JP6083522B2 - III 族窒化物半導体結晶の製造方法およびGaN基板の製造方法 - Google Patents
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Description
第1の実施形態について説明する。本実施形態では、GaN自立基板の上にIII 族窒化物半導体結晶を成長させるIII 族窒化物半導体の製造方法について説明する。
1−1.GaN結晶
図1に、本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法により製造されるGaN結晶C10の概略構成を示す。本実施形態のGaN結晶C10は、フラックス法により製造されたものである。GaN結晶C10は、種結晶T11と、GaN層150と、を有する。種結晶T11は、GaN基板G11と、マスク層140と、を有する。また、種結晶T11と、GaN層150との間には、非結晶部X13が形成されている。
本実施形態のGaN結晶C10には、非結晶部X13がある。そのため、GaN層150の底面151の一部152から転位が延びることはない。すなわち、下地層からの転位の一部は引き継がれない。ただし、マスク層140からの転位は、引き継がれることとなる。このように、下地層からの転位の一部を引き継がないため、GaN層150の結晶性はよい。転位密度の小さいGaN結晶を得るためには、面積の狭いマスク層140を形成し、GaN層150と対面する非結晶部X13の面積を大きくとることが有効である。マスク層140はメルトバックを受けにくいものであるため、マスク層140の面積を予め小さくとることができる。具体的には、非結晶部X13上の転位密度の値は、1×105 /cm2 以下である。
本実施形態のGaN結晶C10では、GaN層150を、GaN基板G11から容易に分離することができる。これは、種結晶に残存する反り等に起因する応力が種結晶T11とGaN層150との境界面に集中するからである。そのため、育成の降温時に自然剥離することもある。また、育成終了後、軽い衝撃を加えることで剥離させることもできる。分離後のGaN層150および種結晶T11を図2に示す。このように、GaN層150と、GaN基板G11とは、剥離しやすい。成長基板とGaN層150との間に、非結晶部X13があるためである。
2−1.種結晶
本実施形態では、図1に示すGaN結晶C10をフラックス法により成長させる。そこで、そのフラックス法に用いる種結晶T10について説明する。その種結晶T10を図3および図4に示す。図3は、種結晶T10の上方からみた平面図である。図4は、図3のAA断面を示す断面図である。
図3に示すように、種結晶T10は、GaN基板G10と、マスク層140と、を有している。そして、種結晶T10は、多数の凹部X11を有している。これらの凹部X11は、ハニカム状に配置されている。凹部X11の形状は、図3および図4に示すように、円錐内面の形状である。凹部X11は、レーザーの照射により形成される。したがって、実際には、凹部X11は、完全な円錐内面の形状ではなく、円錐内面の形状に近い形状である。種結晶T10の表面に露出している凹部X11の形状は、円形である。そして、図4に示すように、その円形の中心をGaN基板G10の主面に垂直な方向に延長した位置に、凹部X11の底部B1が位置している。
3−1.レーザーの強度分布
前述した本実施形態の種結晶T10の凹部X11は、レーザー加工により形成されたものである。そこで、照射するレーザーについて説明する。用いるレーザーは、例えば、YAGレーザーである。波長は、360nm以下が好ましい。YAGレーザー以外のその他のレーザーを用いてもよい。例えば、エキシマレーザーが挙げられる。
レーザーの照射により凹部X11を形成するには、ガウシアン型の強度分布を有するレーザーを一定時間、照射すればよい。これにより、底部B1を有する円錐形状の凹部X11を形成することができる。もしくは、レーザーを走査しつつ凹部X11を形成することとすればよい。凹部X11の中心で、レーザーの強度の高い部分の照射時間が長くなるようにすれば、凹部X11を形成することができることに変わりない。このように本実施形態では、レーザーを照射することにより、円錐形状の凹部X11を有する種結晶T10を作製することができる。この工程は、後述する種結晶準備工程におけるレーザー照射工程に該当する。
本実施形態の半導体結晶製造装置について説明する。図6に示す半導体結晶製造装置10は、フラックス法によりIII 族窒化物半導体を成長させるための装置である。半導体結晶製造装置10は、図6に示すように、圧力容器20と、反応容器11と、坩堝12と、加熱装置13と、供給管14、16と、排気管15、17と、を有している。
本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法は、次に示す工程を有する。
(A)種結晶準備工程
(A−3)マスク層形成工程
(A−4)レーザー照射工程(凹部形成工程)
(C)半導体結晶形成工程
したがって、以下、これらの工程について順に説明する。
5−1−1.(A−3)マスク層形成工程
まず、GaN基板G10を用意する。GaN基板G10は、GaN自立基板である。その転位密度は、5×106 /cm2 程度である。また、GaN基板G10は、マスク層を形成するための下地層でもある。そして、GaN基板G10の上に、マスク層140を形成する。これにより、図7に示すような積層体B11が得られる。
マスク層のAl組成比 0.03以上 0.50以下
マスク層の厚み 2nm以上 2μm以下
次に、前述したレーザーを用いて、図3および図4に示した凹部X11を形成する。つまり、マスク層140に向けてレーザーを照射することにより、複数の凹部X11を形成する。凹部X11は、マスク層140の側からGaN基板G10まで達する非貫通孔である。そのため、凹部X11では、GaN基板G10の少なくとも一部が露出している。この工程により、円錐形状の凹部X11を有する種結晶T10が作製される。
次に、液相エピタキシー法の一種であるフラックス法を用いて、種結晶T10の上に半導体結晶を成長させる。つまり、半導体製造装置10の内部に種結晶T10および原材料を収容する。ここで用いる原材料(フラックス)を表2に示す。ここで、Ga比は5%以上40%以下の範囲内であるとよい。また、炭素比を、Naに対して0mol%以上2.0mol%以下の範囲内で変えてもよい。つまり、フラックスは、炭素を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよいが、より望ましくは、0.01mol%以上2.0mol%以下の範囲内である。なお、表2の値は、あくまで例示であり、これ以外の値であってもよい。
Ga 20g〜80g
Na 20g〜80g
C 0.01mol%〜2.0mol%(Naに対して)
温度 850℃以上 1000℃以下
圧力 3MPa以上 10MPa以下
攪拌条件 0rpm以上 100rpm以下
育成時間 20時間以上 200時間以下
6−1.III 族窒化物半導体結晶
本実施形態では、GaN層150を形成することとした。しかし、GaNに限らず、他のIII 族窒化物半導体結晶を製造する際にも適用することができる。つまり、AlX InY Ga(1-X-Y) N(0≦X,0≦Y,X+Y≦1)を製造することができる。この場合には、III 族金属とNaとを少なくとも含む混合融液中で半導体結晶を成長させることとすればよい。
本実施形態では、マスク層140としてAlGaN層を用いた。しかし、これ以外のAlを含有する層を用いてもよい。ただし、Al組成比が0.02以上1.00以下の範囲内のIII 族窒化物半導体であるとよい。融液中で溶解しにくいためである。
本実施形態では、下地層として、GaN基板G10を用いた。しかし、下地層として、Al組成比が0以上0.02以下の範囲内のIII 族窒化物半導体を形成してもよい。Al組成比が小さければ、エッチングにより溶解しやすいからである。ただし、下地層のAl組成比は、マスク層のAl組成比よりも小さい。下地層を好適に溶解させるためである。また、下地層は、Inを含んでいてもよい。
本実施形態では、GaN基板G10を下地層とした。しかし、GaN基板の上にさらにGaN層を形成することしてもよい。その場合には、GaN基板の上に形成したGaN層を下地層とみることができる。また、GaN基板およびその上のGaN層を合わせた2層を下地層とみることもできる。
本実施形態では、円錐形状の凹部X11を有する種結晶T10を用いることとした。しかし、図9に示すように、六角錐内面形状の凹部X11aをレーザーにより形成した種結晶T10aを用いてもよい。その場合には、この六角錐の各面は、ファセット面に近い面である。そのため、半導体結晶形成工程において、ファセット面を表出させやすい。そして、より短い時間でファセット面が表出する。ただし、レーザーによる微細加工を行う必要があるため、レーザー照射工程のサイクルタイムは比較的長い。または、円錐形状、六角錐形状に限らず、その他の形状であってもよい。例えば、四角錐形状や三角錐形状、円筒形状等が挙げられる。もちろん、ファセット面に近い形状であることが望ましい。
本実施形態では、レーザー径の中心で最も強度の高いガウシアン型のレーザー(図5のL1)を用いることとした。しかし、レーザー照射径の中心と、レーザー照射径の周辺とで、レーザー強度にほとんど変化のないトップハット型のレーザー(図5のL2)を用いてもよい。また、レーザー照射径の中心のレーザー強度がレーザー照射径の周辺におけるレーザー強度よりも低いレーザー(図5のL3)であっても、そのレーザーを走査することにより、本実施形態の凹部を形成することができる。ただし、ガウシアン型のレーザーであることが好ましいことに変わりない。
以上詳細に説明したように、本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法では、フラックス法に用いる種結晶T10として、レーザーにより複数の凹部X11を規則的に配置して形成したものを用いることとした。そして、マスク層140の表面144から半導体結晶を成長させることとした。そのため、凹部X12には半導体結晶が形成されず、非結晶部X13が形成される。非結晶部X13の上部のGaN層150には、非結晶部X13の下の半導体層からの転位(格子欠陥)は引き継がれない。つまり、形成されるGaN結晶の転位密度は十分に低い。したがって、結晶性に優れたIII 族窒化物半導体結晶を形成することができる。
第2の実施形態について説明する。本実施形態では、種結晶として、サファイア基板にGaN層を形成したものを用いる。それ以外の点は、第1の実施形態と同じである。したがって、第1の実施形態と異なる点を説明する。
1−1.GaN結晶
図10に、本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法により製造されるGaN結晶C20の断面構造を示す。GaN結晶C20は、種結晶T21と、GaN層250と、を有している。そして、種結晶T21と、GaN層250との間の位置には、非結晶部X23が形成されている。
本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法に用いる種結晶T20について説明する。種結晶T20は、図12に示すように、サファイア基板S20と、低温バッファ層220と、GaN層230と、マスク層240と、を有している。サファイア基板S20は、c面サファイア基板である。低温バッファ層220は、GaNもしくはAlNから成る層である。GaN層230は、マスク層240を形成するための下地層である。マスク層240は、フラックスによるメルトバックをほとんど受けない層である。
本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法は、次に示す工程を有する。
(A)種結晶準備工程
(A−1)低温バッファ層形成工程
(A−2)下地層形成工程
(A−3)マスク層形成工程
(A−4)レーザー照射工程(凹部形成工程)
(C)半導体結晶形成工程
したがって、以下、これらの工程について順に説明する。
3−1−1.(A−1)低温バッファ層形成工程
まず、成長基板であるサファイア基板S20に、低温バッファ層220を形成する(図12参照)。サファイア基板S20は、c面サファイアである。そして、サファイア基板S20上に低温バッファ層220を成長させる。成長させる方法として、例えば、有機金属気相成長法(MOCVD法)と、ハイドライド気相エピタキシー法(HVPE法)と、分子線エピタキシー法(MBE)と、液相エピタキシー法等がある。これらのいずれを用いてもよい。低温バッファ層220は、GaNから成る層である。または、AlNから成る層であってもよい。
次に、低温バッファ層220の上に、GaN層230を形成する(図12参照)。このGaN層230は、下地層である。ここで、GaN層230の厚みは、1.5μm以上30μm以下の範囲内であるとよい。なお、この下地層形成工程では、有機金属気相成長法(MOCVD法)と、ハイドライド気相エピタキシー法(HVPE法)と、分子線エピタキシー法(MBE)と、液相エピタキシー法とのうち、いずれを用いてもよい。
そして、GaN層230の上に、マスク層240を形成する(図12参照)。ここで形成するマスク層240のAl組成比および厚みは、表1に示したものと同じでよい。この段階では、凹部X21は形成されていない。そのため、低温バッファ層220と、GaN層230と、マスク層240とは、いずれも平坦な層である。
次に、サファイア基板S20に、低温バッファ層220と、GaN層230と、マスク層240とを形成した積層体に、マスク層240の側からレーザーを照射することにより凹部X21を形成する。その際に、マスク層240と、GaN層230と、低温バッファ層220とを抉るとともに、サファイア基板S20の一部をも削る。これにより、サファイア基板S20の斜面S24が形成される。また、斜面223、233、243も同時に形成される。この凹部の形状および配置は、第1の実施形態の凹部X11と同様に円錐内面に近い形状である(図3および図4参照)。この複数の凹部X21をレーザーを照射することにより形成し、図12に示す種結晶T20が製造される。
次に、液相エピタキシー法の一種であるフラックス法により、種結晶T20上に半導体結晶の層を成長させる。ここで用いる原材料は、表2に示したものでよい。また、フラックス法で用いる条件は、表3に示したものでよい。
GaN結晶C20は、GaN層250を有している。GaN層250の性質は、第1の実施形態で説明したGaN層150とほぼ同じである。GaN層250の転位密度の値は、1×105 /cm2 以下である。さらに、このGaN層250では、転位密度が全面にわたって均一である。複数の非結晶部X23が、規則的に配置されているからである。また、種結晶T21とGaN層250との間の分離性については、サファイア基板S20からの応力があるため、第1の実施形態のGaN層150よりも分離しやすい。
5−1.凹部の深さ
本実施形態では、レーザーにより、サファイア基板S20まで達するとともに、サファイア基板S20の一部をも削った凹部X21を形成することとした。しかし、サファイア基板S20に達しない程度の凹部を形成することとしてもよい。
本実施形態では、c面サファイア基板S20を用いることとした。a面サファイア基板等、その他のサファイア基板を用いることができる。
本実施形態においても、第1の実施形態で説明した全ての変形例を適用することができる。
以上詳細に説明したように、本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法では、フラックス法に用いる種結晶T20として、レーザーにより複数の凹部X21を規則的に配置して形成したものを用いることとした。そして、マスク層240の表面244から半導体結晶を成長させることとした。そのため、凹部X22には半導体結晶が形成されず、非結晶部X23が形成される。非結晶部X23の上部のGaN層250には、非結晶部X23の下の半導体層からの転位(格子欠陥)は引き継がれない。つまり、形成されるGaN結晶の転位密度は十分に低い。したがって、結晶性に優れたIII 族窒化物半導体結晶を形成することができる。
第3の実施形態について説明する。本実施形態では、レーザーで凹部を形成した後に、エッチング処理を実施してファセット面を予め露出させることに特徴がある。第1の実施形態では、フラックス法を用いた半導体結晶形成工程で生じるメルトバックによりファセット面を表出させることとした。本実施形態では、半導体結晶形成工程の前に、エッチング工程を別途実施することにより、ファセット面を表出させる。それ以外の点は、第1の実施形態と同じである。したがって、第1の実施形態と異なる点を説明する。
図13は、本実施形態のIII 族窒化物半導体のエッチング方法で用いられるエッチング装置1の概略構成を示す図である。エッチング装置1は、種結晶T10(図3および図4参照)にエッチングを施すための装置である。エッチング装置1は、チャンバー2と、供給管3と、排気管4と、を有している。チャンバー2は、内部にエッチング溶液を収容することができるようになっている圧力容器である。また、チャンバー2は、エッチングを施す対象である種結晶T10およびエッチング溶液5を収容することもできる。
次に、エッチング方法について説明する。本実施形態のエッチング方法では、種結晶T10(図3および図4参照)をエッチング溶液5の中でエッチングする。そのため、前述したエッチング装置1のチャンバー2の内部に、種結晶T10およびエッチング溶液5を入れる。ここでエッチング溶液5は、少なくともナトリウム(Na)を含む融液である。
温度 600℃以上 1000℃以下
温度(より好ましい) 700℃以上 830℃以下
圧力 1MPa以上 10MPa以下
炭素の含有量 0mol%以上 1mol%以下
エッチングを実施した種結晶T11は、六角錐内面の形状をしている凹部X12(図8および図9参照)を有している。ここで、GaN基板G11の斜面G13は、ファセット面である。例えば、{1,0,−1,1}面が挙げられる。ただし、実際には、完全なファセット面が表出することは稀であり、多数の小さなファセット面が階段状に表出することが多い。
本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法は、次に示す工程を有する。
(A)種結晶準備工程
(A−3)マスク層形成工程
(A−4)レーザー照射工程(凹部形成工程)
(B)種結晶エッチング工程
(C)半導体結晶形成工程
したがって、種結晶エッチング工程以外の工程については、既に説明したので、(B)種結晶エッチング工程について説明する。
本実施形態のエッチング方法を用いて、種結晶T10をエッチングする。つまり、エッチング装置1のチャンバー2に、種結晶T10およびエッチング溶液5を収容する。そして、表4に示した条件で、エッチングを行う。なお、エッチング溶液5では、Gaの濃度が5%以下である。
5−1.エッチング溶液
本実施形態では、エッチング溶液5として、Naを含む融液を用いた。エッチング溶液5は、Naに加えて、Gaを含むこととしてもよい。この場合、Gaの含有量は、5mol%以下とする。Gaの含有量が5mol%を超えると、安定なエッチングを行えない。そのため、GaN層230からGaNが溶解しても、混合融液におけるGaの含有量は、5mol%以下となるようにする必要がある。そのため、Gaが溶け出す量も考慮して、エッチング溶液のNa量を調整する必要がある。
本実施形態では、マスク層形成工程を実施した。しかし、マスク層を形成することなく、レーザー照射工程により凹部を形成して種結晶を作製し、その種結晶に種結晶エッチング工程を実施することとしてもよい。この場合には、図14に示すGaN結晶C30が得られる。GaN結晶C30は、種結晶T31に、非結晶部X33およびGaN層350が形成されたものである。GaN基板G31の斜面G33は、ファセット面あるいはファセット面に近い面である。種結晶T31は、エッチングされたものである。そのため、GaN層350を成長させる基点となる面G34は、エッチングされた面である。
以上詳細に説明したように、本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法では、フラックス法に用いる種結晶T11として、レーザーにより複数の凹部X11を規則的に配置して形成した後に、エッチングを実施したものを用いることとした。そして、マスク層140の表面142から半導体結晶を成長させることとした。そのため、凹部X12の内部には半導体結晶が形成されず、非結晶部X13が形成される。非結晶部X13の上部のGaN層150には、非結晶部X13の下の半導体層からの転位(格子欠陥)は引き継がれない。つまり、形成されるGaN結晶の転位密度は十分に低い。したがって、結晶性に優れたIII 族窒化物半導体結晶を形成することができる。
第4の実施形態について説明する。本実施形態では、第2の実施形態で説明したサファイア基板を備える種結晶を用い、第3の実施形態で説明した種結晶エッチング工程を実施することに特徴がある。それ以外の点は、第1の実施形態と同じである。したがって、第1の実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法は、次に示す工程を有する。
(A)種結晶準備工程
(A−1)低温バッファ層形成工程
(A−2)下地層形成工程
(A−3)マスク層形成工程
(A−4)レーザー照射工程(凹部形成工程)
(B)種結晶エッチング工程
(C)半導体結晶形成工程
第5の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態から第4の実施形態までに説明したIII 族窒化物半導体結晶の製造方法を用いたGaN基板の製造方法について説明する。
本実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法は、第1の実施形態から第4の実施形態までで説明した各工程に加えて、次に示す工程を有する。
(D)半導体結晶分離工程
前述したように、非結晶部X13、X23の形成されたGaN結晶では、GaN層150、250が成長基板から剥離しやすい。非結晶部X13、X23があるために、下地層との密着強度が低いからである。そこで、図2および図11で示したように、GaN結晶と、成長基板とを分離する。また、膨張係数の差を利用して、加熱冷却を利用してもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態のGaN基板の製造方法は、第1の実施形態から第4の実施形態までのいずれかの方法を用いて形成されたGaN結晶を成長基板から取り外してGaN自立基板とする方法である。
1−1.種結晶
実施例1について説明する。本実施例では、第3の実施形態のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法を用いた。そのため、c面GaN自立基板を用いた。GaN自立基板の直径は、2インチ(50.8mm)であった。GaN自立基板の上に、i−GaN層を1μm成長させた後に、AlGaN層を100nm成長させた。このAlGaN層のAl組成比は、0.05であった。
次に、エッチング装置の内部に、Na30gと、炭素(C)80mgと、を収容した。このときのフラックスにおける炭素比は、0.5mol%であった。装置の真空引きを行った後に昇圧、昇温してエッチングを実施した。温度は、750℃であった。圧力は、3MPaであった。適宜反転しつつ、20rpmで撹拌を行った。エッチングを実施した時間は、2時間であった。エッチング装置の内部に供給したガスは窒素であった。これにより、エッチング済みの種結晶が得られた。
次に、半導体結晶製造装置の内部に、種結晶を収容した。また、原材料として、Gaを30g、Naを30g、炭素(C)を80mg、半導体結晶製造装置の内部に収容した。そして、窒素ガスを供給しつつ、昇温、昇圧した。装置内部の温度は、870℃であった。圧力は、4MPaであった。適宜反転しつつ、20rpmで撹拌を行った。GaN結晶を育成を30時間かけて行った。
これにより、GaN結晶が得られた。非結晶部X13に相当する部分が形成されていることを確認した。そのため、成長させたGaN層は、種結晶から容易に分離することができた。成長させたGaN層の膜厚は、0.9mmであった。得られた結晶の転位密度は、1×105 /cm2 以下であった。
10…半導体結晶製造装置
G10、G11…GaN基板
140、240…マスク層
150、250…GaN層
220…低温バッファ層
T10、T11、T21、T22…種結晶
X11、X12、X21、X22…凹部
X13、X23…非結晶部
