JP2964700B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2964700B2
JP2964700B2 JP12745391A JP12745391A JP2964700B2 JP 2964700 B2 JP2964700 B2 JP 2964700B2 JP 12745391 A JP12745391 A JP 12745391A JP 12745391 A JP12745391 A JP 12745391A JP 2964700 B2 JP2964700 B2 JP 2964700B2
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泉 山浦
正美 福本
浩章 乾
悦三 濱川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空掃除機に使用する電
動送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動送風機は、図6・図
7に示すような構成となっている。すなわち、ケーシン
グ1の中にインペラ2・エアガイド3を設けて、モータ
4によりインペラ2を高速回転させ、所要の風量と真空
圧を得るようになっていた。インペラ2はブレード5・
シュラウド6より構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の構成の
電動送風機は、インペラ2とケーシング1の入口隙間と
して0.5mm以上が必要である。つまり現行の製造技
術では、0.5mm以下になると量産が困難となるもの
である。従って、インペラ2の吸込口から矢印Aで示す
軸方向に流入した空気は、矢印Bで示すインペラ2の外
径方向へ方向転換するときに、前記入口隙間を通ってイ
ンペラ2の出口から入口へ向かう漏れ流れと混合する。
このため電動送風機の効率が低下し、問題となってい
る。特に近年の掃除機の高出力化に伴って、この問題は
一層深刻となってきている。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決しよ
うとするものであって、漏れ損失の低減をはかって効率
の高い電動送風機を提供することを第一の目的とするも
のである。また、組立性も配慮し効率の高い電動送風機
を提供することを第二の目的とするものである。更に確
実に漏れ損失の低減をはかり効率の高い電動送風機を提
供することを第三の目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成する本
発明の第一の手段は、モータと、インペラ及びエアガイ
ドを内包し中央部に吸気孔を有するケーシングと、前記
インペラの吸い込み部に設けた円筒状の薄膜とを有し、
前記ケーシングは先端部を吸い込み方向に延設した口金
部とし、前記円筒状の薄膜の高さを前記口金部と重なる
ように設定した電動送風機とするものである。
【0006】また第二の目的を達成する本発明の第二の
手段は、前記第一の手段に加え、薄膜をインペラを構成
する前面シュラウドとブレードとの間に挟持した電動送
風機とするものである。
【0007】更に第三の目的を達成する本発明の第三の
手段は、モータと、インペラ及びエアガイドを内包し中
央部に吸気孔を有するケーシングと、リング状に構成し
た薄膜とを有し、前記ケーシングは先端部をモータ側に
延設した口金部とし、この口金部に、前記薄膜の外周が
前記インペラの吸い込み部の吸気側端部とオーバラップ
するように延出させて前記薄膜を取り付けた電動送風機
とするものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段は、インペラの吸い込み部
に設けた円筒状の薄膜が高速回転による遠心力を受け
て、ケーシングの口金部に密着して漏れ流れを防止する
ものである。その結果、効率を大幅に向上させることが
できる電動送風機とすることができるものである。
【0009】また本発明の第二の手段は、インペラの組
立時に薄膜を前面シュラウドとブレードに挟持するもの
であり、薄膜の取り付けに特別な手段が不要である。
【0010】また本発明の第三の手段は、ケーシングに
設けた薄膜は、インペラの吸い込み部に対して漏れ流れ
の圧力差を受けて弁として作用する。このためインペラ
とケーシングとの間の隙間からの漏れを確実になくすこ
とができるものである。その結果、効率を大幅に向上さ
せることができる電動送風機とすることができるもので
ある。
【0011】
【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例について、
図1及び図2にもとづいて説明する。21はケーシング
で、中央に吸気孔21aを有し、先端は吸い込み方向に
平行に延設された口金部21bとなっている。ケーシン
グ21は内部に遠心型のインペラ23・エアガイド25
を有しており、前記吸気孔21aの反対側でモータ25
のモータフレーム22に空気漏れがないように取り付け
られている。またインペラ23は、複数枚のブレード2
3aと前面シュラウド23b・後面シュラウド23cで
構成され、吸い込み部23dを有している。24はこの
インペラ23の下部に取り付けられインペラ23からの
気流をモータ25のモータ吸気孔25bに導くエアガイ
ドである。24aはエアガイド24とケーシング21に
よって構成された外周に向かって拡大した通路を有する
ディフューザーで、ディフューザー24aの終端には戻
り通路24bが滑らかに連通して、気流をモータ吸気孔
25bに導いている。
【0012】なお、前記したモータ25は整流子モータ
よりなるもので、モータ吸気孔25bに流れ込んだ気流
は、モータ内部を冷却しながら排気孔25cより排出さ
れるものである。26はインペラ23の吸い込み部23
dに取り付けた円筒状の薄膜であり、本実施例では耐熱
性を高めるためにポリイミド樹脂を使用しており、50
μm程度の厚さとしている。この薄膜26の高さは、前
記ケーシング21の口金部21bに十分重なる程度の高
さとしている。
【0013】以下本実施例の動作を説明する。モータ2
