JPS5944519B2 - 軸流送風機 - Google Patents
軸流送風機Info
- Publication number
- JPS5944519B2 JPS5944519B2 JP50110564A JP11056475A JPS5944519B2 JP S5944519 B2 JPS5944519 B2 JP S5944519B2 JP 50110564 A JP50110564 A JP 50110564A JP 11056475 A JP11056475 A JP 11056475A JP S5944519 B2 JPS5944519 B2 JP S5944519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- blade
- axial
- blades
- noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、空気等の送風、圧縮を行う軸流送風機の改良
に関するものである。
に関するものである。
一般に、送風機は、著しく騒音を発生する機械であるの
で、騒音規制法において特定施設として規制されており
、また住宅と工場とが混在する中小工場等に需要が多く
、送風機騒音の低減化が望まれている。
で、騒音規制法において特定施設として規制されており
、また住宅と工場とが混在する中小工場等に需要が多く
、送風機騒音の低減化が望まれている。
送風機騒音は流量と全圧および比騒音レベルの値によっ
て発生量が決まるために、流量と全圧を同一条件にして
比騒音レベルを比較すると、その比騒音レベルの犬ぎさ
が、その送風機の騒音の発生量の大きさを決定すること
になる。
て発生量が決まるために、流量と全圧を同一条件にして
比騒音レベルを比較すると、その比騒音レベルの犬ぎさ
が、その送風機の騒音の発生量の大きさを決定すること
になる。
一例として、各形式の送風機について流量と全圧を同一
条件にして、比騒音レベルの値および全圧効率の値を比
較すると、次のようになる。
条件にして、比騒音レベルの値および全圧効率の値を比
較すると、次のようになる。
比騒音レベル
後向き送風機 ３２〜４４ｄＢ囚
翼 形送風機 ３１〜３７ｄＢ（５）ラジアル送
風機 ２８〜４２ｄＢ（イ）多 翼送風機
３１〜４１ ｄ Ｂ（Ａ）軸 流送風機 ３９〜
５６ｄＢ（Ａ）全圧効率 後向き羽根送風機 ６５〜７０係 プロペラ送風機 ３３〜４５係 多 翼送風機 ５４〜５９係 軸 流送風機 ６２〜７５係 上記値の比較から明らかなように、軸流送風機は騒音が
非常に高いという欠点を有しているが、効率が最も優れ
、しかも大容量で運転時間が長い場合には動力費を節減
でき、また運転中に動・静翼の取付角を変更することが
比較的容易で作動域を広くとれるなど、他の送風機にな
い特長をもっている。
風機 ２８〜４２ｄＢ（イ）多 翼送風機
３１〜４１ ｄ Ｂ（Ａ）軸 流送風機 ３９〜
５６ｄＢ（Ａ）全圧効率 後向き羽根送風機 ６５〜７０係 プロペラ送風機 ３３〜４５係 多 翼送風機 ５４〜５９係 軸 流送風機 ６２〜７５係 上記値の比較から明らかなように、軸流送風機は騒音が
非常に高いという欠点を有しているが、効率が最も優れ
、しかも大容量で運転時間が長い場合には動力費を節減
でき、また運転中に動・静翼の取付角を変更することが
比較的容易で作動域を広くとれるなど、他の送風機にな
い特長をもっている。
したがって、軸流送風機の性能、機能を損うことなく、
騒音の低減化が実現できればきわめて有利である。
騒音の低減化が実現できればきわめて有利である。
本発明は、このような問題を解決した軸流送風機を提供
しようとするものであり、すなわち、動翼と静翼の互い
に対向する翼端縁を軸方向に近接させると同時に、両翼
端縁間の間隔を放射方向に一定とすることにより、軸流
送風機の効率を向上させ、しかも、その場合における上
記騒音は、動翼と静翼の互いに対向する翼端縁が動翼の
回転に伴って周期的に重なる際に発生する干渉音が大き
いことに原因があると考えられ、この原因を除去するた
め、本発明においては、動翼と静翼を、それらの互いに
対向する翼端縁が駆動軸に直角または一定の角度をもつ
円錐状の面内において交叉するように配設し、即ち駆動
軸の軸線方向から見た場合に上記両翼端縁に常に交叉し
た状態となるように形成したことを特徴とすものである
。
しようとするものであり、すなわち、動翼と静翼の互い
に対向する翼端縁を軸方向に近接させると同時に、両翼
端縁間の間隔を放射方向に一定とすることにより、軸流
送風機の効率を向上させ、しかも、その場合における上
記騒音は、動翼と静翼の互いに対向する翼端縁が動翼の
回転に伴って周期的に重なる際に発生する干渉音が大き
いことに原因があると考えられ、この原因を除去するた
め、本発明においては、動翼と静翼を、それらの互いに
対向する翼端縁が駆動軸に直角または一定の角度をもつ
円錐状の面内において交叉するように配設し、即ち駆動
軸の軸線方向から見た場合に上記両翼端縁に常に交叉し
た状態となるように形成したことを特徴とすものである
。
而して、本発明の軸流送風機によれば、後述するように
騒音が著るしく低下するばかりでなく、全圧効率、流量
係数および圧力係数も向上することが確認されている。
騒音が著るしく低下するばかりでなく、全圧効率、流量
係数および圧力係数も向上することが確認されている。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第１図および第２図に示すように、軸流送風機の細長い
円部状のケーシング１は、その一端に吸込口２を備える
と共にその他端に吐出口３を備え、このケーシング内に
おいてモータ４の駆動軸５上に複数の動翼７，７・・・
・・・をもった羽根車６が設けられている。
円部状のケーシング１は、その一端に吸込口２を備える
と共にその他端に吐出口３を備え、このケーシング内に
おいてモータ４の駆動軸５上に複数の動翼７，７・・・
・・・をもった羽根車６が設けられている。
また、ケーシング１内には上記動翼に対して駆動軸方向
に近接して複数の静翼８，８・・・・・・が配置固定さ
れている。
に近接して複数の静翼８，８・・・・・・が配置固定さ
れている。
而して、上記動翼７と静翼８は、互いに対向する翼端縁
７ａ、８ａを軸方向に近接させると同時に、その間の間
隔を放射方向に一定の等間隔とし、且つ上記両翼の翼端
縁を、駆動軸の軸線方向から見た場合にそれらが常に交
叉した状態となるように形成している。
７ａ、８ａを軸方向に近接させると同時に、その間の間
隔を放射方向に一定の等間隔とし、且つ上記両翼の翼端
縁を、駆動軸の軸線方向から見た場合にそれらが常に交
叉した状態となるように形成している。
なお、上記実施例では動翼と静翼一枚が１点で交叉する
ように構成しているが、２点または３点において交叉す
るように、動翼、静翼、またはその両者を彎曲させてお
くこともできる。
ように構成しているが、２点または３点において交叉す
るように、動翼、静翼、またはその両者を彎曲させてお
くこともできる。
上記構成を有する本発明の軸流送風機においては、吸込
口２からケーシング１内に流入した気流が動翼７の回転
により静翼８間を通して吐出口３から流出するが、上記
動翼と静翼を、それらの互いに対向する翼端縁が駆動軸
の軸線方向から見た場合に常に交叉した状態となるよう
に形成しているので、従来の送風機のように動翼と静翼
の対向する翼端縁が周期的に完全に重なり合うことによ
り大きな干渉音を発生するようなことがなく、両翼が常
に点で交叉するので送風機騒音が著るしく低下し、しか
も送風機の性能、機能が低下することなく、むしろ向上
するというすぐれた特長がある。
口２からケーシング１内に流入した気流が動翼７の回転
により静翼８間を通して吐出口３から流出するが、上記
動翼と静翼を、それらの互いに対向する翼端縁が駆動軸
の軸線方向から見た場合に常に交叉した状態となるよう
に形成しているので、従来の送風機のように動翼と静翼
の対向する翼端縁が周期的に完全に重なり合うことによ
り大きな干渉音を発生するようなことがなく、両翼が常
に点で交叉するので送風機騒音が著るしく低下し、しか
も送風機の性能、機能が低下することなく、むしろ向上
するというすぐれた特長がある。
而して、本発明者の実験によれば、ケーシングの内径４
００Ｍ、駆動軸の回転数４５４０ｒｐｆｆ１１動翼の枚
数７、静翼の枚数１２として、上記実施例のように配設
した場合と、従来の送風機のように動翼と静翼の翼端縁
が周期的に完全に重なり合うように配設した場合とにつ
いて、比音響パワーレベル、全圧効率及び圧力係数と流
量係数（流量）との関係を測定したところ、第３図ない
し第５図に示す通りの結果を得ることができた。
００Ｍ、駆動軸の回転数４５４０ｒｐｆｆ１１動翼の枚
数７、静翼の枚数１２として、上記実施例のように配設
した場合と、従来の送風機のように動翼と静翼の翼端縁
が周期的に完全に重なり合うように配設した場合とにつ
いて、比音響パワーレベル、全圧効率及び圧力係数と流
量係数（流量）との関係を測定したところ、第３図ない
し第５図に示す通りの結果を得ることができた。
上記測定結果から明らかなように、本発明の軸流送風機
においては、流量係数が０．２２程度より増大するに従
って従来例よりも比音響パワーレベルが著しく低下し、
両者の差の最大値がほぼ１０ｄＢに達している。
においては、流量係数が０．２２程度より増大するに従
