JP2765406B2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JP2765406B2
JP2765406B2 JP4291177A JP29117792A JP2765406B2 JP 2765406 B2 JP2765406 B2 JP 2765406B2 JP 4291177 A JP4291177 A JP 4291177A JP 29117792 A JP29117792 A JP 29117792A JP 2765406 B2 JP2765406 B2 JP 2765406B2
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JP
Japan
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flow fan
rotor
cross flow
disk
blades
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秀一 工藤
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機の送風機
等として使用されるクロスフローファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クロスフローファンのロータとし
ては、図3に示すように、両端の円板1,2の間に所定
間隔をあけて複数の円板3を配置し、これらの円板1,
2,3の外周方向に沿って互いに所定間隔をあけて複数
の羽根4を配置し、この羽根4の両端を円板1,2,3
に固定したものがある。そして、このロータを図示しな
いケーシング内に設け、このロータの端の円板1に固定
したボス5を図示しないモータで回転させて、図3中の
上方から下方に向けて送風する。
【0003】図3のロータの下には、このクロスフロー
ファンの吹き出し口直後の風速分布(矢印の向き:風の
方向、矢印の大きさ:風速)を簡単に示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
クロスフローファンは、図3に示すように、複数の円板
1,2,3の側面に沿って流れる空気がその側面からは
く離してはく離流れ20となる。また、このはく離流れ
20の風速は、円板1,2,3間の中央部の風速よりも
遅くなるため、図3の下段に示すように、吹き出しの風
速分布は均一とならない。このように、はく離流れ20
が生じると送風性能が低下するとともに、送風音が大き
くなるという欠点がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、円板の側面に
沿って流れる空気のはく離流れを最小限に抑えることに
よって、送風性能が向上し、かつ、送風音が低下するク
ロスフローファンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、互いに間隔をあけて配設された円板と、
上記円板の外周方向に沿って互いに所定間隔をあけて配
置され、両端が上記円板に固定された複数の羽根を有す
るロータをケーシング内に配置したクロスフローファン
において、上記ロータの円板の側面の少なくとも上記複
数の羽根が固定された環状領域に囲まれた内側領域の一
部にディンプルを形成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成のクロスフローファンは、上記ロータ
の円板の側面の少なくとも上記複数の羽根が固定された
環状領域に囲まれた内側領域の一部にディンプルが形成
されているから、上記円板の側面に沿って流れる空気に
付着渦が発生する。したがって、この付着渦によって上
記円板の側面に沿って流れる空気のはく離流れが著しく
減少し、吹き出しの風速分布が従来よりも均一化され
て、送風性能が向上するとともに、送風音が低下する。
【0008】
【実施例】以下、この発明のクロスフローファンを実施
例により詳細に説明する。
【0009】図1はこの実施例のクロスフローファンの
ロータRの断面図を示しており、このロータRは図示し
ないケーシング内に配置される。図1において、1,2
は両端の円板、3は上記円板1,2の間に互いに所定間
隔をあけて配置した複数の円板、4は上記円板1,2,
3の外周方向に沿って互いに所定間隔をあけて配置した
複数の羽根、5は上記一端の円板1に固定したボス、6
は上記他端の円板2に固定したシャフトである。
【0010】上記円板1,2の内側の側面および円板3
の両側面には、図2の(a)に示すように、羽根4を取
り付ける領域10よりも半径方向内側の領域11に格子
配列のディンプル7を形成している。上記ロータRの円
板1の右側のボス5は図示しないモータに連結し、円板
2の左側のシャフト6は図示しない軸受で回転自在に支
持している。上記モータにより上記ロータRを回転させ
て、図1中の上方から下方に向けて送風する。
【0011】図1のロータの下には、このクロスフロー
ファンの吹き出し口直後の風速分布(矢印の向き:風の
方向、矢印の大きさ:風速)を簡単に示している。
【0012】上記構成のクロスフローファンによれば、
上記格子配列のディンプル7により上記円板1,2,3
の側面に沿って流れる空気に付着渦21が発生する。こ
のとき、図1のロータの下に示すように、この付着渦2
1の発生により上記円板1,2,3の側面に沿って流れ
る空気の風速は、従来に比して早くなり、吹き出しの風
速分布が従来よりも均一化されるので、送風性能が向上
するとともに、送風音を低下させることができる。
【0013】上記実施例では、上記ロータの円板1,
2,3の側面の羽根4を固定する領域10よりも半径方
向内側の領域11に、図2(a)に示すように、格子配
列のディンプルを形成したが、図2(b)に示すよう
に、円板の側面全面に格子配列のディンプルを形成して
もよい。また、上記格子配列のディンプルの代わりに、
図2(c)の千鳥配列ディンプルまたは図2(d)のラ
ンダム配列のディンプルを形成してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明によ
れば、ロータの円板の側面の少なくとも上記複数の羽根
が固定された環状領域に囲まれた内側領域の一部にディ
ンプルを形成しているので、上記円板の側面に沿って流
れる空気に付着渦を発生させて、上記円板の側面に沿っ
て流れる空気のはく離流れを著しく減少させ、吹き出し
の風速分布を均一化し、送風性能が向上でき、かつ、送
風音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施例のクロスフローフ
ァンのロータの断面図である。
【図2】 図2(a),(b),(c),(d)は夫
々、この発明の各実施例のクロスフローファンのロータ
の円板の側面図である。
【図3】 図3は従来のクロスフローファンのロータの
断面図である。
【符号の説明】
1,2,3…円板、4…羽根、5…ボス、6…シャフ
ト、7…ディンプル、20…はく離流れ、21…付着
渦。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をあけて配設された円板
    (1,2,3)と、上記円板(1,2,3)の外周方向
    に沿って互いに所定間隔をあけて配置され、両端が上記
    円板(1,2,3)に固定された複数の羽根(4)を有
    するロータ(R)をケーシング内に配置したクロスフロ
    ーファンにおいて、 上記ロータ(R)の円板の側面の少なくとも上記複数の
    羽根(4)が固定された環状領域に囲まれた内側領域の
    一部にディンプル(7)を形成したことを特徴とするク
    ロスフローファン。
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