JP2002078295A - 電動送風機及び電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及び電気掃除機

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JP2002078295A
JP2002078295A JP2000264275A JP2000264275A JP2002078295A JP 2002078295 A JP2002078295 A JP 2002078295A JP 2000264275 A JP2000264275 A JP 2000264275A JP 2000264275 A JP2000264275 A JP 2000264275A JP 2002078295 A JP2002078295 A JP 2002078295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で異常スパークの発生を抑制できる
電動送風機を得ることにある。 【解決手段】モータフレーム11を貫通して取付けられる
ブラシ装置15を有した整流子モータ部3aと、このモータ
部の回転軸13aに連結されたファンを有するファン部と
を具備する電動送風機を前提とする。モータフレーム11
に開けられたブラシ装置取付け孔23のモータフレームの
軸方向に相対向する孔縁に夫々折り曲げ片24を設ける。
取付け孔23を貫通して位置されたブラシ装置15のフレー
ム挿入部25dを、両折り曲げ片24間に挟んで支持する。
それにより、ブラシ装置15がモータフレーム11の軸方向
に動揺することを抑制し、ブラシ27と整流子13bとの間
での整流を良くすること特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータフレームへ
のブラシ装置の取付け構造を改良した電動送風機、及び
この電動送風機を備える電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機が備える電動送風機の整流子
モータ部は、ブラシ装置を有しており、この装置は、整
流子モータ部のモータフレームに開けられたブラシ装置
取付け孔を貫通して、モータフレームにねじ止めされて
いる。そして、前記取付け孔はブラシ装置が有する絶縁
性ベースのフレーム挿入部に応じた形状に打抜かれてい
る。この取付け孔の孔縁の厚みはモータフレームの板厚
と同じであり、この孔縁でフレーム挿入部を周方向から
支持している。
【0003】ところで、整流子モータ部が有する回転軸
は、これに連結されたファンと反対側の軸端部からスラ
ストばねで付勢されている。このばねのばね力を強大に
すると、回転に対する機械損が過大になるため、スラス
トばねのばね力は適当な値に設定されている。そのた
め、回転軸はスラストばねが撓む範囲で軸方向に若干移
動可能に設けられている。
【0004】そして、前記ファンを有する電動送風機の
ファン部の真空度は、このファン部への空気の入り加減
に依存にするため、電気掃除機での吸塵状態等の変化に
応じて前記真空度が変ることに伴い、前記回転軸が軸方
向に動かされることがある。それに伴い、回転軸に固定
されている整流子にブラシが押付けられているブラシ装
置が、整流子に引き摺られてモータフレームの軸方向に
動かされる。
【0005】この場合、ブラシ装置はモータフレームに
ねじ止めされているとは言え、前記フレーム挿入部の支
持面積は、モータフレームの板厚に等しい厚みの孔縁に
依存しているため、極小であり、しかも、従来において
は以上のような動きを抑制する構成を有していないの
で、ブラシ装置がフレームの軸方向に大きく動揺する可
能性が高い。このような動揺を生じる場合には、ブラシ
と整流子との間での整流が悪くなり、それに伴い異常ス
パークを発生し易くなる。
【0006】又、回転軸に連結されたファンには、少な
からず回転のアンバランスを生じているので、それに基
づく整流子の回転にもアンバランスを生じる。このアン
バランスにより、ブラシ装置のブラシを回転子の周方向
に引き摺る力が不断に変化する。しかし、従来において
は以上のような回転のアンバランスに基づくブラシ装置
の動揺を抑制する構成を有していないので、ブラシ装置
がモータフレームの周方向に大きく動揺する可能性が高
い。このような動揺を生じる場合には、ブラシと整流子
との間での整流が悪くなり、それに伴い異常スパークを
発生し易くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、簡単な構成で異常スパークの発生を抑制で
きる電動送風機及びこれを備えた電気掃除機を得ること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動送風機
は、モータフレームを貫通して取付けられるブラシ装置
を有した整流子モータ部と、このモータ部の回転軸に連
結されたファンを有するファン部とを具備する電動送風
機を前提とする。
【0009】そして、前記課題を解決するために、請求
項1の発明は、前記モータフレームに開けられたブラシ
装置取付け孔の前記モータフレームの軸方向に相対向す
る孔縁に夫々折り曲げ片を設け、これら折り曲げ片間に
前記取付け孔を貫通した前記ブラシ装置のフレーム挿入
部を挟んで支持したことを特徴としている。
【0010】この請求項1の発明においては、ブラシ装
置取付け孔の孔縁に設けた一対の折り曲げ片により、モ
ータフレームの軸方向についてのフレーム挿入部の支持
面積を増やしたから、格別な支持部品を要することな
く、ブラシ装置がモータフレームの軸方向に動揺するこ
とを抑制できる。
【0011】又、同様の課題を解決するために、請求項
2に係る発明の電動送風機は、前記モータフレームに開
けられたブラシ装置取付け孔の前記モータフレームの周
方向に相対向する孔縁のうち、少なくとも前記回転軸の
回転方向前側の孔縁に折り曲げ片を設け、この折り曲げ
片で前記取付け孔を貫通した前記ブラシ装置のフレーム
挿入部を支持したことを特徴としている。
【0012】この請求項2の発明においては、前記のよ
うにブラシ装置取付け孔の孔縁のうちの少なくとも回転
軸の回転方向前側の孔縁に設けた折り曲げ片により、回
転方向について少なくとも前側でのフレーム挿入部の支
持面積を増やしたから、格別な支持部品を要することな
く、ブラシ装置がモータフレームの周方向に動揺するこ
とを抑制できる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
の折り曲げ片の先端に曲げ縁を形成し、この曲げ縁を前
記フレーム挿入部の外面に形成された凹部に挿入して引
掛けたことを特徴としている。
【0014】この請求項3の発明においては、モータフ
レームと一体の折り曲げ片が有する曲げ縁とブラシ装置
のフレーム挿入部が有する凹部とを係合させたから、こ
れらの引っ掛かりにより、ブラシ装置取付け孔に貫通さ
れたブラシ装置が、モータフレームの外部に外れないよ
うに固定できる。
【0015】請求項4に係る発明の電動送風機は、集塵
室を有する掃除機本体と、前記集塵室の下流側に位置し
て前記掃除機本体に内蔵された前記請求項1〜3のうち
のいずれか1項に記載の電動送風機と、前記集塵室の上
流側に位置して前記掃除機本体に設けられた吸込み口に
着脱可能に接続され、かつ、先端部に吸塵口を有する吸
塵手段と、を具備することを特徴としている。
【0016】この請求項4の発明においては、既述のよ
うに格別な支持部品を要することなく、ブラシ装置が有
するフレーム挿入部の支持面積を増やして、ブラシ装置
の動揺を抑制できる電動送風機を備えるから、電動送風
機の寿命が向上されるに伴い、長寿命な電気掃除機を提
供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の第1実施形態を説明する。
【0018】図1に例示されるキャニスタ型の電気掃除
機1は、掃除機本体2と、これに内蔵される電動送風機
3と、吸込んだ空気を掃除機本体2内に導く吸塵手段4
とを具備している。
【0019】移動車輪が取付けられている掃除機本体2
は、その前部には集塵室5を有しているとともに、この
集塵室5の上流側に位置して吸込み口6が設けられてい
る。掃除機本体2内には、集塵室5の下流側、従って掃
除機本体2の後部に位置して電動送風機3が内蔵されて
いる。
【0020】吸塵手段4は、例えば可撓性の吸塵ホース
7と、硬質な延長管8と、吸込み口体9とを備えて構成
されている。吸塵ホース7の一端部7aは吸込み口6に
着脱可能に接続され、吸塵ホース7の他端部はこれに装
着された手元操作部7bで形成されている。この手元操
作部7bのハンドルには各種の操作スイッチ10が取付
