JP6119055B2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Description

本発明は、圧力流体の供給作用下にピストンを軸線方向に沿って変位させる流体圧シリンダに関する。
従来から、ワーク等の搬送手段として、例えば、圧力流体の供給作用下に変位するピストンを有した流体圧シリンダが用いられている。
このような流体圧シリンダでは、近年、省エネルギー化の観点から使用する圧力流体の消費量を低減したいという要請がある。このような要請に対応するために、例えば、特開平8−42511号公報に開示された流体圧シリンダでは、圧力流体を供給する供給部と2つのシリンダ室とが切換弁を介して接続され、ピストンを一方向に変位させる場合には、切換弁の切換作用下に一方のシリンダ室に圧力流体供給源から所望の圧力で圧力流体を供給することにより前記ピストンを変位させ、それに伴って、ピストンロッドをシリンダボディの内部に収納されるように変位させる。
一方、ピストンを他方向に変位させる場合には、切換弁を切り換えることで前記一方のシリンダ室の圧力流体を他方のシリンダ室へと供給し、一方のシリンダ室に臨むピストンの一端面に対して受圧面積の大きな前記ピストンの他端面を介してピストンが他方向へと押圧され変位する。このように、通常、外部に排気している圧力流体を利用してピストンを他方向へ変位させることで、前記圧力流体の消費量を低減している。
上述したような流体圧シリンダでは、ピストンロッドをシリンダボディの内部に収納させる引張時に圧力流体の供給作用下にピストン及びピストンロッドを作動させ、反対に、前記ピストンロッドを前記シリンダボディから突出させる押出時には一方のシリンダ室から排気された圧力流体を利用してピストン及びピストンロッドを作動させている。しかしながら、例えば、流体圧シリンダでワーク等を搬送する場合には、ピストンロッドの押し出し動作によってシリンダチューブから離間させる方向に搬送させることがある。このような場合、押圧側にピストンを変位させる際の圧力流体の圧力は、排気された圧力流体であるため、前記ワークをピストンロッドで押し出すための十分な推力が得られない。そのため、この流体圧シリンダでは、圧力流体の消費量を低減することは可能であるが、ワーク等を所望の推力によって変位させることが困難である。
本発明の一般的な目的は、ピストンを変位させるための圧力流体の消費量を低減して省エネルギー化を図りつつ、前記ピストンを所望の推力で確実且つ高精度に変位させることが可能な流体圧シリンダを提供することにある。
本発明は、圧力流体が供給される一組のポートと、該ポートから前記圧力流体の導入される一組のシリンダ室とを有するシリンダ本体と、
前記シリンダ室の内部に軸方向に沿って変位自在に設けられるピストンと、
前記ピストンの一端面側に連結される第1ロッドと、前記ピストンの他端面側に連結される第2ロッドとを有し、前記シリンダ本体に変位自在に支持されるピストンロッドと、
を備え、
前記ピストンの一端面側に形成され、一方のシリンダ室に臨む第1受圧面と、前記ピストンの他端面側に形成され、他方のシリンダ室に臨み前記第1受圧面に対して面積の大きな第2受圧面とを備え、前記一方のシリンダ室に圧力流体が供給されることで前記ピストン及び前記第2ロッドが一方側に変位し、前記一方のシリンダ室の圧力流体が前記他方のシリンダ室へ供給されることで前記ピストン及び前記第1ロッドが他方側に変位し、前記第1及び第2ロッドが前記ピストンに対してそれぞれ着脱自在に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、流体圧シリンダを構成するピストンにおいて、シリンダ本体の一方のシリンダ室に臨み、前記圧力流体の圧力が付与される第1受圧面と、他方のシリンダ室に臨み、前記第1受圧面に対して面積の大きく形成される第2受圧面とを備え、一方のシリンダ室に圧力流体を供給することで、第1受圧面を前記ピストン及び第2ロッドを一方側に向かって変位させ、一方、一方のシリンダ室の圧力流体を他方のシリンダ室へと供給することで、前記ピストン及び第1ロッドを他方側へと変位させる。
従って、ピストンを他方側へと復帰させる際、圧力流体は面積の大きく形成された第2受圧面を介して前記ピストンを押圧することで、該ピストン及び第1ロッドを確実に前記他方側に向かって変位させることができる。
その結果、ピストンを一方側へと変位させる場合には、圧力流体供給源から供給される圧力流体によって所望の推力で変位させることが可能であり、前記ピストンを他方側へと復帰させる場合には、他方のシリンダ室に新たに圧力流体を供給する場合と比較して前記圧力流体の消費量を低減でき、省エネルギー化を図ることが可能となる。
上記の目的、特徴及び利点は、添付した図面を参照して説明される以下の実施の形態の説明から容易に諒解されるであろう。
図1は、本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダの全体断面図である。 図2は、図1の流体圧シリンダにおいてピストンが第1エンドカバー側に変位して当接した初期位置にある状態を示す全体断面図である。 図3は、図1の流体圧シリンダにおいてピストンが第2エンドカバー側に変位して当接した変位終端位置にある状態を示す全体断面図である。 図4は、図1の流体圧シリンダ、該流体圧シリンダに対する圧力流体の供給状態を切り換える切換機構を含む回路図である。
この流体圧シリンダ10は、図1〜図3に示されるように、筒状に形成されたシリンダチューブ12と、前記シリンダチューブ12の両端部に装着される第1及び第2エンドカバー14、16と、前記シリンダチューブ12の内部に変位自在に設けられるピストン18と、前記ピストン18の中心に連結される第1及び第2ピストンロッド20、22とを含む。なお、この流体圧シリンダ10は、ピストン18の両端面にそれぞれ一組の第1及び第2ピストンロッド20、22の連結された両ロッド式である。
このシリンダチューブ12は、例えば、断面略矩形状に形成され、その内部には断面円形状のシリンダ孔24が軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通している。なお、シリンダ孔24は、シリンダチューブ12の軸方向に沿って同一断面形状で形成される。
また、シリンダチューブ12の外周側には、その一端部及び他端部近傍となる位置にそれぞれ供給ポート26及び排気ポート28が開口している。そして、供給ポート26及び排気ポート28には、図4に示されるように配管30a、30bがそれぞれ接続されると共に、前記配管30a、30bを介して圧力流体の供給状態を切り換える切換機構32(後述する)が接続される。
第1及び第2エンドカバー14、16は、それぞれシリンダチューブ12の一端部及び他端部においてシリンダ孔24の内部に装着され、半径外方向に拡径した部位がシリンダ孔24の段付部にそれぞれ係合された後、係止リング34を前記シリンダ孔24の内周面に係合させることにより、前記第1及び第2エンドカバー14、16がそれぞれシリンダ孔24に対して固定される。そして、シリンダチューブ12において、第1エンドカバー14とピストン18との間に第1シリンダ室36が形成されて供給ポート26と連通し、第2エンドカバー16と前記ピストン18との間に第2シリンダ室38が形成されて排気ポート28と連通している。
また、第1及び第2エンドカバー14、16の中央部には、それぞれ軸方向に沿って貫通した第1及び第2ロッド孔40、42が形成され、前記第1及び第2ロッド孔40、42の内周面には、ブッシュ44及びロッドパッキン46がそれぞれ装着される。そして、第1及び第2ロッド孔40、42には、第1及び第2ピストンロッド20、22がそれぞれ挿通され、ブッシュ44によってそれぞれ軸方向に沿って変位自在に支持されると共に、ロッドパッキン46が摺接することにより該第1及び第2ピストンロッド20、22と第1及び第2エンドカバー14、16との間を通じた圧力流体の漏出がそれぞれ防止される。
ピストン18は、例えば、所定厚さを有した円盤状に形成され、その外周面には環状溝を介してピストンパッキン48が装着される。そして、ピストンパッキン48がシリンダ孔24の内周面に摺接することにより、該ピストン18とシリンダチューブ12との間を通じた圧力流体の漏出が防止される。
また、ピストン18の中央部には、軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通した貫通孔50が形成され、第2ピストンロッド22の後述する小径部58が挿通されると共に、第1エンドカバー14側(矢印A方向)となる一端面には第1ピストンロッド20の係合される第1段部52が窪んで形成される。なお、第1段部52は、貫通孔50に対して拡径して形成される。
一方、第2エンドカバー16側(矢印B方向)となるピストン18の他端面には、貫通孔50に対して拡径し、所定深さで窪んだ第2段部54が形成され、第2ピストンロッド22が係合される。
第1及び第2ピストンロッド20、22は、それぞれ一直線状に形成された軸体からなり、ピストン18を挟んで同軸上に連結され、前記第1ピストンロッド(第1ロッド)20が第1エンドカバー14側(矢印A方向)、前記第2ピストンロッド(第2ロッド)22が第2エンドカバー16側(矢印B方向)となるように設けられる。
第1ピストンロッド20は、軸方向に沿って略同一直径で形成され、その一端部が第1エンドカバー14の第1ロッド孔40に挿通されることで変位自在に支持され、他端部には、第2ピストンロッド22のねじ部62が螺合されるねじ孔56が開口し、ピストン18の第1段部52に挿入され係合される。
