JP2548205B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2548205B2
JP2548205B2 JP62162767A JP16276787A JP2548205B2 JP 2548205 B2 JP2548205 B2 JP 2548205B2 JP 62162767 A JP62162767 A JP 62162767A JP 16276787 A JP16276787 A JP 16276787A JP 2548205 B2 JP2548205 B2 JP 2548205B2
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airflow
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泉 山浦
正美 福本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は真空掃除機に使用する電動送風機に関するも
のである。
従来の技術 従来の電動送風機は第5図のように、ケーシング1の
中に、インペラ2、エアガイド3を設けてモータ4によ
りインペラ2を高速回転させて風量と真空圧を得るよう
になっていた。そして、発明者らはエアガイド3とし
て、第6図〜第8図に示すように、騒音低減のためにデ
ィフューザ5部に平坦部6とこれに連らなる傾斜路7を
設けたものを提案している。
発明が解決しようとする問題点 上記のようにエアガイド3のディフューザ5が平坦部
6と傾斜部7により構成され羽根を用いないものでは、
騒音低減の効果が期待できるが、インペラ2より吐出す
る気流が、スムーズにインペラ2の外周部8から傾斜部
7へ流れ込みにくい。これはインペラ2の外周部8すな
わち、エアガイド3の平坦部6で気流に下向きの力が作
用する要素がないためランニングすることによるもの
で、送風損失が大きくなるものであった。
本発明は、このような問題点を解決するもので、低騒
音でかつ送風効果の高い電動送風機を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の技術的な手段は、
エアガイドのディフューザの平坦路に傾斜路方向に延出
した延出部を設け、この延出部と傾斜路との間に空間部
を形成した電動送風機の構成となしているものである。
作用 この技術的手段は次のように作用する。ディフューザ
の平坦路の延出部と傾斜路との間に空間部が形成される
ため、この空間部には気流が流れていかず負圧の空間と
なる。そのため平坦路の上を流れる気流が圧力差のため
に空間部へ一部が引かれる。これが気流の流れの方向を
傾斜路へと変える作用をし、気流の流れ全体が、傾斜路
に沿って流れ易くなり、送風効率が向上する。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について添付第1図〜第4図
にもとづいて説明する。
図において21は後記するインペラおよびエアガイドを
内包するケーシングで、中央に吸気孔22が開いている。
またこの吸気孔22の反対側はモータフレーム23に空気漏
れがないように取付けられている。24は複数枚の羽根を
有する遠心形のインペラで、25はインペラ24より送出さ
れた気流を案内するエアガイドである。前記エアガイド
25の構成は、平坦路26とこれに連らなる傾斜路27を複数
設けて形成された羽根なしのディフューザ28がケーシン
グ21の内面との間で拡大通路を有するように配設されて
いる。そしてディフューザ28の終端すなわちエアガイド
25の裏面にはモータ吸気孔29に気流を導く複数の戻り通
路30が形成されている。31はインペラ24を駆動するモー
タで、モータ吸気孔29より流れ込んだ気流はモータ内部
を冷却しながら排気孔32より排出される。そして上記エ
アガイド25は、ディフューザ28の平坦路26に傾斜路27方
向へ延出した延出部34を設けている。延出部34の最終端
33は、実際にはインペラ24の回転方向側に5mm程度延出
しているもので、延出部34と傾斜路27との間には空間部
35を形成している。
次にこの一実施例の構成における作用を説明する。こ
の種の電動送風機では性能を向上するために、インペラ
24から吐出した気流をいかに損失なく流すかが重要なポ
イントである。そこでエアガイド25には通常、流れを案
内する羽根が、インペラ24出口直後より設けられてい
る。しかしこの実施例のエアガイド25では、低騒音化の
ためにディフューザ28は平坦路26と傾斜路27を有し羽根
なし構成となっている。また平坦路26には延出部34を設
けて傾斜路27との間に空間部35を設けている。したがっ
て、第3図に示すように、気流が点線の矢印のように流
れていても、圧力差のために空間部35に気流の一部が引
き込まれ、これにより気流全体の流れが下向きに変化す
る作用が働く。よって点線より実線の矢印の方へ気流が
流れ易くなる。なお空間部35へ気流が流れ込む理由は、
空間部35自体が負圧になり気流が流れ込むからである。
このように気流が傾斜路27に沿って流れ易くなった結
果、送風効率が大巾に向上した。
発明の効果 以上のように本発明の電動送風機は、エアガイドのデ
ィフューザの平坦路に延出部を設け、この延出部と傾斜
路との間に空間部を形成したことにより、低騒音で送風
効果を高めることができたものでその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すエアガイドの平面図、
第2図はその一部斜視図、第3図は作用を説明する側面
図、第4図は本発明の実施例を示す電動送風機の一部欠
截側面図、第5図は従来の電動送風機の一部を示す一部
欠截側面図、第6図,第7図は従来の電動送風機のイン
ペラとエアガイドの半分を示す平面図と断面図、第8図
は同エアガイドの一部側面図である。 21……ケーシング、30……戻り通路、24……インペラ、
25……エアガイド、34……延出部、26……平坦路、27…
…傾斜路、35……空間部、28……ディフューザ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより駆動される遠心形のインペラ
    と、このインペラより送出された気流を案内する平坦路
    とこれに連らなる傾斜路を有するディフューザおよびモ
    ータへこの気流を案内する複数の戻り通路を有するエア
    ガイドと、これらインペラ、エアガイドを内包するケー
    シングとを具備し、上記エアガイドは、ディフューザの
    平坦路に傾斜路方向へ延出した延出部を設け、この延出
    部と傾斜路との間に空間部を形成してなる電動送風機。
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