JP3030098B2 - ディフューザーを有する電動送風機 - Google Patents

ディフューザーを有する電動送風機

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JP3030098B2
JP3030098B2 JP2418470A JP41847090A JP3030098B2 JP 3030098 B2 JP3030098 B2 JP 3030098B2 JP 2418470 A JP2418470 A JP 2418470A JP 41847090 A JP41847090 A JP 41847090A JP 3030098 B2 JP3030098 B2 JP 3030098B2
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guide vanes
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隆夫 樽谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディフューザーを有
するWet型の電動送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開昭56−6352号公報には、We
t型の電動送風機が記載されている。この公報に記載さ
れる電動送風機は、ファンカバーに長方形の排気孔を設
けている。この公報に記載される電動送風機は、モータ
ー効率を高くできない欠点がある。それは、ファンで加
速された風を、効率よく整流できないことが原因であ
る。
【0003】近年、モーター性能をアップするために、
案内翼のあるディフューザーが使用されるようになっ
た。案内翼は、ディフューザーの外周部に設けられる。
案内翼は、ファンで加速された空気流を整流して、ファ
ンカバーの排気孔から排気する。案内翼は、空気の流動
方向に沿って傾斜している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構造の電動送風機
は、案内翼で空気を整流して排気できるので、モーター
効率を高くできる。この構造の電動送風機がモーター効
率を高くするためには、案内翼で空気流を十分に整流し
て排気孔から噴射する必要がある。案内翼が十分に空気
を整流できないと、モーター効率は低くなる。
【0005】図8は、案内翼を備えるWet型の電動機
を示している。この図に示す送風機は、案内翼2で空気
を整流できる特長がある。しかしながら、この構造の送
風機は、図9に示すように、案内翼2の風下側、いいか
えると、案内翼2の裏側部分を流動する空気が排気孔5
から吹き出されると、整流効率が低下する欠点がある。
この状態において、排気孔5は案内翼2でふたつに分割
される。案内翼2で分割された排気孔5は、案内翼2で
十分に整流される以前に、空気の一部を排気孔5から外
部へ噴射してしまう。このため、この状態では、十分に
エネルギー変換を行えない。モーター効率を高くするに
は、ファン7から出た風を案内翼2で整流し、運動エネ
ルギーを圧力エネルギーに変換した後に排気孔5から吹
き出す必要がある。
【0006】図10と図11とに示すように、排気孔5
の形状を案内翼2に沿う形状とすることでモーター効率
を高くできる。この形状の排気孔5は、案内翼2で空気
を2分することなく、十分に整流して排気できる。しか
しながら、この構造の送風機も、図12に示すように、
排気孔5と案内翼2との相対位置がずれると、案内翼2
が空気を2分して、案内翼2の風下側の空気が排気孔5
から吹き出されて効率が低下する。したがって、この構
造の送風機は、排気孔5と案内翼2との相対位置を正確
に調整して組み立てる必要がある。
【0007】この発明は、従来のWet型の電動送風機
が有するこれ等の欠点を解決することを目的に開発され
たもので、この発明の重要な目的は、案内翼でもって効
率よく運動エネルギーを圧力エネルギーに変換でき、モ
ーター効率を高くできるディフューザーを有する電動送
風機を提供するにある。
【0008】また、この発明の他の重要な目的は、案内
翼と排気孔との相対位置を正確に調整する必要がなく、
ディフューザーとファンカバーとの組立を簡素化してモ
ーター効率を高くできるディフューザーを有する電動送
風機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のディフューザ
ーを有する電動送風機は、案内翼2が空気を十分に整流
できるように、ディフューザー1外周に隔壁3を設けて
いる。隔壁3は、案内翼2の風下側に設けている。風下
側の隔壁3は、案内翼2と排気孔5との相対位置がずれ
たときに、排気孔5の一部を閉塞して、案内翼2が空気
を2分するのを防止する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為のディフューザーを有する電動送風機
を例示すものであって、この発明の電動送風機は、構成
部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に特定する
ものでない。この発明の電動送風機は、特許請求の範囲
に記載された範囲に基づいて種々の変更を加えることが
できる。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解
し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決する
為の手段の欄」および「作用の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0011】図1に示すディフューザーを有する電動送
風機は、モーター6と、モーター6の回転軸に固定され
たファン7と、ファン7の背面に設けられて、空気を整
流するディフューザー1と、ディフューザー1で整流さ
れた空気をブラケットを通過することなく排気するファ
ンカバー4とを備えている。
【0012】ディフューザー1は、ファンカバー4の内
側に配設されている。ディフューザー1の案内翼2で整
流された空気流は、ファンカバー4の排気孔5から吹き
出される。したがって、図2と図7とに示すように、デ
ィフューザー1はファンの背面に設けられ、ディフュー
ザー1の外周にファンカバー4を固定している。
【0013】ディフューザー1は、図2ないし図6に示
されている。図2は、ディフューザー1の案内翼部分
と、ファンカバー4の排気孔部分を示している。図3な
いし図6は、ディフューザー1の正面図、側面図、背面
図、及び斜視図である。これ等の図に示すディフューザ
ー1は、ファンで加速されて矢印の方向に流動される空
気を整流する案内翼2を備えている。案内翼2は、図
3、図5及び図6に示すように、外周部分に設けられ
る。ディフューザー1は、外周部分の案内翼2に沿って
空気を流すことによって空気を整流する。ディフューザ
ー1の中央部分は、空気が通過しないように閉塞されて
いる。すなわち、ファンで加速された空気は、ディフュ
ーザー1の案内翼2の部分を通過して整流される。案内
翼2は、ファン7で加速されて渦巻状に流動される空気
流動に沿う方向に傾斜されている。
【0014】ディフューザー1は、案内翼2の整流効果
を向上するために隔壁3を備える。隔壁3は、空気を2
分して排気孔5から吹き出すのを阻止する。隔壁3は、
図2に示すように、案内翼2が排気孔5の開口部に位置
するときに、排気孔5の一部を閉塞する。すなわち、隔
壁3は案内翼2の風下側を閉塞する。隔壁3は、ファン
カバー4の排気孔5を内側から閉塞する。したがって、
隔壁3は、ファンカバー4の内面側に位置し、しかも、
案内翼2の風下側に配設されている。
【0015】ファンカバー4は、外周に排気孔5を設け
ている。排気孔5は、案内翼2で整流された空気を、ブ
ラケットを通過することなく排気する。したがって、排
気孔5は、円筒状に成形されたファンカバー4の外周
に、案内翼2と同じピッチで開口されている。図2に示
す排気孔5は、風下側の1辺を、案内翼2に沿う形状に
傾斜している。この形状の排気孔5は、案内翼2で整流
された空気をスムーズに排気できる特長がある。
【0016】ただ、この発明は、排気孔5を図1に示す
形状に特定しない。図7に示すファンカバー4は、方形
状の排気孔5を開口している。この形状の排気孔5も、
風を2分することなく、排気できる。それは、図に示す
ように、案内翼2の風下側を隔壁3で閉塞しているから
である。
【0017】この構造のディフューザー1を有する電動
送風機は、下記のようにして、ファンで加速した空気を
効率よく整流して排気する。ファンの吸込口から吸い込
まれた風は、図1に示すように、ファン7の外周部より
排出され、ディフューザー1の案内翼2に導かれる。案
内翼2で十分に整流された空気流は、ブラケットを通ら
ずに、直接に、ファンカバー4の排気孔5から外部へ排
出される。
【0018】これに対して、従来の送風機は、案内翼2
と排気孔5の相対位置を、図9と図12とに示す位置と
するとき、案内翼2は空気を2分して排気孔5から排気
する。図8は、案内翼2が排気孔5の開口部に交差して
いる。この状態で、案内翼2は風上側と風下側の両方を
排気孔5に開口する。ファンから排出された風の一部
は、案内翼2に沿って流動することなく、案内翼2の風
下側から、直接に、排気孔5上部より排出されてしま
う。したがって、案内翼2が十分に空気流を整流できな
