JP6115212B2 - 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置 - Google Patents

周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6115212B2
JP6115212B2 JP2013052185A JP2013052185A JP6115212B2 JP 6115212 B2 JP6115212 B2 JP 6115212B2 JP 2013052185 A JP2013052185 A JP 2013052185A JP 2013052185 A JP2013052185 A JP 2013052185A JP 6115212 B2 JP6115212 B2 JP 6115212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
nozzle
containing gas
base substrate
periodic table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013052185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014177374A (ja
Inventor
尚志 福山
尚志 福山
理貴 郷田
理貴 郷田
三谷 浩
浩 三谷
敬紀 鈴木
敬紀 鈴木
雄也 齋藤
雄也 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2013052185A priority Critical patent/JP6115212B2/ja
Publication of JP2014177374A publication Critical patent/JP2014177374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6115212B2 publication Critical patent/JP6115212B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は、周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法に関する。より詳細には、下地基板上に膜厚分布が小さな周期表第13族金属窒化物半導体結晶を成長させることができる方法と、その方法に用いる製造装置に関する。
GaN結晶などの周期表第13族金属窒化物半導体結晶はバンドギャップが広く、オプトエレクトロニクス等の分野において大変有用な材料である。このため、周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法や製造装置に関する研究が種々なされてきている。その中には、気相成長法により周期表第13族金属窒化物半導体結晶を製造する際に、結晶を成長させる下地基板の配置法や原料ガスの供給法を工夫したものがある。
例えば、特許文献1には、スリットノズルを用いて原料ガスを下地基板へ供給することが記載されている。ここでは、下地基板上に板状結晶を成長させることを目的としており、下地基板の主面と成長面は異なっている。
特開2009−234906号公報
一般に、気相成長法で周期表第13族金属窒化物半導体結晶を製造すると、コストが割高になるという問題がある。そのため、例えば結晶径を大きくしたり、結晶の厚みを厚くしたりすることによりコストを削減することが必要とされている。大口径結晶を得るためには、大口径の主面を有する下地基板を用いてその主面上に結晶成長させる必要がある。しかしながら、本願発明者等が検討したところ、大口径の主面を有する下地基板を用いて従来の方法で結晶成長を行うと、端部にまで十分に原料ガスを到達させることができず、得られた結晶は端部に比べて中央部の膜厚が大きくなり、凸型の結晶となってしまうことがわかった。
そこで本願発明者等が端部に原料を到達させるべく成長条件を調整したところ、結晶の中央部と端部との間で原料ガスの到達度合いを制御することが困難であるため、得られた結晶は端部に比べて中央部の膜厚が小さくなりすぎて、凹型の結晶となってしまった。また、ガス条件を調整するだけでは、結晶外周部の膜厚を厚くすることができないことが見出された。このような膜厚分布が大きな結晶をスライスして基板を得ようとしても、膜厚分布が小さな結晶をスライスする場合と比較して、取り出せる基板の枚数が大幅に少なくなってしまうという課題があることが見出された。また、膜厚分布が大きい場合(特に、結晶中心の膜厚が小さい場合)には、結晶中に残留する内部応力が大きくなり、結晶にクラックが発生してしまうことも見出された。
そこで本願発明者らは、このような従来技術の課題を解決するために、膜厚分布が小さくて良質な周期表第13族金属窒化物半導体結晶を気相成長法により提供することを目的として検討を進めた。
上記の課題を解決するために鋭意検討を行なった結果、本願発明者らは、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルと下地基板との位置関係を制御することにより、膜厚分布が小さくて良質な結晶が得られやすくなることを見出した。すなわち、課題を解決する手段として、以下の本発明を提供するに至った。
[1]反応容器内を該反応容器の外からヒーターで加熱するとともに、該反応容器内にそれぞれ開口するGa原料含有ガス供給用ノズルおよびNH 3 含有ガス供給用ノズルを通して該反応容器内にGa原料含有ガスおよびNH 3 含有ガスを供給して、該反応容器内に設置した下地基板の主面上にGaN結晶を成長させる成長工程を含成長工程において下地基板の該主面のうち、該Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合50%以上99%以下であることを特徴とするGaN結晶の製造方法
[2]前記NH 3 含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積の比、0.5以上であることを特徴とする[1]に記載の製造方法。
[3]前記成長工程において、前記NH 3 含有ガス供給用ノズルの供給口におけるNH 3 含有ガスの線速に対する、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口におけるGa原料含有ガスの線速の比が0.1以上であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の製造方法。
[4]前記成長工程において、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口から、前記下地基板の前記主面までの最短距離が0.5cm以上30cm以下であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の製造方法。
[5]前記成長工程において、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる前記下地基板の前記主面の面積の比が0.1以上であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の製造方法。
[6]前記成長工程において、前記Ga原料含有ガスの供給方向と、前記下地基板の前記主面とがなす角度が0°から±40°以内であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載の製造方法。
[7]前記Ga原料含有ガスが、GaClガス、GaCl 3 ガスまたはGa 2 Oガスを少なくとも含む、[1]〜[6]のいずれかに記載の製造方法。
[8]前記Ga原料含有ガスがGaClガスを含み、HClガスをGaと反応させることによって該GaClガスを生成させる、[1]〜[7]のいずれかに記載の製造方法。
