JPH09195988A - 多翼送風機 - Google Patents

多翼送風機

Info

Publication number
JPH09195988A
JPH09195988A JP592396A JP592396A JPH09195988A JP H09195988 A JPH09195988 A JP H09195988A JP 592396 A JP592396 A JP 592396A JP 592396 A JP592396 A JP 592396A JP H09195988 A JPH09195988 A JP H09195988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
impeller
main plate
blades
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP592396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3629690B2 (ja
Inventor
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
Masashi Kamata
正史 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP00592396A priority Critical patent/JP3629690B2/ja
Publication of JPH09195988A publication Critical patent/JPH09195988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3629690B2 publication Critical patent/JP3629690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根面全圧上昇の均一化を図る。 【解決手段】 駆動源(ファンモータ3)に連結される
円盤状の主板4と該主板4の外周部に対向するリング状
の側板5との間に前向きに傾斜した複数の羽根6,6・
・を立設してなる羽根車1を備えた多翼送風機におい
て、前記各羽根6における主板4側および側板5側の出
口角をそれぞれβ2hおよびβ2tとしたとき、β2h<
β2tに設定して、羽根面全圧上昇の均一化を図り得る
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、多翼送風機に関
し、さらに詳しくは駆動源に連結される円盤状の主板と
該主板の外周部に対向するリング状の側板との間に前向
きに傾斜した複数の羽根を立設してなる羽根車を備えた
多翼送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から良く知られている多翼送風機と
しては、図16および図17に示すように、駆動源であ
るファンモータ3に連結される円盤状の主板4と該主板
4の外周部に対向するリング状の側板5との間に前向き
に傾斜した複数の羽根6,6・・を立設してなる羽根車
1と該羽根車1を被包するスクロール型のファンケーシ
ング2とにより構成されたものがあり、上記羽根車1に
おける各羽根6の場合、入口角β1および出口角β2は、
共に主板4側と側板5側とで同一とされていた。符号7
はファンケーシング2の吸込側に付設されるベルマウス
である(例えば、特開平7ー224788号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
多翼送風機における羽根6の基本形状は、実験的に追求
され、使用する風量域(例えば、中風量域、大風量域)
に最適な形状・諸元(例えば、羽根内外径比、羽根枚
数、羽根入口角、羽根出口角等)が求められてきてい
た。
【0004】例えば、中風量域で使用する多翼送風機の
場合、平均入口風速が小さいところから出口角β2を大
きくしても羽根面圧力上昇が過大とならないので、出口
角β2=160〜170°に設定して性能を向上させる
こととしている。一方、大風量域で使用する多翼送風機
の場合、平均入口風速が大きいところから出口角β2
大きくすると羽根面圧力上昇が過大となり、剥離が生じ
て性能が劣化するため出口角β2を小さく(β2=145
〜155°)設定して良好な性能を確保するようにして
いる。
【0005】ところが、上記のような羽根出口角設定
は、羽根入口の平均風速を基準として行われているが、
実際の多翼送風機の羽根車においては、図16に示すよ
うに、羽根入口の風速分布Fは一様ではなく、主板4側
で大きく、側板5側で小さくなっている。従って、上記
のような最適設定を行ったとしても、羽根面全域におけ
る全圧上昇が不均一となり、性能劣化や運転音増大を起
こす場合が生ずる。
【0006】また、羽根前縁形状について考察すると、
羽根入口角および羽根枚数を最適に設定することによ
り、羽根前縁部において発生する剥離渦が有効に働いて
羽根負圧面後半部で剥離することなく良好な流れ状態に
なり、良好な性能が得られるものの、前縁剥離渦の存在
