JPH0393874A - フッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法 - Google Patents
フッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法Info
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- JPH0393874A JPH0393874A JP23004889A JP23004889A JPH0393874A JP H0393874 A JPH0393874 A JP H0393874A JP 23004889 A JP23004889 A JP 23004889A JP 23004889 A JP23004889 A JP 23004889A JP H0393874 A JPH0393874 A JP H0393874A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明はフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法に関
する。
する。
［従来の技術及び発明が解決すべき課題コフッ素ゴム及
びシリコーンゴムは離型性が良好で相互接着が極めて困
難な難接着材として知られており、その接着剤としてブ
ライマーと称して各種接着剤が上市されてはいるが各社
各様のノウハウ的なものであって、その有効成分等接着
メカニズムは究明されていない。特に、電子複写機等の
トナ一定着部に搭載される弾性ローラはニップ幅を確保
するために弾力性のあるフッ素ゴムを芯金外周上に形戊
し、さらに最外層にはトナーとの離型戊がよく、通紙性
に優れた摩擦係数の小さいシリコーンゴム層を積層した
ものが多用されているが、これらのフッ素ゴム層とシリ
コーンゴム層との接着性はローラの寿命や、高画質の面
で非常に重要な要素であった。
びシリコーンゴムは離型性が良好で相互接着が極めて困
難な難接着材として知られており、その接着剤としてブ
ライマーと称して各種接着剤が上市されてはいるが各社
各様のノウハウ的なものであって、その有効成分等接着
メカニズムは究明されていない。特に、電子複写機等の
トナ一定着部に搭載される弾性ローラはニップ幅を確保
するために弾力性のあるフッ素ゴムを芯金外周上に形戊
し、さらに最外層にはトナーとの離型戊がよく、通紙性
に優れた摩擦係数の小さいシリコーンゴム層を積層した
ものが多用されているが、これらのフッ素ゴム層とシリ
コーンゴム層との接着性はローラの寿命や、高画質の面
で非常に重要な要素であった。
本発明は上記の点を鑑みなされたちのであって本発明の
目的はフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着を向上させ
るためこれらの接着に有効な接着方法を提供することを
目的とする。
目的はフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着を向上させ
るためこれらの接着に有効な接着方法を提供することを
目的とする。
［課題を解決するための手段コ
上記目的を達成するため、本発明のフッ素ゴムとシリコ
ーンゴムとの接着方法は、フッ素ゴム加硫物表面をアミ
ノ基含有トリアルコキシシラン化合物で処理した後シリ
コーンゴムを被覆硬化するものである。
ーンゴムとの接着方法は、フッ素ゴム加硫物表面をアミ
ノ基含有トリアルコキシシラン化合物で処理した後シリ
コーンゴムを被覆硬化するものである。
以下、本発明の各構或について説明する。
フッ素ゴムは、フッ素原子含有のゴム状物質であって、
フッ化ビニリデン系、テトラフルオロエチレンープロピ
レン系、テトラフルオ口エチレンーベルフルオロメチル
ビニルエーテル系、テトラフルオ口エチレンーペルフル
オロメチルビニルエーテル系、フルオロシリコーン系、
フルオロホスファゼン系等であって、加圧、加熱して加
硫硬化したものである。接着時は表面を脱脂洗浄した方
が接着効果は大きい。
フッ化ビニリデン系、テトラフルオロエチレンープロピ
レン系、テトラフルオ口エチレンーベルフルオロメチル
ビニルエーテル系、テトラフルオ口エチレンーペルフル
オロメチルビニルエーテル系、フルオロシリコーン系、
フルオロホスファゼン系等であって、加圧、加熱して加
硫硬化したものである。接着時は表面を脱脂洗浄した方
が接着効果は大きい。
上記のフッ素ゴムに接着されるシリコーンゴムは、オル
ガノポリシロキサンに無機充填剤、硬化剤を混合したも
のであり、加熱あるいは常温で硬化剤により架橋するも
のである。オルガノポリシロキシサンは一般に有機基の
９０％以上はメチル裁であるが、水素原子、フェニル基
、ビニル裁、アリル基等を有するものでもよく、常温で
液体である縮合反応型常温硬化型（ＲＴＶ）シリコーン
ゴム、付加反応型（ＬＴＶ）シリコーンゴム、常温で固
体の熱加硫型（ＨＴＶ）シリコーンゴム等があるが、本
発明においては特に硬化剤含有ＲＴ■シリコーンゴムが
有効である。
ガノポリシロキサンに無機充填剤、硬化剤を混合したも
のであり、加熱あるいは常温で硬化剤により架橋するも
のである。オルガノポリシロキシサンは一般に有機基の
９０％以上はメチル裁であるが、水素原子、フェニル基
、ビニル裁、アリル基等を有するものでもよく、常温で
液体である縮合反応型常温硬化型（ＲＴＶ）シリコーン
ゴム、付加反応型（ＬＴＶ）シリコーンゴム、常温で固
体の熱加硫型（ＨＴＶ）シリコーンゴム等があるが、本
発明においては特に硬化剤含有ＲＴ■シリコーンゴムが
有効である。
フッ素ゴムとシリコーンゴムを接着するのに使用される
本発明の特徴であるアミノ丞含有トリアルコキシシラン
は、例えばｒ−アミノプ口ピルトリエトキシシラン（Ｈ
２ＮＣ３Ｈ６Ｓ ｉ （ＯＣ２Ｈ５）３）、Ｎ−β（
アミノエチル）ｒ−アミノプロピルトリメトキシシラン
（Ｈ ２Ｎ Ｃ ２Ｈ ４Ｎ Ｉ■Ｃ ３Ｈ ６Ｓ ｉ
（ＯＣＨａ） ３）である。これらは少なくとも１
つのアミノ基一Ｎ Ｈ ２を含み、３つのアルコキシ基
一ＯＲを有するシラン化合物である。ここでアミノ基を
含有しないトリアルコキシシラン化合物を接着剤として
使用すると、剥離強度が低下し、またアミノ基を含有し
てもアルコキシ乱が３つ未満のものでは満足な剥離強度
が得られない。アミノ基はフッ素ゴムとの相互結合に関
係し、３つのアルコキシ基のうち２つは接着剤同士の結
合に関与し、他の１つがシリコーンゴムとの結合に寄与
するものと考えられる。
本発明の特徴であるアミノ丞含有トリアルコキシシラン
は、例えばｒ−アミノプ口ピルトリエトキシシラン（Ｈ
２ＮＣ３Ｈ６Ｓ ｉ （ＯＣ２Ｈ５）３）、Ｎ−β（
アミノエチル）ｒ−アミノプロピルトリメトキシシラン
（Ｈ ２Ｎ Ｃ ２Ｈ ４Ｎ Ｉ■Ｃ ３Ｈ ６Ｓ ｉ
（ＯＣＨａ） ３）である。これらは少なくとも１
つのアミノ基一Ｎ Ｈ ２を含み、３つのアルコキシ基
一ＯＲを有するシラン化合物である。ここでアミノ基を
含有しないトリアルコキシシラン化合物を接着剤として
使用すると、剥離強度が低下し、またアミノ基を含有し
てもアルコキシ乱が３つ未満のものでは満足な剥離強度
が得られない。アミノ基はフッ素ゴムとの相互結合に関
係し、３つのアルコキシ基のうち２つは接着剤同士の結
合に関与し、他の１つがシリコーンゴムとの結合に寄与
するものと考えられる。
上記説明のフッ素ゴムとシリコーンゴムを接着する方法
は、加熱硬化して成形されたフッ素ゴムの表面を脱脂、
洗浄後、アミノ基含有トリアルコキシシランのアルコー
ル等の揮発性溶剤溶液をフッ素ゴム表面に塗布する。そ
の表面に硬化剤含有のＲＴＶシリコーンゴムを塗布し、
常温で硬化させる。このようにして接着させたフッ素ゴ
ムとシリコーンゴムの接着力は基材の分子凝集力より強
く、剥離試験において基材破壊が生じる程強いものであ
る。
は、加熱硬化して成形されたフッ素ゴムの表面を脱脂、
洗浄後、アミノ基含有トリアルコキシシランのアルコー
ル等の揮発性溶剤溶液をフッ素ゴム表面に塗布する。そ
の表面に硬化剤含有のＲＴＶシリコーンゴムを塗布し、
常温で硬化させる。このようにして接着させたフッ素ゴ
ムとシリコーンゴムの接着力は基材の分子凝集力より強
く、剥離試験において基材破壊が生じる程強いものであ
る。
［作用コ
本発明のフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法は、
加硫成型したフッ素ゴムの表面に少なくとも１つのアミ
ノ基と３つのアルコキシ基を有するシラン化合物を塗布
し、その後、シリコーンゴムを被覆した後シリコーンゴ
ムを加硫すると同時にフッ素ゴムとの接着を行なうもの
である。アミノ基含有トリアルコキシシラン化合物をカ
ップリング剤として使用することにより、従来困難であ
ったフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着を堅牢にしか
も簡単に行なうことができる。
加硫成型したフッ素ゴムの表面に少なくとも１つのアミ
ノ基と３つのアルコキシ基を有するシラン化合物を塗布
し、その後、シリコーンゴムを被覆した後シリコーンゴ
ムを加硫すると同時にフッ素ゴムとの接着を行なうもの
である。アミノ基含有トリアルコキシシラン化合物をカ
ップリング剤として使用することにより、従来困難であ
ったフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着を堅牢にしか
も簡単に行なうことができる。
［実施例コ
被着体としてフッ素ゴム（商品名ＧＦ７２、旭硝子（掬
社製）の加硫物表面をエタノールで脱脂、洗浄後、ｒ−
アミノプ口ビルトリエトキシシラン及びＮ−β（アミノ
エチル）ｒ−アミノプロピルトリメトキシシランの１０
％エタノール溶液を塗布し、風乾後硬化剤含有ＲＴＶシ
リコーンゴム（商品名Ｘ−３１−６０８Ｔ，信越化学工
業（巾社製）を被着して常摩で硬化させ、図に示すよう
にＲＴＶシリコーンゴムの剥離試験を行なった。結果を
表に示す。
社製）の加硫物表面をエタノールで脱脂、洗浄後、ｒ−
アミノプ口ビルトリエトキシシラン及びＮ−β（アミノ
エチル）ｒ−アミノプロピルトリメトキシシランの１０
％エタノール溶液を塗布し、風乾後硬化剤含有ＲＴＶシ
リコーンゴム（商品名Ｘ−３１−６０８Ｔ，信越化学工
業（巾社製）を被着して常摩で硬化させ、図に示すよう
にＲＴＶシリコーンゴムの剥離試験を行なった。結果を
表に示す。
比較例としてアミノ基を含有しても２つのアルコキシ基
を有するＮ−β（アミノエチル）ｒ−アミノブロピルメ
チルジメトキシシランと、アミノ基を含有しないトリア
ルコキシシラン化合物のビニルトリス（βメトキシエト
キシ）シラン及びビニルトリエトキシシランを接着剤と
して実施例と同様のフッ素ゴム及びシリコーンゴムの接
着を行ない剥離試験を行なった。結果を同表に示す。
を有するＮ−β（アミノエチル）ｒ−アミノブロピルメ
チルジメトキシシランと、アミノ基を含有しないトリア
ルコキシシラン化合物のビニルトリス（βメトキシエト
キシ）シラン及びビニルトリエトキシシランを接着剤と
して実施例と同様のフッ素ゴム及びシリコーンゴムの接
着を行ない剥離試験を行なった。結果を同表に示す。
以下余白
［発明の効果コ
以」二の説明からも明らかなように、本発明のフッ素ゴ
ムとシリコーンゴムとの接着方法によれば、アミノ基含
有のトリアルコキシシラン化合物をフッ素ゴム加硫物の
表面に塗布した後シリコーンゴムを彼着し、常温で加硫
を行なうため、フッ素ゴムとシリコーンゴムの強固な接
着が簡単に得られる。フッ素ゴムとシリコーンゴムの接
着の機構が判明され、より確実な接着を行なうことがで
きる。
ムとシリコーンゴムとの接着方法によれば、アミノ基含
有のトリアルコキシシラン化合物をフッ素ゴム加硫物の
表面に塗布した後シリコーンゴムを彼着し、常温で加硫
を行なうため、フッ素ゴムとシリコーンゴムの強固な接
着が簡単に得られる。フッ素ゴムとシリコーンゴムの接
着の機構が判明され、より確実な接着を行なうことがで
きる。
図は本発明のフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方怯
を実施した時の剥離試験の説明図で・ある。 一シリコンコム アミノｈｑ＊トリアルコキンシラン ＼フッソコム −５３５−
を実施した時の剥離試験の説明図で・ある。 一シリコンコム アミノｈｑ＊トリアルコキンシラン ＼フッソコム −５３５−
Claims (1)
- フッ素ゴム加硫物表面をアミノ基含有トリアルコキシシ
ラン化合物で処理した後シリコーンゴムを加硫接着する
ことを特徴とするフッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23004889A JPH0393874A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | フッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23004889A JPH0393874A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | フッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0393874A true JPH0393874A (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=16901747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23004889A Pending JPH0393874A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | フッ素ゴムとシリコーンゴムとの接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0393874A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002094911A2 (en) * | 2001-05-21 | 2002-11-28 | 3M Innovative Properties Company | Flouropolymer bonding |
| WO2006120186A1 (en) * | 2005-05-10 | 2006-11-16 | Dow Corning Corporation | Adhesion of fluorosilicone rubber |
| US7485371B2 (en) | 2004-04-16 | 2009-02-03 | 3M Innovative Properties Company | Bonding compositions |
| US7745545B2 (en) | 2001-05-21 | 2010-06-29 | 3M Innovative Properties Company | Bonding compositions |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP23004889A patent/JPH0393874A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002094911A2 (en) * | 2001-05-21 | 2002-11-28 | 3M Innovative Properties Company | Flouropolymer bonding |
| WO2002094911A3 (en) * | 2001-05-21 | 2003-03-13 | 3M Innovative Properties Co | Flouropolymer bonding |
| US6753087B2 (en) | 2001-05-21 | 2004-06-22 | 3M Innovative Properties Company | Fluoropolymer bonding |
| CN1303134C (zh) * | 2001-05-21 | 2007-03-07 | 3M创新有限公司 | 含氟聚合物粘合 |
| US7745545B2 (en) | 2001-05-21 | 2010-06-29 | 3M Innovative Properties Company | Bonding compositions |
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| US7799387B2 (en) | 2005-05-10 | 2010-09-21 | Dow Corning Corporation | Adhesion of fluorosilicone rubber |
| EA016200B1 (ru) * | 2005-05-10 | 2012-03-30 | Дау Корнинг Корпорейшн | Способ склеивания слоя фторсиликонового каучука со слоем силиконового либо фторсиликонового каучука |
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