JP2863170B2 - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
- Publication number
- JP2863170B2 JP2863170B2 JP63109331A JP10933188A JP2863170B2 JP 2863170 B2 JP2863170 B2 JP 2863170B2 JP 63109331 A JP63109331 A JP 63109331A JP 10933188 A JP10933188 A JP 10933188A JP 2863170 B2 JP2863170 B2 JP 2863170B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- motor frame
- diffuser
- fan casing
- gap
- Prior art date
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気掃除機等に使用される電動送風機に関
するものである。
するものである。
従来の技術 従来のこの種の電動送風機は、ケーシングの中に、フ
ァン、ディフューザーを設けて、モータによりファンを
高速回転させて、風量と真空圧を得るようになってい
る。
ァン、ディフューザーを設けて、モータによりファンを
高速回転させて、風量と真空圧を得るようになってい
る。
以下、図面を参照しながら上述したような従来の電動
送風機について説明する。
送風機について説明する。
第４図は従来の電動送風機の側面図で上半分はその断
面を示す。第４図において、筒型のモータフレーム１と
円盤状のモータフレーム２とはリベット３でかしめるこ
とにより固定されている。モータフレーム２には風の流
れをスムーズにするため、樹脂成型品のディフューザー
４が取付けられている。回転軸５にはファン６が取り付
けられ、ファンケーシング７でカバーされている。ファ
ンケーシング７には吸込口８が、モータフレーム２には
通風穴部９がそれぞれ設けてある。
面を示す。第４図において、筒型のモータフレーム１と
円盤状のモータフレーム２とはリベット３でかしめるこ
とにより固定されている。モータフレーム２には風の流
れをスムーズにするため、樹脂成型品のディフューザー
４が取付けられている。回転軸５にはファン６が取り付
けられ、ファンケーシング７でカバーされている。ファ
ンケーシング７には吸込口８が、モータフレーム２には
通風穴部９がそれぞれ設けてある。
以上のように構成された電動送風機について、以下そ
の動作について説明する。
の動作について説明する。
回転軸５が回転することにりファン６が回り、ディフ
ューザー４のファンケーシング７測、モータフレーム２
側の案内羽根を通り、ファンケーシング７の吸込み口８
より空気を吸い込む。空気はファン６の内部を通り、デ
ィフューザー４を経て円盤状のモータフレーム２の通風
穴部９を通り、筒型のモータフレーム１の風穴より吐出
される。空気はこのように移動する。
ューザー４のファンケーシング７測、モータフレーム２
側の案内羽根を通り、ファンケーシング７の吸込み口８
より空気を吸い込む。空気はファン６の内部を通り、デ
ィフューザー４を経て円盤状のモータフレーム２の通風
穴部９を通り、筒型のモータフレーム１の風穴より吐出
される。空気はこのように移動する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、ファンより出た
空気がディフューザー４を通ってモータフレーム２側へ
屈折する時に、ファンケーシングの内周面とディフュー
ザの外周面との隙間が広いため、空気流が前記隙間を通
過中及び通過後、大きな乱流が発生し、このため大きな
騒音が生じ、エネルギー損失を発生し、空気出力が小さ
くなるという問題があった。
空気がディフューザー４を通ってモータフレーム２側へ
屈折する時に、ファンケーシングの内周面とディフュー
ザの外周面との隙間が広いため、空気流が前記隙間を通
過中及び通過後、大きな乱流が発生し、このため大きな
騒音が生じ、エネルギー損失を発生し、空気出力が小さ
くなるという問題があった。
本発明は上記欠点に鑑み、ディフューザーの形状を改
良すると共に、ファンケーシングの内周面とディフュー
ザの外周面との間との隙間寸法を特定することにより低
騒音で高空気出力の電動送風機を提供するものである。
良すると共に、ファンケーシングの内周面とディフュー
ザの外周面との間との隙間寸法を特定することにより低
騒音で高空気出力の電動送風機を提供するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電動送風機は、モ
ータフレームと、モータの回転軸に固定されたファン
と、前記モータフレームに固定されたファンケーシング
と、前記モータフレームと前記ファンとの間に固定され
た、円盤状の仕切り板及び、この仕切り板のモータフレ
ーム側の面のみに設けた多数の渦巻き状案内羽根を有
し、前記円盤状仕切り板の外周縁に、前記渦巻き状案内
羽根外径端が位置するディフューザとを備え、ファンケ
ーシング内径に対する前記ファンケーシングの内径と前
記ディフューザの外径との差の比率を前記隙間比率とし
た時、前記隙間比率を0.016〜0.02とし、前記ファンか
ら排出された排気空気流が前記ファンケーシング側面で
前記モータフレーム側へ屈折し、前記ファンケーシング
の内周面と前記ディフューザの外周面との間の隙間を通
るようにしたものである。
ータフレームと、モータの回転軸に固定されたファン
と、前記モータフレームに固定されたファンケーシング
と、前記モータフレームと前記ファンとの間に固定され
た、円盤状の仕切り板及び、この仕切り板のモータフレ
ーム側の面のみに設けた多数の渦巻き状案内羽根を有
し、前記円盤状仕切り板の外周縁に、前記渦巻き状案内
羽根外径端が位置するディフューザとを備え、ファンケ
ーシング内径に対する前記ファンケーシングの内径と前
記ディフューザの外径との差の比率を前記隙間比率とし