第2ピストンロッド22は、その一端部に形成されピストン18の貫通孔50に挿通される小径部58と、他端部側に形成され前記小径部58に対して大径で形成された大径部60とからなり、前記小径部58における先端近傍の外周面にねじの刻接されたねじ部62を有する。そして、ピストン18の貫通孔50に挿通された状態で、第1ピストンロッド20のねじ孔56にねじ部62が螺合されることにより、ピストン18を挟んで第1ピストンロッド20と第2ピストンロッド22とが互いに連結される。この際、第1及び第2ピストンロッド20、22は、第1及び第2段部52、54を介してピストン18に係合されているため、互いに同軸上に維持された状態で一体的に連結される。
また、第2ピストンロッド22の大径部60は、その一端部がピストン18の第2段部54に係合されると共に他端部が第2エンドカバー16の第2ロッド孔42に挿通されることで軸方向に沿って変位自在に支持される。
さらに、第1ピストンロッド20の直径d1は、第2ピストンロッド22における大径部60の直径d2に対して大きく形成される(d1>d2)。そして、第1シリンダ室36に臨むピストン18の一端面には第1受圧面18aが形成され、第2シリンダ室38に臨む前記ピストン18の他端面には第2受圧面18bが形成される。この第2受圧面18bの第2受圧面積S2が、第1受圧面18aの第1受圧面積S1に対して大きく形成される(S2>S1)。
すなわち、第1ピストンロッド20の直径d1が、第2ピストンロッド22における大径部60の直径d2に対して大きく設定されているため、ピストン18の直径Dとの差分に基づいた第1及び第2受圧面積S1、S2は、前記第2受圧面積S2が前記第1受圧面積S1に対して大きくなる(D−d1<D−d2)。
次に、流体圧シリンダ10の供給ポート26及び排気ポート28に接続される切換機構32について図4を参照しながら説明する。
この切換機構32は、例えば、図示しないコントローラからの制御信号に基づいて流体圧シリンダ10の供給ポート26及び排気ポート28への圧力流体の供給状態を切換可能な5ポート電磁弁64からなり、圧力流体供給源66に対して供給配管68を介して接続される第1ポート70と、シリンダチューブ12の排気ポート28に接続される第2ポート72と、外部へと連通が遮断された第3ポート74と、前記シリンダチューブ12の供給ポート26に配管30aを介して接続される第4ポート76と、外部と連通した大気開放状態の第5ポート78とを有する。そして、切換機構32に対して制御信号の出力されていないオフ状態では、第1ポート70と第ポート7とが接続されることで、圧力流体供給源66からの圧力流体が供給ポート26へと供給されると共に、第2ポート72と第5ポート78とが接続されることで、排気ポート28が外部と連通した大気開放状態となる。
一方、図示しないコントローラからの制御信号によって切換機構32がオン状態に切り換えられた場合には、第1ポート70と第3ポート74とが接続されることで、圧力流体供給源66から流体圧シリンダ10への圧力流体の供給が遮断され、第2ポート72と第4ポート76とが接続されることで、供給ポート26と排気ポート28とが連通した状態となる。なお、この切換機構32は、例えば、供給ポート26及び排気ポート28の開口したシリンダチューブ12の上面に装着される。
本発明の実施の形態に係る流体圧シリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ここでは、切換機構32の切換作用下に第1シリンダ室36の圧力流体が第2シリンダ室38へと圧力流体が供給され、図2に示されるように、ピストン18が第1エンドカバー14側(矢印A方向)へと変位して当接し、第2ピストンロッド22がシリンダチューブ12の内部に収納された状態を初期状態として説明する。
この初期状態において、図示しないコントローラから切換機構32へ制御信号を入力することで、前記切換機構32が切り換わり、第1ポート70と第4ポート76とが接続されることで圧力流体供給源66と供給ポート26とが連通すると共に、第2ポート72が第5ポート78と接続され外部と連通した大気開放状態となる。これにより、供給ポート26から第1シリンダ室36へと圧力流体が供給され、ピストン18が第2エンドカバー16側(矢印B方向)に向かって押圧されることで変位し、それに伴って、第1及び第2ピストンロッド20、22が一体的に変位する。一方、第2シリンダ室38に残存している圧力流体は、排気ポート28、配管30b、第2ポート72を通じて第5ポート78から外部へと排気される。
その結果、第2ピストンロッド22が、第2エンドカバー16に対して徐々に外側へと突出するように変位し、一方、第1ピストンロッド20が第1エンドカバー14を通じて徐々にシリンダチューブ12の内部に収納されるように変位する。そして、図3に示されるように、ピストン18の他端面が第2エンドカバー16に当接することで変位終端位置となり、例えば、前記第2ピストンロッド22の端部に連結された搬送装置によってワークが所定位置へと搬送される。換言すれば、流体圧シリンダ10の初期位置から変位終端位置まで変位することにより、第2ピストンロッド22による押圧力によって図示しないワークを前記流体圧シリンダ10から離間させる方向(矢印B方向)へと押し出すように搬送することが可能である。
また、第1ピストンロッド20を利用した場合には、流体圧シリンダ10の初期位置から変位終端位置まで変位することにより、第1ピストンロッド20による引張力によって図示しないワークを前記流体圧シリンダ10側(矢印B方向)へと引っ張るように搬送することが可能である。
次に、ピストン18を第1エンドカバー14側(矢印A方向)に向かって変位させ、初期位置へと復帰させる場合には、図示しないコントローラから切換機構32への制御信号の出力を停止させることにより、前記切換機構32が切り換えられ、第1ポート70と第3ポート74とが接続され、圧力流体供給源66からの圧力流体の供給が前記切換機構32によって遮断されると共に、第2ポート72と第4ポート76とが接続されて連通する。これにより、第1シリンダ室36内の圧力流体が供給ポート26、配管30a及び切換機構32を通じて排気ポート28から第2シリンダ室38へと供給される。なお、この場合、第1シリンダ室36に残存している圧力流体の圧力と、第2シリンダ室38に供給される圧力流体の圧力とは同圧となる。
そして、第1及び第2シリンダ室36、38において、圧力流体によって押圧されるピストン18の受圧面積は、前記第2シリンダ室38側となる第2受圧面18bの第2受圧面積S2が、前記第1シリンダ室36側となる第1受圧面18aの第1受圧面積S1に対して大きく設定されているため、前記ピストン18を第1エンドカバー14側(矢印A方向)に向かって押圧する押圧力が打ち勝ち、それに伴って、前記ピストン18、第2ピストンロッド22が前記第1エンドカバー14側(矢印A方向)に向かって変位することとなる。そして、ピストン18の一端面が、第1エンドカバー14に当接することで初期位置へと復帰した状態となる(図2参照)。
この場合、ピストン18に付与される押圧力は、第1シリンダ室36から第2シリンダ室38へと排気された圧力流体であるため、前記ピストン18を変位終端位置へと移動させる際の押圧力と比較して小さいものとなる。そのため、流体圧シリンダ10では、初期位置から変位終端位置へとピストン18を変位させる際の押圧力(引張力)によってワークを搬送し、前記変位終端位置から初期位置へと復帰させる場合には、前記ワークを搬送せずに排気される圧力流体を利用した前記ピストン18の変位のみを行っている。
以上のように、本実施の形態では、圧力流体の供給作用下にピストン18を変位させる流体圧シリンダ10において、該ピストン18を変位終端位置に向かって変位させる際に圧力流体の供給される第1シリンダ室36側の第1受圧面18aの第1受圧面積S1を、前記ピストン18を初期位置へと復帰させる際に圧力流体の供給される第2シリンダ室38側の第2受圧面18bの第2受圧面積S2に対して小さく設定している(S1<S2)。これにより、第1シリンダ室36に供給される圧力流体によってピストン18を初期位置から変位終端位置へと変位させる際には、前記ピストン18が所望の押圧力で第2エンドカバー16側(矢印B方向)に向かって押圧され、図示しないワークを第2ピストンロッド22によって所定の押圧力で前記第2エンドカバー16から離間させる方向(矢印B方向)に搬送することができ、一方、変位終端位置から初期位置へと復帰させる際、前記第1シリンダ室36に供給された圧力流体を切換機構32の切換作用下に第2シリンダ室38へと供給(排気)することで、第1受圧面積S1と第2受圧面積S2の面積差(S2−S1)によって前記ピストン18を初期位置へと復帰させるように押圧して変位させることが可能となる。
このように、ピストン18を初期位置へと復帰させる際に、第1シリンダ室36に供給された圧力流体を外部へと排気するのではなく、第2シリンダ室38に供給してピストン18の変位に利用することができる。その結果、ピストン18を変位終端位置から初期位置へと変位させる際に、第2シリンダ室38に対して新たに圧力流体を供給する場合と比較し、前記圧力流体の消費量を低減でき、省エネルギー化を図ることが可能となる。
換言すれば、ピストン18において、第1受圧面18aの第1受圧面積S1と、第2受圧面18bの第2受圧面積S2とに面積差(S1<S2)を設けることで、前記第1及び第2シリンダ室36、38に対して同時に圧力流体が供給された場合に、ピストン18を押圧する押圧力に差を設けることが可能となり、この差によって前記ピストン18を初期位置側(矢印A方向)へと変位させることができる。
