JP6106132B2 - トナー排出口の封止構造及び封止部材 - Google Patents

トナー排出口の封止構造及び封止部材 Download PDF

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本発明は、プリンタ,コピー機,ファクシミリなどに使用されるトナーカートリッジのトナー排出口を開封可能に封止するための技術に関する。
従来、図7(A)〜(D)に示す様に、トナー排出口をフィルム状のシール部材で封止したトナーカートリッジが知られている(特許文献1〜4)。
特許文献1,2,4は、シール部材の折り返し部を手で引っ張って全体を引き剥がすことによりトナー排出口を開封する様に構成されている。特許文献3は折りタブを折ってイージーピールフィルムを引き剥がす開封方法と、引き裂きシール部材を引き裂く開封方法とを提案している。
特開平7−261523(図1) 特開平7−325483(図2) 特開平11−167257(図1,図9) 特開2003−241494(図2)
こうしたトナーカートリッジには再生使用の要望があり、特許文献2は、トナー排出口周囲に複数のリブを多重に形成し、これら複数のリブの一部にシール部材を接着することでトナーカートリッジの再生を行うことを提案している。
特許文献2の技術は、トナーカートリッジ側に工夫を施す必要がある。また、特許文献3の引き裂きシール部材は一部がトナー排出口の周囲に残存することが前提であり、その他のものにおいてもヒートシールされたシール部材の一部が千切れて残存する可能性がある。この様に、従来技術では、汎用性に欠けていたり、シール部材の残骸除去に手間がかかったり、再封自体が困難であるといった問題があった。
そこで、本発明は、トナーカートリッジの再生作業が容易なトナー排出口封止技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のトナー排出口封止構造は、トナーカートリッジのトナー排出口を開封可能に封止するための封止構造であって、以下の構成を採用したことを特徴とする。
(11)前記トナー排出口に対応する開口部を有する枠体を、当該カートリッジ本体の外面に沿う方向の力では剥がれず、当該カートリッジ本体の外面から引き離す方向の力で剥がすことが可能となる様に、前記トナー排出口の周囲を取り囲む様に貼り付けたこと。
(12)前記枠体の一端から他端まで達すると共に、さらに、当該他端で折り返されて前記一端を越える位置まで達する長さを有する帯状シール部材が、前記カートリッジ本体の外面に沿う方向に引っ張る力を加えることで引き剥がし可能となる様に、前記枠体の開口部を塞ぐ様に貼り付けられていること。
(13)前記帯状シール部材を挿通させることのできるスリットを有するガイド部材が、前記枠体の前記一端側において前記スリットを前記枠体の外へはみ出させる様に取り付けられていること。
(14)前記枠体の他端で折り返された前記帯状シール部材の先端部が、前記ガイド部材の前記スリットを介して、当該ガイド部材の表面側から裏面側へと挿通されていること。
本発明のトナー排出口封止構造によれば、トナー排出口が帯状シール部材によって覆われていて、カートリッジ本体に収容されたトナーは、帯状シール部材を引き剥がすまでトナー排出口からこぼれ出ることはない。また、帯状シール部材の先端部はガイド部材のスリットに表面側から裏面側へと挿通されているから、帯状シール部材が不用意に引っ張られて誤って開封されるといったこともない。そして、トナー排出口を開封する際には、ガイド部材の裏面側に出ている帯状シール部材の先端部を引っ張れば、帯状シール部材はガイド部材のスリットにガイドされながら、折り返し部分から順に枠体から剥がす様にしてスリットから抜き取ることができる。この抜き取り操作の際には、ガイド部材のスリットによるガイドがなされるので、帯状シール部材が撚れたりすることなく開封作業を行うことができる。使用後のトナーカートリッジは、ガイド部材を摘んで引っ張り上げることにより、ガイド部材側から徐々に引き剥がれていく。こうして枠体をトナーカートリッジ本体から引き剥がしたら、再びトナーを充填して元の様に封止することにより、トナーカートリッジの再使用が可能となる。枠体の一端からはみ出す様に取り付けられたガイド部材は、開封前の帯状シール部材の組み付け状態を安定させ、開封時には帯状シール部材の抜き取り作業を容易にすると共に、枠体の取り除き作業をも容易にする。
上記目的を達成するためになされた本発明のトナー排出口封止部材は、トナーカートリッジのトナー排出口を開封可能に封止するための封止部材であって、以下の構成を採用したことを特徴とする。
(21)前記トナー排出口の周囲を取り囲むと共に、該トナー排出口に対応する開口部を有し、表面及び裏面に粘着剤層を備えた枠体を備えていること。
(22)前記枠体の裏面側の粘着剤層を保護する様に取り付けられた剥離紙を備えていること。
(23)前記枠体の表面側の粘着剤層を介して貼り付けられ、当該枠体の一端から他端まで達すると共に、さらに、当該他端で折り返されて前記一端を越える位置まで達する長さを有る帯状シール部材で、前記枠体の開口部を塞いであること。
(24)前記帯状シール部材を挿通させることのできるスリットを有するガイド部材が、前記枠体の前記一端側において前記スリットを当該枠体の外へはみ出させる様に取り付けられていること。
(25)前記枠体の他端で折り返された前記帯状シール部材の先端部が、前記ガイド部材の前記スリットを介して、当該ガイド部材の表面側から裏面側へと挿通されていること。
本発明のトナー排出口封止部材によれば、トナー排出口を封止する際には、まず、剥離紙を剥がして枠体の裏面側の粘着剤層を露出させる。このとき、枠体からはみ出す様に取り付けられたガイド部材は、これを摘むことで剥離紙を剥がす作業をやり易くする作用も発揮する。次に、トナー排出口の周囲を枠体が取り囲む様に、この裏面側の粘着剤層をトナーカートリッジ本体の外面に押し付けて枠体を貼り付ける。これにより、本発明のトナー排出口封止構造を完成させることができる。以下、本発明のトナー排出口封止構造を備えさせたトナーカートリッジをプリンタ,コピー機,ファクシミリなどの機器に装着し、トナー排出口封止構造について説明した手順でトナー排出口の開封を行うことができる。使用済みのトナーカートリッジについても、トナー排出口封止構造について説明した手順で枠体を取り除き、トナーを再充填した後に、再び上述の様に、本発明のトナー排出口封止部材をトナーカートリッジに取り付ける。
本発明のトナー排出口封止部材は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(31)前記帯状シール部材は、全体にほぼ一定の幅で前記先端部が先細とされていること。
(32)前記ガイド部材の前記スリットは、前記帯状シール部材のほぼ一定の幅の部分に対して公差の範囲内で同一長さを有すると共に、長さ方向中程に前記折り返し部に向かって突出する舌片を形成する様に平面視において湾曲、屈曲又は折曲した部分を備えていること。
かかる構成をも備えさせた本発明のトナー排出口封止部材によれば、封止部材の製造工程において、帯状シール部材の先端部をガイド部材のスリットへと挿通する作業を容易に実施できると共に、舌片が帯状シール部材の表面を押さえるブレーキとなり、スリットに挿通した帯状シール部材がスリットから抜けてしまうのを抑制することができる。また、帯状シール部材が先端部を除いてほぼ一定の幅であり、スリットの幅がこの一定幅の部分と公差の範囲内で同一長さとなっていることも帯状シール部材のスリットからの脱落防止に寄与すると共に、先端部を引っ張ったときにはスリットが帯状シール部材をガイドし、撚れたりすることがく、開封作業を的確に実施させるという作用・効果を発揮する。
本発明のトナー排出口封止部材は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(41)前記ガイド部材の前記スリットは、両端に前記帯状シール部材の前記ほぼ一定の幅の部分よりも狭くなる方向に伸びる鉤状部を備えていること。
かかる構成をも採用することにより、スリット長さに関する寸法公差を大きくして挿通や抜き取りを容易にした場合にも、開封前の帯状シール部材の抜けを防止することができるからである。
本発明のトナー排出口封止部材は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(51)前記枠体は、前記開口部に所定間隔で配置された複数の仕切枠を備えていること。
枠体に仕切枠を備えさせることで、トナー排出口に対応して細長い開口部を備えることとなる枠体が構造的に安定するからである。なお、トナー排出口側に仕切がある場合は、当該仕切と対応する様に仕切枠を備えさせるとよい。
本発明のトナー排出口封止部材は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(61)前記帯状シール部材は透明又は半透明の素材で形成されていること。
剥離紙を剥がしてトナー排出口の周囲へ枠体を貼り付ける際に、トナー排出口を視認して作業をすることができ、的確な位置合わせを容易に実施することができるからである。
本発明によれば、トナーカートリッジの再生作業が容易となり、資源の再利用に効果を発揮する。
実施例1におけるトナー排出口封止部材を示し、(A)は分解斜視図、(B)〜(D)は斜視図である。 実施例1におけるトナー排出口封止部材を示し、(A)は上から背面図、平面図、正面図、底面図、正面図の左右の各側面図を表した六面図、(B)は要部拡大図、(C)は要部拡大断面図である。 実施例1のトナー排出口封止部材による封止、開封、除去の様子を示す斜視図である。 実施例1のトナー排出口封止部材を用いてトナー排出口を封止したトナーカートリッジと、機器への装着状態を示す斜視図である。 実施例1で用いるガイド部材と、その変形例を示す平面図である。 変形例としてのトナー排出口封止部材を示し、(A)は六面図、(B)は分解斜視図である。 従来技術の説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明する。
実施例1のトナー排出口封止部材1は、図1(A)に示す様に、トナー排出口の外形に対応する開口部11と、この開口部11に所定間隔で配置された複数の仕切枠12,12,…とを備える枠体10と、枠体10の裏面と同一形状に形成された剥離紙20と、枠体10の一端(右端)13から他端(左端)14まで達すると共に、さらに、当該他端14で折り返されて一端13を越える位置まで達する長さを有する帯状シール部材30と、帯状シール部材30を挿通させることのできるスリット41を有するガイド部材40とから構成される。
枠体10は、表面15及び裏面16に粘着剤層を備える。剥離紙20は、この裏面16の粘着剤層を保護する様に貼り付けられる。枠体10の一端(右端)13には、表面15の粘着剤層を利用して、ガイド部材40の元部42が貼り付けられる。このとき、ガイド部材40は、枠体10の一端13から、スリット41が外へはみ出す様に貼り付けられる。
帯状シール部材30は、このガイド部材40の元部に末端部31を載せる様にセットし、枠体10の一端(右端)13から他端(左端)14に向かって枠体10に沿う様にして当該枠体10の表面15の粘着剤層に貼り付けられた後、折り返し部32を形成する様に枠体10の他端14で折り返される。これによって、帯状シール部材30は、二つ折りされた状態で枠体10の表面12に取り付けられる。
そして、図1(B)に示す様に、二つ折りにされた帯状シール部材30の先端部33をガイド部材40のスリット41に対して表面側から裏面側へと挿通させつつ引っ張ることにより、図1(C)に示す様に、折り返し部32から先の部分がフラットに伸びた状態のトナー排出口封止部材1が形成される。このトナー排出口封止部材1は、図1(D)に示す様に、多数を重ね合わせて封緘紙50で封緘して出荷される。
こうして組み立てた状態のトナー排出口封止部材1の六面図を図2(A)に示す。帯状シール部材30は、透明プラスチック素材で製造され、平面図及び背面図に示す様に、先端部33を除いてほぼ一定の幅とされ、先端部33は先細とされ、円弧状先端33aを有する形状のものとされている。
トナー排出口シール部材1は、図2(B),(C)に示す様に、枠体左端において、枠体10の表面及び裏面の粘着剤層を介して剥離紙20、枠体10及び帯状シール部材30が貼り合わされると共に、折り返し部32で折り返された帯状シール部材30が重ね合わされた状態となる。また、トナー排出口シール部材1は、図2(B),(C)に示す様に、枠体右端付近において、枠体10の表面及び裏面の粘着剤層を介して剥離紙20、枠体10及びガイド部材40が貼り合わせれると共に、ガイド部材40の元部42の上に帯状シール部材30の末端部31が載せられた状態となる。そして、この帯状シール部材30は、ガイド部材40の元部42よりも左側の部分から先において、枠体10の表面の粘着剤層に貼り付けられる。また、帯状シール部材30の先端部33は、ガイド部材40のスリット41に対して表側から裏側へと挿通され、引っ張られてスリット41の中程に形成された舌片44で上から押さえつけられた状態に収まる。
次に、このトナー排出口シール部材1を用いて、トナーカートリッジのトナー排出口を封止し、開封し、再生の準備として除去するまでの手順について、図3に基づき説明する。なお、図3(A)のトナーカートリッジ2には、予めトナー排出口3を介してトナーが充填されている。また、トナー排出口3には、仕切3aが備えられている。トナー排出口封止部材1の枠体10の仕切枠12は、トナー排出口3の仕切3aと対応する様に形成されている。
まず、図3(A)に示す様に、トナー排出口シール部材1から剥離紙20を剥離する。このとき、ガイド部材40を片手で摘んで作業することにより、剥離作業を容易に実施することができる。そして、枠体10の裏面12をトナー排出口3の周囲のカートリッジ外面に押し付ける様にして貼り付ける。このとき、帯状シール部材30が透明なので、帯状シール部材30を介してトナー排出口3及び仕切3aの位置を視認しながら、枠体10の位置合わせをすることができる。
こうして封止作業が完了した状態を図3(B)に示す。開封に際しては、図3(C)に示す様に、ガイド部材40の裏側に差し込まれている帯状シール部材30の先端部33を指で摘んで真っ直ぐに引っ張る。すると、帯状シール部材30は、ガイド部材40のスリット41にガイドされ、折り返し部から順に枠体10から剥がされていき、最終的には抜き取られて図3(D)の開封状態となる。
使い終わったトナーカートリッジ1は、図3(E)に示す様に、ガイド部材40を摘んでカートリッジ外面から引き離す方向に引っ張ることにより、枠体10を右端13側から順に引き剥がすことができる。ガイド部材40があることで、この枠体10の引き剥がし作業を容易に実施することができる。この結果、図3(F)に示す様に、トナーカートリッジ1は、封止前の状態に戻される。このトナーカートリッジ1にトナーを充填し、上述した封止作業を行うことで、再生がなされる。
なお、実際の開封作業は、図4に示す様に、トナー排出口を封止した状態のトナーカートリッジ2a,2bを、それぞれの帯状シール部材の先端部33,33を機器5のスリット5a,5bから露出させる様にセットし、このスリット5a,5bから露出した帯状シール部材の先端部33を指で摘んで引っ張ることにより、スムーズに実行することができる。なお、トナーカートリッジ2aは、機器5にセットする前に、ローラ4aを備えた受け側部材4に組み付けた状態としてから機器5にセットする。
このトナー排出口封止部材1に用いられるガイド部材40のスリット41は、図5(A)に示す様に、帯状シール部材30の一定幅の部分に対して公差の範囲内で同一長さを有する直線部43の長さ方向中程を、元部42(枠体10の左端)に向かって突出する様に曲げられた先端R取りされた三角形状部44とすることによって、舌片45が形成されている。また、スリット41の直線部43の両端に、帯状シール部材30の一定幅の部分よりも狭くなる方向に伸びる鉤状部46,46が「右向き内すぼまり」となる様に形成されている。
スリット41を上述の様に構成したことにより、封止部材製造工程において、帯状シール部材30の先端部33をガイド部材40のスリット41へと挿通する作業を容易に実施できると共に、舌片45が帯状シール部材30の表面を押さえてブレーキとなり、スリット41に挿通した帯状シール部材30がスリット41から抜けてしまうのを抑制することができる。また、スリット41の直線部43の両端に内すぼまりの鉤状部46,46を形成したことにより、直線部43の全幅の寸法公差を大きめにすることができる。
なお、図5(B)に示す様に、三角形状部44に代えて、1/2長円形状部44bによる舌片45bを形成したガイド部材40bによっても、帯状シール部材30の差し込みを容易にしつつブレーキ機能を発揮させることができる。
また、図5(C)に示す様に、舌片45をなくして溝幅を広くしたスリット41cを備えるガイド部材40c、舌片45をなくして直線部の両端に円形小孔を形成したスリット41dを備えるガイド部材40dとすることも可能である。この場合、実施例1のガイド部材40と、変形例のガイド部材40c,40dにおけるブレーキ機能の大小関係は、図示の不等号の関係となる。
さらに、図5(D)に示す様に、直線部43の両端から鉤状部46,46をなくしたガイド部材40e、内すぼまりに代えて平行で元部側に伸びる鉤状部46f,46fにしたガイド部材40f、元部側に伸びる内すぼまりの鉤状部46g,46gに変更したガイド部材40gとすることもでき、この場合、鉤状部のないガイド部材40e、平行な鉤状部を有するガイド部材40f、内すぼまりの鉤状部を備えるガイド部材40g,40において、どの形状のスリットの方が寸法公差を大きくすることができるかの関係を図中に不等号で示した。
これらガイド部材40等は、元部42が枠体10の幅と同じ幅にされ、枠体10からはみ出す部分の幅を拡大させた形状とすることで、帯状シール部材30を挿通可能なスリットを備え、枠体10の引き剥がし作業の際に指で摘み易く構成されている。
なお、図6に示す様に、仕切枠12を備えない枠体10bを用いることもできる。この場合は、枠体10bの開口部をも覆う様な剥離紙20bとするとよい。仕切枠12が枠体10の変形を防止する機能を剥離紙20bに持たせることができるからである。なお、実施例1として詳述したトナー排出口封止部材1の剥離紙20も、この開口部をも覆う様な剥離紙20bとしておいても構わない。
また、素材としては、例えば、枠体10としては、厚さ0.1〜0.2mmのPETフィルムを芯に用いてその両面にアクリル系両面テープ又はゴム系両面テープを貼り付けることにより、表面及び裏面に粘着剤層を備えたものとして製造することができる。また、帯状シール部材30には、厚さ0.05〜0.1mmのPETフィルムを、ガイド部材40には、厚さ0.1〜0.3mmのPETフィルムを用いるとよい。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々に実施することができる。
例えば、素材は上述したものに限らない。また、リサイクル用としてだけでなく、新品用として本発明のトナー排出口封止構造を採用することもできる。
本発明は、プリンタ,コピー機,ファクシミリなどに使用されるトナーカートリッジにおいて利用することができる。
1・・・トナー排出口封止部材、2,2a,2b・・・トナーカートリッジ、3・・・トナー排出口、3a・・・仕切、4・・・受け側部材、5・・・機器、10,10b・・・枠体、11・・・開口部、12・・・仕切枠、13・・・枠体の一端(右端)、14・・・枠体の他端(左端)、15・・・枠体の表面、16・・・枠体の裏面、20,20b・・・剥離紙、30・・・帯状シール部材、31・・・末端部、32・・・折り返し部、33・・・先端部、33a・・・円弧状先端、40,40b,40c,40d,40e,40f,40g・・・ガイド部材、41,41c,41d・・・スリット、42・・・元部、43・・・直線部、44・・・三角形状部、44b・・・1/2長円形状部、45,45b・・・舌片、46,46f,46g・・・る鉤状部、50・・・封緘紙。

Claims (6)

  1. トナーカートリッジのトナー排出口を開封可能に封止するための封止構造であって、以下の構成を採用したことを特徴とするトナー排出口封止構造。
    (11)前記トナー排出口に対応する開口部を有する枠体を、当該カートリッジ本体の外面に沿う方向の力では剥がれず、当該カートリッジ本体の外面から引き離す方向の力で剥がすことが可能となる様に、前記トナー排出口の周囲を取り囲む様に貼り付けたこと。
    (12)前記枠体の一端から他端まで達すると共に、さらに、当該他端で折り返されて前記一端を越える位置まで達する長さを有する帯状シール部材が、前記カートリッジ本体の外面に沿う方向に引っ張る力を加えることで引き剥がし可能となる様に、前記枠体の開口部を塞ぐ様に貼り付けられていること。
    (13)前記帯状シール部材を挿通させることのできるスリットを有するガイド部材が、前記枠体の前記一端側において前記スリットを前記枠体の外へはみ出させる様に取り付けられていること。
    (14)前記枠体の他端で折り返された前記帯状シール部材の先端部が、前記ガイド部材の前記スリットを介して、当該ガイド部材の表面側から裏面側へと挿通されていること。
  2. トナーカートリッジのトナー排出口を開封可能に封止するための封止部材であって、以下の構成を採用したことを特徴とするトナー排出口封止部材。
    (21)前記トナー排出口の周囲を取り囲むと共に、該トナー排出口に対応する開口部を有し、表面及び裏面に粘着剤層を備えた枠体を備えていること。
    (22)前記枠体の裏面側の粘着剤層を保護する様に取り付けられた剥離紙を備えていること。
    (23)前記枠体の表面側の粘着剤層を介して貼り付けられ、当該枠体の一端から他端まで達すると共に、さらに、当該他端で折り返されて前記一端を越える位置まで達する長さを有る帯状シール部材で、前記枠体の開口部を塞いであること。
    (24)前記帯状シール部材を挿通させることのできるスリットを有するガイド部材が、前記枠体の前記一端側において前記スリットを当該枠体の外へはみ出させる様に取り付けられていること。
    (25)前記枠体の他端で折り返された前記帯状シール部材の先端部が、前記ガイド部材の前記スリットを介して、当該ガイド部材の表面側から裏面側へと挿通されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項2に記載のトナー排出口封止部材。
    (31)前記帯状シール部材は、全体にほぼ一定の幅で前記先端部が先細とされていること。
    (32)前記ガイド部材の前記スリットは、前記帯状シール部材のほぼ一定の幅の部分に対して公差の範囲内で同一長さを有すると共に、長さ方向中程に前記折り返し部に向かって突出する舌片を形成する様に平面視において湾曲、屈曲又は折曲した部分を備えていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のトナー排出口封止部材。
    (41)前記ガイド部材の前記スリットは、両端に前記帯状シール部材の前記ほぼ一定の幅の部分よりも狭くなる方向に伸びる鉤状部を備えていること。
  5. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のトナー排出口封止部材。
    (51)前記枠体は、前記開口部に所定間隔で配置された複数の仕切枠を備えていること。
  6. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のトナー排出口封止部材。
    (61)前記帯状シール部材は透明又は半透明の素材で形成されていること。
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