JP6948228B2 - ラベルシート - Google Patents

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本発明はラベルシートに関する。
特許文献1には重ね合わせ方式による表示ラベル体が開示されている。この表示ラベル体には、印刷面とケーブル巻き付け面とが設けられている。この表示ラベル体の裏面の全体、または、表示ラベル体の印刷面の裏面が貼着面として機能する。この貼着面には、保護剥離シートが積層されている。この表示ラベル体には、この表示ラベル体は、片面印刷である。しかもこの表示ラベル体の裏面全体に保護剥離シートが積層される。このような表示ラベル体の製造工程は比較的簡単である。また、ケーブルへの巻き付けとほぼ同時に印刷面裏面の貼着面の相互貼着が行われる。相互貼着が行われるので、ケーブルへの巻き付けの作業性が改善される。
特開2000−98903号公報
しかしながら、特許文献1に開示された表示ラベル体には、ケーブルへの巻き付けの作業性についてさらなる改善の余地がある。特許文献1に開示された表示ラベル体は、ケーブルへの巻き付けの際、2つの印刷面の裏面貼着面をできるだけピッタリと合わせることが必要となる。ケーブルに巻き付けられた状態でそれらをピッタリと合わせることは、必ずしも容易ではない。
本発明の目的は、ラベルに対する両面印刷が容易で、ラベルをケーブルへ取り付ける作業がより容易なラベルシートを提供することにある。
図面を参照し本発明を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、ラベルシート10,12は、台紙20,120と、ラベル22とを備える。ラベル22は台紙20,120上に貼付される。ラベル22が、表層形成部30,30の対と、屈曲部32と、貼着層34とを有している。表層形成部30,30の対は、線対称に配置される。表層形成部30,30の対は、ラベル22の表層を形成する。屈曲部32は、表層形成部30,30の対の対称軸の位置に配置される。屈曲部32は、ラベル22が台紙20,120から剥がされた後に屈曲することで表層形成部30,30の対を対向させる。貼着層34は、表層形成部30,30の対のうち台紙20,120に対向する面に形成される。貼着層34は、台紙20,120と表層形成部30,30の対とを貼着する。貼着層34は、ラベル22が台紙20,120から剥がされた後に表層形成部30,30の対が対向すると表層形成部30,30の対を互いに貼着させる。表層形成部30が、孔形成部40と、札部42とを有している。孔形成部40は、孔50を形成する。札部42は、孔形成部40に連なる。札部42は、孔形成部40が形成する孔50を貫通可能な程度に弾性変形および塑性変形の少なくとも一方が可能である。孔形成部40が形成する孔50は札部42が貫通可能な大きさである。
ラベル22が台紙20,120上に貼付される。ラベル22が、表層形成部30,30の対と、屈曲部32と、貼着層34とを有している。貼着層34が、台紙20,120と表層形成部30,30の対とを貼着する。これにより、ラベル22に対する両面印刷が容易となる。屈曲部32は、ラベル22が台紙20,120から剥がされた後に屈曲することで表層形成部30,30の対を対向させる。表層形成部30,30の対は、線対称に配置される。貼着層34は、ラベル22が台紙20,120から剥がされた後に表層形成部30,30の対が対向すると表層形成部30,30の対を互いに貼着させる。表層形成部30,30の対が屈曲部32を対称軸として線対称に配置されるので、表層形成部30,30の対をピッタリ合わせることは容易である。表層形成部30が、孔形成部40と、札部42とを有している。札部42は、弾性変形および塑性変形の少なくとも一方が可能である。孔形成部40が形成する孔50は札部42が貫通可能な大きさである。これにより、表層形成部30,30の対が貼着層34によって貼着させられると、孔形成部40が形成する孔50を札部42が貫通可能となる。孔形成部40が形成する孔50をケーブル200に巻き付けられた札部42に貫通させると、ラベル22を容易にそのケーブル200に取り付け得る。その結果、ラベル22に対する両面印刷が容易で、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業がより容易なラベルシート10,12を提供することができる。
