JP7359305B2 - Cpap装置 - Google Patents

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Description

本開示は、持続的気道陽圧(CPAP:Continuous Positive Airway Pressure)装置(以下、CPAP装置と記載。)に関する。
特許文献1に開示されているCPAP装置は、ハウジングを備えている。ハウジングの内部には気体を供給するためのブロアが備えられている。当該ブロアには、モータが内蔵されている。モータの出力軸には、送風ファンが取り付けられている。また、ブロアは、送風ファンを収容するためのファンケースを備えている。ファンケースとモータとの間には、環状の弾性部材が配置されている。
国際公開第2018/173821号
特許文献1のようなCPAP装置では、モータの回転によって発生した振動が、弾性部材を介してファンケースに伝達することがある。ファンケースが振動すると、当該振動がファンケースを収納しているハウジングへと伝達することがある。ハウジングに振動が伝達した場合、CPAP装置の動作音が大きくなり、使用者に騒音として感知されやすくなる。
上記課題を解決するため、本発明は、モータと、前記モータによって回転される送風ファンと、送風ファンを覆うファンケースと、を備え、前記ファンケースには、前記モータの少なくとも一部が収容される収容穴が設けられており、前記モータの外周面と前記収容穴の内周面とは離間しているとともに、前記モータの外周面と前記収容穴の内周面との間には、複数の弾性部材が介在しており、前記複数の弾性部材は、前記モータの出力軸を中心とする周方向に互いに離間して配置されているCPAP装置である。
上記構成によれば、複数の弾性部材は周方向に互いに離間している。各弾性部材が互いに離間しているため、モータの振動が各弾性部材に伝わった場合、各弾性部材は周方向に変形してモータからの振動を吸収できる。したがって、モータの振動をファンケースに伝達することを抑制できる。
本開示の一態様によれば、モータからファンケースへの振動の伝達を抑制する。
CPAP装置の斜視図。 CPAP装置の分解斜視図。 CPAP装置におけるブロアの分解斜視図。 CPAP装置におけるモータの分解斜視図。 CPAP装置におけるブロアの端面図。 CPAP装置の使用状態を説明する説明図。 CPAP装置における部分拡大図。 CPAP装置の使用状態における部分拡大図。
以下、装置内に導入した空気を使用者の気道に送り込むCPAP装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、CPAP装置10は、扁平な直方体状のハウジング20を備えている。なお、以下の説明では、ハウジング20の厚み方向を高さ方向Tdとする。また、高さ方向Tdから視た場合に、ハウジング20の長手方向を長手方向Ldとし、ハウジング20の短手方向を幅方向Wdとする。
ハウジング20の高さ方向Tdの上側の面である上側面20Uには、CPAP装置10を操作するための操作部21が設けられている。この実施形態では、操作部21は、円形状のスイッチ21Aと、円環状のスイッチ21Bと、で構成されている。スイッチ21Bは、スイッチ21Aを取り囲むように配置されている。スイッチ21A及びスイッチ21Bは、いずれも押しボタンスイッチであり、これらを操作することで、CPAP装置10の電源のオンオフ、設定の変更等が可能になっている。
ハウジング20における長手方向Ldの第1端側の端面である第1端面20Aにおいては、ハウジング20の外部から内部に空気を導入するための吸入口22が開口している。吸入口22には、ハウジング20内へと導入される空気に含まれる塵等をろ過するフィルタ23が取り付けられている。
図2に示すように、ハウジング20の内部には、ブロア40が収容されている。ブロア40は、ハウジング20において長手方向Ldの第1端側に寄せて配置されている。図3に示すように、ブロア40は、モータ80と、送風ファン50と、送風ファン50を覆うファンケース60とを備えている。
図3に示すように、ファンケース60は、上側ファンケース61と下側ファンケース62と支持部63とを備えている。
上側ファンケース61におけるケース部61Aは、略円形の椀形状になっている。ケース部61Aの中央においては、ファンケース60内部に空気を吸入するための導入口65が開口している。導入口65は、平面視で円形状になっている。ケース部61Aの上側の外面からは、板状の突出壁66が、上側に向かって突出している。突出壁66は、複数個設けられており、本実施形態では、10個の突出壁66が設けられている。突出壁66は、上側ファンケース61の径方向に延びている。また、各突出壁66は、導入口65の径方向外側を周方向に等間隔毎に配置されている。
ケース部61Aからは、長手方向Ldの第1端側に向かって上側管部61Bが延びている。上側管部61Bは、上側管部61Bの延び方向から視た場合に、上側に凸の円弧状となっている。なお、本実施形態においては、上側管部61Bは、ケース部61Aとの一体成形物である。
上側ファンケース61の下縁には、下側ファンケース62が嵌め合わされている。下側ファンケース62における流路部62Aは、高さ方向Tdから視た場合に、略円環状となっている。流路部62Aは、断面視すると下側に凸の円弧状となっている。流路部62Aの外径は、上側ファンケース61のケース部61Aの下縁の外径と同じになっている。流路部62Aは、上側ファンケース61におけるケース部61Aと高さ方向Tdに向かい合って配置されている。そして、流路部62Aとケース部61Aとによって、送風ファン50の収容空間が区画されている。
流路部62Aからは、長手方向Ldの第1端側に向かって下側管部62Bが延びている。下側管部62Bは、下側管部62Bの延び方向から視た場合に、下側に凸の円弧状となっている。なお、本実施形態においては、下側管部62Bは、流路部62Aとの一体成形物である。下側ファンケース62の下側管部62Bは、上側ファンケース61の上側管部61Bと向かい合っていて、これら下側管部62Bと上側管部61Bとで略円管状の導出管70が構成されている。
図5に示すように、流路部62Aの径方向内側の縁からは、径方向内側に向かって上壁62Cが突出している。上壁62Cは、下側ファンケース62における流路部62Aの周方向全域に亘って延びている。
図3に示すように、下側ファンケース62の高さ方向Tdの下側には、支持部63が取り付けられている。支持部63は、円筒状の円筒部63Aを備えている。図5に示すように、円筒部63Aの外径は、下側ファンケース62における流路部62Aの内径と略同一になっている。また、円筒部63Aの内径は、下側ファンケース62における上壁62Cの内径と略同一である。円筒部63Aは、下側ファンケース62における流路部62Aの中央の穴部に挿入されている。この実施形態では、円筒部63Aの高さ方向Tdの上端は、下側ファンケース62における上壁62Cに対して離れている。
図3に示すように、円筒部63Aの高さ方向Tdの下側の縁からは径方向外側に鍔部63Bが張り出している。図5に示すように、鍔部63Bの高さ方向Tdの上側の面は、下側ファンケース62における流路部62Aの下端に接している。なお、鍔部63Bは、図示しないボルトで下側ファンケース62に固定されている。
上述のように、支持部63が下側ファンケース62に固定された状態では、支持部63における円筒部63Aの内部と、下側ファンケース62における流路部62Aの中央の穴部とによって、モータ80を収容するための収容穴64が区画されている。
図2に示すように、ファンケース60における導出管70には、ハウジング20の内部から外部へと空気を排出するための排出管100が接続されている。排出管100は、円管状となっている。排出管100は、導出管70の空気流れ方向下流の端と連続して繋がっている。
排出管100は、ハウジング20の第1端面20Aを貫通して、長手方向Ldに延びている。そのため、排出管100の長手方向Ldにおける第1端側の端は、ハウジング20の外側に位置している。排出管100の長手方向Ldにおける第1端側の開口は、ハウジング20の内部から外部へと空気を排出するための排出口101となっている。
