JP2008105128A - 流体圧シリンダ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワークの長尺部をピストンロッドの中空部に挿入することができる流体圧シリンダを提供する。
【解決手段】 ピストンロッド7の中空孔7aに円筒体8を挿入し、円筒体8の外周と中空孔7aの内周の間に供給路9が設けられ、ピストンロッド7に、第1流路11と前記供給路9とを連通させる第1連通孔14と、前記供給路9と他方のピストン作動室5Aとを連通させる第2連通孔15を設け、第1流路11に連通する一方の給排ポート10Aから圧流体を、第1流路11、第1連通孔14、供給路9、及び第2連通孔15を介して他方のピストン作動室5Aに給排するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シリンダ本体の一方の塞ぎ部材に設けた一対の給排ポートから、シリンダ本体内の一対のピストン作動室に圧流体を給排してピストン及びピストンロッドを往復動させるようにした流体圧シリンダに関し、特にコレットチャック装置に用いるものに関する。
従来、特許文献1のような流体圧シリンダを用いてコレットチャックを往復動させることでワークを把持するようにしたコレットチャック装置が知られている。ところが、特許文献1に記載の流体圧シリンダではシリンダチューブに一対の給排ポートを設けたことでシリンダチューブが大径となり、コレットチャック装置全体が大型となる問題があった。そこで、特許文献2のような一対の給排ポートをヘッドカバーに設けた流体圧シリンダを用いれば、装置全体が小型になると考えられた。その流体圧シリンダは、ヘッドカバー(一方の塞ぎ部材)に一対の給排ポートが設けられ、一方の給排ポートはヘッド側シリンダ室(一方のピストン作動室)に直接連通している。他方の給排ポートはヘッドカバーに基端を螺着した軸方向に貫通する流路を有する流体給排管に連結されている。その流体給排管は、ヘッド側シリンダ室を通り、ピストンの中心部分を気密に貫通して、先端がロッドの中空部内に突出している。中空部を封止部材により閉鎖されるロッドには、ロッド側シリンダ室(他方のピストン作動室)と中空部とを連通させる複数個の連通部が形成され、他方の給排ポートは流体給排管の流路、中空部及び連通部を介してロッド側シリンダ室に連通している。
実開平6−39308号公報
特開2001−132707号公報
特許文献2の流体圧シリンダを用いてコレットチャック装置を構成すれば、ヘッドカバーに一対の給排ポートを設けたことでシリンダチューブが小径となり、装置全体を小型にすることができる。ところが、ロッドの中空部を封止部材により閉鎖しないとロッド側シリンダ室を気密にすることができない。よって、ワークの長尺部をロッドの中空部に挿入させることができず、長尺部を備えたワークを把持できない問題があった。
そこで本発明の課題は、上記問題点を解決するもので、ワークの長尺部をピストンロッドの中空部に挿入することができる流体圧シリンダを提供することを目的とする。
そこで本発明の課題は、上記問題点を解決するもので、ワークの長尺部をピストンロッドの中空部に挿入することができる流体圧シリンダを提供することを目的とする。
本発明の流体圧シリンダは、シリンダ本体内に両側の塞ぎ部材でシリンダ室を形成し、そのシリンダ室は摺動可能なピストンにより一対のピストン作動室に区画され、ピストンに設けたピストンロッドが両側の塞ぎ部材に設けられたロッド嵌合孔に夫々摺動可能に嵌合され、一方の塞ぎ部材に設けた一対の給排ポートから一対のピストン作動室に圧流体を給排してピストン及びピストンロッドを往復動させる流体圧シリンダにおいて、ピストンロッドの軸方向に設けた中空孔に円筒体を挿入し、円筒体の外周と中空孔の内周の間に供給路が形成され、ピストンロッドに、一方の給排ポートを一方の塞ぎ部材に設けた第1流路を介して供給路に連通させる第1連通孔と、供給路を他方のピストン作動室に連通させる第2連通孔を設け、一方の塞ぎ部材に他方の給排ポートを一方のピストン作動室に連通させる第2流路を設け、一方の給排ポートから第1流路、第1連通孔、供給路、及び第2連通孔を介して他方のピストン作動室に圧流体を給排し、他方の給排ポートから第2流路を介して一方のピストン作動室に圧流体を給排するようにしたことを特徴とする。
本発明では、ピストンロッドの中空孔に円筒体を挿入し、円筒体の外周と中空孔の内周の間に供給路を設け、ヘッド側塞ぎ部材に設けた一方の給排ポートと他方のピストン作動室とを前記供給路を介して連通することで、ピストンロッドの中空部を塞ぐことなく他方のピストン作動室が形成され、円筒体の内側にワークの長尺部を挿入することが可能となる。
図1は、流体圧シリンダ1を用いてコレットチャックBを往復動させることでワークWを把持するようにしたコレットチャック装置Aを示す。流体圧シリンダ1について説明する。シリンダ本体2を構成するヘッド側塞ぎ部材3とロッド側塞ぎ部材4によりシリンダ本体2内にシリンダ室5を形成し、そのシリンダ室5は摺動可能なピストン6により一対のピストン作動室5A,5Bに区画されている。ピストン6に設けたピストンロッド7がヘッド側塞ぎ部材3とロッド側塞ぎ部材4に設けられたロッド嵌合孔3a,4aに夫々摺動可能に嵌合されている。ピストンロッド7の軸方向に設けた中空孔7aに円筒体8を挿入し、ピストンロッド7の端部に設けた雌ネジ部7bに円筒体8に設けた雄ネジ部8aが捩じ込まれている。円筒体8の中間部外周と中空孔7aの中間部内周の少なくとも一方に径の異なる加工部を設け、その加工部により円筒体8の外周と中空孔7aの内周の間に第1供給路9が形成される。本実施形態では、前記加工部は円筒体8の中間部外周に設けられている。前記ヘッド側塞ぎ部材3には、一対の給排ポート10A,10Bが設けられている。各給排ポート10A,10Bは、ヘッド側塞ぎ部材3に設けた第1,2流路11,12に連結している。第1,2流路11,12の他端はヘッド側塞ぎ部材3に設けたロッド嵌合孔3aに夫々開口している。また、第1流路11と第2流路12との間にシール部材13が設けられている。
ピストンロッド7に、一方の給排ポート10Aを第1流路11を介して前記供給路9に連通させる複数個(1個のみ図示)の第1連通孔14と、その供給路9を他方のピストン作動室5Aに連通させる複数個(1個のみ図示)の第2連通孔15が設けられている。また、第1連通孔14は、ピストンロッド7の外周に設けた環状溝16を介して第1流路11と連通するようになっている。ピストンロッド7の外周とヘッド側塞ぎ部材3に設けたロッド嵌合孔3aの内周の少なくとも一方に径の異なる加工部を設け、その加工部によりヘッド側塞ぎ部材3に設けたロッド嵌合孔3aとピストンロッド7の外周の間に第2供給路17が形成される。本実施形態では、前記加工部はヘッド側塞ぎ部材3に設けたロッド嵌合孔3aの内周に設けられている。その供給路17を介して第2流路12と一方のピストン作動室5Bとが連通している。
上記構成の流体圧シリンダ1では、図1のように、一方の給排ポート10Aから第1流路11、第1連通孔14、第1供給路9、及び第2連通孔15を介して他方のピストン作動室5Aに圧流体が供給され、一方のピストン作動室5Bから第2供給路17、第2流路12を介して他方の給排ポート10Bから圧流体が排出されることで、ピストン6及びピストンロッド7が後退する。また、図3のように、他方の給排ポート10Bから一方のピストン作動室5Bに圧流体が供給され、他方のピストン作動室5Aから第2連通孔15、第1供給路9、第1連通孔14、及び第1流路11を介して一方の給排ポート10Aから圧流体が排出されることで、前記と逆にピストン6及びピストンロッド7が前進する。このように、一対の給排ポート10A,10Bから圧流体を一対のピストン作動室5A,5Bに給排することで、ピストン6及びピストンロッド7が往復動するようになっている。尚、本実施形態では、ヘッド側塞ぎ部材3とロッド側塞ぎ部材4によりシリンダ室5を形成したシリンダ本体2としたが、シリンダチューブの両端を塞ぎ部材で塞いでシリンダ室5を形成したシリンダ本体2であってもよい。また、ピストンロッド7と円筒体8はシール部材18とネジ部7b,8aにより一体化しているが、溶接或いはその他の手段で構成してもよい。
上記流体圧シリンダ1のように、ピストンロッド7の中空孔7aに円筒体8を挿入し、円筒体8の外周と中空孔7aの内周の間に第1供給路9が設けられ、その供給路9を介して他方のピストン作動室5Aと一方の給排ポート10Aとを連通させることで、従来のようにロッドの中空部を封止部材により閉鎖することなく、他方のピストン作動室5Aを気密にできる。よって、コレットチャック装置Aに用いた場合、円筒体8の内側にワークWの長尺部を挿入させることができる。
1 流体圧シリンダ
2 シリンダ本体
3 ヘッド側塞ぎ部材
3a ロッド嵌合孔
4 ロッド側塞ぎ部材
4a ロッド嵌合孔
5 シリンダ室
5A 他方のピストン作動室
5B 一方のピストン作動室
6 ピストン
7 ピストンロッド
7a 中空孔
8 円筒体
9 第1供給路
10A 一方の給排ポート
10B 他方の給排ポート
11 第1流路
12 第2流路
14 第1連通孔
15 第2連通孔
2 シリンダ本体
3 ヘッド側塞ぎ部材
3a ロッド嵌合孔
4 ロッド側塞ぎ部材
4a ロッド嵌合孔
5 シリンダ室
5A 他方のピストン作動室
5B 一方のピストン作動室
6 ピストン
7 ピストンロッド
7a 中空孔
8 円筒体
9 第1供給路
10A 一方の給排ポート
10B 他方の給排ポート
11 第1流路
12 第2流路
14 第1連通孔
15 第2連通孔
Claims (1)
- シリンダ本体内に両側の塞ぎ部材でシリンダ室を形成し、そのシリンダ室は摺動可能なピストンにより一対のピストン作動室に区画され、ピストンに設けたピストンロッドが両側の塞ぎ部材に設けられたロッド嵌合孔に夫々摺動可能に嵌合され、一方の塞ぎ部材に設けた一対の給排ポートから一対のピストン作動室に圧流体を給排してピストン及びピストンロッドを往復動させる流体圧シリンダにおいて、ピストンロッドの軸方向に設けた中空孔に円筒体を挿入し、円筒体の外周と中空孔の内周の間に供給路が形成され、ピストンロッドに、一方の給排ポートを一方の塞ぎ部材に設けた第1流路を介して供給路に連通させる第1連通孔と、供給路を他方のピストン作動室に連通させる第2連通孔を設け、一方の塞ぎ部材に他方の給排ポートを一方のピストン作動室に連通させる第2流路を設け、一方の給排ポートから第1流路、第1連通孔、供給路、及び第2連通孔を介して他方のピストン作動室に圧流体を給排し、他方の給排ポートから第2流路を介して一方のピストン作動室に圧流体を給排するようにしたことを特徴とする流体圧シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006289646A JP2008105128A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 流体圧シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006289646A JP2008105128A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 流体圧シリンダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008105128A true JP2008105128A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39438920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006289646A Pending JP2008105128A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 流体圧シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008105128A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150133885A (ko) * | 2014-05-20 | 2015-12-01 | 에이피시스템 주식회사 | 디스펜서 장치 |
-
2006
- 2006-10-25 JP JP2006289646A patent/JP2008105128A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150133885A (ko) * | 2014-05-20 | 2015-12-01 | 에이피시스템 주식회사 | 디스펜서 장치 |
KR101588383B1 (ko) * | 2014-05-20 | 2016-01-26 | 에이피시스템 주식회사 | 디스펜서 장치 |
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