また、上述した札部42が、狭小部60と、広大部62とを有していることが望ましい。狭小部60は、孔形成部40から見て屈曲部32とは反対側に配置される。狭小部60は、孔形成部40に連なる。広大部62は、狭小部60に連なる。広大部62は、狭小部60から離れる方向に延びる。広大部62は、狭小部60および孔形成部40が形成する孔50より幅が広い。
広大部62が狭小部60に連なる。広大部62は、狭小部60および孔形成部40が形成する孔50より幅が広い。これにより、孔形成部40が形成する孔50を広大部62が通り抜けてその孔50を狭小部60が貫通した状態になると、札部42はその孔50から抜け難くなる。その結果、ケーブル200へ取り付けられたラベル22がそのケーブル200から外れ難くなる。
もしくは、上述した広大部62が、一端部80と、他端部82とを有していることが望ましい。一端部80は、狭小部60側に配置される。一端部80は、孔形成部40が形成する孔50より幅が広い。他端部82は、狭小部60とは反対側に配置される。他端部82は、端100に近づくにつれ細くなる。この場合、他端部82の端100の幅が孔形成部40が形成する孔50の幅より狭いことが望ましい。
他端部82は、端100に近づくにつれ細くなり、かつ、他端部82の端100の幅が孔形成部40が形成する孔50の幅より狭いと、そうでない場合に比べ、孔形成部40が形成する孔50を広大部62が通り抜け易くなる。孔形成部40が形成する孔50より一端部80の幅が広いと、そうでない場合に比べ、孔形成部40が形成する孔50を広大部62が通り抜けた後にその広大部62が逆戻りし難くなる。その結果、ケーブル200へ取り付けられたラベル22がそのケーブル200からより外れ難くなる。
もしくは、上述した孔形成部40が形成する孔50が、隅56が丸められた矩形であることが望ましい。
孔50が、隅56が丸められた矩形であると、そこを通り抜けつつある広大部62の他端部82は、その隅56の丸められた部分に接することで、自ずとたわむ。他端部82がたわむことで、広大部62の他の部分もたわむ。広大部62がたわむことで、たわまない場合に比べ、広大部62は孔50を通り抜け易くなる。その結果、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業がより容易となる。
また、上述した台紙20が、札貼付片110,110と、孔貼付片112とを有していることが望ましい。札貼付片110には、表層形成部30,30の対の少なくとも一方の札部42が貼付される。孔貼付片112には、表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とが貼付される。孔貼付片112は、札貼付片110,110とは分離されている。
孔貼付片112は、札貼付片110,110とは分離されている。孔貼付片112には、表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とが貼付される。これにより、札貼付片110,110から表層形成部30,30を剥がすことに先立ち、孔貼付片112から表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とを剥がすことが可能になる。孔貼付片112から表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とを剥がすことが可能なので、屈曲部32が屈曲することにより孔形成部40の双方が互いに貼着させられ得る状態となる。孔形成部40の双方が先に貼着させられ得る状態になると、表層形成部30,30の対全体が同時に貼着させられ得る状態になる場合に比べ、表層形成部30,30の対を互いに貼着させる作業が容易になる。その結果、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業がより容易なラベルシート10を提供できる。
また、上述した台紙120が、札貼付部180,180と、孔貼付部182と、線状の領域である分離線190,190とを有していることが望ましい。札貼付部180には、表層形成部30,30の対の少なくとも一方の札部42が貼付される。孔貼付部182には、表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とが貼付される。分離線190,190は、札貼付部180,180を切り分けることおよび孔貼付部182を切り分けることよりも容易に札貼付部180,180と孔貼付部182とを分離させるよう札貼付部180,180と孔貼付部182とを区切る。
分離線190,190は、札貼付部180,180を切り分けることおよび孔貼付部182を切り分けることよりも容易に札貼付部180,180と孔貼付部182とを分離させる。孔貼付部182には、表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とが貼付される。これにより、札貼付部180,180から表層形成部30,30を剥がすことに先立ち、孔貼付部182から表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とを剥がすことが容易になる。孔貼付部182から表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とを剥がすことが容易なので、屈曲部32が屈曲することにより孔形成部40の双方が互いに貼着させられ得る状態となる。孔形成部40の双方が先に貼着させられ得る状態になると、表層形成部30,30の対全体が同時に貼着させられ得る状態になる場合に比べ、表層形成部30,30の対を互いに貼着させる作業が容易になる。その結果、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業がより容易なラベルシート12を提供できる。
本発明によれば、ラベルに対する両面印刷が容易で、ラベルをケーブルへ取り付ける作業がより容易なラベルシートを提供できる。
本発明の第1実施形態にかかるラベルシートの平面図である。 本発明の第1実施形態において孔貼付部が剥がされ孔形成部の対が互いに貼着さられた状況を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかるラベルがケーブルに巻きつけられつつある状況を示す概念図である。 本発明の第1実施形態にかかるラベルのうち広大部が孔を通り抜けつつある状況を示す概念図である。 本発明の第2実施形態にかかるラベルシートの平面図である。
〈第1実施形態〉
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[ラベルシートの構成]
図1は、本実施形態にかかるラベルシート10の平面図である。図1において、ラベル22の一部とラベル外周配置材24の一部とが捲られている。図1に基づいて、本実施形態にかかるラベルシート10の構成が説明される。本実施形態にかかるラベルシート10は、台紙20と、複数枚(本実施形態の場合は12枚)のラベル22と、ラベル外周配置材24とを備える。
本実施形態の場合、台紙20は周知の剥離紙(周知のシールがその使用の時まで貼られている紙)によって構成されている。台紙20の形状は矩形である。ラベル22およびラベル外周配置材24は周知の合成樹脂製フィルムによって構成されている。
本実施形態の場合、台紙20は、2枚の札貼付片110,110と、1枚の孔貼付片112とからなっている。2枚の札貼付片110,110はいずれも矩形である。孔貼付片112も矩形である。2枚の札貼付片110,110の間に孔貼付片112が配置される。本実施形態の場合、2枚の札貼付片110,110と1枚の孔貼付片112とは、分離されている。
図1に基づいて、ラベル22の具体的な構成が説明される。本実施形態の場合、ラベル22が、表層形成部30,30の対と、屈曲部32と、貼着層34とを有している。表層形成部30,30の対は、線対称に配置される。表層形成部30,30の対は、ラベル22の表層を形成する。屈曲部32は、表層形成部30,30の対の対称軸の位置に配置される。屈曲部32の形状は、直線状である。屈曲部32は、ラベル22が台紙20から剥がされた後に屈曲することで表層形成部30,30の対を対向させる。本実施形態においては、屈曲部32は、周知のミシン目からなる。貼着層34は、表層形成部30,30の対のうち台紙20に対向する面に形成される。貼着層34は、台紙20と表層形成部30,30の対とを貼着する。本実施形態における貼着層34の具体的な組成は周知の台紙に貼着されるラベルに用いられる周知の貼着層と同様である。したがってここではその詳細な説明は繰り返されない。貼着層34は、ラベル22が台紙20から剥がされた後に表層形成部30,30の対が対向すると表層形成部30,30の対を互いに貼着させる。
表層形成部30が、孔形成部40と、札部42と、孔埋部44とを有している。孔形成部40は、孔50を形成する。本実施形態においては、この孔50の形状は隅56が丸められた矩形である。本実施形態においては、札部42は、変形することにより、この孔50を貫通可能となる。札部42は、孔形成部40に連なる。札部42は、弾性変形および塑性変形が可能である。その結果、札部42は孔形成部40が形成する孔50を貫通可能である。ちなみに、本実施形態の場合、孔形成部40も弾性変形および塑性変形が可能である。
本実施形態においては、札部42は、狭小部60と、広大部62とを有している。狭小部60は、孔形成部40から見て屈曲部32とは反対側に配置される。狭小部60は、孔形成部40に連なる。広大部62は、狭小部60に連なる。広大部62は、狭小部60から離れる方向にまっすぐに延びる。広大部62は、狭小部60および孔形成部40が形成する孔50より幅(この場合、屈曲部32が延びる方向についての一端から他端までの距離)が広い。
本実施形態においては、広大部62は、一端部80と、他端部82とを有している。一端部80は、狭小部60側に配置される。一端部80は、孔形成部40が形成する孔50より幅(この場合、屈曲部32が延びる方向についての一端から他端までの距離)が広い。本実施形態の場合、孔形成部40が形成する孔50の幅より一端部80の幅が広いので、狭小部60および孔形成部40が形成する孔50より広大部62の幅が広いこととなる。他端部82は、狭小部60とは反対側に配置される。本実施形態においては、他端部82は、端100に近づくにつれ細くなる。その端100の形状は円弧状である。その結果、本実施形態における他端部82の端100の幅(この場合、屈曲部32が延びる方向についての一端から他端までの距離)はゼロとなっている。その幅がゼロなので、その幅そのものは孔形成部40が形成する孔50の幅より狭いこととなる。
表層形成部30,30の対の一方の札部42は、台紙20の札貼付片110の一方に貼付される。表層形成部30,30の対の他方の札部42は、札貼付片110の他方に貼付される。表層形成部30,30の対の孔形成部40の双方と屈曲部32とは、孔貼付片112に貼付される。
ラベル外周配置材24は、ラベル22の外周にこれを取り囲むように配置される。ラベル外周配置材24は、ラベル22とその外周との間に段差が形成されることを防止する。段差が形成されることが防止されると、周知の図示されないプリンタによってラベル22に情報が印刷される際、ラベル22の位置がずれる可能性が低くなる。
[ラベルシートの製造方法]
本実施形態にかかるラベルシート10は、以下の手順で製造される。まず、製造者は、周知の台紙用の素材に周知の方法によって周知の貼着剤を塗布する。次に、製造者は、合成樹脂製のフィルムをその台紙用の素材に貼付する。そのフィルムが貼られると、製造者は、そのフィルムに切れ目を設ける。これにより、そのフィルムからラベル22とラベル外周配置材24とが形成される。その際、フィルムのみに切れ目を設けてその台紙用の素材に切れ目を設けないための具体的方法は周知である。したがって、その具体的方法は説明されない。フィルムに切れ目が設けられると、製造者は、その台紙用の素材に切れ目を設ける。その際、その台紙用の素材のみに切れ目を設けてフィルムに切れ目を設けないための具体的方法も周知である。したがって、その具体的方法も説明されない。これにより、その台紙用の素材から札貼付片110,110と孔貼付片112とが形成される。札貼付片110,110と孔貼付片112とが形成されることで、その台紙用の素材は台紙20となる。これにより、本実施形態にかかるラベルシート10が完成する。
[ラベルシートの使用方法]
以下、周知のケーブル200に巻き付けられる場合の、本実施形態にかかるラベルシート10とラベル22との使用方法を説明する。
まず、ユーザは、本実施形態にかかるラベルシート10を図示されない周知のプリンタのトレイに置く。次にユーザは、周知の手順にしたがってそのプリンタとそのプリンタに接続されている周知のパーソナルコンピュータとを操作する。これにより、そのプリンタはラベルシート10の表面のうちラベル22が貼り付けられている箇所に文字および図形の少なくとも一方を印刷する。
印刷の後、ユーザは、台紙20のうち孔貼付片112およびラベル外周配置材24を各ラベル22から剥がす。続いてユーザは各ラベル22の屈曲部32を屈曲させる。これにより孔形成部40,40の対は、互いに対向し、かつ、貼着層34によって互いに貼着させられる。図2は、孔貼付片112が剥がされ、かつ、孔形成部40,40の対が互いに貼着さられた状況を示す図である。
孔形成部40,40の対が互いに貼着させられると、ユーザは、1枚のラベル22を札貼付片110,110から剥がす。ラベル22が剥がされると、ユーザは、そのラベル22の札部42,42の対を互いに貼着させる。札部42,42の対が互いに貼着させられると、ユーザは、そのラベル22から孔埋部44を取り除く。ちなみに、孔貼付片112が剥がされる際、それに伴って孔埋部44がラベル22から取り除かれることもある。孔埋部44が取り除かれると、ユーザは、そのラベル22をケーブル200の周りに巡らせる。ラベル22がケーブル200の周りを取り囲むと、ユーザは、そのラベル22の広大部62の他端部82を孔形成部40が形成する孔50に挿入する。図3は、この状況を示す概念図である。
その挿入に伴い、その広大部62の両脇は孔50の隅56から力を受けて変形する。その変形に伴い、広大部62は孔50を通り抜ける。図4は、この状況を示す概念図である。広大部62が孔50を通り抜け、狭小部60が孔50を貫通した状態で、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業が完了する。
[本実施形態にかかるラベルシートの効果]
本実施形態に係るラベルシート10によれば、ラベル22に対する両面印刷が容易となる。本実施形態に係るラベルシート10によれば、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業がより容易となる。
また、本実施形態に係るラベル22は、ケーブル200へ取り付けられるとそのケーブル200から外れ難い。
〈第2実施形態〉
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本実施形態にかかるラベルシート12の平面図である。図5において、ラベル22の一部とラベル外周配置材24の一部とが捲られている。図5に基づいて、本実施形態にかかるラベルシート12の構成が説明される。本実施形態にかかるラベルシート12は、台紙120と、複数枚(本実施形態の場合は12枚)のラベル22と、ラベル外周配置材24とを備える。
本実施形態の場合、台紙120は、2箇所の札貼付部180,180と、1箇所の孔貼付部182と、2箇所の分離線190,190とからなっている。2箇所の札貼付部180,180はいずれも矩形である。孔貼付部182も矩形である。2箇所の札貼付部180,180の間に孔貼付部182が配置される。本実施形態の場合、2箇所の札貼付部180,180と1箇所の孔貼付部182とは、分離線190,190によってつながっており、かつ、区切られている。本実施形態における分離線190,190は、ミシン目が設けられている線状の領域である。その結果、分離線190,190は、札貼付部180,180を切り分けることおよび孔貼付部182を切り分けることよりも容易に札貼付部180,180と孔貼付部182とを分離させる。
[ラベルシートの製造方法]
本実施形態にかかるラベルシート12は、以下の手順で製造される。まず、製造者は、周知の台紙用の素材に分離線190,190を形成する。分離線190,190を形成するための方法は周知なのでここではその詳細な説明は繰り返されない。これにより、台紙120が形成される。分離線190,190が形成されると、製造者は、台紙120の全面に周知の方法によって周知の貼着剤を塗布する。次に、製造者は、合成樹脂製のフィルムを台紙120に貼付する。そのフィルムが貼られると、製造者は、そのフィルムに切れ目を設ける。これにより、そのフィルムからラベル22とラベル外周配置材24とが形成される。その際、フィルムのみに切れ目を設けて台紙120に切れ目を設けないための具体的方法は周知である。したがって、その具体的方法は説明されない。これにより、本実施形態にかかるラベルシート12が完成する。
その他の点については、第1実施形態にかかるラベルシート10と同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰り返されない。
[本実施形態にかかるラベルシートの効果]
本実施形態に係るラベルシート12によれば、ラベル22に対する両面印刷が容易となる。本実施形態に係るラベルシート12によれば、ラベル22をケーブル200へ取り付ける作業がより容易となる。
[変形例の説明]
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、台紙20,120の構成は上述したものに限定されない。特に、台紙120における分離線190の具体的な構成は上述したものに限定されない。分離線190の構成の例には、その両隣よりも厚さが薄くなっているというものと、分離線190が細かい傷が設けられた領域になっているというものとがある。分離線190の構成の他の例には、2枚の札貼付片110,110と、1枚の孔貼付片112とが、それらに塗布される貼着剤で互いに貼着されているというものがある。このような構造を実現するには、例えば、2枚の札貼付片110,110と、1枚の孔貼付片112とを並べて、それらの表面に貼着剤を塗布するという方法がある。貼着剤のうち札貼付片110と孔貼付片112とにまたがる部分がそれらをつなげることで、分離線が形成される。もちろん、このような構造を実現するための具体的な方法は前述された方法に限定されない。台紙に分離線190が設けられていなくてもよい。その場合、台紙は一体の紙からなっていてもよい。台紙にはラベル22を1枚ごとに分離するための図示されないミシン目が設けられていてもよい。
また、孔形成部40が形成する孔50の形態は上述されたものに限定されない。その孔50は円形であっても楕円形であっても矩形以外の多角形であってもよい。その孔50が多角形である場合、その頂点が丸められていても折れ線状であってもよい。
表層形成部30の具体的な形態も特に限定されない。当然、札部42の形態は特に限定されない。例えば、広大部62の一端部80の両脇が鋭角を形成していてもよい。この場合、いったん孔50を通り抜けた広大部62は逆戻りし難くなる。
10,12…ラベルシート
20,120…台紙
22…ラベル
24…ラベル外周配置材
30…表層形成部
32…屈曲部
34…貼着層
40…孔形成部
42…札部
44…孔埋部
50…孔
56…隅
60…狭小部
62…広大部
80…一端部
82…他端部
100…端
110…札貼付片
112…孔貼付片
180…札貼付部
182…孔貼付部
190…分離線
200…ケーブル

Claims (6)

  1. 台紙と、
    前記台紙上に貼付されるラベルとを備えるラベルシートであって、
    前記ラベルが、
    線対称に配置され前記ラベルの表層を形成する表層形成部の対と、
    前記表層形成部の対の対称軸の位置に配置され、前記ラベルが前記台紙から剥がされた後に屈曲することで前記表層形成部の対を対向させる直線状の屈曲部と、
    前記表層形成部の対のうち前記台紙に対向する面に形成され前記台紙と前記表層形成部の対とを貼着し前記ラベルが前記台紙から剥がされた後に前記表層形成部の対が対向すると前記表層形成部の対を互いに貼着させる貼着層とを有しており、
    前記表層形成部が、
    孔を形成する孔形成部と、
    前記孔形成部に連なり、前記孔形成部が形成する前記孔を貫通可能な程度に弾性変形および塑性変形の少なくとも一方が可能な札部とを有しており、
    前記孔形成部が形成する孔は前記札部が貫通可能な大きさであることを特徴とするラベルシート。
  2. 前記札部が、
    前記孔形成部から見て前記屈曲部とは反対側に配置され前記孔形成部に連なる狭小部と、
    前記狭小部に連なり前記狭小部から離れる方向に延び前記狭小部および前記孔形成部が形成する孔より幅が広い広大部とを有していることを特徴とする請求項1に記載のラベルシート。
  3. 前記広大部が、
    前記狭小部側に配置され前記孔形成部が形成する孔より幅が広い一端部と、
    前記狭小部とは反対側に配置され端に近づくにつれ細くなる他端部とを有しており、
    前記他端部の前記端の幅が前記孔形成部が形成する孔の幅より狭いことを特徴とする請求項2に記載のラベルシート。
  4. 前記孔形成部が形成する孔が、隅が丸められた矩形であることを特徴とする請求項3に記載のラベルシート。
  5. 前記台紙が、
    前記表層形成部の対の少なくとも一方の前記札部が貼付される札貼付片と、
    前記表層形成部の対の前記孔形成部の双方と前記屈曲部とが貼付され、かつ、前記札貼付片とは分離されている孔貼付片とを有していることを特徴とする請求項1に記載のラベルシート。
  6. 前記台紙が、
    前記表層形成部の対の少なくとも一方の前記札部が貼付される札貼付部と、
    前記表層形成部の対の前記孔形成部の双方と前記屈曲部とが貼付される孔貼付部と、
    前記札貼付部を切り分けることおよび前記孔貼付部を切り分けることよりも容易に前記札貼付部と前記孔貼付部とを分離させるよう前記札貼付部と前記孔貼付部とを区切る線状の領域である分離線とを有していることを特徴とする請求項1に記載のラベルシート。
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