た時、前記隙間比率を0.016〜0.02とし、前記ファンか
ら排出された排気空気流が前記ファンケーシング側面で
前記モータフレーム側へ屈折し、前記ファンケーシング
の内周面と前記ディフューザの外周面との間の隙間を通
るようにしたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、ファンより排出され
た排気空気流がファンケーシングの内周面とディフュー
ザの仕切板の外周面との間の隙間を通る時、前記隙間比
率を0.016〜0.02とすることで、前記隙間通過中及び通
過後の空気の大きな乱流の発生を防止することができ
る。
た排気空気流がファンケーシングの内周面とディフュー
ザの仕切板の外周面との間の隙間を通る時、前記隙間比
率を0.016〜0.02とすることで、前記隙間通過中及び通
過後の空気の大きな乱流の発生を防止することができ
る。
このため、前記隙間通過中及び通過後の空気の流れが
スムーズになることにより騒音が小さくなり大きな空気
出力が得られる。
スムーズになることにより騒音が小さくなり大きな空気
出力が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例の電動送風機について、図面
を参照しながら説明する。第１図は本願発明の一実施例
における電動送風機の構成を示すものである。第２図は
モータフレームにディフューザーを固定した状態を示す
ものである。ここで、２は円筒形のモータフレーム、９
はモータフレーム２の通風穴部、４はディフューザー、
13は円盤状仕切板、10はこの円盤状仕切板13のモータフ
レーム側の面のみに設けたうず巻状案内羽根、６はファ
ン、７はファンケーシングである。動作は従来の電動送
風機と同じで、ファンケーシング７の吸込口８より吸込
まれた空気は、ファン６の内部を通り、ファンケーシン
グ７とディフューザー４との間を通ってファンケーシン
グ側面14でモータフレーム側へ屈折し、ディフューザー
４のうず巻状案内羽根10の通路を経て、モータフレーム
２の通風穴部９から吐き出される。
を参照しながら説明する。第１図は本願発明の一実施例
における電動送風機の構成を示すものである。第２図は
モータフレームにディフューザーを固定した状態を示す
ものである。ここで、２は円筒形のモータフレーム、９
はモータフレーム２の通風穴部、４はディフューザー、
13は円盤状仕切板、10はこの円盤状仕切板13のモータフ
レーム側の面のみに設けたうず巻状案内羽根、６はファ
ン、７はファンケーシングである。動作は従来の電動送
風機と同じで、ファンケーシング７の吸込口８より吸込
まれた空気は、ファン６の内部を通り、ファンケーシン
グ７とディフューザー４との間を通ってファンケーシン
グ側面14でモータフレーム側へ屈折し、ディフューザー
４のうず巻状案内羽根10の通路を経て、モータフレーム
２の通風穴部９から吐き出される。
ここで前記隙間比率が0.02よりも大きい場合には、フ
ァンから排出された排出空気流が、前記隙間を通過する
時、排気空気流が仕切板13の外周面から剥離するため、
大きな乱流が発生する。また、前記隙間比率が0.016よ
りも小さい場合には、ファンから排出された排気空気流
が、仕切板13を通過するとき、通過中は圧縮、通過後拡
散が生じるため、大きな乱流が発生する。乱流が最も小
さい時、騒音は最小となり、同時に空気出力（風量と圧
力（真空圧）を乗じたもの）は最大となる。ファンケー
シングの内径に対するファンケーシングの内径とディフ
ューザの外径との差の比率を隙間比率とした時、前記隙
間比率を0.016〜0.02とすることで、前記隙間通過中及
び通過後の空気の大きな乱流の発生を防止することがで
き、騒音が小さく空気出力が大きい電動送風機が得られ
る。第３図は隙間比率を変えた時の騒音および最大空気
出力の変化を示す特性相関図である。
ァンから排出された排出空気流が、前記隙間を通過する
時、排気空気流が仕切板13の外周面から剥離するため、
大きな乱流が発生する。また、前記隙間比率が0.016よ
りも小さい場合には、ファンから排出された排気空気流
が、仕切板13を通過するとき、通過中は圧縮、通過後拡
散が生じるため、大きな乱流が発生する。乱流が最も小
さい時、騒音は最小となり、同時に空気出力（風量と圧
力（真空圧）を乗じたもの）は最大となる。ファンケー
シングの内径に対するファンケーシングの内径とディフ
ューザの外径との差の比率を隙間比率とした時、前記隙
間比率を0.016〜0.02とすることで、前記隙間通過中及
び通過後の空気の大きな乱流の発生を防止することがで
き、騒音が小さく空気出力が大きい電動送風機が得られ
る。第３図は隙間比率を変えた時の騒音および最大空気
出力の変化を示す特性相関図である。
発明の効果 以上のように本発明は、ファンケーシング内径に対す
るファンケーシングの内径とディフューザの外径との差
の比率を隙間比率とした時、前記隙間比率を0.016〜0.0
2とすることにより、ファンから排出されたは排気空気
流が前記ファンケーシング側面で前記モータフレーム側
へ屈折し、前記ファンケーシングの内周面と前記ディフ
ューザの外周面との間の隙間を通る際、大きな乱流の発
生原因となる通過中の仕切板の外周面からの排気空気流
の剥離、通過中の排気空気流の圧縮、通過後の排気空気
流の拡散を抑え、低騒音、高出力の電動送風機が得られ
る。
るファンケーシングの内径とディフューザの外径との差
の比率を隙間比率とした時、前記隙間比率を0.016〜0.0
2とすることにより、ファンから排出されたは排気空気
流が前記ファンケーシング側面で前記モータフレーム側
へ屈折し、前記ファンケーシングの内周面と前記ディフ
ューザの外周面との間の隙間を通る際、大きな乱流の発
生原因となる通過中の仕切板の外周面からの排気空気流
の剥離、通過中の排気空気流の圧縮、通過後の排気空気
流の拡散を抑え、低騒音、高出力の電動送風機が得られ
る。
第１図及び第２図は本発明の一実施例の電動送風機を示
すもので、第１図は第２図のＩ−Ｉ矢視方向から見た一
部断面図、第２図は第１図のII−II矢視方向からみた一
部断面図、第３図はファンケーシング内径に対するファ
ンケーシングの内径とディフューザーの外径との差の比
率である隙間比率に対する騒音と最大空気出力の特性相
関図、第４図は従来の電動送風機の一部を断面にした側
面図である。 １……筒型モータフレーム、２……円盤状モータフレー
ム、３……リベット、４……ディフューザー、５……回
転軸、６……ファン、７……ファンケーシング、８……
吸込口、９……通風穴部、10……案内羽根、11……隙
間、12……ファンケーシング内径、13……円盤状仕切
板、14……ファンケーシング側面。
すもので、第１図は第２図のＩ−Ｉ矢視方向から見た一
部断面図、第２図は第１図のII−II矢視方向からみた一
部断面図、第３図はファンケーシング内径に対するファ
ンケーシングの内径とディフューザーの外径との差の比
率である隙間比率に対する騒音と最大空気出力の特性相
関図、第４図は従来の電動送風機の一部を断面にした側
面図である。 １……筒型モータフレーム、２……円盤状モータフレー
ム、３……リベット、４……ディフューザー、５……回
転軸、６……ファン、７……ファンケーシング、８……
吸込口、９……通風穴部、10……案内羽根、11……隙
間、12……ファンケーシング内径、13……円盤状仕切
板、14……ファンケーシング側面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−20598（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−93997（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−62400（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−59999（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−70106（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−81400（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】モータフレームと、モータの回転軸に固定
されたファンと、前記モータフレームに固定されたファ
ンケーシングと、前記モータフレームと前記ファンとの
間に固定された、円盤状の仕切り板及び、この仕切り板
のモータフレーム側の面のみに設けた多数の渦巻き状案
内羽根を有し、前記円盤状仕切り板の外周縁に、前記渦
巻き状案内羽根外径端が位置するディフューザとを備
え、ファンケーシングの内径に対する前記ファンケーシ
ングの内径と前記ディフューザの外径との差の比率を隙
間比率とした時、前記隙間比率を0.016〜0.02とし、前
記ファンから排出された排気空気流が前記ファンケーシ
ング側面で前記モータフレーム側へ屈折し、前記ファン
ケーシングの内周面と前記ディフューザの外周面との間
の隙間を通るようにしたことを特徴とする電動送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63109331A JP2863170B2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63109331A JP2863170B2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 電動送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01280700A JPH01280700A (ja) | 1989-11-10 |
| JP2863170B2 true JP2863170B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=14507514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63109331A Expired - Fee Related JP2863170B2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 電動送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2863170B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5296769A (en) * | 1992-01-24 | 1994-03-22 | Electrolux Corporation | Air guide assembly for an electric motor and methods of making |
| US5454690A (en) * | 1994-01-13 | 1995-10-03 | Shop Vac Corporation | Air flow housing |
| US6964553B2 (en) * | 2003-05-23 | 2005-11-15 | Illinois Tool Works Inc. | Port for a fan chamber |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5920598A (ja) * | 1982-07-23 | 1984-02-02 | Mitsubishi Electric Corp | 遠心送風機 |
-
1988
- 1988-05-02 JP JP63109331A patent/JP2863170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01280700A (ja) | 1989-11-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |