JP6088227B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータが搭載されるベース板にこのモータを制御する回路基板を固定するブラシレスモータに関する。
従来、ブラシレスモータが、金属製のベース板に固定され、ブラシレスモータを制御する回路基板もこのベース板に固定される構成がある。つまり、ブラシレスモータの配線基板は、金属製のベース板と回路基板とで構成されている。
金属製のベース板と回路基板との固定は、例えば、特許文献1に記載のように、雄ネジだけで固定するか、又は、雄ネジとバネ座金とで固定している。
特許文献2は、取付板(ベース板)にかしめ部をバーリング加工で設け、当該かしめ部を回路基板の孔部を挿通させて、かしめ固定するモータユニットが開示されている。
特許文献2の目的は回路基板のソリ防止であり、長穴を設けることでかしめの回路基板への接触部と回路基板に接触しない非接触部を設けている。
特開平8−180513号公報(図1、図2等) 特開2012−23796号公報(図2、図3、図6、図7等)
ところで、上述の特許文献1のように、金属製のベース板と回路基板とを雄ネジだけで固定する場合、雄ネジに緩みが発生するおそれがあり、信頼性が高いとはいえない。また、雄ネジとバネ座金とで固定する構成は、自動機を用いる場合、バネ座金を雄ネジに挿入することは困難であるため、適していない。
一方、金属製のベース板と回路基板とをハトメで固定する方式は、ハトメの経時変化や熱による変形の可能性を有しており、アースとして用いる場合には信頼性が低い。また、バネ性を用いる構成でないため、熱による膨張収縮に追従できない。このため、ハトメは、ベース板の表面に接触させるため、ベース板の表面処理に影響されやすい。
さらに、ネジやハトメでの固定は、ベース板裏面から突出する部分が存在する。
特許文献2の記載の取付板(ベース板)と回路基板との固定は、回路基板の丸穴や長穴の穴形状が複雑なため、丸穴や長穴の寸法精度を高くする必要がある。また、取付板のかしめ部を回路基板へ挿入する時には位置精度を確保しなければならない。つまり、回路基板の穴精度や位置精度、取付板のバーリング精度や位置精度が必要になる。
本発明は上記実状に鑑み、モータのベース板とモータの制御を担う回路基板との固定を容易かつ信頼性が高く行え、ベース板と回路基板のアースを容易にとるブラシレスモータを提供する。
上記課題を解決すべく、本発明の請求項1に関わるブラシレスモータは、ロータとステータとを有するモータと、前記モータを制御するための回路基板と、前記モータと前記回路基板とが固定されるベース板と、前記回路基板と前記ベース板とに挿通し、前記回路基板を前記ベース板に向けて押圧するとともに前記ベース板にかしめられ、前記回路基板を前記ベース板に固定する弾性を有する連結部材とを備え、前記連結部材は、アースピンであり、前記回路基板と前記ベース板とに挿通する円筒部と、前記円筒部の一方側に前記円筒部の軸に垂直な方向から前記円筒部側に傾斜した形状のツバ部とを有し、前記円筒部の他方側が前記ベース板にかしめられ、前記一方側の前記ツバ部は弾性変形して前記回路基板の導体ランドを押圧しつつ前記導体ランドに接触している。
請求項1のブラシレスモータによれば、回路基板とベース板とを、連結部材で回路基板からベース板に向けて押圧するとともにベース板にかしめて固定するので、回路基板とベース板とを容易かつ確実に固定することができ、アースを容易にとることができる。また、連結部材のツバ部は円筒部から離れる方向に弾性変形して回路基板の導体ランドを押圧しつつ導体ランドに接触するので、確実に連結部材を回路基板の導体ランドに接触し続けることができる。
請求項に関わるブラシレスモータは、請求項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ツバ部は、分離して形成されている。
請求項のブラシレスモータによれば、連結部材のツバ部が分離して形成されるので、ツバ部を容易に変形させて導体ランドに広い面積で接触させることができる。
請求項に関わるブラシレスモータは、請求項または請求項に記載のブラシレスモータにおいて、前記連結部材は、前記円筒部の他方側の先端部が塑性変形して広がり前記ベース板にかしめられている。
請求項のブラシレスモータによれば、連結部材が円筒部の他方側の先端部が塑性変形して広がりベース板にかしめられるので、連結部材を確実にベース板に固定することができ、アースを容易にとることができる。
請求項に関わるブラシレスモータは、請求項1から請求項の何れか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ベース板の前記回路基板が固定される反対側の面に凹形状の凹部が形成され、当該凹部内に前記連結部材が前記ベース板にかしめられている。
請求項のブラシレスモータによれば、ベース板の回路基板が固定される反対側の面に凹形状の凹部が形成されるので、当該凹部内に連結部材をベース板に確実にかしめることができる。
請求項に関わるブラシレスモータは、請求項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ベース板の前記回路基板が固定される反対側の面の外方に前記連結部材が突出しない。
請求項のブラシレスモータによれば、ベース板の回路基板が固定される反対側の面に形成された凹部に連結部材が収容されて外方に連結部材が突出しないので、取り扱い性、組み立て性が良好である。
本発明によれば、モータのベース板とモータの制御を担う回路基板との固定を容易かつ信頼性高く行え、ベース板と回路基板のアースを容易にとるブラシレスモータを提供できる。
(a)は本発明に係わる実施形態のブラシレスモータを示す平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)のB部拡大図。 (a)はアースピンを示す平面図、(b)は(a)のC−C線断面図、(c)はアースピンを示す底面図。 (a)〜(d)は、回路基板をベース板に取り付ける過程を示すベース板の基板取り付け孔や回路基板のアースピン取り付け孔周辺の側断面図。 回路基板とベース板の取り付け方法を示すフロー図。 (a)は変形例1のベース板の基板取り付け孔に取り付けたアースピン近傍の平面図、(b)は(a)のD−D線断面図、(c)は変形例1のベース板の基板取り付け孔に取り付けたアースピン近傍の底面図。 (a)は、変形例1の別例のベース板の基板取り付け孔に取り付けたアースピン近傍の平面図、(b)は(a)のE−E線断面図、(c)は変形例1の別例のベース板の基板取り付け孔に取り付けたアースピン近傍の底面図。 (a)は変形例2のベース板の基板取り付け孔に取り付けたアースピン近傍の平面図、(b)は(a)のF−F線断面図、(c)は別例の(a)のF−F線断面図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明に係わる実施形態のブラシレスモータの固定構造を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図であり、図1(c)は図1(b)のB部拡大図である。
実施形態のブラシレスモータは、ブラシレスモータ1が、金属製のベース板2に固定されるとともに、ブラシレスモータ1を制御する回路基板3がベース板2上に固定される。
つまり、ブラシレスモータ1の配線基板1H(図1(b)、(c)参照)は、ベース板2と回路基板3とで構成されている。
ベース板2と回路基板3とは、連結部材であるアースピン4を用いて固定されており、ブラシレスモータ1と回路基板3とは電気的に接続されている。
ブラシレスモータ1は、回転軸1jの一方側に、ロータ固定部材1aを介して、ロータヨーク1bが固定され、ロータヨーク1bの外周部の内面には、リング状にマグネット1cが固定されている。マグネット1cは、強磁性体のフェライト、ネオジウム、コバルトなどが使用されている。
ロータヨーク1bは、図1(b)に示すように、円筒部1b1と、円筒部1b1の一方端を閉塞するとともに中央部が開口される平板状の平板部1b2とを有する薄皿状の形状に形成されている。
ロータヨーク1bは、鋼板を用いて、絞り成形により形成される。ロータヨーク1bは、マグネット1cの磁界を集中して透過させ、マグネット1cによる磁気回路を形成する。
ブラシレスモータ1のステータ(固定子)1S(図1(b)参照)は、ステータ固定部材1eを介して、複数の板状の磁性部材(例えば、電磁鋼板)を積層したステータヨーク1fがベース板2に固定される。ステータヨーク1fには、コイル1gが巻回され、コイル1gには、磁界を形成するための電流が流れ、ブラシレスモータ1の複数の位相を形成する。
ベース板2には、軸受1hが、かしめなどで固定されている。回転軸1jは、軸受1hに挿通され、枢支されている。軸受1hには、流体軸受やメタル軸受等が使用されるが、これ以外の軸受けを用いてもよい。
本構成により、ブラシレスモータ1のロータ1R(図1(b)参照)を構成する回転軸1j、ロータ固定部材1a、ロータヨーク1b、およびマグネット1cは、軸受1hに枢設されている。
<ベース板2>
ベース板2は、鋼板などの金属板を用いて、プレス加工で形成される平板状の部材である。ベース板2には、上述したように、ブラシレスモータ1のステータ1Sやハウジング、回路基板3などが固定される。
ベース板2には、回路基板3を固定するための基板位置決め凸部2aがバーリング加工で複数凸状に形成されている。基板位置決め凸部2aは、半抜き(ハーフブランキング)加工で形成してもよい。
ベース板2には、不図示の外部装置に固定するための貫通した取り付け孔2bが外周部に複数開口されている。
また、ベース板2には、回路基板3を取り付けるための基板取り付け孔2c(図1(b)、(c)参照)が穿孔されている。基板取り付け孔2cは、ベース板2の裏面側にテーパ部2c1やザグリ部が形成されている。
<回路基板3>
回路基板3は、ブラシレスモータ1を制御するための制御回路が搭載される基板であり、エポキシ樹脂などを用いて形成されている。
回路基板3上には、制御回路を構成する不図示の配線パターンやランドがエッチングなどで形成されている。
回路基板3の配線パターンやランド上には、不図示の制御用のLSI(Large Scale Integration)、電源用のコンデンサ、その他のコンデンサ、抵抗などの電子部品やスッチング機構を含んだ接続用のコネクタなどが半田等により接続され搭載されている。
また、回路基板3の一部のランドには、ブラシレスモータ1のステータ1Sに巻回されたコイル1gの端末が、半田などにより接続されている。
回路基板3には、ベース板2に取り付ける位置決めを行うためのベース板位置決め孔3gが設けられ、このベース板位置決め孔3gは、ベース板2の基板位置決め凸部2aに対向する位置に、該基板位置決め凸部2aの外径寸法と略同じ寸法または若干大きい寸法に穿孔されている。
また、回路基板3には、ベース板2の基板取り付け孔2cに対向する位置にアースピン取り付け孔3h(図1(c)参照)が穿孔されている。この基板取り付け孔2cとアースピン取り付け孔3hを用いて、アースピン4でベース板2と回路基板3を固定する。
<アースピン4>
図2(a)はアースピン4を示す平面図であり、図2(b)は図2(a)のC−C線断面図であり、図2(c)はアースピン4を示す底面図である。
アースピン4は、比較的柔らかくバネ性(弾性)を持った材料であって許容曲げ応力が高い材料を用いて、絞り加工で形成されている。アースピン4の材料として、例えば、ばね鋼(SUP6、7など)やステンレスばね鋼(SUSばね材)などが使用される。なお、アースピン4は、比較的柔らかく弾性を有し、許容曲げ応力が高い材料であれば例示した以外のものを適用してもよい。
アースピン4はシルクハットのような形状に形成されている。具体的には、アースピン4は、平板状のフランジ部(ツバ部)4aと、中央部に貫通孔4b1を有する円筒形状の筒状部4bと、中央部に貫通孔4dを有する円環部4cとを有して形成されている。
図2(b)に示すように、アースピン4のフランジ部4aは、筒状部4bの軸4oに垂直な面4pから筒状部4b側へ跳ね上がるように反って、つまり軸4oに垂直な面4pに対して傾斜角θ、筒状部4b側へ傾斜して形成されている。アースピン4は、弾性を有するので、フランジ部4aをこの位置から変形させると元の位置に復帰する方向に弾性力が働く。
ここで、図1(c)に示すように、ベース板2の基板取り付け孔2cは、アースピン4の筒状部4bの外形寸法s1とほぼ同じ大きさの寸法または若干大きい寸法を有して形成されている。
また、回路基板3のアースピン取り付け孔3hは、アースピン4の筒状部4bの外形寸法s1より若干大きい寸法に形成されている。
また、回路基板3のアースピン取り付け孔3hの外周部の近傍には、回路基板3のグランド(GND)と同電位になる円環状の銅箔の導体ランド3r(図3(b)参照)が、アースピン4のフランジ部4aと接触する位置に形成されている。
<回路基板3とベース板2の取り付け>
次に、回路基板3とベース板2の取り付け方法について説明する。
図3(a)〜図3(d)は、回路基板3をベース板2に取り付ける過程を示すベース板2の基板取り付け孔2cや回路基板3のアースピン取り付け孔3h周辺の側断面図である。図4は、回路基板3とベース板2の取り付け方法を示すフロー図である。
まず、ベース板2に回路基板3を位置決めするに際し、図1(a)に示す回路基板3のベース板位置決め孔3gに、ベース板2のバーリングで形成した基板位置決め凸部2aを嵌入し、図3(a)に示す如く、ベース板2の基板取り付け孔2cと回路基板3のアースピン取り付け孔3hとが一致するように、回路基板3をベース板2に位置決めして当接させる。これにより、ベース板2の基板取り付け孔2cと回路基板3のアースピン取り付け孔3hとが、中心が合致して位置合わせされる(図4のS1)。
続いて、図3(b)に示すように、アースピン4を回路基板3側より、回路基板3のアースピン取り付け孔3hとベース板2の基板取り付け孔2cとに挿入する。
挿入の際、図3(c)に示すように、アースピン4のフランジ部4aが、図3(c)の矢印α1方向に筒状部4bから離れる方向に変形して回路基板3の回路パターン面3pに沿うよう(平行)になるまで、つまり筒状部4bの軸4oに略直角になるまで、押し込む(図4のS2)。
こうして、フランジ部4aが、図3(c)の矢印α1に示すように弾性変形するため、フランジ部4aが、回路基板3の銅箔の導体ランド3rを、矢印β1方向に、弾性変形による弾性力で押圧する状態となり、フランジ部4aと回路基板3の導体ランド3rは電気的に導通する。
続いて、図3(d)の矢印α2に示すように、ベース板2の裏面側(回路基板3が取付く面とは反対側)より、アースピン4の筒状部4bの貫通孔4b1が外側に開く(広げる)ように、筒状部4bの貫通孔4b1の端部の円環部4cをベース板2にかしめる(図4のS3)。このとき、ベース板2の基板取り付け孔2cに、テーパ部2c1やザグリ部を設けることで、かしめ部4c1がベース板2に引っ掛かり易くなり、ベース板2とかしめ部4c1は電気的に導通する。なお、テーパ部2c1やザグリ部の角度は、任意に定められる。
このように、ベース板2と回路基板3とを、アースピン4で固定する場合、アースピン4を、ベース板2の基板取り付け孔2cの奥まで押し込んで、図3(d)の矢印α2に示す方向から、円環部4cを広げてかしめる。これにより、アースピン4によって、ベース板2と回路基板3とが堅固に固定される。
また、アースピン4の円環部4cを、ベース板2の裏面側にかしめることにより、アースピン4のフランジ部4aは元の筒状部4b側に傾斜した形状には戻らない。前記したように、フランジ部4aは、元々筒状部4b側に傾斜(図2(b)の角度θ参照)して形成されており、弾性を有しているため、図3(c)の矢印β1のように、回路基板3を押し続ける。そのため、図3(d)に示すように、アースピン4のフランジ部4aは、回路基板3の銅箔の導体ランド3rに確実に接触し続け、回路基板3のグランド(GND)とベース板2は、同電位に保たれる。
上記構成によれば、ベース板2と回路基板3とをアースピン4を用いて固定するため、回路基板3とベース板2の取り付けが簡単になる。また、特別な工法は必要とせず、生産設備、生産タクト(生産にかかる時間)など総合的にみてコスト低減になる。また、堅固に固定され、熱にも強いため、リフロー炉を含む自動化ラインに適応することができる。また、堅固に固定されているということは、確実に接触しているため、アースの信頼性が高い。
なお、本実施形態では、バーリングでの位置決めを併用しているが、回路基板3の穴のエッジにかしめ部4c1が接触するのではなく、回路基板3の面をはさみ込む構造になっている。そのため、回路基板3の穴のエッジにストレス(外力)が加わらず、特許文献2のような長穴を設ける必要はない。
従って、ブラシレスモータ1のベース板2と回路基板3との固定を容易かつ信頼性高く行えるブラシレスモータが得られる。
<<変形例1>>
本実施形態での変形例1について説明する。図5(a)は、ベース板12の基板取り付け孔12cに取り付けたアースピン14近傍の平面図であり、図5(b)は、図5(a)のD−D線断面図であり、図5(c)は、変形例1のベース板12の基板取り付け孔12cに取り付けたアースピン14近傍の底面図である。
変形例1では、ベース板12における裏面側の基板取り付け孔12cの近くに、円柱形状に凹んだ凹部12mが形成されている。その他の構成は実施形態と同様であるので、実施形態の符号を十番台の符号にして示し、詳細な説明は省略する。
凹部12mは、ベース板12をプレス加工する際に形成する。
本構成によれば、図2のアースピン14の円環部4c、及び筒状部4bの一部によりかしめ部14c1を構成し、凹部12m内に完全に折り曲げて、ベース板12と回路基板13を固定する。
これにより、回路基板13のランドパターンへの押さえこみが強化され、互いの接触状態が安定化することにより、ベース板12と回路基板13のアース抵抗を安定させることができる。
図6(a)は、変形例1の別例のベース板12の基板取り付け孔12cに取り付けたアースピン14近傍の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のE−E線断面図であり、図6(c)は、変形例1の別例のベース板12の基板取り付け孔12cに取り付けたアースピン14近傍の底面図である。
変形例1の別例では、円柱形状に凹んだ凹部12m1の深さ寸法s2を変形例1よりも深く形成し、アースピン14のかしめ部14c1が凹部12m1内に完全に収容されるように構成したものである。
これにより、アースピン14のかしめ部14c1がベース板12の裏面側に突出しないので、取り扱い性、組み立て性に優れる。具体的には、ベース板2の裏面からアースピン4がはみ出さないため、ブラシレスモータの取り付け側であるシャーシ等(不図示)に穴などをあける必要がないため、設計に負担がない。
<<変形例2>>
図7(a)は、変形例2のベース板22の基板取り付け孔22cに取り付けたアースピン24近傍の平面図であり、図7(b)は、図7(a)のF−F線断面図であり、図7(c)は、別例の図7(a)のF−F線断面図である。
変形例2は、アースピン24のフランジ部24aを分離して形成し花びら様の板バネ状の構造としたものである。その他の構成は実施形態と同様であるので、実施形態の符号を、二十番台の符号として示し、詳細な説明は省略する。
アースピン24のフランジ部24aを分離した形状の板バネ状の構造にすることにより、分離した形状のフランジ部24aが曲げ変形がし易い。そのため、フランジ部24aと回路基板23の導体ランド23rへの接触がより大きな面積でより確実に行うことができる。
円柱形状に凹んだ凹部22mは、図7(b)のように形成してもよいし、図7(c)に示すように、深さ寸法s3を深くした凹部22m1として、アースピン24のかしめ部24c1が凹部22m1内に完全に収容されるようにしてもよい。
図7(c)に示す深さ寸法s3を深くした凹部22m1とすれば、アースピン24のかしめ部24c1がベース板22の裏面側に突出しないので、取り扱い性、組み立て性に優れる。
なお、ベース板22に凹部22m、22m1を形成することなく構成してもよい。
<<その他の実施形態>>
1.前記実施形態、変形例では、アースピン4、14、24のフランジ部4a、14a、24aを平板状に形成した場合を例示したが、導体ランド3r、13r、23rを押圧しつつ接触する形状であれば、必ずしもフランジ部4a、14a、24aは平板状に形成しなくともよい。
2.前記実施形態、変形例では、連結部材として、アースピン4、14、24を例示したが、連結部材を導体ランド3r、13r、23rに接触させることなく、つまりGND(グランド)に使用しない構成としてもよい。しかし、連結部材を導体ランド3r、13r、23rに接触させるとGND(グランド)を兼ねることができるので、より好ましい。
3.前記実施形態、変形例では、連結部材を用いた回路基板3とベース板2との固定箇所を1箇所の場合を例示したが、複数箇所としてもよい。
4.前記実施形態、変形例で説明した構成を適宜組み合わせて構成してもよい。
以上、本発明の様々な実施形態を述べたが、本発明の範囲内で様々な修正と変更が可能である。すなわち、本発明の具体的形態は、発明の趣旨を変更しない範囲において適宜、任意に変更可能である。
1 ブラシレスモータ(モータ)
1R ロータ
1S ステータ
2、12、22 ベース板
3、13、23 回路基板
3r、13r、23r 導体ランド
4、14、24 アースピン(連結部材)
4a、14a フランジ部(ツバ部)
4b、14b、24b 筒状部(円筒部)
12m、12m1、22m、22m1 凹部
24a フランジ部(分離したツバ部)

Claims (5)

  1. ロータとステータとを有するモータと、
    前記モータを制御するための回路基板と、
    前記モータと前記回路基板とが固定されるベース板と、
    前記回路基板と前記ベース板とに挿通し、前記回路基板を前記ベース板に向けて押圧するとともに前記ベース板にかしめられ、前記回路基板を前記ベース板に固定する弾性を有する連結部材とを
    備え
    前記連結部材は、
    アースピンであり、前記回路基板と前記ベース板とに挿通する円筒部と、前記円筒部の一方側に前記円筒部の軸に垂直な方向から前記円筒部側に傾斜した形状のツバ部とを有し、前記円筒部の他方側が前記ベース板にかしめられ、前記一方側の前記ツバ部は弾性変形して前記回路基板の導体ランドを押圧しつつ前記導体ランドに接触している
    ことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記ツバ部は、分離して形成される
    ことを特徴とする請求項に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記連結部材は、前記円筒部の他方側の先端部が塑性変形して広がり前記ベース板にかしめられている
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記ベース板の前記回路基板が固定される反対側の面に凹部が形成され、当該凹部内に前記連結部材が前記ベース板にかしめられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記ベース板の前記回路基板が固定される反対側の面の外方に前記連結部材が突出しない
    ことを特徴とする請求項に記載のブラシレスモータ。
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