JP3146606U - 封筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送過程において封緘部が破れることなく、開封の方法を判りやすくし、開封後に再び封緘することができ、外観を損ねることなく繰り返し使用可能な封筒を提供する。
【解決手段】封筒1は、一端を開口して収容口4を形成した袋状の封筒本体2と、収容口を構成する開口の一辺41から連続して舌状に設けられ、収容口を塞ぐように折り返すとともに、封筒本体の外面22aと固着することで封緘可能な封緘部3とからなる封筒において、封緘部は、収容口を塞ぐように折り返した時の封筒本体の外面と対向する面部3aに、封筒本体の外面に固着して封緘可能な貼付部5を備え、貼付部は、前記開口一辺側から封緘部先端44側へと、所定間隔をあけて複数条配列されており、貼付部を備えた面部と背中合わせの面部3bには、前記各貼付部と貼付部との間の所定間隔に対応した領域に、各貼付部間で切り離し可能な切取部6を備えた。
【選択図】図1

Description

本考案は、開封後に再び封緘することができ、繰り返し使用可能であり、外観を損ねない封筒に関する。
封筒本体から延出した封緘部を備え、該封緘部を封筒本体の外面に折り返して、封筒の収容口を封緘する種類の封筒は、通常、開封時に封緘部が切断されて、封筒内部の収容空間から書類等の収容物が取り出される。このため、開封された後には、再び封筒として使用することができなくなるので破棄されていた。
ところで、昨今のエコロジー重視の時代背景により、可能な限り資源を有効に再利用(リユース)することが望まれている。
このような観点から、封筒の再利用について考えると、封筒を形成する材質は、配送過程において破れることのないように、十分な丈夫さを備えた材質が選択されている。このため、封筒が配送された後であっても、開封後の封筒には、書類等を保護する機能が十分に残されており、特に、宅配便等で使用されるような厚紙からなる封筒では、業者が回収して資源としてリサイクルを図る場合もあり、あるいは、配送先でそのまま使用する場合には、配送用の宛名シールを剥がすことによって、書類の仕分けや保存等の用途などに使用される場合はあるが、封筒の開封時に封緘部が切断されているため、配送の目的で使用することができなかった。
このため、従来から、一旦開封された封筒を再び封緘して、再使用を可能にする技術が種々研究されている。
そのような技術の一例として、特許文献1は、封緘部の封緘面に蛇腹状の貼付部を設け、その貼付部を封筒本体に貼り付けて封緘するとともに、蛇腹部分を切断することで開封可能とした構成を開示している。この場合には、切断後の蛇腹部分に残された貼付部を封筒本体に再度貼り付けることによって、封筒を繰り返し使用することが可能になっている。
また、他の技術の一例として、特許文献2は、封筒本体にシート状の貼着部材を貼着し、貼着部材には、封緘部に貼り付け可能な貼着可能部分が複数設けられるとともに、該複数の貼着可能部分間のミシン目を切断することで開封可能とした構成を開示している。この場合には、切断後に、貼着部材に残された貼着可能部分を封筒本体に再度貼り付けることによって、封筒を繰り返し使用することが可能になっている。
しかし、上記従来の技術では、封筒を繰り返し使用することができるようになったものの、いずれも、封緘された状態において、封緘部が封筒本体から浮き上がった状態となるため、配送過程において封緘部が引っ掛かったり、封緘部が引っぱられて不測の力が掛かったりする虞があり、その場合には、封緘部が破れて封筒内の書類等の収容物が飛び出してしまい、書類等の収容物を配送が完了するまで保護するという封筒の目的が損なわれるという問題があった。さらに、封緘部が封筒本体から浮き上がった封緘状態は、通常の封筒からはかけ離れた外観であり、配送先で違和感を持たれてしまうので、積極的に使用し難いという問題もあった。
また、封筒の配送先において、封緘部のどこを切断すれば良いのかわからず、封緘部が封筒本体から延出している基部を切断されてしまう虞があり、その場合には、封緘部が正しくない箇所で切断されてしまうため、封筒を繰り返し使用することができなくなってしまう。そのような問題を避けるためには、予め配送先において、再使用可能な封筒の構造について周知が図れれば良いが、そのためには、配送先の協力が不可欠であり、そのための費用や労力が煩わしく、封筒の再使用を図り難いという問題もあった。
特開2002−46749号公報 実用新案登録第3132761号公報
本考案は、上記問題点を解決して、配送過程において封緘部が破れることなく、開封の方法を判りやすくし、開封後に再び封緘することができ、外観を損ねることなく繰り返し使用可能な封筒を提供することである。
上記課題を達成するために本考案が成した技術的手段は、一端を開口して収容口を形成した袋状の封筒本体と、前記収容口を構成する開口の一辺から連続して舌状に設けられ、収容口を塞ぐように折り返すとともに、封筒本体の外面と固着することで封緘可能な封緘部とからなる封筒において、封緘部は、収容口を塞ぐように折り返した時の封筒本体の外面と対向する面部に、封筒本体の外面に固着して封緘可能な貼付部を備え、貼付部は、前記開口一辺側から封緘部先端側へと、所定間隔をあけて複数条配列されており、貼付部を備えた面部と背中合わせの面部には、前記各貼付部と貼付部との間の所定間隔に対応した領域に、各貼付部間で切り離し可能な切取部を備えたことを特徴とする封筒としたことでる。その場合、貼付部と切取部は、封緘部の先端側から順に使用され、それぞれ貼付部と切取部には、使用順位を示す印が封緘状態で視認可能に設けられている場合もある。
上記封筒の貼付部は、帯状に設けた固着部と、固着部上に剥離可能に設けた剥離紙とで構成されていても良く、また、切取部は、貼付部と平行に設けられたミシン目であっても良い。
その場合、ミシン目は、一条又は複数条あっても良い。
また、切取部は、貼付部と平行に設けられた二条のミシン目と、二条のミシン目間に設けられ、ミシン目に沿って切り外し可能な帯状部で構成されていても良い。
さらに、一端を開口して収容口を形成した袋状の封筒本体と、封筒本体と一体に舌状に形成され、前記収容口を塞ぐように折り返すとともに、封筒本体の外面と固着することで封緘可能な封緘部とで構成されている封筒において、封緘部は、前記収容口を構成する封筒本体開口の一辺から連続して設けられた第一の封緘部と、該第一の封緘部の折り返し位置から離間して、封筒本体の内面に基端部を設けた複数の封緘部とで構成されていることを特徴とする封筒としても良い。
本考案によれば、配送過程において封緘部が破れることなく、開封の方法を判りやすくした、開封後に、開封後に再び封緘することができ、外観を損ねないで繰り返し使用可能な封筒を提供することができるようになった。
以下、本考案の一実施の形態に係る封筒について、図にもとづいて説明する。なお、本実施形態は本考案の一実施形態にすぎず、何等これらに限定して解釈されるものではなく、本考案の範囲内で設計可能である。
また、本実施形態における封筒とは、袋状に形成された封筒の収容口から書類や書籍や商品等の収容物を収容することができ、さらに、収容口を封緘する封緘部を備えた形態が対象とされる。また、そのような形態を備えた封筒であれば、材質は問わず、例えば、薄紙や厚紙、ダンボール、ビニールまたは布等により形成された封筒も本考案の対象となる。また、収容口を備えた袋状に形成され、封緘部を備えていれば、封筒の形態は問わず、縦角型や横角型または円形等の変形の封筒も本考案の対象となる。
本考案による封筒1の実施例1を図1乃至図6に示す。なお、図2は、図1に示す封筒1を裏返した状態を示している。また、図3乃至図6における断面図は、それぞれ、封筒1の開口部から底辺に向けた、縦方向の断面図である。
封筒1は、封筒本体2と、封筒本体2から延出した封緘部3とからなる。なお、本実施例では、紙製の封筒1を想定するが、封筒1を形成する材質については、封筒1の使用環境により任意に選択されれば良い。
封筒本体2は、重ねあわされた一面側21と他面側22が、右辺(図1中の右側の辺)23で一体に連続するとともに、左辺(図1中の左側の辺)24で一体に連続し、さらに、底面(図1中の奥側の辺)25が糊付けされることにより、3方向が一体に連続して、一端を開口して収容口4を形成した袋状に形成されている。
収容口4を構成する開口は、一面側21を横断して掛け渡される一辺(図1中の一面側21の手前側の辺)41と、他面側22を横断して掛け渡される他辺(図1中の他面側22の手前側の辺)42の、それぞれの両端同士が一体に連続することによって形成されている。封筒1に書類等の収容物を収容する際には、該収容口4を拡開して、収容口4から、収容空間Sに収容物が出し入れされる。
本実施例では、一面側21の一辺41は、折り線として形成され、封筒1の封緘時に封緘部3が一辺41から折り曲がり易くなっている。なお、一面側21の一辺41は、折り線として形成されず、仮想上の辺とされていても良い。
封緘部3は、収容口4の一辺41から連続した舌状に延出して設けられている。また、封緘部3は、封筒1が封緘される場合には、封筒本体2の他面側22の外面22aに、収容口4を塞ぐように折り返されて、封筒本体2の外面22aに固着して封緘可能な複数の貼付部5と、貼付部5間で切り離し可能切取部6を備えている。
複数の貼付部5は、封緘部3を収容口4を塞ぐように折り返した時に、封筒本体2の他面側22の外面22aと対向する面部3a(図1中の上側の面)に設けられるとともに、貼付部5は、封緘部3の延出基端部43(一辺41)側から封緘部3の先端部44へと(同図中の両矢印の方向)、所定間隔をあけて複数条配列されている。
本実施例では、封筒1を2回繰り返して使用する場合を想定しており、複数の貼付部5として、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bの2つの貼付部5を有している。この場合、第1の貼付部5aは、第1回目の封緘時に使用され、第2の貼付部5bは、第2回目の封緘時に使用される。具体的には、第1の貼付部5aは、面部3aの先端部44側に配され、第2の貼付部5bは、面部3aの延出基端部43側に配され、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとの間は、所定の間隔が空けられている。
なお、封緘部3は、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bと、貼付部5間の所定の間隔とが配置される十分な延出長さを有するように形成されている。
本実施例では、2つの貼付部5を設けた場合を説明するが、貼付部5の数は、これに限定されることなく、封筒1の繰り返し使用される回数によって、任意に設定されれば良く、貼付部5の数の増加に従って、封筒1を繰り返し使用可能な回数が増加する。また、貼付部5の数が増加した場合には、増加した貼付部5と各貼付部5間の所定の間隔を配置し得る封緘部3の延出長さが設定されれば良い。
また、貼付部5(第1の貼付部5a及び第2の貼付部5b)として、本実施例では、表面と裏面の双方に固着部を備えた、帯状の両面粘着テープが採用されている。
両面粘着テープの一方側の固着部(符号なし)は、封緘部3の面部3aに貼り合わされることにより、テープが封緘部3に固定される。なお、該両面粘着テープは、封緘部3の右辺(図1中の封緘部3の右側の辺)31近傍から左辺(図1中の封緘部3の左側の辺)32近傍まで連続して掛け渡されている。
また、第1の貼付部5aの両面粘着テープの他方側の固着部(封緘するときに封筒本体2の他面側22の外面22aに固着される面)5cには、固着部5c上に剥離可能に、剥離紙5d(5d')が貼られ、第2の貼付部5bの両面粘着テープの他方側の固着部5c'には、固着部5c'上に剥離可能に、剥離紙5d'が貼られている。
これにより、固着部5c(5c')は、使用されるまで、剥離紙5d(5d')に保護されている。なお、貼付部5を使用して封筒1を封緘する場合には、剥離紙5dが剥がし取られることにより、テープの固着部5c(5c')が露出して、貼付部5(第1の貼付部5a,第2の貼付部5b)を封筒本体2の他面側22の外面22aに固着貼り合わせることが可能となる。
切取部6は、封緘部3を封筒本体2の他面側22の外面22aに折り返した場合に、外面22aと同じ向きとなる反対向面(貼付部5を備えた面部3aと背中合わせの面部)3bであって、前記各貼付部5と貼付部5との間の所定間隔に対応した領域に配されている。
本実施例では、切取部6として、封緘部3の右辺31から左辺32まで、貼付部5と平行に横断したミシン目が形成されている。
ミシン目は、封緘された封筒1を開封する際に、封緘部3を切断する位置を判り易くする目印となるとともに、該ミシン目が切り開かれることによって、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとの間が容易に切断され切り離される。
ここで、本実施例による封筒1を使用する場合について説明する。
まず、封筒1を1回目に使用する場合には、封筒本体2の収容口4から収容空間Sに書類等の収容物Pを挿し入れた後に、封緘部3の面部3aの先端部44側に配された第1の貼付部5aの剥離紙5dを剥がし取って、固着部5cを露出させる。
なお、貼付部5と切取部6は、封緘部3の先端部44側から順に使用される。すなわち、面部3aの延出基端部43側に配された第2の貼付部5bは、剥離紙5d'を残したままにして、固着部5cを露出させない(図1及び図3参照)。
次に、封緘部3は、封筒本体2の一面側21の一辺41(折り線)を収容口4から見て谷折りにされ、封筒本体2の他面側22の外面22aに折り返される。
封緘部3が折り返されて、面部3aと外面22aが対向したとき、封緘部3は、封筒本体2に押し付けられる。これにより、第1の貼付部5aの固着部5cが、外面22aに貼り付け固着させられ、収容口4が塞がれて、封筒1の封緘が完了する。このとき、第2の貼付部5bの固着部5c'は剥離紙5d'によって保護されているので、外面22aに貼り付くことがない(図4(a)参照)。
封筒1が封緘されると、封筒1の外観は、図4(b)に示すように、封緘部3が封筒本体2の外面22aと一体に貼り合わせられ、封筒1の収容口4が封緘部3で覆われて閉鎖されるので、封筒1を配送することが可能な状態となる。
このとき、封緘部3と封筒本体2とが、貼付部5によってしっかりと固着され、封緘部3と封筒本体2の外面22aとの間には、貼付部5の厚みしかないので、配送過程において封緘部3が引っ掛かって破れることがなく、封筒1に収容した書類等Pの収容物が封筒1から飛び出すこともない。
次に、配送先において封筒1を開封する場合には、封緘部3のミシン目(切取部6)を切り開いて、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとの間を切断する。
これにより、外面22aに貼り付いた第1の貼付部5aとともに、封緘部3の先端部44側が封筒本体2側に残り、先端部44側と切り離された封緘部3の延出基端部43側が自由な状態となる。このとき、延出基端部43側を折り戻すことで、封筒1の収容口4が封緘部3で覆われた状態から開放されるので、該収容口4から収容空間Sに収容された書類等Pの収容物を取り出すことができる(図5(a)参照)。
封筒1を2回目に使用する場合には、封筒本体2の収容口4から収容空間Sに書類等Pを挿し入れた後に、封緘部3の面部3aの延出基端部43側に配された第2の貼付部5bの剥離紙5d'を剥がし取って、固着部5c'を露出させる(図5(b)参照)。
そして、1回目の使用時と同様に、封緘部3は、封筒本体2の一面側21の一辺41(折り線)を谷折りにして、封筒本体2の他面側22の外面22aに折り返され、面部3aと外面22aとを対向したとき、封緘部3は、封筒本体2に押し付けられる。
これにより、第2の貼付部5bの固着部5c'が、外面22aに貼り付けられ、封筒1が封緘される(図6参照)。このとき、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bが並んで外面22aに貼り付けられた状態となり、封緘部3が封筒本体2の外面22aと一体に固着させられ、封筒1の収容口4が封緘部3で覆われて塞がれるので、封筒1の封緘が完了して、封筒1を配送することが可能な状態となる。
2回目の封緘が完了すると、外面22aに、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとが並んで固着された状態となるので、このときの封筒1の外観は、1回目の封緘時と同様(図4(b)参照)であり、2回目の使用においても、配送先において複数回使用による外観を損ねることなく、違和感を与えることがない。
また、封緘部3と封筒本体2とが貼付部5によってしっかりと固着され、封緘部3と封筒本体2の外面22aとの間には、貼付部5の厚みしかないので、配送過程において封緘部3が引っ掛かって破れることがなく、封筒1に収容した書類等Pの収容物が封筒1から飛び出すこともない。
なお、本実施例では、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとの間に所定の間隔を有した場合を想定したが、所定の間隔を有さず、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとが直接隣り合わせに配されていても良い。この場合であっても、切取部6が貼付部5と貼付部5の境界線上に配されることによって、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとの間を切断することができる。
なお、本実施例では、切取部6としてミシン目が形成された場合を説明したが、これに限定されず、封緘された封筒1を開封する際に、封緘部3を切断すべき位置が判り易くなれば他の構成が採用されても良い。
例えば、切取部は、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bとの間に、貼付部と平行に設けられた二条のミシン目が設けられ、該ミシン目とミシン目との間に、帯状に形成された切除可能な帯状部が形成されていても良い。この場合には、配送先において、開封方法として、帯状部を引っ張ることで該帯状部を切り外すことが判り易く、これにより、第1の貼付部5aと第2の貼付部5bを容易かつ確実に切り離すことができる。
また、封緘部3を切断すべき位置を判り易くする目印の他の例として、封緘部3の反対向面3bの貼付部5と貼付部5との間の所定間隔に対応した領域に、切取線を配してもよい。この場合には、切取線に沿って、鋏やペーパーナイフ等を挿し入れ、封緘部3の第1の貼付部5aと第2の貼付部5bを切り離せば良い。
また、その他の例として、封緘部3の反対向面3bの該当部分に模様、例えば星印等が配されていても良い。この場合であっても、星印の位置に鋏やペーパーナイフ等を挿し入れ、封緘部3の第1の貼付部5aと第2の貼付部5bを切り離すことが判り易い。なお、この場合の図形は任意に設定されれば良い。
また、貼付部5と切取部6には、使用順位を示す印が封緘状態で視認可能に設けられていても良い。この場合、使用順位を示す印として、使用されるべき順番が数字や文字で示されれば良い。すなわち、本実施例では、貼付部5と切取部6が、封緘部の先端側から順に使用されることによって、封筒1を繰り返し封緘して使用するので、貼付部5と切取部6の使用されるべき順番が、封緘する時や開封する時に理解し易くされていることによって、確実に封筒1が繰り返し使用可能となる。
本考案による封筒1の実施例2を図7及び図8に示す。なお、同図中における断面図は、それぞれ、封筒1の開口部から底辺に向けた、縦方向の断面図である。
実施例1では、封緘部3が、複数の貼付部5と貼付部5間を切り離す切取部6を有していたが、それらの構成に代えて、実施例2では、第一の封緘部7と複数の封緘部8を備えていることが相違する。従って、封筒1の封筒本体2の構成については、実施例1と同一の構成であるため、同一の符号を用いることで、その説明に代え、ここでは、実施例2の特徴的な構成である、第一の封緘部7と複数の封緘部8を中心に説明する。
第一の封緘部7は、実施例1の封緘部3と同様に、収容口4を構成する封筒本体2の開口の一辺41を基端部43として、連続した舌状に延出して設けられている。また、封緘部7は、封筒1が封緘される場合には、封筒本体2の収容口4を形成する一辺41で、収容口4を塞ぐように、封筒本体2の他面側22の外面22aに折り返されて、封筒本体2の外面22aに固着して封緘可能な貼付部5a(貼付部5)を有している。なお、封緘部7は、1回目の封緘時に使用される(図8b参照)。
複数の封緘部8は、その基端部8cが、第一の封緘部7の折り返し位置(封筒本体2の収容口4を形成する一辺41)から所定の寸法(図8(a)中の寸法t参照)離間して、収容空間S内に固定されているとともに、その先端部8dは、封筒本体2の底面25側に向けられている。
また、複数の封緘部8は、外面22aに貼り付け可能な貼付部5を有している。
複数の封緘部8の貼付部5b(貼付部5)は、2回目の封緘時に使用され、封筒1が封緘される場合には、複数の封緘部8が、封筒本体2の他面側22の外面22aに折り返されて、貼付部5bによって外面22aに固着されることにより、封筒1の収容口4が複数の封緘部8で塞がれるので、封筒1を配送することが可能な状態となる(図8a参照)。
なお、貼付部5a,5bとして、本実施例では、実施例1の貼付部5と同様に、表面と裏面の双方に固着部を備えた両面粘着テープが採用されており、封緘部7の右辺(図1中の封緘部7の右側の辺)31近傍から左辺(図1中の封緘部3の左側の辺)32近傍まで連続して掛け渡されている。なお、両面粘着テープの貼り付け方法については、実施例1と同様であり、実施例1で詳述したので、ここでは、その説明を省略する。
封緘部7によって、1回目の封緘がされた封筒1を開封する場合には、封緘部7の基端部43側を折り返し位置(封筒本体2の収容口4を形成する一辺41)で切断する(図8(b)中の破線参照)。これにより、封緘部7が切断され、封緘部7の先端44側が、貼付部5aによって、封筒本体2の他面側22の外面22aに貼り合わされたまま残される。これにより、収容口4が開放されて収容物を出し入れ可能となる。
このとき、複数の封緘部8は、一辺41から所定の寸法離間して、収容空間S内に固定されているとともに、その先端部8dは、封筒本体2の底面25側に向けられているので、封筒1を開封する際に、複数の封緘部8自体が切断されることがない。
この場合、封筒1の上端(封緘部の基端部43の位置)を切断して封筒1を開封することは、広く一般的に行われているので、本実施例による封筒1の開封方法を予め配送先に周知する必要がない。
開封した封筒1に2回目の封緘をする場合には、収容空間S内に固定されている複数の封緘部8を収容口4から引き出すとともに、封筒本体2の他面側22の外面22aに折り返されて、貼付部5bによって外面22aに固着すれば良い。
このとき、図8(c)に示すように、封筒本体2の他面側22の外面22aには、封緘部7の先端44側が、貼付部5aによって貼り合わされたまま残されているので、複数の封緘部8が形成される長さによっては、複数の封緘部8を封緘部7の先端側44に重ねて固着することとなる。
なお、複数の封緘部8が形成される長さや、複数の封緘部8の基端部8cが固定される位置が予め調整しておくことによって、封緘部7の先端側44を避けて、複数の封緘部8を封筒本体2の他面側22の外面22aに直接固着しても良い。
なお、本実施例では、封筒1を2回繰り返して使用する場合を想定しているため、封緘部を2つ設けているが、封緘部の数はこれに限定されることなく、封筒1の繰り返し使用される回数によって、任意に設定されれば良く、封緘部の数の増加に従って、封筒1を繰り返し使用可能な回数が増加する。また、封緘部を増加する場合には、複数の封緘部8が、封筒本体1の底辺25に向けて複数備えられ順番に使用される。
上述した実施例1及び実施例2では、貼付部5(5a,5b)の一例として、両面粘着テープを採用したが、これに限定されず、封緘部3(7,8)の面部3a(7a,8a)に接着剤が塗られていて、剥離紙で保護されていても良い。
また、貼付部5(5a,5b)が、封緘部3(7,8)の右辺31近傍から左辺32近傍まで連続して掛け渡されて配された場合を説明したが、貼付部5(5a,5b)は、必ずしも連続して配されていなくても良い。例えば、封緘部3(7,8)の右辺31近傍と、左辺32近傍との間を断続して配されていても良い。
本考案の実施例1による使用前の封筒であって、封筒本体の他面側から見た斜視図。 使用前の封筒であって、封筒本体の一面側から見た斜視図。 封筒を1回目に使用する場合であって、封緘部が折り返されていない状態を示す縦方向断面図。 (a)は、封筒を1回目に使用する場合であって、封緘部が折り返され、封緘された状態を示す縦方向断面図であり、(b)は(a)の状態の外観を示す斜視図。 (a)は、封筒を開封した状態を示す縦方向断面図であり、(b)は、封筒を2回目に使用する前の状態を示す斜視図。 封筒を2回目に使用する場合であって、封緘部が折り返され、封緘された状態を示す縦方向断面図。 本考案の実施例2による封筒であって、封筒本体の他面側から見た斜視図。 (a)は、封筒を1回目に使用する場合であって、封緘部が折り返されていない状態を示す縦方向断面図。 (b)は、封筒を1回目に使用する場合であって、封緘部が折り返されて封筒が封緘された状態を示す縦方向断面図。 (c)は、封筒を2回目に使用する場合であって、封緘部が折り返されて封筒が封緘された状態を示す縦方向断面図。
符号の説明
1 封筒
2 封筒本体
22a 封筒本体の外面
3 封緘部
3a 収容口を塞ぐように折り返した時の封筒本体の外面と対向する面部
3b 貼付部を備えた面部と背中合わせの面部
4 収容口
41 収容口を構成する開口の一辺
44 封緘部の先端
5 貼付部5
6 切取部

Claims (9)

  1. 一端を開口して収容口を形成した袋状の封筒本体と、
    前記収容口を構成する開口の一辺から連続して舌状に設けられ、収容口を塞ぐように折り返すとともに、封筒本体の外面と固着することで封緘可能な封緘部と
    からなる封筒において、
    封緘部は、
    収容口を塞ぐように折り返した時の封筒本体の外面と対向する面部に、封筒本体の外面に固着して封緘可能な貼付部を備え、
    貼付部は、前記開口一辺側から封緘部先端側へと、所定間隔をあけて複数条配列されており、
    貼付部を備えた面部と背中合わせの面部には、前記各貼付部と貼付部との間の所定間隔に対応した領域に、各貼付部間で切り離し可能な切取部を備えたことを特徴とする封筒。
  2. 貼付部と切取部は、封緘部の先端側から順に使用され、それぞれ貼付部と切取部には、使用順位を示す印が封緘状態で視認可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の封筒。
  3. 貼付部は、帯状に設けた固着部と、固着部上に剥離可能に設けた剥離紙とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の封筒。
  4. 貼付部は、帯状に設けた固着部と、固着部上に剥離可能に設けた剥離紙とで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の封筒。
  5. 切取部は、貼付部と平行に設けられたミシン目であることを特徴とする請求項3に記載の封筒。
  6. 切取部は、貼付部と平行に設けられた一条又は複数条のミシン目であることを特徴とする請求項4に記載の封筒。
  7. 切取部は、貼付部と平行に設けられた二条のミシン目と、二条のミシン目間に設けられ、ミシン目に沿って切り外し可能な帯状部で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の封筒。
  8. 切取部は、貼付部と平行に設けられた二条のミシン目と、二条のミシン目間に設けられ、ミシン目に沿って切り外し可能な帯状部で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の封筒。
  9. 一端を開口して収容口を形成した袋状の封筒本体と、
    封筒本体と一体に舌状に形成され、前記収容口を塞ぐように折り返すとともに、封筒本体の外面と固着することで封緘可能な封緘部と
    で構成されている封筒において、
    封緘部は、
    前記収容口を構成する封筒本体開口の一辺から連続して設けられた第一の封緘部と、
    該第一の封緘部の折り返し位置から離間して、封筒本体の内面に基端部を設けた複数の封緘部と、
    で構成されている
    ことを特徴とする封筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7292443B1 (ja) 2022-01-20 2023-06-16 ザ・パック株式会社 紙袋の製造方法

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