Claims (19)
- 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
III 族金属とNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にIII 族窒化物半導体結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
を有し、
前記レーザー照射工程では、
前記凹部の形状を円錐内面の形状とすること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
III 族金属とNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にIII 族窒化物半導体結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
を有し、
前記レーザー照射工程では、
前記凹部の形状を六角錐内面の形状とすること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
III 族金属とNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にIII 族窒化物半導体結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
を有し、
前記半導体結晶形成工程では、
前記下地層のファセット面を露出させること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項3に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記半導体結晶形成工程では、
少なくとも{1,0,−1,1}面を露出させること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
前記レーザー照射工程により前記凹部を形成した前記種結晶をエッチングするエッチング工程と、
III 族金属とNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にIII 族窒化物半導体結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
を有し、
前記エッチング工程では、
少なくともNaを含む融液中でエッチングすることにより前記下地層のファセット面を露出させ、
前記半導体結晶形成工程では、
前記エッチング工程を実施した前記種結晶の前記マスク層の上に前記III 族窒化物半導体結晶を成長させること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項5に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記エッチング工程では、
前記少なくともNaを含む融液の温度を600℃以上1000℃以下の範囲内とすること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記半導体結晶形成工程では、
前記凹部をIII 族窒化物半導体で埋めることなく、前記マスク層から前記III 族窒化物半導体結晶を成長させること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記マスク層は、
Al組成比が0.02以上1.00以下の範囲内のIII 族窒化物半導体であること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記下地層は、
Al組成比が0以上0.02以下の範囲内のIII 族窒化物半導体であり、
前記下地層のAl組成比は、前記マスク層のAl組成比よりも小さいこと
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 基板に成長させた半導体層に向けてレーザーを照射することにより前記半導体層に複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
前記レーザー照射工程により複数の前記凹部を形成した前記種結晶をエッチングするエッチング工程と、
III 族金属とNaとを少なくとも含む混合融液中で前記種結晶の上にIII 族窒化物半導体結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
を有し、
前記エッチング工程では、
少なくともNaを含む融液中でエッチングすることにより前記半導体層のファセット面を露出させ、
前記半導体結晶形成工程では、
前記エッチング工程を実施した前記種結晶の上に前記III 族窒化物半導体結晶を成長させること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記半導体結晶形成工程では、
前記凹部と、前記III 族窒化物半導体結晶の底面とにより囲まれた非結晶部を形成すること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体結晶の製造方法において、
前記レーザー照射工程では、
複数の前記凹部をハニカム状に配置して形成すること
を特徴とするIII 族窒化物半導体結晶の製造方法。 - 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
GaとNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にGaN結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
前記GaN結晶を前記種結晶から取り外す半導体結晶分離工程と、
を有し、
前記レーザー照射工程では、
前記凹部の形状を円錐内面の形状とすること
を特徴とするGaN基板の製造方法。 - 基板に成長させた半導体層に向けてレーザーを照射することにより前記半導体層に複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
GaとNaとを少なくとも含む混合融液中で前記種結晶の上にGaN結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
前記GaN結晶を前記種結晶から取り外す半導体結晶分離工程と、
を有し、
前記レーザー照射工程では、
前記凹部の形状を円錐内面の形状とすること
を特徴とするGaN基板の製造方法。 - 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
GaとNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にGaN結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
前記GaN結晶を前記種結晶から取り外す半導体結晶分離工程と、
を有し、
前記レーザー照射工程では、
前記凹部の形状を六角錐内面の形状とすること
を特徴とするGaN基板の製造方法。 - 基板に成長させた半導体層に向けてレーザーを照射することにより前記半導体層に複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
GaとNaとを少なくとも含む混合融液中で前記種結晶の上にGaN結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
前記GaN結晶を前記種結晶から取り外す半導体結晶分離工程と、
を有し、
前記レーザー照射工程では、
前記凹部の形状を六角錐内面の形状とすること
を特徴とするGaN基板の製造方法。 - 下地層の上にAlX InY Ga(1-X-Y) N(0<X,0≦Y,X+Y≦1)から成るマスク層を形成するマスク層形成工程と、
前記マスク層に向けてレーザーを照射することにより前記下地層の少なくとも一部を露出させる複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
前記レーザー照射工程により前記凹部を形成した前記種結晶をエッチングするエッチング工程と、
GaとNaとを少なくとも含む混合融液中で前記マスク層の上にGaN結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
前記GaN結晶を前記種結晶から取り外す半導体結晶分離工程と、
を有し、
前記エッチング工程では、
少なくともNaを含む融液中でエッチングすることにより前記半導体層のファセット面を露出させ、
前記半導体結晶形成工程では、
前記エッチング工程を実施した前記種結晶の上に前記GaN結晶を成長させること
を特徴とするGaN基板の製造方法。 - 基板に成長させた半導体層に向けてレーザーを照射することにより前記半導体層に複数の凹部を形成して種結晶とするレーザー照射工程と、
前記レーザー照射工程により前記凹部を形成した前記種結晶をエッチングするエッチング工程と、
GaとNaとを少なくとも含む混合融液中で前記種結晶の上にGaN結晶を成長させる半導体結晶形成工程と、
前記GaN結晶を前記種結晶から取り外す半導体結晶分離工程と、
を有し、
前記エッチング工程では、
少なくともNaを含む融液中でエッチングすることにより前記半導体層のファセット面を露出させ、
前記半導体結晶形成工程では、
前記エッチング工程を実施した前記種結晶の上に前記GaN結晶を成長させること
を特徴とするGaN基板の製造方法。 - 請求項13から請求項18までのいずれか1項に記載のGaN基板の製造方法において、
前記レーザー照射工程では、
複数の前記凹部をハニカム状に配置して形成すること
を特徴とするGaN基板の製造方法。
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