JPH0663512B2 - 送風装置 - Google Patents
送風装置Info
- Publication number
- JPH0663512B2 JPH0663512B2 JP12427387A JP12427387A JPH0663512B2 JP H0663512 B2 JPH0663512 B2 JP H0663512B2 JP 12427387 A JP12427387 A JP 12427387A JP 12427387 A JP12427387 A JP 12427387A JP H0663512 B2 JPH0663512 B2 JP H0663512B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- trailing edge
- main plate
- impeller
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、遠心フアンの送風騒音、特に笛音を低減せし
める羽根車に関するものである。
める羽根車に関するものである。
従来の技術 従来の羽根車を、第４図と第５図に示すターボ型遠心羽
根車を用いて説明する。
根車を用いて説明する。
従来のターボ型遠心羽根車10は、主板１と副板２の間に
複数枚の翼３を設置してなるもので、翼３の内周側４よ
りも外周側５が羽根車の回転方向６に対して送れて回転
していくものであり、このような遠心羽根車に、渦巻状
のケーシング７を取り付けて送風するものである。
複数枚の翼３を設置してなるもので、翼３の内周側４よ
りも外周側５が羽根車の回転方向６に対して送れて回転
していくものであり、このような遠心羽根車に、渦巻状
のケーシング７を取り付けて送風するものである。
ここで、送風される空気は、遠心羽根車の吸込口９から
吸い込まれ、遠心羽根車の翼３によつて遠心力を受けて
羽根車外周から吐出され、さらに、外周を取り囲む渦巻
状のケーシングによつてケーシング吹出口11へ導かれて
吹き出されるものである。
吸い込まれ、遠心羽根車の翼３によつて遠心力を受けて
羽根車外周から吐出され、さらに、外周を取り囲む渦巻
状のケーシングによつてケーシング吹出口11へ導かれて
吹き出されるものである。
８はケーシング舌部、12はモータ軸、13は羽根車取り付
けボスである。
けボスである。
発明が解決しようとする問題点 このような構成において、遠心羽根車の各翼は、ケーシ
ングの舌部を横切ることによつて圧力変動を誘発し、そ
の結果、羽根枚数と回転数の積に比例したNZ音（笛音）
とよばれる音を発生していた。特に、回転数が多くなつ
てくるとそのレベルが非常に高くなつてくるという問題
があつた。
ングの舌部を横切ることによつて圧力変動を誘発し、そ
の結果、羽根枚数と回転数の積に比例したNZ音（笛音）
とよばれる音を発生していた。特に、回転数が多くなつ
てくるとそのレベルが非常に高くなつてくるという問題
があつた。
本発明は、かかる従来の問題を解決するもので、遠心羽
根車の翼の後縁を回転軸に対して斜めに切断した構成と
することによつて、音の発生エネルギーを時間的に分散
し、笛音の発生を抑制することを目的としている。
根車の翼の後縁を回転軸に対して斜めに切断した構成と
することによつて、音の発生エネルギーを時間的に分散
し、笛音の発生を抑制することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明は、同外径の主板と
副板の間に複数枚の翼を挾持し、前記翼は、前記主板側
もしくは前記副板側の翼円弧が、前記副板側もしくは前
記主板側の翼円弧より短くなるように切断した後縁より
なる遠心羽根車を備えた構成とした。
副板の間に複数枚の翼を挾持し、前記翼は、前記主板側
もしくは前記副板側の翼円弧が、前記副板側もしくは前
記主板側の翼円弧より短くなるように切断した後縁より
なる遠心羽根車を備えた構成とした。
作 用 本発明は、上記した構成によつて、遠心羽根車の最も外
周側に位置する後縁端と、最も内周側に位置する後縁端
がケーシング舌部を横切る時刻に時間差を設けることが
でき翼の回転によつて生じる圧力変動が、時間的に分散
され、音の発生エネルギーも分散されるため笛音の発生
は抑制される。
周側に位置する後縁端と、最も内周側に位置する後縁端
がケーシング舌部を横切る時刻に時間差を設けることが
でき翼の回転によつて生じる圧力変動が、時間的に分散
され、音の発生エネルギーも分散されるため笛音の発生
は抑制される。
実施例 以下、本発明の一実施例をターボ型遠心羽根車を用いて
説明する。
説明する。
本発明の遠心羽根車20は、第１図から第３図に示すよう
に、ターボ型遠心羽根車の複数枚の翼23を同外径の主板
21と副板22の間に挾持し、前記翼の後縁30は副板の外周
上から主板の外周より内周側に向かうように切断し、前
記副板側の翼円弧34よりも、主板側の翼円弧35の方が短
い円弧となるようにした。すなわち、前記翼の後縁30を
羽根車の回転軸に対して斜めになるように切断したもの
である。
に、ターボ型遠心羽根車の複数枚の翼23を同外径の主板
21と副板22の間に挾持し、前記翼の後縁30は副板の外周
上から主板の外周より内周側に向かうように切断し、前
記副板側の翼円弧34よりも、主板側の翼円弧35の方が短
い円弧となるようにした。すなわち、前記翼の後縁30を
羽根車の回転軸に対して斜めになるように切断したもの
である。
24はモータ、25はモータ軸、26は羽根車固定ボス、27は
フアンケーシング、28はケーシング吸込口である。
フアンケーシング、28はケーシング吸込口である。
このような構成において、遠心羽根車の翼は、主板側の
後縁31から徐々にケーシング舌部29を横切り、最後に副
板側の後縁32がケーシング舌部を横切ることになる。す
なわち、主板側に位置する後縁と、副板側に位置する後
縁がケーシング舌部を横切る時刻に時間差を設けること
ができるのである。そのために、翼がケーシング舌部を
横切ることによつて生じる圧力変動が時間的に分散さ
れ、音の発生エネルギーが分散されて笛音の発生は抑制
される。
後縁31から徐々にケーシング舌部29を横切り、最後に副
板側の後縁32がケーシング舌部を横切ることになる。す
なわち、主板側に位置する後縁と、副板側に位置する後
縁がケーシング舌部を横切る時刻に時間差を設けること
ができるのである。そのために、翼がケーシング舌部を
横切ることによつて生じる圧力変動が時間的に分散さ
れ、音の発生エネルギーが分散されて笛音の発生は抑制
される。
また、主板と副板を同外径としているため、内周側にあ
る翼後縁においても、空気の流れが回転軸方向に広がる
ことがなく、羽根車径方向への流れが案内されるため、
高い送風性能が得られる。矢印33は、流れ方向を示す。
る翼後縁においても、空気の流れが回転軸方向に広がる
ことがなく、羽根車径方向への流れが案内されるため、
高い送風性能が得られる。矢印33は、流れ方向を示す。
他の実施例として、複数枚の翼は、主板側の翼円弧が副
板側の翼円弧よりも長い構成でもよいことは容易に類推
できる。（図は省略する。） 発明の効果 以上のように、本発明の遠心羽根車によれば、主板側に
位置する後縁と、副板側に位置する後縁がケーシング舌
部を横切る時刻に時間差を設けることができ、翼がケー
シング舌部を横切ることによつて生じる圧力変動が時間
的に分散され、音の発生エネルギーが分散されて笛音の
発生は抑制される。また、主板と副板を同外径としてい
るため、内周側にある翼後縁においても、空気の流れが
回転軸方向に広がることがなく、羽根車径方向への流れ
が案内されるため、高い送風性能が得られる効果があ
る。
板側の翼円弧よりも長い構成でもよいことは容易に類推
できる。（図は省略する。） 発明の効果 以上のように、本発明の遠心羽根車によれば、主板側に
位置する後縁と、副板側に位置する後縁がケーシング舌
部を横切る時刻に時間差を設けることができ、翼がケー
シング舌部を横切ることによつて生じる圧力変動が時間
的に分散され、音の発生エネルギーが分散されて笛音の
発生は抑制される。また、主板と副板を同外径としてい
るため、内周側にある翼後縁においても、空気の流れが
回転軸方向に広がることがなく、羽根車径方向への流れ
が案内されるため、高い送風性能が得られる効果があ
る。
第１図は本発明の一実施例の送風装置の斜視図、第２図
は同送風装置の側面断面図、第３図は同送風装置の平面
断面図、第４図は従来の送風装置の斜視図、第５図は同
送風装置の平面断面図である。 20……遠心羽根車、21……主板、22……副板、23……
翼、30……後縁、34、35……翼円弧。
は同送風装置の側面断面図、第３図は同送風装置の平面
断面図、第４図は従来の送風装置の斜視図、第５図は同
送風装置の平面断面図である。 20……遠心羽根車、21……主板、22……副板、23……
翼、30……後縁、34、35……翼円弧。
Claims (1)
- 【請求項１】同外径の主板と副板の間に複数枚の翼を挾
持し、前記翼は、前記主板側もしくは前記副板側の翼円
弧が、前記副板側もしくは前記主板側の翼円弧より短く
なるように切断した後縁よりなる遠心羽根車を備えた送
風装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12427387A JPH0663512B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12427387A JPH0663512B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 送風装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63289295A JPS63289295A (ja) | 1988-11-25 |
