JP6098229B2 - 定着制御装置、定着制御プログラム及び画像形成装置 - Google Patents

定着制御装置、定着制御プログラム及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像データに基づき形成された未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を制御する定着制御装置、定着制御プログラム及び画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では、熱応答性の良いサーマルヘッドやレーザ光線等を用いた定着装置を備えたものがある。定着装置を備える画像形成装置では、デジタルの画像データに基づいて、記録材上のトナーが乗っている所のみ、あるいはその近傍のみを選択的に加熱して未定着トナーを定着させる技術が知られている(特許文献1)。
上記従来の技術では、デジタルの画像データに基づく書き込み制御データを用いて定着制御を行うが、書き込み制御データはデータ量が大きいため取り扱いが困難である。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべく成されたものであり、定着制御に用いるデータ量を低減し、且つ効率良くトナーを定着させることが可能な定着制御装置、定着制御プログラム及び画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成すべく以下の如き構成を採用した。
本発明は、複数の加熱体を有し、画像データに基づき形成された未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を制御する定着制御装置であって、前記画像データを複数のエリアに分割した際の前記エリア毎の画素カウント値の累積値を得る画素カウント部と、前記累積値が格納される前記エリアに対応したレジスタと、前記加熱体の配置、前記加熱体の幅に係る情報を含む加熱体情報が格納された記憶部と、前記レジスタのアドレスに基づき前記画像データにおける前記エリアの位置を判断し、前記加熱体情報に基づき前記エリアに対応する位置にある加熱体を選択する加熱体選択部と、を有する。
上記各部を手順としてコンピュータにより実行させる方法、上記各部を機能としてコンピュータに実行させるためのプログラム、そのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
本発明によれば、定着制御の際に取り扱うデータ量を低減し、且つ効率良くトナーを定着させることができる。
本実施形態の画像形成装置の構成の概略を示す図である。 本実施形態の定着ローラを説明する図である。 本実施形態の画像形成装置の構成を説明する図である。 画像領域判断部の機能を説明する図である。 画像データにおけるエリアの判断を説明する図である。 画像有無判定部による判定を説明する図である。 画像形成の際の定着装置の温度制御を説明する図である。 画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 加熱体選択部の処理を説明するフローチャートである。 加熱体に対する画像データのエリアの割り当てを説明する図である。 エリアの幅が加熱体の幅と同じ場合の加熱体に対するエリアを割り当ての例を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置の構成の概略を示す図である。
本実施形態の画像形成装置100は、スキャナ部110と、プリンタ部120とを有する。本実施形態の画像形成装置100においてスキャナ部110は、読み取った原稿(図示せず)の反射光を電気信号に変換し、さらにそのアナログ電気信号をデジタル画像信号に変換してプリンタ部120に出力する。プリンタ部120は、スキャナ部110から入力された画像データ、又は画像形成装置100と接続されたコンピュータ等から送信された画像データに基づき画像形成動作を行なう。
本実施形態のプリンタ部120は、感光体ドラム121、帯電器122、書き込み装置123、現像装置124、給紙装置125、転写装置126、分離装置127、定着装置128等を有する。
本実施形態において、感光体ドラム121は帯電器122により均一に帯電される。画像形成装置100に入力された画像データは、後述する画像処理部で各種補正、各種変換・変倍等の処理がされた後に書き込み装置123に入力される。書き込み装置123は、入力された画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム121に照射する。感光体ドラム121上に形成された静電潜像は現像装置124により加熱溶融性のトナーにより現像され可視像化される。一方、給紙装置125から記録材(図示せず)が給紙ローラ131により給紙され、搬送ローラ132を介してレジストローラ133へ搬送される。レジストローラ133は感光体ドラム121上のトナー像に同期して記録材を送出する。この記録材に、転写装置126の作用により感光体ドラム121上のトナー像が転写される。
