JP2001287175A - エアハンマー - Google Patents
エアハンマーInfo
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- JP2001287175A JP2001287175A JP2000108345A JP2000108345A JP2001287175A JP 2001287175 A JP2001287175 A JP 2001287175A JP 2000108345 A JP2000108345 A JP 2000108345A JP 2000108345 A JP2000108345 A JP 2000108345A JP 2001287175 A JP2001287175 A JP 2001287175A
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- chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型化せずとも所要の叩打力を出力できる
と共に、対象物に対する衝撃を和らげることができ、し
かもシリンダーを上向き又は下向きに設置した場合でも
安定した出力動作を期することが出来、且つ対象物を叩
くタイミングを簡便に変更することが可能なエアハンマ
ーを提供すること。 【解決手段】 シリンダ本体（２）の内部を仕切り壁
（３）でアキューム室（４）と出力室（５）とに仕切る
と共に、仕切り壁（３）に上記アキューム室と出力室を
連通させる貫通穴（９）を形成せしめ、上記出力室に設
けた出力ピストン（８）に上記仕切り壁の貫通穴に抜き
差し自在に気密状に貫挿される調整ロッド（１２）を突
設せしめてなるエアシリンダー（Ａ）、その出力ロッド
（１）の突出方向前方位置に、ブラケット（Ｂ）で支え
られた叩きロッド（Ｃ）を軸方向に進退自在に設けると
共に、叩きロッドの基端側に設けた緩衝フランジ（１
５）と対向するブラケットの当接面（１６）との間に数
センチの間隔を設けてなる。
と共に、対象物に対する衝撃を和らげることができ、し
かもシリンダーを上向き又は下向きに設置した場合でも
安定した出力動作を期することが出来、且つ対象物を叩
くタイミングを簡便に変更することが可能なエアハンマ
ーを提供すること。 【解決手段】 シリンダ本体（２）の内部を仕切り壁
（３）でアキューム室（４）と出力室（５）とに仕切る
と共に、仕切り壁（３）に上記アキューム室と出力室を
連通させる貫通穴（９）を形成せしめ、上記出力室に設
けた出力ピストン（８）に上記仕切り壁の貫通穴に抜き
差し自在に気密状に貫挿される調整ロッド（１２）を突
設せしめてなるエアシリンダー（Ａ）、その出力ロッド
（１）の突出方向前方位置に、ブラケット（Ｂ）で支え
られた叩きロッド（Ｃ）を軸方向に進退自在に設けると
共に、叩きロッドの基端側に設けた緩衝フランジ（１
５）と対向するブラケットの当接面（１６）との間に数
センチの間隔を設けてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアシリンダーの
出力ロッドが高速で突出動作することにより対象物を叩
くように動作するエアハンマーに関し、例えばダイカス
トマシンにおけるタイバーナットを緩めたりタイバーを
入れたり抜いたりする際などに使用するのに適したエア
ハンマーに関するものである。
出力ロッドが高速で突出動作することにより対象物を叩
くように動作するエアハンマーに関し、例えばダイカス
トマシンにおけるタイバーナットを緩めたりタイバーを
入れたり抜いたりする際などに使用するのに適したエア
ハンマーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種エアハンマーでは、例えば
１ｍ／秒以上の叩打力を出力させようとすると大型のエ
アシリンダーを必要とし、必然的に装置が大型化すると
共に、叩打ストロークが長くなって対象物に対する衝撃
が大きくなり、しかも繰り返し動作（往復動作）に時間
がかかってしまう等の不具合があった。更に、シリンダ
ーを横向きに設置したり出力ロッドを上向き又は下向き
に設置すると、出力動作が不安定になる等の不具合もあ
った。
１ｍ／秒以上の叩打力を出力させようとすると大型のエ
アシリンダーを必要とし、必然的に装置が大型化すると
共に、叩打ストロークが長くなって対象物に対する衝撃
が大きくなり、しかも繰り返し動作（往復動作）に時間