図6に示すように、CPAP装置10を使用する際には、ハウジング20の外部に延びている排出管100の先端部に、ホース130を介してマスク140が接続される。マスク140は、例えば、使用者150の鼻又は口を覆うように装着される。
図5に示すように、ファンケース60の収容穴64には、モータ80が収容されている。図4に示すように、モータ80は、当該モータ80の構成部品を収容及び支持するためのベース82を備えている。ベース82の本体部83は、全体として有底の円筒状になっている。すなわち、本体部83は、円形の底部83Aの縁から円筒状の側部83Bが高さ方向Tdの上側へ突出した形状になっている。図5に示すように、本体部83の外径は、ファンケース60における円筒部63Aの内径よりも小さくなっている。したがって、本体部83の外周面は、円筒部63Aの内周面に対して離間している。図4に示すように、底部83Aの中央からは、高さ方向Tdの上側に向って軸支部84が突出している。軸支部84は、中央に挿入穴84Aが貫通した筒状になっている。また、挿入穴84Aは、本体部83の底部83Aを貫通している。なお、本実施形態において、本体部83は、軸支部84との一体成形物である。
ベース82において、軸支部84と側部83Bとの間の空間には、全体として円環状のステータアッシー85が配置されている。ステータアッシー85におけるステータヨーク85Aは、円環状になっている。ステータヨーク85Aの径方向外側の面は、側部83Bの径方向内側の面に固定されている。
図5に示すように、ステータヨーク85Aの径方向内側の面からは、ティース85Bが径方向内側に向けて突出している。図4に示すように、ティース85Bは6つ備えられている。6つのティース85Bは、ステータヨーク85Aの周方向に等間隔に並んでいる。各ティース85Bには、コイル85Cが取り付けられている。コイル85Cは、ティース85Bに巻回された巻き線によって構成されている。
ステータアッシー85の径方向内側には、ロータアッシー86が配置されている。ロータアッシー86は、全体として円筒状のロータヨーク87と永久磁石88とを備えている。ロータヨーク87は、高さ方向Tdの下側の大径部87Aと、高さ方向Tdの上側の小径部87Bとで構成されている。小径部87Bの外径及び内径は、大径部87Aの外径及び小径よりも小さくなっている。
図5に示すように、大径部87Aの内径は、軸支部84の外径よりも大きくなっている。すなわち、大径部87Aの内部空間に、軸支部84は収容されている。
図4及び図5に示すように、ロータヨーク87の大径部87Aの径方向外側の面には、円筒状の永久磁石88が固定されている。永久磁石88は、周方向90度毎に、径方向外側の極が異なるように着磁されている。
図5に示すように、ロータヨーク87の小径部87Bの径方向内側には、棒状の出力軸81が圧入されている。本実施形態において、出力軸81の延伸方向は、ハウジング20の高さ方向Tdと一致している。出力軸81の高さ方向Tdの下側の一部は、大径部87A及び軸支部84の内部にまで至っている。そして、出力軸81は、大径部87Aの径方向内側において、軸支部84の挿入穴84Aに挿入されている。また、出力軸81の外周面と挿入穴84Aの内周面との間には円筒状の軸受90が介在されている。軸受90よりも高さ方向Tdの下側には、ナット91が配置されている。ナット91は軸支部84の挿入穴84Aを下側から蓋している。出力軸81は、ナット91によって下側より支えられている。
ベース82の高さ方向Tdの上側の開口縁には、円環状のフランジ92が被せられている。フランジ92の内径は、ロータヨーク87における大径部87Aの外径よりもやや大きくなっている。なお、フランジ92の中央の孔を挿通して、出力軸81が小径部87Bに覆われた状態でフランジ92よりも高さ方向Tdの上側にまで突出している。
図5に示すように、出力軸81の高さ方向Tdの上側の端部には、ロータヨーク87の小径部87Bを介して、送風ファン50が取り付けられている。送風ファン50は、ファンケース60内部の収容空間に収容されている。