に起因して生ずる圧力変動が負圧面の境界層や後流と干
渉し、運転音を大きくするという現象が憂慮される。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、羽根面全圧上昇の均一化を図ることと、羽根前縁
における剥離渦の低減を図ることとを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成では、上記課題を解決するための手段として、駆動源
に連結される円盤状の主板4と該主板4の外周部に対向
するリング状の側板5との間に前向きに傾斜した複数の
羽根6,6・・を立設してなる羽根車1を備えた多翼送
風機において、前記各羽根6における主板4側および側
板5側の出口角をそれぞれβ2hおよびβ2tとしたと
き、β2h<β2tに設定して、羽根面全圧上昇の均一化
を図り得るようにしている。
【0009】本願発明の第2の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、駆動源に連結される円盤
状の主板4と該主板4の外周部に対向するリング状の側
板5との間に前向きに傾斜した複数の羽根6,6・・を
立設してなる羽根車1を備えた多翼送風機において、前
記各羽根6を、前記羽根車1の反回転方向に凸になる滑
らかな負圧面6aを有して構成し且つその前縁に、その
中心線Oが羽根6の入口端に向かって前記羽根車1の回
転方向に傾斜された円弧部8を形成して、羽根前縁に発
生する剥離渦の低減を図り得るようにしている。
【0010】本願発明の第3の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、駆動源に連結される円盤
状の主板4と該主板4の外周部に対向するリング状の側
板5との間に前向きに傾斜した複数の羽根6,6・・を
立設してなる羽根車1を備えた多翼送風機において、前
記各羽根6内に、羽根6の後縁側が開放された中空流路
9を形成するとともに、各羽根6の入口側における負圧
面6aに、前記中空流路9に連通する吸込開口10を形
成して、羽根前縁に発生する剥離渦の低減を図り得るよ
うにしている。
【0011】本願発明の第1の基本構成において、前記
各羽根6を、前記羽根車1の反回転方向に凸になる滑ら
かな負圧面6aを有して構成し且つその前縁には、その
中心線Oが羽根6の入口端に向かって前記羽根車1の回
転方向に傾斜された円弧部8を形成した場合、あるいは
前記各羽根6内に、羽根6の後縁側が開放された中空流
路9を形成するとともに、各羽根6の入口側における負
圧面6aに、前記中空流路9に連通する吸込開口10を
形成した場合、羽根面全圧上昇の均一化と羽根前縁に発
生する剥離渦の低減とを図り得ることとなり、運転音低
減に大いに寄与する。
【0012】本願発明の第2の基本構成において、前記
各羽根6内に、羽根6の後縁側が開放された中空流路9
を形成するとともに、各羽根6の入口側における負圧面
6aに、前記中空流路9に連通する吸込開口10を形成
した場合、羽根前縁に発生する剥離渦がより一層低減さ
れることとなり、運転音低減に大いに寄与する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0014】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる多翼送風機が示されている。
【0015】この多翼送風機は、既に従来技術の項にお
いて説明したと同様な構成とされている。
【0016】即ち、この多翼送風機は、駆動源であるフ
ァンモータ3に連結される円盤状の主板4と該主板4の
外周部に対向するリング状の側板5との間に前向きに傾
斜した複数の羽根6,6・・を立設してなる羽根車1
と、該羽根車1を被包するスクロール型のファンケーシ
ング2とにより構成されている。符号7はファンケーシ
ング2の吸込側に付設されるベルマウスである 前記各羽根6は、図3および図4に示すように、前記羽
根車1の反回転方向に凸になる滑らかな負圧面6aを有
して構成されており、羽根6における主板側端部6bお
よび側板側端部6c上の等価点a〜eおよびa′〜e′
をそれぞれ結ぶ線分l1〜l5上に羽根面が存在している
ような羽根形状とされている。そして、前記各羽根6に
おける主板4側および側板5側の出口角をそれぞれβ2
hおよびβ2tとしたとき、β2h<β2tに設定されて
いる。
【0017】上記のように構成した場合、図1に示すよ
うに、羽根入口速度分布Fが不均一であっても、該羽根
入口速度分布Fに対応した羽根出口角が設定できるとこ
ろから、可能な限り多くの風量を確保しつつ、羽根6の
主板4側から側板5側に亙って全圧上昇を一様にするこ
とができる。
【0018】即ち、図5(イ)、(ロ)に示すように、
羽根側板側および羽根主板側における速度三角形につい
て解析すると、側板側羽根出口および主板側羽根出口に
おける吹出空気流の旋回成分Cu2t,Cu2hがほぼ等
しくなる。従って、側板側における全圧上昇ΔPt=
(γ/g)(u2Cu2t)と主板側における全圧上昇Δ
Ph=(γ/g)(u2Cu2h)とはほぼ等しくなるの
である。
【0019】次に、従来の多翼送風機(羽根入口角β1
=90°、羽根出口角β2=155°)と、本実施の形
態にかかる多翼送風機(羽根入口角β1=90°、主板
側羽根出口角β2h=145°、側板側羽根出口角β2
=165°)とを運転実験したところ、図6に示す結果
が得られた。ここで、両多翼送風機の羽根車は、外径:
250mm、軸方向長さ:130mmとされ、回転数:
1000rpmで運転された。
【0020】上記結果によれば、本願発明のものでは、
比騒音が低下するとともに、静圧も上昇している。これ
は、羽根6における主板4側から側板5側にかけての全
圧上昇が一様になったことによる効果にほかならない。
【0021】第2の実施の形態 図7には、本願発明の第2の実施の形態にかかる多翼送
風機における羽根車の一部が示されている。
【0022】この場合、羽根車1における各羽根6の前
縁には、その中心線Oが羽根入口端に向かって前記羽根
車1の回転方向Mに傾斜された円弧部8が形成されてい
る。該円弧部8は、羽根6を薄板部材で形成し、その前
縁を羽根車1の回転方向M側にカーリングすることによ
り形成される。なお、この場合、羽根6の出口角β2
主板4側と側板5側とで等しくされている。その他の構
成は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略
する。
【0023】このように構成すると、羽根6の前縁にお
ける円弧部8に向かって流れる空気流Wがコアンダー効
果により円弧部8に沿って流れ込むこととなるところか
ら、羽根負圧面6aの前縁において発生する剥離渦Eが
大幅に抑制されることとなる。従って、運転音が低減す
ることとなる。
【0024】次に、円弧部を有しない従来の多翼送風機
(羽根入口角β1=90°、羽根出口角β2=155°)
と、本実施の形態にかかる多翼送風機(円弧部中心線角
度θ=80°、主板側羽根出口角β2=155°)とを
運転実験したところ、図8に示す結果が得られた。ここ
で、両多翼送風機の羽根車は、外径:250mm、軸方
向長さ:130mmとされ、回転数:1000rpmで
運転された。
【0025】上記結果によれば、本願発明のものでは、
静圧上昇はほぼ同一であるが、比騒音が低下している。
これは、羽根負圧面6aの前縁において発生する剥離渦
Eが大幅に抑制されたことによる効果にほかならない。
【0026】なお、前記円弧部8は、図9ないし図11
に示すものとすることもできる。
【0027】即ち、図9に示すように羽根6の前縁を羽
根車1の反回転方向側にカーリングすることにより形成
する場合、図10に示すように羽根6の前縁に形成され
た中実な膨出部の外周面により形成する場合、図11に
示すように羽根6の前縁に形成された中空な膨出部の外
周面によりを形成する場合等がある。
【0028】第3の実施の形態 図12には、本願発明の第3の実施の形態にかかる多翼
送風機における羽根車の一部が示されている。
【0029】この場合、第2の実施の形態における羽根
6の主板4側および側板5側の出口角をそれぞれβ2
およびβ2tとしたとき、β2h<β2tに設定されてい
る。
【0030】このように構成した場合、第1の実施の形
態において説明したように、羽根6における主板4側か
ら側板5側にかけての全圧上昇が一様になるところか
ら、運転音の低減がさらに増大されるとともに、静圧上
昇も第2の実施の形態におけるより大きくなる。
【0031】第4の実施の形態 図13には、本願発明の第4の実施の形態にかかる多翼
送風機における羽根車の一部が示されている。
【0032】この場合、羽根車1における各羽根6内に
は、羽根6の後縁側が開放された中空流路9が形成され
ており、各羽根6の入口側における負圧面6aには、前
記中空流路9に連通するスリット状(例えば、0.5m
mの幅を有するスリット状)の吸込開口10が形成され
ている。前記中空流路9は、薄板部材を折り曲げて二重
構造とされた羽根6内に形成されることとなっている。
前記吸込開口10の位置は羽根6の前縁から2.0mm
程度とするのが望ましい。符号11は羽根6の後縁に形
成された吹出開口である。また、前記した第2の実施の
形態におけると同様に、各羽根6の前縁には、その中心
線Oが羽根入口端に向かって前記羽根車1の回転方向M
に傾斜された円弧部8が形成されている。なお、この場
合、羽根6の出口角β2は主板4側と側板5側とで等し
くされている。その他の構成は第1の実施の形態におけ
ると同様なので説明を省略する。
【0033】上記のように構成したことにより、羽根6
の前縁における負圧面6aに発生する剥離渦が吸込開口
10から中空流路9に吸い込まれることとなり、運転音
が大幅に低減されることとなる。
【0034】次に、従来の多翼送風機(中空流路9、吸
込開口10および吹出開口11を有しないもの)と、本
実施の形態にかかる多翼送風機とを運転実験したとこ
ろ、図14に示す結果が得られた。ここで、両多翼送風
機の羽根車は、外径:250mm、軸方向長さ:130
mmとされ、回転数:1000rpmで運転された。
【0035】上記結果によれば、本願発明のものでは、
静圧は低下するものの、比騒音が大幅に低下している。
これは、羽根6の前縁における負圧面6aに発生する剥
離渦が吸込開口10から中空流路9に吸い込まれたこと
による効果にほかならない。