本発明の製造方法によれば、膜厚分布が小さくて良質な周期表第13族金属窒化物半導体結晶を容易に製造することができる。また、本発明の製造装置を用いれば、簡便に膜厚分布が小さくて良質な周期表第13族金属窒化物半導体結晶を製造することができる。
ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡を示す概念図である。 複数のノズルを用いて、その供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡を示す概念図である。 投影軌跡と、下地基板の成長面との位置関係を示す概念図である。 本発明で用いることができる周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造装置の一例を示す概略図である。
以下において、本発明の周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法及び製造装置について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様や具体例に限定されるものではない。
なお、本願において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。また、本願におけるミラー指数は、指数が負である場合に当該指数の前にマイナス記号をつけて表記している。また、本明細書において<・・・・>との表記は方向の集合表現、[・・・・]との表記は方向の個別表現を表す。それに対して{・・・・}との表記は面の集合表現、(・・・・)との表記は面の個別表現を表す。
本明細書において「オフ角」とは、ある面の指数面からのずれを表す角度である。
本願明細書において「主面」とは、結晶に存在する表面のうち最も広い面を意味し、下地基板の「主面」は通常結晶成長が行われるべき面となる。
本願明細書において、「C面」とは、六方晶構造(ウルツ鉱型結晶構造)における{0001}面であり、c軸に直交する面である。かかる面は極性面であり、周期表第13族金属窒化物半導体結晶では「+C面」は周期表第13族金属面(窒化ガリウムの場合はガリウム面)であり、「−C面」は窒素面である。
また、本願明細書において、「M面」とは{1−100}面と等価な面であり、具体的には(1−100)面、(01−10)面、(−1010)面、(−1100)面、(0−110)面、或いは(10−10)面であり、m軸に直交する面である。かかる面は非極性面であり、通常は劈開面である。
また、本願明細書において、「A面」とは{2−1−10}面と等価な面であり、具体的には(2−1−10)面、(−12−10)面、(−1−120)面、(−2110)面、(1−210)面、或いは(11−20)面であり、a軸に直交する面である。かかる面は非極性面である。本明細書において「c軸」「m軸」「a軸」とは、それぞれC面、M面、A面に垂直な軸を意味する。
また、本願明細書において「半極性面」とは、例えば、周期表第13族金属窒化物半導体結晶が六方晶であってその主面が(hklm)で表される場合、h、k、lのうち少なくとも2つが0でなく、且つmが0でない面をいう。また、半極性面は、C面、すなわち{0001}面に対して傾いた面で、表面に周期表第13族金属元素と窒素元素の両方あるいは片方のみが存在する場合で、かつその存在比が1:1でない面を意味する。h、k、l、mはそれぞれ独立に−5〜5のいずれかの整数であることが好ましく、−3〜3のいずれかの整数であることがより好ましく、低指数面であることが好ましい。具体的には、例えば{20−21}面、{20−2−1}面、{30−31}面、{30−3−1}面、{10−11}面、{10−1−1}面、{10−12}面、{10−1−2}面、{11−22}面、{11−2−2}面、{11−21}面、{11−2−1}面など低指数面が挙げられる。
また、本明細書においてC面、M面、A面や特定の指数面を称する場合には、±0.01°以内の精度で計測される各結晶軸から10°以内のオフ角を有する範囲内の面を含む。好ましくはオフ角が5°以内であり、より好ましくは3°以内である。
[周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法]
本発明の製造方法は、反応容器内において下地基板の主面を成長面として周期表第13族金属窒化物半導体結晶を成長させる成長工程を含む周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法である。その特徴は、成長工程において周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルから周期表第13族金属原料含有ガスを前記反応容器内に供給する点と、下地基板の成長面のうち、前記周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合を50%以上とする点にある。
なお、本発明でいう周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口とは、反応容器内にガスを供給するためのノズルの開口部を意味する。また、本発明でいう供給方向とは、ノズル供給口から放出されるガスの放出方向を意味する。
また、本発明でいう周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡とは、ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際に形成される仮想の空間領域であって、その供給口の外縁に対応する投影線の軌跡によって仕切られる空間領域である。例えば図1のように、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズル1として、その供給口2が四角形状である直方体形状のノズルを用いて、供給方向3が図中左から右に向かう方向となるように周期表第13族金属原料含有ガスを前記ノズル1から供給した場合において、任意の投影面4を設定し該投影面に供給口を投影すると、投影面には供給口の外縁に対応する投影線5が形成される。このような投影面を供給方向に連続して設定し、それぞれ投影線5を形成すると、投影線5の軌跡によって直方体状の領域6が形成される。本発明では、供給口の外縁に対応する投影線の軌跡によって仕切られるこのような領域を、供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡と呼ぶ。
次に、下地基板の成長面のうち、前記周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合を図3の態様を例にして説明する。なお、図3において下地基板の主面10における全ての領域は成長面であるものとする。図3(a)では、図1と同様に、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズル1として、その供給口2が四角形状である、直方体形状のノズルを1つ用いており、供給方向3が図中左から右に向かう方向となるように、周期表第13族金属原料含有ガスを前記ノズル1から供給している。供給方向の先には円盤状の下地基板9が配置されており、特に、その主面10が周期表第13族金属原料含有ガスの供給先に面するように配置されている。
この場合、ノズル1の供給口2をその供給方向に向かって投影する、つまり、供給口2を図中左から右に向かう方向に投影すると、その投影軌跡6は図3(b)のように、その
断面形状が供給口2と同一形状の四角形状である、直方体状の領域となる。図3(b)の例では、下地基板の主面10が直方体状の投影軌跡6の底面と同一の平面上に存在しており、下地基板の主面(成長面)10のうち前記投影軌跡6に含まれる領域11は、下地基板の主面(成長面)における端部の一部を除いたものとなっている。この場合、下地基板の主面(成長面)10に占める、投影軌跡に含まれる領域11の面積割合が、「下地基板の成長面のうち、前記周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合」となる。
なお、成長工程において時間によって周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルと下地基板の主面との位置関係を変更する場合、例えば、成長工程において主面の中心を通る法線を回転軸として下地基板を回転させる場合には、前記投影軌跡に含まれる面積割合は、ある瞬間における面積割合を意味するものとする。さらに、時間によって周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルと下地基板の主面との位置関係を変更することで、前記投影軌跡に含まれる面積割合が経時的に変化する場合には、面積割合の最大値を意味するものとする。
本発明の製造方法に係る成長工程において、下地基板の成長面のうち、前記周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合は50%以上であるが、70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、また、99%以下であることが好ましく、95%以下であることがより好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。
また、本発明の製造方法に係る成長工程において、下地基板の成長面の中心部のうち、前記周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合は80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、100%であることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向がある。
さらに、本発明の製造方法に係る成長工程において、下地基板の成長面の外周部のうち、前記周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合は20%以上であることが好ましく、30%以上であることがより好ましく、50%以上であることがさらに好ましく、また、99%以下であることが好ましく、95%以下であることがより好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。
なお、下地基板の成長面の中心部とは、下地基板の成長面の中心から下地基板の成長面の最大径の40%までの領域を意味する。下地基板の成長面の中心とは、下地基板の成長面が円形である場合はその円の中心であり、下地基板の成長面が円形でない場合は下地基板の成長面の重心とする。また、下地基板の成長面とは、下地基板の主面のうち、その上に周期表第13族金属窒化物半導体結晶を成長させうる面を意味する。また、下地基板の成長面の最大径とは、前記下地基板の成長面における最大幅を意味する。一方、下地基板の成長面の外周部とは、下地基板の成長面における中心部よりも外側の領域を意味する。すなわち、下地基板の成長面のうち中心部を除く領域が外周部に相当する。なお、下地基板の成長面の形状が円又は楕円以外の形状である場合には、下地基板の成長面の最大径とは、下地基板の成長面の最大幅のことを意味する。
本発明の製造方法に係る成長工程において、時間によって周期表第13族金属原料含有
ガス供給用ノズルと下地基板の主面との位置関係を変更することが好ましく、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルと下地基板の主面との位置関係を時間とともに周期的に変更することがより好ましい。例えば、ノズルを固定しておいて下地基板を回転させたり、下地基板を固定しておいてノズル供給口を移動させたり回転させたりすることもできる。さらに、ノズル供給口と下地基板の両方を移動させることも可能である。好ましいのは、ノズルを固定しておいて、下地基板を回転させる態様である。特に、下地基板の成長面の中心を回転軸として下地基板を回転させる態様を採用することが好ましい。このときの回転速度は成長工程中、一定に維持してもよいし、変動させてもよい。回転速度は、1rpm以上とすることが好ましく、3rpm以上とすることがより好ましく、5rpm以上とすることがさらに好ましい。また、60rpm以下とすることが好ましく、30rpm以下とすることがより好ましく、15rpm以下とすることがさらに好ましい。このようにして時間によって周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルと下地基板の主面との位置関係を変更することにより、一段と膜厚分布が小さくて良質な周期表第13族金属窒化物半導体結晶を製造することができる傾向がある。
周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルと下地基板の主面との位置関係を時間とともに周期的に変更する場合、その1周期内において、下地基板の主面の成長面のうち、前記投影軌跡に含まれる面積の割合は100%であることが好ましい。これにより、得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向がある。
周期表第13族金属原料含有ガスの供給方向と、下地基板の主面とがなす角度については何ら限定されないが、0°もしくは90°から±40°以内であることが好ましく、±20°以内であることがより好ましく、±5°以内であることがさらに好ましい。特に、生産性・効率性の観点からは、前記角度が0°、つまり周期表第13族金属原料含有ガスの供給方向と、下地基板の主面とが平行であることが好ましく、一方で、結晶性等の品質の観点からは、前記角度が90°、つまり周期表第13族金属原料含有ガスの供給方向と下地基板の主面とが垂直であることが好ましい。
例えば、前記角度を0°とした場合には、1つの周期表第13族金属原料含有ガスを複数の下地基板で共有することができる。つまり、1つの投影軌跡内に複数の下地基板の主面のそれぞれの一部又は全部が含まれても良い。この場合例えば、1つの周期表第13族金属原料含有ガスの上流側から下流側にかけて複数の下地基板を設置してもよく、また、1つの周期表第13族金属原料含有ガスを挟み込むように2枚の下地基板を対向して設置、つまり、1つの投影軌跡を挟み込むように2枚の下地基板を対向して設置してもよい。さらには、1つの投影軌跡の内部に複数の下地基板を供給方向に対して垂直な方向に横並びに配置してもよい。横並びに配置する場合には、複数の下地基板をそれぞれの主面が同一方向を向くように配置してもよく、主面同士が対向するように設置した2組の下地基板を横並びに配置してもよい。
また、前記角度を90°とした場合においても、1つの周期表第13族金属原料含有ガスを複数の下地基板で共有することができる。この場合、1つの投影軌跡内に複数の下地基板の主面のそれぞれの一部又は全部が含まれても良く、1つの投影軌跡の内部に複数の下地基板を供給方向に対して垂直な方向に横並びに配置してもよい。横並びに配置する場合には、複数の下地基板をそれぞれの主面が供給方向の逆方向を向くように、かつ主面同士が供給方向に対して重なり合わないように配置することが好ましい。
このように、1つの周期表第13族金属原料含有ガスを複数の下地基板で共有することにより周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。
また、周期表第13族金属原料含有ガスの供給方向と、重力方向とがなす角度については何ら限定されず、0°、90°、又は180°等任意の角度をとれる。例えば、熱対流等に起因した原料ガスの舞い上がりによる反応容器内への多結晶体の付着を極力防止した
い場合などは、前記角度が90°、つまり周期表第13族金属原料含有ガスの供給方向と重力方向とが垂直であることが好ましい。
本発明の製造方法におけるノズル供給口から下地基板の成長面までの距離(d)は、0.5cm以上とすることが好ましく、1cm以上とすることがより好ましく、2cm以上とすることがさらに好ましい。また、30cm以下とすることが好ましく、20cm以下とすることがより好ましく、15cm以下とすることがさらに好ましい。ここでいう距離は、ノズル供給口から下地基板の成長面までの最短距離を意味する。
また、本発明の製造方法におけるノズル供給口から供給される周期表第13族金属原料含有ガスの線速(r)は、0.01m/s以上とすることが好ましく、0.03m/s以上とすることがより好ましく、0.05m/s以上とすることがさらに好ましい。また、1m/s以下とすることが好ましく、0.5m/s以下とすることがより好ましく、0.3m/s以下とすることがさらに好ましい。
また、窒素原料含有ガスの線速に対する、周期表第13族金属原料含有ガスの線速比を0.1以上とすることが好ましく、0.2以上とすることがより好ましく、0.5以上とすることがさらに好ましく、また、10以下とすることが好ましく、5以下とすることがより好ましく、2以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高く、かつ結晶性等の品質のばらつきが小さい結晶が得られる傾向がある。なお、ここでいう線速は、成長温度におけるガス供給方向の線速であって、供給口を通過する際の線速を意味する。
本発明の製造方法におけるノズル供給口から下地基板の成長面までの距離(d)とノズル供給口から供給される周期表第13族金属原料含有ガスの線速(r)の比(d/r)は、0.005s以上とすることが好ましく、0.02s以上とすることがより好ましく、0.1s以上とすることがさらに好ましい。また、30s以下とすることが好ましく、10s以下とすることがより好ましく、3s以下とすることがさらに好ましい。
(下地基板)
本発明の製造方法における下地基板は、例えば、GaNに代表される周期表第13族金属窒化物、または、サファイア、Si、SiC、Ga、GaAs、ZnO(酸化亜鉛)などの基板が挙げられ、周期表第13族金属窒化物、サファイア、GaAs、酸化亜鉛、SiおよびSiCからなる群から選ばれる少なくとも1種の結晶であることが好ましい。また、周期表第13族金属窒化物の中でも、その上に成長させる周期表第13族金属窒化物半導体結晶と同種の結晶であることが好ましい。例えば、GaN結晶を成長させようとしている場合は、下地基板もGaN基板であることが好ましい。周期表第13族金属窒化物半導体結晶としては、GaNの他に、AlN、InN、またはこれらの混晶などを挙げることができる。混晶としては、AlGaN、InGaN、AlInN、AlInGaNなどを挙げることができる。好ましいのはGaNおよびGaを含む混晶であり、より好ましいのはGaNである。なお、下地基板として、その上に成長させる周期表第13族金属窒化物半導体結晶と異種の結晶を含む基板を用いる場合には、異種の結晶上にその上に成長させる周期表第13族金属窒化物半導体結晶と同種の結晶からなる結晶層を形成したもの(テンプレート基板)を用いることが好ましい。
下地基板の成長面の最大径は10cm以上であることが好ましく、30cm以上であることがより好ましく、50cm以上であることがさらに好ましい。このような大きな下地基板の成長面上に周期表第13族金属窒化物半導体結晶を成長させても、成長する結晶の膜厚分布を小さく抑えうる点に本発明の特徴がある。なお、下地基板の成長面とは、下地
基板の主面であって、その上に周期表第13族金属窒化物半導体結晶を成長させる面を意味する。例えば、下地基板の主面の一部が基板ホルダー等で被覆されて成長し得ない領域となっている場合には、成長面にはその領域は含まれないものとする。
下地基板の成長面の具体的な結晶面は特に限定されない。例えば{0001}面、{10−10}面、{11−20}面、{11−22}面、{20−21}面等を好ましく用いることができる。下地基板の形状も特に限定されないが、例えば円盤状の基板を好ましく用いることができる。
下地基板の厚みも特に限定されないが、100μm以上であることが好ましく、300μm以上であることがより好ましく、また、3mm以下であることが好ましく、1mm以下であることがより好ましい。
(周期表第13族金属原料含有ガス)
本発明の製造方法において、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズル供給口から供給されるガスは、周期表第13族金属原料ガスを少なくとも含むガスである。周期表第13族金属原料ガスのみからなるものであってもよいが、通常はキャリアガスやドーパントガスなどを含む混合ガスを採用する。周期表第13族金属原料ガスとしては、GaClガス、トリメチルガリウムガス、GaClガス、GaOガス、GaHガス、AlClガス、InClガス、AlClガス、InClガスなどを挙げることができる。例えば、GaClガスは、Gaを入れたリザーバーにHClガスを供給することにより生成することができる。キャリアガスとしては、例えば、Hガス、Nガス、Heガス、Neガス、Arガスのような不活性ガスを挙げることができる。また、ドーパントガスは、製造しようとしている周期表第13族金属窒化物半導体結晶に求められる性能に基づいて決定することができ、例えばn型のドーパントガスであれば、SiHガス、SiHClガス、HSガス等を挙げることができる。ノズル供給口から混合ガスを供給する場合、混合ガスに含まれる周期表第13族金属原料ガスの濃度は、0.1%以上とすることが好ましく、0.5%以上とすることがより好ましく、1%以上とすることがさらに好ましい。また、30%以下とすることが好ましく、20%以下とすることがより好ましく、15%以下とすることがさらに好ましい。
(周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズル)
本発明の製造方法に用いることができる周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口の形状は、本発明の製造方法の条件を満たすことができるような形状であれば特に制限されない。例えば、供給口の形状は、円形、楕円形、正方形、長方形、中央部が細く端部が太い細長形状、放射状、端部が円形でそれを連結する中央部が長方形である形状を挙げることができる。
また、供給口の数については特に限定されないが、通常1以上であり、また、10以下であることが好ましい。前記上限値以下とすることで、装置が複雑とならずガス供給量の制御が容易になる傾向がある。供給口の数を2以上とする場合には、1つの供給口を有するノズルを2以上用いても良く、また、2以上の供給口を有するノズルを1つ用いても良い。
供給口の数を1とする場合には、下地基板の成長面の面積に対する供給口の面積比を、0.1以上とすることが好ましく、0.2以上とすることがより好ましく、0.3以上とすることがさらに好ましく、また、5以下とすることが好ましく、3以下とすることがより好ましく、1以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。また、供給口の面積を、0.5cm以上とすることが好ましく、1cm以上とすることがより好ましく、2cm以上と
することがさらに好ましく、また、1000cm以下とすることが好ましく、500cm以下とすることがより好ましく、300cm以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。なお、1つの投影軌跡内に複数の下地基板の主面のそれぞれの一部又は全部が含まれる態様においては、下地基板の成長面の面積とは、前記複数の下地基板の成長面の面積の総和を意味する。
