JP6074600B2 - 電動送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、電掃除機やハンドドライヤーなどの電気機器に使用される電動送風機に関する。
近年、電気機器は省電力化が進んでいる。これにともない、電気機器に使用される電動送風機には、高出力化、高効率化が強く求められる。特に、電気機器である電気掃除機は、より高い吸込仕事率を達成することが要求される。
以下、図14を用いて、従来の電動送風機について説明する。電動送風機は、電動機とファンユニットとが一体となっている。ファンユニットは、電動機に対してエアータイト、すなわち機密性を保った状態で取り付けられる。ファンユニットは、エアガイド101と、ファンケース102と、ファン103と、ファンケーススペーサ104と、で構成される。ファン103は、吸気側シュラウド103aを有する。ファン103は、吸気側シュラウド103aの中央部に吸気孔122を有する。
図15は、図14に示すZ部を拡大した断面図である。ファン103が有する吸気側シュラウド103aの吸気孔側端面103bは、ファンケーススペーサ104が有するベローズ104aの外周側面と接触している。または、吸気側シュラウド103aの吸気孔側端面103bは、ベローズ104aの外周側面と0.1mm以下程度のごく微小なクリアランスを有する。吸気側シュラウド103aとファンケーススペーサ104とは、これらの状態を構成することで、エアータイト性、すなわち機密性を確保している。
さらに、ファンケーススペーサ104は、ファンケース102とのエアータイト性を確保するために、ファンケース102に固定される。ファンケーススペーサ104は、ファンケース102に対して溶着または接着により固定される。この従来の電動送風機に関連する技術として、特許文献1に記載されたものがある。
ところで、従来の電動送風機は、つぎの改善が求められる点を有していた。
1つ目は、ファンケーススペーサ104が有するベローズ104aの寸法精度、特に、吸気側シュラウド103aと向かい合うベローズ104aの外周側面に関する寸法精度が安定しにくい形状である。
2つ目は、ファンケーススペーサ104が、ファンケース102に対して溶着、または、ファンケース102に対して接着により固定されるため、ベローズ104aを有するファンケーススペーサ104と、吸気側シュラウド103aを有するファン103との同軸度、つまり同軸上に位置する度合いが悪化する。その結果、ベローズ104aの外周側面と、吸気側シュラウド103aの吸気孔側端面103bとの同軸度が悪化する。
3つ目は、ベローズ104aの真円度に関する。つまり、電動送風機を運転すれば、電動機部分で熱が発生する。ファンケース102が金属材料で形成されていた場合、この熱が、金属材料であるファンケース102を介してファンケーススペーサ104に伝わる。伝わった熱により、ファンケーススペーサ104の温度が上昇する。温度が上昇したファンケーススペーサ104には、熱による膨張などの変形が生じることがある。ファンケーススペーサ104が変形すると、ファンケーススペーサ104の一部を構成するベローズ104aは、真円度が悪化する。
同軸度の悪化や真円度の悪化等、寸法精度が悪くなれば、ファン103が有する吸気側シュラウド103aの吸気孔側端面103bと、ファンケーススペーサ104が有するベローズ104aの外周側面との間において、エアータイト性が不充分となる。エアータイト性が不充分になると、ファン103の外周から排出された空気が、ファン103が有する吸気側シュラウド103aの上方部分とファンケース102との隙間を逆流することがある。このような逆流現象は、ファン103の吸込口部分、つまり吸気孔122へのリークにつながる。その結果、ファン103の吸込口部分における真空圧の上昇が妨げられるため、電動送風機の出力低下を招くことになる。この電動送風機の出力低下は、電気掃除機において、吸込仕事率の低下につながる。
また、ファンケーススペーサ104がファンケース102と溶着された後、あるいは、ファンケーススペーサ104がファンケース102と接着された後、ファンケース102は電動送風機のブラケットに圧入される。こうして、ファンケース102は、電動送風機のブラケットに固定される。吸気側シュラウド103aの吸気孔側端面103bとファンケーススペーサ104が有するベローズ104aの外周側面とが接触した状態で、ファンケース102がブラケットに圧入される。つまり、ファンケース102がブラケットに圧入される際、ファンケーススペーサ104には、吸気孔122の外周部から応力が加えられる。ファンケーススペーサ104とファンケース102との間には、この応力に耐えることができる溶着力または接着力が必要となる。必要とされる溶着力または接着力を確保するためには、溶着力または接着力に応じたファンケーススペーサ104とファンケース102とを溶接または接着する面積が必要となる。
従って、ファンケーススペーサ104は、非常に大型になる。ファンケーススペーサ104は、成形品で形成される。
更に、ファンケーススペーサ104がファンケース102に溶着または接着される工程が必要となる。よって、従来の電動送風機は、作業工数が多くなる。
特開平6−323297号公報
本発明に関する電動送風機は、界磁と、電機子と、一対のブラシと、ファンと、エアガイドと、ファンケースと、ファンシールと、を含む。
界磁は、ブラケットに保持される。電機子は、電機子軸の両端に一対の軸受を有し、この一対の軸受により支持される。一対のブラシは、ブラケットに設けられる。ファンは、電機子軸の出力側に設けられる。ファンは、吸気側シュラウドを有するとともにこの吸気側シュラウドの中央部に吸気孔を有する。エアガイドは、ファンの排気側に配される。ファンケースは、ファンとエアガイドとを覆う。ファンケースは、吸気孔に対向する位置に開口部を有する。ファンシールは、ファンケースの内壁面と吸気側シュラウドの吸気孔側端面との間に設けられる。ファンシールは、内壁面と向かい合う面を内周面とする。ファンシールは、吸気孔側端面と向かい合う面を外周面とする。開口部は、複数のきのこ形アンカーを有する。ファンシールは、きのこ形アンカーと嵌合する保持部を有する。
ファンシールは、ファンケースに圧入される。ファンシールは、ファンケースに固定される。
図1は、本発明の実施の形態1における電動送風機の一部を破断した側面図である。 図2は、同電動送風機の要部の拡大図である。 図3は、図2に示す同電動送風機の要部の組立図である。 図4は、同電動送風機が有するファンケースの要部の正面図である。 図5は、図3に示す矢視A方向から見たファンケースの要部の拡大図である。 図6は、同電動送風機が有するファンシールの正面図である。 図7は、図3に示す矢視B方向から見たファンシールの要部の拡大図である。 図8は、同電動送風機が有するファンケースとファンシールとを組み立てる手順を説明する要部の組立図である。 図9は、同電動送風機が有するファンケースとファンシールとを組み立てる手順を説明する要部の組立図である。 図10は、同電動送風機が有するファンケースとファンシールとを組み立てる手順を説明する要部の組立図である。 図11は、本発明の実施の形態2における電動送風機が有するファンシールであって、図7に示すファンシールの11−11断面図である。 図12は、同電動送風機が有するファンシールであって、図7に示すファンシールの12−12断面図である。 図13は、同電動送風機が有するファンケースとファンシールとを組み立てる手順を説明する要部の組立図である。 図14は、従来の電動送風機の一部を破断した側面図である。 図15は、同電動送風機の要部の拡大図である。
本発明の実施の形態である電動送風機は、後述する構成により、従来の電動送風機において改善が求められる内容を解決する。
なお、以下の説明において、スラスト方向とは、ファンを回転する電機子軸の軸心方向を指す。この軸心方向に沿って、後述する、ファンが有する吸気孔が形成される。また、この軸心方向上には、後述する、この吸気孔と対向するファンケースが有する開口部の中心が位置する。開口部を構成するガイド部は、この軸心方向に沿って延伸される。
同様に、ラジアル方向とは、このスラスト方向に対して垂直に交差する方向を指す。
また、きのこ形アンカーとは、所定幅を有するファンケースの壁面であって、フランジ形状を成す係止部をいう。このフランジ形状は、係止部の先端部分において、係止部が延伸する方向に対して交差する両方向に向かって突出する突起部を有する。
本発明の実施の形態である電動送風機は、界磁と、電機子と、一対のブラシと、ファンと、エアガイドと、ファンケースと、ファンシールと、を含む。
界磁は、ブラケットに保持される。電機子は、電機子軸の両端に一対の軸受を有し、この一対の軸受により支持される。一対のブラシは、ブラケットに設けられる。ファンは、電機子軸の出力側に設けられる。ファンは、吸気側シュラウドを有するとともにこの吸気側シュラウドの中央部に吸気孔を有する。エアガイドは、ファンの排気側に配される。ファンケースは、ファンとエアガイドとを覆う。ファンケースは、吸気孔に対向する位置に開口部を有する。ファンシールは、ファンケースの内壁面と吸気側シュラウドの吸気孔側端面との間に設けられる。ファンシールは、内壁面と向かい合う面を内周面とする。ファンシールは、吸気孔側端面と向かい合う面を外周面とする。開口部は、複数のきのこ形アンカーを有する。ファンシールは、きのこ形アンカーと嵌合する保持部を有する。
本構成において、ファンケースの形状に合致するファンシールが、きのこ形アンカーを有するファンケースに圧入される。このとき、ファンシールが有する保持部が、ファンケースが有するきのこ形アンカーに圧入される。この結果、きのこ形アンカーが、保持部に嵌合される。こうして、ファンシールは、ファンケースに固定される。
ファンシールがファンケースに圧入される構成としたため、ファンシールがファンケースに対して保持されるスラスト方向の強度が維持される。
さらに、本発明の実施の形態である電動送風機において、開口部は、吸気孔側開口端と、外側開口端と、ガイド部と、を備える。
吸気孔側開口端は、吸気孔に向けて開かれている。外側開口端は、ファンケースの外側に向けて開かれている。ガイド部は、吸気孔側開口端と外側開口端とを連絡する。ガイド部は、ガイド部が延伸するスラスト方向において、吸気孔側開口端の周囲に複数のきのこ形アンカーを有する。
本構成とすれば、上記した作用、効果に加え、次の作用、効果を得ることができる。
すなわち、ファンシールは、ゴムや樹脂などの弾力性を有する材料で構成されるため、ファンケースの開口部に沿った形状となる。
具体的には、ファンシールの内周面は、ガイド部の外周、つまり、ファンケースの内壁面に沿った形状となる。ファンシールの内周面の背面であるファンシールの外周面も、ファンケースの内壁面に沿った形状となる。この結果、ファンシールの外周面の形状が安定する。よって、吸気側シュラウドの吸気孔側端面と接触する、或は、吸気側シュラウドの吸気孔側端面と対向するファンシールの外周面は、安定した同軸度、真円度などの寸法精度を確保できる。
また、本発明の実施の形態である電動送風機において、保持部は、次の形状を成せばよい。すなわち、保持部は、内周面上において、きのこ形アンカーを保持する凸部形状である。
特に、顕著な作用効果を奏するためには、次の関係を有する。凸部の厚みであって、この凸部が内周面から突出した寸法をt1とする。ガイド部の厚み寸法をt2とする。t1は、t2よりも大きい寸法とする。
本構成とすれば、ファンシールの内周面上に、ファンケース、特に、ガイド部を構成する壁面の厚みよりも厚みがある凸部が形成される。つまり、この凸部は、ガイド部を内壁面側から軸心側にかけて、ラジアル方向に先端が飛び出るよう構成される。
よって、凸部は、ファンシールがファンケース、特に、ガイド部に対して、ラジアル方向の保持強度が維持されるように作用する。
また、本発明の実施の形態である電動送風機において、保持部は、次の形状を成せばよい。すなわち、保持部は、一対の凸部から成る。保持部は、一対の凸部間において、内周面が内周面側から外周面側に向けて傾斜する傾斜部を有する。きのこ形アンカーは、傾斜部に沿って傾斜する。
つまり、きのこ形アンカーの先端部が、傾斜部に沿う角度に曲げられる。きのこ形アンカーの先端部が、広げられる。ファンケースは、ファンシールにカシメ固定された状態となる。
よって、ファンシールがファンケースに対して保持されるため、スラスト方向とラジアル方向の強度がさらに向上する。
上記した構成により、本発明の実施の形態である電動送風機は、ファンシールがファンケースの内壁面に沿って圧入される。圧入されたファンシールがファンケースに固定されるため、安定したエアータイト性が確保される。よって、電動送風機の出力が向上する。
また、本発明の実施の形態である電動送風機は、ファンシールというシール材を小型化できる。ファンシールがファンケースの内壁面に沿って圧入されるという、簡易的な固定方法を実現できる。よって、電動送風機において、安価なシール構成を提供できる。
以下、本発明の実施の形態における電動送風機を、図1〜図13を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における電動送風機の一部を破断した側面図である。図2は、同電動送風機の要部の拡大図である。図3は、図2に示す同電動送風機の要部の組立図である。
図1に示すように、界磁5は、ブラケット8に固定される。界磁5の中央部には、一対の軸受6により支持された電機子7が配される。ブラケット8には、一対のブラシ9が取り付けられている。制御電流は、この一対のブラシ9を介して電機子7が有する整流子10へ給電される。制御電流が供給されると、電機子7が回転する。電機子軸21の出力側には、ファン3がエアータイト、すなわち、機密性を保って取り付けられている。電機子7が回転すれば、ファン3も高速に回転する。ファン3は、中央部に吸気孔22を有する。ファンケース2は、吸気孔22と対向する位置に開口部13を有する。ファン3が回転すると、開口部13を経て、吸気孔22から空気が流入する。流入した空気は、ファン3の入口部から外周方向へ排出される。排出された空気は、エアガイド1を通り電動機部へと流される。
図2は、図1に示したY部を拡大したものである。ファン3が有する吸気側シュラウド3aの吸気孔側端面3bと、ファンケース2の内壁面2aとの間には、ファンシール4が配される。ファンシール4は、エアータイト性、すなわち機密性を保持することを目的とする。ファンシール4は、ファンケース2の内部に収められる。図14、図15に示すように、従来の電動送風機は、エアータイト性を保持するためのファンケーススペーサ104が、ファンケース102の外部に構成される。この従来の電動送風機と、本発明の実施の形態における電動送風機とを比較した場合、本発明の実施の形態における電動送風機は、ファンシール4がファンケース2の内部に構成される。よって、エアータイト性を保持する部材が、小型になっている。また、本発明の実施の形態における電動送風機の全長高さも、従来と比較して低くなっている。その結果、本発明の実施の形態における電動送風機は、電動送風機自体が小型化できる。
ファンシール4は、ファンケース2の外側開口端13b側に外周フラット部4aを有する。ファンシール4がファンケース2に圧入される際、外周フラット部4aが圧入治具で保持される。外周フラット部4aは、圧入治具により、荷重が加えられる。
図3は、ファンシール4が、ファンケース2に圧入される状態を示す。図中、矢印Fは、ファンシール4が圧入される方向を示す。
図3に示すように、ファンケース2は、開口部13を有する。開口部13は、一方に吸気孔側開口端13aを有する。開口部13は、他方に外側開口端13bを有する。開口部13は、吸気孔側開口端13aと外側開口端13bとを連絡するガイド部13cを有する。ガイド部13cの吸気孔側開口端13aの周囲には、きのこ形アンカー2bが形成される。
また、ファンシール4の内周面4dには、保持部4bである凸部4fが設けられる。保持部4bである凸部4fは、ファンケース2の内壁面2a側から内径面2c側に向けて突出する構造である。
ガイド部13cを構成する壁面の厚み寸法と凸部4fとが次の関係を満たす場合、特に有効である。つまり、凸部4fの厚みであって、この凸部4fが内周面4dから突出した寸法をt1とする。ガイド部13cの厚み寸法をt2とする。t1は、t2よりも大きい寸法となる。
本構成とすれば、ファンシール4の内周面4d上に、ファンケース2、特に、ガイド部13cを構成する壁面の厚みよりも厚みがある凸部4fが形成される。つまり、この凸部4fは、ガイド部13cを内壁面2a側から軸心側にかけて、ラジアル方向に先端が飛び出るよう構成される。