くなり、モーター効率が低下する。
【0019】図11に示すように、排気孔5の1辺に案
内翼2を合わせると、案内翼2の風下側の空気排出を阻
止できる。しかしながら、この状態は、案内翼2と排気
孔5の相対位置を正確に調整する必要がある。このた
め、ディフューザー1とファンカバー4とを、注意深
く、高い精度で取り付ける必要があり、量産性が低下す
る。又、組み立て後、あるいは、分解して再組み立てし
たときに、案内翼2と排気孔5の位置がずれると、案内
翼2によってファンカバー4の排気孔5が2分されて効
率が低下する。
【0020】さらに、図12に示すように、排気孔5と
案内翼2との間の僅かのずれは、騒音の原因となる。そ
れは、排気孔5と案内翼2との狭い隙間から空気が高速
流動して、風切音が発生するからである。
【0021】この発明のディフューザー1を有する電動
送風機は、この欠点を解消するために、ディフューザー
1に隔壁3を設けている。隔壁3は、図2に示すよう
に、排気孔5と案内翼2の位置が多少ずれても、また、
図7に示すように、排気孔5と案内翼2との形状と合致
していなくても、全ての風は、十分に案内翼2で整流さ
れて排気される。このため、案内翼2が運動エネルギー
を有効に圧力エネルギーに変換し、従来の送風機が無駄
に排出していたエネルギーを有効に活用して、モーター
効率を向上することができる。また、図6に示すよう
に、ディフューザー1の外周部にリング状に隔壁3を設
けることによって、熱などによる変形や、反りに対する
強度を向上できる。
【0022】
【発明の効果】この発明のディフューザーを有する電動
送風機は、案内翼でもって、効率よく運動エネルギーを
圧力エネルギーに変換できる。したがって、この発明の
送風機は、従来ファンが充分にエネルギー変換されない
で無駄に排出されていた風を有効利用して、モーターの
効率を向上できる特長がある。
【0023】さらに、この発明の電動送風機は、排気孔
と案内翼の位置が多少ずれても、又、排気孔を単純な長
方形としても、ファンから排出された風を2分すること
なく、案内翼で効果的に整流できる。このことは、ディ
フューザーとファンカバーの組み立てに高い精度が要求
されず、モーター効率を高く保持することに効果があ
る。したがって、この発明の送風機は、組み立て工程を
簡素化でき、しかも、排気孔を金型の製造が簡単である
長方形とすることもできて、コストダウンがはかれる。
【0024】さらにまた、排気孔と案内翼の位置がずれ
てわずかな隙間が生じても、風切音の発生を未然に防ぐ
ことができる。また、ディフューザーの外周に隔壁を設
けるので、ディフューザーを増強でき、熱などによる変
形や反りを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すディフューザーを有
する電動送風機の側面図
【図2】図1に示す電動送風機の排気孔と案内翼部分を
示す側面図
【図3】図1に示す電動送風機のディフューザーの正面
【図4】図1に示す電動送風機のディフューザーの側面
【図5】図1に示す電動送風機のディフューザーの背面
【図6】図1に示す電動送風機のディフューザーの斜視
【図7】この発明の他の実施例を示す排気孔と案内翼部
分を示す側面図
【図8】従来の電動送風機の側面図
【図9】従来の電動送風機の排気孔と案内翼部分を示す
側面図
【図10】従来の電動送風機の側面図
【図11】従来の電動送風機の排気孔と案内翼部分を示
す側面図
【図12】従来の電動送風機の排気孔と案内翼部分を示
す側面図
【符号の説明】
1 ディフューザー 2 案内翼 3 隔壁 4 ファンカバー 5 排気孔 6 モーター 7 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/00 F04D 29/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数個の排気孔を有するファンカ
    バーの内側に配設されて、排気孔から排気される空気を
    整流する案内翼を有するディフューザーを備え、空気を
    ディフューザーの案内翼に沿って流動させて排気孔から
    ブラケットを通らずに排出するWet型電動送風機にお
    いて、ディフューザーが外周に隔壁を有し、隔壁は、フ
    ァンカバーの内面側に位置すると共に、案内翼の風下側
    に配設されており、隔壁が案内翼の風下側の近傍を閉塞
    し、案内翼の風下側が排気孔に開口されるのを阻止する
    ように構成されたことを特徴とするディフューザーを有
    する電動送風機。
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