また、供給口の数を2以上とする場合には、下地基板の成長面の面積に対する供給口1つあたりの面積比を、0.01以上とすることが好ましく、0.02以上とすることがより好ましく、0.03以上とすることがさらに好ましく、また、2以下とすることが好ましく、1以下とすることがより好ましく、0.5以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。さらに、供給口の数を2以上とする場合には、下地基板の成長面の面積に対する供給口の総面積の比を、0.05以上とすることが好ましく、0.1以上とすることがより好ましく、0.15以上とすることがさらに好ましく、また、3以下とすることが好ましく、2以下とすることがより好ましく、0.5以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。なお、1つの投影軌跡内に複数の下地基板の主面のそれぞれの一部又は全部が含まれる態様においては、下地基板の成長面の面積とは、前記複数の下地基板の成長面の面積の総和を意味する。
また、供給口の数を2以上とする場合には、供給口の間の距離は、下地基板の成長面の最大径の5%以上であることが好ましく、10%以上であることがより好ましく、また、80%以下であることが好ましく、60%以下であることがより好ましい。前記下限値以上であると得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下であると周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向がある。ここで供給口間の距離とは、各供給口の中心をそれぞれ結んだ直線の中で最も距離が短いものの長さを意味する。
また、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる下地基板の成長面の面積の比を0.1以上とすることが好ましく、0.2以上とすることがより好ましく、0.5以上とすることがさらに好ましく、また、10以下とすることが好ましく、7以下とすることがより好ましく、3以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高くなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向がある。なお、1つの投影軌跡内に複数の下地基板の主面のそれぞれの一部又は全部が含まれる態様においては、下地基板の成長面の面積とは、前記複数の下地基板の成長面の面積の総和を意味する。
本発明の製造方法に用いる周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの材質は、周期表第13族金属原料含有ガスや反応容器内に存在するガスと接触する表面がこれらのガスと反応しないものの中から選択する。少なくともガスと接触する表面は、石英から構成されていることが好ましい。
本発明の製造方法に用いる周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルは、反応容器内において脱着可能なものであることが好ましい。脱着可能であれば、必要に応じて洗浄することが可能であり、また、下地基板の成長面の形状やサイズに応じて、ノズルを適宜交換することも可能である。
(窒素原料含有ガス)
本発明の製造方法において、窒素原料含有ガスを窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口から供給しても良い。窒素原料含有ガスは、窒素原料ガスを少なくとも含むガスである。窒素原料ガスのみからなるものであってもよいが、通常はキャリアガスやドーパントガスなどを含む混合ガスを採用する。窒素原料ガスとしては、反応性の観点からNHを好ましく用いることができる。キャリアガスとしては、例えば、Hガス、Nガス、Heガス、Neガス、Arガスのような不活性ガスを挙げることができる。また、ドーパントガスは、製造しようとしている周期表第13族金属窒化物半導体結晶に求められる性能に基づいて決定することができ、例えばn型のドーパントガスであれば、SiHガス、SiHClガス、HSガス等を挙げることができる。ノズル供給口から混合ガスを供給する場合、混合ガスに含まれる窒素原料ガスの濃度は、1%以上とすることが好ましく、5%以上とすることがより好ましく、10%以上とすることがさらに好ましい。また、98%以下とすることが好ましく、95%以下とすることがより好ましく、90%以下とすることがさらに好ましい。
(窒素原料含有ガス供給用ノズル)
本発明の製造方法に用いることができる窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口の形状は特に制限されないが、例えば、供給口の形状は、円形、楕円形、正方形、長方形、中央部が細く端部が太い細長形状、放射状、端部が円形でそれを連結する中央部が長方形である形状を挙げることができる。
また、供給口の数については特に限定されないが、通常1以上であり、また、10以下であることが好ましい。前記上限値以下とすることで、装置が複雑とならずガス供給量の制御が容易になる傾向がある。供給口の数を2以上とする場合には、1つの供給口を有するノズルを2以上用いても良く、また、2以上の供給口を有するノズルを1つ用いても良い。
供給口の数を1とする場合には、下地基板の成長面の面積に対する供給口の面積比を、0.02以上とすることが好ましく、0.05以上とすることがより好ましく、0.1以上とすることがさらに好ましく、また、50以下とすることが好ましく、30以下とすることがより好ましく、10以下とすることがさらに好ましい。前記数値範囲内であれば、結晶性等の品質のばらつきが小さい結晶が得られる傾向がある。また、供給口の面積を、0.1cm以上とすることが好ましく、0.2cm以上とすることがより好ましく、0.5cm以上とすることがさらに好ましく、また、1000cm以下とすることが好ましく、500cm以下とすることがより好ましく、300cm以下とすることがさらに好ましい。前記数値範囲内であれば、結晶性等の品質のばらつきが小さい結晶が得られる傾向がある。なお、複数の下地基板を反応容器内に搭載する態様においては、下地基板の成長面の面積とは、前記複数の下地基板の成長面の面積の総和を意味する。
また、窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積の比を、0.5以上とすることが好ましく、1以上とすることがより好ましく、2以上とすることがさらに好ましく、また、10以下とすることが好ましく、7以下とすることがより好ましく、5以下とすることがさらに好ましい。前記下限値以上とすることで得られる結晶の膜厚分布が小さくなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで周期表第13族金属原料ガスの利用効率が高く、かつ結晶性等の品質のばらつきが小さい結晶が得られる傾向がある。
なお、膜厚分布の小さい高品質な結晶を効率よく得るという観点から、本発明の他の態様として、成長工程を、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルから周期表第13
族金属原料含有ガスを反応容器内に供給し、かつ、窒素原料含有ガス供給用ノズルから窒素含有原料ガスを反応容器内に供給し、さらに、窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積の比を前記範囲としたものとすることができる。
また、下地基板の成長面の最大径に対する、窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡から下地基板の成長面までの距離の比を、0.5以下とすることが好ましく、0.2以下とすることがより好ましく、0.1以下とすることがさらに好ましい。前記上限値以下とすることで膜厚分布や結晶性等の品質のばらつきが小さい結晶が得られる傾向がある。
ここで、窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡から下地基板の成長面までの距離とは、投影軌跡の外縁から下地基板の成長面までの最短距離を意味する。
(周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造装置)
本発明では、下地基板上に周期表第13族金属窒化物半導体結晶を成長させることができる製造装置を適宜選択して用いることができる。以下では、好ましい製造装置の一例として、図4を参照しながらハイドライド気相成長法(HVPE)法の製造装置を説明する。
1)基本構造
図4は、本発明の製造方法で用いることができる製造装置の一例を示す概略図である。図4の製造装置は、反応容器100内に、下地基板110を載置するためのサセプター108と、成長させる周期表第13族金属窒化物の原料を入れるリザーバー106とを備えている。また、反応容器100内にガスを導入するための導入管101〜104と、リザーバー106にガスを導入するための導入管105と、反応容器から排気するための排気管109が設置されている。さらに、反応容器100を側面から加熱するためのヒーター107が設置されている。
2)反応容器の材質、雰囲気ガスのガス種
反応容器100の材質としては、石英、焼結体窒化ホウ素、ステンレス等が用いられる。好ましい材質は石英である。反応容器100内には、反応開始前にあらかじめ雰囲気ガスを充填しておく。雰囲気ガス(キャリアガス)としては、例えば、水素、窒素、He、Ne、Arのような不活性ガス等を挙げることができる。これらのガスは混合して用いてもよい。
3)サセプターの材質、形状
サセプター108の材質としてはカーボンもしくはSiCを含む材質であることが好ましい。サセプター108の形状は、本発明で用いる下地基板を設置することができる形状であれば特に制限されないが、結晶成長する際に成長面付近に構造物が存在しないものであることが好ましい。成長面付近に成長する可能性のある構造物が存在すると、そこに多結晶体が付着し、その生成物としてHClガスが発生して結晶成長させようとしている結晶に悪影響が及んでしまう可能性がある。
下地基板をサセプター108に載置するとき、下地基板の成長面が周期表第13族金属原料含有ガスの供給方向と略平行になるように載置することが好ましい。すなわち、ノズル105から供給されるガスが下地基板の成長面に略平行に流れるように載置することが好ましく、ガスが下地基板の成長面に沿って流れるようにすることがより好ましい。このように基板を載置することによって、原料ガスを無駄なく利用することができ、生産性や効率性の面で利点がある。
4)リザーバー
リザーバー106には、成長させる周期表第13族金属窒化物の原料を入れる。具体的には、周期表第13族源となる原料を入れる。そのような周期表第13族源となる原料として、Ga、Al、Inなどを挙げることができる。リザーバー106にガスを導入するための導入管105からは、リザーバー106に入れた原料と反応するガスを供給する。例えば、リザーバー106に周期表第13族となる原料を入れた場合は、導入管105からHClガスを供給することができる。このとき、HClガスとともに、導入管105からキャリアガスを供給してもよい。キャリアガスとしては、例えば水素、窒素、He、Ne、Arのような不活性ガス等を挙げることができる。これらのガスは混合して用いてもよい。リザーバー内で、周期表第13族源となる原料とHClガスとが反応し、GaClなどの周期表第13族金属原料ガスとなって反応容器100に供給される。
5)窒素源、キャリアガス、ドーパントガス
導入管101からは、窒素源となる原料ガス(窒素原料含有ガス)を供給する。本発明の製造方法に用いる窒素原料含有ガスは、周期表第13族金属窒化物結晶成長用として一般に知られている窒素化合物を用いることができるが、NHを供給することが好ましい。NHは取り扱いが簡単であるとともに、比較的安価で入手可能である。さらに、NHは分解効率が良好であり、結晶成長速度を高めることができるため、好適な窒素源である。NHは反応容器内の全体に供給されることが好ましく、ノズル開口部近傍におけるNHの供給方向を示すベクトルは、少なくとも周期表第13族金属窒化物を含むガスの供給流路のベクトル成分を有することがより好ましい。
導入管101からは、一緒にキャリアガスを供給することもできる。キャリアガスとしては、導入管105から供給するキャリアガスと同じものを例示することができる。このキャリアガスは原料ガス同士の気相での反応を抑制し、ノズルの先端に多結晶体が付着することを防ぐ効果もある。
また、導入管101からは、ドーパントガスを供給することもできる。例えば、SiHやSiHCl、HS等のn型のドーパントガスを供給することができる。キャリアガスやドーパントガスは導入管102〜104を通して供給することもできる。また、窒素原料含有ガスの供給方法については特に限定されないが、1本の導入管(ノズル)から供給してもよく、複数の導入管から供給してもよい。また、反応容器における窒素原料含有ガス供給ノズルの配置位置については何ら限定されないが、下地基板の成長面の中心を基準にして、窒素原料含有ガス供給用ノズルが、周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズルよりも、基板外周側に配置されていることが好ましい。例えば、窒素原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる下地基板の成長面の領域が、周期表第13族金属原料ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる下地基板の成長面の領域よりも、下地基板外周側に配されることが好ましい。
導入管102〜104のいずれかの導入管からは、必要に応じてエッチングガスを供給することができる。エッチングガスとしては、塩素系のガスを挙げることができ、HClガスを用いることが好ましい。エッチングガスの流量を総流量に対して0.1%〜3%程度とすることによりエッチングを行うことができる。好ましい流量は総流量に対して1%程度である。ガスの流量はマスフローコントロラー(MFC)等で制御することができ、個別のガスの流量は常にMFCで監視することが好ましい。
6)排気管の設置場所
ガス排気管109は、反応容器内壁の上面、底面、側面に設置することができる。ゴミ
落ちの観点から結晶成長端よりも下流側にあることが好ましく、図7のようにガス導入管とは反対側にガス排気管109が設置されていることがより好ましい。
7)結晶成長条件
HVPE法による結晶成長は、通常は800℃〜1200℃で行い、900℃〜1100℃で行うことが好ましく、925℃〜1070℃で行うことがより好ましく、950℃〜1050℃で行うことがさらに好ましい。反応容器内の圧力は10kPa〜200kPaであるのが好ましく、30kPa〜150kPaであるのがより好ましく、50kPa〜120kPaであるのがさらに好ましい。エッチングを行うときのエッチング温度や圧力は、前記の結晶成長の温度や圧力と同一であっても異なっていてもよい。
また、結晶成長速度は特に限定されないが、10μm/h以上であることが好ましく、30μm/h以上であることがより好ましく、50μm/h以上であることがさらに好ましく、また、500μm/h以下であることが好ましく、300μm/h以下であることがより好ましく、200μm/h以下であることがさらに好ましい。前記下限値以上であると結晶の生産性が向上し、前記上限値以下では表面あれやクラック等の入らない品質が良好な結晶が得られる。
また、成長させる結晶の厚みも特に限定されないが、結晶成長後に研削、研磨、レーザー照射等を行う場合は、ある程度の大きさの結晶が必要になるため、結晶中心における厚みは50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることがより好ましく、1mm以上であることがさらに好ましく、5mm以上であることが特に好ましく、1cm以上であることが最も好ましい。
(周期表第13族金属窒化物結晶の加工と応用)