本構成とすることで、ファン3の回転時にかかるラジアル方向の応力に対して、耐力を有する。
ファンシール4のファン側端部において、内周面4dが内周面4d側から外周面4e側へ傾斜した傾斜部4cが設けられる。ファンシール4がファンケース2に圧入された後、ファンケース2が有するきのこ形アンカー2bの先端部が、傾斜部4cと沿うように曲げられる。本構成により、ファンケース2が、ファンシール4に対して、スラスト方向とラジアル方向の両方向において、カシメ固定される。
図4は、本発明の実施の形態における電動送風機が有するファンケースの要部の正面図である。図5は、図3に示す矢視A方向から見たファンケースの要部の拡大図である。
図4は、開口部13を形成するファンケース2のガイド部13cを、スラスト方向(図1の下方)より見ている。図5は、図3に示すファンケース2が有するガイド部13cを矢印A側から見た状態を示す。
ガイド部13cには、きのこ形アンカー2bが6ヶ所設けられる。きのこ形アンカー2bの個数は、3〜8ヶ所が好ましい。きのこ形アンカー2bの個数が3ヶ所よりも少ないと、ファンシール4を保持する強度が低下する。よって、ファン3が回転する時、ファン3の回転による応力に対する耐力が不足する。その結果、ファン3が回転しているときに、ファンシール4が外れてしまう危険性がある。逆に、きのこ形アンカー2bの個数が8ヶ所よりも多くなると、ガイド部13cの真円度が悪くなる。ガイド部13cの真円度が悪くなると、開口部13の真円度も悪くなる。開口部13の真円度が悪くなると、ファン3とファンシール4のエアータイト性が悪化する。その結果、電動送風機の出力は低下する。
図6は、本発明の実施の形態における電動送風機が有するファンシールの正面図である。図7は、図3に示す矢視B方向から見たファンシールの要部の拡大図である。
図6は、ファンシール4をスラスト方向(図1の下方)より見ている。図7は、図3に示すファンシール4が有する保持部4bを矢印B側から見た状態を示す。
ファンシール4には、保持部4bが設けられる。保持部4bは、一対の凸部4fから成る。一対の凸部4fは、図5に示したきのこ形アンカー2bの両側にある空隙部2dに合致する。ファンシール4には、6箇所の保持部4b設けられる。つまり、ファンシール4には、6箇所の保持部4bが設けられるため、合計12個の凸部4fが設けられる。
きのこ形アンカー2bと保持部4bとの関係について、その具体例を示す。
図7に示す一対の凸部4fの間隔Dは、図5に示すきのこ形アンカー2bのエラ部2eの幅Cよりも0.5mm程度小さい寸法である。
図5に示すきのこ形アンカー2bの根本部分である軸部2fの幅Eは、図7に示す一対の凸部4fの間隔Dよりも0.5mm程度小さい寸法である。
ここで、エラ部2eとは、本発明の実施の形態におけるきのこ形アンカー2bにおいて、係止部が延伸する方向に対して交差する両方向に向かって突出した突起部をいう。また、エラ部2eの幅Cとは、この突起部において、突起部が突出した方向に対する幅寸法をいう。本発明の実施の形態において、幅Cは、3.5mmの長さを有する。間隔Dは、3.0mmの長さを有する。
軸部2fとは、本発明の実施の形態におけるきのこ形アンカー2bにおいて、ファンケース2本体と、この本体から延伸した係止部の先端部分とを連絡する部分をいう。本発明の実施の形態において、幅Eは、2.5mmの長さを有する。
以上の構成を有するファンケース2とファンシール4とが、組み合される。図8から図10を用いて、ファンケース2とファンシール4とが組み合される手順について、説明する。
図8中、矢印Fで示す方向に向かって、一対の凸部4fからなる保持部4bを有するファンシール4が、きのこ形アンカー2bを有するファンケース2に圧入される。
図8から図9に示すように、一対の凸部4fが、きのこ形アンカー2bに圧入される。上述したように、一対の凸部4fの間隔Dは、きのこ形アンカー2bのエラ部2eの幅Cよりも0.5mm程度小さい寸法である。本寸法とすれば、一対の凸部4fが、ファンケース2が有するきのこ形アンカー2bに圧入される。
さらに、図9から図10に示すように、一対の凸部4fが、きのこ形アンカー2bのエラ部2eよりも奥に圧入される。上述したように、軸部2fの幅Eは、一対の凸部4fの間隔Dよりも0.5mm程度小さい寸法である。本寸法とすれば、軸部2fが、一対の凸部4fに嵌合される。軸部2fが、一対の凸部4fに保持される。
嵌合されたファンシール4は、PP(Polypropylene)やPET(Polyethylene terephthalate)など、熱が加わると収縮する特性を有する材料で構成される。このような特性を有する材料で構成されると、つぎの効果を奏する。すなわち、電動送風機が運転されると、電動送風機の内部温度が上昇する。電動送風機の内部温度が上昇すると、ファンシール4が熱により収縮する。ファンシール4が熱により収縮すると、ファンシール4はファンケース2の形状に倣う。換言すれば、ファンシール4の内周面4dとファンケース2の内壁面とは合致する。よって、ファンシール4の内周面4dとファンケース2の内壁面とは、より安定した寸法精度となる。
また、この熱収縮により、ファンシール4が有する保持部4bによる保持力が向上する効果も得られる。
以上、図1から図9を用いて説明したように、本発明の実施の形態における電動送風機は、界磁5と、電機子7と、一対のブラシ9と、ファン3と、エアガイド1と、ファンケース2と、ファンシール4と、を含む。
界磁5は、ブラケット8に保持される。電機子7は、電機子軸21の両端に一対の軸受6を有し、この一対の軸受6により支持される。一対のブラシ9は、ブラケット8に設けられる。ファン3は、電機子軸21の出力側に設けられる。ファン3は、吸気側シュラウド3aを有するとともにこの吸気側シュラウド3aの中央部に吸気孔22を有する。エアガイド1は、ファン3の排気側に配される。ファンケース2は、ファン3とエアガイド1とを覆う。ファンケース2は、吸気孔22に対向する位置に開口部13を有する。ファンシール4は、ファンケース2の内壁面2aと吸気側シュラウド3aの吸気孔側端面3bとの間に設けられる。ファンシール4は、内壁面2aと向かい合う面を内周面4dとする。ファンシール4は、吸気孔側端面3bと向かい合う面を外周面4eとする。開口部13は、複数のきのこ形アンカー2bを有する。ファンシール4は、きのこ形アンカー2bと嵌合する保持部4bを有する。
本構成において、ファンケース2の形状に合致するファンシール4が、きのこ形アンカー2bを有するファンケース2に圧入される。このとき、ファンシール4が有する保持部4bが、ファンケース2が有するきのこ形アンカー2bに圧入される。この結果、きのこ形アンカー2bが、保持部4bに嵌合される。こうして、ファンシール4は、ファンケース2に固定される。
ファンシール4がファンケース2に圧入される構成としたため、ファンシール4がファンケース2に対して保持されるスラスト方向の強度が維持される。
さらに、本発明の実施の形態である電動送風機において、開口部13は、吸気孔側開口端13aと、外側開口端13bと、ガイド部13cと、を備える。
吸気孔側開口端13aは、吸気孔22に向けて開かれている。外側開口端13bは、ファンケース2の外側に向けて開かれている。ガイド部13cは、吸気孔側開口端13aと外側開口端13bとを連絡する。ガイド部13cは、ガイド部13cが延伸するスラスト方向において、吸気孔側開口端13aの周囲に複数のきのこ形アンカー2bを有する。本実施の形態では、特に、ファンケース2が有する吸気孔側開口端13aの先端部分に沿って、複数のきのこ形アンカー2bが形成される。
なお、複数のきのこ形アンカー2bを形成する位置は、吸気孔側開口端13aの先端部分に限定されない。後述する、ファンケース2とファンシール4との間においてエアータイト性を維持できれば、複数のきのこ形アンカー2bを形成する位置は吸気孔側開口端13aの近傍であれば、他の場所でもよい。
本構成とすれば、上記した作用、効果に加え、次の作用、効果を得ることができる。
すなわち、ファンシール4は、ゴムや樹脂などの弾力性を有する材料で構成されるため、ファンケース2の開口部13に沿った形状となる。
具体的には、ファンシール4の内周面4dは、ガイド部13cの外周、つまり、ファンケース2の内壁面2aに沿った形状となる。ファンシール4の内周面4dの背面であるファンシール4の外周面4eも、ファンケース2の内壁面2aに沿った形状となる。この結果、ファンシール4の外周面4eの形状が安定する。よって、吸気側シュラウド3aの吸気孔側端面3bと接触する、或は、吸気側シュラウド3aの吸気孔側端面3bと対向するファンシール4の外周面4eは、安定した同軸度、真円度などの寸法精度を確保できる。
また、本発明の実施の形態である電動送風機において、保持部4bは、次の形状を成す。すなわち、保持部4bは、内周面4d上において、きのこ形アンカー2bを保持する凸部形状である。本実施の形態では、ファンシール4がファンケース2に圧入されたとき、この凸部4fは開口部13の中心へ向けて突出される。
特に、顕著な作用効果を奏するためには、次の関係を有する。凸部4fの厚みであって、この凸部4fが内周面4dから突出した寸法をt1とする。ガイド部13cの厚み寸法をt2とする。t1は、t2よりも大きい寸法とする。
本構成とすれば、ファンシール4の内周面4d上に、ファンケース2、特に、ガイド部13cを構成する壁面の厚みよりも厚みがある凸部4fが形成される。つまり、この凸部4fは、ガイド部13cを内壁面2a側から軸心側にかけて、ラジアル方向に先端が飛び出るよう構成される。
よって、凸部4fは、ファンシール4がファンケース2、特に、ガイド部13cに対して、ラジアル方向の保持強度が維持されるように作用する。
(実施の形態2)
上述した本発明の実施の形態1に加え、特に顕著な作用効果を奏する構成である本発明の実施の形態2について、図11から図13を用いて説明する。
なお、実施の形態1と同じ構成要素については、同一の符号を付与している。実施の形態1と同じ構成要素については、実施の形態1の説明を援用する。
図11は、本発明の実施の形態2における電動送風機が有するファンシールであって、図7に示すファンシールの11−11断面図である。図12は、同電動送風機が有するファンシールであって、図7に示すファンシールの12−12断面図である。図13は、同電動送風機が有するファンケースとファンシールとを組み立てる順序を説明する要部の組立図である。
図7、図12に示すように、保持部4bは、次の形状を成せばよい。すなわち、保持部4bは、一対の凸部4fから成る。図11に示すように、保持部4bは、一対の凸部4f間において、内周面4dが内周面4d側から外周面4e側に向けて傾斜する傾斜部4cを有する。
実施の形態1において、図10を用いて説明したように、ファンシール4は、ファンケース2に圧入される。その後、図13に示すように、ファンシール4が有する傾斜部4cの傾斜面に沿って、きのこ形アンカー2bが傾斜面に沿う角度に曲げられる。すなわち、きのこ形アンカー2bは、傾斜部4cに沿って傾斜する。
本構成により、きのこ形アンカー2bの先端部が、傾斜部4cに沿う角度に曲げられる。きのこ形アンカー2bの先端部は、ファンケース2の本体からきのこ形アンカー2bが延伸する方向に対して交差する両方向に向かって突出する突起部を有する。この突起部が一対の凸部4fと係合するため、ファンケース2はファンシール4にカシメ固定された状態となる。
この結果、きのこ形アンカー2bの先端部と傾斜部4cとを中心として、ファンシール4の内周面4dは、ガイド部13cの外周、つまり、ファンケース2の内壁面2aに沿った形状となる。ファンシール4の内周面4dの背面であるファンシール4の外周面4eも、ファンケース2の内壁面2aに沿った形状となる。この結果、ファンシール4の外周面4eの形状が、実施の形態1で説明した形態よりもさらに安定する。よって、吸気側シュラウド3aの吸気孔側端面3bと接触する、或は、吸気側シュラウド3aの吸気孔側端面3bと対向するファンシール4の外周面4eは、安定した同軸度、真円度などの寸法精度を確保できる。
よって、ファンシール4がファンケース2に対して保持されるため、スラスト方向とラジアル方向の強度がさらに向上する。換言すれば、ファンシール4は、ファンケース2に対して、スラスト方向とラジアル方向の両方向に対してのカシメ固定ができる。
その結果、本発明の実施の形態2における電動送風機は、安定したエアータイト性が確保される。よって、電動送風機の出力が向上する。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施の形態における電動送風機は、直接、ファンシールの内周面がファンケースの内壁面と接するように圧入される。きのこ形アンカーが保持部と係合する。ファンケース2は、ファンシール4にカシメ固定された状態となる。よって、電動送風機は、圧入されたファンシールがファンケースに固定されるため、安定したエアータイト性を確保できる。したがって、電動送風機の出力が向上する。
特に、ファンケースが有するきのこ形アンカーの先端部が、ファンシール4が有する傾斜部に沿って曲げられる。本構成とすれば、よりエアータイト性が向上する。
また、本発明の実施の形態における電動送風機によれば、従来の電動送風機と比べ、シール材の小型化が図れる。さらに、本発明の実施の形態における電動送風機によれば、接着や溶着による固定が不要となり、簡易的な構成で固定ができる。よって、本発明の実施の形態における電動送風機は、安価なシール構成を実現できる。
本発明に係る電動送風機は、安価なシール構成により、ファンとファンケースとの間で安定したエアータイト性を確保できる。本発明に係る電動送風機は、電気掃除機やハンドドライヤーなどの電気機器等に適用できる。
1 エアガイド
2 ファンケース
2a 内壁面
2b きのこ形アンカー
2c 内径面
2d 空隙部
2e エラ部
2f 軸部
3 ファン
3a 吸気側シュラウド
3b 吸気孔側端面
4 ファンシール
4a 外周フラット部
4b 保持部
4c 傾斜部
4d 内周面
4e 外周面
4f 凸部
5 界磁
6 軸受
7 電機子
8 ブラケット
9 ブラシ
10 整流子
13 開口部
13a 吸気孔側開口端
13b 外側開口端
13c ガイド部
21 電機子軸
22 吸気孔

Claims (7)

  1. ブラケットに保持された界磁と、
    電機子軸の両端に一対の軸受を有し、この一対の軸受により支持された電機子と、
    前記ブラケットに設けられた一対のブラシと、
    前記電機子軸の出力側に設けられ、吸気側シュラウドを有するとともにこの吸気側シュラウドの中央部に吸気孔を有するファンと、
    前記ファンの排気側に配されたエアガイドと、
    前記ファンと前記エアガイドとを覆うとともに前記吸気孔に対向する位置に開口部を有するファンケースと、
    前記ファンケースの内壁面と前記吸気側シュラウドの吸気孔側端面との間に設けられ、前記内壁面と向かい合う面を内周面とするとともに前記吸気孔側端面と向かい合う面を外周面とするファンシールとを含み、
    前記開口部は、複数のきのこ形アンカーを有し、
    前記ファンシールは、前記きのこ形アンカーと嵌合する保持部を有する電動送風機。
  2. 前記開口部は、前記吸気孔に向けて開かれた吸気孔側開口端と、前記ファンケースの外側に向けて開かれた外側開口端と、前記吸気孔側開口端と前記外側開口端とを連絡するガイド部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記ガイド部が延伸するスラスト方向において、前記吸気孔側開口端の周囲に前記複数のきのこ形アンカーを有する請求項1に記載の電動送風機。
  3. 前記保持部は、前記内周面上において、前記きのこ形アンカーを保持する凸部である請求項2に記載の電動送風機。
  4. 前記凸部の厚みであって、前記凸部が前記内周面から突出した寸法をt1とし、前記ガイド部の厚み寸法をt2とした場合、t1がt2よりも大きい寸法である請求項3に記載の電動送風機。
  5. 前記保持部は、一対の凸部から成り、前記一対の凸部間において、前記内周面は、前記内周面側から前記外周面側に向けて傾斜する傾斜部を有し、
    前記きのこ形アンカーは、前記傾斜部に沿って傾斜する請求項3に記載の電動送風機。
  6. 前記保持部は、前記内周面上において、前記きのこ形アンカーを保持する凸部である請求項1に記載の電動送風機。
  7. 前記保持部は、一対の凸部から成り、前記一対の凸部間において、前記内周面は、前記内周面側から前記外周面側に向けて傾斜する傾斜部を有し、
    前記きのこ形アンカーは、前記傾斜部に沿って傾斜する請求項6に記載の電動送風機。
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