JPH08326698A - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
- Publication number
- JPH08326698A JPH08326698A JP13316395A JP13316395A JPH08326698A JP H08326698 A JPH08326698 A JP H08326698A JP 13316395 A JP13316395 A JP 13316395A JP 13316395 A JP13316395 A JP 13316395A JP H08326698 A JPH08326698 A JP H08326698A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan casing
- fan
- seal member
- fixed
- surely
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ファンケーシング13入り口部内面側に弾性を
有するシール部材15を固定し、遠心ファン11の前面
シュラウドと摺接するように構成する。 【効果】シール部材を弾性を有する材料で形成したため
摩擦損失を増加させることはなく、遠心ファンとの摺接
により確実に循環流を防止でき、送風性能を向上するこ
とができた。
有するシール部材15を固定し、遠心ファン11の前面
シュラウドと摺接するように構成する。 【効果】シール部材を弾性を有する材料で形成したため
摩擦損失を増加させることはなく、遠心ファンとの摺接
により確実に循環流を防止でき、送風性能を向上するこ
とができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心ファンを有する電
動送風機に関する。
動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心ファンの外周出口から吐出した気流
の一部が、遠心ファンの前面シュラウドとファンケーシ
ングの間に流れ込むことによって生じる循環流は、送風
機効率を低下させる要因となっていた。これら循環流を
防止する方法は、特開平3−233194号公報のように良摺
動性の筒状遮断材をファンケーシングの吸込口に設け、
ファン全面シュラウドと略接触状態とした構造とあり遮
断材により循環流が堰き止められ、送風効率が向上する
としている。
の一部が、遠心ファンの前面シュラウドとファンケーシ
ングの間に流れ込むことによって生じる循環流は、送風
機効率を低下させる要因となっていた。これら循環流を
防止する方法は、特開平3−233194号公報のように良摺
動性の筒状遮断材をファンケーシングの吸込口に設け、
ファン全面シュラウドと略接触状態とした構造とあり遮
断材により循環流が堰き止められ、送風効率が向上する
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、筒状に形
成された良摺動性の遮断部材を接着等によりファンケー
シングに固定し、ファンの前面シュラウドに押圧するよ
うに記載されているので使用材料は可撓性でなければな
らないが、可撓性の部品を接着することは作業を困難に
させ、すなわち、接着についても、信頼性を欠いてい
た。また従来例では筒状に形成されているので組立て時
の位置決めの作業がむずかしく、押圧が強すぎて摩擦が
増えたり、逆に隙間ができて循環流が防止出来ない等の
問題があった。
成された良摺動性の遮断部材を接着等によりファンケー
シングに固定し、ファンの前面シュラウドに押圧するよ
うに記載されているので使用材料は可撓性でなければな
らないが、可撓性の部品を接着することは作業を困難に
させ、すなわち、接着についても、信頼性を欠いてい
た。また従来例では筒状に形成されているので組立て時
の位置決めの作業がむずかしく、押圧が強すぎて摩擦が
増えたり、逆に隙間ができて循環流が防止出来ない等の
問題があった。
【0004】本発明の目的は、確実に弾性を有するシー
ル部材を固定して、確実に循環流を防止して、電動送風
機の効率を向上させることにある。
ル部材を固定して、確実に循環流を防止して、電動送風
機の効率を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は弾性を有するシール部材を、ファンケーシング内
面に配設し、ファンケーシングの一部によって、挟持固
定させるようにし、全面シュラウドに摺接するように構
成した。
発明は弾性を有するシール部材を、ファンケーシング内
面に配設し、ファンケーシングの一部によって、挟持固
定させるようにし、全面シュラウドに摺接するように構
成した。
【0006】
【作用】弾性を有するシール部材をファンケーシング内
面に配設し、ファンケーシング自体で挟持固定したので
接着力のばらつきを生じることはなく、また、他の部品
点数を増やすことはなく、確実にシール部材を固定でき
る位置決めができ、ファンシュラウドと確実に接触され
るので、確実に循環流の防止が出来る。
面に配設し、ファンケーシング自体で挟持固定したので
接着力のばらつきを生じることはなく、また、他の部品
点数を増やすことはなく、確実にシール部材を固定でき
る位置決めができ、ファンシュラウドと確実に接触され
るので、確実に循環流の防止が出来る。
【0007】従って、回転数の高い送風機でも摩擦損失
を低く抑えて、前面シュラウドとファンケーシングの間
に発生する循環流を防止して送風機効率を向上させるこ
とが実現出来る。
を低く抑えて、前面シュラウドとファンケーシングの間
に発生する循環流を防止して送風機効率を向上させるこ
とが実現出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、電気掃除機に用いられる電動送風機に適
用した例を示す。
する。図1は、電気掃除機に用いられる電動送風機に適
用した例を示す。
【0009】電動送風機は、ハウジング1とエンドブラ
ケット2が形成され、その内部には各々軸受3に支持構
成された回転子4を有し、シャフト5が送風機側に延び
ている。固定子6はハウジング1に固定させかつ巻線が
必要数巻かれている。回転子4には整流子7が固定さ
れ、ハウジング1にねじ8で位置決め固定されるところ
のブラシ保持器9に内蔵されるカーボンブラシ10が整
流子7の外周面に当接し、電気的に接続する。一方、回
転子4のシャフト5には遠心ファン11が固定されてい
る。さらに、エンドブラケット2外周部にはファンケー
シング13が締結固定されている。また、エンドブラケ
ット2上には遠心ファン11側およびエンドブラケット
2側双方に固定案内翼を有するディフューザ14が構成
されている。遠心ファン11の前シュラウド11a形状
は略円錐形状に形成され、ファンケーシング13の吸込
穴部には円周上に立上りを設け遠心ファン11との前面
シュラウド11aの入口と相対向させ、かつ弾性を有す
るシール部材15を挟持し固定すべく折り返しを形成さ
せている。ファンケーシング13に固定されているシー
ル部材15は遠心ファン11の前面シュラウド11aに
押圧接触させているもので電動送風機回転により常時摺
接するように構成されている。ここでシール部材がない
場合の空気の流れ状態を図1を引用しながら説明する。
遠心ファン11に吸込まれ、加速された気流50は遠心
ファン11外周の出口から吐出され、その外周側に位置
するディフューザ14の固定案内羽根14aによって静
圧に回収された後、エンドブラケット2の風窓2aから
電動機部内へ導かれ、電動機部の内部を冷却しながら通
過して、ハウジング1の孔部1aから外部へ吐き出され
る。ここで、遠心ファン11から吐出された気流の一部
51は固定案内羽根14aに流れず前面シュラウド11
aとファンケーシング13との隙間に流れ込み、循環流
が発生することにより、送風機効率を低下させる。
ケット2が形成され、その内部には各々軸受3に支持構
成された回転子4を有し、シャフト5が送風機側に延び
ている。固定子6はハウジング1に固定させかつ巻線が
必要数巻かれている。回転子4には整流子7が固定さ
れ、ハウジング1にねじ8で位置決め固定されるところ
のブラシ保持器9に内蔵されるカーボンブラシ10が整
流子7の外周面に当接し、電気的に接続する。一方、回
転子4のシャフト5には遠心ファン11が固定されてい
る。さらに、エンドブラケット2外周部にはファンケー
シング13が締結固定されている。また、エンドブラケ
ット2上には遠心ファン11側およびエンドブラケット
2側双方に固定案内翼を有するディフューザ14が構成
されている。遠心ファン11の前シュラウド11a形状
は略円錐形状に形成され、ファンケーシング13の吸込
穴部には円周上に立上りを設け遠心ファン11との前面
シュラウド11aの入口と相対向させ、かつ弾性を有す
るシール部材15を挟持し固定すべく折り返しを形成さ
せている。ファンケーシング13に固定されているシー
ル部材15は遠心ファン11の前面シュラウド11aに
押圧接触させているもので電動送風機回転により常時摺
接するように構成されている。ここでシール部材がない
場合の空気の流れ状態を図1を引用しながら説明する。
遠心ファン11に吸込まれ、加速された気流50は遠心
ファン11外周の出口から吐出され、その外周側に位置
するディフューザ14の固定案内羽根14aによって静
圧に回収された後、エンドブラケット2の風窓2aから
電動機部内へ導かれ、電動機部の内部を冷却しながら通
過して、ハウジング1の孔部1aから外部へ吐き出され
る。ここで、遠心ファン11から吐出された気流の一部
51は固定案内羽根14aに流れず前面シュラウド11
aとファンケーシング13との隙間に流れ込み、循環流
が発生することにより、送風機効率を低下させる。
【0010】図2は遠心ファン11のシュラウド11a
部およびファンケーシング13に固定されているシール
部材15の当接状態図であるが、シール部材15はファ
ンケーシング吸込穴部の立上り部13aにより確実に位
置決めされ、折り返しにより確実に一体固定される。保
持されるものである。
部およびファンケーシング13に固定されているシール
部材15の当接状態図であるが、シール部材15はファ
ンケーシング吸込穴部の立上り部13aにより確実に位
置決めされ、折り返しにより確実に一体固定される。保
持されるものである。
【0011】図3,図4はファンケーシング13の吸込
口部に弾性を有するシール部材15を保持すべく実施例
を示したものでいずれも簡単に遠心ファン11のシュラ
ウド11a部と押圧接触させる位置に確実に固定される
ものであり、さらに確実に保持させるためにカール部1
6及び数個の切り込み17に抑えつける等で固定力を安
定させる。
口部に弾性を有するシール部材15を保持すべく実施例
を示したものでいずれも簡単に遠心ファン11のシュラ
ウド11a部と押圧接触させる位置に確実に固定される
ものであり、さらに確実に保持させるためにカール部1
6及び数個の切り込み17に抑えつける等で固定力を安
定させる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば (1)部品寸法のばらつき又は、作業上のばらつきがあ
っても、確実にシール効果を得ることができ、循環流の
発生を防止することが出来る。
っても、確実にシール効果を得ることができ、循環流の
発生を防止することが出来る。
【0013】(2)電動送風機の運転中、シール部材が
遠心ファンの前面シュラウドに摺接しても弾性を有する
シール部材のため摩擦係数が小さく、また摩擦抵抗がか
