JP2019012114A - 画像形成装置およびシート搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真方式の画像形成装置について、両面印刷を行う際の好適なシートの搬送技術を提供すること。【解決手段】プリンタ100は、印刷経路11と反転経路12とを備え、印刷経路11または反転経路12に沿ってシートを搬送する。プリンタ100は、両面印刷を行う際、印刷経路11と反転経路12とにシートを同時搬送させる枚数が第1枚数である第1搬送処理と、印刷経路11と反転経路12とにシートを同時搬送させる枚数が第1枚数よりも少ない第2枚数である第2搬送処理と、N番目(N≧2)に画像が形成されるページの単位面積当たりのトナー量に関する特定量を算出する算出処理と、算出処理にて算出された特定量が所定量未満であれば第1搬送処理にて両面印刷を行い、算出処理にて算出された特定量が所定量以上であれば第2搬送処理にて両面印刷を行う両面印刷処理と、を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、両面印刷が可能な電子写真方式の画像形成装置、および、シート搬送方法に関する。
従来から、両面印刷を行う際のシートの搬送方式として、1つのシートに対する一方面の印刷から他方面の印刷までの間に、他のシートの一方面の印刷を行う、換言すれば、一方面の印刷を複数のシートに亘って連続で行う方式(以下、「複数枚同時搬送方式」という)を採用した画像形成装置が知られている。
また、複数の搬送方式をサポートする画像形成装置も知られている。例えば、特許文献1には、搬送機構中に同時に存在するシートの最大枚数が互いに異なる複数の搬送方式をサポートする画像形成装置であって、シート詰まりの発生確率に応じて搬送方式を切り替える技術が開示されている。
特開2010−262085号公報
電子写真方式の画像形成装置において、両面印刷を行う場合のシートの搬送制御に、改善の余地がある。すなわち、定着装置の回転体の温度が定着温度に達した直後では、現在の回転体の温度と定着温度との差が小さい。定着温度としては、例えば、1枚のシートのトナー像を適切に定着できる温度が設定されている。そのため、上述した複数枚同時搬送方式のように、単位時間当たりの処理枚数が多い搬送方式の場合、シートの通過によって熱が奪われて回転体の温度が定着温度を下回った際に、次のシートの到達までに温度のリカバリが間に合わず、定着強度を確保できない可能性がある。単位時間当たりの処理枚数が少ない搬送方式であれば、回転体の温度のリカバリに必要な期間を確保し易いが、生産性が低くなる。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、電子写真方式の画像形成装置について、両面印刷を行う際の好適なシートの搬送技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、給紙トレイと、シートにトナーを転写する転写装置と、ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、を備える定着装置と、排紙トレイと、前記給紙トレイから給紙されたシートが前記転写装置及び前記定着装置を介して前記排紙トレイに搬送される経路である第1のシート搬送路と、前記第1のシート搬送路に沿ってシートが搬送される方向であるシートの搬送方向について、前記定着装置よりも下流側で前記第1のシート搬送路から分岐して前記転写装置よりも上流側で前記第1のシート搬送路と合流する経路である第2のシート搬送路と、を含むシート搬送路に沿ってシートを搬送する搬送装置と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、複数ページの画像データを受け付ける受付処理と、両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第1搬送処理であって、前記搬送装置に前記シート搬送路に沿ってシートを同時搬送させる枚数が第1枚数である、前記第1搬送処理と、両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第2搬送処理であって、前記搬送装置に前記シート搬送路に沿ってシートを同時搬送させる枚数が前記第1枚数よりも少ない第2枚数である、前記第2搬送処理と、前記画像データのうち、前記第1搬送処理にてシートを搬送させた場合にN番目(N≧2)に画像が形成されるページの、単位面積当たりのトナー量に関する特定量を算出する算出処理と、前記算出処理にて算出された前記特定量が所定量未満である場合、前記第1搬送処理によって両面印刷を行い、前記算出処理にて算出された前記特定量が前記所定量以上である場合、前記第2搬送処理によって両面印刷を行う両面印刷処理と、を実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は、複数枚のシートへの両面印刷を行う場合の搬送処理として、同時に搬送させるシートの枚数が異なる複数の搬送処理を実行可能であり、2番目以降に画像が形成されるページの単位面積当たりのトナー量に関する量に応じて、搬送処理を決定する。具体的には、単位面積当たりのトナー量に関する量が所定量未満である場合、単位時間当たりの処理枚数が多い第1搬送処理を実行し、単位面積当たりのトナー量に関する量が所定量以上である場合、単位時間当たりの処理枚数が少ない第2搬送処理を実行する。
シート搬送路に同時に搬送させるシートの枚数が多いほど、シートとシートとの間の間隔は小さくなる傾向がある。そして、シートとシートとの間の間隔が小さいほど、先行するシートが通過した後の回転体の温度のリカバリの期間は短い。本明細書に開示される画像形成装置は、単位面積当たりのトナー量が少ない場合、リカバリの期間が短くても適切な定着強度を得られる可能性が高いことから、シート搬送路に沿って同時に搬送させるシートの枚数の多い搬送処理を実行するので、生産性が向上する。一方、単位面積当たりのトナー量が多い場合、本明細書に開示される画像形成装置は、シート搬送路に沿って同時に搬送させるシートの枚数の少ない搬送処理を実行して、リカバリの期間を長くすることで、定着品質を確保する。すなわち、本明細書に開示される画像形成装置によれば、2番目以降に画像が形成されるページの単位面積当たりのトナー量に関する量に応じて搬送処理を決定するので、定着品質を確保したうえで、生産性の低下を抑制できる。従って、電子写真方式の画像形成装置について、両面印刷を行う際の好適なシートの搬送技術が期待できる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本発明によれば、電子写真方式の画像形成装置について、両面印刷を行う際の好適なシートの搬送技術が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの概略構成を示す断面図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 2枚同時搬送方式でのシートの搬送手順の例を示す説明図である。 3枚同時搬送方式でのシートの搬送手順の例を示す説明図である。 両面印刷処理の手順を示すフローチャートである。 搬送方式決定処理の手順を示すフローチャートである。 エリア別印刷濃度算出処理の手順を示すフローチャートである。 3枚同時搬送方式でのエリア別係数の例を示す表である。 3枚同時搬送方式でのページ別係数の例を示す表である。 2枚同時搬送方式でのエリア別係数の例を示す表である。 2枚同時搬送方式でのページ別係数の例を示す表である。 両面印刷処理の手順を示すフローチャートである。 搬送方式判定処理の手順を示すフローチャートである。 加熱ローラの周長で分割したエリア別係数の例を示す表である。
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した第1の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、電子写真方式による画像形成機能を備えたプリンタに本発明を適用したものである。
本形態のプリンタ100は、図1に示すように、シートに画像を印刷する画像形成部10と、印刷に使用するシートを載置する給紙トレイ91と、印刷済みのシートを載置する排紙トレイ94とを備えている。プリンタ100の画像形成部10は、図1に示すように、電子写真方式によりシートにトナー像を形成するプロセス部5と、プロセス部5にシートを搬送する搬送ベルト7と、シート上の未定着のトナー像をシートに定着させる定着装置8とを有している。なお、搬送ベルト7は、シートをプロセス部5に沿って図1中で右から左へ向けて、つまり、プロセス部5から定着装置8に向けて搬送する。搬送ベルト7は、搬送装置の一例である。
本形態のプリンタ100は、カラー画像の形成が可能な装置である。プリンタ100のプロセス部5は、図1に示すように、定着装置8に対して遠い側から順に、イエロー(Y)のプロセス部50Yと、マゼンタ(M)のプロセス部50Mと、シアン(C)のプロセス部50Cと、ブラック(K)のプロセス部50Kと、を備えている。搬送ベルト7によって搬送されるシートは、各色のプロセス部50を50Y、50M、50C、50Kの順で通過する。各色のプロセス部50Y、50M、50C、50Kは、トナーの色を除いていずれも同じ構成のものであり、搬送ベルト7に沿って並列に配置されている。以下では、色の区別が不要の場合には、単に、プロセス部50とする。なお、各色のプロセス部50の並び順は、図1の例に限らず、どの順でもよい。
各色のプロセス部50は、図1のプロセス部50Kに示すように、ドラム形状の感光体である感光ドラム51を備え、感光ドラム51の周囲に感光ドラム51の回転方向について順に帯電装置52と、露光装置53と、現像装置54と、転写装置55と、を有している。なお、感光ドラム51は、表面の進行方向がシートの進行方向と一致する方向であって、図1中で時計回りに回転する。
帯電装置52は、例えば、スコロトロン帯電器であり、感光ドラム51の表面をほぼ均一に帯電させる。露光装置53は、例えば、LED露光器であり、感光ドラム51に光を照射して、感光ドラム51上に画像データに基づく静電潜像を形成させる。現像装置54は、現像ローラ541を備え、感光ドラム51上の静電潜像に現像ローラ541にてトナーを供給することで現像し、感光ドラム51上にトナー像を形成させる。転写装置55は、感光ドラム51上のトナー像を電気的に引き寄せ、搬送ベルト7にて搬送されるシートに転写させる。
定着装置8は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備え、トナー像をシートに定着させる。加熱ローラ81は、内部にヒータ811を備え、ヒータ811によって外周面が加熱される回転体である。加熱ローラ81は、回転体の一例である。なお、加熱ローラ81は、ローラに限らず、回転するベルトによるものでもよい。ヒータ811は、例えば、ハロゲンヒータ、セラミックヒータ、IHヒータである。加圧ローラ82は、例えば、ゴムローラであり、加熱ローラ81に向けて付勢されている。転写装置55にてシートに転写されたトナー像は、定着装置8にて、加熱されるとともに加圧され、シートに定着される。
さらに、プリンタ100は、定着装置8の加熱ローラ81の表面温度を検出するための温度センサ812を備える。温度センサ812は、例えば、加熱ローラ81のローラ軸方向の中心位置にて、加熱ローラ81の表面温度に対応する信号を出力する。プリンタ100は、温度センサ812の出力信号に基づいて、加熱ローラ81の表面温度が適切な温度範囲内となるように、ヒータ811への通電を制御する。プリンタ100は、例えば、加熱ローラ81の表面温度が適切な温度範囲よりも低いと判断した場合、ヒータ811への通電を行わせることで、加熱ローラ81を加熱する。なお、プリンタ100は、温度センサ812を複数備えていてもよく、例えば、加熱ローラ81のローラ軸方向について、中央部と端部とにそれぞれ備えていてもよい。
プリンタ100は、シートが搬送される経路として、図1中に一点鎖線で示す印刷経路11と、図1中に二点鎖線で示す反転経路12と、を備える。印刷経路11は、第1のシート搬送路の一例であり、反転経路12は、第2のシート搬送路の一例である。そして、印刷経路11と反転経路12との全体が、シート搬送路の一例である。印刷経路11は、給紙トレイ91から、プロセス部5と定着装置8とをこの順に経由して、排紙トレイ94へ至る経路である。プリンタ100は、印刷用のシートを印刷経路11にて搬送し、プロセス部5と定着装置8にてシートに画像を形成した後、印刷済みのシートを排紙トレイ94へ排紙する。
反転経路12は、図1に示すように、印刷経路11によるシートの搬送方向について、定着装置8よりも下流側で、かつ、排紙トレイ94よりも上流側の位置の分岐点61にて、印刷経路11から分岐する経路である。そして、反転経路12は、印刷経路11のシートの搬送方向について、給紙トレイ91よりも下流側で、かつ、プロセス部5よりも上流側の位置の合流点62にて、印刷経路11に合流する経路である。反転経路12は、プロセス部5や定着装置8を経由せず、迂回してシートを搬送させる経路である。
さらに、プリンタ100は、図1に示すように、印刷経路11及び反転経路12に沿ってシートを搬送するために、複数のローラを有している。プリンタ100は、例えば、給紙トレイ91からシートを引き出す給紙ローラ71と、搬送ベルト7を回転させる2つのベルトローラ73、74と、シートを排紙トレイ94へ排紙する排紙ローラ76と、反転ローラ77と、合流ローラ78と、を備えている。
反転ローラ77は、印刷経路11における分岐点61と排紙ローラ76との間の位置に配置されている。プリンタ100は、反転ローラ77を回転させるモータ65(図2参照)を、正回転方向と逆回転方向とのいずれの方向にも回転させることができる。そして、プリンタ100は、モータ65の回転方向を制御することで、反転ローラ77にてシートの搬送方向を反転させる。
合流ローラ78は、印刷経路11における合流点62とプロセス部5との間の位置に配置されている。印刷経路11または反転経路12にて搬送され、合流点62を通過したシートは、合流ローラ78にてプロセス部5へ向けて搬送される。なお、プリンタ100は、図示したもの以外にも、さらに搬送用の各種部材を備えていてもよい。
本形態のプリンタ100では、給紙ローラ71と反転ローラ77とを除いて、シートの搬送される経路中に設けられた各種の搬送用のローラ部材は、一斉に搬送動作を行う。そのため、例えば、給紙トレイ91から給紙され、印刷経路11を搬送されるシートと、反転ローラ77にて搬送方向を反転され、反転経路12を搬送されるシートとは、同じ速度で搬送される。
プリンタ100は、印刷時には、給紙ローラ71によって給紙トレイ91から引き出したシートを、印刷経路11にてプロセス部5へ向けて搬送する。プロセス部5は、感光ドラム51上にトナー像を形成し、形成したトナー像を、印刷経路11を搬送されるシートの感光ドラム51に対向する側の面に、転写装置55にて転写する。さらに、プリンタ100は、定着装置8にてシート上のトナー像をシートに定着させる。プリンタ100は、片面印刷の場合、印刷された面を下向きにして排紙トレイ94に排紙する。
両面印刷の場合、プリンタ100は、片面への印刷が終了したシートの後端が分岐点61を通過した後であって反転ローラ77を通過する前に、反転ローラ77の回転を停止させ、さらに、反転ローラ77の回転方向を反転させて回転させることで、シートの搬送方向を反転させる。さらに、プリンタ100は、搬送方向を反転させたシートを、反転経路12にてプロセス部5を迂回して合流点62まで搬送し、印刷経路11へと導く。これにより、シートは、印刷が終了している面の反対側の面が感光ドラム51に対向する向きとなって、再びプロセス部5に搬送される。そして、プリンタ100は、新たにプロセス部5にて形成したトナー像をシートの未印刷面に転写させることで、両面に画像が形成されたシートを作成する。
続いて、プリンタ100の電気的構成について説明する。プリンタ100は、図2に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、NVRAM(不揮発性RAM)34と、を含むコントローラ30を備えている。また、プリンタ100は、画像形成部10と、ネットワークインターフェース(ネットワークIF)37と、USBインターフェース(USB−IF)38と、操作パネル40と、モータ64と、モータ65と、を備え、これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には、プリンタ100を制御するための各種制御プログラムや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM33は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。CPU31は、ROM32から読み出した制御プログラムに従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら、プリンタ100の各構成要素を制御する。
CPU31は、制御装置の一例である。なお、コントローラ30が制御装置の一例であってもよい。また、図2中のコントローラ30は、CPU31等、プリンタ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ネットワークIF37は、ネットワークを介して接続された外部装置と通信を行うためのハードウェアである。USB−IF38は、USB規格に基づいて接続された外部装置と通信を行うためのハードウェアである。操作パネル40は、ディスプレイと、スタートキー、ストップキー、テンキー等から構成されるボタン群と、を備え、各種のメッセージの表示を行うとともに、ユーザによる指示入力を受け付ける。
モータ64は、一方向にのみ回転される回転駆動部材である。モータ64は、反転ローラ77以外の各種の搬送用のローラと、定着装置8の加熱ローラ81とを回転駆動する。モータ64は、プロセス部5に含まれる感光ドラム51等の各回転部材をも回転駆動してもよい。また、モータ65は、反転ローラ77を回転させる回転駆動部材であり、逆回転可能なモータである。モータ64やモータ65は、搬送装置の一例である。
続いて、本形態のプリンタ100にて両面印刷を実行する際のシートの搬送方式について説明する。プリンタ100は、連続して複数枚の両面印刷を実行する際に、シートを搬送させる搬送方式として、(1)1枚搬送方式と、(2)2枚同時搬送方式と、(3)3枚同時搬送方式と、の3種類の搬送方式を備えている。そして、プリンタ100は、複数枚の両面印刷の印刷ジョブを受け付けた場合、3種類の搬送方式から1種類を選択して採用する。プリンタ100は、印刷ジョブの実行中に搬送方式を変更することもできる。
(1)1枚搬送方式
1枚搬送方式は、1枚のシートの両面への印刷後に、次のシートへの印刷を開始する印刷手順にて用いられる搬送方式である。1枚搬送方式では、プリンタ100は、1枚のシートを印刷経路11にて搬送し、搬送方向を反転させて反転経路12にて搬送し、合流点62から再び印刷経路11に搬送した後、次のシートを給紙する。つまり、1枚搬送方式では、プリンタ100は、1枚のシートを反転経路12にて搬送している間に、他のシートを印刷経路11にて搬送しない。
なお、プリンタ100では、前述したように、印刷面を下向きにして排紙トレイ94に排紙することから、印刷ジョブの第2ページを先にシートの一方の面に印刷し、印刷ジョブの第1ページを後で他方の面に印刷する。これにより、印刷済みのシートは、第1ページを下向きにして排紙される。つまり、1枚搬送方式での搬送によって両面印刷を行う場合、プリンタ100は、1枚目の一方の面(第2ページ)→1枚目の他方の面(第1ページ)→2枚目の一方の面(第4ページ)→2枚目の他方の面(第3ページ)の順で印刷を実行する。
(2)2枚同時搬送方式
2枚同時搬送方式は、1枚のシートの一方の面への印刷後であって他方の面への印刷開始前に、次のシートへの印刷を開始する印刷手順にて用いられる搬送方式である。2枚同時搬送方式による両面印刷では、例えば、図3に示すように、プリンタ100は、1枚目のシートAを印刷経路11に搬送して、シートAの片面への印刷を実行する(図3(a))。そして、プリンタ100は、片面への印刷が終了したシートAの搬送方向を反転し、反転経路12を経由して合流点62まで搬送する期間中に、次のシートBを給紙して印刷経路11に搬送する(図3(b)〜(c))。そして、プリンタ100は、片面への印刷が終了したシートBの搬送方向を反転し、反転経路12を経由して合流点62まで搬送する期間中に、反転経路12を経て搬送されたシートAを印刷経路11に搬送する(図3(d))。その後、プリンタ100は、シートAを排紙し(図3(e))、さらに、シートBを排紙する。
つまり、2枚同時搬送方式では、プリンタ100は、1枚のシートを反転経路12にて搬送している間に、他のシートを印刷経路11にて搬送する。2枚同時搬送方式では、印刷経路11と反転経路12とにそれぞれ1枚のシートが搬送されるので、印刷経路11と反転経路12とを含む全搬送経路内に、印刷が終了していないシートが2枚同時に搬送されるタイミングがある。
そして、2枚同時搬送方式での搬送による両面印刷では、プリンタ100は、1枚目のシートと2枚目のシートとの両方への両面印刷が終了した後、次の3枚目のシートへの印刷を行う。具体的には、プリンタ100は、2枚同時搬送方式での搬送によって両面印刷を行う場合、1枚目の一方の面(第2ページ)→2枚目の一方の面(第4ページ)→1枚目の他方の面(第1ページ)→2枚目の他方の面(第3ページ)→3枚目の一方の面(第6ページ)の順で、印刷を実行する。
(3)3枚同時搬送方式
3枚同時搬送方式は、2枚同時搬送方式と同様に、1枚のシートの一方の面への印刷後であって他方の面への印刷開始前に、次のシートへの印刷を開始する印刷手順にて用いられる搬送方式である。ただし、3枚同時搬送方式では、プリンタ100は、2枚同時搬送方式での両面印刷での1枚目の他方の面の印刷と2枚目の他方の面の印刷との間に、さらに、3枚目のシートを給紙する。
3枚同時搬送方式による両面印刷では、プリンタ100は、例えば、図4に示すように、1枚目のシートAを印刷経路11に搬送して片面への印刷を行う(図4(a))。そして、プリンタ100は、片面への印刷が終了したシートAを反転経路12にて搬送し、次のシートBを給紙して印刷経路11に搬送する(図4(b))。さらに、プリンタ100は、シートBを反転させて反転経路12に搬送するとともに、シートAを印刷経路11に搬送する(図4(c))。
さらに、プリンタ100は、シートBを反転経路12にて搬送する期間中に、両面への印刷が終了したシートAを排紙し、3枚目のシートCを給紙する(図4(d))。そして、プリンタ100は、片面への印刷が終了したシートCを反転経路12に搬送し、シートBを印刷経路11に搬送する(図4(e))。さらに、プリンタ100は、両面への印刷が終了したシートBを排紙し、3枚目のシートCを印刷経路11に搬送する(図4(f))。
つまり、3枚同時搬送方式では、プリンタ100は、2枚目のシートを反転経路12にて搬送している間に、1枚目のシートと3枚目のシートとを印刷経路11にて搬送する。3枚同時搬送方式では、反転経路12に1枚のシートが搬送されると同時に、印刷経路11に2枚のシートが搬送されるので、印刷経路11と反転経路12とを含む全搬送経路内に、印刷が終了していないシートが3枚同時に搬送されるタイミングがある。プリンタ100の反転経路12は印刷経路11より長く、シートの搬送方向の長さが所定の範囲内であれば、プリンタ100は、3枚同時搬送方式にて搬送可能である。
そして、3枚同時搬送方式での搬送による両面印刷では、プリンタ100は、3枚のシートのそれぞれの両面への印刷が全て終了した後、4枚目のシートへの印刷を行う。具体的には、プリンタ100は、3枚同時搬送方式での搬送によって両面印刷を行う場合、1枚目の一方の面(第2ページ)→2枚目の一方の面(第4ページ)→1枚目の他方の面(第1ページ)→3枚目の一方の面(第6ページ)→2枚目の他方の面(第3ページ)→3枚目の他方の面(第5ページ)→4枚目の一方の面(第8ページ)の順で、印刷を実行する。
プリンタ100は、2枚同時搬送方式では、印刷経路11と反転経路12との経路中に、2枚のシートを同時に搬送させる。そのため、1枚搬送方式は、2枚同時搬送方式よりも同時に搬送させる枚数が少ない。つまり、2枚同時搬送方式での搬送処理が第1搬送処理の一例であって、1枚搬送方式が第2搬送処理の一例である。また、プリンタ100は、3枚同時搬送方式では、印刷経路11と反転経路12との経路中に、3枚のシートを同時に搬送させる。そのため、2枚搬送方式は、3枚同時搬送方式よりも同時に搬送させる枚数が少ない。つまり、3枚同時搬送方式での搬送処理が第1搬送処理の一例であって、2枚同時搬送方式または1枚搬送方式が第2搬送処理の一例である。
プリンタ100にてシートを搬送させる搬送速度は、プロセス部5の印刷実行速度等に応じた一定の速度である。プリンタ100は、給紙から、その一方の面への印刷後、反転経路12を搬送して他方の面への印刷、そして、排紙までの間に、シートの搬送速度を変更したり、シートの搬送を停止させたりはしない。そして、反転経路12の経路長が固定であることから、反転経路12をシートが搬送されるのに要する時間は、固定の時間である。プリンタ100は、2枚同時搬送方式または3枚同時搬送方式では、上記の固定の時間の間に、1枚または2枚のシートをプロセス部5に搬送する。従って、2枚同時搬送方式では、1枚搬送方式よりも、シートとシートの間の間隔が短く、3枚同時搬送方式では2枚同時搬送方式よりもさらに短い箇所がある。
定着装置8の加熱ローラ81は、シートへの定着を行うことでシートやシート上のトナーに熱を奪われる。そのため、加熱ローラ81の表面温度は、シートの通過により低下する。プリンタ100は、加熱ローラ81の表面温度が低下した場合、ヒータ811への通電を行うことで加熱ローラ81を加熱するが、例えば、シートとシートとの間の間隔が短い場合、先行するシートの通過による温度の低下分を次のシートの到着までに完全には回復できない可能性がある。つまり、加熱ローラ81の表面温度と定着温度との差である温度マージンが大きくない状態で、同時に搬送する枚数の多い搬送方式での連続印刷を開始した場合、後続するシートの到着時には加熱ローラ81の表面温度が定着温度を下回っている可能性がある。
定着不良を抑制するために、例えば、2枚同時搬送方式や3枚同時搬送方式での連続印刷を開始する条件の1つである加熱ローラ81の表面温度を、1枚搬送方式での印刷動作を開始する温度よりも高温とすることが考えられる。しかし、加熱ローラ81の表面温度が低い状態で印刷ジョブを受け付けた場合、1枚搬送方式の開始条件よりも高温となるまで印刷を開始しないとすると、2枚同時搬送方式や3枚同時搬送方式では、ジョブを受け付けてから1枚目の印刷物が出力されるまでの時間が、1枚搬送方式よりも長くなる。その一方で、1枚搬送方式よりも2枚同時搬送方式の方が、単位時間あたりの印刷枚数が多いという利点があり、2枚同時搬送方式よりも3枚同時搬送方式の方がさらに多い。
例えば、ベタ画像や写真画像を含むトナー像では、定着するトナー量が多い箇所がある。加熱ローラ81の表面温度と定着温度との差である温度マージンが大きくない状態で連続印刷を開始し、加熱ローラ81の表面温度が定着温度を下回った場合、定着するトナー量が多い箇所がある画像のトナー像の定着を行うと、定着不良となる可能性がある。一方、トナー量の多くないトナー像の定着であれば、加熱ローラ81の表面温度が定着温度を下回ったとしても、定着不良となる可能性は低い。そこで、本形態のプリンタ100は、画像データに基づいて、定着対象のトナー像のトナー量を推定し、シートの搬送方式を決定する。
以下、本形態のプリンタ100において、両面印刷の印刷ジョブを実行する動作を実現する両面印刷処理の手順について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。この両面印刷処理は、複数ページの両面印刷の印刷指示である印刷ジョブを受け付けたことを契機に、CPU31にて実行される。プリンタ100は、印刷ジョブを、例えば、ネットワークIF37またはUSB−IF38を介して外部から受け付けてもよいし、操作パネル40にて受け付けてもよい。この両面印刷処理を実行する契機となる両面印刷の印刷指示を受け付ける処理は、受付処理の一例である。
両面印刷処理では、CPU31は、まず、加熱ローラ81の表面温度が、十分に高温であるか否かを判断する(S101)。そして、加熱ローラ81の表面温度が十分に高温であると判断した場合(S101:YES)、CPU31は、温度マージンが大きいことから、3枚同時搬送方式を採用すると決定する(S102)。
具体的に、S101では、CPU31は、例えば、温度センサ812の出力信号に基づいて取得される加熱ローラ81の表面温度が、閾値温度を超えている場合、表面温度が高温であると判断する。閾値温度は、定着温度よりも高い温度であり、温度マージンの大きい温度である。一方、CPU31は、例えば、温度センサ812の出力信号に基づいて取得される加熱ローラ81の表面温度が、閾値温度を超えていない場合、表面温度が高温ではないと判断する。また、CPU31は、例えば、前回の印刷ジョブを実行してからの経過時間が閾値時間を超えていない場合、表面温度が高温であると判断する。閾値時間は、加熱ローラ81の表面温度の温度制御を停止した後、温度マージンの大きい温度を保持できると推測される時間である。
加熱ローラ81の温度が十分に高温であれば、どの搬送方式にて両面印刷を行っても、良好な定着となる可能性が高い。そのため、単位時間あたりの印刷枚数の多い搬送方式である3枚同時搬送方式を採用することで、両面印刷の高速化を図ることができる。また、搬送開始を遅らせる必要はないので、ジョブを受け付けてから1枚目の印刷物が出力されるまでの時間が長くなることもない。
そして、CPU31は、搬送装置にシートを3枚同時搬送方式にて搬送させ、プロセス部5に印刷を行わせる(S103)。さらに、CPU31は、受け付けた印刷ジョブの印刷を完了したか否かを判断する(S104)。完了していないと判断した場合(S104:NO)、CPU31は、さらに継続して印刷を行わせる。一方、印刷ジョブの印刷を完了したと判断した場合(S104:YES)、CPU31は、両面印刷処理を終了する。
一方、加熱ローラ81の表面温度が、十分に高温ではないと判断した場合(S101:NO)、CPU31は、ヒータ811への通電を開始させて、加熱ローラ81を加熱する(S110)。例えば、プリンタ100の動作モードが加熱ローラ81の温度制御を停止するスリープモードとなっている場合、あるいは、プリンタ100の起動直後である場合、CPU31は、加熱ローラ81の表面温度が十分に高温ではないと判断して、加熱ローラ81の加熱を開始させる。
そして、CPU31は、加熱ローラ81の表面温度が所定の印刷開始温度となったか否かを判断する(S111)。印刷開始温度は、定着に適した加熱ローラ81の表面温度である。印刷開始温度による判断に代えて、CPU31は、例えば、定着温度に達してから所定時間が経過したか否かに基づいて判断してもよいし、加熱開始からの加熱時間に基づいて判断してもよい。なお、CPU31は、加熱ローラ81の表面温度が印刷開始温度となった後も、所定の温度範囲内となるように、ヒータ811への通電を制御する。加熱ローラ81の表面温度が印刷開始温度となっていないと判断した場合(S111:NO)、CPU31は、さらに継続して加熱ローラ81を加熱させる。
加熱ローラ81の表面温度が印刷開始温度となったと判断した場合(S111:YES)、CPU31は、まず、シートの一つの面への1ページ分の画像の印刷を実行させる(S112)。プリンタ100が最初に印刷するページは、どの搬送方式であっても第2ページである。つまり、CPU31は、搬送装置に1枚のシートを搬送させ、プロセス部5に第2ページの画像データに基づく印刷を実行させる。そして、CPU31は、受け付けた印刷ジョブの印刷を完了したか否かを判断する(S114)。
受け付けた印刷ジョブの印刷を完了していないと判断した場合(S114:NO)、CPU31は、搬送方式を変更できるタイミングであるか否かを判断する(S115)。搬送方式を変更できるタイミングは、搬送方式によって次の印刷ページが異なるタイミングであり、例えば、第2ページを印刷した後は、搬送方式を変更できるタイミングの一つである。搬送方式を変更できるタイミングとしては、さらに、2枚同時搬送方式や3枚同時搬送方式での3つ目の印刷面(第1ページ)の印刷後が該当する。さらに、3枚同時搬送方式であれば、5つ目の印刷面(第3ページ)の印刷後も、搬送方式を変更できるタイミングとしてもよい。
そして、搬送方式を変更できるタイミングではないと判断した場合(S115:NO)、CPU31は、S112に移行し、現在の搬送方式で次に印刷順となるページの画像の印刷を実行させる。一方、搬送方式を変更できるタイミングであると判断した場合(S115:YES)、CPU31は、搬送方式決定処理を実行する(S117)。
次に、搬送方式決定処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。搬送方式決定処理では、CPU31は、まず、仮に3枚同時搬送方式を選択する(S201)。そして、CPU31は、次に印刷する面の印刷データを受信済みであるか否かを判断する(S202)。例えば、第2ページを印刷した後にこの搬送方式決定処理を開始した場合であれば、3枚同時搬送方式で第2ページの次に印刷する面は第4ページであるので、CPU31は、第4ページのデータを受信済みであるか否かを判断する。
受信済みではないと判断した場合(S202:NO)、CPU31は、タイムアウトか否かを判断する(S203)。タイムアウトでないと判断した場合(S203:NO)、CPU31は、さらに印刷データの受信を待つ。そして、タイムアウトとなる前に、次に印刷する面の印刷データを受信済みであると判断した場合(S202:YES)、CPU31は、エリア別印刷濃度算出処理を実行する(S205)。
次に、エリア別印刷濃度算出処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。CPU31は、まず、1ページ分の画像データを複数のエリアに分割する(S301)。具体的には、CPU31は、画像データを、例えば、図8に示すように、シートの搬送方向に8分割し、シートの搬送方向に直交する方向に7分割し、合計56個のエリアに分割する。この例では、エリアの分割数は56である。
そして、CPU31は、エリアごとに、そのエリアの印刷Dutyを算出する(S302)。エリアごとの印刷Dutyは、そのエリアの平均濃度であり、例えば、%濃度で求められる。エリアごとの印刷Dutyは、単位面積当たりのトナー量に関する量の一例である。CPU31は、例えば、色に関わらず、エリア内に印刷データの有るドットの数であるドットカウントを算出して、印刷Dutyとしてもよい。あるいは、CPU31は、例えば、ドットカウントにLED露光器の発光強度を掛けた値を算出して印刷Dutyとしてもよい。
次に、CPU31は、算出した各エリアの印刷Dutyにエリア別係数を乗算する(S303)。エリア別係数は、例えば、図8に示すように、エリアごとに設定される重み付け係数であり、予め決めてROM32またはNVRAM34に記憶されている。エリア別係数は、搬送方式によって異なる。図8に示す例は、3枚同時搬送方式の場合の例であり、各区画内に記載する数値がそのエリアのエリア別係数の例である。印刷Dutyにエリア別係数を乗算した結果は、印刷Dutyにエリアごとの重み付けをした量であり、特定量の一例である。
加熱ローラ81の表面温度の低下の影響は、エリアの位置によって異なる。そのため、エリアごとに重み付けすることで、搬送方式の判断をより適切に行うことができる。エリア別係数は、例えば、図8に示すように、シートの搬送方向について後端側のエリアでは、先端側のエリアよりも大きいとよい。加熱ローラ81の熱は先にシートやトナーに接触する側である先端側から奪われていくため、後端側のエリアの方が加熱ローラ81の表面温度の低下の影響を受け易い。そのため、後端側のエリアの重みを大きくすることで、定着強度が確保できるか否かをより適切に判断できる。
また、エリア別係数は、例えば、図8に示すように、シートの搬送方向に直交する方向について、端部側のエリアでは、中央側のエリアよりも大きいとよい。加熱ローラ81の幅方向の端部側は中央側よりも熱が不足し易く、加熱ローラ81の表面温度の低下の影響を受け易い。そのため、端部側のエリアの重みを大きくすることで、定着強度が確保できるか否かをより適切に判断できる。なお、エリアごとの係数としては、エリア別係数を乗算する例に限らず、係数を指数関数等の関数に代入したものを乗算してもよい。
さらに、CPU31は、印刷Dutyにエリア別係数を乗算した結果に、ページ別係数を乗算する(S304)。ページ別係数は、例えば、図9に示すように、ページごとに設定される重み付け係数であり、予め決めてROM32またはNVRAM34に記憶されている。なお、図9の左欄に記載した数は、搬送順での印刷面の数である。ページ別係数も、搬送方式によって異なる。図9に示す例は、3枚同時搬送方式の場合の例である。印刷Dutyにページ別係数を乗算した結果は、印刷Dutyにページごとの重み付けをした量であり、特定量の一例である。
加熱ローラ81の表面温度の低下の影響は、ページごとに異なる。そのため、ページごとに重み付けすることで、搬送方式の判断をより適切に行うことができる。ページ別係数は、例えば、図9に示すように、2面目の係数が他の面の係数よりも大きく、3面目から後になるほど順に小さくなる。印刷開始時の温度マージンが小さい場合、特に、2面目の印刷が加熱ローラ81の表面温度の低下の影響を受け易い傾向にあることから、2面目の重みを大きくすることで、定着強度が確保できるか否かをより適切に判断できる。
図6の搬送方式決定処理の説明に戻り、S205のエリア別印刷濃度算出処理の後、CPU31は、エリア別印刷濃度算出処理にて算出された各エリアの算出結果のうちの最大値が、所定の閾値よりも小さいか否かを判断する(S207)。閾値は、所定量の一例である。最大値が閾値よりも小さいと判断した場合(S207:YES)、CPU31は、搬送方式を、S205のエリア別印刷濃度算出処理に適用した搬送方式に決定して(S208)、搬送方式決定処理を終了する。
例えば、S201にて3枚同時搬送方式を選択した後、3枚同時搬送方式のエリア別係数等を用いてエリア別印刷濃度算出処理を実行し、S207にてYESと判断した場合には、CPU31は、S208にて、3枚同時搬送方式に決定する。1ページ分の画像を複数のエリアに分割し、1つでも算出結果が閾値以上になった場合には、算出した搬送方式での搬送を行わないとすることで、定着品質が確保できる搬送方式に決定される。
一方、最大値が閾値よりも小さくないと判断した場合(S207:NO)、または、S203にてタイムアウトであると判断した場合(S203:YES)、CPU31は、選択中の搬送方式よりも同時に搬送させる枚数の少ない搬送方式を選択する(S210)。例えば、CPU31は、3枚同時搬送方式から2枚同時搬送方式に変更する。また、例えば、2枚同時搬送方式を選択中であれば、CPU31は、2枚同時搬送方式から1枚搬送方式に変更する。そして、CPU31は、選択された搬送方式が1枚搬送方式であるか否かを判断する(S211)。
1枚搬送方式が選択されたと判断した場合(S211:YES)、CPU31は、選択された搬送方式に決定して(S208)、搬送方式決定処理を終了する。1枚搬送方式よりも同時に搬送させる枚数の少ない搬送方式は無いので、1枚搬送方式が選択された場合には、CPU31は、搬送方式を1枚搬送方式に決定する。
1枚搬送方式が選択されていないと判断した場合(S211:NO)、つまり、選択されたのが2枚同時搬送方式であれば、CPU31は、S202に戻って、2枚同時搬送方式にて次に印刷される面の印刷データを受信済みであるか否かを判断する。なお、第2ページの次に印刷する面は、2枚同時搬送方式でも第4ページであり、CPU31は、この場合も第4ページのデータを受信済みであるか否かを判断する。
そして、CPU31は、2枚同時搬送方式にてエリア別印刷濃度算出処理を実行する(S205)。エリア別印刷濃度算出処理は、3枚同時搬送方式について前述したものと同じ処理であるが、2枚同時搬送方式のエリア別係数やページ別係数は、図10と図11に示すように、3枚同時搬送方式の係数とは異なる。
具体的には、2枚同時搬送方式のエリア別係数では、3枚同時搬送方式のエリア別係数よりも小さい係数となっているエリアがある。前述したように、3枚同時搬送方式では、2枚同時搬送方式よりもシート間の間隔が短い箇所がある。プリンタ100では、3枚同時搬送方式のエリア別係数を2枚同時搬送方式のエリア別係数よりも大きくしているので、定着不良の発生を抑制できる。そのため、S207の判断では、3枚同時搬送方式での最大値が閾値以上でNOと判断されても、2枚同時搬送方式での最大値は閾値未満となって、YESと判断される可能性がある。そして、S207にてYESと判断した場合、CPU31は、2枚同時搬送方式に決定する。
図5の両面印刷処理の説明に戻り、S117の搬送方式決定処理にて搬送方式が決定されたので、CPU31は、決定された搬送方式にてシートを搬送させ、次に印刷する面の印刷データを決定する(S118)。そして、S112に戻り、CPU31は、1ページ分の印刷を実行させる。さらに、CPU31は、印刷ジョブの印刷を完了したか否かを判断し、完了したと判断した場合には、両面印刷処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、第1の形態のプリンタ100によれば、3種類の搬送方式を備え、複数枚の両面印刷を行う場合の搬送方式を、次の定着対象であるトナー像の単位面積当たりのトナー量に関する量に応じて決定する。定着に必要な加熱ローラ81の表面温度は、画像内容によって異なる。すなわち、ベタ画像あるいはそれに類似する高密度の領域では、定着に必要な温度が高く、文字画像のような低密度の領域では、定着に必要な温度が低い。プリンタ100は、次に印刷する画像データについてエリアごとの印刷Dutyを求め、印刷Dutyにエリア別係数やページ別係数を乗算した結果を用いて、搬送方式を決定する。
例えば、各エリアの算出結果の最大値が閾値より小さい場合には、単位時間当たりの処理枚数が多い搬送方式であっても定着強度が確保される可能性が高いことから、単位時間当たりの処理枚数が多い搬送方式にて印刷を実行することで、生産性の向上が図られる。また、例えば、各エリアの算出結果の最大値が閾値以上である場合には、単位時間当たりの処理枚数が多い搬送方式では定着強度が確保されない可能性があることから、単位時間当たりの処理枚数が少ない搬送方式にて印刷を実行することで、定着品質が確保される。さらに、プリンタ100は、搬送方式を変更可能なタイミングごとに搬送方式を決定するので、定着品質を確保したうえで、生産性の低下を抑制できる。
続いて、本発明にかかる画像形成装置を具体化した第2の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、第1の形態と同様の構成のプリンタ100において、第1の形態とは異なる動作を行うプリンタ100である。第2の形態のプリンタ100では、印刷を開始する前に搬送方式を決定し、決定した搬送方式での一連の印刷の途中で搬送方式を変更しない点で、第1の形態とは異なる。つまり、2枚同時搬送方式を採用すると決定した場合、2枚の両面への印刷を終了するまで、搬送方式を変更しない。また、3枚同時搬送方式を採用すると決定した場合、3枚の両面への印刷を終了するまで、搬送方式を変更しない。なお、以下では、第1の形態と同じ構成や処理については、同じ符号を付して、説明を省略する。
本形態のプリンタ100において、両面印刷の印刷ジョブを実行する動作を実現する両面印刷処理の手順について、図12のフローチャートを参照して説明する。この両面印刷処理は、複数ページの両面印刷の印刷指示である印刷ジョブを受け付けたことを契機に、CPU31にて実行される。
両面印刷処理では、CPU31は、まず、加熱ローラ81の表面温度が、十分に高温であるか否かを判断する(S101)。そして、加熱ローラ81の表面温度が十分に高温であると判断した場合(S101:YES)、CPU31は、3枚同時搬送方式を採用すると決定する(S102)。
一方、加熱ローラ81の表面温度が、十分に高温ではないと判断した場合(S101:NO)、CPU31は、ヒータ811への通電を開始させて、加熱ローラ81を加熱する(S110)。そして、CPU31は、3枚同時搬送方式での搬送を採用するか否かを判定する搬送方式判定処理(3枚同時搬送方式)を実行する(S401)。
搬送方式判定処理の手順について、図13のフローチャートを参照して説明する。搬送方式判定処理では、CPU31は、まず、一連の搬送動作に必要な枚数分の印刷データを取得済みであるか否かを判断する(S501)。CPU31は、3枚同時搬送方式の判定を行う場合には、3枚6面分の印刷データを取得済みであるか否かを判断する。CPU31は、2枚同時搬送方式の判定を行う場合には、2枚4面分の印刷データを取得済みであるか否かを判断する。
取得済みではないと判断した場合(S501:NO)、CPU31は、タイムアウトとなったか否かを判断する(S502)。タイムアウトとなっていないと判断した場合(S502:NO)、CPU31は、S501に戻って、印刷データを取得したか否かを再び判断する。
タイムアウトとなったと判断した場合(S502:YES)、CPU31は、NG判定とする(S503)。つまり、3枚同時搬送方式についての判定では、一連の搬送動作に必要な3枚分の印刷データを取得できない場合には、CPU31は、3枚同時搬送方式を採用しないと決定する。また、2枚同時搬送方式についての判定では、一連の搬送動作に必要な2枚分の印刷データを取得できない場合には、CPU31は、2枚同時搬送方式を採用しないと決定する。
取得済みであると判断した場合(S501:YES)、CPU31は、1面分の印刷データについてエリア別印刷濃度算出処理を実行する(S505)。エリア別印刷濃度算出処理は、第1の形態の搬送方式決定処理のS205にて実行する処理であり、図7のフローチャートを参照して説明した処理である。そして、CPU31は、算出された印刷濃度の最大値が所定の閾値より小さいか否かを判断する(S506)。S506は、第1の形態の搬送方式決定処理のS207と同様の処理であるが、閾値は第1の形態とは異なっていてもよい。
そして、印刷濃度の最大値が所定の閾値より小さくないと判断した場合(S506:NO)、CPU31は、NG判定とする(S503)。閾値以上の印刷濃度のエリアが含まれる場合、判定対象の搬送方式での搬送を行わない方がよい。
一方、印刷濃度の最大値が所定の閾値より小さいと判断した場合(S506:YES)、CPU31は、一連の搬送動作に必要な枚数分の印刷データについて、判定を終了したか否かを判断する(S507)。終了していないと判断した場合(S507:NO)、CPU31は、次の面の印刷データを対象としてS505のエリア別印刷濃度算出処理を実行し、S506にて最大値が閾値より小さいか否かを判断する。
一連の搬送動作に必要な枚数分の印刷データについて判定を終了したと判断した場合(S507:YES)、CPU31は、判定対象の搬送方式での搬送について、OK判定とし(S508)、搬送方式判定処理を終了する。
図12の両面印刷処理の説明に戻り、CPU31は、S401にて実行した3枚同時搬送方式についての判定が、OK判定であったか否かを判断する(S402)。OK判定であったと判断した場合(S402:YES)、CPU31は、3枚同時搬送方式を採用すると決定する(S102)。
一方、NG判定であったと判断した場合(S402:NO)、CPU31は、2枚同時搬送方式についての判定である搬送方式判定処理(2枚同時搬送方式)を実行する(S403)。そして、2枚同時搬送方式についての方式判定処理の判定結果がOK判定であったか否かを判断する(S404)。OK判定であったと判断した場合(S404:YES)、CPU31は、2枚同時搬送方式を採用すると決定する(S405)。NG判定であったと判断した場合(S404:NO)、CPU31は、1枚搬送方式を採用すると決定する(S406)。
S102の後、または、S405の後、または、S406の後、CPU31は、加熱ローラ81の表面温度が所定の印刷開始温度となったか否かを判断する(S411)。印刷開始温度となっていないと判断した場合(S411:NO)、CPU31は、印刷開始温度となるまで継続して加熱ローラ81を加熱させる。
そして、印刷開始温度となったと判断した場合(S411:YES)、CPU31は、先に決定した搬送方式にて、一連の両面印刷を実行させる(S413)。そして、CPU31は、受け付けた印刷ジョブの印刷を完了したか否かを判断する(S414)。完了していないと判断した場合(S414:NO)、CPU31は、S401に戻り、次の一連の印刷について搬送方式を決定する。なお、すでに3枚同時搬送方式に決定している場合は、連続して3枚同時搬送方式を採用できる可能性が高いので、判定し直すことなく、継続して3枚同時搬送方式にて印刷してもよい。印刷ジョブの印刷を完了したと判断した場合(S414:YES)、CPU31は、両面印刷処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、第2の形態のプリンタ100によっても、定着品質を確保したうえで、生産性の低下を抑制できる。なお、第2の形態では、一連の印刷動作の対象となる全ての面について印刷濃度を確認するとしたが、全てではなくてもよい。例えば、1番目に印刷する面については算出しなくてもよい。また、例えば、2番目に印刷する面への影響が特に大きいことから、2番目に印刷する面のみについて確認してもよい。あるいは、2番目と3番目のみを確認してもよい。
第1の形態によれば、一連の動作の途中でも搬送方式を変更することから、第2の形態よりもさらに生産性が高くなる可能性がある。また、一連の動作の途中で、定着不良の可能性が高まった場合に、同時に搬送させる枚数のより少ない搬送方式に変更することもできるので、第2の形態よりも定着不良を抑制する効果が高い。一方、第2の形態によれば、一連の動作の途中で搬送方式を変更しないので、搬送の制御が容易である。
なお、第1および第2の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、プリンタに限らず、複合機、複写機、FAX装置等、シートの両面への画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。また、例えば、カラー印刷の可能なプリンタに限らず、モノクロ専用のプリンタであってもよい。また、LED露光器を備えるプリンタに限らず、レーザ露光装置を備えるプリンタであってもよい。
また、例えば、第1の形態および第2の形態では、加熱ローラ81の表面温度が十分に高温であれば、搬送方式の選択を行わないとしたが、表面温度に関わらず行ってもよい。ただし、加熱ローラ81の表面温度が十分に高温であれば、単位時間当たりの印刷枚数の多い搬送方式を選択しても、定着性を確保できる可能性が高い。従って、搬送方式の選択を行わないことで、必ず搬送方式の選択を行うより簡便な制御とできる。
また、例えば、第1の形態および第2の形態では、印刷データを複数のエリアに分割して、印刷Dutyをエリアごとに求めるとしたが、エリアに分割しなくてもよい。例えば、エリアを設けずにページ全体で印刷Dutyを算出してもよい。ただし、エリアに分割する方が、より詳細な判定となる。また、例えば、ドット単位で印刷Dutyを算出してもよい。ただし、エリアに分割して平均濃度を用いる方が、処理が容易である。
また、例えば、第1の形態および第2の形態では、エリアごとの印刷Dutyにエリア別係数やページ別係数を乗算するとしたが、乗算しなくてもよい。つまり、重み付けはしなくてもよい。ただし、重み付けをして判定した方が、詳細な判定が可能となる。また、2枚同時搬送方式と3枚同時搬送方式とで、異なる係数を用いるとしたが、同じ係数で異なる閾値を用いてもよい。
また、例えば、第1の形態および第2の形態では、エリアごとに算出した印刷濃度のうち、最大値が閾値を超えているか否かに基づいて搬送方式を選択するとしたが、閾値を超えているエリアの個数が所定の個数以上であるか否かに基づいて選択してもよい。また、例えば、閾値を超えているエリアの個数がエリアの分割数に対して所定の割合以上であるか否かに基づいて選択してもよい。
また、第1の形態および第2の形態では、エリア別係数を、図8や図10に例示したように、シートの搬送方向とシートの搬送方向に直交する方向との両方について分割した各エリアごとに設定するとした。しかし、例えば、シートの先端から加熱ローラ81の周長に相当する長さごとにブロックに分割し、図14に示すように、エリア別係数を、シートの搬送方向について、分割されたブロックごとに異なる係数としてもよい。そして、シートの搬送方向の後端側のブロックの係数の方が、先端側のブロックの係数よりも大きいとしてもよい。加熱ローラ81の熱はシートとの接触によって奪われていくため、加熱ローラ81の1回転目よりも2回転目の方が加熱ローラ81の表面温度の低下の影響を受け易い。そこで、加熱ローラ81の周長に相当する長さで分割したブロックごとに係数を設け、後端側のブロックの重みを大きくすることでも、定着不良を抑制する効果が高い。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
11 印刷経路
12 反転経路
31 CPU
55 転写装置
64,65 モータ
7 搬送ベルト
8 定着装置
81 加熱ローラ
811 ヒータ
91 給紙トレイ
94 排紙トレイ
100 プリンタ

Claims (13)

  1. 給紙トレイと、
    シートにトナーを転写する転写装置と、
    ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、を備える定着装置と、
    排紙トレイと、
    前記給紙トレイから給紙されたシートが前記転写装置及び前記定着装置を介して前記排紙トレイに搬送される経路である第1のシート搬送路と、前記第1のシート搬送路に沿ってシートが搬送される方向であるシートの搬送方向について、前記定着装置よりも下流側で前記第1のシート搬送路から分岐して前記転写装置よりも上流側で前記第1のシート搬送路と合流する経路である第2のシート搬送路と、を含むシート搬送路に沿ってシートを搬送する搬送装置と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    複数ページの画像データを受け付ける受付処理と、
    両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第1搬送処理であって、前記搬送装置に前記シート搬送路に沿ってシートを同時搬送させる枚数が第1枚数である、前記第1搬送処理と、
    両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第2搬送処理であって、前記搬送装置に前記シート搬送路に沿ってシートを同時搬送させる枚数が前記第1枚数よりも少ない第2枚数である、前記第2搬送処理と、
    前記画像データのうち、前記第1搬送処理にてシートを搬送させた場合にN番目(N≧2)に画像が形成されるページの、単位面積当たりのトナー量に関する特定量を算出する算出処理と、
    前記算出処理にて算出された前記特定量が所定量未満である場合、前記第1搬送処理によって両面印刷を行い、前記算出処理にて算出された前記特定量が前記所定量以上である場合、前記第2搬送処理によって両面印刷を行う両面印刷処理と、
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記制御装置は、
    前記算出処理では、前記画像データの1ページ分の画像を複数のエリアに分割し、エリアごとに前記特定量を算出し、
    前記両面印刷処理では、分割された各エリアのうち前記特定量が前記所定量以上であったエリアの個数がM個(1≦M<前記画像データの分割数)以上であった場合に、前記第2搬送処理によって両面印刷を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記特定量は、分割されたエリアごとの前記トナー量に、分割されたエリアごとに重み付けされた量であり、
    前記特定量にかかる重みは、シートの搬送方向の後端側のエリアの方が、先端側のエリアよりも大きい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において、
    前記特定量にかかる重みは、シートの搬送方向の先端から前記定着装置の前記回転体の周長に相当する長さごとに分割されたブロックごとに異なり、シートの搬送方向の後端側のブロックの方が、先端側のブロックよりも大きい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載する画像形成装置において、
    前記特定量は、分割されたエリアごとの前記トナー量に、分割されたエリアごとに重み付けされた量であり、
    前記特定量にかかる重みは、シートの搬送方向に直交する幅方向の端部側のエリアの方が、中央側のエリアよりも大きい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記制御装置は、
    前記算出処理では、前記画像データの複数のページについて、ページごとに前記特定量を算出し、
    前記両面印刷処理では、ページごとの前記特定量のうち1つでも前記所定量以上である場合、前記第2搬送処理によって両面印刷を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載する画像形成装置において、
    前記特定量は、前記トナー量に、ページごとに重み付けされた量である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載する画像形成装置において、
    前記特定量にかかる重みは、2番目に画像が形成されるページが最も大きい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記制御装置は、
    前記画像データを受け付けた際、前回の印刷からの経過時間が閾値時間を超えている場合、前記両面印刷処理を実行し、前回の印刷からの経過時間が前記閾値時間を超えていない場合、前記第1搬送処理によって両面印刷を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記制御装置は、
    前記画像データを受け付けた際、前記定着装置の前記回転体の温度が閾値温度を超えていない場合、前記両面印刷処理を実行し、前記定着装置の前記回転体の温度が前記閾値温度を超えている場合、前記第1搬送処理によって両面印刷を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1搬送処理では、前記第2搬送処理において前記搬送装置にシートの搬送を開始させる開始条件と同じ開始条件によって、前記搬送装置にシートの搬送を開始させる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 給紙トレイと、
    シートにトナーを転写する転写装置と、
    ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、を備える定着装置と、
    排紙トレイと、
    前記給紙トレイから給紙されたシートが前記転写装置及び前記定着装置を介して前記排紙トレイに搬送される経路である第1のシート搬送路と、前記第1のシート搬送路に沿ってシートが搬送される方向であるシートの搬送方向について、前記定着装置よりも下流側で前記第1のシート搬送路から分岐して前記転写装置よりも上流側で前記第1のシート搬送路と合流する経路である第2のシート搬送路と、を含むシート搬送路に沿ってシートを搬送する搬送装置と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    複数ページの画像データを受け付ける受付処理と、
    両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第1搬送処理であって、前記搬送装置に、1枚のシートを前記第2のシート搬送路に沿って、前記第1のシート搬送路と前記第2のシート搬送路との分岐点から前記第1のシート搬送路と前記第2のシート搬送路との合流点まで搬送させる期間中に、前記第1のシート搬送路に沿って前記1枚のシートとは別のシートを搬送させる、前記第1搬送処理と、
    両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第2搬送処理であって、前記搬送装置に、1枚のシートを前記第2のシート搬送路に沿って、前記第1のシート搬送路と前記第2のシート搬送路との分岐点から前記第1のシート搬送路と前記第2のシート搬送路との合流点まで搬送させる期間中に、前記第1のシート搬送路に沿って前記1枚のシートとは別のシートを搬送させない、前記第2搬送処理と、
    前記画像データのうち、前記第1搬送処理にてシートを搬送させた場合にN番目(N≧2)に画像が形成されるページの、単位面積当たりのトナー量に関する特定量を算出する算出処理と、
    前記算出処理にて算出された前記特定量が所定量未満である場合、前記第1搬送処理によって両面印刷を行い、前記算出処理にて算出された前記特定量が前記所定量以上である場合、前記第2搬送処理によって両面印刷を行う両面印刷処理と、
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  13. 給紙トレイと、
    シートにトナーを転写する転写装置と、
    ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、を備える定着装置と、
    排紙トレイと、
    前記給紙トレイから給紙されたシートが前記転写装置及び前記定着装置を介して前記排紙トレイに搬送される経路である第1のシート搬送路と、前記第1のシート搬送路に沿ってシートが搬送される方向であるシートの搬送方向について、前記定着装置よりも下流側で前記第1のシート搬送路から分岐して前記転写装置よりも上流側で前記第1のシート搬送路と合流する経路である第2のシート搬送路と、を含むシート搬送路に沿ってシートを搬送する搬送装置と、
    を備える画像形成装置のシート搬送方法であって、
    複数ページの画像データを受け付ける受付ステップと、
    両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第1搬送ステップであって、前記搬送装置に前記シート搬送路に沿ってシートを同時搬送させる枚数が第1枚数である、前記第1搬送ステップと、
    両面印刷を行う際、前記搬送装置にシートを搬送させる第2搬送ステップであって、前記搬送装置に前記シート搬送路に沿ってシートを同時搬送させる枚数が前記第1枚数よりも少ない第2枚数である、前記第2搬送ステップと、
    前記画像データのうち、前記第1搬送ステップにてシートを搬送させた場合にN番目(N≧2)に画像が形成されるページの、単位面積当たりのトナー量に関する特定量を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにて算出された前記特定量が所定量未満である場合、前記第1搬送ステップによって両面印刷を行い、前記算出ステップにて算出された前記特定量が前記所定量以上である場合、前記第2搬送ステップによって両面印刷を行う両面印刷ステップと、
    を含むことを特徴とするシート搬送方法。
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