けられている。延長管8の一端部は手元操作部7bに着
脱可能に接続され、延長管8の他端部には吸込み口体9
が着脱可能に接続されている。吸塵手段4の先端部をな
す吸込み口体9は、その下面に吸塵口9aを有してい
る。この吸込み口体9には、吸塵口9aに臨んで回転清
掃体(図示しない)が内蔵されているとともに、この清
掃体を回転駆動する清掃体駆動モータ(図示しない)が
内蔵されている。
【0021】この電気掃除機1は、電動送風機3を駆動
することにより、この送風機3に吸込まれる気流を形成
し、それによって、吸塵口9aから被掃除面の塵埃を空
気とともに吸込んで、それを延長管8及び吸塵ホース7
で集塵室5に導き、この集塵室5内の集塵フィルタ(図
示しない)で塵埃を捕捉して掃除をすることができる。
【0022】図2に示されるように電動送風機3は、整
流子モータ部3aと、ファン部3bとを備えて構成され
ている。図2及び図4に示されるように整流子モータ部
3aは、金属製のモータフレーム11と、固定子12
と、回転子13と、一対の軸受14と、一対のブラシ装
置15とを備えている。ファン部3bは、遠心式のファ
ン16と、整流板17と、ファンカバー18とを備えて
いる。
【0023】モータフレーム11は、有底円筒状をな
し、開口縁に径方向外側に張出す環状フランジ11af
を有したフレーム本体11aと、この本体11aの開口
を径方向に横断して取付けられたフレーム端板11bと
から形成されている。このモータフレーム11に、その
フレーム本体11aの内周面との間の軸方向の通気路1
1asを形成して固定子12が内蔵されているととも
に、この固定子12の内側に位置して回転子13が内蔵
されている。回転子13は、回転軸13a及びこの外周
に固定された整流子13bを有しており、回転軸13a
の両端部を夫々フレーム本体11a及びフレーム端板1
1bに対応して取付けられた軸受14に嵌合して回転自
在に支持されている。回転軸13aはフレーム本体11
aに内蔵したスラストばね19によりファン部3b方向
に付勢されている。回転軸13aのファン部3b側の端
部は、フレーム端板11b側の軸受14を貫通してい
る。
【0024】モータフレーム11のフレーム本体11a
の底部側には、図2に一つのみしか図示されないが複数
の排気孔22が開けられており、この通気孔22と前記
通気路11asとは連通している。更にフレーム本体1
1aの底部側周壁には、その周方向に略180度離れて
ブラシ装置取付け孔23(図4参照)が開けられてい
る。これら取付け孔23は矩形の孔であって、後述する
フレーム挿入部25dの大きさに対応した大きさに形成
されている。
【0025】しかも、両ブラシ装置取付け孔23におい
て、モータフレーム11の軸方向に相対向する孔縁の夫
々には、図2〜図4に示されるようにフレーム本体11
aの内側に一体に突出する折り曲げ片24が設けられて
いる。これら一対の折り曲げ片24は、自由状態ではそ
れらの先端側にいくほど互いに近づくように多少傾斜し
て設けるられている。
【0026】図2及び図3に示されるようにブラシ装置
15は、ベース25、ブラシホルダ26、ブラシ27、
端子キャップ28、圧縮コイルばね29、及びピッグテ
ール30を備えている。ベース25は、電気絶縁材料例
えば合成樹脂製であって、ホルダ取付け孔25a及びキ
ャップ取付け孔25bを有しているとともに、これらの
孔25a、25bとは直角となる方向に突出する取付け
凸部25cを有している。この取付け凸部25cを境と
するベース25の一端側部分はフレーム挿入部25dと
して用いられている。フレーム挿入部25dは、前記取
付け孔23を挿通してフレーム本体11a内に位置され
る部分である。
【0027】ブラシホルダ26は両端が開放された金属
製の筒からなり、その一端部をフレーム挿入部25d側
からホルダ取付け孔25aに挿着して設けられている。
このホルダ26の内部にはブラシ27が摺動自在に収容
されている。ブラシ27にはカーボンブラシが使用され
ている。端子キャップ28は、導電性金属板を略L字形
状に折り曲げてなるものであり、図3に示されるように
一片28aをフレーム挿入部25dとは反対側からキャ
ップ取付け孔25bに挿着するとともに、他片28bを
ホルダ取付け孔25bのフレーム挿入部25とは反対側
の開口を塞ぐように配置して設けられている。前記一片
28aと固定子12が有する端子金具12a(図2参