また、流体圧シリンダ10は、ピストン18の一端面及び他端面に連結された第1ピストンロッド20と第2ピストンロッド22を有した両ロッド式であるため、例えば、図示しないワークを搬送する際に流体圧シリンダ10から離間させる方向(矢印B方向)に押圧することで搬送させたい場合には、圧力流体供給源66からの圧力流体によって押圧側に変位する第2ピストンロッド22によって前記ワークを押圧することで、所望の押圧力(推力)で確実且つ高精度に搬送させることができる。
一方、ワークを流体圧シリンダ10側(矢印B方向)へと引張することで搬送させたい場合には、圧力流体供給源66からの圧力流体によって引張側に変位する第1ピストンロッド20によって引張することにより、所望の引張力(推力)で確実且つ高精度に搬送することができる。
すなわち、ワークの搬送方向に応じて一組の第1及び第2ピストンロッド20、22のいずれか一方を適宜選択することで、複数の流体圧シリンダを準備することなく所望の推力でワークをで確実且つ高精度に搬送することが可能である。
さらに、ピストン18を変位終端位置から初期位置へと復帰させる際に必要とされる押圧力は、単に前記ピストン18を初期位置に向かって押圧して変位させるだけの大きさがあればよく、ワークを搬送するために前記変位終端位置へ変位させる場合に必要とされる押圧力と比較して小さくても構わない。そのため、第1シリンダ室36から第2シリンダ室38へと供給(排気)される圧力流体の圧力で、前記ピストン18を初期位置に向かって十分に変位させることが可能である。
さらにまた、直径の異なる第1及び第2ピストンロッド20、22を利用し、第1受圧面積S1と第2受圧面積S2との面積差(S2―S1)を設定することができるため、第1及び第2ピストンロッド20、22の直径を変更することで、初期位置から変位終端位置に向かってピストン18が変位する際の変位速度(推力)と、前記変位終端位置から前記初期位置へと復帰する際のピストン18の変位速度(推力)を自在に設定することが可能となる。すなわち、直径の異なる別の第1ピストンロッド20と第2ピストンロッド22へと交換することで、ピストン18の変位速度(推力)を自在に設定可能となる。
なお、本発明に係る流体圧シリンダは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (4)

  1. 圧力流体が供給される一組のポート(26、28)と、該ポート(26、28)から前記圧力流体の導入される一組のシリンダ室(36、38)とを有するシリンダ本体(12)と、
    前記シリンダ室(36、38)の内部に軸方向に沿って変位自在に設けられるピストン(18)と、
    前記ピストン(18)の一端面側に連結される第1ロッド(20)と、前記ピストン(18)の他端面側に連結される第2ロッド(22)とを有し、前記シリンダ本体(12)に変位自在に支持されるピストンロッドと、
    を備え、
    前記ピストン(18)の一端面側に形成され、一方のシリンダ室(36)に臨む第1受圧面と、前記ピストン(18)の他端面側に形成され、他方のシリンダ室(38)に臨み前記第1受圧面に対して面積の大きな第2受圧面とを備え、前記一方のシリンダ室(36)に圧力流体が供給されることで前記ピストン(18)及び前記第2ロッド(22)が一方側に変位し、前記一方のシリンダ室(36)の圧力流体が前記他方のシリンダ室(38)へ供給されることで前記ピストン(18)及び前記第1ロッド(20)が他方側に変位し、前記第1及び第2ロッド(20、22)が前記ピストン(18)に対してそれぞれ着脱自在に設けられることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 請求項1記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記第1ロッド(20)の直径が、前記第2ロッド(22)の直径に対して大きく形成されることを特徴とする流体圧シリンダ。
  3. 請求項1又は2記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記ポート(26、28)には、前記一方のシリンダ室(36)と前記他方のシリンダ室(38)との連通状態を切り換える切換機構(32)が接続されることを特徴とする流体圧シリンダ。
  4. 請求項3記載の流体圧シリンダにおいて、
    前記切換機構(32)は、5ポートを有した切換弁(64)であることを特徴とする流体圧シリンダ。


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