からないので、摩擦損失が増加することはない。
遠心ファンの前面シュラウドに摺接しても弾性を有する
シール部材のため摩擦係数が小さく、また摩擦抵抗がか
からないので、摩擦損失が増加することはない。
【0014】(3)部品点数を増やすことなく確実に位
置決め、固定ができるようになる。
置決め、固定ができるようになる。
【図1】本発明の一実施例の電動送風機の断面図。
【図2】送風機部のシール部材の当接状態図。
【図3】他の実施例シール部材の当接状態図。
【図4】他の実施例シール部材の当接状態図。
1…ハウジング、2…エンドブラケット、3…軸受、4
…回転子、5…シャフト、6…固定子、7…整流子、8
…ねじ、9…ブラシ保持器、10…カーボンブラシ、1
1…遠心ファン、12…固定ねじ、13…ファンケーシ
ング、14…ディフューザ、15…シール部材、50…
吸込み気流、51…吐出し一部気流。
…回転子、5…シャフト、6…固定子、7…整流子、8
…ねじ、9…ブラシ保持器、10…カーボンブラシ、1
1…遠心ファン、12…固定ねじ、13…ファンケーシ
ング、14…ディフューザ、15…シール部材、50…
吸込み気流、51…吐出し一部気流。
Claims (2)
- 【請求項1】一端面側が開口した円筒状のハウジング内
に回転子および固定子を収納し、前記端面上にエンドブ
ラケットを配設固定したモータと、前記エンドブラケッ
トを貫通した前記回転子の回転軸に取付けられた遠心フ
ァン、その流路後段側に固定案内羽根を配置し、さらに
それを覆うファンケーシングを有し、前記遠心ファンか
らの吐出気流を前記エンドブラケットの孔部から前記ハ
ウジング内を通して前記モータを冷却する電動送風機に
おいて、前記遠心ファンの前面シュラウド入口に摺設す
る弾性を有するシール部材を、前記ファンケーシングの
内面に設け、前記ファンケーシング自体で挟持固定した
ことを特徴とする電動送風機。 - 【請求項2】請求項1において、前記弾性体シール部材
は、環状に形成されたファンケーシング内径縁に沿って
折り曲げて狭持され前記ファンケーシングの内面に取付
け固定された電動送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13316395A JPH08326698A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13316395A JPH08326698A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 電動送風機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326698A true JPH08326698A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15098169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13316395A Pending JPH08326698A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 電動送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08326698A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103216455A (zh) * | 2012-01-19 | 2013-07-24 | 三星电机株式会社 | 用于真空吸尘器的电机总成 |
EP2829736A1 (en) * | 2012-03-21 | 2015-01-28 | Panasonic Corporation | Electric air blower |
WO2020134730A1 (zh) * | 2018-09-28 | 2020-07-02 | 苏州工业园区星德胜电机有限公司 | 一种高速马达非接触架空式防水结构 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13316395A patent/JPH08326698A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103216455A (zh) * | 2012-01-19 | 2013-07-24 | 三星电机株式会社 | 用于真空吸尘器的电机总成 |
EP2829736A1 (en) * | 2012-03-21 | 2015-01-28 | Panasonic Corporation | Electric air blower |
EP2829736A4 (en) * | 2012-03-21 | 2015-03-11 | Panasonic Corp | ELECTRIC AIR BLOWER |
US9644635B2 (en) | 2012-03-21 | 2017-05-09 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Electric air blower |
WO2020134730A1 (zh) * | 2018-09-28 | 2020-07-02 | 苏州工业园区星德胜电机有限公司 | 一种高速马达非接触架空式防水结构 |
US11349369B2 (en) | 2018-09-28 | 2022-05-31 | Cinderson Tech (Suzhou) Co., Ltd | Non-contact overhead waterproof structure for high-speed motor |
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