| JPH0663512B2 true JPH0663512B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=14881255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12427387A Expired - Lifetime JPH0663512B2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 送風装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663512B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9039360B2 (en) | 2011-01-27 | 2015-05-26 | Minebea Co., Ltd. | Centrifugal fan |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03233196A (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-17 | Fuji Kogyo Kk | 多翼送風機 |
| JP5728209B2 (ja) | 2010-11-26 | 2015-06-03 | ミネベア株式会社 | 遠心式ファン |
| JP5769960B2 (ja) | 2010-12-21 | 2015-08-26 | ミネベア株式会社 | 遠心式ファン |
| JP5940266B2 (ja) | 2011-08-29 | 2016-06-29 | ミネベア株式会社 | 遠心式ファン及び遠心式ファンの製造方法 |
| JP5665802B2 (ja) | 2012-07-05 | 2015-02-04 | ミネベア株式会社 | 遠心式ファン |
| JP5705805B2 (ja) | 2012-08-10 | 2015-04-22 | ミネベア株式会社 | 遠心式ファン |
| TW201540961A (zh) * | 2014-04-22 | 2015-11-01 | Wistron Corp | 離心式風扇 |
| JP6931774B2 (ja) * | 2015-09-25 | 2021-09-08 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 温度調和システム、車両 |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP12427387A patent/JPH0663512B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9039360B2 (en) | 2011-01-27 | 2015-05-26 | Minebea Co., Ltd. | Centrifugal fan |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63289295A (ja) | 1988-11-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2004360670A (ja) | 遠心送風機 | |
| EP2295817A2 (en) | Blowing fan and blower using the same | |
| JPH0663512B2 (ja) | 送風装置 | |
| JP2004506141A (ja) | 遠心ファン | |
| JP3092267B2 (ja) | 遠心ファン | |
| JP2006077631A (ja) | 遠心型送風機の羽根車 | |
| JPH0882299A (ja) | 多翼送風機 | |
| JPS60132098A (ja) | シロツコフアン | |
| JPH0932796A (ja) | 送風機 | |
| JP2003035294A (ja) | 多翼送風機の羽根車及びそれを備えた多翼送風機 | |
| JPH0663513B2 (ja) | 送風装置 | |
| JP2000064995A (ja) | 遠心式ターボ形送風機 | |
| US20240018965A1 (en) | Axial fan | |
| JP2929834B2 (ja) | 遠心ファン | |
| JPS5844298A (ja) | 送風装置 | |
| JP2877536B2 (ja) | 斜流羽根車 | |
| JPH0639957B2 (ja) | 軸流送風機 | |
| JPH01100399A (ja) | シロツコフアン | |
| JPH06101696A (ja) | 遠心送風機 | |
| JP2765406B2 (ja) | クロスフローファン | |
| JPS6033000A (ja) | 電動送風機 | |
| JPH07224788A (ja) | 多翼送風機 | |
| JPH0783198A (ja) | 軸流フアン | |
| JP2808869B2 (ja) | 電動送風機 | |
| JPH05340390A (ja) | ファン構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070822 |