JPS5883878A - 非粘着導電性弾性体ロ−ル - Google Patents

非粘着導電性弾性体ロ−ル

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JPS5883878A
JPS5883878A JP18275681A JP18275681A JPS5883878A JP S5883878 A JPS5883878 A JP S5883878A JP 18275681 A JP18275681 A JP 18275681A JP 18275681 A JP18275681 A JP 18275681A JP S5883878 A JPS5883878 A JP S5883878A
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fluororubber
roll
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roll according
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Tatsushiro Yoshimura
吉村 達四郎
Tsutomu Terada
寺田 勉
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
Daikin Kogyo Co Ltd
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    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
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    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非粘着導電性弾性体ロールに関し、さらに詳し
くは静電気を帯びず、従って塵埃の付着がなり、マた紙
などの被搬送物を反発や付着させない目的に広く適用可
能な非粘着導電性弾性体ロールに関する。
例えば、乾式静電゛印刷において、被印刷物上に形成さ
れたトナー画像は、最終的に定着ロールによって被印刷
物に融着、定着され、印刷物が得られる。従来、この種
の定着ロールとして、金属ロールの外周表面にフッ素ゴ
ム、シリコーンゴムなどの耐熱性ゴム層を設けた弾性体
ロールが使用されているが、融着トナーがロールに付着
しやすく、印刷物の画像が不鮮明になるため、融着トナ
ーに対して離形性の良い定着ロールが要求されている。
かかる要求を満たすために、金属ロールの外周表面にポ
リテトラフルオロエチレン(J2を下、rP′r F 
E Jと略す。)層を設けた定着ロール、金属ロールの
外周表面に前記のゴム層を介してさらにその上にP’r
FElを設けた定着ロールなどが提案されている。これ
らの定着ロールは融着トナーの離形性については十分満
足できるものであるが、前者のロールでは弾性が少ない
ため、被印刷物の送り性が悪く、また不均一な加圧印加
となり、極部的なロール面の摩耗が起る。また、PTF
E固有の非粘着性のため、PTFE層がロール本体から
剥離しやすい。後者の定着ロールでは、PTFE固有の
非粘着性に加え、前記ゴム層へPTFEを接着加工する
際の高温(328℃以上)によるゴム層からの揮発物の
発生に起因したゴム層とPTFE層との密着性不良やゴ
ムとPTFEの弾性率の相違により生じる使用時の両層
間の歪が原因となってゴム層とPTFE層との剥離が生
じやすい。
この様な欠点を解決する為に、フッ素ゴム、・フッ素樹
脂、カップリング剤および液状担体を含んでなるフッ素
ゴム塗料から形成される塗・料層を外周表面上に設けた
ロールが開発されている(特願昭5−6−103813
号明細書)。このロールではロールとの接着性および表
面の非粘着性は著しく改善される。しかし、フッ素ゴム
塗膜自体は1010 Ω−1以上の体積固有抵抗値番有
しているので電気絶縁体であり、従って静電気を帯びや
すく、塗膜表面が塵埃で汚染されやすい。しかもこのロ
ールを複写機などに用いると帯電によるコピー用紙かト
ナーの反発や付着による異常をまねく。
この様な帯電に゛よるトラブルを防止する為には、塗膜
の体積固有抵抗値を1089−〇以下にする必要がある
本発明者らは、かかる知見をもとに検討を重ねた結果、
本発明を完成したものであって、本発明の要旨は、ロー
ルの外周表面基こフッ素ゴム、フッ素樹脂、カシプリン
グ剤、導電性物質および液状担体を含んでなるフッ素ゴ
ム塗料を塗布、硬化してなる被覆層を設けたことを特徴
とする非粘着導電性弾性体ロールに存する。
本実明番ζおいて、特定量のフッ素樹脂の配合により得
られたフッ素ゴム塗膜が基材との接着性および機械的性
質を実質上損なうことなくその表面にすぐれた非粘着性
を付与できるのは、それ自体非粘着性を有す6フツ素樹
脂が意外にもフッ素ゴム塗膜の表面に集まるため、基材
との接着性および塗膜の機械的性質に悪影響を与えるこ
とな〜く、フッ素樹脂の前記性能がフッ素ゴムの塗膜表
面において効果的に発揮されるものと考えられる。
我々の研究によれば、た1とえば300℃で30分間硬
化した膜厚50μの塗膜表面と、基材との接着面とにお
けるフッ素含有量を螢光X線分析により測定すると、後
者に対し前者が約1.5倍量を示すことを確認しており
、硬化温度が高い程、後者に対する前者の比率が増加す
る傾向を示す。
本発明で使用するフッ素ゴムは高度にフッ素化された弾
性状の共重合体であって、就中好ましいフッ素コムとし
ては通常40〜85モル%のビニリデンフルオライドと
これと共重合しうる少くとも一種の他のフッ素含有エチ
レン性不飽和単量体との弾性状共重合体が挙げられる。
また、フッ素ゴムとしてポリマー鎖にヨウ素を含むフッ
素ゴムも好ましく使用できる。このヨウ素を含むフッ素
ゴムは例えばポリマー鎖末端に、0.001〜10重・
量%、好ましくは0.01〜5重量%のヨウ素を結合し
、前記と同じ40〜85モル%のビ、ニリデンフルオラ
イドとこれと共重合しうる少(とも一種の他の)・ツ素
含有エチレノ性不飽和単量体とからなる弾性状共重合体
を主組成とするフッ素ゴム(特開昭52−40543号
参照)である。ここにビニリデンフルオライドと共重合
して弾性状共重合体を与える他のフッ素含有エチレン性
不飽和単量体としてはへキサフルオロプロピレン、ペン
タフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、トリフ
ルオロクロ、ロエチレノ、テトラフルオロエチレン、ビ
ニルフルオライド、パーフルオロ(メチルビニルエーテ
ル)、パーフルオロ(エチルビニルエーテル)、パーフ
ルオロ(クロビルビニルエーテル)などが代表的なもの
として例示される。
特に望ましいフッ素ゴムはビニリデンフルオライド/ヘ
キサフルオロプロピレン二元弾性状共重合体およびビニ
リデンフルオライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサ
フルオロプロピレン三元弾性状共重合体である。
本発明で用いるフッ素樹脂としてはポリテトラフルオロ
エチレン、テトラフルオロエチレンおよびこれと共重合
可能゛な少くとも1種の他のエチレン性不飽和単量体(
例えばエチレン、プロピレンなどのオレフィン類、ヘキ
サフルオロプロピレン、ビニリデンフルオライド、クロ
ロトリフルオロエチレン、ビニルフルオライドなどのハ
ロゲン化オレフィン類、バーフルオロアルキルビニルエ
ーテル類など)との共重合体、ポリクロロトリフルオロ
エチレン、ポリビニリデンフルオライドなどが挙げられ
る。就中、好ましいフッ素樹脂はポリテトラフルオロエ
チレン、テトラブルオロエチレンとへキサフルオロプロ
ピレン、パーフルオロメチルビニルエーテル、パーフル
オロエチルビニルエーテルおよびパーフルオロプロピル
ビニルエーテルの少くとも1種(通常テトラブルオロエ
チレンに対し40モル%以下含まれる−)との共重合体
である。
本発明においてカップリング剤ξは、有機素材と無機素
材の界面に作用し、化学的結合または物理的結合により
画素材間に強固なブリッジを形成させる化合物をいい、
通常ケイ素、チタン、ジルコニウム、ハ゛フニウム、ト
リウム、スズ、アルミニウムまたはマグネシウムの化合
物であって、有機素材と無機素材とを結合しつる基を有
する化合物である。これらカップリング剤のうら、好ま
しいものはシランカップリング剤および周期表第■族遷
移元素(たとえばチタンまたはジルコニウムなど)のオ
ルト酸エステルおよびその誘導体であり、就中アミノシ
ラン化合物が最も好ましい。
シランカップリング剤としては例えば一般式:%式% 〔式中、K は塩素原子、アミノ基、アミノアルキル基
、ウレイド基、グリシドオキシ基、エポキシシクロヘキ
シル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ
基、メルカプト基及びビニル基から選ばれた少なくとも
1種の官能性原子または基を有する炭素数1〜10のア
ルキル基またはビニル基 R2及びR3は・それぞれ塩
素原子、水酸基、炭素数1〜10のアルコキノジ基、炭
素数2〜15のアルコキシ置換アルコキシ基、炭素数2
〜4のヒト−キシアルキルオキシ基および炭素数2〜1
5のアシルオキシ基から選ばれた原子または基、3は0
.1または2を表わす。〕で示されるシラン化合物を挙
げることができる。
R1は官能性置換基をもったアルキル基であって、その
好適な例を挙げると、β−アミノエチル基、r−アミノ
プロピル基、N−(β−アミノエチル)−r−アミノプ
ロピル基、r−ウレイドグロピル基、r−グリシドオキ
シプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)エチル基、r−アクリロイルオキシプロピル基、r−
メタクリロイルオキシプロピル基、r−メルカプトグロ
ピル基、β−クロロエチル基、r−クロロプロピル基、
r−ビニルプロピル基など養例示でキル。
またR1はビニル基であっても、よい。
好適に用いられる上記シラン化合物の具体例としては例
えばr−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−
アミノエチル−r−アミノプロピルトリメトキシシラン
、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、r−グリ
シドキシグロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメチルシラン、r
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、r−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、r−クロロプロ
ピルトリメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシ
エトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリクロロシラン、ビニルトリアセトキシシラン、N−
(トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン、N
−β−アミノエチルづ−アミノプロピルメチルジメトキ
シビラン、β−アミノエチル−β−アミノエチル−r−
アミノプロピルトリメトキシシラン等を挙げることがで
きる。これらシランカップリング剤の中でも、アミノシ
デン化合物、ンとえばr−アミツブいう)、N−β−ア
ミノエチル−r−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−(トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン
、N−β−アミノエチル−r−アミノクロピルメ半ルジ
メトキシシラン、r−ウレイドプロピルトリエトキシシ
ラン、β−アミノエチル−β−アミノエチル−r−アミ
ノプロピルトリメトキシシランなどの化合物はフッ素ゴ
ムの加硫剤−と、しての機能を果すと共に、基材との接
着性の向上iど□も大きく寄与し、さらに液状担体に対
しても安全に用いられるので特に好ましい。
チタン、ジルコニウム、ハフニウムおよヒトリウムの化
合物としては、たとえば一般式:%式%) 〔式中、Tはチタン、ジルコニウム、ハフニウムまたは
トリウム、kはアルキル基、シクロアルキル基またはア
リール基を表わす。〕 で示されるオルト酸エステルおよびこれに少くとも1個
の官能基を有する化合物の1種以上を反応させて得られ
る誘導体を挙げることができる。上記少なくとも1個の
官能基を有する化合物としては例えばグリセリン、エチ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブ
タンジオール、ヘキシレングリコール、オクチレノグリ
コー1ノになどの多価アルコール類、サリチルアルデヒ
ド、グルコースなどのオキジアルデヒド類、ジアセトン
アルコール、フラクトースなどのオキシケトン類、グリ
コーノに酸、乳酸、ジオキシマレイン酸、クエン酸など
のオキシカルボン酸類、ジアセチルアセトンなどのジケ
トン類、アセト酢酸などのケトン酸類、アセト酢酸エチ
ルなどのケトン酸のエステル類、トリエタノールアミン
、ジェタノールアミンなどのオキシアミン類、゛カテコ