5が回転しインペラ23に吸い込み圧が生じると、気流
が吸気孔21aから吸気される。吸気された気流は、エ
アガイド24によってモータ吸気孔25bに滑らかに導
かれる。このとき本実施例では、インペラ23に設けた
円筒状の薄膜26が以下のように作用することによっ
て、吸気効率を高いものとすることができる。即ち、薄
膜26はインペラ23の回転によって生じる遠心力を受
けて、外周方向へ開くように作用する。このとき薄膜2
6の高さが十分口金部21bと重なる程度に設定されて
いるため、薄膜26はケーシング21の先端に延設され
ている口金部21bに密着する。このため、従来問題と
なっていたインペラ23からの気流の漏れを防止するこ
とができるものである。さらに薄膜26は50μm程度
と薄いため、口金部21bとの摩擦による負荷損失が極
めて少ないものである。
【0014】以上のように本実施例は、インペラ23か
らの気流の漏れを防止することができ、効率を大幅に向
上させることができるものである。また本実施例は口金
部21bをモータ軸方向に平行して吸い込み方向に延設
した構成としているため、インペラ23の中央部に設け
た吸い込み部23dの全体を気流通路として無駄なく使
うことが出来る。
【0015】次に本発明の第二の手段の実施例について
図3に基づいて説明する。本実施例は前記第一の手段の
実施例の構成とほぼ同一であるので同一部分には同一符
号を付けて説明を省略する。
【0016】本実施例では薄膜26の端部26aを、イ
ンペラ23を構成する前面シュラウド23bとブレード
23aとの間に固着したもので、前面シュラウド23b
とブレード23aとをかしめてインペラ23を組み立て
る際に挟持するものである。本実施例では接着剤等を使
用する必要がなく極めて容易に且つ安価に薄膜26を取
り付けることができる。
【0017】次に本発明の第三の手段の実施例を図4に
基づいて説明する。ケーシング30は、モータ25方向
へ延設した口金部30aを有している。前記口金部30
aには薄板状でリング状の薄膜31の外周が、インペラ
23の吸い込み部23dの吸気側端部とオーバラップす
るように延出させて前記薄膜を取り付けている。この薄
膜31の中央部は開孔31bとなっている。
【0018】以下本実施例の動作を説明する。ケーシン
グ30とインペラ23との間に設けたリング状の薄膜3
1は、矢印で示されるようにインペラ23の漏れ流れに
よって押さえつけられる。このため、薄膜31はインペ
ラ23の吸い込み部23dの吸気側端部に対して弁とし
て作用する。つまり本実施例はこの薄膜31の弁の作用
を利用してインペラ23とケーシング30との間の隙間
を確実に覆って、インペラ23の漏れ流れを防いでいる
ものである。この結果、効率を大幅に向上させた電動送
風機とすることができるものである。
【0019】なお、図5は従来例と本発明の各実施例と
の圧力・流量カーブを示したものである。このように本
発明の各実施例は従来例に比較して漏れ損失が明らかに
少なくなっており、実験での効率は1.12m3/mi
nで約2.0ポイント向上している。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段によれ
ば、円筒状の薄膜の作用により、漏れ損失を低減でき、
効率の高い電動送風機を実現することができるものであ
る。
【0021】また本発明の第二の手段は、薄膜をインペ
ラを構成する前面シュラウドとブレードとの間に挟持し
たことによって、薄膜の取り付けに特別な手段を不要と
し極めて容易に且つ安価に漏れ損失を低減し、効率の高
い電動送風機を実現することができるものである。
【0022】更に本発明の第三の手段によれば、リング
状の薄膜の弁作用を利用してインペラとケーシングとの
間の隙間を確実に覆って、インペラの漏れ流れを防いで
いるもので、この結果、効率を大幅に向上させた電動送
風機を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例の電動送風機を示
す断面図
【図2】同要部の詳細構成を示す断面図
【図3】本発明の第二の手段の構成を示すインペラの断
面図
【図4】本発明の第三の手段の実施例を示す電動送風機
の断面図
【図5】実験結果を示す特性図
【図6】従来の電動送風機を示すインペラ部の断面図
【図7】同全体構成を示す断面図
【符号の説明】
21・30 ケーシング 21a 吸気孔 21b・30a 口金部 23 インペラ 23a ブレード 23b 前面シュラウド 23d 吸い込み部 25 モータ 26・31 薄膜
フロントページの続き (72)発明者 濱川 悦三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−72907(JP,A) 特開 昭46−26499(JP,A) 実開 昭52−86708(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 29/16 F04D 29/28 A47L 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、インペラ及びエアガイドを内
    包し中央部に吸気孔を有するケーシングと、前記インペ
    ラの吸い込み部に設けた円筒状の薄膜とを有し、前記ケ
    ーシングは先端部を吸い込み方向に延設した口金部と
    し、前記円筒状の薄膜の高さを前記口金部と重なるよう
    に設定した電動送風機。
  2. 【請求項2】 薄膜をインペラを構成する前面シュラウ
    ドとブレードとの間に挟持した請求項1記載の電動送風
    機。
  3. 【請求項3】 モータと、インペラ及びエアガイドを内
    包し中央部に吸気孔を有するケーシングと、リング状に
    構成した薄膜とを有し、前記ケーシングは先端部をモー
    タ側に延設した口金部とし、この口金部に、前記薄膜の
    外周が前記インペラの吸い込み部の吸気側端部とオーバ
    ラップするように延出させて前記薄膜を取り付けた電動
    送風機。
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