JP2757501B2 - 電動送風機の回転ファン - Google Patents
電動送風機の回転ファンInfo
- Publication number
- JP2757501B2 JP2757501B2 JP29181689A JP29181689A JP2757501B2 JP 2757501 B2 JP2757501 B2 JP 2757501B2 JP 29181689 A JP29181689 A JP 29181689A JP 29181689 A JP29181689 A JP 29181689A JP 2757501 B2 JP2757501 B2 JP 2757501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- electric blower
- rotating
- shroud
- rotating fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Electric Suction Cleaners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気掃除機等に使用される電動送風機の回
転ファンに関するものである。
転ファンに関するものである。
従来の技術 従来この種の電動送風機は、回転ファン・エアガイド
を設けてモータを駆動させ、回転ファンを高速回転させ
ることにより圧力を発生させ空気出力を得るようになっ
ている。
を設けてモータを駆動させ、回転ファンを高速回転させ
ることにより圧力を発生させ空気出力を得るようになっ
ている。
以下、図面を参照しながら上述したような従来の電動
送風機について説明する。
送風機について説明する。
第４図は従来の電動送風機の半断面図である。第４図
において、モータフレーム14とエアガイド15は、ねじ16
で固定されている。回転軸17には回転ファン18が取り付
けられ、ファンケース19で被われている。第５図は、従
来の電動送風機の回転ファンの平面図である。回転ファ
ン18は、傘形の前面シュラウド12と、平板の後面シュラ
ウド13と、複数のファン翼11とからなり、ファン翼11は
前記後面シュラウド13に対して垂直な向きに固定されて
いる。
において、モータフレーム14とエアガイド15は、ねじ16
で固定されている。回転軸17には回転ファン18が取り付
けられ、ファンケース19で被われている。第５図は、従
来の電動送風機の回転ファンの平面図である。回転ファ
ン18は、傘形の前面シュラウド12と、平板の後面シュラ
ウド13と、複数のファン翼11とからなり、ファン翼11は
前記後面シュラウド13に対して垂直な向きに固定されて
いる。
以上のように構成された送風機について、以下その動
作について説明する。回転軸17が回転することにより回
転ファン18が回転し、ファンケース19の中央の吸込み口
20より空気を吸込み、空気は回転ファン18の内部を通過
してエアガイド15およびモータフレーム14を通過して吐
き出される。空気は回転ファンに流入する際、流れ方向
が入口部で直角に屈折して流れる。入口側のファン翼の
向きは、ラジアル方向への空気の流れ方向と同一にし
て、入口での衝突損失が小さくなるようにしている。
作について説明する。回転軸17が回転することにより回
転ファン18が回転し、ファンケース19の中央の吸込み口
20より空気を吸込み、空気は回転ファン18の内部を通過
してエアガイド15およびモータフレーム14を通過して吐
き出される。空気は回転ファンに流入する際、流れ方向
が入口部で直角に屈折して流れる。入口側のファン翼の
向きは、ラジアル方向への空気の流れ方向と同一にし
て、入口での衝突損失が小さくなるようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では空気が回転ファン
の吸込み口からファン翼の通路へ流入する時、回転ファ
ンが回転しているため回転ファンから見た場合、吸込み
口近辺の空気は軸方向に対して傾斜して流入することに
なる。このため、空気が入口部ではファン翼の側面に当
たることになり、衝突損失が発生する。これはエネルギ
ー損失となり、この損失を押さえる必要がある。
の吸込み口からファン翼の通路へ流入する時、回転ファ
ンが回転しているため回転ファンから見た場合、吸込み
口近辺の空気は軸方向に対して傾斜して流入することに
なる。このため、空気が入口部ではファン翼の側面に当
たることになり、衝突損失が発生する。これはエネルギ
ー損失となり、この損失を押さえる必要がある。
本発明は上記欠点に鑑み、回転ファンの形状を改良す
ることにより、効率の高い回転ファンを提供するもので
ある。
ることにより、効率の高い回転ファンを提供するもので
ある。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電動送風機の回転
ファンは、吸込み口近辺のファン翼の曲率半径が前面シ
ュラウド側を後面シュラウド側より大きくして傾斜させ
ることにより、ファン翼の前面シュラウド側は回転方向
に傾斜したことになる。
ファンは、吸込み口近辺のファン翼の曲率半径が前面シ
ュラウド側を後面シュラウド側より大きくして傾斜させ
ることにより、ファン翼の前面シュラウド側は回転方向
に傾斜したことになる。
作用 本発明は上記した構成によって、回転ファン吸込み口
近辺のファン翼は前面シュラウド側が回転方向に傾斜し
ていることにより、空気が回転ファンの吸込み口からフ
ァン翼の通路へ流入する時、空気がファン翼の側面に当
たらなくなり、衝突損失の少ない高効率の回転ファンが
得られる。
近辺のファン翼は前面シュラウド側が回転方向に傾斜し
ていることにより、空気が回転ファンの吸込み口からフ
ァン翼の通路へ流入する時、空気がファン翼の側面に当
たらなくなり、衝突損失の少ない高効率の回転ファンが
得られる。
実施例 以下本発明の一実施例の送風機について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
第１図は本発明の一実施例における送風機の回転ファ
ンの平面図である。第１図において１はファン翼であ
る。第２図は回転ファンの断面図である。第２図におい
て２は前面シュラウド、３は後面シュラウドである。フ
ァン翼１は、前面シュラウド２と後面シュラウド３に挟
まれ、かしめることで固定される。吸込み口近辺のファ
ン翼の曲率半径が前面シュラウド側を後面シュラウド側
より大きくして傾斜させることにより、前面シュラウド
側は回転方向に傾斜したことになる。第３図は、回転フ
ァン入口部のベクトル線図である。軸方向の風速とファ
ン翼入口の周速との合成ベクトルがファンへの流入方向
である。
ンの平面図である。第１図において１はファン翼であ
る。第２図は回転ファンの断面図である。第２図におい
て２は前面シュラウド、３は後面シュラウドである。フ
ァン翼１は、前面シュラウド２と後面シュラウド３に挟
まれ、かしめることで固定される。吸込み口近辺のファ
ン翼の曲率半径が前面シュラウド側を後面シュラウド側
より大きくして傾斜させることにより、前面シュラウド
側は回転方向に傾斜したことになる。第３図は、回転フ
ァン入口部のベクトル線図である。軸方向の風速とファ
ン翼入口の周速との合成ベクトルがファンへの流入方向
である。
発明の効果 以上のように本発明は、回転ファンのファン翼の曲率
半径が前面シュラウド側を後面シュラウド側より大きく
して傾斜させることにより、空気ファンへの流入角に一
致するようにファン翼を傾斜させることができ、空気が
ファン翼の側面に当たることを防ぎ衝突損失の少ない高
効率の回転ファンが得られる。
半径が前面シュラウド側を後面シュラウド側より大きく
して傾斜させることにより、空気ファンへの流入角に一
致するようにファン翼を傾斜させることができ、空気が
ファン翼の側面に当たることを防ぎ衝突損失の少ない高
効率の回転ファンが得られる。
第１図は本発明の一実施例における電動送風機の回転フ
ァンの平面図、第２図は本発明の回転ファンの断面図、
第３図は回転ファン入口部のベクトル線図、第４図は従
来の電動送風機の半断面図、第５図は従来の電動送風機
の回転ファンの平面図である。 １……ファン翼、２……前面シュラウド、３……後面シ
ュラウド。
ァンの平面図、第２図は本発明の回転ファンの断面図、
第３図は回転ファン入口部のベクトル線図、第４図は従
来の電動送風機の半断面図、第５図は従来の電動送風機
の回転ファンの平面図である。 １……ファン翼、２……前面シュラウド、３……後面シ
ュラウド。
Claims (2)
- 【請求項１】中央に気体吸い込み口穴を設けた薄板の前
面シュラウドと、前記前面シュラウドと対向する薄板の
後面シュラウドと、前記前面シュラウドと後面シュラウ
ドの間に配設される薄板を曲げて並べた複数のファン翼
とから構成され、前記ファン翼の曲率半径は前面シュラ
ウド側を後面シュラウド側より大きくして傾斜させたこ
とを特徴とする電動送風機の回転ファン。 - 【請求項２】ファン翼の外周側は後面シュラウドに対し
て略垂直としたことを特徴とする請求項１記載の電動送
風機の回転ファン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29181689A JP2757501B2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | 電動送風機の回転ファン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29181689A JP2757501B2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | 電動送風機の回転ファン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03151598A JPH03151598A (ja) | 1991-06-27 |
| JP2757501B2 true JP2757501B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=17773790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29181689A Expired - Lifetime JP2757501B2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | 電動送風機の回転ファン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2757501B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101865145A (zh) * | 2009-04-20 | 2010-10-20 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动鼓风机、搭载电动鼓风机的电动吸尘器及其制造方法 |
| WO2021192656A1 (ja) | 2020-03-26 | 2021-09-30 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電動送風機 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5260579B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2013-08-14 | 日立アプライアンス株式会社 | 電動送風機、それを搭載した電気掃除機 |
| JP6382489B2 (ja) | 2013-02-08 | 2018-08-29 | 株式会社 Ｍｔｇ | 美容器 |
-
1989
- 1989-11-09 JP JP29181689A patent/JP2757501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101865145A (zh) * | 2009-04-20 | 2010-10-20 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动鼓风机、搭载电动鼓风机的电动吸尘器及其制造方法 |
| CN101865145B (zh) * | 2009-04-20 | 2012-09-19 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动鼓风机、搭载电动鼓风机的电动吸尘器及其制造方法 |
| WO2021192656A1 (ja) | 2020-03-26 | 2021-09-30 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電動送風機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03151598A (ja) | 1991-06-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2757501B2 (ja) | 電動送風機の回転ファン | |
| JPH1026099A (ja) | 電動送風機 | |
| JP2646753B2 (ja) | 電動送風機 | |
| JPH08247092A (ja) | 電動送風機 | |
| JP2792915B2 (ja) | 電動送風機 | |
| JPH03175198A (ja) | 電動送風機の回転ファン | |
| JPS6047897A (ja) | 電動送風機のインペラ | |
| JP2537988B2 (ja) | 電動送風機 | |
| JPH0323399A (ja) | 電動送風機 | |
| JP2857197B2 (ja) | 電動送風機の回転ファン | |
| JPS60153498A (ja) | 電動送風機 | |
| JPS61294197A (ja) | 電動送風機 | |
| JPH04164194A (ja) | 電動送風機のファン | |
| JPS60233398A (ja) | 電気掃除機用送風機 | |
| JPS5944519B2 (ja) | 軸流送風機 | |
| KR19980059321A (ko) | 청소기용 터보팬의 유로구조 | |
| JPH01280700A (ja) | 電動送風機 | |
| JP2681973B2 (ja) | 電動送風機 | |
| JPS6327109Y2 (ja) | ||
| JPH03264798A (ja) | 電動送風機 | |
| JPH064075Y2 (ja) | 扇風機 | |
| JPS6045797A (ja) | 遠心ファン | |
| JPH08193595A (ja) | 電気掃除機用の電動送風機 | |
| JPS6385296A (ja) | 電動送風機 | |
| JPS593200Y2 (ja) | 電動送風機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313 Year of fee payment: 12 |