JP2010156224A - 電動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】振動や騒音を低減できる電動ポンプを提供する。また、部品点数を減少させ、組み立て工数を低減できる電動ポンプを提供する。
【解決手段】ハウジング2内に隔壁部7を設け、ハウジング2の内部を隔壁部7を介して内側をモータ室Mに、外側をポンプ室Pに隔成し、モータ室Mに、ステータ11を設けると共に、ポンプ室Pに、ステータ11をその前面から覆うように形成された有底筒状のロータ25を設け、隔壁部7のエンド部7aに支軸27の一端を固定し、この支軸27の隔壁部7からの突出部27aにロータ25のエンド部30が回転自在に支持されている電動ポンプ1において、ハウジング2の支軸27の他端に対応する部位に、支軸27の他端を支持すると共にロータ25の抜け方向への移動を規制するスピナー45を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、自動車のラジエータ冷却用に使用される電動ポンプに関するものである。
一般に、電気自動車やハイブリッド車両の車両駆動用モータ、およびモータを制御するコントロールユニットの冷却用やラジエータ用の電動ポンプとして、ウォーターポンプを用いる場合が多い。この種のウォーターポンプには、ハウジング内に、隔壁部としての円柱状の凸部が設けられている。この凸部の内側には、電動モータの一方を構成するステータが設けられている。また、ステータの外周側には、凸部を介して電動モータの他方を構成するロータが設けられている。
ロータは、例えば、磁性粉が含有された樹脂などで、ステータをその前面から覆うように有底筒状に形成されている。ロータの上部(前端壁)には、インペラ(羽根部)が設けられている。一方、ステータの外周面と対向する筒状部は着磁されている。
ステータにはコイルが巻装されており、このコイルに電流を供給することによって磁界が発生し、ロータの筒状部との間に磁気的な吸引力や反発力が生じてロータが回転する。ロータを回転させることによりインペラを回転させ、遠心力によりウォーターポンプから冷却水を吐出する。
ここで、ハウジングの凸部の外側には、ステータの径方向略中央に対応する部位に、支軸(シャフト)の一端が固定されている。そして、支軸の上端部は、凸部の上面より上方に軸方向に沿って突出した状態になっている。この支軸の上端部には、ロータの上部が回転自在に支持されている。また、支軸の他端には、スクリュウネジによってワッシャが締結固定されている。これによって、ロータの回転時の浮き上がり、つまり、ロータの抜け方向への移動が規制されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−86297号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、支軸は、この一端がハウジングの凸部に固定されているだけなので、片持ち状態でロータを回転自在に支持していることになる。このため、支軸の固定強度を高めるのが困難で、回転時におけるロータの触れ回りが大きくなり、振動や騒音が大きくなるおそれがあるという課題がある。
また、ロータの回転時の抜け方向への移動を支軸の他端に固定したスクリュウネジとワッシャを用いて規制している。このため、この分部品点数が増加すると共に、組み立て工数が増大するという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、振動や騒音を低減できる電動ポンプを提供するものである。
また、部品点数を減少させ、組み立て工数を低減できる電動ポンプを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ハウジング内に隔壁部を設け、前記ハウジングの内部を隔壁部を介して内側をモータ室に、外側をポンプ室に隔成し、前記モータ室に、ステータを設けると共に、前記ポンプ室に、前記ステータをその前面から覆うように形成された有底筒状のロータを設け、前記隔壁部の前面側に支軸の一端を固定し、この支軸の前記隔壁部からの突出部に前記ロータの前端壁が回転自在に支持されている電動ポンプにおいて、前記ハウジングの前記支軸の他端に対応する部位に、前記支軸の他端を支持すると共に前記ロータの抜け方向への移動を規制する保持部材を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、隔壁部とハウジングとにより支軸の両端を支持することができる。このため、ロータを回転自在に支持するための支軸を両持ち状態にすることができ、支軸の固定強度を高めることができる。
請求項2に記載した発明は、前記ハウジングは、前記隔壁部が設けられ前記モータ室を形成する第一ハウジングと、前記隔壁部よりも前方に設けられた第二ハウジングとで構成されており、これら第一ハウジング、および第二ハウジングを前記支軸の軸方向に分割可能に構成し、前記第二ハウジングに、前記保持部材を一体成形したことを特徴とする。
このように構成することで、支軸の他端に保持部材を設けるにあたって、従来のようにネジを用いる必要がなくなる。また、第一ハウジングに第二ハウジングをセットするのと同時に支軸の他端に保持部材を取り付けることが可能になる。
請求項3に記載した発明は、前記第二ハウジングの前記支軸の他端に対応する部位に、複数のリブを設け、これらリブの先端に前記保持部材を一体成形したことを特徴とする。
このように構成することで、さらに部品点数を低減できる。また、保持部材と第二ハウジングとの間に確実に冷却水を通流させるための流路を確保することができる。
請求項1に記載した発明によれば、隔壁部とハウジングとにより支軸の両端を支持することができる。このため、ロータを回転自在に支持するための支軸を両持ち状態にすることができ、支軸の固定強度を高めることができる。よって、ロータの触れ回りを小さくすることが可能になり、電動ポンプの振動や騒音を低減することができる。
請求項2に記載した発明によれば、支軸の他端に保持部材を設けるにあたって、従来のようにネジを用いる必要がなくなる。また、第一ハウジングに第二ハウジングをセットするのと同時に支軸の他端に保持部材を取り付けることが可能になる。このため、組み立て工数を低減することが可能になる。
請求項3に記載した発明によれば、さらに部品点数を低減できるので、製造コストを低減することができる。
また、保持部材と第二ハウジングとの間に確実に冷却水を通流させるための流路を確保することができるので、電動ポンプの所望の性能を確実に確保することができる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において図1の上側を前側、図1の下側を後側とする。
図1に示すように、電動ポンプ1は、自動車のラジエータ等に使用されるウォーターポンプであって、ハウジング2内にポンプ部3が設けられたものである。
ハウジング2は樹脂で成型されたものであって、後側に配置されたハウジング本体4と、ハウジング本体4の前側に配置された段付筒状のカバー5とで構成されている。
ハウジング本体4は、平面視略円形状の第一ベース部4aと、この第一ベース部4aの一側に一体成形された平面視略長方形状の第二ベース部4bとで構成されている。
第一ベース部4aの前面には、この大部分に軸方向平面視略円形状の凹部6が形成されている。凹部6の径方向略中央には、有底筒状の隔壁部7がエンド部(底部)7aを前方に向けた形で突設されている。
隔壁部7は、ハウジング2内に2つの部屋を隔成するためのものである。すなわち、ハウジング2内は、隔壁部7を介して内側がモータ室Mに、外側がポンプ室Pに隔成されている。
ここで、ハウジング2は、隔壁部7が設けられモータ室Mを形成するハウジング本体4(第一ハウジング)と、隔壁部7よりも前方に設けられたカバー5(第二ハウジング)とで構成された状態になっている。
隔壁部7のエンド部7aには、前面側の径方向略中央に凹部8が形成されている。この凹部8の後面側には、後側に向かって突出する支柱9が一体成形されている。この支柱9は、略円柱状に形成されており、ここにポンプ部3を構成する電動モータ10のステータ11が固定されている。
ステータ11は、円環状のステータコア12を有している。ステータコア12は、磁性材料の板材を軸方向に積層して形成したものであって、中央に支柱9を挿通可能な支柱孔13が形成されている。この支柱孔13に支柱9が内嵌することでステータ11は、隔壁部7に固定された状態になる。
また、ステータコア12には、径方向外側に向かって放射状に突出する複数のティース14が周方向に等間隔に設けられている。これらティース14には、それぞれ絶縁性のインシュレータ15が装着され、このインシュレータ15を介してコイル16が巻装されている。
ここで、隔壁部7のエンド部7aに一体成形された支柱9には、前方に向かって突設する支軸(シャフト)27の一端がインサート成型されている。支軸27の一端側には、支柱9からの抜け止め用としての縮径部28が形成されている。
支軸27の突出部27aには、ポンプ部3を構成する電動モータ10のロータ25が回転自在に支持されている。
ロータ25は、磁性粉が含有された樹脂(例えば、フェライトボンド)で形成されたものであって、ステータ11をその前方から覆うように有底筒状に形成されている。ロータ25のエンド部(底部)30には、径方向略中央に向かうに従って徐々に肉厚になるように形成された軸受けボス32が設けられている。この軸受けボス32には、支軸27の突出部27aを挿通するための挿通孔33が形成されており、ここに、すべり軸受け34がインサートされている。すなわち、ロータ25は、すべり軸受け34と支軸27の突出部27aとが摺動することによって片持ち状態で回転する。
また、ロータ25のエンド部30には、前端面側に複数の羽根部51が一体成形されている。各羽根部51は、冷却水を電動ポンプ1外に吐出する役割を有しているものであって、軸受けボス32の外周面からエンド部30の外周側に向かって径方向に延設されており、周方向平面視で扇状を有している。すなわち、ロータ25は、エンド部30がポンプ部3のインペラとしての役割を担い、周壁31が電動モータ10のロータ本体としての役割を担っている。
ロータ25の周壁31は、ステータ11のティース14の外周面に対向するように配置された状態になっている。周壁31は、ロータ25の成型後に着磁されており、リングマグネットの役割を有している。周壁31(リングマグネット)は、極異方性に配向されている。
このように、ステータ11やロータ25が設けられている第一ベース部4aの一側に一体成形された第二ベース部4bには、この前面にコネクタ部17が突設されている。コネクタ部17は、外部電源に接続される外部コネクタ(不図示)を嵌着可能に受け入れる接続部18を有している。接続部18には、不図示の外部コネクタに電気的に接続されるコネクタ端子19が設けられている。コネクタ端子19の一端は、後述する回路基板20に接続されている。
ここで、ハウジング本体4の後面には、全体的に開口された凹部21が形成されており、ここに回路基板20が収納されている。この凹部21には、ハウジング本体4の前面に凹部6を形成することにより突設された凸部22が形成されている。凸部22の大部分には、前面側に突出する隔壁部7が設けられているので、凹部21とモータ室Mとは互いに連通した状態になっている。回路基板20は、凸部22の外周縁に設けられたピン23に位置決めされ、かつ凸部22の端面に当接した状態で固定されている。
回路基板20には、不図示のプリント配線などが施されている。このプリント配線の一部にコネクタ端子19が接続されている。また、プリント配線には、ステータ11のティース14に巻装されたコイル16の端末部がターミナル24を介して接続されている。これにより、コネクタ端子19とコイル16が電気的に接続され、外部電源の電力を回路基板を介してコイル16に供給できる。
さらに、回路基板20には、ロータ25の回転位置を検出するための回転位置検出素子として、ホールIC26が実装されている。ホールIC26は、ロータ25の周壁31の端部、つまり、ロータ25の後端に対向する位置に配置されている。ロータ25の周壁31の着磁の配向は極異方性であるので、ホールIC26は、周壁31と対向する位置のうち、周壁31の内周面寄りに配置される。このように配置することで、ロータ25が回転することによる磁極の変化を確実に検出することができる。
ハウジング本体4の後面の凹部21には、回路基板20を配設した後、充填材(不図示)が充填されるようになっている。これによって、凹部21が封止され、外部からの水や塵埃の浸入を防止できる。
ここで、ハウジング本体4には、第一ベース部4aに形成されている凹部6の周囲に、これを取り囲むように軸方向平面視で略円環状に形成された嵌合溝49が形成されている。この嵌合溝49は、カバー5を位置決め固定するためのものである。したがって、ハウジング2を構成するハウジング本体4とカバー5は、支軸27の軸方向に分割可能に構成されていることなる。
カバー5は、ロータ25の周囲を取り囲むように有底筒状に形成されたカバー本体36と、カバー本体36のエンド部(底部)36bに一体成形された筒状の吸入ポート37とで構成されている。
カバー本体36の周壁36aは、第一ベース部4aに形成されている凹部6に対応するように形成されている。また、周壁36aの周縁には、外フランジ部38が形成されている。この外フランジ部38には、軸方向平面視略円環状の凸条39が形成されており、この凸条39が第一ベース部4aの嵌合溝49内に介在するようになっている。この凸条39が第一ベース部4aの嵌合溝49内に載置されることにより、カバー5の径方向の位置決めが行われる。そして、外フランジ部38を第一ベース部4aの嵌合溝49上で溶着することによって、カバー5とハウジング本体4とが一体化される。
カバー5とハウジング本体4とが一体化されると、カバー本体36と第一ベース部4aの隔壁部7との間に冷却水を通流させるための冷却水路40が形成される。すなわち、ロータ25は、冷却水路40内に存在した状態になる。
また、カバー本体36の周壁36aには、外周面に筒状の吐出ポート41が設けられている。吐出ポート41は、冷却水路40に連通している。
吸入ポート37は、カバー本体36のエンド部36bの径方向略中央に一体成形されている。吸入ポート37は、エンド部36bから立ち上がり、前方に向かうに従って徐々に先細り形成されているテーパ筒部42と、テーパ筒部42の前端に一体成形された吸入ポート本体43とで構成されている。吸入ポート37も吐出ポート41と同様に冷却水路40に連通されている。
ここで、図1〜図3に示すように、テーパ筒部42の内周面には、断面略楕円形状のリブ44が周方向に等間隔で3箇所形成されている。リブ44の先端には、円錐状のスピナー45が一体成形されている。すなわち、スピナー45は、3つのリブ44でテーパ筒部42内に支持された状態になっている。
スピナー45は、先端(先細り部)が前方を向くように配置されている。スピナー45の底面45aの大部分には、ザグリ部46aが形成され、さらに、ザグリ部46aの径方向略中央には、支軸27の他端を挿入可能な挿入凹部46bが形成されている。
挿入凹部46bの内径E1は、支軸27の軸径E2よりもやや大きく設定されている。具体的には、挿入凹部46bの内径E1は、カバー5の外フランジ部38に形成されている凸条39をハウジング本体4の嵌合溝49にセットした状態で、支軸27とスピナー45の挿入凹部46bとの嵌め合わせがきつくならないように設定されている。
カバー5にスピナー45をリブ44を介して一体成形することにより、カバー5をハウジング本体4に固定すると同時に、スピナー45は、何らボルトなどの締結部材を用いることなく、支軸27の他端に装着された状態になる。スピナー45が支軸27の他端に装着されることにより、支軸27は、ハウジング本体4の隔壁部7に形成されている支柱9とスピナー45とで両端が支持され、両持ち状態になる。また、支軸27にスピナー45が装着されることにより、ロータ25の抜け方向への移動が規制される。このように、スピナー45は、支軸27を支持する役割と、ロータ25の抜け方向への移動を規制するための規制部材としての役割とを有している。
次に、電動ポンプ1の組み立て手順の一例について説明する。
まず、支軸27をインサート成型したハウジング本体4に、ステータ11、および回路基板20を組み付ける。続いて、コネクタ端子19、およびコイル16に接続されているターミナル24をそれぞれ回路基板20に接続する。そして、ハウジング本体4の凹部21を充填材(不図示)で封止する。
次に、支軸27の突出部27aにロータ25を挿入する。このとき、ロータ25の周壁31を隔壁部7側に向け、支軸27にロータ25を挿入する。
続いて、カバー5を装着する。このとき、カバー5のカバー本体36をロータ25側に向けてロータ25を覆うように装着する。そして、カバー5の外フランジ部38に形成されている凸条39をハウジング本体4の嵌合溝49にセットする。すると、カバー5に一体成形されているスピナー45が支軸27の他端に装着される。
ここで、カバー5、およびハウジング本体4には、それぞれ製作精度に若干の誤差が生じてしまう。したがって、スピナー45と支軸27の相対位置関係を全ての製品で同一に設定するのは困難である。しかしながら、スピナー45に形成されている挿入凹部46bの内径E1は、支軸27の軸径E2よりもやや大きく設定されているので、製品によって両者45,27の嵌め合わせがきつくなる場合はなく、支軸27の他端にスピナー45をスムーズに装着することができる。
ハウジング本体4にカバー5を装着した後、外フランジ部38をハウジング本体4の嵌合溝49上で溶着することによって、カバー5とハウジング本体4とが一体化される。これにより、電動ポンプ1の組み立てが完了する。
なお、電動ポンプ1の組み立て手順はこれに限られるものではなく、各部品の組み付け順序は適宜変更可能である。例えば、ハウジング本体4の凹部21を充填材(不図示)で封止する工程は、カバー5とハウジング本体4とを一体化した後でもよい。
次に、電動ポンプ1の動作について説明する。
まず、ステータ11のコイル16に電力を供給するとティース14に磁界が発生し、ロータ25の周壁31との間に磁気的な吸引力や反発力が生じてロータ25が回転する。このとき、支軸27は、ハウジング本体4の隔壁部7に形成されている支柱9とスピナー45とで両端が支持され、両持ち状態になっている。このため、支軸27の固定強度が高まり、ロータ25の触れ回りが抑制される。
ロータ25が回転することにより、ロータ25のエンド部30に一体成形されている羽根部51が支軸27を中心にして回転する。すると、冷却水路40内に負圧が発生し、吸入ポート37から流入される冷却水が冷却水路40を介して吐出ポート41から吐出される。吐出ポート41から吐出された冷却水は、例えば、ラジエータ(不図示)の冷却水路を介して循環される。
なお、冷却水は一方向のみに循環すればよいので、ロータ25は一方向のみに回転すればよく、また、ホールIC26もロータ25の一方向の回転のみ検出できるように構成されていればよい。
したがって、上述の実施形態によれば、ハウジング本体4の隔壁部7とカバー5に一体成形されたスピナー45とにより、支軸27の両端を支持することができる。このため、ロータ25を回転自在に支持するための支軸27を両持ち状態にすることができ、支軸27の固定強度を高めることができる。よって、ロータ25の触れ回りを小さくすることが可能になり、電動ポンプ1の振動や騒音を低減することができる。
また、支軸27の他端にスピナー45を設けるにあたって、従来のようにネジを用いる必要がなくなる。また、ハウジング本体4にカバー5をセットするのと同時に支軸27の他端にスピナー45を取り付けることが可能になる。このため、組み立て工数を低減することが可能になる。
さらに、カバー5のテーパ筒部42にリブ44を介してスピナー45が一体成形されているので、カバー5に別途スピナー45を取り付ける必要がなく、さらに部品点数を低減することができる。このため、電動ポンプ1の製造コストを低減することができる。
また、スピナー45を3つのリブ44で支持する構成とすることで、吸入ポート37内に冷却水を通流させるための流路を確実に確保することができる。このため、電動ポンプ1の所望の性能を確実に確保することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、カバー5に一体成形されたスピナー45は円錐状に形成されたものである場合について説明した。しかしながら、スピナー45の形状は、支軸27の他端を支持可能で、かつロータ25の抜け方向への移動を規制可能な形状であればよく、円錐状に限定されるものではない。
さらに、上述の実施形態では、スピナー45を3つのリブ44で支持している場合について説明したが、これに限られるものではなく、カバー5に少なくともリブ44を2箇所形成し、これらリブ44でスピナー45を支持すればよい。
本発明の実施形態における電動ポンプの縦断面図である。 本発明の実施形態における電動ポンプの上面図である。 図1のA部拡大図である。
符号の説明
1 電動ポンプ
2 ハウジング
3 ポンプ部
4 ハウジング本体(第一ハウジング)
5 カバー(第二ハウジング)
7 隔壁部
7a エンド部(前面側)
10 電動モータ
11 ステータ
25 ロータ
27 支軸
27a 突出部
30 エンド部(前端壁)
44 リブ
45 スピナー(保持部)
M モータ部
P ポンプ室

Claims (3)

  1. ハウジング内に隔壁部を設け、前記ハウジングの内部を隔壁部を介して内側をモータ室に、外側をポンプ室に隔成し、
    前記モータ室に、ステータを設けると共に、前記ポンプ室に、前記ステータをその前面から覆うように形成された有底筒状のロータを設け、
    前記隔壁部の前面側に支軸の一端を固定し、この支軸の前記隔壁部からの突出部に前記ロータの前端壁が回転自在に支持されている電動ポンプにおいて、
    前記ハウジングの前記支軸の他端に対応する部位に、前記支軸の他端を支持すると共に前記ロータの抜け方向への移動を規制する保持部材を設けたことを特徴とする電動ポンプ。
  2. 前記ハウジングは、前記隔壁部が設けられ前記モータ室を形成する第一ハウジングと、前記隔壁部よりも前方に設けられた第二ハウジングとで構成されており、
    これら第一ハウジング、および第二ハウジングを前記支軸の軸方向に分割可能に構成し、
    前記第二ハウジングに、前記保持部材を一体成形したことを特徴とする請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記第二ハウジングの前記支軸の他端に対応する部位に、複数のリブを設け、これらリブの先端に前記保持部材を一体成形したことを特徴とする請求項2に記載の電動ポンプ。

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