【0036】第5の実施の形態 図15には、本願発明の第5の実施の形態にかかる多翼
送風機における羽根車の一部が示されている。
【0037】この場合、第4の実施の形態における羽根
6の主板4側および側板5側の出口角をそれぞれβ2
およびβ2tとしたとき、β2h<β2tに設定されてい
る。
【0038】このように構成した場合、第1の実施の形
態において説明したように、羽根6における主板4側か
ら側板5側にかけての全圧上昇が一様になるところか
ら、運転音の低減がさらに増大されるとともに、静圧上
昇も従来と同等程度得られる。
【0039】
【発明の効果】本願発明の第1の基本構成によれば、多
翼送風機における羽根車1の各羽根6の主板4側および
側板5側の出口角をそれぞれβ2hおよびβ2tとしたと
き、β2h<β2tに設定して、各羽根6における主板4
側から側板5側にかけての全圧上昇が一様になるように
したので、所要の風量を確保しつつ運転音を低減するこ
とができるという優れた効果が得られる。
【0040】本願発明の第2の基本構成によれば、多翼
送風機における羽根車1の各羽根6を、前記羽根車1の
反回転方向に凸になる滑らかな負圧面6aを有して構成
し且つその前縁に、その中心線Oが羽根6の入口端に向
かって前記羽根車1の回転方向に傾斜された円弧部8を
形成して、羽根前縁に発生する剥離渦の低減を図り得る
ようにしたので、運転音を低減することができるという
優れた効果が得られる。
【0041】本願発明の第3の基本構成によれば、多翼
送風機における羽根車1の各羽根6内に、羽根6の後縁
側が開放された中空流路9を形成するとともに、各羽根
6の入口側における負圧面6aに、前記中空流路9に連
通する吸込開口10を形成して、羽根前縁に発生する剥
離渦の低減を図り得るようにしたので、運転音を低減す
ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる多翼送風
機の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる多翼送風
機における羽根の拡大斜視図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる多翼送風
機における羽根車の一部を示す拡大断面図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる多翼送風
機における羽根出口の速度三角形であり、(イ)は側板
側の速度三角形、(ロ)は主板側の速度三角形を示す。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる多翼送風
機と従来の多翼送風機との性能を比較した特性図であ
る。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる多翼送風
機における羽根車の一部を示す拡大断面図である。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる多翼送風
機と従来の多翼送風機との性能を比較した特性図であ
る。
【図9】本願発明の第2の実施の形態にかかる多翼送風
機における羽根車を構成する羽根の他の例を示す拡大断
面図である。
【図10】本願発明の第2の実施の形態にかかる多翼送
風機における羽根車を構成する羽根の他の例を示す拡大
断面図である。
【図11】本願発明の第2の実施の形態にかかる多翼送
風機における羽根車を構成する羽根の他の例を示す拡大
断面図である。
【図12】本願発明の第3の実施の形態にかかる多翼送
風機における羽根車の一部を示す拡大断面図である。
【図13】本願発明の第4の実施の形態にかかる多翼送
風機における羽根車の一部を示す拡大断面図である。
【図14】本願発明の第4の実施の形態にかかる多翼送
風機と従来の多翼送風機との性能を比較した特性図であ
る。
【図15】本願発明の第5の実施の形態にかかる多翼送
風機における羽根車の一部を示す拡大断面図である。
【図16】従来の多翼送風機の縦断面図である
【図17】図16のXVII−XVII断面図である。
【符号の説明】
1は羽根車、3は駆動源(ファンモータ)、4は主板、
5は側板、6は羽根、6aは負圧面、8は円弧部、9は
中空流路、10は吸込開口、11は吹出開口、Oは中心
線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に連結される円盤状の主板(4)
    と該主板(4)の外周部に対向するリング状の側板
    (5)との間に前向きに傾斜した複数の羽根(6),
    (6)・・を立設してなる羽根車(1)を備えた多翼送
    風機であって、前記各羽根(6)における主板(4)側
    および側板(5)側の出口角をそれぞれβ2hおよびβ2
    tとしたとき、β2h<β2tに設定したことを特徴とす
    る多翼送風機。
  2. 【請求項2】 駆動源に連結される円盤状の主板(4)
    と該主板(4)の外周部に対向するリング状の側板
    (5)との間に前向きに傾斜した複数の羽根(6),
    (6)・・を立設してなる羽根車(1)を備えた多翼送
    風機であって、前記各羽根(6)を、前記羽根車(1)
    の反回転方向に凸になる滑らかな負圧面(6a)を有し
    て構成し且つその前縁には、その中心線(O)が羽根
    (6)の入口端に向かって前記羽根車(1)の回転方向
    に傾斜された円弧部(8)を形成したことを特徴とする
    多翼送風機。
  3. 【請求項3】 駆動源に連結される円盤状の主板(4)
    と該主板(4)の外周部に対向するリング状の側板
    (5)との間に前向きに傾斜した複数の羽根(6),
    (6)・・を立設してなる羽根車(1)を備えた多翼送
    風機であって、前記各羽根(6)内には、羽根(6)の
    後縁側が開放された中空流路(9)を形成するととも
    に、各羽根(6)の入口側における負圧面(6a)に
    は、前記中空流路(9)に連通する吸込開口(10)を
    形成したことを特徴とする多翼送風機。
  4. 【請求項4】 前記各羽根(6)を、前記羽根車(1)
    の反回転方向に凸になる滑らかな負圧面(6a)を有し
    て構成し且つその前縁には、その中心線(O)が羽根
    (6)の入口端に向かって前記羽根車(1)の回転方向
    に傾斜された円弧部(8)を形成したことを特徴とする
    前記請求項1記載の多翼送風機。
  5. 【請求項5】 前記各羽根(6)内には、羽根(6)の
    後縁側が開放された中空流路(9)を形成するととも
    に、各羽根(6)の入口側における負圧面(6a)に
    は、前記中空流路(9)に連通する吸込開口(10)を
    形成したことを特徴とする前記請求項1および請求項2
    のいずれか一項記載の多翼送風機。
  6. 【請求項6】 前記各羽根(6)を薄板状部材により成
    形したことを特徴とする前記請求項1ないし請求項5の
    いずれか一項記載の多翼送風機。
JP00592396A 1996-01-17 1996-01-17 多翼送風機 Expired - Fee Related JP3629690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00592396A JP3629690B2 (ja) 1996-01-17 1996-01-17 多翼送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00592396A JP3629690B2 (ja) 1996-01-17 1996-01-17 多翼送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09195988A true JPH09195988A (ja) 1997-07-29
JP3629690B2 JP3629690B2 (ja) 2005-03-16

Family

ID=11624424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00592396A Expired - Fee Related JP3629690B2 (ja) 1996-01-17 1996-01-17 多翼送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3629690B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003566A1 (ja) * 2003-06-23 2005-01-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 遠心ファン及びそれを用いた装置
CN100439718C (zh) * 2005-06-02 2008-12-03 本田技研工业株式会社 用于气冷式内燃机的多叶式风扇
US8100637B2 (en) 2006-08-24 2012-01-24 Panasonic Corporation Double suction type centrifugal fan
JP2013029093A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Daikin Industries Ltd 遠心送風機
CN105782076A (zh) * 2016-04-29 2016-07-20 浙江苏泊尔家电制造有限公司 离心风机和抽油烟机
CN106593950A (zh) * 2017-01-20 2017-04-26 美的集团股份有限公司 叶片、离心风机叶轮、离心风机和吸油烟机
CN109083865A (zh) * 2018-08-16 2018-12-25 泛仕达机电股份有限公司 一种前向多翼离心风机及其叶轮
US10634168B2 (en) 2015-10-07 2020-04-28 Mitsubishi Electric Corporation Blower and air-conditioning apparatus including the same
CN111946664A (zh) * 2020-09-16 2020-11-17 台州学院 一种带开缝结构的离心通风机叶片
CN113586482A (zh) * 2021-08-09 2021-11-02 佛山市南海九洲普惠风机有限公司 一种多翼式离心风机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5223250B2 (ja) 2006-12-14 2013-06-26 パナソニック株式会社 遠心羽根車および遠心送風機

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7794198B2 (en) 2003-06-23 2010-09-14 Panasonic Corporation Centrifugal fan and apparatus using the same
WO2005003566A1 (ja) * 2003-06-23 2005-01-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 遠心ファン及びそれを用いた装置
CN100439718C (zh) * 2005-06-02 2008-12-03 本田技研工业株式会社 用于气冷式内燃机的多叶式风扇
US8100637B2 (en) 2006-08-24 2012-01-24 Panasonic Corporation Double suction type centrifugal fan
JP2013029093A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Daikin Industries Ltd 遠心送風機
US10634168B2 (en) 2015-10-07 2020-04-28 Mitsubishi Electric Corporation Blower and air-conditioning apparatus including the same
CN105782076A (zh) * 2016-04-29 2016-07-20 浙江苏泊尔家电制造有限公司 离心风机和抽油烟机
CN106593950A (zh) * 2017-01-20 2017-04-26 美的集团股份有限公司 叶片、离心风机叶轮、离心风机和吸油烟机
CN109083865A (zh) * 2018-08-16 2018-12-25 泛仕达机电股份有限公司 一种前向多翼离心风机及其叶轮
CN109083865B (zh) * 2018-08-16 2023-08-22 泛仕达机电股份有限公司 一种前向多翼离心风机及其叶轮
CN111946664A (zh) * 2020-09-16 2020-11-17 台州学院 一种带开缝结构的离心通风机叶片
CN111946664B (zh) * 2020-09-16 2022-03-15 台州学院 一种带开缝结构的离心通风机叶片
CN113586482A (zh) * 2021-08-09 2021-11-02 佛山市南海九洲普惠风机有限公司 一种多翼式离心风机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3629690B2 (ja) 2005-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3204208B2 (ja) 斜流送風機羽根車
JP4035237B2 (ja) 軸流送風機
JPS60145497A (ja) 遠心送風機
JP2000240590A (ja) 多翼前向ファン
JP2006194235A (ja) 遠心送風機
JP3050144B2 (ja) 軸流ファン
JP4581992B2 (ja) 遠心送風機および該遠心送風機を備えた空気調和装置
JPH09195988A (ja) 多翼送風機
JP2000145693A (ja) 多翼前向ファン
JP2003184792A (ja) 送風機
JP2008232049A (ja) 遠心羽根車と遠心送風機
JP2001227497A (ja) プロペラファン及び該ファンを備えた空気調和機
JP2000110783A (ja) 遠心送風機
JP2001159396A (ja) 遠心ファン及び該遠心ファンを備えた空気調和機
JP2001280288A (ja) 多翼送風機の羽根車構造
JP3744489B2 (ja) 送風機
JPH05149297A (ja) 遠心フアン
JP2000009094A (ja) 羽根車
JP3473549B2 (ja) 送風機羽根車とその送風機羽根車を備えた空気調和機
JPH05296195A (ja) 軸流ファン
JPH10311294A (ja) 遠心送風機
JP2006125229A (ja) シロッコファン
JP2001182692A (ja) 遠心式送風機
JPH10196591A (ja) 空気調和機
JP4649972B2 (ja) 送風機と、それを備えた空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20041122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20041205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees