JP6109062B2 - ファンモータの駆動制御装置 - Google Patents

ファンモータの駆動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6109062B2
JP6109062B2 JP2013269128A JP2013269128A JP6109062B2 JP 6109062 B2 JP6109062 B2 JP 6109062B2 JP 2013269128 A JP2013269128 A JP 2013269128A JP 2013269128 A JP2013269128 A JP 2013269128A JP 6109062 B2 JP6109062 B2 JP 6109062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation speed
drive
voltage
constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013269128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015124930A (ja
Inventor
忠人 居上
忠人 居上
村上 裕昭
裕昭 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MinebeaMitsumi Inc
Original Assignee
MinebeaMitsumi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MinebeaMitsumi Inc filed Critical MinebeaMitsumi Inc
Priority to JP2013269128A priority Critical patent/JP6109062B2/ja
Priority to CN201410538717.1A priority patent/CN104753409B/zh
Publication of JP2015124930A publication Critical patent/JP2015124930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6109062B2 publication Critical patent/JP6109062B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D27/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
    • F04D27/004Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids by varying driving speed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Description

本発明は、ファンモータの駆動制御装置に関する。
部屋内の空気を換気するための換気送風装置は、部屋の天井や壁面などに設置されることが多い。
図8は、換気送風装置102の設置例を示す断面図である。
図8に示す部屋100は、部屋の内部105および天井裏106を外部(屋外)から仕切る外壁101と、部屋100の上部に設けられた天井107とを備えている。天井裏106は、天井107によって部屋の内部105と仕切られている。
空気孔104は、天井裏106に接する外壁101に形成されている。
配管パイプ103は、天井裏106内に設置される。配管パイプ103の一端は、換気送風装置102(換気装置または送風装置の一例)に接続され、配管パイプ103の他端は、空気孔104に接続されている。配管パイプ103は、中空であり、内部に空気Fが流れるようになっている。
換気送風装置102は、天井107の上側かつ天井裏106に設置される。換気送風装置102は、部屋の内部105の空気を吸引して、吸引した空気を、配管パイプ103と空気孔104とを介して、屋外に排出するものである。図8では、矢印で空気Fの流れを示している。
従来、図8に示す換気送風装置102を駆動するためのファンモータとして、AC(Alternating Current)モータやブラシレスモータが、特別な風量制御を行わずに使用されることが多かったが、風量制御されたブラシレスモータが用いられる場合もある。
ブラシレスモータを用いて換気送風装置102のファンを駆動して風量制御を行う場合、配管パイプ103の長さが異なる場合や、さらに配管パイプ103の直径が異なる場合にも、風量を略一定に制御することができるという利点がある。
換気送風装置102に風量一定制御を行わせる場合、事前に基準となるモータを用いて、それぞれの風量および静圧におけるモータ回転速度・電流値・電圧値などの基準となる特性値を予め測定する。基準となる特性値は、換気送風装置102の駆動装置が内蔵する記憶装置に格納する。そして、換気送風装置102の駆動装置は、基準となる特性値とモータから実際に測定した特性値とに基づいて、風量一定制御を行う。この駆動装置は、ファンモータの回転速度を検出し、この回転速度が風量指示手段によって指示された風量で運転するための回転速度と同じになるように、ファンモータに印加する駆動電圧を調整する。
このような換気送風装置102がファンモータへの駆動電圧を一定にして換気ファンを回転させで排気しているときに、例えば、フィルタの目詰まりや配管パイプ内への異物混入により、排気の圧力損失が増大した場合を考える。排気の圧力損失の増大により静圧が上昇し、換気ファンの排気風量は小さくなる。換気ファンの排気風量が小さくなると、この換気ファンを駆動するファンモータの仕事量が減少して負荷が軽減し、換気送風装置102は、ファンモータの回転速度を上昇させる。よって、排気の圧力損失が著しく増大した場合、換気送風装置102がファンモータの回転速度を著しく上昇させるので、ファンモータは、最大許容回転速度を超えて回転する虞がある。
