JP2007113402A - 電動送風機 - Google Patents

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JP2007113402A
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fan
electric blower
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Kenji Kondo
憲司 近藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ファンケースとファンの隙間で発生する送風損失を低減するために、ファンケースにシール剤を塗布する、または成型されたパッキンを設置する方法では、シール部の高さ管理がしにくく、送風効率を更に上げることが困難という問題があった。
【解決手段】ファン2のシール剤5と接触する部分に非粘着層4を形成することにより、送風損失を安定して低減し、効率の高い電動送風機を提供することを可能とする。また、非粘着層4にフッ素樹脂系塗膜を選定することにより、可撓性エポキシ接着剤等の接着強度の強いシール剤を用いることも可能となる。また、非粘着層4としてシリコーン系離型剤等の湿式被膜を用いることにより、安価で効率の高い電動送風機を提供することが可能となり、上記課題を解決したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は電動送風機およびそれを使用した掃除機に関するものである。
従来、電動送風機は、図1に示すように、電動機部に固定された回転軸1と、前記回転軸1に固定された吸気口を有するファン2と、ファン2を覆うように設けられた吸気口を有するファンケース3を備えた構造となっている。
この構成の電動送風機の課題として、ファンケース3とファン2の隙間で発生する送風損失があり、この送風損失を低減することが電動機の効率を上げることに不可欠となっており、送風効率を上げるために、ファンケース3の吸気口周囲にシール剤5を塗布することにより、ファン2との隙間を小さくして効率を上げるような構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ファンケース3の吸気口周囲に柔軟性を持つ成型されたパッキンを設置し、ファンケース3とファン2の隙間を小さくして効率を上げるような構成も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−279799号公報 特開平8−68392号公報
しかしながら、ファンケース3とファン2の隙間で発生する送風損失を低減するために、ファンケース3にシール剤5を塗布したり成型されたパッキンを使用した場合、シール剤5とファン2の隙間を少なくするためにはシールの充填高さ管理が必要であり、シール剤5を使用した場合は、シール剤5の充填量高さと硬化後のシール剤の表面平滑性についての管理、また成型されたパッキンを使用する場合もパッキンの高さ管理が求められる。このようにファンケース3に塗布または取り付けられるシール部品の状態によって大きく送風損失が影響される。シール部品の充填高さが少ない場合は、ファンケース3とファン2の隙間が大きくなり、必要な送風効率が得られず、また、高すぎる場合は、ファン2とシール部品の接触抵抗が大きくなり、シール部品とファン2の接触抵抗の影響で電動機の効率が低下したり運転中にシール部品の削れたカスが発生するという課題があった。また、硬化後のシール剤表面の平滑性が確保できない場合にも、必要な送風効率が得られない、もしくは運転時の接触抵抗の影響により電動機の効率が低下するという課題があった。
更に、シール剤5に縮合反応系シール剤を使用した場合、硬化後のヒケにより、ファンケース3とファン2の隙間が大きくなったり、硬化時に発生する反応生成物の影響で表面に凹凸が発生し、必要な送風効率や電動機の効率が得られないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ファンケース3とファン2の隙間で発生する送風損失を安定して低減し、効率の高い電動送風機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の電動送風機は、あらかじめ、ファン2のシール剤5と接触する部分に非粘着層4を形成し、ファンケース3に塗布された未硬化状態のシール剤4とファン2の非粘着層4とを接触させて硬化させることにより、シール剤5の塗布
条件や硬化後の表面状態及びシール剤の種類が重合反応系の接着剤等に限定されること無く、送風損失を安定して低減し、効率の高い電動送風機を提供することが可能となる。
また、非粘着層4にフッ素樹脂系塗膜を選定することにより、可撓性エポキシ接着剤等の接着強度の強いシール剤を用いることも可能となる。
また、非粘着層4としてシリコーン系離型剤等の湿式被膜を用いることにより、安価でファンケース3とファン2の隙間で発生する送風損失を安定して低減し、効率の高い電動送風機を提供することが可能となり、上記課題を解決したものである。
本発明の電動送風機によれば、ファン2のシール剤5と接触する部分に非粘着層4を形成し、ファンケース3に塗布された未硬化状態のシール剤5とファン2の非粘着層4とを接触させた状態でシール剤5を硬化させることにより、シール剤5の塗布条件や硬化後の表面状態及び接着剤の種類が重合反応系等の接着剤に限定されること無く、送風損失を安定して低減することができる。
また、非粘着層4にフッ素樹脂系塗膜を選定することにより、可撓性エポキシ接着剤等の接着強度の強いシール剤も使用でき、シール剤の選択の幅が広がる。
さらに、非粘着層4としてシリコーン系離型剤等の湿式被膜を選定することにより、安価でファンケースとファンの隙間で発生する送風損失を安定して低減でき、送風効率の高い電動送風機が得られる。
また、シール剤5が硬化した後、熱を加えて、シール剤5を熱収縮させることにより、簡単に非粘着層4とシール剤5の間に隙間を形成し、接触抵抗を下げるためのエージング運転等を行う必要がない、電動送風機が得られる。
ファン2のシール剤5にウレタン系シール剤を用い、接触する部分にフッ素樹脂系の塗装で非粘着層4を形成し、ファンケース3にウレタン系シール剤5を塗布して、未硬化状態のシール剤5とファン2のフッ素塗装部分を接触させた状態でシール剤5を硬化させる。硬化後、80度15分程度の熱を加えることにより、硬化後のウレタン系シール剤5が熱収縮し、フッ素樹脂塗膜で形成された非粘着層4との間に微小な隙間を生み出し、ファンケース3とファン2の隙間がほとんど無く送風効率の高い、またファンケース3ファン2が接触することの無い電動送風機が安易に得ることが可能となる。
以下、本発明の一実施例について、掃除機用電動送風機を例として説明する。
図1において、掃除機用の電動送風機は、回転軸1と前記回転軸1に固定された吸気口を有するファン2とファン2を覆うように設けられた吸気口を有するファンケース3から構成されている。
このファン2の吸気口周辺部分には、非粘着層4としてフッ素系塗装が焼き付け塗装されており、ファンケース3の吸気口周辺部分には、シール剤5としてウレタン系シール剤が充填されており、フッ素塗装面とシール剤5を接触させた状態でシール剤5を硬化させた後は、フッ素塗装面が非粘着特性を有しているため、容易に硬化後のウレタン系シール剤がフッ素塗装面から剥がすことが可能となる。また、硬化後80度の15分の熱を加えることにより、ウレタン系シール剤が熱収縮してフッ素樹脂層と20μm程度の隙間をエ
ージングすることなく形成する。この様に形成されたファンケース3とファン2を用いると、ファンケース3とファン2の隙間を最小限に押さえることが可能となる。従来のシール剤塗布工法や柔軟性を持つ成型されたパッキンを設置する工法の課題であった、シール高さの管理やシール剤表面の平滑性の確保といった要因に左右されることなく、安易にファンケース3とファン2の隙間を小さくして、シール剤5とファン2の接触抵抗による効率低下がなく、ファンケース3とファン2の隙間で発生する送風損失が小さい高効率の電動送風機を供給することが可能となる。
本発明の掃除機等に用いる電動送風機に有用である。
電動送風機の構成図 ファン表面の非粘着層の断面図
符号の説明
1 回転軸
2 ファン
3 ファンケース
4 非粘着層
5 シール剤

Claims (4)

  1. 電動機部に固定された回転軸と、前記回転軸に固定された吸気口を有するファンと、前記ファンを覆うように設けられた吸気口を有するファンケースを備え、前記ファンには非粘着層を処理し、前記ファンケースにはシール剤が塗布されていることを特徴とする電動送風機。
  2. 非粘着層がフッ素樹脂系塗膜であることを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。
  3. 非粘着層が湿式被膜であることを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。
  4. シール剤に熱を加えて熱収縮させ、非粘着層と微小な隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103307020A (zh) * 2013-06-20 2013-09-18 江苏大学 一种离心泵双道浮动式口环密封装置
JPWO2013140723A1 (ja) * 2012-03-21 2015-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動送風機

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