がかかってしまう等の不具合があった。更に、シリンダ
ーを横向きに設置したり出力ロッドを上向き又は下向き
に設置すると、出力動作が不安定になる等の不具合もあ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の不具合に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で
もって且つ大型化せずとも所要の叩打力を出力すること
が出来ると共に、対象物に対する衝撃を和らげることが
でき、しかもシリンダーを横向きに設置した場合は勿論
のこと上向き又は下向きに設置した場合でも安定した出
力動作を期することが出来、且つ対象物を叩くタイミン
グすなわち往復動作の周期を簡便に変更することが可能
なエアハンマーを提供せんとするものである。
来の不具合に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で
もって且つ大型化せずとも所要の叩打力を出力すること
が出来ると共に、対象物に対する衝撃を和らげることが
でき、しかもシリンダーを横向きに設置した場合は勿論
のこと上向き又は下向きに設置した場合でも安定した出
力動作を期することが出来、且つ対象物を叩くタイミン
グすなわち往復動作の周期を簡便に変更することが可能
なエアハンマーを提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明のエアハンマーは、エアシリンダーの出力ロッドが
高速で突出動作することにより対象物を叩くように動作
するエアハンマーであって、上記出力ロッドの突出方向
前方位置に、ブラケットで支えられた叩きロッドを軸方
向に進退自在に配設し、該叩きロッドの基端側に緩衝フ
ランジを設けると共に、当該緩衝フランジと対向する上
記ブラケットの当接面との間に数センチの間隔を設けて
なる事を特徴としたものである。この際、前記エアシリ
ンダーとしては、シリンダ本体の内部を仕切り壁でアキ
ューム室と出力室とに仕切り、その出力室内に出力ピス
トンを設置し、上記仕切り壁に上記アキューム室と出力
室を連通させる貫通穴を形成せしめ、上記出力ピストン
に上記仕切り壁の貫通穴に抜き差し自在に気密状に貫挿
される調整ロッドを突設せしめなるものを用いることが
好ましい。更に、前記シリンダ本体の仕切り壁に形成せ
しめた貫通穴の内周に、前記調整ロッドの外周と適当な
摩擦力で擦れ合う摺接パッキンを設けたり、更に前記調
整ロッドを前記出力ピストンに対して着脱交換可能に設
けることが好ましい。
発明のエアハンマーは、エアシリンダーの出力ロッドが
高速で突出動作することにより対象物を叩くように動作
するエアハンマーであって、上記出力ロッドの突出方向
前方位置に、ブラケットで支えられた叩きロッドを軸方
向に進退自在に配設し、該叩きロッドの基端側に緩衝フ
ランジを設けると共に、当該緩衝フランジと対向する上
記ブラケットの当接面との間に数センチの間隔を設けて
なる事を特徴としたものである。この際、前記エアシリ
ンダーとしては、シリンダ本体の内部を仕切り壁でアキ
ューム室と出力室とに仕切り、その出力室内に出力ピス
トンを設置し、上記仕切り壁に上記アキューム室と出力
室を連通させる貫通穴を形成せしめ、上記出力ピストン
に上記仕切り壁の貫通穴に抜き差し自在に気密状に貫挿
される調整ロッドを突設せしめなるものを用いることが
好ましい。更に、前記シリンダ本体の仕切り壁に形成せ
しめた貫通穴の内周に、前記調整ロッドの外周と適当な
摩擦力で擦れ合う摺接パッキンを設けたり、更に前記調
整ロッドを前記出力ピストンに対して着脱交換可能に設
けることが好ましい。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な好適実施
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではない。
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではない。
【０００６】本発明に係るエアハンマーは、エアシリン
ダーＡと、その出力ロッド１の突出方向前方位置に取付
けられたブラケットＢに設置される叩きロッドＣとで構
成され、例えばその前後にフックＤを設けてチェーンＥ
等を介して吊り下げた状態で使用される。
ダーＡと、その出力ロッド１の突出方向前方位置に取付
けられたブラケットＢに設置される叩きロッドＣとで構
成され、例えばその前後にフックＤを設けてチェーンＥ
等を介して吊り下げた状態で使用される。
【０００７】エアシリンダーＡのシンリンダ本体２は、
その内部を１つの仕切り壁３でもってアキューム室４と
出力室５の２つの室に仕切られる。そして、アキューム
室４にはエア供給口６が形成され、出力室５にはエア給
排気口７が形成されると共に、出力ピストン８が摺動自
在に設置される。
その内部を１つの仕切り壁３でもってアキューム室４と
出力室５の２つの室に仕切られる。そして、アキューム
室４にはエア供給口６が形成され、出力室５にはエア給
排気口７が形成されると共に、出力ピストン８が摺動自
在に設置される。
【０００８】仕切り壁３には、アキューム室４と出力室
５とを連通させる貫通穴９を開口形成すると共に、出力
ピストン８の戻り時において出力ピストン８と仕切り壁
３で区画された室１０内に溜まったエアを外部へ排出さ
せるためのエア抜き口１１を形成せしめる。
５とを連通させる貫通穴９を開口形成すると共に、出力
ピストン８の戻り時において出力ピストン８と仕切り壁
３で区画された室１０内に溜まったエアを外部へ排出さ
せるためのエア抜き口１１を形成せしめる。
【０００９】出力ピストン８には、対象物を直接叩くた
めの叩きロッドＣと当接する出力ロッド１を一体に突設
すると共に、この出力ロッド１の突設方向とは反対側方
向に仕切り壁３に開口形成された貫通穴９に気密状に且
つ抜き差し自在に貫挿される調整ロッド１２を一体に突
設せしめる。
めの叩きロッドＣと当接する出力ロッド１を一体に突設
すると共に、この出力ロッド１の突設方向とは反対側方
向に仕切り壁３に開口形成された貫通穴９に気密状に且
つ抜き差し自在に貫挿される調整ロッド１２を一体に突
設せしめる。
【００１０】貫通穴９は、仕切り壁３で仕切られたアキ
ューム室４と出力室５とを適時連通させるためのもので
あり、出力ピストン８と一体になった調整ロッド１２の
延長線上に同軸状に開口形成せしめ、調整ロッド１２を
気密状に抜き差しすることにより開閉される。
ューム室４と出力室５とを適時連通させるためのもので
あり、出力ピストン８と一体になった調整ロッド１２の
延長線上に同軸状に開口形成せしめ、調整ロッド１２を
気密状に抜き差しすることにより開閉される。
【００１１】また、貫通穴９の内周には、出力ピストン
８に突設せしめた調整ロッド１２の外周と適当な摩擦力
で擦れ合う摺接パッキン１３を設ける。ここで、調整ロ
ッド１２の外周と適当な摩擦力で擦れ合うとは、例えば
出力ロッド１を下向きに配置した場合であっても出力ピ
ストン８が不用意に下方へ移動しない程度の摩擦力で擦
れ合うことを言う。
８に突設せしめた調整ロッド１２の外周と適当な摩擦力
で擦れ合う摺接パッキン１３を設ける。ここで、調整ロ
ッド１２の外周と適当な摩擦力で擦れ合うとは、例えば
出力ロッド１を下向きに配置した場合であっても出力ピ
ストン８が不用意に下方へ移動しない程度の摩擦力で擦
れ合うことを言う。
【００１２】調整ロッド１２は、出力ピストン８の直径
よりも十分に小径で且つ適当な長さのロッド形状に形成
して、出力ピストン８に出力ロッド１とは反対側方向に
一体に突設せしめる。この際、出力ピストン８と同一体
に形成しても良いし、或いは出力ピストン８とは別体に
形成して出力ピストン８に着脱交換可能に取付けるよう
にしても良い。
よりも十分に小径で且つ適当な長さのロッド形状に形成
して、出力ピストン８に出力ロッド１とは反対側方向に
一体に突設せしめる。この際、出力ピストン８と同一体
に形成しても良いし、或いは出力ピストン８とは別体に
形成して出力ピストン８に着脱交換可能に取付けるよう
にしても良い。
【００１３】また、調整ロッド１２の長さは、後述する
動作説明で明らかになるように、対象物を叩くタイミン
グすなわちハンマー作業における往復動作の周期に関係
し、長く形成すれば対象物を叩くタイミングを長くする
ことができ、短く形成すれば対象物を叩くタイミングを
短くすることができ、使用目的に応じてその長さが決定
される。
動作説明で明らかになるように、対象物を叩くタイミン
グすなわちハンマー作業における往復動作の周期に関係
し、長く形成すれば対象物を叩くタイミングを長くする
ことができ、短く形成すれば対象物を叩くタイミングを
短くすることができ、使用目的に応じてその長さが決定
される。
【００１４】エアシリンダーＡの出力ロッド１で叩かれ
て対象物を直接叩くための叩きロッドＣは、出力ロッド
