選択的に接続されている。
なお、各トランジスタチップ20におけるドレイン電極21と、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの選択されない分割配線との間には、絶縁膜70が配置されており、同様に、各ダイオードチップ30におけるカソード電極31と、対応の第1の配線40における4つの分割配線41〜44のうちの選択されない分割配線との間には、絶縁膜70が配置されている。
具体的には、分割配線41に選択的に接続された2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21と、選択されなかった分割配線42,43,44との間には、絶縁膜70が配置されており、分割配線42に選択的に接続された2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21と、選択されなかった分割配線41,43,44との間には、絶縁膜70が配置されている。また、分割配線43に選択的に接続された2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21と、選択されなかった分割配線41,42,44との間には、絶縁膜70が配置されており、分割配線44に選択的に接続された2つのトランジスタチップ20におけるドレイン電極21と、選択されなかった分割配線41,42,43との間には、絶縁膜70が配置されている。
また、分割配線41,42に選択的に接続されたダイオードチップ30におけるカソード電極31と、選択されなかった分割配線43,44との間には、絶縁膜70が配置されており、分割配線43,44に選択的に接続されたダイオードチップ30におけるカソード電極31と、選択されなかった分割配線41,42との間には、絶縁膜70が配置されている。
この第2の実施形態の半導体モジュール1Aでも、第1の実施形態の半導体モジュール1と同様の利点を得ることができる。
ところで、配線を分割する場合、分割配線ごとに電流の大きさがばらつく可能性があるが、この第2の実施形態の半導体モジュール1Aによれば、各分割配線41〜44,51〜54に流れる電流を均一化することができる。その結果、配線の電気抵抗及びインダクタンスの増加をより低減することができる。
また、複数の半導体チップを並列接続する場合、これらの半導体チップの配置順序や電気特性ばらつき等に起因して、それぞれの半導体チップに流れる電流の大きさがばらつく可能性があるが、この第2の実施形態の半導体モジュール1Aによれば、各半導体チップ20,30への電流の大きさを均等に分割することができる。
なお、この第2の実施形態の半導体モジュール1Aにおける、半導体チップ20,30と配線40,50における分割配線41〜44,51〜54との接続方法は、複数の半導体チップ20,30を並列に接続する必要があるワイドバンドギャップ半導体チップに好適である。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、配線を電流方向と交差する幅方向に分割する形態を例示したが、表面積を増やす程度に、図6に示すように、配線に溝を形成する形態であってもよい。
図6に示す変形例の半導体モジュール1Bは、半導体モジュール1において第1及び第2の配線40,50に代えて第1及び第2の配線40B,50Bを備える構成で第1の実施形態と異なっている。
第1の配線40Bには、電流方向に沿って延びる溝Aが形成されており、第1の配線40Bは、溝Aによって分割された4つの分割配線41B〜44Bを有する。これらの分割配線41B〜44Bにおける隣り合う分割配線の離間間隔dは、約0.01mm〜0.5mmであることが好ましく、より好ましくは約0.1mm〜0.2mmである。
同様に、第2の配線50Bには、電流方向に沿って延びる溝Aが形成されており、第2の配線50Bは、溝Aによって分割された4つの分割配線51B〜54Bを有する。これらの分割配線51B〜54Bにおける隣り合う分割配線の離間間隔dは、約0.01mm〜0.5mmであることが好ましく、より好ましくは約0.1mm〜0.2mmである。
この変形例の半導体モジュール1Bでも、第1の実施形態の半導体モジュール1と同様の利点を得ることができる。
また、本実施形態及び変形例では、第1の配線40,40Bにおける分割配線41〜44,41B〜44B、及び、第2の配線50,50Bにおける分割配線51〜54,51B〜54Bにおける隣り合う分割配線が離間している形態を例示したが、隣り合う分割配線が接していてもよい。例えば、接触表面に薄い酸化膜が自然形成されることにより、本実施形態及び変形例と同様の利点を得ることができる。
また、本実施形態及び変形例では、分割配線41〜44,41B〜44B、及び、分割配線51〜54,51B〜54Bにおける隣り合う分割配線の間の空間に、絶縁部材が配置されてもよい。
また、本実施形態及び変形例では、配線40,40B,50,50Bを4つに分割するか、もしくは、配線40,40B,50,50Bに3つの溝を形成する形態を例示したが、配線40,40B,50,50Bは2つ以上に分割されるか、もしくは、1つ以上の溝を有する形態であってもよい。
また、本実施形態及び変形例では、第1の配線40,40B及び第2の配線50,50Bの両方を分割するか、もしくは、これらの両方に溝を形成する形態を例示したが、第1の配線40,40B及び第2の配線50,50Bのうちの一方のみが分割されるか、もしくは、溝を有する形態であってもよい。
また、本実施形態では、半導体チップ(半導体装置)としてトランジスタチップ及びダイオードチップを備える形態を例示したが、本発明の特徴は、トランジスタチップのみを複数備える形態や、ダイオードチップのみを複数備える形態にも適用可能である。また、本発明の特徴は、半導体チップ(半導体装置)を2つ以上備える形態に適用可能である。
1,1A,1B,1X…半導体モジュール、10…基板、20…トランジスタチップ(半導体チップ、半導体装置)、21…ドレイン電極(第1の電極)、22…ソース電極(第2の電極)、23…ゲート電極、30…ダイオードチップ(半導体チップ、半導体装置)、31…カソード電極(第1の電極)、32…アノード電極(第2の電極)、40,40B…第1の配線、41〜44,41B〜44B…分割配線、50,50B…第2の配線、51〜54,51B〜54B…分割配線、60…第3の配線、70…絶縁膜。

Claims (3)

  1. 絶縁性を有する基板と、
    前記基板上に形成された第1及び第2の配線と、
    前記第1及び第2の配線にそれぞれ接続された第1及び第2の電極を有するパワーデバイス用の複数の半導体装置と、
    を備え、
    前記第1及び第2の配線のうちの少なくとも一方が、電流方向に沿った溝によって分割された複数の分割配線、もしくは、前記電流方向と交差する幅方向に分割された複数の分割配線を有し、
    前記複数の半導体装置それぞれにおける前記第1及び第2の電極のうちの少なくとも一方が、前記第1及び第2の配線のうちの対応の配線における前記複数の分割配線のうちの何れかに選択的に接続されており、
    前記複数の半導体装置それぞれにおける前記第1及び第2の電極のうちの少なくとも一方と、前記第1及び第2の配線のうちの対応の配線における前記複数の分割配線のうちの選択されない分割配線との間に配置された絶縁膜を更に備える、
    半導体モジュール。
  2. 前記溝の幅、もしくは、前記幅方向に分割された分割配線の間隔が、0.01mm〜0.5mmである、請求項1に記載の半導体モジュール。
  3. 前記複数の半導体装置それぞれの材料が、ワイドバンドギャップ半導体を含む、請求項1又は2に記載の半導体モジュール。
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