そして、分離装置127の作用により記録材が感光体ドラム121から分離され、搬送ガイド134に案内されて定着装置128に導かれる。記録材上の未定着トナー像が定着装置128により加熱定着され、記録材は排紙ローラ135により機外に排出される。また、感光体ドラム121は記録材の分離後にクリーニング装置136により残留トナーが除去され、除電器137により残留電荷が消去される。
本実施形態の画像形成装置100では、書き込み装置123に入力される画像データを用いて、定着装置128における定着制御を行う。すなわち本実施形態の画像形成装置100は、画像データに基づき感光体ドラム121上に形成されたトナー像を記録材に定着させることで、記録材に画像を形成する。
以下に本実施形態の定着装置128について説明する。本実施形態の定着装置128は、定着ローラ129と加圧ローラ130と、定着ベルト138を有する。本実施形態の定着装置128では、定着ローラ129と加圧ローラ130とにより、記録材が挟持搬送されることで、未定着トナー像が記録材に定着される。
図2は、本実施形態の定着ローラを説明する図である。図2(A)は、定着ローラ129の構成の概略を説明する図であり、図2(B)は、加熱体200を説明する図である。
本実施形態の定着ローラ129は、内部に加熱体200が設けられている。加熱体200は、例えば複数の加熱体30Nを含む。
図2(B)を参照して加熱体200について説明する。本実施形態の加熱体200は、複数の加熱体30Nを有する。本実施形態の複数の加熱体30Nは、それぞれの大きさが異なっても良いし、それぞれの大きさが同じであっても良い。図2(B)の例では、それぞれの加熱体30Nの大きさが異なる例を示す。具体的には加熱体30Nは、それぞれの主走査方向の幅が異なる。
本実施形態では、定着ローラ129の主走査方向の中央部分にある加熱体304の主走査方向の幅A4を定着ローラ129の端部に近い加熱体30Nの主走査方向の幅ANよりも広くした。具体的には、定着ローラ129の主走査方向の一方の端部にある加熱体301の幅A1、加熱体302の幅A2、定着ローラ129の主走査方向の他方の端部にある加熱体30Nの幅ANは、加熱体304の主走査方向の幅A4よりも狭い。加熱体303の主走査方向の幅A3は、加熱体302の主走査方向の幅A2より広く、加熱体304の主走査方向の幅A4よりも狭くした。
定着ローラ129の主走査方向における中央部分では、未定着トナー像が形成されている可能性が高い。よって本実施形態では、中央部分に主走査方向に幅の広い加熱体304を配置した。このように加熱体を配置することで、配置する加熱体30Nの数を削減でき、加熱体30Nの制御を簡単にすることができる。また本実施形態では、定着ローラ129の主走査方向における両端部の加熱体の幅を、主走査方向の中央部分に配置された加熱体の幅よりも狭くした。これにより、記録材の主走査方向における両端部において、未定着トナー像が形成されていない領域に合わせて加熱体をオフさせたままとすることができる。
本実施形態の加熱体30Nは、定着ローラ129において主走査方向の幅ANと同じ幅×副走査方向の長さWの領域を加熱する。本実施形態では、それぞれの加熱体30Nの副走査方向の長さWは全て同じとする。本実施形態では、加熱体200の主走査方向の幅Hと記録材の主走査方向の幅とが一致するように、加熱体30Nの主走査方向の幅ANと数が決定されていることが好ましい。各加熱体は個々にオン・オフ制御される。
本実施形態の複数の加熱体30Nは、例えばIH(Induction Heating)コイルやサーマルヘッドアレイ等により実現されても良い。
次に本実施形態の画像形成装置100の構成について説明する。図3は、本実施形態の画像形成装置の構成を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100は、コントローラ制御部210、エンジン制御部220、HDD(Hard Disk Drive)230、FAXユニット231、操作制御部232、読取制御部233、ARDF(自動両面反転原稿送り装置)234、書込制御部235、電装品236、DC(Direct Current)電源237、AC(Alternating Current)電源238を有する。
本実施形態のコントローラ制御部210は、画像形成動作の指定を受け付け、画像形成動作を設定する。具体的にはコントローラ制御部210は、画像形成、ユーザインターフェイスやモード設定、コピーやプリンタといったアプリケーションの制御などを司る。
エンジン制御部220は、プリンタエンジンの駆動制御等を行う。
HDD230は、例えば処理対象のデータ等が格納される。FAXユニット231は、画像形成装置100においてFAX機能を実現する。操作制御部232は、ユーザインターフェイスとなるタッチパネル(操作部)等の制御を行う。
読取制御部233は、スキャナ部110を制御するものであり、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介して読み取った画像をコントローラ制御部210の画像処理部214に伝達する。
書込制御部235は、コントローラ制御部210や読取制御部233からPCIバスを介して送られてきた画像データを、画像形成を行うLD(Laser Diode)ユニットやLED(Light Emitting Diode)ユニットに送信することで、用紙にパターンを書込み、プリントやコピーといった動作を行う。
電装品236は、例えば温度センサ、モータ、ソレノイド等を含む。DC電源237とAC電源238とは、各制御部へ電源を供給する。
次に本実施形態のコントローラ制御部210の構成を説明する。本実施形態のコントローラ制御部210は、CPU(Central Processing Unit)211、RAM(Random Access Memory)212、ROM(Read Only Memory)213、画像処理部214、画像メモリ215、I/F(インターフェイス)216を有する。
CPU211は、各種の処理動作を行う。RAM212は、各種情報を一時的に記憶する。ROM213は、制御プログラムを固定的に記憶する。画像処理部214は、例えば画像処理を行うASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により実現される。画像メモリ215は、画像処理部214により処理された画像データが格納される。また本実施形態のコントローラ制御部210は、図示しないNVRAM(Non Volatile RAM)等を備えており、NVRAMには画像形成装置100の動作条件の設定情報等が格納されていても良い。
本実施形態のコントローラ制御部210は、外部通信機器からネットワークを介してLAN(Local Area Network)等で情報を送受信するインターフェイス216、ユーザインターフェイスとなる操作制御部232や所定の処理対象のデータを格納するHDD230と接続されている。
本実施形態のコントローラ制御部210は、FAXユニット231や、エンジン制御部220とインターフェイスとPCIバスで結ばれている。コントローラ制御部210は、操作制御部232や外部機器からインターフェイス216を介して画像形成動作の指示を受け付け、画像形成動作を実行し、作成した画像をエンジン制御部220にPCIバスを介して伝達する。
本実施形態のエンジン制御部220は、CPU300、RAM221、ROM222、電装制御部223を有する。CPU300は、エンジン制御部220の各種処理を行う。また本実施形態のCPU300は、定着装置128による定着制御を行う。CPU300による定着制御の詳細は後述する。
RAM221は、各種情報を一時的に記憶する。ROM222は制御プログラムが格納されている。本実施形態では、ROM222に定着制御プログラムが格納されていても良い。また本実施形態のROM222には、後述する加熱体情報22が格納されていても良い。電装制御部223は、電装品236を制御する。
以下にCPU300の機能について説明する。本実施形態のCPU300は、定着制御部350を有する。
定着制御部350は、画像領域判断部310、加熱体選択部320、加熱体駆動部330を有する。画像領域判断部310は、コントローラ制御部210から受け取った画像データを所定の領域(エリア)毎のデータとし、エリア毎に各エリアにおける画像の有無を判断する。画像領域判断部310の処理の詳細は後述する。加熱体選択部320は、画像の有るエリアに合わせて実際に加熱させる加熱体30Nを選択する。加熱体駆動部330は、選択された加熱体30Nを加熱する。
すなわち本実施形態の画像形成装置100では、画像処理部214から出力された画像データを、画像領域判断部310により予め設定された所定エリア毎のデータとし、エリア毎の画像の有無を判断する。次に加熱体選択部320は画像が有るエリアと対応する加熱体30Nを選択し、対応する加熱体30Nにエリアを割り当てる。加熱体駆動部330は、選択された加熱体30Nを駆動して加熱させる。
尚本実施形態の画像形成装置100は、図示しない機能として、加熱体200の温度状態を監視する温度センサによる加熱体温度監視機能も備えている。
また本実施形態では、画像領域判断部310をエンジン制御部220内に搭載する構成としたが、画像領域判断部310はコントローラ制御部210の画像処理部214内に搭載されても良い。この場合画像領域判断部310による処理の結果は、コントローラ制御部210からエンジン制御部220に通知されても良い。
次に図4を参照して本実施形態の画像領域判断部310の処理の詳細について説明する。図4は、画像領域判断部の機能を説明する図である。
本実施形態の画像領域判断部310は、画像読み込み部311、画素カウント部312、画像有無判定部313、加熱位置決定部314を有する。
本実施形態の画像読み込み部311は、コントローラ制御部210を介して入力される画像データを読み込む。読み込まれた画像データは、一時的にエンジン制御部220内のRAM221に格納されても良い。
画素カウント部312は、画像データの画素をカウントする。画素カウント部312の詳細は後述する。
画像有無判定部313は、画像データに含まれる所定のエリア毎に、エリア内の画像の有無を判定する。画像有無判定部313による判定の詳細は後述する。加熱位置決定部314は、画像が有るエリアに対応する加熱体30Nを加熱位置に決定する。
以下に画素カウント部312について説明する。
本実施形態の画素カウント部312は、主走査カウント部315、副走査カウント部316を有する。主走査カウント部315は、画像データの主走査方向に画素をカウントする。副走査カウント部316は、画像データの副走査方向に画素をカウントする。
本実施形態の画素カウント部312は、画像読み込み部311が画像データを読み込むと、主走査カウント部315により主走査方向に画素をカウントする。すなわち主走査カウント部315は、画像データにおける1ラインの幅をカウントする。副走査カウント部316は、画像データの副走査方向に画素をカウントする。すなわち副走査カウント部316は、画像データにおけるラインの本数をカウントする。
本実施形態の画像領域判断部310は、画素カウント部312により、主走査方向と副走査方向にそれぞれ画素をカウントすることで、画像データを予め設定されたエリアの集合と判断する。
以下に図5を参照して本実施形態におけるエリアの判断について説明する。図5は、画像データにおけるエリアの判断を説明する図である。
本実施形態では、画像データを予め設定した所定のエリアEのm行×n列の集合Emnと捉える。本実施形態では、所定のエリアEをX×Yの領域とした。尚X,Yの単位はミリメートルである。
また本実施形態では、例えばCPU300の有する記憶領域に、所定のエリアE毎に対応したレジスタが設けられている。図5の例では、画像データはエリアEのm行×n列の集合であるから、CPU300の記憶領域には、エリアE11〜エリアEmnのそれぞれに対応したレジスタが設けられている。このレジスタには、画素カウント部312によるカウント値が格納される。
本実施形態の画素カウント部312は、画像データの左上から順に画像データの画素のカウントを開始する。
画素カウント部312の主走査カウント部315は、図5に示す画像データGの左上から主走査方向に画素のカウントを行い、各画素のカウント値をエリアE毎に対応したレジスタに格納する。
例えば主走査カウント部315は、画像データGの左上から1ライン目の画素のカウントを開始する。このときカウントされる画素は、エリアE11内の画素である。よって主走査カウント部315は、カウント値をエリアE11に対応したレジスタに格納する。すなわち主走査カウント部315は、主走査方向にXミリメートル分の画素をカウントするまで、カウント値をエリアE11と対応したレジスタに格納する。したがってレジスタの値は、エリアE11内の1ライン目を形成する画素のカウント値の和となる。
続いてカウント対象の画素がエリアE12内の画素となると、主走査カウント部315は、エリアE12に対応したレジスタにカウント値を格納する。そして主走査カウント部315は、エリアE12内の最初の画素から主走査方向にXミリメートル分の画素をカウントするまで、カウント値をエリアE12に対応するレジスタに格納する。したがってレジスタの値は、エリアE12内の1ライン目を形成する画素のカウント値の和となる。
同様にして、主走査カウント部315が主走査方向に1ライン、すなわちX×nミリメートル分カウントすると、副走査カウント部316は、副走査方向にカウントしたライン数をカウントする。この場合、ライン数は1である。よってこのときは、エリアE11〜エリアE1nに対応するレジスタには、エリアE11〜エリアE1nそれぞれの1ライン目の画素のカウント値の和が格納されたことになる。
主走査カウント部315は、1ラインカウントが終了すると、次のラインの左端の画素からカウントを再開する。主走査カウント部315は、2ライン目の左端の画素からカウントを開始し、1ライン目と同様の処理を行う。
本実施形態では、副走査カウント部316が副走査方向にYミリメートル分のライン数のカウントが終了すると、エリアE11〜エリアE1nは、それぞれがXミリメートル×Yミリメートルの領域内の画素がカウントされたことになる。このときエリアE11〜エリアE1nのそれぞれに対応するレジスタには、エリアE11〜エリアE1n内の全ての画素のカウント値の累積値が格納される。
本実施形態では、エリアE21以降に対しても同様の処理を行い、エリアE11〜エリアEmnそれぞれの画素のカウント値の累積値を得る。
すなわち本実施形態の画像領域判断部310は、画素カウント部312により、画像データをXミリメートル×Yミリメートルのエリアに分割した際のエリア毎の画素カウント値の累積値を得る。
尚本実施形態では、画像データGに含まれるエリア数と同数のレジスタを有していても良い。この場合レジスタの数は、m×n個となる。また本実施形態では、レジスタの数を主走査方向に設けられたエリアの数と同様のn個としても良い。この場合CPU300は、エリアE1nまでのカウントが終了すると、n個のレジスタに格納された値を例えばRAM222等に一時的に格納させ、全てのレジスタに格納された値を消去しても良い。本実施形態のレジスタの数は、画像データの幅(すなわち記録材の幅)と、エリアEの大きさとに応じて決められる。例えば画像形成装置100において印刷可能な記録材の最大の幅をW10ミリメートルとした場合のレジスタの数は、W10ミリメートル/Xミリメートル以上であれば良い。
本実施形態のレジスタに格納されるカウント値は、後述するように、エリア毎の画像の有無の判定にのみ使用される。したがって本実施形態では、各レジスタの大きさは2ビット以上であれば良い。
本実施形態では、X=Y=2ミリメートルとした。すなわち本実施形態では、画像データは2ミリメートル×2ミリメートルのエリアの集合となる。
本実施形態において、Xの値は、例えば複数の加熱体30Nのうち最も主走査方向の幅のせまい加熱体30Nの幅と同様の値にしても良い。
また本実施形態のYの値は、画像形成装置100における記録材の搬送速度をVとし、加熱体30Nの加熱応答時間をtとしたとき、V>Y/t1となれば良い。尚加熱応答時間とは、加熱体30Nの加熱を開始してから定着ローラ129の温度がトナーを記録材に定着させるために予め設定された所定温度になるまでの時間である。このようにYの値を決めれば、記録材の搬送速度よりも加熱応答時間が十分に早くなり、定着時に定着ローラ129を所定温度まで到達させることができる。
以下に図6を参照して、画像有無判定部313による画像の有無の判定を説明する。図6は、画像有無判定部による判定を説明する図である。
本実施形態の画像有無判定部313は、画素カウント部312により各エリアのカウント値の累積値が格納されたレジスタの値に基づき、各エリア内の画像の有無を判定する。具体的には画像有無判定部313は、レジスタの値が0のとき、対応するエリアを画像が無い非画像領域と判定する。また画像有無判定部313は、レジスタの値が0でないとき、対応するエリアを画像が有る画像領域と判定する。非画像領域とは、画像(未定着トナー)が存在しない領域であり、定着のための加熱が不要な領域である。画像領域とは、画像(未定着トナー)が存在する領域であり、加熱体30Nによる加熱対象となる領域である。
尚本実施形態では、カウント値の和が0のとき、そのエリアを非画像領域と判定するものとしたが、例えばカウント値が予め設定された所定値以下のときそのエリアを非画像領域と判定しても良い。
本実施形態の加熱位置決定部314は、画像領域を加熱位置に決定する。図6の例では、エリアE25、E35、E36、E42〜E46、E52〜E57、E66、E67、E77が画像領域であることがわかる。よって加熱位置決定部314は、この画像領域を加熱位置に決定する。加熱位置が決定されると、本実施形態の加熱体選択部320は、加熱位置に対応する加熱体30Nを選択し、選択された加熱体30Nにより加熱対象の画像領域を加熱する。
次に、本実施形態の画像形成装置100による画像形成の際の定着装置128の温度制御について説明する。
図7は、画像形成の際の定着装置の温度制御を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100の定着制御部350は、定着装置128による定着を行う際に、加熱体駆動部330により3つの温度領域を予め設定して温度制御を行う。3つの温度領域は、ベース温度領域、紙温度領域、定着温度領域である。ベース温度領域は、ベース温度H1以下の温度領域である。複数の加熱体30Nを含む加熱体200の温度は、画像形成装置100が画像形成動作を行わない場合にはベース温度領域内の温度となる。尚本実施形態では、加熱体200の温度を検出する温度センサが設けられており、画像形成装置100に設けられた加熱体温度監視機能により検出される。
紙温度領域は、ベース温度H1より高く紙温度H2以下の温度領域である。本実施形態では、画像形成装置100が印刷要求を受けると、加熱体200の温度を紙温度領域内まで加熱し、記録材が検出されたときに加熱体200の温度が紙温度H2に到達するように、加熱体200を加熱する。
定着温度領域は、紙温度H2より高い温度領域である。本実施形態では、画像形成において定着が開始されるとき、加熱体200に含まれる複数の加熱体30Nのうち、加熱対象として選択された加熱体30Nのみが加熱されて定着温度H3となる。
すなわち本実施形態では、加熱体200に含まれる複数の加熱体30Nは、紙温度H2まで加熱される。そして定着を開始するとき、選択された加熱体30Nのみをさらに加熱して定着温度H3とする。
図7(A)は、エリアの例であり、図7(B)は加熱体200を加熱する駆動信号と加熱体200の温度の例を示す図である。
図7の例では、エリアE2〜E5、エリアE7〜E8が画像領域である。よってエリアE2〜E5、エリアE7〜E8を加熱する加熱体30Nは定着温度H3まで加熱される。それ以外のエリア(エリアE1、E6)は、非画像領域である。よってエリアE1、E6に対応する加熱体30Nは、紙温度H2以下となる。
次に図8を参照して本実施形態の画像形成装置100の動作を説明する。図8は、画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の画像形成装置100が印刷要求を受け付けると(ステップS801)、定着制御の処理と、記録材検出の処理と、温度制御の処理とを並行して行う。定着制御の処理は、コントローラ制御部210とCPU300の定着制御部350により実行される。温度制御の処理は、CPU300の定着制御部350により実行される。記録材検出の処理は、電装制御部223により実行される。
始めに記録材の検出の処理について説明する。
本実施形態の画像形成装置100において、電装制御部223は、記録材の搬送を開始する(ステップS802)。続いて電装制御部223は、記録材が定着装置128に到達したか否かを判断する(ステップS803)。尚本実施形態では、例えば定着装置128に記録材の到着を検出する到着検出センサが設けられており、到着検出センサにより定着装置128への記録材の到着を検出しても良い。ステップS803において、記録材が定着装置128に到達すると、電装制御部223は、記録材検出信号をCPU300へ出力する(ステップS804)。記録材が検出されると、CPU300において定着制御部350は、後述するステップS808へ進む。
また記録材が検出されると、電装制御部223は、記録材が定着装置128を通過したか否かを判断する(ステップS805)。尚本実施形態では、例えば定着装置128を記録材が通過したか否かを検出する通過検出センサが設けられており、通過検出センサにより定着装置128からの記録材の通過を検出しても良い。ステップS805において記録材が定着装置128を通過すると、電装制御部223は、次の印刷要求の有無を判断する(ステップS806)。ステップS806において次の印刷要求がある場合、後述するステップS810へ進む。ステップS806において次の印刷要求がない場合、後述するステップS811へ進む。
次に温度制御の処理について説明する。
本実施形態の定着制御部350は、印刷要求を受け付けると、加熱体駆動部330により加熱体200を加熱し、加熱体200の温度をベース温度H1とする(ステップS807)。続いて定着制御部350は、印刷要求を受け付けているため、加熱体駆動部330によりさらに加熱体200を加熱し、加熱体200の温度を紙温度H2とする(ステップS808)。
続いて定着制御部350は、後述するステップS817において選択された加熱体30Nを加熱し、定着温度H3とする(ステップS809)。加熱体30Nが定着温度H3となると、未定着トナーが記録材に定着される。
続いて定着制御部350は、次の印刷要求がある場合は加熱体200の温度をベース温度H1に維持する(ステップS810)。また定着制御部350は、次の印刷要求がない場合は加熱体200の加熱を停止し、定着を停止する(ステップS811)。
次に定着制御の処理について説明する。
本実施形態の画像形成装置100は、コントローラ制御部210により、読み取った画像データを読み出す(ステップS812)。続いてコントローラ制御部210は、画像処理部214により読み出した画像データに対して画像処理を行う(ステップS813)。画像処理部214による画像処理は、画像データをプリンタ部120から出力するために必要な画像処理である。
続いてコントローラ制御部210は、画像処理後の画像データをCPU300へ送信する(ステップS814)。続いてCPU300の定着制御部350は、画像領域判断部310により、コントローラ制御部210から受信した画像データの画素をカウントし、画像データを所定エリアの集合と判断する(ステップS815)。言い換えれば本実施形態の画像領域判断部310は、画像データを所定エリアの画像データに分割する。画素のカウントの方法は、上述した通りである。
続いて画像領域判断部310は、画像有無判定部313により、画像データにおける全てのエリアについて、画像領域であるか又は非画像領域であるかを判定する(ステップS816)。
続いて定着制御部350は、画像領域を複数の加熱体30Nに割り当て、画像領域が割り当てられた加熱体30Nを選択し(ステップS817)、ステップS809へ進む。ステップS817の処理の詳細は後述する。
以下に図9を参照して本実施形態の加熱体選択部320の処理の詳細を説明する。図9は、加熱体選択部の処理を説明するフローチャートである。図9の処理は、図8のステップS817の処理の詳細を示す。
本実施形態の加熱体選択部320は、記録材の幅を検出する(ステップS901)。記録材の幅は、例えば定着装置128に記録材が到着した際に、定着装置128に設けられている到着検出センサ等により検出されても良い。
続いて加熱体選択部320は、記録材の幅に合わせて使用する加熱体30Nを選択する(ステップS902)。具体的には例えば、記録材が加熱体200の中央部分に配置され、加熱体200の両端部に対応する記録材が存在しない場合には、対応する記録材が存在しない加熱体30Nは使用しない。例えば図2に示す加熱体200において、加熱体301と加熱体30Nと対応する位置に記録材が存在しない場合、加熱体選択部320は、加熱体301と加熱体30N以外の加熱体を使用する加熱体として選択する。
続いて加熱体選択部320は、記録材の端部に位置する加熱体30Nを使用するか否かを判断する(ステップS903)。例えば画像が記録材の中央部に集中し、記録材の端部に画像が無い場合等がある。この場合には、記録材の端部に位置する加熱体30Nをオンさせる必要はない。本実施形態では、記録材の端部に位置する加熱体30Nを使用するか否か、設定により予め決められていても良い。
例えば記録材の端部に位置する加熱体30Nを使用する設定であった場合、加熱体選択部320は、ステップS902で選択された全ての加熱体30Nを使用する。また記録材の端部に位置する加熱体30Nを使用しない設定であった場合、加熱体選択部320は、該当する加熱体30Nを選択しない。
続いて加熱体選択部320は、ROM222から加熱体情報22(図3参照)を取得する(ステップS904)。本実施形態の加熱体情報22とは、加熱体200に関する情報であり、具体的には複数の加熱体30Nのそれぞれの幅、配置、温度上昇率、定着ベルト138の回転による温度低下率が含まれる。
続いて加熱体選択部320は、ステップS902、ステップS903で使用するものとして選択された加熱体30Nに対し、加熱体30Nの加熱体情報22を参照して画像データのエリアを割り当てる(ステップS905)。本実施形態では、加熱体30Nにエリアを割り当てる際に、主に加熱体情報22に含まれる加熱体30Nの幅と配置を参照する。
以下に図10を参照して加熱体30Nに対する画像データのエリアの割り当てについて説明する。図10は、加熱体に対する画像データのエリアの割り当てを説明する図である。
図10では、加熱体200において加熱体301〜307が使用する加熱体として選択された例を示している。また図10では、加熱体200に対し、エリアE1〜エリアE21を割り当てる例を示している。
本実施形態の加熱体選択部320は、エリアE1のカウント値が格納されたレジスタのアドレスから、エリアE1が画像データにおいて主走査方向及び副走査方向のどの位置のエリアであるかを判断する。そして加熱体選択部320は、エリアE1の位置から、どの加熱体30NにエリアE1の加熱を行わせるかを判断する。
例えばエリアE1に対応する位置にある加熱体は、加熱体301である。よって加熱体選択部320は、加熱体301にエリアE1を割り当てる。次に加熱体選択部320は、エリアE1とエリアE2の合計幅We1が、加熱体301の幅W1以下となるか否かを判断する。そして合計幅We1≦幅W1であれば、加熱体選択部320は、エリアE2も加熱体301へ割り当てる。
以上のようにして、加熱体選択部320は、加熱体30Nの幅WNと、エリアの主走査方向の幅とに基づき、個々の加熱体30Nに対してエリアを割り当てる。
例えばエリアE3,E4の主走査方向の幅We2は、加熱体302の幅W2以下である。よって本実施形態の加熱体選択部320は、加熱体302にエリアE3,E4を割り当てる。同様にして、加熱体選択部320は、加熱体303にエリアE5〜E7を割り当て、加熱体304にエリアE8〜E14を割り当てる。さらに加熱体選択部320は、加熱体305にエリアE15〜E17、加熱体306にエリアE18,E19、加熱体307にエリアE20,E21を割り当てる。
本実施形態の加熱体選択部320は、以上のようにして、画像データに含まれる全てのエリアを加熱体30Nに割り当てる。
続いて加熱体選択部320は、全ての加熱体30Nのオン/オフを決定したか否かを判断する(ステップS906)。尚ここでの「加熱体30Nをオンさせる」とは、紙温度H2まで加熱された加熱体30Nをさらに定着温度H3まで加熱することを意味する。また「加熱体30Nをオフさせる」とは、加熱体30Nを定着温度H3まで加熱せずに紙温度H2に維持することを意味する。
加熱体30Nのオン/オフはまだ決定していない場合、定着制御部350は、次のステップS907へ進む。加熱体選択部320は、加熱体30Nに割り当てられたエリアにおいて、画像領域があるか否かを判断する(ステップS907)。
ステップS907において、割り当てられたエリアに画像領域が含まれる場合、加熱体選択部320は、加熱体30Nをオンさせる加熱体に選択し(ステップS908)、ステップS906へ戻る。またステップS907において割り当てられたエリアに画像領域が含まれない場合、加熱体選択部320は、加熱体30Nをオフのまま加熱体とし(ステップS909)、ステップS906へ戻る。
ステップS906において、全ての加熱体30Nのオン/オフが決定したら、図8のステップS809の処理に進む。
以下に図10を参照して、加熱体30Nのオン/オフの決定について説明する。図10において、加熱体301に割り当てられたエリアは、エリアE1,E2である。図10の例では、エリアE1には画像がなくカウント値は0である。よってエリアE1は非画像領域である。またエリアE2は画像が有り、カウント値は1である。よってエリアE2は画像領域である。したがって図10の例では、加熱体301に割り当てられたエリアにおいて、カウント値が0でないエリア、すなわち画像領域が含まれることがわかる。よって本実施形態では、加熱体301をオンさせる。
同様に、加熱体302に割り当てられてエリアは、エリアE3,E4である。エリアE3,E4のカウント値は、それぞれ0である。すなわち加熱体302に割り当てられたエリアには、画像領域が存在しないことがわかる。よって本実施形態の加熱体選択部320は、加熱体302をオフさせる。
同様に図10の例では、加熱体303、304、305、306はオンされ、加熱体307はオフされる。
以上のように本実施形態では、画像が有る画像領域が割り当てられた加熱体30Nのみを定着温度H3まで加熱する。したがって本実施形態によれば、効率良くトナーを定着させることができる。また本実施形態では、読み込まれた画像データを所定エリアの集合と見なし、各エリア毎の画素のカウント値に基づき定着制御を行うため、定着制御の際に取り扱うデータ量を低減することができる。
尚図9では、最初に全てのエリアを加熱体30Nに対して割り当て、その後にエリアにおける画像の有無を判断するものとしたが、これに限定されない。例えば最初に各エリアにおける画像の有無を判断し、画像が有るエリアだけを加熱体30Nに割り当てるようにしても良い。
また図10では、加熱体30Nの幅がそれぞれ異なるものとして説明したが、これに限定されない。例えば加熱体30Nは全て同じ大きさであっても良いし、エリアの幅が加熱体30Nの幅と同じであっても良い。
図11は、エリアの幅が加熱体の幅と同じ場合の加熱体に対するエリアを割り当ての例を示す図である。図11(A)は割り当ての第1の例であり、図11(B)は割り当ての第2の例である。
図11(A)、(B)では、加熱体301〜30Nに対して、エリア21〜32までが割り当てられる。図11の例では、1つの加熱体に対して1つのエリアが割り当てられる。
図11(A)の例では、エリアE21〜32のうち、画像領域であるエリアは、エリアE22,E26〜E31である。よってエリアE22,E26〜E31が割り当てられた加熱体30Nがオンされる。
図11(B)の例では、エリアE21〜32のうち、画像領域であるエリアは、エリアE22〜E28,エリアE30,E31である。よってエリアE22〜E28,エリアE30,E31が割り当てられた加熱体30Nがオンされる。
以上のように本実施形態では、画像データを所定エリアの集合と見なし、各エリアを複数の加熱体30Nに対して割り当てる。そして本実施形態では、割り当てられたエリアに画像領域が含まれる加熱体30Nのみを定着温度H3まで加熱し、未定着トナーを定着させる。
また本実施形態では、画像データを所定エリアに分割するため、定着制御で取り扱うデータは、エリア毎のカウント値となる。よって本実施形態では、画像データに基づく書きく込み制御データをそのまま定着制御に用いる場合に比べて、定着制御の際に取り扱うデータ量を大幅に低減することができる。また本実施形態では、画像領域のエリアが割り当てられた加熱体30Nのみを定着温度まで加熱させる。このため本実施形態によれば、定着に係る電力を低減でき、効率良くトナーを定着させることができる。
また本実施形態は、画像データを所定エリアの集合と捉え、各エリアを加熱体に対して割り当てる。したがって本実施形態では、加熱体の形状や数が変わったとしても、加熱体情報22がROM222に格納されていれば、加熱体にエリアを割り当てることができる。したがって本実施形態は、加熱体の形状や構成に関わらず適用することができ、汎用性を高めることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 画像形成装置
128 定着装置
129 定着ローラ
200、301〜30N 加熱体
210 コントローラ制御部
220 エンジン制御部
300 CPU
310 画像領域判断部
312 画素カウント部
313 画像有無判断部
314 加熱位置決定部
315 主走査カウント部
316 副走査カウント部
320 加熱体選択部
330 加熱体駆動部
350 定着制御部
特開平7−225524号公報

Claims (5)

  1. 複数の加熱体を有し、画像データに基づき形成された未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を制御する定着制御装置であって、
    前記画像データを複数のエリアに分割した際の前記エリア毎の画素カウント値の累積値を得る画素カウント部と、
    前記累積値が格納される前記エリアに対応したレジスタと、
    前記加熱体の配置、前記加熱体の幅に係る情報を含む加熱体情報が格納された記憶部と、
    前記レジスタのアドレスに基づき前記画像データにおける前記エリアの位置を判断し、前記加熱体情報に基づき前記エリアに対応する位置にある加熱体を選択する加熱体選択部と、を有する定着制御装置。
  2. 前記画像データを複数のエリアに分割した際の前記エリア毎の画像の有無を判断する画像有無判断部を有し、
    前記画像有無判断部は、
    前記累積値が所定値以上のとき、前記エリアに画像が有ると判断する請求項1記載の定着制御装置。
  3. 前記加熱体選択部は
    記加熱体情報に含まれる前記加熱体の配置と前記加熱体の幅とに基づき前記エリアに対応する位置にある加熱体を選択する請求項記載の定着制御装置。
  4. 複数の加熱体と、前記加熱体の配置、前記加熱体の幅に係る情報を含む加熱体情報が格納された記憶部と、を有し、画像データに基づき形成された未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を制御する定着制御装置により実行される定着制御プログラムであって、
    前記定着制御装置は
    前記画像データを複数のエリアに分割した際の前記エリア毎の画素カウント値の累積値を得る画素カウントステップと、
    前記累積値が格納される前記エリアに対応したレジスタのアドレスに基づき前記画像データにおける前記エリアの位置を判断し、前記加熱体情報に基づき前記エリアに対応する位置にある加熱体を選択する加熱体選択ステップと、を実行させる定着制御プログラム。
  5. 複数の加熱体を有し、画像データに基づき形成された未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を制御する定着制御装置を有する画像形成装置であって、
    前記定着制御装置は、
    前記画像データを複数のエリアに分割した際の前記エリア毎の画素カウント値の累積値を得る画素カウント部と、
    前記累積値が格納される前記エリアに対応したレジスタと、
    前記加熱体の配置、前記加熱体の幅に係る情報を含む加熱体情報が格納された記憶部と、
    前記レジスタのアドレスに基づき前記画像データにおける前記エリアの位置を判断し、前記加熱体情報に基づき前記エリアに対応する位置にある加熱体を選択する加熱体選択部と、を有する画像形成装置。
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