JP2689724B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2689724B2
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泉 山浦
正美 福本
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は真空掃除機に使用する電動送風機に関するも
のである。
従来の技術 従来のこの種の電動送風機は第5図および第6図に示
すようにケーシング21の中に、インペラ22およびエアガ
イド23を設け、モータ24によりインペラ22を高速回転さ
せ、風量と真空圧を得るようになっていた。そして、イ
ンペラ22はブレード25およびシュラウンド26より構成さ
れていた。
発明が解決しようとする課題 上記電動送風機のインペラ22では、空気の流入はイン
ペラ22の吸込口から矢印Aで示す軸方向へ入り、インペ
ラ22の外径方向(矢印B)へ曲げられて吐出される。し
かし、高速で回転するインペラ22のためインペラ22とケ
ーシング21の入口隙間は、現行量産モータでは、品質上
0.5mm以上とる必要がある。そのためインペラ22とケー
シング21の隙間27を通ってインペラ22出口から入口へ向
かう漏れ流れが主流と混合して風量損失が生じ効率の低
下が問題となっていた。さらに、近年の掃除機の高出力
化により、圧力が大きくなったため、より顕著な効率低
下が生じていた。
本発明は、上記課題を解決するもので、漏れ損失の低
減をはかり、効率を大幅に向上させることのできる電動
送風機を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明の電動送風機は、上記目的を達成するために、
モータと、このモータのモータフレームに取り付けら
れ、インペラ及びエアガイドを内包するケーシングとを
備え、前記ケーシングの吸い込み部に略円環状の可動リ
ングを前記インペラの前記シュラウドの入口部と接離自
在に設けた構成としたものである。
作用 本発明の電動送風機では、円環状の可動リングが、ケ
ーシング入口部に接離自在に設けてあるためインペラの
回転による吸い込み圧によってインペラの入口部に可動
リングが押し付けられ接触し、インペラの出口部から吐
出された空気流の逆流が防止され、その結果効率を大幅
に向上させることができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図〜第3図を参
照しながら説明する。図において、1はケーシングで、
中央に吸気孔2を設け、この吸気孔2の反対側はモータ
3のモータフレーム4に空気漏れがないように取り付け
られている。そして、複数枚のブレード5を有する遠心
形のインペラ6の下部に位置してエアガイド7が設けら
れている。また、前記ケーシング1は、インペラ6及び
エアガイド7を内包するもので、ケーシング1とエアガ
イド7で形成されたディフュザー8が外周に向かって拡
大した通路を有するように配設され、このディフューザ
ー8の終端に滑らかに独立に連通して戻り通路9が形成
されている。そして、前記戻り通路9はモータ3の吸気
孔10に気流を導くものである。
また、前記モータ3は駆動用の整流子モータよりなる
もので、吸気孔10に流れ込んだ気流は、モータ内部を冷
却しながら排気11より排出されるものである。
そして、前記ケーシング1の吸い込み部12に略円環状
の可動リング13を可動自在に設け、前記インペラ6の前
面シュラウド14の入口部15と接離自在に設けている。そ
して、可動リング部材13は、スラスト方向に自由に動
き、実施例では約1mm可動するもので、モータ3側と反
対側に位置したときは、インペラ6の入口部15から可動
リング部材13は完全に離れた構成になっている。また、
本実施例の可動リング13の材質はシリコンを含んだポリ
プロピレンで摺動性が非常によく、また、削れ易いの
で、インペラ6の入口部15に沿った溝が可動リング部材
13に出来易く、これは次の作用の所でも示すが、シール
性を向上させている。材質としては、カーボンを含んだ
もの、焼結性ステンレス等でも可能である。
次に上記した実施例に於ける作用を説明する。本発明
では、ケーシング1の吸い込み部12に略円環状の可動リ
ング13を設けてあるためモータ3の起動時には、可動リ
ング部材13が接触せずスムーズに立ち上がる。また、可
動リング13が例え前面シュラウド14の入口部15に接触し
ていても、可動リング13の接触圧は非常に小さい状態に
ある。その後回転数が上がると、インペラ6による吸い
込み圧により可動リング13がモータ3側に引っ張られ接
触を始める。この時点では回転トルクも高く、ストップ
してロックすることもない。そしてインペラ6の入口部
15が可動リング13を削り徐々に溝を形成するのである。
これにより隙間がなくなり完全なシール構成が取れる。
可動リング13は寸法構成でインペラ6の入口部15とのオ
ーバーラップ量が0.2mm位に設定してあり過度に接触す
ることが無い。また、一度溝が付けば次からはさらにス
ムーズに起動とシールが行われ、そのシールによる漏れ
損失低減の効果は大きい。その効果を第3図に示すが、
風量を絞ったとき、すなわち吸い込み圧力が高い方が効
果として大きく出て来る。その結果効率を大幅に向上さ
せることができるものである。実験での効率は、1.12m/
minで、約2.0ポイント向上が得られている。
発明の効果 以上のように、本発明の電動送風機は、ケーシングの
吸い込み部に略円環状の可動リングを有したことで、漏
れ損失を負荷によるロスなく低減でき、電気掃除機等に
使用した場合の性能向上が図れる電動送風機を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電動送風機のインペラとケ
ーシングの関係を示す要部拡大断面図、第2図は同電動
送風機の一部破断側面図、第3図は同電動送風機の効率
を示すグラフ、第4図は従来のインペラとケーシングの
要部拡大断面図、第5図は同電動送風機の一部破断側面
図である。 1……ケーシング、3……モータ、6……インペラ、7
……エアガイド、12……吸い込み部、13……可動リン
グ、14……前面シュラウド、15……入口部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、このモータのモータフレームに
    取り付けられ遠心形のインペラ及びエアガイドを内包す
    るケーシングとを備え、前記ケーシングの吸い込み部に
    略円環状の可動リングを前記インペラの前面シュラウド
    の入口部と接離自在に設けた電動送風機。
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