１の突出方向前方位置に配置されエアシリンダーＡに取
付けられたブラケットＢに軸方向に進退自在に設けると
共に、出力ロッド１と同軸線上に設置する。そして、叩
きロッドＣの先端側にはハンマー部１４を設け、基端側
には抜け止めを兼ねた緩衝フランジ１５を設ける。この
際、叩きロッドＣが最も後退した状態（位置）において
緩衝フランジ１５と対向するブラケットＢの当接面１６
との間に数センチの間隔Ｌが空くように叩きロッドＣの
長さが設定される。
て対象物を直接叩くための叩きロッドＣは、出力ロッド
１の突出方向前方位置に配置されエアシリンダーＡに取
付けられたブラケットＢに軸方向に進退自在に設けると
共に、出力ロッド１と同軸線上に設置する。そして、叩
きロッドＣの先端側にはハンマー部１４を設け、基端側
には抜け止めを兼ねた緩衝フランジ１５を設ける。この
際、叩きロッドＣが最も後退した状態（位置）において
緩衝フランジ１５と対向するブラケットＢの当接面１６
との間に数センチの間隔Ｌが空くように叩きロッドＣの
長さが設定される。
【００１５】次に、本エアハンマーの動作について、図
面を参照しながら説明する。（ａ）叩きロッドＣが後退
限位置にあると共に、エアシリンダーにおける仕切り壁
３の貫通穴９に出力ピストン８の調整ロッド１２が気密
状に貫挿された状態で、エア供給源（図示せず）に接続
されたエア供給口６からアキューム室４内にエアを供給
すると、アキューム室４内の内圧が高くなると共に、そ
のエア圧力が出力ピストン８の調整ロッド１２にかか
り、調整ロッド１２が出力ピストン８と一緒になって徐
々に仕切り壁３の貫通穴９から抜ける方向（図面上の左
側方）へと移動する。
面を参照しながら説明する。（ａ）叩きロッドＣが後退
限位置にあると共に、エアシリンダーにおける仕切り壁
３の貫通穴９に出力ピストン８の調整ロッド１２が気密
状に貫挿された状態で、エア供給源（図示せず）に接続
されたエア供給口６からアキューム室４内にエアを供給
すると、アキューム室４内の内圧が高くなると共に、そ
のエア圧力が出力ピストン８の調整ロッド１２にかか
り、調整ロッド１２が出力ピストン８と一緒になって徐
々に仕切り壁３の貫通穴９から抜ける方向（図面上の左
側方）へと移動する。
【００１６】（ｂ）エアシリンダーのアキューム室４内
に供給されたエア圧力により調整ロッド１２が移動して
仕切り壁３の貫通穴９から抜けると、貫通穴９を通して
アキューム室４内のエア圧力が出力ピストン８の受圧面
に一気にかかるようになる。その結果、出力ピストン８
が図面上の左側方へと一気に移動し、出力ピストン８と
一体に出力ロッド１が一気に突出動作して、その先端で
叩きロッドＣを勢いよく叩くようになる。すると、叩き
ロッドＣが軸方向に図面上の左側方へ勢いよく移動して
先端側に設けたハンマー部１４で対象物を叩くと共に、
基端側に設けた緩衝フランジ１５がブラケットＢの当接
面１６に当接して叩きロッドＣの動きが停止する。
に供給されたエア圧力により調整ロッド１２が移動して
仕切り壁３の貫通穴９から抜けると、貫通穴９を通して
アキューム室４内のエア圧力が出力ピストン８の受圧面
に一気にかかるようになる。その結果、出力ピストン８
が図面上の左側方へと一気に移動し、出力ピストン８と
一体に出力ロッド１が一気に突出動作して、その先端で
叩きロッドＣを勢いよく叩くようになる。すると、叩き
ロッドＣが軸方向に図面上の左側方へ勢いよく移動して
先端側に設けたハンマー部１４で対象物を叩くと共に、
基端側に設けた緩衝フランジ１５がブラケットＢの当接
面１６に当接して叩きロッドＣの動きが停止する。
【００１７】（ｃ）然る後に、出力ピストン８と仕切り
壁３で区画された室１０のエア抜き口１１を開放した状
態で、エア給排気口７から出力室５内にエアを供給する
と、そのエア圧力で出力ピストン８が元の位置に復帰す
る方向（図面上の右側方）へと移動し、出力ロッド１が
元の位置に復帰すると共に調整ロッド１２が仕切り壁３
の貫通穴９に再び気密状に貫挿し、（ａ）の状態に復帰
する。
壁３で区画された室１０のエア抜き口１１を開放した状
態で、エア給排気口７から出力室５内にエアを供給する
と、そのエア圧力で出力ピストン８が元の位置に復帰す
る方向（図面上の右側方）へと移動し、出力ロッド１が
元の位置に復帰すると共に調整ロッド１２が仕切り壁３
の貫通穴９に再び気密状に貫挿し、（ａ）の状態に復帰
する。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係るエアハンマーは斯様に、出