図3及び図5に示すように、送風ファン50は、保持盤51と、複数の羽根52と、で構成されている。保持盤51は、略円盤状になっている。この実施形態では、保持盤51は、中央ほど上側に盛り上がるような形状になっている。保持盤51の中央においては、円形の貫通孔53が開口している。当該貫通孔53には、小径部87Bを介して出力軸81が固定されている。
図3に示すように、保持盤51の上側の面においては、複数の羽根52が上側に向かって突出している。羽根52は、板状となっている。羽根52は、保持盤51の径方向内側から外側に向かって延びている。なお、この実施形態では、延設長さの異なる羽根52が設けられている。また、羽根52は、保持盤51の周方向に等間隔毎に配置されている。したがって、複数の羽根52は、高さ方向Tdの上側から視た場合に、放射状に配置されている。
図4に示すように、モータ80におけるベース82には、弾性部材30を配置するための第1窪み部110が設けられている。具体的には、第1窪み部110は、ベース82の側部83Bの外周面において、径方向内側へ窪んでいる。第1窪み部110は、高さ方向Tdにおいて、側部83Bの上側の縁の近傍に配置されている。また、第1窪み部110は、側部83Bの上側の縁に沿って全周に亘って延びている。
図7に示すように、モータ80における出力軸81の中心軸線を含む面で断面視すると、第1窪み部110は、径方向内側を短辺、径方向外側を長辺とする略台形状になっている。すなわち、第1窪み部110の内面は、側部83Bの外周面と平行な平面Zと、平面Zより上側に延びる傾斜面X、及び平面Zより下側に延びる傾斜面Yとで構成されている。傾斜面Xは、平面Zの高さ方向Tdの上側の縁から、径方向外側に向かうほど高さ方向Tdの上側に位置するように傾斜している。傾斜面Yは、平面Zの高さ方向Tdの下側の縁から、径方向外側に向かうほど高さ方向Tdの下側に位置するように傾斜している。
図7に示すように、ファンケース60の内周面には、第2窪み部120が設けられている。具体的には、支持部63における円筒部63Aの高さ方向Tdの上側、且つ径方向内側の角部は、斜めに面取りされた傾斜面Qになっている。すなわち、傾斜面Qは、高さ方向Tdの上側に向かうほど径方向外側に位置するように傾斜している。傾斜面Qは、径方向において、第1窪み部110の傾斜面Yと向かい合っている。また、下側ファンケース62の上壁62Cの先端部のうち、高さ方向Tdの下側の角部は、斜めに面取りされた傾斜面Pになっている。すなわち、傾斜面Pは、高さ方向Tdの下側に向かうほど径方向外側に位置するように傾斜している。傾斜面Pは、径方向において、第1窪み部110の傾斜面Xと向かい合っている。これら傾斜面Q及び傾斜面Pによって、ファンケース60の第2窪み部120の内面が構成されている。
ここで、出力軸81の中心軸線を含む面で断面視したとき、傾斜面X、傾斜面Y、及び傾斜面Qのそれぞれに一点で接する仮想円を引いたとする。仮想円の中央Rから傾斜面Xまでの最短距離は、仮想円の中央Rから傾斜面Yまでの最短距離、及び仮想円の中央Rから傾斜面Qまでの最短距離と等しくなっている。一方で、仮想円の中央Rから傾斜面Pまでの最短距離が、上記の仮想円の中央Rから傾斜面Xまでの最短距離よりも長くなるように、傾斜面Pの位置が設定されている。したがって、仮想円と傾斜面Pは接触しておらず、仮想円と傾斜面Pとの間にクリアランスが設けられている。
図3及び図5に示すように、モータ80の外周面における第1窪み部110と、下側ファンケース62の内周面における第2窪み部120との間には、4つの弾性部材30が介在している。各弾性部材30は、モータ80の出力軸81を中心とする周方向に延びている。また、各弾性部材30は、周方向に等間隔毎に互いに離間して配置されている。弾性部材の材質は、ゴムやエラストマー等である。なお、この実施形態では、1つの弾性部材30は、周方向に約22.5度に亘って延びている。したがって、4つの弾性部材30の合計では、周方向のおよそ25%範囲を占めている。
図7に示すように、各弾性部材30は、当該弾性部材30の延設方向に直交する断面視で円形状になっている。この実施形態では、弾性部材30の径は、上述した仮想円の径と同一になっている。すなわち、弾性部材30の径は、高さ方向Tdにおける第2窪み部120の平面Zの寸法よりも大きくなっている。したがって、各弾性部材30は第1窪み部110の傾斜面X及び傾斜面Yに挟まれて、高さ方向Tdの上側及び下側から支持されている。また、弾性部材30の径は、モータ80の側部83Bとファンケース60の円筒部63Aとの距離よりも大きくなっている。したがって、各弾性部材30は第1窪み部110の傾斜面Yと第2窪み部120の傾斜面Qとに挟まれて、径方向内側及び外側から支持されている。その一方で、送風ファン50が停止しており、送風ファン50の回転に伴う高さ方向Tdの力がモータ80やファンケース60に作用していない状態では、各弾性部材30の外面のうち高さ方向Tdの上側を向く面、すなわち中央Rよりも上側の半球面は、第2窪み部120の傾斜面Pに対して離れている。
図7に示すように、出力軸81を含む面で断面視したときに、当該弾性部材30の中央Rより高さ方向Tdの上側の半球面と、第2窪み部120の傾斜面Pとの最短距離は、約0.5mmである。当該最短距離とは、弾性部材30の中央Rから傾斜面Pに対する垂直線を引いたときの、垂直線上における弾性部材30の端から傾斜面Pまでの距離である。また、出力軸81の中心線軸を含む面で断面視したとき、第2窪み部120の傾斜面Pは、弾性部材30の径方向外側の端を通り出力軸81に平行な仮想直線L上であって、高さ方向Tdの上側に配置されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
モータ80に電力が供給されると、コイル85Cと永久磁石88との間で発生する電磁力により、ロータアッシー86が回転する。ロータアッシー86の回転に伴って、出力軸81及び送風ファン50が回転する。送風ファン50が回転すると、ブロア40の外部の空気が、導入口65を通ってファンケース60の内部空間に吸引される。
送風ファン50が回転することにより、導入口65より吸引された空気はファンケース60の高さ方向Tdの下側の部分へと導かれる。そして、送風ファン50の回転によって、当該空気は圧縮される。また、送風ファン50よりも高さ方向Tdの上側の部分では、空気が相応の速度で流通しているため、静圧が低くなる。その結果、ファンケースの高さ方向Tdの上側よりも下側の圧力が大きくなる。当該圧力差により、ファンケース60には、モータ80や送風ファン50に対して、相対的に高さ方向Tdの下側へ動く力が働く。また、同時に、当該圧力差によって、モータ80や送風ファン50には、ファンケース60に対して相対的に高さ方向Tdの上側へ動く力が働く。
上記の圧力差によって、ファンケース60が高さ方向Tdの下側へ、モータ80が高さ方向Tdの上側へと動いた場合、弾性部材30が、ファンケース60の第2窪み部120に対して相対的に高さ方向Tdの上側に動き得る。この場合、図8に示すように、弾性部材30が、第2窪み部120の傾斜面Qと離間する。また、弾性部材30が傾斜面Qと離間した際には、弾性部材30より高さ方向Tdの上側に配置された第2窪み部120の傾斜面Pと接する場合がある。また、弾性部材30が傾斜面Qと離間した際でも、弾性部材30が傾斜面Pにも傾斜面Qにも接触しない場合も生じ得る。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態において、モータ80とファンケース60との間には、4つの弾性部材30が周方向に互いに離間して配置されている。各弾性部材30が互いに離間していることで、弾性部材30に力がかかった際に、弾性部材30が周方向へ変形することで力を吸収することができる。したがって、モータ80が振動して各弾性部材30に振動が伝わった際に、各弾性部材30が周方向へ変形することで、モータ80からの振動を低減できる。弾性部材30が振動を吸収することで、モータ80の振動がファンケース60へと伝わりにくい。
(2)本実施形態において、送風ファン50が停止している場合、出力軸81の中心軸線を含む面での断面視において、各弾性部材30の中央Rより高さ方向Tdの上側の半球面は、第2窪み部120と離間している。換言すると、弾性部材30と第2窪み部120の傾斜面Pとの間にクリアランスが設けられている。当該クリアランスが設けられていることで、弾性部材30が、ファンケース60に対して相対的に高さ方向Tdの上側に移動した場合において、第2窪み部120の傾斜面Qから離れることができる。弾性部材30が傾斜面Qと離間した場合、弾性部材30が傾斜面Pにも傾斜面Qにも接触しない状態が生じる。このような状態においては、モータ80は、弾性部材30を介してファンケース60とは接触していない。したがって、モータ80が振動しても、当該振動がファンケース60に伝達することを抑制できる。
また、送風ファン50が回転している状態であっても、弾性部材30が第2窪み部120の傾斜面Pや傾斜面Qに接触していることがある。この場合でも、傾斜面P及び傾斜面Qに対する弾性部材30の押し付け力は小さくなるので、モータ80の振動がファンケース60に伝わる効果は得られる。
(3)本実施形態において、弾性部材30の中央より高さ方向Tdの上側と離れた位置に、第2窪み部120の傾斜面Pが設けられている。そのため、弾性部材30がファンケース60に対して相対的に高さ方向Tdの上側に移動したとしても、傾斜面Pが弾性部材30と接触することで、傾斜面Pがストッパとして機能して、それ以上の移動を規制できる。
(4)本実施形態において、弾性部材30と第2窪み部120の傾斜面Pとの最短距離は、約0.5mmである。したがって、モータ80及び送風ファン50とファンケース60との相対的な移動も、0.5mm程度に抑えられる。したがって、モータ80及び送風ファン50とファンケース60とが相対移動した結果、送風ファン50がファンケース60の内面に干渉してしまうという現象は生じにくい。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、CPAP装置10は、ブロア40とは別の装置を備えていてもよい。例えば、CPAP装置10は、加湿器を備えていてもよい。加湿器を設ける場合には、例えば、ハウジング20の排出管100に加湿器を取り付け、加湿器の排出側にホース130を取り付けるのが好適である。
・上記実施形態において、ブロア40の形状は、上記実施形態の例に限られない。例えば、ファンケース60にモータ80を収容する収容穴64があれば、ファンケース60の外形は直方体状であってもよいし、多角形状であってもよい。また例えば、導出管70は、内径が広がるように延びていてもよいし、湾曲していてもよい。
・ファンケース60の部品構成は上記実施形態の例に限らない。例えば、上側ファンケース61や下側ファンケース62が2つ以上の部材に分割されていてもよい。また、下側ファンケース62と支持部63とが一体的に成形されていてもよい。
・上記実施形態の円環状の永久磁石88が着磁される間隔は、上記実施形態に限定されない。例えば、周方向45度毎に、径方向外側の極が異なるように着磁されていてもよい。また、永久磁石88の形状が円環状でなく、複数の永久磁石が周方向に等間隔毎に配置されていてもよい。
・上記実施形態において、1つの弾性部材30が周方向に延びる長さは限定されない。また、周方向に隣り合う弾性部材30が互いに離間していれば、各弾性部材30が周方向に延びる長さの合計と、4つの弾性部材30の仮想円の全周の長さの割合も上記実施形態に限定されない。
・上記実施形態において、第1窪み部110の形状は、上記実施形態に限定されない。例えば、第1窪み部110は、断面視で、傾斜面X、傾斜面Y及び平面Zといった複数の面を備えておらず、連続する曲面で構成されていてもよい。同様に、第2窪み部120の形状も、上記実施形態の例に限らない。
・上記実施形態では、支持部63及び下側ファンケース62に跨って第2窪み部120が設けられていたが、このような例に限らない。例えば、支持部63の内周面において第2窪み部120が径方向外側に窪んでいてもよい。
・上記実施形態において、モータ80に第1窪み部110がなくてもよい。また、ファンケース60に第2窪み部120が設けられていなくてもよい。その場合、各弾性部材30は、モータ80の側部83Bの外周面とファンケース60の収容穴64の内周面との間に挟まれて支持される。
・出力軸81を含む断面視において、各弾性部材30の断面形状は上記実施形態のように円形でなくてもよい。例えば、各弾性部材30の断面形状は矩形であってもよいし、楕円であってもよい。
・弾性部材30の数は、複数であれば問わない。また、複数の弾性部材30の配置も、周方向に等間隔毎でなくてもよい。
・上記実施形態において、送風ファン50が停止している場合でも、第2窪み部120の傾斜面Pと各弾性部材30とが接していてもよい。
・上記実施形態において、上壁62Cは備えられていなくてもよい。その場合、第2窪み部120は、高さ方向Tdの上側に開放された形状となる。そして、弾性部材30の径方向外側の端を通り出力軸81に平行な仮想直線L上であって高さ方向Tdの上側には、第2窪み部120が存在しないことになる。
なお、第2窪み部120が高さ方向Tdの上側に開放されていると、送風ファン50の回転に伴って、弾性部材30がファンケース60に対して上側に相対移動する場合に、その移動を第2窪み部120で規制することができない。したがって、送風ファン50と上側ファンケース61とが干渉しないように当該部材の間に十分な空間が確保されていることが望ましい。
・送風ファン50が停止している場合、出力軸81を含む面で断面視したとき、各弾性部材30の中央より高さ方向Tdの上側の部分と、第2窪み部120の傾斜面Pとの最短距離は上記実施形態のおよそ0.5mmに限定されない。ただし、送風ファン50及びモータ80とファンケース60との過度な相対移動を抑制するという観点では、上記最短距離は、1mm以下であることが好ましい。
・モータ80の構造は、適宜変更できる。例えば、モータ80は、径方向内側にステータアッシーが配置され、その径方向外側にロータアッシーが配置された構造であってもよい。
10…CPAP装置
30…弾性部材
50…送風ファン
60…ファンケース
64…収容穴
80…モータ
81…出力軸
110…第1窪み部
120…第2窪み部

Claims (3)

  1. モータと、前記モータによって回転される送風ファンと、送風ファンを覆うファンケースと、を備え、
    前記ファンケースには、前記モータの少なくとも一部が収容される収容穴が設けられており、
    前記モータの外周面と前記収容穴の内周面とは離間しているとともに、前記モータの外周面と前記収容穴の内周面との間には、複数の弾性部材が介在しており、
    前記複数の弾性部材は、前記モータの出力軸を中心とする周方向に互いに離間して配置されており、
    前記モータの出力軸の第1端には、前記送風ファンが取り付けられており、
    前記モータの外周面には、前記出力軸を中心とする径方向内側へ窪む第1窪み部が設けられており、
    前記ファンケースの内周面には、前記出力軸を中心とする径方向外側へ窪む第2窪み部が設けられており、
    前記第1窪み部の少なくとも一部と前記第2窪み部の少なくとも一部とは、前記径方向で向かい合っており、
    前記第1窪み部と前記第2窪み部との間に、前記複数の弾性部材が配置されており、
    前記送風ファンが停止している場合において、前記出力軸の中心軸線を含む面で断面視したとき、前記弾性部材の外面のうち前記中心軸線方向の第1端側を向く面と、前記第2窪み部とが離間している
    CPAP装置。
  2. 前記出力軸の中心軸線を含む面で断面視したとき、前記第2窪み部の一部は、前記弾性部材の径方向外側の端を通り前記出力軸に平行な仮想直線上の前記弾性部材よりも前記第1端側に配置されている
    請求項に記載のCPAP装置。
  3. 前記出力軸の中心軸線を含む面で断面視したとき、前記弾性部材における当該弾性部材の中央より前記第1端側の部分と、前記第2窪み部との最短距離が、1mm以下である
    請求項に記載のCPAP装置。
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