JP6093542B2 - 可搬型ターンテーブル装置及びその組立方法 - Google Patents

可搬型ターンテーブル装置及びその組立方法 Download PDF

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本発明は、車両の転向を行う為に、地面等に設置するターンテーブル装置に関し、より詳細には、組立・解体が容易な可搬型のターンテーブル装置に関する。
ターンテーブル装置とは、車両の転向を行うために設ける設備であって、立体駐車場等に恒常的に設置するものが一般的である。
他方、工事現場等で大型車両の転向の為にターンテーブル装置を設ける場合があるが、工事が進むにつれて、車両の走行路や作業場所も適宜変わるため、その都度任意の場所に転向装置を配備することが可能な、可搬型のターンテーブル装置のニーズがある。
前記ニーズに沿った可搬型のターンテーブル装置として、特許文献1に記載の装置がある。
特許文献1に記載の装置は、車両を載せて回転する回転駆動部と、回転駆動部の外周を囲う外枠部と、外枠部内に設け、回転駆動部の駆動を担う駆動源とから構成している。
回転駆動部を構成する回転板の外周側面にはチェーンを固着しており、駆動源を構成するモーター及びスプロケットの回転をチェーンに伝達することで、回転板を回転している。
この装置を構成する部材を、その都度解体・組立することで、任意の場所に車両の転向箇所を構築可能としている。
特開2011−42243号公報
しかし、前記した特許文献に記載のターンテーブル装置でも、以下に記載する問題のうち、少なくとも一つの問題或いは改良の余地が残されている。
(1)駆動源に基づく問題
大型車両の転向を可能とするだけの駆動源(モーター)を必須要素としており、この駆動源分だけの重量増が避けられず、可搬性、組立性への影響が大きい。
また、駆動源(モーター)を駆動するための電源が無い場所では、転向動作が出来ない。
(2)外枠部に基づく問題
駆動源を収納しておくための外枠部を、回転板の外周を囲むように設ける構造としており、外枠部について未だ軽量化の余地が残されている。
(3)組立性の問題
回転板及び下部ベース板を回転軸に連結する作業や、回転板の外周側面に設けたチェーンと、モーターに設けたスプロケットとを噛み合わせる作業などが生じるため、組立・解体作業が複雑で、組立作業時に時間がかかる。
(4)転向性能の確保
可搬性及び組立性をより向上すべく、各構成要素において軽量化を行いつつ、車両の転向性能が損なわれないようにしたい。
したがって、本発明は、転向性能を確保しつつ、運搬性と組立性に優れる可搬型ターンテーブル装置の提供を目的とするものである。
前記課題を解決すべくなされた本願の第1発明は、車両の転向に用いる、可搬型ターンテーブル装置であって、設置面に載置する転向手段と、車両を前記転向手段へと案内する、少なくとも一つの導入手段と、前記導入手段を転向手段に連結する、少なくとも一つの連結手段と、を少なくとも備え、前記転向手段は、設置面に載置する、基礎部と、前記基礎部の上方で鉛直軸方向に回転可能な回転部と、で少なくとも構成し、前記回転部は、前記基礎部の全長よりも長い走行路を有し、一端が前記導入手段によって支持される、搭載台、を少なくとも有し、前記連結手段は、前記基礎部と前記導入手段とを連結することを特徴とする、可搬型ターンテーブル装置を提供する。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、前記基礎部は、円周方向に適宜間隔を設けて配置し、前記回転部の中心から放射する方向を回転軸方向として、前記回転部を支持する、円錐台状の主ローラと、円周方向に沿って適宜間隔を設けて配置し、略鉛直方向を回転軸方向として、前記回転部の側縁に当接する副ローラと、を少なくとも備えたことを特徴とするものである。
また、本願の第3発明は、前記第1または第2発明において、前記導入手段は、設置面から一定角度を呈する第一の傾斜面を有する、本体部と、前記第一の傾斜面から前記転向手段へと連絡する状態から倒伏可能な第二の傾斜面を有する、可動部と、で少なくとも構成したことを特徴とするものである。
また、本願の第4発明は、前記第1乃至第3発明のうち、何れかに記載の可搬型ターンテーブル装置の組立方法であって、始めに連結手段を設置し、該連結手段を基準として転向手段及び導入手段を設置することを特徴とする、可搬型ターンテーブル装置の組立方法を提供するものである。
本発明によれば、以下に記載する効果のうち、少なくともいずれか一つの効果を得ることができる。
(1)作業員の手動(人力)によって車両を転向できるため、電源等の確保が不要で、設置する場所を選ばない。
(2)モータなどの駆動源が不要であり、駆動源に起因する高さや幅の制限が無くなるため、設計の自由度が増す。
(3)装置の中央に物理的な回転軸を設ける必要が無く、車両の荷重が一カ所に集中する恐れがない。
(4)基礎部を、車両の乗り入れに用いる搭載台及び導入手段と別体とすることにより、基礎部の全長を車両長よりも縮めることが可能となり、各部材のさらなる軽量化が可能となる。
(5)搭載台を導入手段で支持することで、基礎部と回転部の安定性を確保することができ、ターンテーブル装置全体をアンカー固定する必要が無い。
本発明の可搬型ターンテーブル装置の分解斜視図。 主ローラと回転部との位置関係を示す概略図。 副ローラと回転部との位置関係を示す概略図。 回転部の浮き上がりの抑止機構の一例を示す概略図。 ターンテーブル装置と乗り入れた車両との位置関係を示す概略図。
以下、各図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
<1>全体構成
図1は、本発明の可搬型ターンテーブル装置の分解斜視図である。
本発明の可搬型ターンテーブル装置は、設置面に載置する転向手段Aと、車両を前記転向手段へと案内する、少なくとも一つの導入手段Bと、前記導入手段Bを転向手段Aに連結する、少なくとも一つの連結手段Cと、を少なくとも備えて構成することができる。
以下、各手段の詳細について説明する。
<2>転向手段
転向手段Aは、鉛直方向を回転軸として回転可能な機構を備え、乗り入れた車両を展開するための装置である。
転向手段Aは、地面に載置する基礎部1と、前記基礎部の上方で鉛直軸方向に回転可能な回転部2と、で少なくとも構成する。
以下、各部の詳細について説明する。
<2−1>基礎部
基礎部1は、地面に載置し、上方に載せた回転部を回転する為の装置である。
基礎部1は、円周形状を呈する底部1aと、底部の両端近傍からそれぞれ上方に立設した側部1bと、両側部から、更に外側へと延伸させた鍔部1cと、備えて構成することができる(図2)。
底部1aと側部1bによって囲まれた領域からなる溝部1dには、回転部2を回転させるための主ローラ11を設ける。
両鍔部1cのうち、外側の鍔部1cには、前記回転部2の側部を支えるための副ローラ12を設ける(図3)。
主ローラ11と副ローラ12の設置数や設置間隔は、搭載する車両の重量や、基礎部1への荷重集中箇所に合わせて適宜決定すればよい。
[分割ピース]
基礎部1は、作業員が運搬可能な程度の重量となるように、複数の分割ピースで構成することができる。
本実施例での基礎部1は、搭載する車両の前後方向を分割線として二分割した分割ピースを、ボルト等で締結固定して一体化している。
なお、基礎部1の分割方向や分割数はターンテーブル装置の規模や諸元に応じて適宜決定することができる。
<2−1−1>主ローラ
図2は、主ローラと回転部との位置関係を示す概略図である。
主ローラ11は、該主ローラ11に載せた回転部2を、該主ローラ11の回転で送り運動する為の装置である。
主ローラ11は、略截頭円錐型の形状を呈し、平面投影視して基礎部の中央から放射方向に延びた回転軸111でもって回転可能に、前記溝部1d内で枢支する。
この状態で、主ローラ11の上縁面は、側部1bや鍔部1cよりも上方に露出した状態を呈する。
[主ローラの動作]
前記回転軸111を中心に主ローラ11が回転することで、主ローラ11に載せた回転部2が、平面視して基礎部1の略中央にある仮想の鉛直軸を中心として、回転動作することになる。
この構成により、基礎部1と回転部2との間に物理的な鉛直回転軸を設けることなく、回転部2の回転動作を実現できる。
[回転軸の傾斜]
また、前記回転軸111を、水平方向から、基礎部1の中央側が山側となるように傾斜させておくと、主ローラ11の周面が水平方向と略平行となるため、主ローラ11と、該主ローラ11に載せた回転部2とが面接触することとなり、回転動作の安定性をより高めることができる。
<2−1−2>副ローラ
図3は、副ローラと回転部との位置関係を示す概略図である。
副ローラ12は、主ローラ11による回転部2の回転動作を補助するための装置である。
副ローラ12は、前記鍔部1cのうち、外側の鍔部1cの上方に設置し、鉛直方向を回転軸として回転自在に配置する。この副ローラ12に回転部2の側面を当接可能に構成する。
副ローラ12は、常に回転部2の円形フレーム21側面を全周にわたって当接し続けるよう構成する必要はなく、クリアランスを適宜設けておいても良い。
上記構成により、回転部2の回転運動時に、回転部2が水平方向に大きくズレたり、基礎部1からはみ出すことを防止し、回転部2をほぼ同じ場所で回転し続けることができる。
<2−2>回転部
回転部2は、前記基礎部の上方で回転自在に配置される部材である。
回転部2は、少なくとも円形フレーム21を有する。円形フレーム21には、適宜リブ材その他の補強部材や、運搬の為の取っ手等を追加することができる。
なお、前記基礎部1と同様、回転部2も、作業員が運搬可能な程度の重量となるように、複数の分割ピースで構成することができる。
<2−2−1>円形フレーム
円形フレーム21は、前記基礎部1との間で回転動作を実現するための部材である。
円形フレーム21は、断面コ字型の部材を、開放側を外側にして、平面視して円周状に形成した部材である。
円形フレーム21の底部のうち、下面は、前記基礎部1に設けた複数の主ローラ11に載り、側面は、前記基礎部1に設けた複数の副ローラ12に当接可能に配置する。
<2−2−2>搭載台
前記円形フレーム21の上方には、車両の乗り入れが可能な搭載台22を設ける。
搭載台22は、車両の幅及び長さに合わせて平行に配置した二つの走行路221からなり、それぞれ、前記円形フレーム21の所定の箇所に固定する。
この走行路221に車両が乗り入れた状態で回転部2を回転させることによって、車両が転向することとなる。
[車輪留め]
搭載台22の奧側端部周辺には、車両の進行を制限するための車輪留め222を設けても良い。
本実施例にかかる車輪留め222は、搭載台22の内部に収納した状態から適宜上方に引きあげ可能な機構としている。
<2−3>その他の装置
その他、転向手段2には、回転動作に伴う回転部の浮き上がりや、回転部の予期せぬ回転動作を制限するための公知の機構を設けることができる。以下、各機構について説明する。
<2−3−1>回転角度の制限機構
回転部2の回転動作を制限する方法として、例えば、図1に示すように、回転部2の内側から下方に伸ばしたストッパ211と、基礎部1の内周側に設け、前記ストッパ211の回転動作に干渉するストッパ受13との組み合わせによる方法がある。この制限機構は、一定の角度以上の回転を制限するものであり、乗り入れた車両が転向して、ターンテーブル装置から降りることが可能な位置で回転動作が制限される位置とすると、利便性の面で好ましい。
更に、基礎部1に、前記円形フレーム21の底部側面を外側から押さえつけて回転動作を制限する部材を設けたり、基礎部と回転部との間をピン連結することで回転部の回転動作自体を制限する機構などを設けることができる(図示せず)。
<2−3−2>浮き上がりの抑止機構
回転部2の浮き上がりを抑止する方法として、例えば、図4に示すように、防止する基礎部1の鍔部1cに、回転部2(例えば、円形フレーム21の底部)を該鍔部1cと共に上下から挾持可能な爪部14を設けることができる。この爪部14で、回転部2の回転動作に伴う、該回転部2の浮き上がりを防止することができる。
<3>導入手段
導入手段Bは、前記転向手段Aに車両を乗り入れるための手段である(図1)。
導入手段Bは、車両の左右のタイヤ間の幅に合わせて設ける二つの斜路を呈する。
導入手段Bは、少なくとも、地表面と、前記転向手段の乗り入れ面へと連絡する傾斜面を有すればよく、種々の構造を呈することができる。
[構成例]
導入手段の構成例の一例について、図1を参照しながら説明する。
導入手段は、例えば、設置面から一定角度を呈する第一の傾斜面を有する、本体部3と、前記第一の傾斜面から前記転向手段へと連絡する状態から倒伏可能な第二の傾斜面を有する、可動部4と、で少なくとも構成することができる。
可動部4の第二の傾斜面の角度調整は、可動部4の内部に設けたジャッキなどの公知の昇降機構で行うことができる。
可動部4の先端は、可動部4の上昇時に前記転向手段Aを構成する搭載台22の前端を下方から支持可能に形成する。
可動部4の倒伏時には、導入手段Bが、搭載台22を含む回転部2の回転動作に干渉しない状態となる。
一方、可動部4の上昇時には、本体部3の第一の傾斜面と、可動部4の第二の傾斜面と、転向手段Aを構成する搭載台22の表面とが連絡した状態となる。
同時に、可動部4の先端は、搭載台22の前端を下方から支持した状態となる。
このとき、可動部4の先端を、搭載台22の前端を側方から位置決め固定するような側壁を設けておけば、搭載台22の回転動作を制限することもできる。
<4>連結手段
連結手段Cは、前記転向手段Aと、前記導入手段Bの間に介在させて、地表面上で両者を連結して一体化するための部材である(図1)。
連結手段Cは、基礎部1と導入手段2との間の隙間を埋める長さを呈するブラケット5であり、該ブラケット5の前後方向の両端部に、上方へと立設したピン6a,6bを設けており、これらのピン6a,6bと嵌めあう貫通孔15,31が、前記転向手段を構成する基礎部1と、前記導入手段Bの先端側にそれぞれ設けてある。
当該構成からも明らかな通り、組立時には、まず地表に設置した連結手段Cを基準として、連結手段Cの前後方へ転向手段Aと導入手段Bを配置していくこととなる。
<5>組立方法
前記ターンテーブル装置の組立方法について、図1を参照しながら説明する。
<5−1>連結手段の設置
始めに、連結手段Cを、地表面に設置する。
この連結手段Cが、転向手段A及び導入手段Bの設置に際して基準位置となる。
<5−2>導入手段の設置
次に、連結手段Cのブラケット5の一端側と連結するように、導入手段Bを配置する。
このとき、導入手段Bの可動部4は倒伏した状態としておく。
<5−3>転向手段の設置
次に、連結手段Cのブラケット5の他端側と連結するように、基礎部1を配置し、基礎部1に回転部2(円形フレーム21、搭載台22)を順に載置する。
基礎部1や回転部2が分割ピースで構成されている場合には、事前に組み立ててから配置してもよいし、分割した状態のまま便宜的に配置してから組み立ててもよい。
なお、転向手段Aと導入手段Bの配置順は逆でも構わない。
<5−4>車両との位置関係
完成したターンテーブル装置と、該ターンテーブル装置に乗り入れた車両との位置関係について、図5を参照しながら説明する。
なお、図5では、基礎部と回転部間の回転機構の図示を省略している。
図5に示すとおり、本発明に示すターンテーブル装置は、回転部2のうち、車両Xが直接乗り入れる部材(本実施例では、搭載台22)だけ、車両Xのホイールベース長よりも長くしておけばよい。すなわち、基礎部1や回転部2の一部である円形フレーム21は、車両Xの重量に耐えて回転動作を実現できるだけの回転機構を確保していれば、車両Xのホイールベース長を考慮する必要がなく、搭載台22よりも短い全長とすることができる。
したがって、基礎部1や円形フレーム21の更なる小型化が可能となる。
なお、基礎部1の小型化に伴い、搭載台22に連絡する導入手段Bと、基礎部1との間で隙間が生じる。このとき、導入手段Bが基礎部1と独立した状態のままだと、車両Xの乗り降りの際に、導入手段Bがタイヤに蹴られて位置ズレを起こす懸念がある。
そこで、本発明のターンテーブル装置では、連結手段Cを介して、転向手段Aと導入手段Bとを連結して一体化したため、構成部材中、比較的軽い部材である導入手段Bのみが位置ズレを起こす問題を未然に抑止できる。
また、車両の乗り入れ、離脱時には、導入手段Bが、回転部2の搭載台22を支持した状態を呈するため、搭載台22のうち、導入手段Bと接する一端側に車両の荷重が生じても、搭載台22の他端側の浮き上がりを防止し、引いては回転部2及び基礎部1の浮き上がりを防止することとなるため、ターンテーブル装置全体を、地面にアンカー固定する必要も無い。
<6>使用方法
次に、本発明のターンテーブル装置の使用方法について図1,図5を参照しながら説明する。
<6−1>車両の乗り入れ
導入手段Bから、転向手段Aへの車両の乗り入れを開始する。
このとき、基礎部1や回転部2に設けた種々の機構で回転部2の回転動作を制限しておき、かつ導入手段Bの可動部4において、搭載台22と確実に連絡する状態としておく。
導入手段Bから、転向手段Aに乗り入れる途上で、車両のタイヤの回転によって、導入手段Bは、車両の後方へとはじき出される力が働くものの、導入手段Bは、連結手段Cを介して転向手段Aと一体化されているため、装置全体として前記の力に抵抗することとなり、導入手段Bがズレ動くことは無い。
<6−2>車両の転向
車両が搭載台22に完全に乗り入れた状態の後、導入手段Bの可動部4の傾斜をやや緩め、転向手段Aの転向動作に干渉しないようにする。
そして、回転部2の回転動作を制限する機構を解除する。
作業員は、車両の側面を人力で押すことで、回転部2は回転動作を開始する。
このとき、転向手段Aに設けたストッパ211などで、180°以上転向しないように制限しておくと、車両転向後の位置決めがしやすく、利便性が高い。
<6−3>車両の離脱
車両の転向後は、再度導入手段Bの可動部4を持ち上げ、搭載台22と確実に連絡した状態とする。
その後、車両を前進させ、導入手段Bを下り降りてターンテーブル装置から離脱することにより、車両の転向が完了する。
<7>作用・効果
以上説明したとおり、本発明のターンテーブル装置は、転向動作を担う主要な部材を、従来の装置よりも小型化することができ、装置中央に物理的な回転軸を設ける必要もないため、運搬性及び組立性に優れる。
また、このような小型化に伴って、車両の転向性能が損なわれることもない。
また、電動の駆動源等を用いる必要もないため、あらゆる場所での設置・組立が可能となる。
本発明は、転向手段Aに対して、導入手段B及び連結手段Cの数を複数設けて、車両の転向方向のバリエーションを増やすこともできる(図示せず)。
A 転向手段
B 導入手段
C 連結手段
1 基礎部
1a 底部
1b 側部
1c 鍔部
1d 溝部
11 主ローラ
111 回転軸
12 副ローラ
121 回転軸
13 ストッパ受
14 爪部
15 貫通孔
2 回転部
21 円形フレーム
211 ストッパ
22 搭載台
221 走行路
222 車輪留め
3 本体部
31 貫通孔
4 可動部
5 ブラケット
6 ピン
X 車両

Claims (4)

  1. 車両の転向に用いる、可搬型ターンテーブル装置であって、
    設置面に載置する転向手段と、
    車両を前記転向手段へと案内する、少なくとも一つの導入手段と、
    前記導入手段を転向手段に連結する、少なくとも一つの連結手段と、
    を少なくとも備え
    前記転向手段は、
    設置面に載置する、基礎部と、
    前記基礎部の上方で鉛直軸方向に回転可能な回転部と、で少なくとも構成し、
    前記回転部は、
    前記基礎部の全長よりも長い走行路を有し、一端が前記導入手段によって支持される、搭載台、を少なくとも有し、
    前記連結手段は、前記基礎部と前記導入手段とを連結することを特徴とする、
    可搬型ターンテーブル装置。
  2. 記基礎部は、
    円周方向に適宜間隔を設けて配置し、前記回転部の中心から放射する方向を回転軸方向として、前記回転部を支持する、円錐台状の主ローラと、
    円周方向に沿って適宜間隔を設けて配置し、略鉛直方向を回転軸方向として、前記回転部の側縁に当接する副ローラと、を少なくとも備えたことを特徴とする、
    請求項1に記載の可搬型ターンテーブル装置。
  3. 前記導入手段は、
    設置面から一定角度を呈する第一の傾斜面を有する、本体部と、
    前記第一の傾斜面から前記転向手段へと連絡する状態から倒伏可能な第二の傾斜面を有する、可動部と、で少なくとも構成したことを特徴とする、
    請求項1または2に記載の可搬型ターンテーブル装置。
  4. 請求項1乃至のうち、何れか1項に記載の可搬型ターンテーブル装置の組立方法であって、
    始めに連結手段を設置し、該連結手段を基準として転向手段及び導入手段を設置することを特徴とする、可搬型ターンテーブル装置の組立方法。
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