って従来例よりも比音響パワーレベルが著しく低下し、
両者の差の最大値がほぼ１０ｄＢに達している。
このように、ある流量係数範囲内であっても比音響パワ
ーレベルが大巾に低下することは、軸流送風機の騒音対
策上極めて有効であり、またそれがほぼ１０ｄＢも低下
することは軸流送風機の騒音抑制に資するところが絶大
である。
ーレベルが大巾に低下することは、軸流送風機の騒音対
策上極めて有効であり、またそれがほぼ１０ｄＢも低下
することは軸流送風機の騒音抑制に資するところが絶大
である。
また、第４図の効率については、従来例の場合、流量係
数が約０．２１のところから急激に低下しているのに対
し、本発明ではさらに増加傾向を示すと共にその後にな
だらかな低下を示し、従って流量係数が犬ぎい範囲にお
いて従来例と極めて大きな効率の差を示しており、これ
は軸流送風機として極めて望ましいことである。
数が約０．２１のところから急激に低下しているのに対
し、本発明ではさらに増加傾向を示すと共にその後にな
だらかな低下を示し、従って流量係数が犬ぎい範囲にお
いて従来例と極めて大きな効率の差を示しており、これ
は軸流送風機として極めて望ましいことである。
さらに、第５図によれば、圧力係数の値もかなり改善さ
れている。
れている。
第１図は本発明に係る軸流送風機の断面図、第２図はそ
の正面図、第３図ないし第５図は、送風機の比音響パワ
ーレベル、全圧効率、および圧力係数と、流量、流量係
数の関係図を示すものである。 １・・・・・・ケーシング、５・・・・・・駆動軸、７
・・・・・・動翼、８・・・・・・静翼、７ａ、８ａ・
・・・・・翼端縁。
の正面図、第３図ないし第５図は、送風機の比音響パワ
ーレベル、全圧効率、および圧力係数と、流量、流量係
数の関係図を示すものである。 １・・・・・・ケーシング、５・・・・・・駆動軸、７
・・・・・・動翼、８・・・・・・静翼、７ａ、８ａ・
・・・・・翼端縁。
Claims (1)
- １ ケーシング内に駆動軸によって回動する複数の動翼
をもった羽根車を設けると共に、複数の静翼を配置して
なる送風機において、上記動翼と静翼の互いに対向する
翼端縁を軸方向に近接させると同時に両翼端縁間の間隔
を放射方向に一定とし、且つ上記両翼の端縁を、駆動軸
の軸線方向から見た場合にそれらが常に交叉した状態と
なるように形成したことを特徴とする軸流送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50110564A JPS5944519B2 (ja) | 1975-09-12 | 1975-09-12 | 軸流送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50110564A JPS5944519B2 (ja) | 1975-09-12 | 1975-09-12 | 軸流送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5234409A JPS5234409A (en) | 1977-03-16 |
| JPS5944519B2 true JPS5944519B2 (ja) | 1984-10-30 |
Family
ID=14539018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50110564A Expired JPS5944519B2 (ja) | 1975-09-12 | 1975-09-12 | 軸流送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5944519B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4625712A (en) * | 1983-09-28 | 1986-12-02 | Nimbus, Inc. | High-capacity intravascular blood pump utilizing percutaneous access |
| JPS62169298U (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-27 |
-
1975
- 1975-09-12 JP JP50110564A patent/JPS5944519B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5234409A (en) | 1977-03-16 |
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