このような問題に対して、特許文献1の段落0009には、「排気ダクトと、換気ファンを駆動するDCモータと、前記DCモータにDC電圧を印加するモータ駆動部と、前記DCモータの回転数を検出する回転数検出部と、前記モータ駆動部と前記回転数検出部を制御する制御部と、前記制御部のプログラムであり前記DCモータの運転風量を指示する風量指示手段と、前記風量指示手段によって指示された風量で運転するための前記DCモータへの印加電圧における回転数を演算するモータ回転数演算手段と、前記回転数検出手段によって検出された運転回転数を前記モータ回転数演算手段により求められたモータ回転数と同回転数になるよう前記DCモータの印加電圧を制御する印加電圧制御手段と、前記風量指示手段によって指示された風量における予め決められた許容最大回転数を記憶する記憶手段とを備えた浴室換気装置において、前記制御部は、前記風量指示手段によって指示された風量で運転するための回転数になるように制御する風量一定モードと、前記回転数検出手段の出力が所定の回転数になるように制御する回転数一定モードを有する」と記載されている。
特開2004−232918号公報
特許文献1に記載の発明では、モータを所定の回転速度で駆動するように制御する回路が必要となる。その結果、回路構成が複雑になり、かつ、高価な構成となる。
そこで、本発明は、安価で簡易な構成でありながら、ファンモータを風量一定に制御するとともに、圧力損失が増大してもファンモータや自装置の許容範囲で制御可能なファンモータの駆動制御装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、第1の発明のファンモータの駆動制御装置は、電源からの電力供給を受け、モータを駆動するモータ駆動部と、モータ回転速度に基づき、前記モータ駆動部の動作を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、風量一定モードで制御する風量一定制御部と、電圧一定モードで制御する電圧一定制御部とを備える。
風量一定制御部は、前記モータ回転速度が第1の所定回転速度以上かつ前記第1の所定回転速度よりも大きい第2の所定回転速度未満の状態は、前記モータの巻線に供給する駆動電圧を可変して、自身が搭載される換気装置または送風装置に応じて予め定められた風量に対応した所定の回転速度となるように前記モータ駆動部を制御する。電圧一定制御部は、前記モータの起動時から前記モータ回転速度が前記第1の所定回転速度に達する直前までの期間は前記モータの巻線に駆動電圧として第1の定電圧を印加するように前記モータ駆動部を制御し、前記モータ回転速度が前記第2の所定回転速度以上の期間は前記モータの巻線に駆動電圧として第2の定電圧を印加するように前記モータ駆動部を制御する。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、安価で簡易な構成でありながら、ファンモータを風量一定に制御するとともに、圧力損失が増大してもファンモータや自装置の許容範囲で制御可能なファンモータの駆動制御装置を提供することが可能となる。
本実施形態におけるファンモータの駆動制御装置を示す概略の構成図である。 本実施形態における制御回路部の具体的な構成例を示す回路ブロック図である。 駆動制御装置のモード遷移図である。 駆動制御装置の制御動作の説明図である。 本実施形態のQ−H特性(風量に対する静圧の特性)の具体例を示す説明図である。 風量一定モードでのモータ内部の温度検出による制御動作の説明図である。 駆動制御装置の制御動作の変形例の説明図である。 換気送風装置の設置例を示す断面図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態における換気装置用DCファンモータ20の駆動制御装置1の回路構成を示すブロック図である。
DCファンモータ20は、3相のブラシレスモータであり、各相の巻線Lu,Lv,Lwとロータ(不図示)とを備えている。これら巻線Lu,Lv,Lwの一端は、Y結線されている。巻線Luの他端はU相に、巻線Lvの他端はV相に、巻線Lwの他端はW相に、それぞれ接続されている。DCファンモータ20は、インバータ回路2からU相、V相、W相に駆動電圧が入力されることにより、回転駆動する。以下、DCファンモータ20を、単にモータ20と記載する。
モータ20の駆動制御装置1は、例えば、図7に示す換気送風装置102に搭載されている。
駆動制御装置1は、モータ20を駆動するインバータ回路2およびプリドライブ回路3(モータ駆動部の一例)と、これらを制御する制御回路部4(制御部の一例)と、回転位置検出器5(回転位置検出部の一例)と、温度センサ6(温度検出部の一例)と、抵抗R1とを備える。
駆動制御装置1は、直流電源Vdに接続され、U相配線、V相配線、W相配線の3相によってモータ20に接続される。駆動制御装置1は、モータ20に駆動電圧を出力し、モータ20の回転を制御する。
インバータ回路2(モータ駆動部の一部)は、直流電源Vdに接続されて電力の供給を受け、プリドライブ回路3(モータ駆動部の一部)とモータ20が備える各相の巻線Lu,Lv,Lwとに接続される。インバータ回路2は、プリドライブ回路3の駆動信号により、モータ20の各相の巻線Lu,Lv,Lwに通電する。
インバータ回路2は、例えば、スイッチング素子Q1〜Q6として6個のFET(Field Effect Transistor)を有している。インバータ回路2は、U相のスイッチングレッグと、V相のスイッチングレッグと、W相のスイッチングレッグとで構成されている。インバータ回路2は、直流電源Vdに接続され、更に抵抗R1に接続されている。
U相のスイッチングレッグは、上アーム側のスイッチング素子Q1と、下アーム側のスイッチング素子Q2とを備えている。スイッチング素子Q1のドレイン端子は、直流電源Vdの正極に接続されている。スイッチング素子Q1のソース端子は、U相の交流信号が出力されると共に、スイッチング素子Q2のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子Q2のソース端子は、抵抗R1を介してグランド(直流電源Vdの負極)に接続されている。スイッチング素子Q1のゲート端子、およびスイッチング素子Q2のゲート端子は、それぞれプリドライブ回路3に接続される。
V相のスイッチングレッグは、上アーム側のスイッチング素子Q3と、下アーム側のスイッチング素子Q4とを備えている。スイッチング素子Q3のドレイン端子は、直流電源Vdの正極に接続されている。スイッチング素子Q3のソース端子は、V相の交流信号が出力されると共に、スイッチング素子Q4のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子Q4のソース端子は、抵抗R1を介してグランド(直流電源Vdの負極)に接続されている。スイッチング素子Q3のゲート端子、およびスイッチング素子Q4のゲート端子は、それぞれプリドライブ回路3に接続される。
W相のスイッチングレッグは、上アーム側のスイッチング素子Q5と、下アーム側のスイッチング素子Q6とを備えている。スイッチング素子Q5のドレイン端子は、直流電源Vdの正極に接続されている。スイッチング素子Q5のソース端子は、W相の交流信号が出力されると共に、スイッチング素子Q6のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子Q6のソース端子は、抵抗R1を介してグランド(直流電源Vdの負極)に接続されている。スイッチング素子Q5のゲート端子、およびスイッチング素子Q6のゲート端子は、それぞれプリドライブ回路3に接続される。
すなわち、インバータ回路2は、モータ20の各巻線Lu,Lv,Lwの各相と直流電源Vdの一方の端子(正極端子)間に接続された上アーム側スイッチング素子Q1,Q3,Q5、および、各巻線Lu,Lv,Lwの各相と直流電源Vdの他方の端子(負極端子)間に抵抗R1を介して接続された下アーム側スイッチング素子Q2,Q4,Q6とを有している。
インバータ回路2は、直流電源Vdから電力の供給を受け、プリドライブ回路3から駆動信号が入力されると、3相交流をモータ20のU相配線、V相配線、W相配線に流す。
プリドライブ回路3(モータ駆動部の一部)は、接続されるインバータ回路2との組合せでモータ駆動部を構成し、制御回路部4に接続される。プリドライブ回路3は、例えば、6個のゲートドライブ回路を備え、インバータ回路2を駆動するための駆動信号を生成する。モータ駆動部は、直流電源Vdから電力の供給を受けて、モータ20を駆動する。
制御回路部4(制御部の一例)は、回転位置検出器5と温度センサ6とが接続され、更にプリドライブ回路3が接続される。制御回路部4は、回転位置検出器5の信号に基づき、モータ駆動部を構成するプリドライブ回路3を制御する。制御回路部4は更に、温度センサ6の温度検出信号に基づき、モータ20の回転速度に対する駆動電圧の変化特性を調整する。
回転位置検出器5(回転位置検出部の一例)は、モータ20のロータの回転位置を検出するため、各相に配置された3個のホールセンサ(不図示)を含んで構成される。これら各相のホールセンサは、それぞれ制御回路部4に接続される。回転位置検出器5は、複数のホールセンサのそれぞれの検出信号に同期したパルス信号を生成して、制御回路部4に出力する。
温度センサ6(温度検出部の一例)は、例えばサーミスタなどの感温素子で構成され、駆動制御装置1の回路ブロックが実装される基板上に配置されて、制御回路部4に接続される。温度センサ6は、モータ20の内部温度を検出し、温度検出信号S2(温度検出情報)を制御回路部4に出力する。
温度センサ6の配置位置は、モータ20の各相の巻線Lu,Lv,Lwや、インバータ回路2のスイッチング素子Q1〜Q6などの発熱部品の温度上昇の影響を受けない位置であって、ロータマグネットの温度上昇を間接的に監視できる適切な位置であればよい。温度センサ6の配置位置は、モータ20の内部温度を検出できる位置であればよく、それ以外に特に制約はない。
プリドライブ回路3とインバータ回路2とで構成されるモータ駆動部は、直流電源Vdからの電力供給を受け、制御回路部4から入力される駆動制御信号Scに基づいて、モータ20の回転速度が換気送風装置102(図7参照)に応じて予め定められる風量に対応した所定の回転速度となるように、モータ20を駆動する。
直流電源Vdは、電源電圧Vccを供給する定電圧源である。直流電源Vdは、例えば、不図示の外部電源から供給された直流電力を定電圧に安定化して、モータ20の駆動制御装置1に直流電力を供給するものである。直流電源Vdは、インバータ回路2に接続されていると共に、図示しない配線によって、駆動制御装置1の各部に接続される。
制御回路部4は、モータ20の起動立ち上げ後(後記する第1の所定回転速度Na以上)、所定の回転速度に制御する駆動制御信号Scをモータ駆動部のプリドライブ回路3に出力する。具体的には、目標とする風量を実現するため、回転位置検出器5からの回転位置信号S1より求めたモータ20の回転速度(実回転速度)に応じた所定の電圧信号(=風量一定制御信号S4)を駆動制御信号Scとしてモータ駆動部に出力し、モータ20の動作を制御する。
制御回路部4は、風量一定制御部41と、電圧一定制御部42とを備え、風量一定モードまたは電圧一定モードで動作する。風量一定制御部41がモータ駆動部を制御する動作モードが、風量一定モードである。電圧一定制御部42がモータ駆動部を制御する動作モードが、電圧一定モードである。
図2は、本実施形態における制御回路部4の具体的な構成例を示す回路ブロック図である。
図2に示すように、制御回路部4は、回転速度演算部43と、風量一定制御部41と、電圧一定制御部42と、運転モード制御部44とを備えている。
回転速度演算部43は、回転位置検出器5からのモータ20の回転位置を示す回転位置信号S1に基づいてモータ20の回転速度を演算する。回転速度演算部43は、演算した回転速度を示すモータ回転速度情報S3を、風量一定制御部41と、電圧一定制御部42と、運転モード制御部44とに出力する。
風量一定制御部41は、モータ回転速度情報S3に基づき、風量一定モードを行うための風量一定制御信号S4を生成する。風量一定制御部41は、第1記憶部45と、第2記憶部46とを含んで構成される。
第1記憶部45は、モータ回転速度情報S3に応じて予め設定された駆動電圧情報を記憶する。風量一定制御部41は、第1記憶部45に記憶された駆動電圧情報をもとに、モータ20の回転速度に対応する駆動電圧を選択して風量一定制御信号S4を生成する。
第2記憶部46は、予め設定された温度検出信号S2に応じた駆動電圧の補正値情報を記憶する。風量一定制御部41は、第2記憶部46に記憶された補正値情報をもとに、モータ20の回転速度に対応する駆動電圧を選択して風量一定制御信号S4を生成する。
第1記憶部45と第2記憶部46とは、それぞれ必要に応じて、書き換え可能である。
電圧一定制御部42は、モータ回転速度情報S3に基づき、電圧一定モードを行うための電圧一定制御信号S5を生成する。
運転モード制御部44は、モータ回転速度情報S3に基づき、風量一定制御信号S4と電圧一定制御信号S5のどちらか一方を駆動制御信号Scとして出力する。運転モード制御部44は、駆動制御信号Scをモータ駆動部(プリドライブ回路3)に出力して制御する。
(風量一定モード)
モータ回転速度情報S3で示されるモータ20の回転速度が第1の所定回転速度Na以上第2の所定回転速度Nb未満の期間は、風量一定モードであり、制御回路部4のうち風量一定制御部41がモータ駆動部を制御する。この第2の所定回転速度Nbは、第1の所定回転速度Naよりも大きい。風量一定制御部41は、自身が搭載される換気装置または送風装置に応じて予め定められた風量に対応した所定の回転速度となるようにモータ20の巻線Lu,Lv,Lwに供給する駆動電圧を可変して、モータ駆動部を制御する。運転モード制御部44は、風量一定モードの期間において、風量一定制御信号S4を駆動制御信号Scとしてモータ駆動部に出力する。風量一定制御部41は、例えば、インバータ回路2の各スイッチング素子Q1〜Q6をPWM(Pulse Width Modulation)制御することにより、巻線Lu,Lv,Lwに供給する駆動電圧を可変する。
第1の所定回転速度Naは、静圧がゼロであるときの最大風量に対応する回転速度以下の任意の値である。第2の所定回転速度Nbは、モータ20およびモータ駆動部の両方の特性によって決定される最大許容電圧に対応する回転速度以下の任意の値である。言い換えれば、第2の所定回転速度Nbは、モータ20およびモータ駆動部のそれぞれが駆動電圧で温度上昇しても、モータ20および駆動制御装置1が損傷しない回転速度である。この期間は、所定時間の平均回転速度に対応する駆動電圧で制御することにより、安定した風量一定制御が可能となる。
更に、第2の所定回転速度Nbをモータ20およびモータ駆動部の両方の特性によって決定される最大許容電圧に対応する回転速度とすることにより、モータ20の単体の最大許容電圧に対応する回転速度とするよりも、より安全性が高い制御が可能となる。すなわち、駆動制御装置1は、圧力損失が増大しても、モータ20やモータ駆動部の許容範囲でモータ20を制御可能である。
(電圧一定モード)
モータ20の回転速度が第1の所定回転速度Na未満の期間、すなわちモータ20の起動時から回転速度が第1の所定回転速度Naに達する直前までの期間は、電圧一定モードであり、制御回路部4のうち電圧一定制御部42がモータ駆動部を制御する。このとき電圧一定制御部42は、モータ20の巻線Lu,Lv,Lwに駆動電圧として第1の定電圧V1を印加するようにモータ駆動部を制御する。これにより、モータ20の回転速度は上昇する。電圧一定制御部42は、例えば、インバータ回路2の各スイッチング素子Q1〜Q6をPWM制御することにより、巻線Lu,Lv,Lwに駆動電圧を印加する。
更に、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nb以上の期間も、電圧一定モードであり、制御回路部4のうち電圧一定制御部42がモータ駆動部を制御する。このとき電圧一定制御部42は、モータ20の巻線Lu,Lv,Lwに駆動電圧として第2の定電圧V2を印加するようにモータ駆動部を制御する。これにより、モータ20の回転速度は、上昇が抑制される。
運転モード制御部44は、モータ20の回転速度が第1の所定回転速度Na未満の期間において、電圧一定制御信号S5を駆動制御信号Scとしてモータ駆動部に出力する。運転モード制御部44は更に、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nb以上の期間においても、電圧一定制御信号S5を駆動制御信号Scとしてモータ駆動部に出力する。
具体的にいうと、制御回路部4は、モータ20の起動時から回転速度(実回転速度)が第1の所定回転速度Naに達する直前までの期間において、駆動電圧を第1の定電圧V1とする駆動制御信号Sc(=電圧一定制御信号S5)をモータ駆動部に出力する。制御回路部4は更に、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nb以上の期間において、駆動電圧を第2の定電圧V2とする駆動制御信号Sc(=電圧一定制御信号S5)をモータ駆動部に出力する。
それに加えて制御回路部4は、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nb以上の期間である電圧一定モードが、所定の時間以上継続したとき、モータ20への駆動電圧の供給を止めるようにモータ駆動部の動作を制御する。これにより、制御回路部4は、モータ20の駆動を停止して、モータ20や駆動制御装置1の損傷を未然に防止できる。なお、所定の時間は、個々のモータまたは駆動制御装置の損傷に対する耐性などに応じて、適切な値を設定できる。
図3は、駆動制御装置1のモード遷移図である。
図3に示すように、駆動制御装置1が起動すると、モータ20の駆動を開始して、モードM10に遷移する。
モードM10において、駆動制御装置1は、第1の定電圧V1でモータ20を駆動制御する。(電圧一定モード)このようにすることで、駆動制御装置1は、徐々に駆動電圧を上げていくよりも短時間でモータ20の回転速度を上昇させることができ、速やかに風量一定モード領域に移行することが可能となる。なお、短時間で回転速度を上げて回転速度がオーバーシュートしても、後記する図5における風量一定モードの特性ラインに移行するだけなので問題は生じない。駆動制御装置1は、モータ20の回転速度が第1の所定回転速度Na以上ならば、モードM11に遷移する。
モードM11において、駆動制御装置1は、風量一定でモータ20を駆動制御する。駆動制御装置1は、モータ20の回転速度が第1の所定回転速度Na未満ならば、モードM10に遷移する。駆動制御装置1は、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nb以上ならば、モードM12に遷移する。
モードM12において、駆動制御装置1は、第2の定電圧V2でモータ20を駆動制御する。モータ20の回転速度が第1の所定回転速度Na未満ならば、モードM11に遷移する。駆動制御装置1は、このモードM12が所定の時間t0以上継続したならば、モードM13に遷移する。
モードM13において、駆動制御装置1は、モータ20を停止させる。
制御回路部4は、モードM12,M13の遷移によって、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nb以上の期間、かつ、第2の定電圧V2を印加する時間が所定の時間t0を超えたときは、モータ20の駆動を停止するようにモータ駆動部を制御する。これにより、制御回路部4は、モータ20および駆動制御装置1の損傷を未然に防止できる。
図4は、駆動制御装置1の制御動作の説明図である。
図4(a)は本実施形態における回転速度と駆動電圧との関係を示す図である。図4(a)の縦軸は、駆動電圧を示している。図4(a)の横軸は、モータ20の回転速度を示している。
モータ20は、回転速度がゼロの起動時から、回転速度が第1の所定回転速度Naに達するまでの期間、駆動電圧を第1の定電圧V1とする電圧一定モードで制御される。
モータ20は、回転速度が第1の所定回転速度Na以上第2の所定回転速度Nb未満の期間、風量が一定となる風量一定モードで制御される。この期間は、換気送風装置102(図7参照)が通常動作する期間であり、外部要因による静圧の変動に対して、風量を一定にするようにモータ20の回転速度(実回転速度)を制御する。制御回路部4は、風量を一定にするモータ20の回転速度となるように駆動電圧を調整する。
モータ20は、第2の所定回転速度Nb以上となったとき、駆動電圧を第2の定電圧V2とする電圧一定モードで制御される。
図4(b)は、本実施形態における回転速度の時間的推移例を示す図である。図4(ba)の縦軸は、モータ20の回転速度を示している。図4(b)の横軸は、時間を示している。
起動時から時刻t1の前までの電圧一定モードでは、モータ20の回転速度はすみやかに上昇する。このとき、モータ20の巻線Lu,Lv,Lwには、第1の定電圧V1が印加される。
時刻t1においてモータ20の回転速度は、第1の所定回転速度Naに達する。
時刻t2においてモータ20の回転速度は、第2の所定回転速度Nbに達する。
第1の所定回転速度Na以上第2の所定回転速度Nb未満の風量一定モードでは、回転速度は緩やかに上昇する。この期間の途中に静圧が存在するため、モータ20の回転速度は、そこで通常は安定する。図4(b)では、説明上、静圧が風量一定制御の限界以上に存在することを前提としている。
時刻t2以降、モータ20の回転速度は第2の所定回転速度Nbを超え、制御回路部4は電圧一定モードで動作し、回転速度の上昇は抑制される。
(Q−H特性の説明)
図5は、本実施形態における換気送風装置102のQ−H特性の具体例を示す説明図である。図5の縦軸は、静圧を示している。図5の横軸は、風量を示している。
グラフの原点は、モータ20の駆動開始時である。換気送風装置102は、モータ20を第1の定電圧V1で駆動制御して、風量が次第に増大する。このとき静圧はゼロのままである。このとき駆動制御装置1は、電圧一定モードでモータ20を制御している。
換気送風装置102は、風量Q10で静圧がゼロのとき、モータ20の回転速度が第1の所定回転速度Naとなる。このとき駆動制御装置1は、風量一定モードに遷移する。
本実施形態において、第1の所定回転速度Naは、静圧がゼロであるときの最大風圧に対応する回転速度であるが、この回転速度以下の任意の値であってもよい。
以降、換気送風装置102は、風量Q10を維持し、静圧は次第に増大する。駆動制御装置1は、風量一定モードを維持する。
換気送風装置102は、風量Q10で静圧Pxのとき、モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nbとなる。このとき駆動制御装置1は、電圧一定モードに遷移する。
本実施形態において、第2の所定回転速度Nbは、モータ20およびモータ駆動部の両方の特性によって決定される最大許容電圧に対応する回転速度であるが、この回転速度以下の任意の値であってもよい。
換気送風装置102に搭載された駆動制御装置1は、風量がゼロから風量Q10までは電圧一定モードであり、風量Q10一定で静圧がゼロから静圧Pxまでは風量一定モードであり、静圧Px以上は電圧一定モードである。このとき静圧は、圧力損失の増大と共に静圧Pyに近づく。
換気送風装置102は、駆動制御装置1の通常運転時において風量一定モードで制御される。
換気送風装置102は、静圧Px以上になった異常時において、駆動制御装置1が電圧一定モードに遷移し、駆動電圧を第2の定電圧V2に固定する。よって駆動制御装置1は、モータ20の回転速度の上昇を抑制するように制御可能である。これにより、駆動制御装置1は、モータ20や駆動制御装置1の損傷を抑止できる。
駆動制御装置1は更に、電圧一定モードが所定の時間(例えば、数十秒)継続したときは、モータ20の駆動を停止する。これによっても、駆動制御装置1は、モータ20や駆動制御装置1の損傷を抑止できる。また駆動制御装置1は、モータ20の駆動停止により、ユーザに対して圧力損失の増大を知らせることができる。
以下、温度補正の動作を説明する。
図6は、風量一定モードでのモータ20の内部の温度検出による制御動作の説明図である。図6の縦軸は、駆動電圧を示している。図6の横軸は、回転速度を示している。
図6に示すように、曲線L0は、温度センサ6で検出した検出温度が基準温度のときの駆動制御装置1の制御を示している。曲線L1は、検出温度が基準温度よりも低いときの駆動制御装置1の制御を示している。曲線L2は、検出温度が基準温度よりも高いときの駆動制御装置1の制御を示している。ここで基準温度とは、例えば20℃であるが、これに限定されない。
本実施形態では、駆動制御装置1は、温度センサ6で検出した検出温度に応じて、風量一定制御モードの期間における制御曲線を変えている。すなわち、駆動制御装置1は、モータ20の回転速度に対する駆動電圧の変化特性を調整する。
この動作について、検出温度の下降と上昇とを例にとって、以下に説明する。
気温変化などによりロータマグネットの温度が下降すると、温度センサ6の検出温度の下降として検知できる。
ロータマグネットは、温度下降により磁束が増大する。ロータマグネットの磁束増大によりモータ20のトルクが増大する。この状況下で、駆動制御装置1は、原トルクを発生させて原状態を維持するため、磁束の増大分だけモータ20の駆動電圧を下げ、曲線L0から曲線L1で示した制御に遷移する。第2記憶部46には、温度検出信号S2に応じた駆動電圧の補正値情報が記憶されている。第2記憶部46の補正値情報により、駆動制御装置1は、曲線L1で示した制御を行うことができる。
反対に、気温変化やモータ20の駆動に伴う自己発熱によりロータマグネットの温度が上昇すると、温度センサ6の検出温度の上昇として検知できる。
ロータマグネットは、温度上昇により磁束が低下する。ロータマグネットの磁束低下によりモータ20のトルクが低下する。この状況下で、駆動制御装置1は、原トルクを発生させて原状態を維持するため、磁束の低下分だけモータ20の駆動電圧を上げ、曲線L0から曲線L2で示した制御に遷移する。駆動制御装置1は、第2記憶部46の補正値情報により、曲線L2で示した制御を行うことができる。
モータ20の回転速度が第2の所定回転速度Nbに達したとき、駆動電圧を一定(第2の定電圧V2)に固定することで、回転速度が急激に上昇することを抑制できる。その結果、安価で簡易な構成でありながら、圧力損失の変化に応じてファンモータ20の回転速度を変化させ、指示された風量一定モードで運転するように制御するとともに、圧力損失が過剰に増大しても、許容できる所定の回転速度で駆動制御できる。
駆動制御装置1は、温度センサ6で検出した検出温度に応じて風量一定モードにおける制御曲線を変える。すなわち、駆動制御装置1は、検出温度に応じてモータ回転速度に対する駆動電圧の変化特性を調整して、高精度に風量一定制御を行うことができる。
温度センサ6の位置は、発熱部品の温度変化の影響を受けず、かつ、モータマグネットの温度上昇を的確に監視できるモータ内部温度を検出できる位置としている。これにより、温度によるモータトルクの変動を精度よく抑制することができ、安定したモータトルクを得ることができる。
なお、温度センサ6の検出温度が基準温度よりも高い場合、駆動制御装置1は、風量一定モードにおいて曲線L2で示した制御を行っているとき、駆動電圧が第2の定電圧V2を超えたならば、電圧一定モードに遷移してもよく、また駆動電圧が第2の定電圧V2以下になるように制限してもよい。これにより、駆動制御装置1は、モータ20や自身の損傷を未然に抑止できる。
図7は、駆動制御装置の制御動作の変形例の説明図である。図7の縦軸は、駆動電圧を示している。図7の横軸は、モータ20の回転速度を示している。
モータ20は、回転速度がゼロの起動時から、回転速度が第1の所定回転速度Naに達する直前までの期間において、駆動電圧を定電圧V11,V12,V13とする各電圧一定モードで制御される。このように、モータ20に複数の定電圧を多段階で印加しても、第1の所定回転速度Naで回転するように制御できる。なお、モータ20に印加する定電圧は、3段階に限られない。
モータ20は、回転速度が第1の所定回転速度Na以上第2の所定回転速度Nb未満の期間、図4(a)と同様に、風量が一定となる風量一定モードで制御される。
モータ20は、第2の所定回転速度Nb以上となったとき、図4(a)と同様に、駆動電圧を第2の定電圧V2とする電圧一定モードで制御される。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(j)のようなものがある。
(a) 上記実施形態で駆動制御装置1は、3相のブラシレスモータを駆動しているが、相数は特に限定されず、モータ20の種類は、ブラシレスモータに限定されない。
(b) モータ20の駆動制御装置1の電源構成は、本実施形態に限定されない。直流電源から直流電圧を供給される構成ではなく、交流電源(商用電源)から交流電圧を入力し、内部で交流−直流変換した直流電圧を、内部回路の電源電圧とする構成にしてもよい。
(c) インバータ回路2の構成は、図1の構成に限定されない。
(d) 制御回路部4の内部構成は、図2の構成に限定されない。例えば、運転モード制御部44を回転速度演算部43の後段に設けて、モータ回転速度情報S3に応じて、風量一定制御部41に風量一定制御信号S4をモータ駆動部に出力するように指示する構成としてもよい。また、電圧一定制御部42に電圧一定制御信号S5をモータ駆動部に出力するように指示する構成としてもよい。
(e) 第1記憶部45や第2記憶部46は、必ずしも風量一定制御部41の内部に配置されなくてもよく、制御回路部4に含まれる構成であればよい。
(f) 第1記憶部45や第2記憶部46のそれぞれに記憶される記憶情報の記憶形態は本実施形態に限定されない。第1記憶部45や第2記憶部46は、予め複数の記憶情報を記憶しており、それらを選択可能としてもよい。
(g) 駆動制御装置1は、少なくともその一部を集積回路(IC:Integrated Circuit)としてもよい。
(h) 駆動制御装置1の各構成要素は、少なくともその一部がハードウェアによる処理ではなく、ソフトウェアによる処理で実現されてもよい。
(i) モータ20の回転位置を検出する手段は、本実施形態に限定されない。ホールセンサではない他の回転位置検出部、例えばエンコーダやFGパターンなどであってもよく、また、センサレス方式(逆起電力による検出方式)であってもよい。
(j) 上記実施形態では、制御回路部4は、回転位置検出部から回転速度を演算している。しかし、これに限られず、制御回路部4は、回転速度センサによって直接に回転速度信号を得てもよい。
1 駆動制御装置
2 インバータ回路 (モータ駆動部の一部)
3 プリドライブ回路 (モータ駆動部の一部)
4 制御回路部 (制御部の一例)
5 回転位置検出器 (回転位置検出部の一例)
6 温度センサ (温度検出部の一例)
20 モータ
41 風量一定制御部
42 電圧一定制御部
43 回転速度演算部
44 運転モード制御部
45 第1記憶部
46 第2記憶部
100 部屋
101 外壁
102 換気送風装置
103 配管パイプ
104 空気孔
105 部屋の内部
106 天井裏
107 天井
Lu,Lv,Lw 巻線
Na 第1の所定回転速度
Nb 第2の所定回転速度
Px,Py 静圧
Q10 風量
S1 回転位置信号
S2 温度検出信号
S3 モータ回転速度情報
S4 風量一定制御信号
S5 電圧一定制御信号
Sc 駆動制御信号
V1 第1の定電圧
V11,V12,V13 定電圧
V2 第2の定電圧

Claims (9)

  1. 電源からの電力供給を受け、モータを駆動するモータ駆動部と、
    モータ回転速度に基づき、前記モータ駆動部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記モータ回転速度が第1の所定回転速度以上かつ前記第1の所定回転速度よりも大きい第2の所定回転速度未満の状態は、前記モータの巻線に供給する駆動電圧を可変して、自身が搭載される換気装置または送風装置に応じて予め定められた風量に対応した所定の回転速度となるように前記モータ駆動部を制御する風量一定制御部と、
    前記モータの起動時から前記モータ回転速度が前記第1の所定回転速度に達する直前までの期間は前記モータの巻線に所定の駆動電圧を印加するように前記モータ駆動部を制御し、前記モータ回転速度が前記第2の所定回転速度以上の期間は前記モータの巻線に駆動電圧として第2の定電圧を印加するように前記モータ駆動部を制御する電圧一定制御部と、
    を備えることを特徴とするファンモータの駆動制御装置。
  2. 前記第1の所定回転速度は、静圧がゼロであるときの最大風量に対応する回転速度以下であり、
    前記第2の所定回転速度は、前記モータおよび前記モータ駆動部の両方の特性によって決定される最大許容電圧に対応する回転速度以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のファンモータの駆動制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2の所定回転速度以上の期間、かつ前記第2の定電圧を印加する時間が所定の時間を超えたときは、前記モータの駆動を停止するように前記モータ駆動部の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファンモータの駆動制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記モータの回転位置を示す信号に基づいて前記モータ回転速度を演算して前記モータ回転速度の情報を出力する回転速度演算部と、
    前記モータ回転速度をもとに、前記モータ駆動部に、前記風量一定制御部の風量一定制御信号または前記電圧一定制御部の電圧一定制御信号のどちらか一方が駆動制御信号として出力されるように制御する運転モード制御部、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のファンモータの駆動制御装置。
  5. 前記制御部は、
    前記モータ回転速度に応じた駆動電圧情報を記憶する第1記憶部を備え、
    前記風量一定制御部は、前記第1記憶部に記憶された前記駆動電圧情報をもとに、前記モータ回転速度に対応する駆動電圧を選択して前記風量一定制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のファンモータの駆動制御装置。
  6. 前記モータの内部温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記温度検出部からの温度検出信号をもとに、前記モータ回転速度に対する駆動電圧の変化特性を調整する、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のファンモータの駆動制御装置。
  7. 前記制御部は、
    前記温度検出信号に応じた駆動電圧の補正値情報を記憶する第2記憶部を備え、
    前記風量一定制御部は、前記第2記憶部に記憶された前記補正値情報をもとに、前記モータ回転速度に対応する駆動電圧を選択して前記風量一定制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のファンモータの駆動制御装置。
  8. 前記電圧一定制御部は、
    前記モータの起動時から前記モータ回転速度が前記第1の所定回転速度に達する直前までの期間は前記モータの巻線に所定の駆動電圧として第1の定電圧を印加するように前記モータ駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のファンモータの駆動制御装置。
  9. 前記電圧一定制御部は、
    前記モータの起動時から前記モータ回転速度が前記第1の所定回転速度に達する直前までの期間は前記モータの巻線に所定の駆動電圧として複数の定電圧を他段階で印加するように前記モータ駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のファンモータの駆動制御装置。
JP2013269128A 2013-12-26 2013-12-26 ファンモータの駆動制御装置 Active JP6109062B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269128A JP6109062B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 ファンモータの駆動制御装置
CN201410538717.1A CN104753409B (zh) 2013-12-26 2014-10-13 风扇电机的驱动控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269128A JP6109062B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 ファンモータの駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015124930A JP2015124930A (ja) 2015-07-06
JP6109062B2 true JP6109062B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=53535751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013269128A Active JP6109062B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 ファンモータの駆動制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6109062B2 (ja)
CN (1) CN104753409B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106160587B (zh) * 2015-03-31 2018-11-20 中山大洋电机股份有限公司 一种电机的控制方法及应用其的带有风道的电器设备的控制方法
TWI609567B (zh) * 2016-01-26 2017-12-21 建準電機工業股份有限公司 定風量風扇控制方法
CN106004334A (zh) * 2016-06-27 2016-10-12 张宏 多功能风扇运行控制系统
CN108331777B (zh) * 2017-01-20 2021-04-30 德昌电机(深圳)有限公司 电机风扇装置、空气流动性调节设备及风量控制方法
JP6800329B2 (ja) * 2017-06-13 2020-12-16 三菱電機株式会社 モータ駆動装置、電動送風機、電気掃除機及びハンドドライヤ
US11754084B2 (en) 2019-03-04 2023-09-12 Minebea Mitsumi Inc. Motor drive control device using feedback speed control and motor current control
JP7256033B2 (ja) * 2019-03-04 2023-04-11 ミネベアミツミ株式会社 モータ駆動制御装置、ファン、およびモータ駆動制御方法
JP7257186B2 (ja) * 2019-03-04 2023-04-13 ミネベアミツミ株式会社 モータ駆動制御装置、ファン、およびモータ駆動制御方法
JP7122990B2 (ja) * 2019-03-18 2022-08-22 三菱電機株式会社 換気装置および熱交換型換気装置
JPWO2021019729A1 (ja) * 2019-07-31 2021-12-09 三菱電機株式会社 換気装置および換気装置の制御方法
CN114718894B (zh) * 2022-04-15 2023-12-22 成都市联洲国际技术有限公司 一种多档位直流控制电路

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2049289U (zh) * 1989-06-20 1989-12-13 刘新春 电扇模拟自然风插座
JP3386598B2 (ja) * 1994-11-07 2003-03-17 松下エコシステムズ株式会社 風量一定制御dcファンモータ
JP2003302093A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Daikin Ind Ltd 異常検出方法、異常検出装置及びファンフィルタユニット
JP4409157B2 (ja) * 2002-10-02 2010-02-03 パナソニックエコシステムズ株式会社 ファンモータおよびそれを搭載した電気機器
JP2004232918A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Toto Ltd 浴室換気装置
KR20070066585A (ko) * 2005-12-22 2007-06-27 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 제어방법
JP2009077507A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Panasonic Corp 風量一定制御手段内蔵ブラシレスdcモータ
CN102315809B (zh) * 2010-07-08 2016-11-16 德昌电机(深圳)有限公司 风扇电机装置、空气流动性调节设备及风量控制方法
CN102748843B (zh) * 2012-07-24 2014-07-23 海信(山东)空调有限公司 风管式空调室内机恒风量控制系统及方法
CN103312245B (zh) * 2013-06-24 2016-08-10 珠海格力电器股份有限公司 电机控制器及电机控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104753409B (zh) 2018-01-09
CN104753409A (zh) 2015-07-01
JP2015124930A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6109062B2 (ja) ファンモータの駆動制御装置
JP4736875B2 (ja) ファンモータ駆動装置及びファンモータ駆動方法
US20100039055A1 (en) Temperature control of motor
JP5056143B2 (ja) ファン制御システム
JP6022319B2 (ja) モータの駆動制御装置
JP5474421B2 (ja) モータ巻線焼損保護装置
JP6622249B2 (ja) モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法
JP2009060776A (ja) 電動機の制御方法及び制御装置
JP2008141902A (ja) ブラシレスdcモータの制御装置及び換気送風装置
JP4513914B2 (ja) モータ制御回路,車両用ファン駆動装置及びモータ制御方法
JP6563434B2 (ja) モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法
JP6467621B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置およびそれを搭載した換気送風装置
JP5167657B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置およびそれを搭載した換気送風装置
JP5011815B2 (ja) ブラシレスdcモータの制御装置およびそれを搭載した換気送風機
JP6040066B2 (ja) ファンモータの駆動制御装置
JP4418194B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置
KR101787273B1 (ko) 모터구동장치 및 그의 단선감지방법
JP2017055927A (ja) 洗濯機
JP2009095212A (ja) ブラシレスdcモータの駆動装置およびそれを搭載した換気送風装置
JP2010022102A (ja) ブラシレスdcモータとそれを搭載した換気送風装置
JP2016136820A (ja) モータ駆動装置
JP2007244141A (ja) ブラシレスdcモータの制御装置および換気送風機
JP6093606B2 (ja) モータ駆動装置
JP2006280085A (ja) モータ制御装置とその内蔵ファン制御方法
US11424713B1 (en) Method to control an inverter and inverter with improved controls

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160307

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6109062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250