照)とは、ブラシ装置15のモータフレーム11への装
着に伴ってキャップ取付け孔25bに端子金具12aが
入り込むことにより、互いに接して電気的に接続される
ようになっている。
【0028】圧縮コイルばね29は、前記他片28bと
ブラシ27との間に挟まれてホルダ取付け孔25a内に
収容されていて、ブラシ27をブラシホルダ26から突
出する方向に付勢している。更に、ピッグテール30
は、その一端部をブラシ27に埋め込んでいるととも
に、他端部を前記他片28bに半田付け等により接続し
て設けられていて、端子キャップ28とブラシ27との
間を電気的に接続している。
【0029】前記構成のブラシ装置15は、そのフレー
ム挿入部25dを前記ブラシ装置取付け孔23に挿入す
るとともに、それによってフレーム本体11aの外周面
に重なった取付け凸部25cを通るねじ31で、フレー
ム本体11aに装着されている。図3及び図4中32は
フレーム本体11aに設けられているバーリング部付き
のねじ孔を示し、このねじ孔32にねじ31が螺合され
る。以上のブラシ装置15の取付けにおいて、そのフレ
ーム挿入部25bは、前記一対の折り曲げ片24を押し
開くように弾性変形させるものである。それによって、
一対の折り曲げ片24は、互いの間にフレーム挿入部2
5bを挟んで、この挿入部25bをモータフレーム11
の軸方向に支持している。
【0030】又、図2に示されるように前記ファン16
は回転軸13aに連結されている。このファン16とモ
ータフレーム11の環状フランジ11afとの間には整
流板17が配置されている。整流板17は、ファン16
から吐出された気流にディフューザ作用を及ぼして、前
記気流を静圧化しながら前記通気路11asに導くよう
になっている。ファンカバー18は、前記環状フランジ
11afの周縁に嵌合しファン16及び整流板17を覆
ってモータフレーム11に取付けられている。このカバ
ー18の中央部にはファン16の吸込み口と対向する空
気取入口18aが設けられている。
【0031】前記構成の電動送風機3を動作させると、
ファン16の送風作用で空気取入口18aから吸込まれ
てファン16から吐出された空気は、整流板17がその
裏側に有するディフューザ通路17aを経てモータフレ
ーム11内に流入し、このフレーム11内の通気路11
asを通りながら固定子12及びブラシ装置15等を空
冷した後、排気孔22を通ってモータフレーム11の外
に排出される。
【0032】このような送風動作を営む電動送風機3を
備える電気掃除機1の運転中に、その吸込み口6が塞が
れたり、開かれたりして吸塵状態等が変化するに伴い、
ファン部3bへの空気の入り加減が変ることに応じてフ
ァン部3bの真空度が変化して、回転軸13aが軸方向
に動かされる力を受ける。
【0033】しかし、前記構成の電動送風機3は、その
モータフレーム11に開けたブラシ装置取付け孔23の
孔縁に一対の折り曲げ片24を設けて、これら折り曲げ
片24により、モータフレーム11の軸方向についての
ブラシ装置15のフレーム挿入部25dの支持面積を増
やしている。
【0034】そのため、前記真空度の変化に伴いブラシ
装置15がモータフレーム11の軸方向に大きく動揺す
ることを抑制できる。しかも、このようにモータフレー
ム11の軸方向にブラシ装置15が大きく動揺すること
を抑制するための一対の折り曲げ片24は、フレーム本
体11aの一部であるから、格別な支持部品を要するこ
となく、簡単な構成で、前記動揺を抑制できる。したが
って、ブラシ27と整流子13bとの間での整流が良く
なり、異常スパークの発生を抑制できるとともに、この
抑制に伴いブラシ27の温度過昇や異常摩耗が抑制され
るので、電動送風機3の寿命を向上できるものであり、
その結果的として、電気掃除機1の耐久性を向上でき
る。なお、前記折り曲げ片24を設けることは、フレー
ム本体11aの強度を高める上でも有効である。
【0035】図5は本発明の第2実施形態を示してい
る。この実施形態は基本的には前記第1実施形態と同様
な構成であるので、同様構成部分には第1実施形態と同
じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、
以下異なる部分について説明する。第2実施形態が第1
実施形態と異なる部分は、ブラシ装置取付け孔の孔縁に
に設けられる折り曲げ片の位置である。
【0036】すなわち、第2実施形態では、一対のブラ
シ装置取付け孔23におけるモータフレーム11の周方
向に対応する孔縁の夫々に、フレーム本体11a内に突
出する折り曲げ片34a、34bを夫々設けて、これら
の間に前記孔23に挿入されたブラシ装置15のフレー
ム挿入部25dを弾性的に挟んで支持している。図5中
矢印は回転子13の回転方向を示しており、従って、折
り曲げ片34aは回転方向上流側、折り曲げ片34bは
回転方向下流側に位置されている。以上の点以外の構成
は図5に図示されない構成を含めて第1実施形態の電動
送風機及び電気掃除機と同じである。
【0037】この第2実施形態では、ブラシ装置取付け
孔23において回転軸13aの回転方向前側の孔縁及び
回転方向後側の孔縁に夫々設けた折り曲げ片34a、3
4bにより、回転方向についてのフレーム挿入部25d
に対する支持面積を増やしたから、ファンの回転のアン
バランスを原因としてブラシ装置15のブラシ27を回
転子13の周方向に引き摺る力が不断に変化するにも拘
らず、ブラシ装置15がモータフレーム11の周方向に
動揺することを抑制できる。
【0038】このように格別な支持部品を要することな
く、簡単な構成で、前記動揺を抑制できるから、ブラシ
27と整流子13bとの間での整流が良くなり、異常ス
パークの発生を抑制できるとともに、この抑制に伴いブ
ラシ27の温度過昇や異常摩耗が抑制されるので、電動
送風機の寿命を向上できるものであり、その結果的とし
て、電気掃除機の耐久性を向上できる。なお、前記折り
曲げ片34a、34bを設けることは、フレーム本体1
1aの強度を高める上でも有効である。
【0039】又、前記回転のアンバランスによってブラ
シ装置15のブラシ27は、主として回転軸13aの回
転方向に動揺する作用を受けるから、第2実施形態にお
いては、ブラシ装置取付け孔23の孔縁のうち回転軸1
3aの回転方向前側の孔縁にのみ折り曲げ片34aを設
けて、前記回転方向後側の孔縁の折り曲げ片34bは省
略して実施することもできる。
【0040】図6は本発明の第3実施形態を示してい
る。この実施の形態は基本的には前記第1実施形態と同
様な構成であるので、同様構成部分には第1実施形態と
同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略
し、以下異なる部分について説明する。第3実施形態が
第1実施形態と異なる部分は、モータフレームに対する
ブラシ装置の取付け構造である。
【0041】すなわち、第3実施形態では、第1実施形
態で採用したねじ止めに代えて、折り曲げ片24の先端
に曲げ縁24aを形成するとともに、この曲げ縁24a
に対応してフレーム挿入部25dの外面に凹部25eを
形成し、これらを凹凸係合させている。
【0042】それによる引っ掛かりで、ブラシ装置取付
け孔23を貫通してフレーム本体11aに挿入されたブ
ラシ装置15が、モータフレーム11の外部に外れない
ように固定できる。そのため、ブラシ装置15をモータ
フレーム11に固定するためのねじ部品を省略すること
が可能であり、コストダウンを図ることができる。
【0043】又、フレーム挿入部25dの先端には夫々
折り曲げ片24に対応してテーパ25dtが設けてあ
り、それにより前記曲げ縁24aにフレーム挿入部25
dの先端が引っ掛ることを抑制して、フレーム挿入部2
5を適正深さまで円滑に挿入できるようにしてある。以
上の点以外の構成は図6に図示されない構成を含めて第
1実施形態の電動送風機及び電気掃除機と同じである。
【0044】なお、この第3実施形態に示した凹凸係合
によるブラシ装置15の固定構造は、第2実施形態にも
適用できる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】請求項1の発明によれば、ブラシ装置取付
け孔の孔縁に、モータフレームの軸方向にブラシ装置が
動揺することを抑制する一対の折り曲げ片を設けて、ブ
ラシと整流子との間での整流を良くしたから、格別な支
持部品を要することなく簡単な構成で異常スパークの発
生を抑制できる電動送風機を提供できる。
【0047】請求項2の発明によれば、ブラシ装置取付
け孔の孔縁のうちの少なくとも回転軸の回転方向前側の
孔縁に、モータフレームの周方向にブラシ装置が動揺す
ることを抑制する折り曲げ片を設けて、ブラシと整流子
との間での整流を良くしたから、格別な支持部品を要す
ることなく簡単な構成で異常スパークの発生を抑制でき
る電動送風機を提供できる。
【0048】請求項3の発明によれば、折り曲げ片の曲
げ縁とフレーム挿入部の凹部との引っ掛かりにより、ブ
ラシ装置がモータフレームの外部に外れないように固定
したから、ブラシ装置をモータフレームに固定するため
のねじ部品を省略することが可能である。
【0049】請求項4の発明によれば、格別な支持部品
を要することなく、ブラシ装置が有するフレーム挿入部
の支持面積を増やして、ブラシ装置の動揺を抑制できる
電動送風機を備えるから、簡単な構成で異常スパークの
発生を抑制して電動送風機の寿命を向上できるに伴い、
長寿命な電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気掃除機を示す
斜視図。
【図2】図1の電気掃除機が備える電動送風機の一実施
形態を一部断面して示す側面図。
【図3】図2の電動送風機のブラシ装置取付け部分を拡
大して示す断面図。
【図4】図2の電動送風機が備える整流子モータ部を一
部切欠して示す斜視図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る電動送風機が備え
る整流子モータ部を一部切欠して示す斜視図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る電動送風機のブラ
シ装置取付け部分を拡大して示す断面図。
【符号の説明】 1…電気掃除機 2…掃除機本体 3…電動送風機 3a…整流子モータ部 3b…ファン部 4…吸塵手段 5…集塵室 6…吸込み口 9a…吸塵口 11…モータフレーム 13a…回転軸 13b…整流子 15…ブラシ装置 16…ファン 23…ブラシ装置取付け孔 24…折り曲げ片 24a…曲げ縁 25d…フレーム挿入部 25e…凹部 27…ブラシ 34a、34b…折り曲げ片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータフレームを貫通して取付けられる
    ブラシ装置を有した整流子モータ部と、このモータ部の
    回転軸に連結されたファンを有するファン部とを具備す
    る電動送風機において、 前記モータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔の
    前記モータフレームの軸方向に相対向する孔縁に夫々折
    り曲げ片を設け、これら折り曲げ片間に前記取付け孔を
    貫通した前記ブラシ装置のフレーム挿入部を挟んで支持
    したことを特徴とする電動送風機。
  2. 【請求項2】 モータフレームを貫通して取付けられる
    ブラシ装置を有した整流子モータ部と、このモータ部の
    回転軸に連結されたファンを有するファン部とを具備す
    る電動送風機において、 前記モータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔の
    前記モータフレームの周方向に相対向する孔縁のうち、
    少なくとも前記回転軸の回転方向前側の孔縁に折り曲げ
    片を設け、この折り曲げ片で前記取付け孔を貫通した前
    記ブラシ装置のフレーム挿入部を支持したことを特徴と
    する電動送風機。
  3. 【請求項3】 前記折り曲げ片の先端に曲げ縁を形成
    し、この曲げ縁を前記フレーム挿入部の外面に形成され
    た凹部に挿入して引掛けたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の電動送風機。
  4. 【請求項4】 集塵室を有する掃除機本体と、 前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵さ
    れた前記請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電
    動送風機と、 前記集塵室の上流側に位置して前記掃除機本体に設けら
    れた吸込み口に着脱可能に接続され、かつ、先端部に吸
    塵口を有する吸塵手段と、を具備することを特徴とする
    電気掃除機。
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