JPS6327109Y2 - - Google Patents

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JPS6327109Y2
JPS6327109Y2 JP1981051578U JP5157881U JPS6327109Y2 JP S6327109 Y2 JPS6327109 Y2 JP S6327109Y2 JP 1981051578 U JP1981051578 U JP 1981051578U JP 5157881 U JP5157881 U JP 5157881U JP S6327109 Y2 JPS6327109 Y2 JP S6327109Y2
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JP
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impeller
fan
casing
radial
plate part
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JP1981051578U
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JPS57162990U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、求心型フアンの改良に関するもので
ある。
求心型フアンは第1図イ,ロに示す如く、通常
の遠心型フアンとは逆の羽根構成を持ち、回転外
周から中心方向に向う空気流を得るように構成さ
れている。
第1図イ,ロにおいて符号/はケーシング、2
は羽根車、3は羽根車2のハブ、4は羽根車2の
駆動軸、5は入口静翼、6は動翼、7は出口静翼
で、これら部材で求心型フアンの主要部を構成し
ている。
このような求心型フアンにおいては、羽根車2
の動翼6に与えられる仕事量は次式であらわされ
る(第4図参照)。
H=1/2g{(ω2 1−ω2 2)+(u2 2−u2 1) +(c2 2−c2 1)} …(1) (ここに、H:羽根車無限の場合の無論全圧ヘ
ツド、ω:相対速度、u:周速度、c:絶対速
度、添字1:動翼入口側、添字2:動翼出口側) これによれば、前記式(1)における(u2 2−u2 1)は
u2<u1のため負であり、遠心フアンに比べて全圧
ヘツドHが小さくなり、得られる静圧上昇は小さ
くなる。因みに(ω2 1−ω2 2)は静圧上昇、(u2 2−u2 1
は静圧減少、(c2 2−c2 1)は動圧上昇又は減少(翼
列形状により異なる)を与える。
ところが、従来の求心型フアンにおいては、第
1図イ,ロに示す如く、羽根車2のハブ3が円板
状をしているため、動翼6の入口側半径R1と出
口側半径径R2(第3図参照)との差が大きくな
り、その結果、1/2g(u′2 2−u′2 1)の全圧ヘツドH
に占める比率が大きくなる。従つて、羽根車2の
回転によつて得られる全圧ヘツドHが小さくな
り、その分だけ高速回転を要し、騒音が高くなる
欠点があつた。
又、求心方向の空気流Wが羽根車2中心部で衝
突するのを防止するために動翼6,6…の出力側
に出口静翼7,7…を設ける必要があり、コスト
ダウンを計る上で難点となつていた。
本考案は、上記難点を克服して、高効率、低騒
音で低コストの求心型フアンを提供することを目
的とするものであつて、円錐台形状のハブの周側
面上に同一形状の多数の動翼を直立状態で植設し
てなる羽根車と、該羽根車の周縁部を若干のクリ
アランスを介して囲繞し且つ前記羽根車の回転外
周から中心方向に吸い込まれる空気流を案内する
ケーシングとで求心型フアンを構成するととも
に、このケーシングを、動翼と対向する傾斜部
と、該傾斜部の後端部に連続し半径方向に延設せ
しめた半径方向部とから成る前板部と、該前板部
と略平行状に対向させて設けた後板部とにより構
成したことを特徴とするものである。
以下、第2図を参照して本考案の実施例にかか
る求心型フアンを説明する。
第2図は、本考案の実施例にかかる求心型フア
ンを示しており、この求心型フアンの基本構造は
第1図イ,ロによつて既述したので、同一部分に
ついては同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
本実施例の求心フアンは、第2図に示すように
円錐台形状のハブ3の周側面3a上に同一形状の
多数の動翼6,6…を全ての向きが同一であり且
つ同一仰角が得られるように直立状態で植設して
なる羽根車2と該羽根車2の周縁部を若干のクリ
アランスを介して囲繞し且つ前記羽根車2の回転
外周から中心方向へ吸い込まれる空気流Wを案内
するケーシング1とによつて構成されている。こ
の場合、ケーシング1の吸込側は、半径方向に延
設され、その外端は、半径方向に開口する空気吸
込口8とされており、ケーシング内通路9は半径
方向部分と傾斜部分とで構成されている。すなわ
ち、前記ケーシング1は、前記多数の動翼6,6
…と対向する傾斜部11aと、該傾斜部11aの
後端部に連続し、半径方向に延設せしめた半径方
向部11bとから成る前板部11と、該前板部1
1と略平行状に対向させて設けた後板部12とに
より構成している。そして、図示実施例において
は、後板部12も傾斜部12a及び半径方向部1
2bとから成る中心方向前方へわん曲する構造と
して、前記前板部11の傾斜部11a及び半径方
向部11bとそれぞれ対向状に設けている。
なお、符号10は空気吹出口である。
なお、符号10は空気吹出口である。
次に、本考案実施例の求心型フアンの作用を説
明する。
羽根車2を回転せしめると、羽根6,6…のフ
アン作用によつて回転外周にあるケーシング1の
空気吸込口8から羽根車2の中心方向に向つて空
気流Wが吸い込まれ、中心部で合流して空気吹出
口10から吹き出される。この時、空気流Wはハ
ブ周側面3aに沿つて傾斜状態で中心部に流れる
ので、中心部における空気流Wの衝突は起らず、
円滑な空気吹き出しが行われる。
又、この羽根車2の動翼6に与えられる仕事量
は前述のように式(1)で与えられるが、本実施例の
場合、第3図に示すように、従来例と回転半径
R1を同一とした場合にも、動翼6入口側の半径
R1と出口側の半径R3との差が従来例のものに比
べて小さくなつているため、前記式(1)における1/
2g(u2 2−u2 1)の全圧ヘツドHに対して占める比率
が従来例に比べて小さくなり、羽根車2の回転に
よつて得られる全圧ヘツドHが増大する。従つ
て、この求心型フアンは、従来例のものより、高
効率、低騒音となる。
さらに、羽根車2の動翼6,6…には剥離流が
流入することがなく、動翼6,6…全域を有効に
機能させることができ、フアンの高静圧化、低騒
音化が図れる。
すなわち、半径方向に延設された前板部11の
半径方向部11bと後板部12の半径方向部12
bとで形成されるケーシング内通路9の通路面積
は、中心側程減少するため吸込空気流は増速し、
その結果動圧の上昇に伴う流体粒子の拡散作用が
生じて、空気流は前記通路9の下流側において
前、後板部11,12の各半径方向部11b,1
2bの内側表面に沿うこととなり、ケーシング1
の入口端部、つまり空気吸込口8で一旦生じた剥
離流が整流化された状態に戻る。
次に、この整流化された空気流は、半径方向部
11b,12bと傾斜部11a,12aとの連続
箇所、すなわち、傾斜部11a,12a後端部に
おいて、半径方向から前方傾斜方向にわん曲して
流れるが、この場合わん曲部分には流れに垂直な
方向に外側程高くなる圧力のこう配ができ、非粘
性流れとみなされる空気流につきベルヌーイの式
により、屈曲部直下流における前板部11の傾斜
部11a内側の空気流は増速化されると共に、通
路9面積の減少による増速化作用がこれに相乗的
に働くことから空気流の剥離は発生せず、またこ
の屈曲部直下流における後板部12の傾斜部12
a内側の空気流は、慣性力により半径方向中心に
向おうとするのを傾斜部12aで強制的に前方傾
斜方向へ向わせるため、空気流は傾斜部12a内
側表面に沿つて流れることとなり、剥離は発生し
ない。したがつて前記動翼6,6…全域に亘つて
剥離のない空気流が流入することになる。
尚、上記説明における入口部翼及び出口静翼
は、それぞれ羽根の仕事量を大きくするため及び
羽根出口の圧力回復を図るために用いたものであ
り、特になくても支障はないものである。そし
て、この場合には、後板部12の傾斜部12aも
特に設ける必要はなく、ハブ3の周側面後端も後
板部12の半径方向部12bの半径方向中心側端
部に符合(あるいは重合)させるようにしても良
い。
続いて本考案の求心型フアンの効果を以下に列
記する。
即ち、本考案によれば、 (1) 求心型フアンにおいて、羽根車2のハブ3を
円錐台形状となし且つ該ハブ3の周側面3a上
に同一形状の多数の動翼6,6…を直立状態で
植設したので、羽根車2の各動翼6に与えられ
る仕事量が増大することになり、従来例に比べ
てフアン効率が向上し、且つ低騒音化を図り得
る、 (2) 羽根車2のハブ3を円錐台形状として、求心
空気流Wが該ハブ3の周側面3aに沿つて流れ
るようにしたので、中心部での空気流Wの衝突
が防止されることとなり、フアン性能の向上と
ともにコストダウンをも図り得る、 (3) 羽根車2の周縁部を若干のクリアランスを介
して囲繞するケーシング1を、動翼6,6…と
対向する傾斜部と、該傾斜部11aの後端部に
連続し半径方向に延設せしめた半径方向部11
bとから成る前板部11と、該前板部11と略
平行状に対向させて設けた後板部12とにより
構成したので、動翼6,6…には剥離のない整
流された空気流が流入することとなり、求心型
フアンの低騒音化および高静圧化を図り得る、 (4) 半径方向外周より中心に向つて空気流を吸込
むことができるため、この求心型フアンを空気
調和機、たとえば周方向吸込み、前方吹出し型
の空気調和機に内装する場合には該空気調和機
のフアン軸方向の薄型化を可及的に促進するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは従来の求心型フアンの概略説明
図で、第1図イは縦断面図、第1図ロは第1図イ
の−断面図、第2図は本考案の実施例にかか
る求心型フアンの概略を説明するための縦断面
図、第3図は本考案実施例と従来例とにおける羽
根車の要部比較図、第4図は翼理論説明のための
速度三角形図である。 1……ケーシング、2……羽根車、3……ハ
ブ、3a……ハブ周側面、6……動翼、11……
前板部、11a……傾斜部、11b……半径方向
部、12……後板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円錐台形状ハブ3の周側面3a上に同一形状の
    多数の動翼6,6…を直立状態で植設してなる羽
    根車2と、該羽根車2の周縁部を若干のクリアラ
    ンスを介して囲繞し且つ前記羽根車2の回転外周
    から中心方向に吸い込まれる空気流を案内するケ
    ーシング1とからなり、該ケーシング1は、動翼
    6,6…と対向する傾斜部11aと、該傾斜部1
    1aの後端部に連続し半径方向に延設せしめた半
    径方向部11bとから成る前板部11と、該前板
    部11と略平行状に対向させて設けた後板部12
    とにより構成したことを特徴とする求心型フア
    ン。
JP1981051578U 1981-04-08 1981-04-08 Expired JPS6327109Y2 (ja)

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JPS57162990U JPS57162990U (ja) 1982-10-14
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JPS60247662A (ja) * 1984-05-24 1985-12-07 Fuji Xerox Co Ltd 原稿台を有する複写機

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JPS57162990U (ja) 1982-10-14

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