ール、ピロガロール化合物などが使用可能 である。              □゛rがチタン
の場合の具体的な化合物を例示すればチタン酸テトラア
ルキル(たとえばチタン酸テトラエチル、チタン酸テト
ライソプロピル、チタン酸テトラエチル)、゛チタン酸
テトラエ〜チレノグリコール、チタン酸号すエタノーノ
げミン、チタニウムアセチルアセトネート、イソプロピ
ルトリオクタノイルチタネート、インプロピルトリメタ
クリルチタネート、インプロピルトリアクリルチタネー
ト、イソプロピルトリ(ブチル、エチレンずイロホスフ
エート)チタネート、テトライソプロビルジ(ジラウリ
ルホスファイト)チタネート、ジメタクリルオキシアセ
テートチタネート、ジアクリルオキシアセテートチタネ
ート、ジー(ジオクチルホスフェート)エチレンチタネ
ートなどが′挙げられる。
ジルコニウム化合物として、は上記チタン化合物と同様
の化合物を用いることができる。具体例としては、テト
ラエチルジルコネ、−トおよびテトラブチルジルコネー
トなどのテトラアルキルジルコネート、n−プロピルジ
ルコネート、インプロピルジルコネート、n−ブチルジ
ルコネート、インブチルジルコネート、ジルコニウムア
セチルアセトネートなどが挙げられる。
ハフニウムおよびトリウムの化合物としてはチタンおよ
びジルコニウムと同様の化合物を用いることができる。
スズの化合物としてC?有機または無機の化合物、たと
えばS n C1aなどを用いることができる。
アルミニウムの化合物としてはアルミニウムイソプロピ
レート、モノ5eC1−ブトキシアルミニウムジイソプ
ロピレート、アルミニウム5ec−ブチレート、エチル
アセトアセテートアルミニウムジイソプロピレートおよ
びアルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)など
が例示できる。
マグネシウム化合物として4よマグネシウムメチレート
およ′びマグネシウムエチレートなどマグネシウムアル
ユラートが例示できる。
導電性物質としてはカーボン、グラファイト、金属およ
び帯電防止剤などの従来から用いられている物質が使用
でき、たとえばカーボンには導電性カーボン、すなわち
チャンネルブラック、1フアーネスブラツク、サーマル
ブラックなどが包含され、金属には金、銀、銅、アルミ
ニューム、チタンなどが包含され、また帯電防止剤には
アニオン系、ノニオン系、カチオン系および両性系の帯
電防止剤が包含される。
本発明に用いる液状担体は低級ケトン類、低級エステル
類、°環状エーテルなどの有機溶剤、水、および水と水
溶性有機液体との混合物から選ばれ、水溶性有機液体と
してはアルコール類が例示できる。これら液状担体のう
ち、塗装作業性、基材となりうるゴム層を害しないなど
の点から、水が最も鉾ましい。
本発明のフッ素ゴム塗料に含有され乞他の物質としての
無機繊維状物質、、は、フッ素ゴム塗膜の圧縮復元性を
高めるために用いられ、代表的なものとしてガラス繊維
、カーポジ繊維、アスベスト繊維、チタン酸カリウム繊
維などかあ゛げられる。この無機繊維状物質は平均長が
少くとも1μ、好ましくは1〜100μであることが望
ましい。
本発明のフッ素ゴム塗料に所望により添加されるアミン
化合物は、主としてフッ素ゴムの加硫剤としての機能を
果し、また前1記カツプリング剤゛と共に機械的性質を
改良するものであり、・その代表的な化合物を例示する
とエチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ベン
ジルアミン、アリルアミン、n−アミルアミン、エタノ
ールアミンなどのモノアミン類、エチレンジアミン、ト
リメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、3,9−ビス(3−アミノプロピル
) −2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5
〕ウンデカン(以下v−11という)などのジアミン類
、ジエチレントリアミン1.トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミン、1ペンタエチレンヘキサミ
ンなどのポリアミン類が挙げられ就中、2個以上の末端
アミノ基を有するアミン化合物が好ましい。
本発明のフッ素ゴム塗料を調製するには通常、フッ素ゴ
ム、フッ素樹脂および液状担体の混合物に導電性物質、
および顔料、受酸剤、充填剤等を配合しく必要に応じ、
さらに界面活性剤を用いてもよい。)、得られる分散液
にカップリング削および要すればアミン化合物を添加し
て(必要に応じ−)顔料、受酸剤、充填剤などの添加量
を加えてもよい。)常法により充分混合することにより
、−均一なフッ素ゴム塗料とする。
フッ素ゴムとフッ素樹脂の割合は重量で95=5〜35
:65であることが望ましくフッ素樹脂の割合が上記゛
下限より少いときは、目的とする非粘着性および潤滑性
の改良は十分でなく逆に上記上限より多いときは目的と
する厚みの塗膜が得らゝれず、塗膜にクラック※ピンホ
ールが発生しやすい。
導電性物質の添加量は、用いる導電性物質の種類により
変わるが、フッ素ゴム塗膜の体積固有抵挽値がlθ g
−α以下になるのに充分な量を添加すればよい。
カッデーリング剤INjlの添加量は、通常フッ素ゴム
100重量部当たり1〜50重量部、好ましくは1〜2
0重量部である。所望によりアミン化合物を添加した場
合には、カップリング剤とアミン化合物の総和が上記の
値をとる様に配合する。この場合、カップリング剤とア
ミン化合物の割合はモル比でl:99〜99.:1の範
囲から選ばれる。
前記受酸剤としてはフッ素ゴ島の加硫に通常用いられる
ものが同様に使用され、例えば2価金属の酸化物または
水酸化物の1″種または2種以上が用いられる。具体的
にはマグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉛などの酸化物
または水酸化物が例示される。ま、た前記充填剤として
はシリカ、クレー、珪藻土、タルク、カーボンなどが用
いられる。
本発明に係るフッ素ゴム塗料は塗料の通常の塗装法(ハ
ケ塗り、浸漬、吹付けなど)によって基材に塗布または
含浸され、室温〜400℃、好ましくは100〜4oo
T3の温度条件下で適当な時間硬化することによって目
的とするフッ素ゴム塗膜とすることができる。
本発明にかかるフッ素ゴム塗料の膜厚は、ロール本体に
直接塗布するときは10μ以上、ゴム層を介して塗布す
るときは5〜100μの間であることが好ましく、その
膜厚が直接塗布でlOμまたは間接塗布で5μ以下では
弾性不足になるうえ、ロール本体の表面全体にムラが生
じて被膜されない部分が生じたりする危惧がある。この
ようにして得られた本発明のフッ素ゴム塗膜は、フッ素
ゴム本来の性能、たとえば耐熱を1耐候性、耐油性、耐
溶剤性および耐薬品性を有すると同時にロール本体との
接着性およびそれ自体の機械的性質にすぐれており、そ
の表・面に非粘着性および導電性が付与される。
以下、本発明のロールの構成を一面を参照して詳細に説
明する。
第1図に示すゼログラフィー法による静電印刷工程にお
いて、光導電性感光体1はコロナ放電装置2によってそ
の表面が帯電され、ついで露光装置3によって原板4の
映像を感光体lの上に露光させ・て、感光体lに原板4
の静電潜像を形成する。
この静電潜像は、トナー5を付着させて現像され、得ら
れたトナー画像は被印刷物6に転写され、さらに定着ロ
ール7によって熱融着されて被印刷物に定着され、印刷
物8を得る。°前記定着ロール7は、第2図、第3図お
よび第4図番こ示−されるように、金属ロール7aの外
周表面に直接、またはフッ素ゴム層7Cを介して本発明
にかか・る非粘着導電性塗膜7bが被覆されている。
上の説明では、定着ロールを示したが、本発明のロール
は、この他熱可塑性樹脂などの圧延ロール、各種おさえ
ロール、送りロール、乾燥ロールなどに有効に利用でき
る。
次5r−H施例および比較例を示し、本発明のロールを
具体的に説明する。なお、部とあるのは重量部を示す。
実施例1〜5および比較例1 11表に示す割合で各成分を含む下記A液および下記B
液を、A液100部およびB液5部の割合で均一混合し
た後、200メツシユの金銅で戸別精製してフッ素ゴム
水性塗料を調製した。
A液 1) (1)フッ素ゴム水性ディスパージョン(フッ素ゴム含
有量60重量−、ノニオン0S−208を含む。) 2) (2)フッ素樹脂水性ディスパージョン(フッ素樹脂含
有量50重量%、ノニオン■1S−208を含む。) (3)酸化マグネシウム 3) (4)導電性物質 (5)ノニオンI(S−210 (6)水 1態 カッ1+)y−)        40部V−1120
部 水                      40
部注性) ビニ“リデンフルオライド/テトラフルオロ
エチレン/ヘキサフルオロプロピレン弾性状共重合体(
以下、1単にフッ素ゴムという)。
注2)テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(以下、FEPという)。
注3)実施例1〜シでは導電性カーボン・コンダクテツ
クス95−0“(コロンビアカーボン株式会社)を、実
施例3ではフンダクテツクス950とDCB250(日
本黒鉛株式会社)を4:6(重量比)にブレンドしたも
のを使用。
注4)比較例1および実施例1〜3ではA−1100を
、実施例4ではジ−n−ブトキシビス(トリエタノール
アミン)チタネートを、実施例5ではジルコニウムテト
ライソプロポキシド327部および乳酸1・80部を2
5〜50℃で反応させた後、減圧下に蒸留してインプロ
パツールを除去して調製したジルコニウムキレートを使
用。
一方、長さloom、巾50o+、厚さ1fiのアルミ
ニウム板をアセトン洗滌により脱脂した。この脱脂処理
したアルミニウム板面に上記塗料をスプレ1−塗装し、
次いで50〜70℃で10分間乾燥を行い、膜厚30μ
の塗膜を形成し、300℃で10分間にわたって塗膜を
硬′化した。
得られた試験片の塗膜の体積固有抵抗値を°電位降下法
により測定した。結果を第1表に示す。
第1表 上記各実施例のフッ素ゴム塗料を、その外周にフッ素ゴ
ム層を設けた金属ロールの外周表面にスプレー塗装で塗
布した:ノズル径1.0fl、スプレー圧3.0Kf/
d。その結果、スプレー塗装に何ら異常なく、厚さ約3
0μの平滑な塗膜が得られた。
この様にして得られた塗膜付フッ素ゴム層を有する金属
ロールおよび塗膜を有しないフッ素ゴム層を設けた金属
ロールのそれぞれを180℃で5分間加熱し、ピコラス
チックD125(エッソスタンダード石油株式会社製ス
チレン系樹脂) 100部、ピアレス155(コロンビ
ア・リボン・アンド・マニュファクチュアリング社製)
5部およびオイルブラックBW(オリエント化学工業株
式会社製)5部の混合物からなる平均粒子径約15μの
トナーを塗布し、150℃で10秒間融着させ、冷却掻
、°前記トナーの剥離試験を行った。
すなわち、ロール表面にヘラをフッ素ゴム被覆表面に対
して約30°の角度で接触させた状態において1009
の荷重をかけながら、該ロールを表面速度0.3α/秒
で回転させた。そめ結果、塗膜qdけなかったロールで
はトナーの剥離が認められなかったが、本発明の塗膜付
ロールではトナーの完全な剥離が認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図はゼログラフィー法による静電印刷工程の説明図
、第2図は前記工程で使用される本発明に係るロールの
斜視図、第3図および第4図は第2図に示したロールの
それぞれ異った実施態様における表面状台を示す部分拡
大図である。 7・・・定着ロール、7a・・・ロール、7b・・・塗
膜、7C・・・フッ素ゴム層。 特許出願人 ダイキン工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロールの外周表面にフッ素ゴム、フッ素樹脂、カッ
    プリング剤、導電性物質および液状担体を含んでなるフ
    ッ素ゴム塗料を塗布、硬化してなる被覆層を設けたこと
    を特徴とする非粘着導電性弾性体ロール。 2叡ツ素ゴム塗料に゛含ま、れるフッ素ゴムとフッ素樹
    脂の重量比が95:5〜35 : 65である特許請求
    の範囲第1項記載のロール。 3、フッ素ゴム塗料に含まれるカップリング剤のフッ素
    ゴムに対する割合が後者100重量部当り前者1〜50
    重量部である特許請求の範囲第1項記載のロール。 ゛4.フッ素プム塗料が脂肪族炭化水素基に直結する少
    なくとも1個の末端ア゛ミノ基を有するアミン化合物を
    更に含有してなる特許請求の範囲第1〜8項のいずれか
    に記載のロール。 5、アミン化合物が少くとも2個の末端アミノ基を有す
    るものである特許請求の範囲第4項記載のロール。 6、カップリング剤とアミン化合物のモル比が1:99
    〜99:1である特許請求の範囲第4項または第5項記
    載のロール。 7、フッ素ゴム塗料に含まれる導電性物質がカーボン、
    グララアイト、金属および帯電防止剤からなる群から選
    ばれたものである特許請求の範囲第1〜6項のいずれか
    に記載のロール。 8、フッ素ゴム塗料が更に無機繊維状物質を含有してな
    る特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載のロール
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