JP2001045695A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2001045695A
JP2001045695A JP11219252A JP21925299A JP2001045695A JP 2001045695 A JP2001045695 A JP 2001045695A JP 11219252 A JP11219252 A JP 11219252A JP 21925299 A JP21925299 A JP 21925299A JP 2001045695 A JP2001045695 A JP 2001045695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ内部に設けられる固定子および軸受手
段などに塵埃、水分、油分および塩分などが付着しにく
いモータを提供する。 【解決手段】 回転軸11を支持する軸受手段12は、
支持部16内に設けられ、固定子13は、この支持部1
6に外嵌して設けられる。この固定子13および支持部
16が回転子14によって外囲され、回転子14がカバ
ー体8によって外囲される。固定子13は、カバー体8
と回転子13との間の長い通路55を経て、さらに回転
子14の内側に回り込んだ空間に設けられているので、
固定子13までの長い通路55を通過しなければなら
ず、固定子13まで到達しにくく、塵埃などが固定子1
3に付着しにくい。また軸受手段12は、固定子13よ
りもさらに奥側となる支持部16内に設けられているの
で、塵埃などは、軸受手段12まではさらに到達しにく
く、軸受手段12には付着しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ内部に塵
埃、水分、油分および塩分などが侵入しにくい防塵構造
のモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモータとして、ファンモータを例
に説明する。圧縮式冷凍サイクルが採用される冷蔵庫
は、冷媒を圧縮するためのコンプレッサを有しており、
さらにこのコンプレッサを冷却するためのファンモータ
を有している。ファンモータは、モータ本体によって羽
根体を回転駆動し、羽根体の回転によって冷却用の風を
コンプレッサに送ることができる。冷蔵庫は、水分、油
分および塩分などが多く存在する台所に設けられる。さ
らにコンプレッサは、冷蔵庫の背面側に設けられ、冷蔵
庫と壁とに挟まれた塵埃の溜まりやすい空間に配置され
る。したがってファンモータは、塵埃、水分、油分およ
び塩分など(以下、「塵埃、水分、油分および塩分な
ど」を代表して「塵埃など」と記す場合がある)が多く
存在する環境下に配置される。
【0003】このような環境下で用いられるファンモー
タは、塵埃などが内部に侵入すると、内部に設けられる
軸受、永久磁石、コイルを有する固定子、回路基板など
に付着し、発錆、電気的接触不良および軸受における回
転抵抗の増加などの不具合を生じてしまう。このような
不具合の発生を防止するために、上述の環境下で用いら
れるファンモータは、内部に塵埃などが侵入しにくい防
塵構造を有する必要がある。
【0004】防塵構造を有する従来の技術のファンモー
タが、特開平6−261520公報に示される。このフ
ァンモータは、基台に固定されたケース体に一方の軸受
手段が設けられ、この一方の軸受手段によって回転軸を
支持している。基台、ケース体、一方の軸受手段および
回転軸によって形成される空間の外部で回転軸にファン
が設けられている。前記空間に、基台に固定されて固定
子および配線基板が設けられ、固定子に他方の軸受手段
が設けられる。他方の軸受手段は、一方の軸受手段とと
もに回転軸を支持する。また前記空間に、永久磁石が固
定されるヨークが設けられ、回転軸に固定されている。
このようにヨーク、永久磁石、固定子および配線基板
は、空間内に設けられ、塵埃などが付着しにくい防塵構
造となっている。また一方の軸受手段は、ファンによっ
て外側から覆われている。
【0005】また他の従来の技術の電動機の軸受装置
が、特開平6−303736公報に示される。軸受装置
は、基台に固定されたケース体に軸受手段が設けられ、
この軸受手段によって回転軸を支持している。基台、ケ
ース体、一方の軸受手段および回転軸によって形成され
る空間の外部で回転軸にファンが設けられている。前記
空間に、基台に固定されて固定子が設けられ、さらに前
記空間に、回転軸に固定されて永久磁石が設けられてい
る。このように永久磁石および固定子は、空間内に設け
られ、塵埃などが付着しにくい防塵構造となっている。
【0006】さらに他の術来の技術のファンモータが、
特開平9−117092公報に示されている。このファ
ンモータは、ブラケットに設けられる円筒部に軸受が設
けられ、この軸受によって回転軸が支持される。回転軸
のブラケットとは反対側でファンが設けられ、このファ
ンの円筒部の端部が、ブラケットの凹所内に嵌まり込む
ように設けられている。またブラケットには、ファンの
円筒部の前記端部付近の内側にファンに近接して円筒部
材が設けられる。ブラケット、ファンおよび円筒部材に
よって、ファンとブラケットとの間の隙間、およびファ
ンと円筒部とによって外部に連通する空間が形成されて
いる。この空間内に前記軸受が設けられ、基台に固定さ
れて固定子が設けれ、ファンに固定されて回転子が設け
られる。このように軸受、固定子および回転子は、空間
内に設けられ、塵埃などが付着しにくい防塵構造となっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−26152
0公報のファンモータでは、ファンを有するので一方の
軸受手段はそのファンによって覆われているが、ファン
を除いた構成では、一方の軸受手段が外部に露出する構
成となってしまう。したがって一方の軸受手段は、ファ
ンがなければ外部に露出し、ファンを有していてもファ
ンだけで覆われる一重構造であり、この一方の軸受手段
に塵埃などが付着しやすい。
【0008】特開平6−303736公報の軸受装置で
は、軸受手段が外部に露出している。したがってこの軸
受手段に塵埃などが付着しやすい。
【0009】特開平9−117092公報のファンモー
タでは、ファンとブラケットとの間の隙間を小さくして
いるけれども、固定子および回転子は、ファンだけによ
って覆われる構成であり、しかも固定子および回転子が
設けられる空間は、ファンと円筒部材との間の短い長さ
の隙間によって外部に連通している。したがって固定子
および回転子に塵埃などが付着しやすい。
【0010】本発明の目的は、モータ内部に設けられる
固定子および軸受手段などに塵埃、水分、油分および塩
分などが付着しにくいモータを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、板状の基部および基部に立設される筒状の支持部を
有する基台と、基台の支持部に部分的に内挿される回転
軸と、基台の支持部内に保持され、回転軸をその軸線ま
わりに基台に対して回転自在に支持する軸受手段と、基
台の支持部に外嵌されて基台に設けられる固定子と、略
有底筒状であり、底板で回転軸の支持部から露出する部
分に装着され、固定子および支持部を、支持部の放端側
および半径方向外方側から外囲し、固定子との間の磁気
的作用によって、基台に対して回転軸の軸線まわりに回
転する回転子と、略有底筒状であり、筒部の底部とは反
対側の端部で基台の基部に装着され、回転子の底板から
露出する回転軸を遊嵌し、回転子を半径方向外方側およ
び基台の基部とは反対側から外囲するカバー体とを含む
ことを特徴とするモータである。
【0012】本発明に従えば、回転軸を支持する軸受手
段は、基部によって支持部内に設けられ、固定子は、こ
の支持部に外嵌して設けられる。この固定子および支持
部が回転子によって外囲され、さらに回転子がカバー体
によって外囲される。これによって固定子は、カバー体
と回転軸との間の隙間からカバー体と回転子との間の長
い通路を経て、さらに回転子の内側に回り込んだ空間に
設けられているので、塵埃などがカバー体と回転軸との
間の隙間を通過してカバー体内に侵入しても、固定子ま
での長い通路を通過しなければならず、固定子まで到達
しにくく、塵埃などが固定子に付着しにくい。また軸受
手段は、固定子と回転子との間を経た固定子よりもさら
に奥側となる支持部内に設けられているので、塵埃など
は、軸受手段まではさらに到達しにくく、軸受手段には
付着しにくい。したがって固定子の塵埃などが付着する
ことによる電気的接触不良、軸受手段に塵埃などが付着
することによる回転軸の円滑な回転動作不良などを防止
し、固定子と回転子との磁気的作用によって回転子を円
滑に回転し、回転軸を円滑に回転することができる。
【0013】なお、カバー体の底部に遊嵌される回転軸
は、当該モータの出力軸とすることができ、種々の仕事
を行うことができる。
【0014】請求項2記載の本発明は、固定子は、コイ
ルを有し、回転子は、略有底筒状のヨークと、ヨークの
内側にコイルに臨んで近接して設けられる永久磁石とを
有することを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、固定子のコイルには、塵
埃などが付着しにくい構成であるとともに、回転子の永
久磁石は、ヨークの内側に設けられ、したがって永久磁
石は、固定子と同様の奥まった空間に設けられ、固定子
と同様に塵埃が付着しにくい。さらに永久磁石とコイル
とは、近接して設けられ、これによって塵埃のさらに奥
側への侵入を困難にしており、塵埃などが軸受手段にさ
らに付着しにくい。
【0016】請求項3記載の本発明は、略有底筒状であ
り、底部で回転軸の支持部から露出する部分にカバー体
よりも基台の基部とは反対側で装着され、カバー体を基
台の基部とは反対側および半径方向外方側から外囲する
回転台と、回転台に設けられる複数の羽根片とを有する
羽根体を含むことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、回転軸に羽根体が設けら
れ、羽根体を回転することによって送風することができ
る。この羽根体は、その回転台によってカバー体を外囲
し、カバー体と回転軸との隙間は、カバー体と羽根体の
回転台との間の長い通路を経て外部に露出する。このよ
うに回転子が、カバー体と羽根体とによっていわば二重
構造で外囲され、外部空間から固定子までの通路距離を
さらに長くし、回転子に塵埃などがさらに到達しにくく
なる。当然に軸受手段にも塵埃は到達しにくくなる。さ
らに固定子および軸受手段が設けられる空間は、複数回
にわたって屈曲または湾曲する通路を経て外部空間に連
なるので、これによっても塵埃などが到達しにくくなっ
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
ファンモータ1の一部を示す断面図であり、図2は、図
1の上側から見たファンモータ1の平面図である。ファ
ンモータ1は、たとえば従来の技術に関連して述べたよ
うな冷蔵庫のコンプレッサを冷却するために用いられ、
外形が略正方形状のたとえば合成樹脂から成るハウジン
グ2を含む。このハウジング2は、略円形状の空気流路
3が挿通して形成される環状の本体部5と、本体部5の
軸線方向一端部5aから半径方向内方突出する複数の連
結部6とを含む。本体部5には、4つの角部に取付孔2
aがそれぞれ形成されており、たとえば各取付孔2aに
挿通したボルトを冷蔵庫の機体に螺着するなどして、ハ
ウジング2が冷蔵庫の機体に取付けられる。ハウジング
2の空気流路3内に嵌まり込んで、モータ本体7、カバ
ー体8および羽根体9が設けられる。モータ本体7は、
基台10と、回転軸11と、軸受手段12と、固定子1
3と、回転子14とを有する。
【0019】基台10は、板状の基部15および基部1
5に立設される筒状の支持部16を有し、基部15がハ
ウジング2の本体部5の軸線方向一端部5aに配置さ
れ、支持部16が本体部5の軸線方向他端部5bに向け
て突出して配置される。この基台10は、基部15の外
周部がハウジング2の各連結部6に連結され、ハウジン
グ2に固定される。ハウジング2および基台10は、た
とえば合成樹脂によって一体に形成される。
【0020】回転軸11は、基部15によって軸線方向
一端部16aが塞がれる支持部16内に、軸線方向一端
部11aから部分的に内挿され、この軸線方向一端部1
1aが基部15によって軸線方向から支持されている。
軸受手段12は、基台10の支持部16内に保持され、
回転軸11をその軸線L1まわりに基台10に対して回
転自在に支持する。軸受手段12は、1まはた複数のす
べり軸受を有する手段であってもよく、もしくは1また
は複数の球軸受などの転がり軸受を有する手段であって
もよい。
【0021】固定子13は、基台10の支持部16に外
嵌されて基台10に設けられる。この固定子13は、支
持部16に装着固定されるステータコア部17と、ステ
ータコア部17に絶縁部18を介してそれぞれ巻回され
るコイル19とを有する。またモータ本体7は、基台1
0の支持部16に、回転子13よりも基台10の基部1
5寄りで固定される配線基板20を有する。この配線基
板20は、図示しない電源に電気的に接続されるととも
に、各コイル19に電気的に接続され、この配線基板2
0から各コイル19に電流を供給し、各コイル19を励
磁することができる。
【0022】回転子14は、ヨーク22と、永久磁石2
3とを有する。ヨーク22は、磁性材からなり底板24
と、底板24の外周部29に連なる周壁25とを有する
略有底筒状に形成される。底板24は、中央部に取付孔
26が形成される略円板状の内周部27と、内周部27
の最外周部分に連なって内周部27の軸線方向一方側に
屈曲し、この軸線方向一方に向かうにつれて拡開する円
錐台状の中間部28と、中間部28の最外周部分に連な
って半径方向外方に突出する内周部とほぼ平行な円環板
状の外周部29とを有する。周壁25は、円筒状であ
り、外周部29の最外周部分に底板24の内周部27の
軸線方向一方側に屈曲して連なる。永久磁石23は、円
筒状でステータコア部17の外周面に径方向に近接して
設けられる。永久磁石23は、周壁25の半径方向内方
側および底板24の外周部の軸線方向一方側に、したが
ってヨーク22の内側に固定されて設けられる。
【0023】このような回転子14は、取付部材30を
さらに有する。取付部材30は、真鍮からなり、軸線方
向中間部にフランジ31が形成され、軸線方向一方側の
端部に塑性変形可能な薄肉部31aが形成されて、回転
軸11に圧入されている。ヨーク22は、この取付孔2
6に回転軸11を挿通して回転軸11に固定された取付
部材30のフランジ31の軸線方向一方側に当接させ
る。そして、取付部材30の薄肉部31aを径方向外方
に塑性変形させて、取付孔26の周縁をフランジ31と
挟持するようにしてヨーク22が取付部材30に固定さ
れる。取付部材30にヨーク22が固定された状態で、
取付部材30の軸線方向他方側の部分は、ヨーク22の
周壁25とは反対側に露出している。この取付部材30
には、軸線方向に挿通する円筒状の軸孔32が形成され
ており、この軸孔32に、回転軸11の軸線方向他端部
11b側の支持部16から露出する部分が挿通された状
態で、回転軸11に固定される。回転軸11に固定され
た状態で、ヨーク22は、底板24から回転軸から半径
方向外方に突出し、周壁25が底板24から回転軸11
の軸線方向一端部11a側、したがって基台10の基部
15側に延びている。
【0024】この回転子14は、回転台およびヨーク2
2の底板24によって基台10の支持部16を開放端側
から、したがって基台10の基部15とは反対側から覆
うとともに、底板24によって固定子13を基台10の
基部15とは反対側から覆う。また回転子14は、ヨー
ク22の周壁25および永久磁石23ならびにヨーク2
2の底板24の中間部28および外周部29によって、
基台10の支持部16および固定子13を半径方向外方
から覆う。本実施の形態においては、支持部16および
固定子13は、基部15とは反対側の一部分が半径方向
外方から覆われるが、全体が覆われる構成であてもよ
い。このように回転子14は、略有底筒状であり、底壁
24で回転軸11の支持部16から露出する部分に固定
され、固定子13および支持部16を、支持部16の開
放端側および半径方向外方側から外囲する。
【0025】回転子14の永久磁石23は、固定子13
のコイル19に対応する位置に径方向に近接して配置さ
れている。この回転子14は、固定子13のコイル19
が励磁されることによって、コイル19と、永久磁石2
3との間の磁気的作用によって、基台10に対して回転
軸11の軸線L1まわりに回転される。したがって上述
のようなモータ本体7では、回転子14が固定される回
転軸11がその軸線L1まわりに回転される。
【0026】カバー体8は、たとえば合成樹脂から成
り、底部35と、底部35の最外周部部分に連なる筒部
36とを有する略有底筒状に形成される。底部35は、
中央部に挿通孔37が形成される略円板状である。挿通
孔37は、回転子14の底壁24から基台10の基部1
5と反対側に露出する回転軸11、取付部材30および
後述の回転台40の中央部が遊嵌される程度の内径であ
る。したがって、底部35からそれら回転軸11、取付
部材30、回転台40の中央部が突出し、挿通孔37に
臨む内周面とは離間する。筒部36は、略円筒状であ
り、底部35から軸線方向一方側に屈曲して連なる。基
台10の基部15には、外周部に支持部16と同一側に
突出する装着部39が形成されており、カバー体8は、
筒部36の底部35とは反対側の端部36aで、基台1
0の基部15の装着部39に装着される。筒部36は、
回転子14および配線基板20の半径方向外方側で、基
台10の基部15から基台10の支持部16と同一側に
立上がっている。底部35は、回転子14のヨーク22
よりも基部15とは反対側において、筒部36の基部1
5とは反対側の端部から半径方向内方に屈曲して、回転
軸付近まで、具体的には回転子14の取付部材30付近
まで突出している。
【0027】このような状態で、カバー体8は、回転軸
11と同軸に設けられ、回転子14を半径方向外方側お
よび基台10の基部15とは反対側から外囲している。
さらに詳しく述べると、配線基板20は、基台10の装
着部39内に嵌まり込んだ状態となり、この装着部39
によって配線基板20が半径方向外方から覆われ、この
装着部39に装着されるカバー体8の筒部36は、固定
子14のヨーク22を半径方向外方から覆う。また筒部
36に連なる底部35は、ヨーク22を基部15とは反
対側から覆うとともに、その内周部が取付部材30の軸
線方向他方側の部分を半径方向外方から外囲している。
【0028】羽根体9は、回転台40と、複数の羽根片
44とが、たとえば合成樹脂によって一体に形成され
る。回転台40は、底部41と筒部42と有し、略有底
筒状に形成される。底部41は、略円板状であり、中央
部に取付孔43が形成されている。筒部42は、略円筒
状であり、底部41の最外周部に連なって軸線方向一方
側に屈曲している。このような回転台40の筒部42
に、周方向に間隔をあけて各羽根片44が設けられて、
筒部42から半径方向外方に突出している。
【0029】図3は、図1の切断面線III−IIIか
ら見た断面図である。回転軸11に固定される回転子1
4の取付部材30は、その軸線方向他方側の部分の外形
が略D字状に形成されている。具体的には、取付部材3
0の軸線方向他方側の部分は、大略的に円筒状であり、
周方向の一箇所において、外周部が残余部分よりも半径
方向内方側に凹むように軸線に平行な平面に沿って平坦
状に形成されている。
【0030】羽根体9の回転台40は、底部41の中央
部の内周部が軸線方向に関して段差を有して2段に形成
されており、軸線方向一方側の部分は、軸線方向他方側
の部分よりも大径に形成されている。軸線方向一方側の
部分は、大略的に円筒状であり、周方向の一箇所におい
て、内周部が残余の部分よりも半径方向内方側に突出す
るように軸線に平行な平面に沿って平坦状に形成されて
いる。この軸線方向一方側の部分は、その内形が、取付
部材30の軸線方向他方側の部分の外形よりもわすかに
大きな寸法の略D字状に形成されている。羽根体9の中
央部の軸線方向他方側の部分は、内周部が円筒状であ
る。
【0031】羽根体9は、回転台40の筒部42を基台
10の基部15寄りに配置して、挿通孔43に回転軸1
1および取付部材30を挿通して、回転軸11と同軸に
設けられる。このとき挿通孔43が形成される底部41
の中央部は、軸線方向一方側の部分が軸線方向他方側の
部分に対して基台10の基部15寄りに配置され、軸線
方向一方側部分に取付部材30の軸線方向他方側の部分
が嵌まり込み、軸線方向他方側部分に回転軸11が挿通
し、回転軸11に対してその軸線L1まわりの回転が阻
止された状態で設けられている。この状態で、回転軸1
1には、2つのOリング50,51および環状の支持部
材52が外嵌され、さらにたてえばEリングなどによっ
て実現される抜け止め片53が装着されて、羽根体9の
回転軸11からの抜けが防止されている。Oリング5
0,51は1つでもよい。
【0032】このようにして羽根体9は、回転台40が
底部41で回転軸11の支持部16から露出する部分に
回転子14よりも基台10の基部15とは反対側で着脱
自在に装着されている。回転子14が回転されることに
よって回転軸11が回転されると、これに伴って羽根体
9が軸線L1まわりに回転される。羽根体9が回転され
ると、羽根体9の各羽根片44が、回転軸11の軸線L
1に沿って、軸線方向他方側から軸線方向一方側に(図
1の上から下に)向かう方向Aに押圧し、同方向Aに送
風することができる。
【0033】また羽根体9は、回転軸11に固定された
状態で、回転台40がカバー体8を基台10の基部15
とは反対側および半径方向外方側から外囲する。具体的
には、底部41の中央部がカバー体8の底部35に形成
された挿通孔37内に嵌まり込んだ状態で、回転台40
の底部41が回転軸11からカバー体8の底部35の基
部15とは反対側で半径方向に突出して、カバー体8の
底部35を基台10の基部15とは反対側から覆ってい
る。また回転台40の筒部42は、カバー体8の筒部3
6の半径方向外方側で底部41から基台10の基部15
に向けて立ち下がっている。
【0034】このようなファンモータ1では、回転軸1
1を支持する軸受手段12は、基部15によって軸線方
向一方が塞がれる支持部16内に設けられ、固定子13
は、この支持部16に外嵌して設けられる。この固定子
13および支持部16が回転子14によって外囲され、
さらに回転子14がカバー体8によって外囲される。こ
れによって固定子13は、カバー体8の底部35の挿通
孔37の内周部と回転軸11との間、さらに具体的には
羽根体9の底部41の中央部との間および回転子14の
取付部材30との間の隙間からカバー体8と回転子14
との間の長い通路55を経て、さらに回転子14の内側
に回り込んだ空間に設けられているので、塵埃、水分、
油分および塩分など(以下、これらを代表して「塵埃な
ど」と記す場合がある)がカバー体8と回転軸11との
間の隙間を通過してカバー体8内に侵入しても、固定子
13までの長い通路を通過しなければならず、塵埃など
が固定子13まで到達しにくく、塵埃などが固定子13
に付着しにくい。また軸受手段12は、固定子13と回
転子14との間を経た固定子14よりもさらに奥側とな
る支持部16内に設けられているので、塵埃などは、軸
受手段12まではさらに到達しにくく、軸受手段12に
は付着しにくい。したがって固定子13に塵埃などが付
着することによる電気的接触不良、軸受手段12に塵埃
などが付着することによる回転軸11の円滑な回転動作
不良などを防止し、固定子13と回転子14との磁気的
作用によって回転子14を円滑に回転し、回転軸11を
円滑に回転することができる。
【0035】さらに固定子13のコイル19は、回転子
14およびカバー体8に外囲された塵埃などが付着しに
くい構成であるとともに、回転子14の永久磁石23
は、ヨーク22の内側に設けられ、したがって永久磁石
23は、固定子13と同様の奥まった空間に設けられ、
固定子13と同様に塵埃が付着しにくい。さらに永久磁
石23とコイル19とは、近接して設けられ、これによ
って塵埃のさらに奥側への侵入を困難にしており、塵埃
などが軸受手段12にさらに付着しにくい。さらに基台
10の支持部16には、開放端部に半径方向内方に突出
して、支持部16の開放端を塞ぐキャップ部材60が設
けられており、塵埃などが軸受手段12にさらに付着し
にくくするとともに、軸受手段12からの潤滑油の漏出
を防ぐ。このキャップ部材60は、回転軸11とは離間
しており、回転軸11の円滑な回転に支障を来すことが
ない。
【0036】さらに回転軸11に羽根体9が設けられ、
羽根体9を回転することによって送風することができ
る。この羽根体9は、その回転台40によってカバー体
8を外囲し、カバー体8と回転軸11との前記隙間は、
カバー体8と羽根体9の回転台40との間の長い通路を
経て外部に露出する。このように回転子14が、カバー
体8と羽根体9とによっていわば二重構造で外囲され、
外部空間から固定子13までの通路距離をさらに長く
し、回転子14に塵埃などがさらに到達しにくくなる。
当然に軸受手段12にも塵埃は到達しにくくなる。さら
に固定子13および軸受手段12が設けられる空間は、
複数回にわたって屈曲または湾曲する通路55を経て外
部空間に連なる。
【0037】詳しく述べると通路55は、カバー体8と
回転子14との間の軸線L1に平行な断面における形状
がL字状の通路部分55aと、この通路部分55aの回
転軸11寄りの一端部に、約180度反転するようにU
状に屈曲して連なり、カバー体8と羽根体9との間の軸
線L1に平行な断面における形状がL字状であって、通
路部分55aを基部15と反対側および半径方向外方か
ら外囲するように形成される通路部分55bとから成
る。固定子13および永久磁石23が設けられる空間
は、ヨーク22内の空間であり、基台10の基部15側
において半径方向外方で、約180度反転するようにU
字状に屈曲して、通路55の通路部分55aの他端部に
連通している。この通路55の通路部分55bの通路部
分55aと連通する一端部とは反対の他端部で外部に連
通している。このように固定子13および永久磁石23
は、少なくとも4つの屈曲部を有する通路55によって
外部に連通しており、これによっても塵埃などが到達し
にくくなっている。また配線基板20は、ヨーク22内
から基部15寄りに突出する空間にあるが、この空間も
同様に通路55を介して外部空間に連通しており、この
配線基板20にも塵埃などが付着しにくい構造となって
いる。
【0038】またヨーク22の底板24が上述のような
各部27〜29から成り、通路部分55aの中途部に、
埃などが外部から内部に侵入しようとするときの侵入方
向に関して、残余の領域よりも流路断面積が急激に大き
くなる領域が形成されている。これによって塵埃などが
内部に侵入しようとしても、この領域において侵入速度
が急激に低下するので、塵埃などは、作用によってさら
に内部まで侵入しにくくなる。また羽根体9が回転する
ことによる送風方向Aは、通路55が外部空間に連通す
る方向と同一方向であり、羽根体9が回転して送風され
ると、この通路55の外部空間に連なる領域付近は負圧
になり、したがって塵埃などは、内部空間から吸い出さ
れる方向に力を受けることになり、塵埃などが内部に侵
入しにくくなるうえ、吸い出し効果を得ることができ
る。カバー体8は、回転軸11、回転子14および羽根
体9に対して離間しており、回転軸11、回転子14お
よび羽根体9の円滑な回転に支障を来すことがない。
【0039】図4は、カバー体8および基台10の一部
を示す斜視図である。基台の装着部39は、短円環状で
あり、基部15から突出する先端部には、半径方向内方
側に基部15から離反する方向に凸となる突条62が全
周に延びて形成されている。この突条62の半径方向外
方側の表面63は、基部15から離反するにつれて縮径
するように円錐台状に形成されている。突条62の内表
面は、装着部38の残余の部分と面一となる円筒面に形
成される。
【0040】また装着部39には、周方向に複数、本実
施の形態では等間隔に3つ係止爪64が形成される。各
係止爪64は、突条62から半径方向外方に突出してお
り、半径方向外方側の表面65は、基台10の基部15
寄りになるにつれて半径方向外方に突出するように傾斜
している。係止爪64は、1、2または4つ以上形成さ
れてもよい。
【0041】カバー体8の筒部36の底部35に連なる
側とは反対側の端部には、半径方向外方側に底部35か
ら離反する方向、したがって基台10の基部15向けて
凸となる突条67が全周に延びて形成されている。この
突条67の半径方向内方側の表面68は、筒部35から
離反するにつれて、したがって基部15に近接するにつ
れて拡径するように円錐台状に形成される。カバー体8
の突条67の表面68は、その軸線に対する傾斜角度
が、装着部38の突条62の表面63の軸線に対する傾
斜角度が同一に選ばれている。またカバー体8の突条6
7は、先端部の内径が装着部38の突条62の基端部の
外径よりもわずかに小さくかつ先端部の外径よりも大き
く選ばれており、また基端部の内径が装着部38の突条
62の先端部の外径よりもわずかに小さく選ばれてい
る。突条67の外表面は、筒部36の残余の部分と面一
となる円筒面に形成される。
【0042】またカバー体8の筒部36には、周方向に
係止爪64と同数の係止部70が形成される。各係止部
70は、突条67から半径方向外方に突出し、底部35
から離反する方向に凸となり略U字状に形成さる。突条
67の係止部70に囲まれる部分は、切欠き71が形成
されている。
【0043】カバー体8は、その突条67の内方側に装
着部38の突条62を挿入するようにし、突条67の切
欠き71に係止爪64を挿通して、この係止爪64に係
止部70を係止して、装着部38に装着される。このと
き各突条62,67の各表面63,68は、弾発的に当
接し、突条67の切欠き71は、突条63および係止爪
64によって隙間が形成されないように塞がれている。
また突条62の先端部とカバー体8の筒部36とは、弾
発的に当接していてもよく、またわずかに隙間をあけて
いてもよい。また突条67の先端部と装着部38とは、
弾発的に当接していてもよく、またわずかに隙間をあけ
ていてもよい。
【0044】このような構成の係止爪64および係止部
70によってカバー体8を装着部38にむけて押圧する
だけの簡単な操作によって容易にかつしっかりと装着す
ることができる。しかも係止部70を半径方向外方に変
形されることによって容易に取外すことができる。この
ようにカバー体は着脱自在であり、しかも装着部38を
軸線方向に短くして装着位置を基部15寄りに配置する
ことによって、基部15をできるだけ平坦にし、カバー
体8を装着する前に行われる回転軸11、固定子13、
回転子14および配線基板20などの取付作業におい
て、これらの取り回しが容易になり、組立作業を容易に
することができる。また羽根体9およびカバー体8を取
り外してメンテナンスを容易に行うことができる。
【0045】また各突条62,67を設けて弾発的に当
接されることによって、別体に形成しても、その継ぎ目
から塵埃などが侵入してしまうことを確実に防ぐことが
できる。また羽根体9の回転台40の筒部42が、この
装着位置付近まで延びており、これによって上述のよう
に送風するとき、このカバー体8装着部38との継ぎ目
に外部から臨む付近は、負圧になるので、塵埃などは、
内部空間から吸い出される方向に力を受けることにな
り、これによってさらに塵埃などが内部に侵入しにくく
なるうえ、吸い出し効果を得ることができる。また装着
位置は、羽根体9が取り付けられた状態でも、外部から
確認できる位置にあり、たとえば振動などによってカバ
ー体8が外れてしまっている場合に、カバー体8が外れ
ていることを外部から容易に目視確認することができ
る。
【0046】このようなファンモータ1は、たとえば従
来の技術に関連して述べたような圧縮式冷凍サイクルが
採用される冷蔵庫に設けられ、冷媒を圧縮するためのコ
ンプレッサを冷却するために用いられる。つまりファン
モータ1は、モータ本体7によって羽根体9を回転駆動
し、羽根体9の回転によって冷却用の風をコンプレッサ
に送ることができる。冷蔵庫は、水分、油分および塩分
などが多く存在する台所に設けられる。さらにコンプレ
ッサは、冷蔵庫の背面側に設けられ、冷蔵庫と壁とに挟
まれた塵埃の溜まりやすい空間に配置される。したがっ
てファンモータは、塵埃、水分、油分および塩分などが
多く存在する環境下に配置されるが、本発明に従うファ
ンモータ1は、上述のように優れた防塵構造を有してお
り、塵埃などが内部に侵入することを防止し、内部に設
けられる軸受手段11、永久磁石23、コイルを有する
固定子13、配線基板20などに付着し、発錆、電気的
接触不良および軸受手段11における回転抵抗の増加な
どの不具合を生じてしまうことを、確実に防ぐことがで
き長期にわたる使用が実現できる。
【0047】図5は、基台10の一部を示す斜視図であ
る。基台10の基部15には、装着部38の内側に装着
部38を含む基部15を補強するために、全周に延びる
断面矩形状の補強部75が形成されるとともに、装着部
38の外側にも装着部38を含む基部15を補強するた
めのリブ76が周方向に複数形成される。補強部75お
よび各リブ76は、基台10の基部15、特に装着部3
8の変形を防止し、カバー体8の着脱を容易にするとと
もに、モータ本体7の破損を防止することができる。リ
ブ76は、たとえば3つでもよく、1、2または4つ以
上形成されてもよい。
【0048】また図1に示すように羽根体9の回転台4
0には、内側に周方向に複数のリブ77が形成される。
各リブ77は、羽根体9の変形を防止し、羽根体9の回
転による送風効率の低下を防止することができる。各リ
ブ77は、たとえば3つでもよく、1、2または4つ以
上形成されてもよい。
【0049】上述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎ
ず、本発明の範囲内において構成を変更することができ
る。たとえば冷蔵庫のコンプレッサに代えて、他の電気
機器、喫煙場や半田作業場の煙を吸う吸煙機などを冷却
するためのファンモータ1であってもよい。また羽根体
9を有していないモータであってもよく、カバー体8よ
り基台10の基部15の反対側に露出する回転軸11を
出力軸として、これから得られる駆動力を活用して何ら
かの仕事を行うモータにも適用できる。この場合、羽根
体9が設けられる効果は、得られないが、カバー体8に
よって塵埃などの侵入を確実に防止することが可能であ
り、高い防塵効果を達成している。また羽根体9を設け
ないまでも、羽根体9の回転台40に相当する部分だけ
を設けるようにしてもよく、これによって送風によって
得られる負圧による効果を除いて同様の効果を達成する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、回転軸
を支持する軸受手段は、基部によって支持部内に設けら
れ、固定子は、この支持部に外嵌して設けられる。この
固定子および支持部が回転子によって外囲され、さらに
回転子がカバー体によって外囲される。これによって固
定子は、カバー体と回転軸との間の隙間からカバー体と
回転子との間の長い通路を経て、さらに回転子の内側に
回り込んだ空間に設けられているので、塵埃などがカバ
ー体と回転軸との間の隙間を通過してカバー体内に侵入
しても、固定子までの長い通路を通過しなければなら
ず、固定子まで到達しにくく、塵埃などが固定子に付着
しにくい。また軸受手段は、固定子と回転子との間を経
た固定子よりもさらに奥側となる支持部内に設けられて
いるので、塵埃などは、軸受手段まではさらに到達しに
くく、軸受手段には付着しにくい。したがって固定子の
塵埃などが付着することによる電気的接触不良、軸受手
段に塵埃などが付着することによる回転軸の円滑な回転
動作不良などを防止し、固定子と回転子との磁気的作用
によって回転子を円滑に回転し、回転軸を円滑に回転す
ることができる。
【0051】請求項2記載の本発明によれば、固定子の
コイルには、塵埃などが付着しにくい構成であるととも
に、回転子の永久磁石は、ヨークの内側に設けられ、し
たがって永久磁石は、固定子と同様の奥まった空間に設
けられ、固定子と同様に塵埃が付着しにくい。さらに永
久磁石とコイルとは、近接して設けられ、これによって
塵埃のさらに奥側への侵入を困難にしており、塵埃など
が軸受手段にさらに付着しにくい。
【0052】請求項3記載の本発明によれば、回転軸に
羽根体が設けられ、羽根体を回転することによって送風
することができる。この羽根体は、その回転台によって
カバー体を外囲し、カバー体と回転軸との隙間は、カバ
ー体と羽根体の回転台との間の長い通路を経て外部に露
出する。このように回転子が、カバー体と羽根体とによ
っていわば二重構造で外囲され、外部空間から固定子ま
での通路距離をさらに長くし、回転子に塵埃などがさら
に到達しにくくなる。当然に軸受手段にも塵埃は到達し
にくくなる。さらに固定子および軸受手段が設けられる
空間は、複数回にわたって屈曲または湾曲する通路を経
て外部空間に連なるので、これによっても塵埃などが到
達しにくくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のファンモータ1を示す
断面図である。
【図2】ファンモータ1の平面図である。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
【図4】カバー体8および基台10の一部を示す斜視図
である。
【図5】基台10の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ファンモータ 2 ハウジング 3 空気流路 7 モータ本体 8 カバー体 9 羽根体 10 基台 11 回転軸 12 軸受手段 13 固定子 14 回転子 15 基台の基部 16 基台の支持部 19 コイル 20 配線基板 22 ヨーク 23 永久磁石 40 回転台 44 羽根片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の基部および基部に立設される筒状
    の支持部を有する基台と、 基台の支持部に部分的に内挿される回転軸と、 基台の支持部内に保持され、回転軸をその軸線まわりに
    基台に対して回転自在に支持する軸受手段と、 基台の支持部に外嵌されて基台に設けられる固定子と、 略有底筒状であり、底板で回転軸の支持部から露出する
    部分に装着され、固定子および支持部を、支持部の放端
    側および半径方向外方側から外囲し、固定子との間の磁
    気的作用によって、基台に対して回転軸の軸線まわりに
    回転する回転子と、 略有底筒状であり、筒部の底部とは反対側の端部で基台
    の基部に装着され、回転子の底板から露出する回転軸を
    遊嵌し、回転子を半径方向外方側および基台の基部とは
    反対側から外囲するカバー体とを含むことを特徴とする
    モータ。
  2. 【請求項2】 固定子は、コイルを有し、 回転子は、略有底筒状のヨークと、ヨークの内側にコイ
    ルに臨んで近接して設けられる永久磁石とを有すること
    を特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 略有底筒状であり、底部で回転軸の支持
    部から露出する部分にカバー体よりも基台の基部とは反
    対側で装着され、カバー体を基台の基部とは反対側およ
    び半径方向外方側から外囲する回転台と、 回転台に設けられる複数の羽根片とを有する羽根体を含
    むことを特徴とする請求項1または2記載のモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106849402A (zh) * 2017-02-24 2017-06-13 康富科技股份有限公司 一种六极高压发电机

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