本発明の周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法により製造した結晶を加工することにより、周期表第13族金属窒化物半導体基板を製造することができる。所望の形状の周期表第13族金属窒化物基板を得るために、得られた周期表第13族金属窒化物結晶に対してスライス、外形加工、表面研磨などを適宜行うことが好ましい。これらの方法は、いずれか1つだけを選択して用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。組み合わせて用いる場合は、例えば、スライス、外形加工、表面研磨の順に行うことができる。各処理について詳しく説明すると、スライスは、例えばワイヤーで切断することにより行うことができる。外形加工とは、基板形状を円形にしたり、長方形にしたりすることを意味し、例えばダイシング、外周研磨、ワイヤーで切断する方法などを挙げることができる。表面研磨の例として、ダイヤモンド砥粒などの砥粒を用いて表面を研磨する方法、CMP(chemical mechanical polishing)、機械研磨後のRIEでのダメージ層エッチングなどを挙げることができる。
本発明の製造方法により製造した周期表第13族金属窒化物半導体結晶は、さまざまな用途に用いることができる。特に、紫外、青色又は緑色等の発光ダイオード、半導体レーザー等の比較的短波長側の発光素子や、電子デバイス等の半導体デバイスの基板として有用である。また、本発明の製造方法により製造した周期表第13族金属窒化物半導体結晶を下地基板として用いて、さらに大きな周期表第13族金属窒化物半導体結晶を得ることも可能である。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
(実施例1)
MOCVD法によってサファイア基板上に窒化ガリウム層を約15μm成長させた円形テンプレート基板(主面における成長面の最大径:94mm)を用意した。
このテンプレート基板を図4に示すHVPE装置内のカーボン製のサセプター108に下地基板110として固定した後、これを反応容器100内に設置した。このとき、リザーバー106から下地基板方向に設置されているGa原料含有ガス供給ノズルの供給口を、ガス供給方向に向かって投影した投影軌跡の中に含まれる下地基板110の成長面の割合、成長面中心部の割合、成長面外周部の割合、およびGa原料含有ガス供給ノズルの供給口面積と窒素原料含有ガス供給ノズル(導入管101)の供給口面積との比、Ga原料含有ガス供給ノズルから下地基板110の成長面までの最短距離は、それぞれ表1のようになった。なお、成長面中心部とは成長面中心から37.6mmの範囲に含まれる領域であり、外周部とは中心部以外の領域である。
次に、反応容器100内を不活性ガスで置換後、反応容器100内を約1000℃まで昇温した。その後、導入管105からリザーバー106へHClガスを供給し、リザーバー106内に保持してあるGaと反応させることによってGaClガスを下地基板110へ供給し、また、導入管102および103からはH2キャリアガスおよびN2キャリアガスを、導入管101からはNHガスとキャリアガスの混合ガスを、それぞれ下地基板110へ供給してGaN結晶成長を行った。成長圧力は1.01×105Paとし、それぞ
れのガスの分圧および各ノズル出口でのガス線速は表1に示す通りとした。また、結晶成長中は下地基板を固定したサセプターを3rpmで回転させた。GaN結晶成長を1時間行った後、原料ガスの導入を止めて反応容器内を室温まで降温し、GaN結晶を取り出した。
得られたGaN結晶の結晶膜厚を、結晶中心から5mmごとの間隔で円周上90°おきにそれぞれ8点測定し、下式で表される膜厚分布を算出した。結果を表1に示す。
(上式において、Amaxは測定された膜厚の最大値であり、Aminは測定された膜厚の最小値である。)
また、得られたGaN結晶の結晶膜厚からGaの原料利用効率を下式にしたがって計算した。結果を表1に示す。
得られたGaN結晶は凸型の形状であったが、表1に示した通り膜厚分布および原料利用効率は比較例1、2よりも大きく改善していることが確認された。
(実施例2)
Ga原料含有ガス供給ノズルの供給口をガス供給方向に向かって投影した投影軌跡の中に含まれる下地基板の成長面の割合、成長面中心部の割合、成長面外周部の割合、およびGa原料含有ガス供給ノズルの供給口面積と窒素原料含有ガス供給ノズルの供給口面積との比、また各ガス分圧および各ノズル出口でのガス線速を表1に示す値とした以外は、実
施例1と同様の方法にてGaN結晶成長を行った。
膜厚分布およびGaの原料利用効率を表1に示す。
得られたGaN結晶は凸型の形状であったが、表1に示した通り膜厚分布は比較例1、2よりも大きく改善していることが確認された。
(比較例1〜2)
Ga原料含有ガス供給ノズルの供給口をガス供給方向に向かって投影した投影軌跡の中に含まれる下敷基板の成長面の割合、成長面中心部の割合、成長面外周部の割合、およびGa原料含有ガス供給ノズルの供給口面積と窒素原料含有ガス供給ノズルの供給口面積との比、また各ガス分圧および各ノズル出口でのガス線速を表1に示す値とした以外は、実施例1と同様の方法にてGaN結晶成長を行った。
膜厚分布およびGaの原料利用効率を表1に示す。得られたGaN結晶は中心厚みが特に厚い凸型の形状であり、膜厚分布は表1に示す通り悪かった。
本発明によれば、膜厚分布が小さくて良質な周期表第13族金属窒化物半導体結晶を容易に製造することができる。このため、本発明にしたがって製造した周期表第13族金属窒化物半導体結晶を用いれば、発光効率が高いLEDなどの半導体発光デバイスを簡便に
製造することができる。このため、本発明は周期表第13族金属窒化物半導体結晶を利用した工業製品の開発や製造に効果的に利用することができ、産業上の利用可能性が高い。
1:周期表第13族金属原料含有ガス供給用ノズル
2:供給口
3:供給方向
4:任意の投影面
5:供給口の外縁に対応する投影線
6:ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡
7:投影線同士を結ぶ接線
8:投影軌跡に挟まれた領域
9:下地基板
10:主面
100:反応容器
101〜105:導入管
106:リザーバー
107:ヒーター
108:サセプター
109:排気管
110:下地基板

Claims (8)

  1. 反応容器内を該反応容器の外からヒーターで加熱するとともに、該反応容器内にそれぞれ開口するGa原料含有ガス供給用ノズルおよびNH 3 含有ガス供給用ノズルを通して該反応容器内にGa原料含有ガスおよびNH 3 含有ガスを供給して、該反応容器内に設置した下地基板の主面上にGaN結晶を成長させる成長工程を含
    成長工程において下地基板の該主面のうち、該Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる面積割合50%以上99%以下であることを特徴とするGaN結晶の製造方法
  2. 前記NH 3 含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積の比、0.5以上であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記成長工程において、前記NH 3 含有ガス供給用ノズルの供給口におけるNH 3 含有ガスの線速に対する、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口におけるGa原料含有ガスの線速の比が0.1以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記成長工程において、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口から、前記下地基板の前記主面までの最短距離が0.5cm以上30cm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 前記成長工程において、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口の面積に対する、前記Ga原料含有ガス供給用ノズルの供給口をその供給方向に向かって投影した際の投影軌跡に含まれる前記下地基板の前記主面の面積の比が0.1以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 前記成長工程において、前記Ga原料含有ガスの供給方向と、前記下地基板の前記主面とがなす角度が0°から±40°以内であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記Ga原料含有ガスが、GaClガス、GaCl 3 ガスまたはGa 2 Oガスを少なくとも含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 前記Ga原料含有ガスがGaClガスを含み、HClガスをGaと反応させることによって該GaClガスを生成させる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の製造方法。
JP2013052185A 2013-03-14 2013-03-14 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置 Active JP6115212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013052185A JP6115212B2 (ja) 2013-03-14 2013-03-14 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013052185A JP6115212B2 (ja) 2013-03-14 2013-03-14 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014177374A JP2014177374A (ja) 2014-09-25
JP6115212B2 true JP6115212B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=51697730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013052185A Active JP6115212B2 (ja) 2013-03-14 2013-03-14 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6115212B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT518081B1 (de) * 2015-12-22 2017-07-15 Sico Tech Gmbh Injektor aus Silizium für die Halbleiterindustrie

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0230119A (ja) * 1988-07-20 1990-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気相成長装置
JP3485285B2 (ja) * 1995-10-04 2004-01-13 シャープ株式会社 気相成長方法、及び気相成長装置
JP2006114845A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology アルミニウム系iii族窒化物の製造方法
JP4838603B2 (ja) * 2006-03-14 2011-12-14 創光科学株式会社 化学的気相成長装置及びガス流路装置
JP2009234906A (ja) * 2008-03-03 2009-10-15 Mitsubishi Chemicals Corp 窒化物半導体結晶とその製造方法
JP2011173750A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Kyocera Corp 単結晶体の製造方法
JP5443223B2 (ja) * 2010-03-18 2014-03-19 スタンレー電気株式会社 気相成長装置および窒化物系半導体発光装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014177374A (ja) 2014-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009110436A1 (ja) 窒化物半導体結晶とその製造方法
JP7255817B2 (ja) GaN結晶の製造方法
JP6019542B2 (ja) Iii族窒化物結晶の製造方法およびiii族窒化物結晶製造装置
JP5509680B2 (ja) Iii族窒化物結晶及びその製造方法
JP5830973B2 (ja) GaN自立基板および半導体発光デバイスの製造方法
JP5445105B2 (ja) Iii族窒化物結晶の製造方法及びiii族窒化物結晶
JP2013229554A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いるノズルおよび製造装置
JP6115212B2 (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、それに用いる製造装置
JP2013075791A (ja) Iii族窒化物半導体結晶の製造方法、iii族窒化物半導体基板およびiii族窒化物半導体結晶
JP5040708B2 (ja) 窒化物半導体結晶の製造方法
JP2013227202A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、および、当該製造方法によって得られた周期表第13族金属窒化物半導体結晶を用いた半導体発光デバイス
JP4562000B2 (ja) 窒化ガリウム結晶への酸素ドーピング方法と酸素ドープされたn型窒化ガリウム単結晶基板
JP2014088272A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶
WO2016068181A1 (ja) Iii族元素窒化物結晶製造方法、iii族元素窒化物結晶、半導体装置、半導体装置の製造方法およびiii族元素窒化物結晶製造装置
JP2006282504A (ja) 窒化ガリウム単結晶基板ならびにその製造方法
JP2013170096A (ja) 第13族窒化物結晶の製造方法
JP2013209271A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体基板の製造方法、および、当該製造方法に用いられる下地基板
JP5601033B2 (ja) 窒化物単結晶の製造方法及び窒化物単結晶
JP6032099B2 (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法
JP2013100191A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法
JP2013227201A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法および周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造装置
JP2013116841A (ja) 周期表第13族金属窒化物半導体結晶の製造方法、周期表第13族金属窒化物半導体基板および周期表第13族金属窒化物半導体結晶
JP2013212946A (ja) Iii族窒化物半導体結晶
JP2013035696A (ja) Iii族窒化物半導体単結晶の製造方法
JP2014028722A (ja) 第13族窒化物結晶の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6115212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350