力ロッドの突出方向前方位置に、ブラケットで支えられ
た叩きロッドを軸方向に進退自在に配設し、叩きロッド
の基端側に緩衝フランジを設けると共に、当該緩衝フラ
ンジと対向する上記ブラケットの当接面との間に数セン
チの間隔を設けてなるので、叩きロッドの動作にともな
う衝撃が少なくなり、よってダイカストマシンにおける
タイバーナットを緩めたりタイバーを入れたり抜いたり
する際などに作業用ハンマーとして使用することが出来
る。
力ロッドの突出方向前方位置に、ブラケットで支えられ
た叩きロッドを軸方向に進退自在に配設し、叩きロッド
の基端側に緩衝フランジを設けると共に、当該緩衝フラ
ンジと対向する上記ブラケットの当接面との間に数セン
チの間隔を設けてなるので、叩きロッドの動作にともな
う衝撃が少なくなり、よってダイカストマシンにおける
タイバーナットを緩めたりタイバーを入れたり抜いたり
する際などに作業用ハンマーとして使用することが出来
る。
【００１９】しかも、特に請求項２記載のエアハンマー
によれば、シリンダ本体の内部を仕切り壁でアキューム
室と出力室とに仕切り、その出力室内に出力ピストンを
設置すると共に、上記仕切り壁に上記アキューム室と出
力室を連通させる貫通穴を形成せしめ、前記出力ピスト
ンに上記仕切り壁の貫通穴に抜き差し自在に気密状に貫
挿される調整ロッドを突設せしめてなるエアシリンダー
を用いてなるので、簡単な構造でもって且つ大型化せず
とも所要の衝撃力を出力することが出来ると共に、調整
ロッドの長さを適宜変更するだけで、対象物を叩くタイ
ミングすなわちハンマー作業における往復動作の周期を
簡便に変更することが可能となる。
によれば、シリンダ本体の内部を仕切り壁でアキューム
室と出力室とに仕切り、その出力室内に出力ピストンを
設置すると共に、上記仕切り壁に上記アキューム室と出
力室を連通させる貫通穴を形成せしめ、前記出力ピスト
ンに上記仕切り壁の貫通穴に抜き差し自在に気密状に貫
挿される調整ロッドを突設せしめてなるエアシリンダー
を用いてなるので、簡単な構造でもって且つ大型化せず
とも所要の衝撃力を出力することが出来ると共に、調整
ロッドの長さを適宜変更するだけで、対象物を叩くタイ
ミングすなわちハンマー作業における往復動作の周期を
簡便に変更することが可能となる。
【００２０】また、特に請求項３記載のエアハンマーに
よれば、前記仕切り壁に形成せしめた貫通穴の内周に、
前記調整ロッドの外周と適当な摩擦力で擦れ合う摺接パ
ッキンを設けてなるエアシリンダーを用いてなるので、
シリンダーを横向きに設置した場合は勿論のこと上向き
又は下向きに設置した場合でも出力ピストンないし出力
ロッドが不用意に動くことがなくなり、どのような姿勢
でも安定した出力動作を期することが出来る。よって、
設置に際して何らの制約を受けることがなくなる。
よれば、前記仕切り壁に形成せしめた貫通穴の内周に、
前記調整ロッドの外周と適当な摩擦力で擦れ合う摺接パ
ッキンを設けてなるエアシリンダーを用いてなるので、
シリンダーを横向きに設置した場合は勿論のこと上向き
又は下向きに設置した場合でも出力ピストンないし出力
ロッドが不用意に動くことがなくなり、どのような姿勢
でも安定した出力動作を期することが出来る。よって、
設置に際して何らの制約を受けることがなくなる。
【００２１】更に、特に請求項４記載のエアハンマーに
よれば、前記調整ロッドを前記出力ピストンに対して着
脱交換可能に設けてなるエアシリンダーを用いてなるの
で、長さの異なる調整ロッドを変更するだけで、対象物
を叩くタイミングすなわちハンマー作業における往復動
作の周期を簡便に変更することが出来るようになる。
よれば、前記調整ロッドを前記出力ピストンに対して着
脱交換可能に設けてなるエアシリンダーを用いてなるの
で、長さの異なる調整ロッドを変更するだけで、対象物
を叩くタイミングすなわちハンマー作業における往復動
作の周期を簡便に変更することが出来るようになる。
【図１】 本発明に係るエアハンマーの一実施例を示す
模式図であり、（ａ）から（ｃ）に動作順に表してあ
る。
模式図であり、（ａ）から（ｃ）に動作順に表してあ
る。
Ａ：エアシリンダ Ｂ：ブラケット Ｃ：叩きロッド Ｄ：フック Ｅ：チェーン １：出力ロッド ２：シンリンダ本
体 ３：仕切り壁 ４：アキューム室 ５：出力室 ６：エア供給口 ７：エア給排気口 ８：出力ピストン ９：貫通穴 １０：室 １１：エア抜き口 １２：調整ロッド １３：摺接パッキン １４：ハンマー部 １５：緩衝フランジ １６：当接面
体 ３：仕切り壁 ４：アキューム室 ５：出力室 ６：エア供給口 ７：エア給排気口 ８：出力ピストン ９：貫通穴 １０：室 １１：エア抜き口 １２：調整ロッド １３：摺接パッキン １４：ハンマー部 １５：緩衝フランジ １６：当接面
Claims (4)
- 【請求項１】 エアシリンダーの出力ロッドが高速で突
出動作することにより対象物を叩くように動作するエア
ハンマーであって、上記出力ロッドの突出方向前方位置
に、ブラケットで支えられた叩きロッドを軸方向に進退
自在に配設し、該叩きロッドの基端側に緩衝フランジを
設けると共に、当該緩衝フランジと対向する上記ブラケ
ットの当接面との間に数センチの間隔を設けてなる事を
特徴とするエアハンマー。 - 【請求項２】 前記エアシリンダーが、シリンダ本体の
内部を仕切り壁でアキューム室と出力室とに仕切り、そ
の出力室内に出力ピストンを設置すると共に、上記仕切
り壁に上記アキューム室と出力室を連通させる貫通穴を
形成せしめ、上記出力ピストンに上記仕切り壁の貫通穴
に抜き差し自在に気密状に貫挿される調整ロッドを突設
せしめてなる請求項１記載のエアハンマー。 - 【請求項３】 前記仕切り壁に形成せしめた貫通穴の内
周に、前記調整ロッドの外周と適当な摩擦力で擦れ合う
摺接パッキンを設けてなる請求項２記載のエアハンマ
ー。 - 【請求項４】 前記調整ロッドを前記出力ピストンに対
して着脱交換可能に設けてなる請求項２記載のエアハン
マー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000108345A JP2001287175A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | エアハンマー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000108345A JP2001287175A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | エアハンマー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001287175A true JP2001287175A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18621203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000108345A Pending JP2001287175A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | エアハンマー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001287175A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009059395A1 (en) * | 2007-11-06 | 2009-05-14 | Larouche, Roch | Pneumatic impact tool |
| CN103423230A (zh) * | 2013-08-22 | 2013-12-04 | 王建军 | 组合缸及应用 |
| JP2015093379A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | サンドビック．マイニング．アンド．コンストラクション．オイ | 衝撃装置及び衝撃装置を取り外す方法 |
| KR101761760B1 (ko) * | 2012-12-20 | 2017-07-26 | 에스엠시 가부시키가이샤 | 유체압 실린더 |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000108345A patent/JP2001287175A/ja active Pending
Cited By (6)
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|---|---|---|---|---|
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