JP6105813B2 - カルボキシメチルセルロースリチウムを製造するための方法 - Google Patents

カルボキシメチルセルロースリチウムを製造するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6105813B2
JP6105813B2 JP2016515144A JP2016515144A JP6105813B2 JP 6105813 B2 JP6105813 B2 JP 6105813B2 JP 2016515144 A JP2016515144 A JP 2016515144A JP 2016515144 A JP2016515144 A JP 2016515144A JP 6105813 B2 JP6105813 B2 JP 6105813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
cmc
carboxymethylcellulose
further characterized
lithium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016515144A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016519205A (ja
Inventor
アレクサンドラ・ヒルド
ハンス−ユルゲン・ユール
ローランド・アデン
Original Assignee
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー, ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー filed Critical ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Publication of JP2016519205A publication Critical patent/JP2016519205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6105813B2 publication Critical patent/JP6105813B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B11/00Preparation of cellulose ethers
    • C08B11/02Alkyl or cycloalkyl ethers
    • C08B11/04Alkyl or cycloalkyl ethers with substituted hydrocarbon radicals
    • C08B11/10Alkyl or cycloalkyl ethers with substituted hydrocarbon radicals substituted with acid radicals
    • C08B11/12Alkyl or cycloalkyl ethers with substituted hydrocarbon radicals substituted with acid radicals substituted with carboxylic radicals, e.g. carboxymethylcellulose [CMC]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B15/00Preparation of other cellulose derivatives or modified cellulose, e.g. complexes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、カルボキシメチルセルロースリチウムを製造するための方法に関する。
序論
カルボキシメチルセルロースリチウム(Li−CMC)は、リチウムイオン(Liイオン)電池中で使用するための、可能性のある結合剤材料である。従来の結合剤系は、ポリマー結合剤としてフッ化ポリビニリデン(PVDF)を、及びこの結合剤のための溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を典型的に使用してきた。フッ化結合剤及び危険溶媒は、安全な取扱い及び廃棄が困難であることが判明している。Li−CMCは、水性溶媒を使用して送達され得る代替結合剤である。結果として、Li−CMC結合剤の使用は、Liイオン電池の結合剤系に伴う危険性、ならびに結合剤及び溶媒の両方に伴う廃棄懸念を低減し得る。しかし、Li−CMCの製造は、困難であり得る。
カルボキシメチルセルロース(CMC)は、苛性ソーダによるセルロース系原料のアルカリ化、続いてエーテル化及び中和を含む特定の製造条件に因り、ナトリウム塩(Na−CMC)として一般的に入手可能である。したがって、本質的に全ての市販のCMCは、Na−CMCである。
中国第102206286A号は、塩化水素を使用してNa−CMCをLi−CMCに変換するための方法を開示する。本参考文献は、Na−CMCを塩化水素水溶液で処理し、次いで、得られたCMCの酸形態(H−CMC)を水酸化リチウム水溶液で処理し、Li−CMCを獲得することを開示する。残念ながら、Na−CMCを塩化水素(強酸)で処理することは、概して、CMCポリマーを劣化させ、プロセス装置を腐食させるリスクがある。加えて、得られたLi−CMCは、カルボキシレート基の再エステル化によって架橋を引き起こし得る乾燥ステップを必要とする。
Na−CMCからLi−CMCに変換するための他の方法には、濃縮水酸化リチウム水溶液での処理、続いて塩素酢酸によるエーテル化が含まれる(例えば、Machado,G.D.et al.,Polimery,48,4(2003)273−279、及びAbuh−Lebdeh et al.,Journal of Power Sources,196(2011)2128−2134を参照されたい)。しかし、水酸化リチウムは、後に続くエーテル化ステップのためにセルロース鎖を完全に可溶化するには不十分な強度を有する。イオン交換カラムを使用してLi−CMCを調製することも既知である(Abuh−Lebdeh et al,Journal of Power Sources,213(2012)249−254を参照されたい)。しかし、イオン交換カラムプロセスは、少量のLi−CMCしか生成できない低容量プロセスである。
先行技術の不利益を被ることのない、Li−CMCを製造するためのさほど困難でない方法が求められている。
本発明は、先行技術の方法の難題を回避する、Li−CMCを製造するための方法を提示する。本発明の方法は、塩化水素等の強酸の使用、もしくは水酸化リチウム溶液とそれに続く塩素酢酸の使用、またはイオン交換カラムの使用を必要としない。
驚くべきことに、本発明は、Na−CMCを弱酸で処理して、CMC酸を形成し、続いてCMC酸を塩化リチウムで処理することにより、先行技術に伴う問題を生じることなく、安全で費用対効果のある様態でLi−CMCが効果的に生成されるという発見の成果である。
第一の態様において、本発明は、以下のステップ、(a)カルボキシメチルセルロースナトリウムを弱酸で処理して、カルボキシメチルセルロースの酸形態を形成することと、(b)カルボキシメチルセルロースの酸形態を塩化リチウムで処理して、カルボキシメチルセルロースリチウムを形成することと、を含む、方法である。
「複数の」は、2つ以上を意味する。「及び/または」は、「及び、または代替として」を意味する。全ての範囲は、別途示されない限り、端点を含む。全ての体積パーセントは、摂氏23度(℃)で決定される。
本発明の方法は、カルボキシメチルセルロースナトリウム(Na−CMC)を弱酸で処理して、カルボキシメチルセルロースの酸形態(H−CMC)を形成することを必要とする。弱酸は、水中に溶解されると不完全にイオン化する酸である。弱酸の例としては、酢酸、ギ酸、フッ化水素酸、シアン化水素酸、亜硝酸、及び硫酸水素塩イオンが挙げられる。本発明のための本ステップにおいて使用するのに特に望ましい弱酸は、酢酸である。弱酸は、強酸と対照的である。強酸は、水中に溶解すると完全に解離する。強酸の例としては、塩化水素、硝酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、及び過塩素酸が挙げられる。望ましくは、本発明の方法は、H−CMCの形成中、強酸を含まない。好ましくは、本発明の全工程は、強酸を含まない。
Na−CMCは、望ましくは、0.4以上、好ましくは0.5以上、さらにより好ましくは0.6以上であり、同時に、望ましくは、2.0以下、好ましくは1.6以下、より好ましくは1.3以下である置換度を有する。この範囲の置換度を有することは、それが水溶性であることを確実にする。
Na−CMCの置換度は、1つのアンヒドログルコース単位中の、別の基によって置換されたヒドロキシル(OH)基の平均数を指す。ASTM D1439−03「Standard Test Methods for Sodium Carboxymethylcellulose;Degree of etherification,Test Method B:Nonaqueous Titration」に従って置換度を決定する。簡潔に述べると、本方法は、Na−CMCの固体試料を沸騰温度の氷酢酸により処理して、カルボキシメチルナトリウム基と当量の酢酸イオンの放出を引き起こすことを伴う。これらの酢酸イオンは、過塩素酸標準液を使用して、無水酢酸中の強塩基として滴定される。滴定終点を電位差滴定で決定する。カルボン酸の他のアルカリ塩(例えば、グリコール酸ナトリウム及びジグリコール酸ジ−ナトリウム)は、同様に挙動し、共滴定される。
概して、Na−CMCを弱酸で処理して、H−CMCを形成することは、Na−CMC及び弱酸が水性溶媒に添加される水溶液中で行われる。例えば、本発明の範囲内のNa−CMCを弱酸で処理する1つの方法は、Na−CMCを溶媒中に分散して、初期分散液を形成し、次いで、弱酸をその初期分散液に添加することによる。溶媒は、水、及び水と混和性または可溶性がある1つまたは1つを超える有機共溶媒を含む。望ましい共溶媒は、任意の1つまたは1つを超えるアルコール及びアセトンの組み合わせを含む。共溶媒として使用するのに好適なアルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール及びイソ−プロパノール、ならびにブタノール異性体から選択される1つまたは1つを超える任意の組み合わせを含む。水性溶媒は、水及び共溶媒からなる。共溶媒は、総溶媒体積に基づいて、70体積パーセント(体積%)以上、好ましくは80体積%以上を典型的に占め、90体積%以上であり得、同時に、95重量%以下を典型的に占め、90重量%以下、85重量%以下、及びさらには80重量%以下であり得る。同時に、水は、総溶媒体積に基づいて、5重量%以上、好ましくは10重量%以上を典型的に占め、15重量%以上であり得るが、同時に、30体積%以下、好ましくは20体積%以下を典型的に占め、10体積%以下であり得る。水及び共溶媒を合わせた重量に対する水及び共溶媒の重量%を決定する。
Na−CMCのH−CMCへの変換温度は、変換が実施される圧においてそれが溶媒の沸騰温度を下回る限り重要ではない。典型的に、摂氏10度(℃)以上、好ましくは15℃以上、さらにより好ましくは20℃以上、一層より好ましくは22℃以上の温度で変換反応を実施する。変換反応は、25℃以上、さらに30℃以上、及びさらに50℃以上の温度で実行され得る。
望ましくは、反応中にわたって分散液を撹拌し続ける。分散液中の固体濃度を、固体及び溶媒を合わせた重量に基づいて、15重量パーセント(重量%)以下、好ましくは10重量%以下、さらにより好ましくは8重量%以下に維持することも望ましく、同時に、分散液中の固体濃度を、1重量%以上、好ましくは3重量%以上、さらにより好ましくは5重量%以上に維持することが望ましい。総反応時間は、望ましくは、少なくとも5分、好ましくは15分以上、より好ましくは30分以上、一層より好ましくは45分以上、及びさらにより好ましくは60分以上である。反応時間における、既知の技術的な上限はないが、実際には、反応時間は、概して、2時間以下である。
H−CMCを塩化リチウムで処理することによって、H−CMCをカルボキシメチルセルロースリチウム(Li−CMC)に変換する。概して、Na−CMCの酸性化の完了後、H−CMCは、濾過によって単離され、単離されたH−CMCに塩化リチウムの溶液が添加される。塩化リチウム溶液の溶媒は、典型的に、Na−CMCのH−CMCへの変換について記載されるような溶媒である。望ましくは、溶媒の水性成分は、塩化リチウムによって飽和されて、溶液中の塩化リチウムの量を最大にする。塩化リチウムは、H−CMCと反応して、Li−CMCを形成する。H−CMCのLi−CMCへの変換は、望ましくは、Na−CMCのH−CMCへの変換について記載されるような温度で実施される。
Li−CMCは、溶媒相を除去することによって単離され得る。好ましくは、Li−CMCは、追加の溶媒によって洗浄されて、不純物を除去する。Li−CMCは、乾燥させられて、残留溶剤を除去され得る。乾燥は、50℃以上、55℃以上、さらに60℃以上等の高温で行われ得る。概して、105℃以下の温度で乾燥させる。
本発明の方法は、強酸の使用または水酸化リチウムの使用を必要とすることなく、Na−CMCをLi−CMCに変換するための方法を提供する。この点において、本発明の方法は、強酸、水酸化リチウム、または強酸及び水酸化リチウムの両方を不含とし得る。さらに、本発明の方法は、少量生産の可能形態である交換カラムプロセスと対照的なLi−CMCの大量生産のための手段を提示する。
以下の実施例は、本発明の実施形態を例示する。
50グラム(g)のNa−CMC(0.6〜2.0の範囲の置換度、例えば、WALOCEL(商標)CRT2000PA(WALOCELはThe Dow Chemical Companyの商標である)を、およそ23℃で、50体積パーセント(体積%)のメタノール、50体積%のイソ−プロパノール、及び20体積%の精製水からなる700gの溶媒中に分散する。26.4gの氷酢酸を分散液に液滴添加し、およそ23℃で1時間撹拌して、H−CMCの分散液を形成する。H−CMCを濾過によって溶媒から単離する。
およそ23℃の温度で塩化リチウムによって飽和された、50体積%のメタノール、30体積%のイソ−プロパノール、及び20体積%の精製水からなる塩化リチウムの溶液を形成する。単離されたH−CMCを700グラムの塩化リチウム溶液中に分散する。得られた分散液を15分間撹拌する。固体を濾過によって液体から単離する。単離された固体を塩化リチウム溶液中に再度分散し、15分間混合し、濾過によって単離する。3回繰り返し、この生成物を濾過によって単離する。
単離された生成物を700グラムの溶媒(20体積%の水、50体積%のメタノール、及び30体積%のイソプロパノール)によって洗浄し、濾過によって単離する。3回繰り返し、最終生成物を濾過によって単離する。最終生成物を55℃で12時間乾燥させる。最終Li−CMCは、水溶性である。4MのHNOを使用した酸性加水分解後にイオン交換クロマトグラフィーによって決定するとき、得られたLi−CMC中の80パーセントのカルボキシメチル基は、ナトリウムイオンがリチウムで置換されている。イオン交換クロマトグラフィーの手順は、5ミリリットルのHNO3(脱イオン水1リットル当たり4モル)を、20ミリリットルの耐圧性バイアル中、200ミリグラムのLi−CMCに添加することを含む。ここで、脱イオン水は、1リットル当たり0.01ミリグラム未満のナトリウム、カリウム、及びリチウムイオンを含有する。ポリテトラフルオロエチレンでコーティングされた隔壁を含む圧着キャップでこのバイアルを密封する。このバイアル及びその内容物を100℃まで加熱し、振動させることによって十分に混合し、100℃でさらに10分加熱する。このバイアル及び内容物を、およそ23℃まで冷却し、バイアル内容物を1リットルのメスフラスコに移し、それを次いで脱イオン水で満たし、この溶液を濾過(注射濾過器、0.45マイクロメートルNylon,FA.Nalgene,Art.−Nr.196−2045)後、イオン交換クロマトグラフィーのために使用する。Thermo Scientificによる、IonPac(商標)CG12A及びIonPac(商標)CS12A ColumnsのためのProduct Manualに記載される手順に従って、イオン交換クロマトグラフィーを実施する(IonPacは、Dionex Corporationの商標である)。データシステムChromeleon6.3、プレカラム(IonPac CB12A)、分離カラム(IonPac CS12A)、陽イオン物質のための自己再生型サプレッサ(self−regenerating suppressor)CSRS300、及びオートサンプラーの試料ビン(Polyvial 10ミリリットル)を使用するオートサンプラーを用いて、Suppressor技術及び伝導性検知器DX120によりイオン交換クロマトグラフィーを実施する。
WALOCEL CRT 2000PA(1モル当たり238グラム)は、2130ミリパスカル*秒の2%水溶液粘度を有し、最終Li−CMC(1モル当たり226グラム)は、3700ミリパスカル*秒の2%水溶液粘度を有する。
本開示は以下も包含する。
[1]
以下のステップ、(a)カルボキシメチルセルロースナトリウムを弱酸で処理して、カルボキシメチルセルロースの酸形態を形成することと、(b)カルボキシメチルセルロースの前記酸形態を塩化リチウムで処理して、カルボキシメチルセルロースリチウムを形成することと、を含む、方法。
[2]
前記弱酸が、酢酸、ギ酸、フッ化水素酸、亜硝酸、シアン化水素酸、及び硫酸水素塩イオンからなる群から選択されることを更に特徴とする、上記態様1に記載の前記方法。
[3]
前記弱酸が、酢酸であることを更に特徴とする、上記態様1に記載の前記方法。
[4]
ステップ(a)において、カルボキシメチルセルロースの形成中、強酸が不在であることを更に特徴とする、上記態様1〜3のいずれかに記載に前記方法。
[5]
ステップ(a)及びステップ(b)の前記処理が、水溶液中で行われることを更に特徴とする、上記態様1〜4のいずれかに記載に前記方法。
[6]
前記水溶液が、アルコールを含むことを更に特徴とする、上記態様5に記載の前記方法。
[7]
前記カルボキシメチルセルロースナトリウムが、0.4〜2.0の範囲の置換度を有することを更に特徴とする、上記態様1〜6のいずれかに記載の前記方法。

Claims (7)

  1. 以下のステップ、(a)カルボキシメチルセルロースナトリウムを弱酸で処理して、カルボキシメチルセルロースの酸形態を形成することと、(b)カルボキシメチルセルロースの前記酸形態を塩化リチウムで処理して、カルボキシメチルセルロースリチウムを形成することと、を含
    前記カルボキシメチルセルロースの酸形態が、ステップ(a)の酸性化の後、かつ、ステップ(b)の塩化リチウムによる処理の前に濾過により単離される、方法。
  2. 前記弱酸が、酢酸、ギ酸、フッ化水素酸、亜硝酸、シアン化水素酸、及び硫酸水素塩イオンからなる群から選択されることを更に特徴とする、請求項1に記載の前記方法。
  3. 前記弱酸が、酢酸であることを更に特徴とする、請求項1に記載の前記方法。
  4. ステップ(a)において、カルボキシメチルセルロースの形成中、強酸が不在であることを更に特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載前記方法。
  5. ステップ(a)及びステップ(b)の前記処理が、水溶液中で行われることを更に特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載前記方法。
  6. 前記水溶液が、アルコールを含むことを更に特徴とする、請求項5に記載の前記方法。
  7. 前記カルボキシメチルセルロースナトリウムが、0.4〜2.0の範囲の置換度を有することを更に特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載前記方法。
JP2016515144A 2013-06-04 2014-05-28 カルボキシメチルセルロースリチウムを製造するための方法 Expired - Fee Related JP6105813B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361830659P 2013-06-04 2013-06-04
US61/830,659 2013-06-04
PCT/US2014/039640 WO2014197242A1 (en) 2013-06-04 2014-05-28 Process for manufacturing lithium carboxymethyl cellulose

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016519205A JP2016519205A (ja) 2016-06-30
JP6105813B2 true JP6105813B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=50983204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016515144A Expired - Fee Related JP6105813B2 (ja) 2013-06-04 2014-05-28 カルボキシメチルセルロースリチウムを製造するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9580517B2 (ja)
EP (1) EP2984109B1 (ja)
JP (1) JP6105813B2 (ja)
KR (1) KR102235225B1 (ja)
CN (1) CN105246919B (ja)
BR (1) BR112015028325B1 (ja)
CA (1) CA2913177C (ja)
WO (1) WO2014197242A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106336461B (zh) * 2016-08-22 2018-09-11 四川北方硝化棉股份有限公司 一种羧甲基纤维素锂的制备方法
CN109535264A (zh) * 2018-11-29 2019-03-29 瑞红锂电池材料(苏州)有限公司 一种CMCLi的制备方法和应用
CN112072111B (zh) * 2020-09-16 2022-09-09 远景动力技术(江苏)有限公司 电极增稠剂及其制备方法
CN112072112A (zh) * 2020-09-16 2020-12-11 远景动力技术(江苏)有限公司 电极增稠剂及其制备方法
CN112321730A (zh) * 2020-11-10 2021-02-05 重庆纤磊新材料科技有限公司 一种高粘度羧甲基纤维素铵的制备方法
CN112724266A (zh) * 2020-12-28 2021-04-30 常熟威怡科技有限公司 一种锂电池用羧甲基纤维素锂的制备方法
CN113265008B (zh) * 2021-07-02 2022-03-01 重庆力宏精细化工有限公司 一种高黏度羧甲基纤维素锂及其制备方法和应用
CN113912742A (zh) * 2021-09-07 2022-01-11 重庆理工大学 一种超高取代度和超高粘度羧甲基纤维素锂的合成方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000082472A (ja) * 1998-09-03 2000-03-21 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 非水電池用電極
JP4149792B2 (ja) * 2002-12-12 2008-09-17 第一工業製薬株式会社 カルボキシメチルセルロース塩の製造法
KR101161813B1 (ko) * 2003-11-04 2012-07-05 씨아이피엘에이 엘티디. 선택적인 세로토닌 재흡수 억제제의 다형체들의 제조 방법
KR20060086069A (ko) * 2005-01-26 2006-07-31 주식회사 코오롱 셀룰로오스 에테르 유도체의 제조방법
JP2007254588A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 部分酸型カルボキシメチルセルロースの製造方法
JP2008019344A (ja) 2006-07-13 2008-01-31 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 部分酸型カルボキシメチルセルロースの製造方法
DE102007036653A1 (de) 2007-07-25 2009-02-05 Varta Microbattery Gmbh Elektroden und Lithium-Ionen-Zellen mit neuartigem Elektrodenbinder
JP5405786B2 (ja) 2008-09-19 2014-02-05 株式会社ファインクレイ 酸型カルボキシメチルセルロースの製造方法
CN102206286A (zh) * 2011-05-16 2011-10-05 北京理工大学 一种锂电池用羧甲基纤维素锂的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016519205A (ja) 2016-06-30
US20160102153A1 (en) 2016-04-14
BR112015028325A2 (pt) 2017-07-25
CN105246919A (zh) 2016-01-13
KR102235225B1 (ko) 2021-06-03
CN105246919B (zh) 2018-02-02
BR112015028325B1 (pt) 2021-01-05
US9580517B2 (en) 2017-02-28
KR20160030483A (ko) 2016-03-18
CA2913177C (en) 2021-01-12
EP2984109B1 (en) 2019-09-25
CA2913177A1 (en) 2014-11-12
EP2984109A1 (en) 2016-02-17
WO2014197242A1 (en) 2014-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6105813B2 (ja) カルボキシメチルセルロースリチウムを製造するための方法
WO2021125362A1 (ja) リグニンと多糖類の製造方法
JP7054588B2 (ja) ニオブ酸オルガノゾルおよびその製造方法
JP2008156623A (ja) アルキルエーテル化セルロースの製造方法
CN102127169B (zh) 一种醋酸丙酸纤维素的制备方法
JP2013072086A5 (ja)
CN102875821B (zh) 一种溶解纤维素的方法
CN104448075B (zh) 用于制备热稳定性聚偏氟乙烯的方法
US10961324B2 (en) Method for preparation of novel modified bio based materials
CN103588886A (zh) 一种易水分散纳米微晶纤维素及其制备方法
CN102936296B (zh) 没食子酰魔芋葡甘露聚糖的制备方法
CN111363049A (zh) 一种超低溶剂体系的超高粘度的羧甲基纤维素锂合成方法
CN102020724A (zh) 从含有透明质酸的发酵液中提取透明质酸钠的方法
WO2019128156A1 (zh) 一种海藻酸钠及其制备方法和应用
CN103787408A (zh) 一种三氟氧钛酸铵的制备方法
JP2015113453A (ja) トリカルボキシセルロース及びその製造方法
CN102875686A (zh) 一种醋酸丁酸纤维素的制备方法
CN105482106B (zh) 一种杂多酸‑无机酸混合酸掺杂聚苯胺/银复合材料的制备方法
CN106630342B (zh) 含盐有机废液中n-甲基吡咯烷酮金属络合物的解络方法
CN104418322A (zh) 利用离子液体捕集二氧化碳和提取壳聚糖的方法
JP6886328B2 (ja) カルボキシメチルエチルセルロース又はその塩の製造方法
CN102796259A (zh) 碳酸司维拉姆的制备方法
CN106117543A (zh) 聚醚酮酮粗品的后处理方法
Wang et al. The preparation and characterization of starch oxidized by nitric acid and its properties of calcium complexing capacity
Cui et al. Is HF really necessary? Revisiting silica etching protocols in particle brushes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151120

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20151208

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6105813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees